艦これ用語集

 ここでは艦これのスラングを始めとしていろいろな用語ついての解説をしたいと思います。学校の授業とかだとあっさりとすり抜けてしまうことが多いので考えることが少ないと思いますがこうやって見ると戦争というのは、失敗学の塊だったり、勝てば官軍という言葉がまやかしに聞こえてしまうぐらいの強烈さがあります。艦これだけの用語だけではなく太平洋戦争・その後・その前ぐらい(明治から戦後ぐらい現代まで関連があれば)・第2次世界対戦とその後に関する言葉もついでに書いていきたいと思います。一分金剛型に偏った記述がありますが、書いている人が「比叡」好きなので、勘弁して下さい。あと一部攻略のネタバレが含まれている記事がありますのでご了承ください。なにせよく見ると思われる教科書や資料集でさえでさえ割合偏っているなあという文章がありますので……

 (*)「第**駆逐隊」に関しては特に明記がなければ開戦時の状況だと思ってください。

 用語の後ろに付いている( )の意味。(場所)場所・地理関係、(施設)施設・建物、(艦名)艦、(出来事)出来事、(兵器)武器、(人名)人物、(異名)異名、(ゲーム)ゲーム・またはそれの関連、(アニメ)アニメ関連、(戦争犯罪)戦争犯罪もしくはそれに準ずるもの、(画像)写真・映像、(その他)これらに当てはまらないもの

 今回の追加(書いた順番)……「ローマ(客船)→アクイラ」「ポーラ」「2016夏イベント」「中の人」「ステルス」「クラウス・フォクス」「ローゼンバーグ夫妻事件」「千人針」「ショックパンツ」「黒沢丈夫」「阿賀野」「金顕忠→金撃天→金日成」「アミーン・フサイニー」「親潮」「板倉光馬」「ニイタカヤマノボレ」「ニンテンドーウォー」「PBY(カタリナ)」「湾岸戦争症候群」「ミドニカ収容所」「デーモン・コア」「広島城」「野中五郎」

 今回の修正……「ウォースパイト」(艦むすで追加+修正)。あと、「瑞鳳」と「祥鳳」は場所を移す予定。「トーリットル空襲」(2016秋イベの元ネタ)
 <あ行>
 「アイアンボトムサウンド」(場所・異名)……ソロモン諸島に存在する島と島の間に挟まれた海峡。この比較的狭い地域に日本・アメリカ・イギリスなどの各国の船が沈んでいる。艦これでは攻略内容から第3次ソロモン沖海戦のことを指している。13年11月のイベントでは、これがエリアを模したステージ群が高難易度の元編成され、ベテランの提督を苦しめることになった。さらに2015年の夏イベントでも復活。この時は「比叡」or「綾波」&「霧島」か「金剛」&「榛名」か「夕立」&「春雨」or「暁」か「吹雪」&「古鷹」か「初雪」でルート固定ができるので幾分楽か。(自分は金剛型勢揃いをチョイスだったのでもう一つの制限に引っかかる形で削りの段階だと5戦ルート)ここで数多くの提督を再び苦しめることになる。「比叡」「霧島」「暁」「綾波」「夕立」「高波」「照月」「巻雲」「吹雪」がここで沈んでいる。ただし沈んだ船の数はアメリカのほうが圧倒的に多い。同名のボードゲームがある。

 「アイオワ」(艦名)……アメリカが建造した最後の戦艦のクラスのネームシップ。映画「戦争の嵐」に出演。艦隊決戦用に金剛型に対抗するために建造されたのだが、すでに戦況が傾いていたこともあってどっちかといえば対地の砲撃支援がメインになっていた。室蘭・日立(被害状況を記した本がある))においての射撃は街に壊滅的な打撃を与えているし、未だに不発弾が見つかることもある。結局艦隊戦ではろくな活躍ができずに終戦を迎えるが、東京との往復をしていたりする。
 太平洋戦争後も戦艦として現存、朝鮮戦争参戦。その後ヨーロッパを中心として任務についた後に25年間も寝かせられる立場になる。その後80年台になりレーガンの構想により復活。しかし体中にはガタが来ていて89年には47人も死亡する第3砲塔爆発爆発事故を起こしている。湾岸戦争に参加したのが最期の役目だった。その影響もあってか湾岸戦争後に完全に引退。当初はサンフランシスコで博物館になる予定だったのだが、市議会の委員会で否決。代わりに同じカリフォルニア州にあるロサンゼルス港に回航。博物館として一般公開されている。
 主砲である16インチ砲が実装されていたこともあり、誰が最初にその立場になるのかと思われたのだが最初に長女がその役目を果たすことになった。21世紀まで軍籍のあった(除籍は2006年)船の現存艦として初の実装。艦これ改のクリアー特典(難易度乙以上)として登場。能力はほかの高速戦艦よりも高いが、その分燃費がほかの艦よりも悪く(金剛型の倍以上)、大和型にかなり近い資材消費量になっているのがネック。ただしその消費量を踏まえても能力はかなり高いので主力として使っていけるのは間違いない。だとしたら使いドコロをどう考えるのが必要になってくると思う。明らかに重すぎな大和に比べればまだまだ使い道はあるだろうし。
 性格も容姿もステレオタイプという感じのアメリカンに。日本よりも強力な海軍を持っているアメリカ海軍がなぜ深海棲艦に遅れを取っているのかという突っ込みがありそうなんだけど、一応設定上では深海棲艦側に完全に乗っ取られている設定になっていて、クリアー報酬として出て来る2016年春イベント最終海域においても友軍救出という形をとっている形になっている。
 日本語と英語を混ぜて言うことから通称艦これ版「***柴」と言われることも。一言二言多く入ってしまうのか、金剛型を可愛いと言ってしまい「霧島」を怒らせたり、夕食を「大和」にごちそうになった時に「大和ホテル」と言ってしまい、「大和」を怒らせてしまう場面も。

 「アイオワ級戦艦」(兵器)……アメリカが建設した最後の戦艦のクラス。6隻建造予定だったのだが建造中に太平洋戦争が終結して、残り2隻が建造中止になったため、4隻が存在する。この上位の建造計画も合ったのだが戦艦そのものが自らの手で時代遅れにしてしまった件もあり、これ以降戦艦が建造されることはなかった。有名なのは降伏文書調印式の会場だった「ミズーリ」。4隻とも戦後各地のおいての戦いに参加したものの、ほとんどが騙し騙しの運行だった。(しかも攻撃目標は地上施設。もはや戦艦の本来の役目は終わっていた)最終的にはハープーンなどの誘導ミサイルなどを装備として加えたが、老朽化のおかげで湾岸戦争を後に4隻が続々と引退。彼らの引退を持って戦艦そのものが集結した。いずれもスクラップになることなく記念館などになっているので現在でも見ることが可能。
 2016年の1月のランキング商品に、いきなり16インチ3連装砲が実装。それにもアイオワ級の文字が見えること、公式ツィッターの発表からいずれアイオワ級の誰かが実装するのではないかと推測されている。ただしそれは2016冬イベではなくそれ以降のイベントでの実装だということで、現段階ではまだ先。ただし「アイオワ」は艦これ改で先に実装されている。

 「相沢事件」(出来事)……皇道派の精神に共鳴した相沢三郎が、統制派の永田鉄山を白昼堂々惨殺してしまうという事件。皇道派と統制派の対立が日に日に増していったことからおきてしまった事件。その陸軍内の裁判では統帥権干犯問題絡みの一連の行動が争点とされたが、その直後に暴走した皇道派による「2・26事件」が勃発。その影響もありろくな審議も行われずに闇に葬られる形に近い状態で銃殺刑が敢行された。これによりブレーキ役を失った陸軍が戦争の道に突き進む方向に大きくかじを切ったとも言われている。

 「愛新覚羅溥儀(宣統帝)」(人名)……中国歴史史上最後の皇帝で、彼をモデルにした映画「ラストエンペラー」はノミネートされた9部門全てに最優秀を取るほどの名作に。2歳で皇帝に就任するもののすでにその実権はなく、すぐに辛亥革命に寄ってその地位を追われることになる。その後クーデターのおかげで資金上にいられなくなり、庇護を求め日本を頼る。日本は満州国を建国してその最初の皇帝としてすえることになるのだが、終戦とともにそれが崩壊。ロシアの捕虜になってしまう。監禁生活の末に中国に戻された時には一市民として動物園に勤務。その後周恩来の計らいで政治の世界に足を踏み込むことになるのだが、今度は毛沢東の文化大革命の最中に癌に罹って死んでしまう。その死後も民間の墓地の経営者が遺体を移したり、中国政府が遺族の許可なしに勝手に諡をしたりとまだまだ問題が収まりそうにない。

 「アイスバイン」(その他)……塩漬けの豚の脛肉を玉ねぎを始めとした香味野菜と一緒に煮る料理。ドイツ版塩豚といったほうがわかりやすいかも。ザワークラウドや蒸したじゃがいもとかと一緒に食べるのが一般的。「カルテスエッセン」を断られた「プリンツ・オイゲン」がこれを使ったポトフを作ってくれる。

 「アイヒマン実験(ミルグラム実験)」(出来事)……ナチスの戦犯である「アドルフ・アイヒマン」が戦後イスラエルの手によってアルゼンチンで捕らえられ、イスラエルで裁判を受けた時、彼の人物像がユダヤ人虐殺の陣頭指揮者という事実から浮かび上がる想像とは違って想像と違って小心者の公務員という姿が浮かび上がってきたことから、ナチスにいた人間はそもそも特殊なタイプの人間だったのかという疑問の改名としてイェール大学の教授である「スタンリー・ミルグラム」はある実験を試みる。被験者を集め拷問をする人間とされる人間に分ける。じつはこの段階で拷問をされる人はすべて役者などのサクラであって、拷問する対象は全て集められた人間だった。事前に電圧の威力を知ってもらった上で、問題を外した生徒に対して電気ショックを与えるという実験を敢行。間違えが重なるとその威力はどんどん上がっていき最後には危険性があるレベルにまでの電圧がショックとしてかかるようになっていた。(躊躇する場合は一間権威のあるような人間が出てきた煽った)……のではなく、単純にサクラの演技でそれをごまかしていて実際は、電流は流れていなかった。この実験の前のアンケートで最大まで電圧を流すことをする人間はどれだけいるの以下というのを彼の生徒でアンケートを取ったらさほどいないだろうという回答が占めていたのだが、実際は6割以上の実験者が電圧を最大にまであげていた。このことから後ろに権威のある人間がいれば踏み越えてはいけないことを平気で踏み越えてしまう確率が高いということがわかった。後のスタンフォード監獄実験と並ぶ人間の負の部分を露実に表した実験。

 「アウトレンジ」(その他)……相手の射程外からの攻撃。相手に攻撃をさせないことが前提の作戦だが、命中率はかなり悪かった。大和型もこのアウトレンジを想定して制作されたのだが、実際にこのアウトレンジ攻撃をしたのはマリアナ沖海戦においての航空機だった。しかし現場まで2時間半あったことから、迷う機体が続出。さらに来たところで防空体制がしっかりしていたアメリカ軍相手ではどうしようもならず、大惨敗を喫することになる。「瑞鶴」・「瑞鳳」がこのセリフを言うのだが、むしろ刺し違え覚悟で近づいたほうが良かったのではと指摘されている。

 「青葉」(艦名)……中国方面の上陸支援作戦を敢行した後に改装され南方戦線に送られる。この時乗り込んだ従軍作家がいて青葉の乗組員の態度はいいが居住性は最悪だという言葉を残している。(じゃあ、それ以上に悪かった「赤城」と「加賀」は……?)珊瑚海海戦・第1次ソロモン海戦に参戦。ココで青葉が偵察機を飛ばした結果対潜警戒をしなくてもいいという判断がなされた結果「加古」が潜水艦によって沈没させられてしまう。次のサボ島沖海戦であの「ワレアオバ」をやらかしてしまう。アメリカ軍も大混乱状態で「現場の判断」で出された砲撃が「青葉」を直撃し当時の船長たちが討ち死に。(但し艦長は即死は免れたれのだが「あくまでも自分は悪く無い」というようなことをいって翌日死亡)。大混乱の中接近しすぎた「吹雪」さらには「古鷹」が青葉をかばう形になり沈没している。ただこの状況においても青葉自身は生き残った。しかも修理後に南洋に戻ってきて、魚雷を食らっても生き残るなどの強運を見せる。何度もゾンビのように生き返ることからアメリカ軍からは「ソロモンの狼」と呼ばれていた。しかし燃料事情から最終的には呉の浮き砲台になり、最後はアメリカ軍の攻撃でとうとう大破着底。そのまま終戦を迎えた。
 青葉の場合は自分が終戦まで生き残った幸運(それ故に幸運の数値は改造すれば「30」にまであがる)というよりも、周りを蹴落として上がってきたイメージのほうが強い。「ワレアオバ」はおそらく太平洋戦争に残る超がつくほどの大ボーンヘッドだし、「ソロモンの狼」と言われるけれど、その代償として「加古」「古鷹」「熊野」「那智」「吹雪」が沈んでいることを考えると、他の艦の運を吸い取って生きているような気がする。ちなみに「熊野」に対して発信した「引っ張れないから、先帰る」という電信は熊野に乗っていた後に新聞の委員(多分この辺りも青葉のキャラクターの元になっているんだろうけれど)になった人がソースなので間違いがないだろう。冗談だとしてもたちの悪い話だが。
 後の宇宙戦艦ヤマトシリーズにおいて初代ヤマトの艦長である沖田十三のモデルになった従軍作家が乗り込んでいたことから、そこから何故か梨本クラスのノリで突っ込んでくるキャラクターになっている。あまりにもノリが軽いので、本当に多数の重巡と主人公(「吹雪」)から恨みを買っているのかと言われるのだが、そのあたりはノリで回避しているということで。但し「熊野」だけは本気でおこっていいと思う。但し二次創作では被害者の会が結成されていたり、スクープを撮影しようとしたら相手が「大井」だったというオチも。どちらかと言えばボケ役がオチ担当という感じのポジションに。

 「赤城」(艦名)……映画「永遠の0」に登場。最初は八八艦隊の一隻として戦艦として建設されることになったのだが、軍縮条約のせいで頓挫。その代わりに空母として復活されたものの、本来の姉妹である「天城」が関東大震災で修復不可能の大ダメージを受けてしまう。その代わりとして正規空母「加賀」が誕生。彼女とコンビを組むことになる。最初の段階では三段階式の甲板が装備されていたのだが、「加賀」同様戦艦から無理やり変えた結果いたるところで不具合(疫病も発生して付けられたあだ名が「人殺しの長屋」)が発生してしまい、何度も改修工事をすることになる。そのため最初は公開されていたその姿が隠された後の姿とぜんぜん違うということになってしまって、撮影のために来ていたカメラマンを唖然とさせている。もっとも三段階式の甲板が一段階になったというのは流れからすれば当然のことだった。大平洋戦争の時には一時期航行能力に疑問が持たれたのだが、真珠湾攻撃に参加をしてそれを払拭。各地の戦いで勝利を上げるほどの活躍を見せるのだが、それゆえに艦隊全体が慢心に満ちてしまった。ミッドウェイ開戦においては回避がうまく進み魚雷の被弾はなかったのだが、爆弾による艦載機の連鎖的爆発炎上により甲板は地獄絵図に。さらにタービンなどに引火する形で航行能力を失ってしまい、「舞風」らの魚雷を受ける形で沈んでしまった。現在は海上保安庁の巡視船の中の一隻として名前が出ている。
 ゲーム中ではある条件下で敵空母撃破クエストをこなすとその報酬として入ってくる。自分もそうなんだけどおそらく彼女が最初の正規空母だという人のほうが多いかもしれない。空母の能力としてもゲーム中では3位と最後まで使っているのだが、同時にその登場時期の長さから一番最初に轟沈させてしまったという人も多いはず。ホロレア故に中々出てくれず、それゆえに他の空母が出てくると後方に控えてしまうという人も多いはず。「加賀」が金レアで比較的出やすく、「蒼龍」が3−2−1のレベリングでたまに出てくれる(出てくれなくなりました)ことを考えると、出てくれるまではその使い方でもいいかもしれない。
 ゲーム中で付けられたアダ名はとにかく暴飲暴食のイメージが付きまとう「ボーキサイトの女王」「赤城給食」など、これは出てきた時期が早いということもあってボーキサイトを消費しまくるというある種の宿命を背負っていることから。そしてついに家具「ひな祭りの5段飾り」で菱餅を食っている瞬間が、写されるというある意味公式設定化。(さらに2014年7月追加「放置ボイス」で、さらに……)やや天然の感じがするが、二次創作では相方の「加賀」と仲がいい描写が多いような気がする。公式4コマではいきなりトラウマを引っ張りだして大暴走。「加賀」の甲板で殴られるいうことを引き起こしている。2015年5月のアップデートで、カウンターにおにぎりが出るようになったのだが、安定のあなたもでしたかパターンに……

 「赤城(初代)→赤城丸」(艦名)……初代赤城は河川などが主戦場になる砲艦で、摩耶型の砲艦の4番艦(摩耶・鳥海・愛宕が姉妹艦)だった。日清戦争において軍司令を乗せた輸送船を相手の猛攻の中守りぬいたのだが、艦長は戦死、航海長も負傷してしまう。日露戦争では砲艦「大島」と衝突して沈没させてしまう。日清戦争後の1911年に除隊され、民間に売却。「赤城丸」と名前を変えて大改造された姿は砲艦の面影が殆どなかった。2代目の赤城がミッドウェイで沈んでしまったが、太平洋戦争を生き抜いた。しかしその年に台風で、さらに翌年には機雷と接触して沈没してしまうが、引き上げられる形で復活を果たす。60年以上も活躍をしていたので老朽化には勝てず1951年に解体されてしまう。

 「明石」(艦名)……日本海軍が誇る工作船。当初工作船として「関東」という改造の船がいたのだが、岩に衝突をして沈没して以来中々工作船が作れずにいたのだが、ようやく作ったのがこの船。ドイツ製の機材を大量に積み込み、さらに多数の技術者が残りこんだことにより陸上にある海軍工廠よりもハイスペック過ぎた能力を持つことになる。修理能力はもちろん、陸上の工房でできることの4割が出来たことから、アメリカからは最重要攻撃目標とされるほど。大平洋戦争が始まると南方各地を回って多くの船を修理したのだが、やはり攻撃目標にされてしまうという状況だけは変わらなかった。トラック島空襲によって大破をし、一旦は修理のためにパラオに曳航されるものの、今度はそのパラオで空襲にあい大破着底をしてしまう。これにより精度の高い工作船を失った日本の艦船は、日本本土まで苦しい思いをしながら運ぶことになってしまった。ちなみに「明石」本体は、そのままの状態で終戦を迎え1954年に解体されている。
 2014年4月の一周年アップデートでE−2突破のご褒美として追加。工作船故に戦闘に向かず、さらに燃費も悪い。しかし最大の魅力は軽傷であるならドック入りせずに、その場で直してしまうという能力。これにより多数のけが人が出た時の対処が楽になった。(ただし、専用ドック+1の人数が限界)また前から艦これの世界に入っている人は、彼女の姿をずっと見ていたことになる。(アイテム屋の看板娘で最初から彼女=「明石」だと言われていた)工作船故に、戦闘能力は迎撃能力がちょっとついたぐらいでほぼ最低。改造すればスロットが増えるので治せる船の数が多くなるのだが、レベル35にまだ育てることと、改造にかなりの資材が必要になる点は要注意。
 難しさゆえか改に持って行くと時報ボイスがついてくる。それといくつかのセリフと合わせると、提督(彼女が旗艦の時は提督も壊れている模様)に対するケアがものすごい(ただし提督も修理対象です)というかなんというか。食事は作ってくれるし。後は「ケアが万全の保健の先生」か「工作機械を巧みに操る技術の先生」というイメージつきそう。

 「」(艦名)……暁型駆逐艦のネームシップ。初代はネームシップも日露戦争の作戦遂行中に機雷に触れてしまい沈没。二代目はそのロシアから奪い取った艦で戦後に「山彦」と名を改めた。ので、名前だけで言ったら3代目。竣工直後は第10駆逐隊として「漣」などと行動を共にする。その第10駆逐隊が解散すると同型機4隻による第6駆逐隊を結成。大平洋戦争開始時にはカムラン湾で支援任務にあたっていた。その後は護衛任務が主になるが、第3次ソロモン海戦では自ら軽巡「アトランタ」を照らし、逆にそれが敵からのターゲットになる。たちまち集中攻撃を食らってしまい、わずか15分で沈んでしまった。もっともこの標的だった「アトランタ」に対して発射した魚雷が命中。必至の立て直しも、武装が完全に壊れている状況ではどうにもならず、ハルゼーの命令によって自沈させられてしまった。ある意味相討ちと言ってもいい最期だった。(アトランタに致命傷を与えたとも、もう一隻駆逐艦に一撃を与えたとも)
 ネームシップでありながら「ダメ提督製造機」の「雷」、「初期メンで二次創作で二面性持ち」の「電」、「改2」になる響という人気キャラ3人がいるせいか彼女自身は目立たず、どちらかと言えばこの3人とセットで書かれることで登場する機会が多い。自分が長女だからがとにかく背伸びしたがる性格何だけど周辺からは全くそんな感じには見られていない。時報ボイスでは、昼食がお子様ランチで、折角カレーを作ったのに提督からは「甘口」と評されたりと散々。ケッコンカッコカリのセリフまで「ピラフの上に旗」という徹底的なお子様扱い。ただし改2実装で夜戦にはかなり強くなった。

 「赤とんぼ特攻機」(兵器・異名)……赤とんぼとは「93式中間練習機」のこと。大戦末期で追い詰められた日本軍がついに練習機までをも特攻兵器として使用することになる。ところがこの赤とんぼ木製だったのでVT信管のような当時最新鋭の兵器の猛威から逃れることができた。ただつめる爆弾は性能上それほど重くはなく、威力も限定的。しかし駆逐艦「キャラハン」がまともな形での特攻を受けて轟沈することになる。機体自体は終戦の段階で一番多く残っていた飛行機であった。

 「阿賀野」(艦名)……最後の軽巡タイプとなる阿賀野型のネームシップ。その書き込み具合から見る人が見れば彼女が阿賀野の擬人化をしたキャラだということが一目でわかるほどの古米書き込みがある。太平洋戦争真っただ中に竣工。各地の戦いには出てくるものの、すでに状況だけで言えばミッドウェイ直後の状態だったこともあり押されまくっている状態で、最初は輸送作戦をメインにやっていた阿賀桃戦線に加わることに。しかし状況が悪かったのかまともな活躍ができないままだった。ラバウル空襲では船尾を失う重傷を負うものの、浦風が引っ張ってくれたおかげでとりあえずは助かることに。(この後にあのアルバコアに捕捉されるも周りが踏ん張ってくれたおかげで襲われずに済んだ)しかしもうこの段階でボロボロだった。トラック島空襲の時に佐世保で修理することが決まりその栄光をする前にアメリカの潜水艦の攻撃を受けて沈没してしまう。更に生存者にもトラック空襲の猛威が遅りかかる。追分に救助された生存者はその空襲で追分と運命を大部分が共にすることになる。
 見た目はほんわかとしているお姉さんなのだが、その実は見た目以上に幼くて、だらしない部分が多く、かなりのマイペース。異名として「だらし姉」。身の回りのことを妹能代にやってもらっているほどで、本来だったら面識の薄い矢矧には全く頭が上がっていない。公式4コマではセルフ捕縛を敢行した酒匂を救出するために姉らしい一面ものぞかせていたが、公式ではだらっぷりが加速。2016年秋イベでは主役を張りながらもその報酬である大漁旗は自分が作成したものではなくて、妹能代が作成したものに、文字を書いただけという形になっている。また妹能代のおさわりセリフからしょっちゅう能代に対してちょっかいを出しまくっている模様。ただダラといっても一通りのことはできるようでチャーハンをふるまったりしているし、能代とのディナーの真っ最中に時報報告をするだけにやってきたりとまじめの一面もある。

 「アカヒ」(その他)……自称オピニオンリーダーになりたがっている自称大新聞。その実は巨大な外交問題を2つもばら撒いた三流マスゴミの筆頭株。戦前でも問題を引込していたのだが、南京大虐殺捏造問題と、従軍慰安捏造問題をひきこ起こした今のほうが余計に悪質。それ故に関係者全員を「証人喚問」をしろという声も多数ある。2014年8月になりようやく慰安婦問題の一部を訂正したのだが、それでも国難を招いた責任は重すぎる。
 さらに2000年台に入り「戦艦大和の最後」を元にした記事を書くのだが、これに「初霜」の乗組員が反論。相変わらず大問題を引き起こす新聞であるという印象が拭えない。

 「赤松貞明」(人物)……太平洋戦争を最初から最後まで渡りきった飛行機乗りで撃墜数は自称350だが実際の数字は30機あたりだと思われる。しかし戦争を渡り歩いたがゆえの技術は本物で、終戦直後の横浜でのマスタング大量襲撃に対して一機だけで出撃、一機を撃墜して無事に帰ってきたことがある。集団対一人に非常に強くその戦術はアメリカ軍の軍人をしても勲章ものと言わしめるほど。酒による失敗とか女遊びとかのとんでもないエピソードがあるのだが、「坂井三郎」は尊敬をしていたし、他のパイロットからも評価が高かった。在りし日の姿(指導教官として)がNHKの映像に残っている。

 「赤レンガ」(場所・施設)……「飛龍」のセリフから。海軍省のこと。

 「秋雲」(艦名)……長い間「夕雲」型の駆逐艦かと思われていたのだが、一枚の写真から実は「陽炎」型の駆逐艦だと判明した駆逐艦。(原因は戦後直後に権威とされる人が間違って分類したため。その後元自衛隊の人が写真を探しだして訂正した。その写真はウィキペディアにもある)そのため彼女自身の自己紹介でもそのことが明記されている。各地の戦いに参加をして、鼠輸送にも任務。まさに縦横無尽に活躍をするのだが、ハイライトはミッドウェイ以後空母の数が少なかった時のアメリカの正規空母ホーネットの撃沈のとき。その後第2次ベラベラ沖海戦でも活躍。しかし潜水艦「レッドフィン」の魚雷攻撃の前に沈んでしまった。
 ゲーム上の彼女は一言で言えば「同人マンガ作家」。これは攻撃される可能性があるのに照明をつけるいうある種の自殺行為までもしながらホーネットが沈没する瞬間を、信号員が書いていた(照明灯は艦長がわかりやすいようにと照らした→艦長の気使いなんだけど、かなり危険な行為で「巻雲」からはどうしたんだという信号が送られたが、この信号員は無事にそれを書き上げた)ことから。二次創作では「オータムクラウド先生」と呼ばれることもある。さらに放置ボイスもあきらかにコミケを意識した早期入稿を思わせるようなセリフが多い。(「千代田」の時報ボイスでも何故か突かれているのだが……)二次創作でもその辺りが強調されることが多いのだが、それ以上についた異名がコラ素材「妙高」「筑摩」「鬼怒」とならぶほどのコラが生まれている。なお2015年の秋刀魚イベントの時に追加された任務の都合上、ALL30でも建造されるようになった。

 「秋月」(艦名)……太平洋戦争末期に建造された秋月型駆逐艦のネームシップ。1942年の10月に竣工するのだが、既に敗戦の道に嵌り込んでいたのか彼女も戦場を駆けずり回ることになる。一時期は「由良」から水雷戦隊の戦隊長の役目を受け付いていたこともあるのだが、その「由良」が沈められた時に彼女が救援に向かっている。護衛任務が重だったはずなのだが、状況がかなりまずかったことと、速度がそれほど出なかった成果、構想はされるものの中々そういう出番はなかった。最後はエンガノ沖。「瑞鶴」を護衛中に急降下爆撃の一撃を喰らい、機関が止まってしまう。さらに酸素魚雷が誘爆を起こし完全にまっ2つに船体が割れてしまい沈没してしまった。次世代は護衛艦のネームシップを2代連続で襲名している。
 実はかなり謎の部分が多いのも彼女。その沈没時にどういう攻撃を受けたのかということがイマイチ不明。アメリカ軍は潜水艦の攻撃だと言っている(ただしこれには時間的な無理がある)のだが、「瑞鳳」の乗組員は「瑞鳳」の代わりの盾になったと証言しているし、「秋月」の乗組員もそういうふうな証言をしているのだが、艦長の発言はそれらを真っ向から否定していた。(このため戦史とはかなりく違っている)飛行機も爆弾を落としているが直後か直前に撃墜され当たっていないという。その後潜水艦説を信じている当時の水雷長が生き残った乗組員から聞き取り調査をした結果は、何らかの形の敵の爆弾が被弾した場所に酸素魚雷が誘爆を起こしたという結論。しかし艦長は味方による同士討ちに近い形での酸素魚雷の誘爆だと思っている。今のところ有力なのは飛行機の一撃説が有力。
 「翔鶴」の轟沈時のセリフから実装はほぼ確実だったものの、実装されたのは2014年秋イベント。対空の数値が異様に高く、ノーマルの段階から「摩耶改」を上回っている。(摩耶改2実装の時に逆転された)元々夕張並の大きさを駆逐艦としてはもっているので耐久力もそこそこあるのだが、燃費はその分多め。状況が状況だったら「島風」クラスの速度を持っていた可能性もあるので、これは仕方ないところ。改造レベルが異常に高いと夜戦の攻撃力が弱い(その代わり対空は改になると110まで上がる)のがのもややマイナスポイントか。しかし2015年冬イベントではキーマンに一気に浮上。あまりにも多くの航空機を確実に落としてくれる姿は彼女を一気にメインステージに押し上げるには十分だった。
 「雲龍」と同じ戦時建造組なので、この娘の食事もかなり質素。決して悪いわけじゃないんだけど、かなり簡単に済ませてしまっている。夕食も牛缶がメインで、それに味噌汁と麦飯という質素なもの。(そのためか妹「照月」「秋月」とともに何かを食べさせたいと思う提督が続出)ある意味「大和」と「武蔵」の食事風景を見たらどう思うんだろうと思ってしまう。「明石」に世話になったというのは、一回大破した時に建設中だった「霜月」の艦首を貼り付けるという強引な修理のおかげだと思われる。その艦首が中破絵で剥がれ落ちているものだというのが2016年3月に発覚した。

 「秋津州」(艦名)……艦これの中では水上機母艦だが、実際は航空機母艦。戦争初期に導入され、飛行艇の母艦任務や哨戒任務に当たる。単艦での行動が多く三川艦隊からは敵に見られたことも。工作艦としても各種の任務をこなすが、その代表格とした「明石」が沈められてしまい代わりに工作艦になる。ほとんど取られかけていたフィリピンにおいてアメリカの航空機の攻撃を受け「伊良湖」とともに沈没。ちなみに沈んだ位置が比較的浅かったせいか、彼女はいる場所はダイビングスポットとして有名で、ようつべにも彼女の姿を写した映像が残っている。戦後彼女の名は海上保安庁の監視船に名前が受け継がれる。その大きさはこんごう型の護衛艦に迫るほどの大きさで、2013年に竣工。2015年に今上天皇のパラオ訪問時において宿泊施設として用いられた。
 2015年春イベントの完全撃破ボーナスとして配備。「ちとちよ」以来の水上機母艦として登場。しかしちとちよと違って改造は一回で甲標的を装備することができない上に雷撃戦に参加できないという火力不足になるので安易に1−1キラ付けができないのが難点。ただし彼女特有の装備として二式大艇を積むことができ、それが彼女の自慢にもなっている。しかしそれでも戦闘力はないに等しいので、基本的な使い方は演習を使ってレベリングとキラ付けを敢行。その上で水上基地建設に送るというやり方が安全にできる唯一の方法か。ただ戦闘力があまりにもないことを考えると改2改造として工作船になりそうな予感も。「〜〜かもー」が口癖。

 「秋山真之」(人名)……日本海軍において絶対的に外せない人物の1人、兄は日本騎兵の父と言われる秋山好古で孫娘には元参議院議員がいる。生家は足軽より一段回上の下級武士。同郷の親友正岡子規に刺激を受けて中学を中退してまで上京。今的に言うと学歴のエリートコース(今の名前に直すと開成高→東大教養学部)を歩むが、学費を兄に工面してもらっている関係でその卒業後は帝国大学に行かずに海軍兵学校へ。兵学校を主席(勉強はできたが、それ以上に教官の癖をも読むのが美味かった)で卒業していろいろな舟に乗ることになり、その中には初代「比叡」があって、その時にあの「エルトゥールル号事件」と遭遇することになる。その御アメリカにも留学をして知識を深めつつも同時に日清戦争にも従事している。日露戦争では戦艦三笠に乗船、作戦参謀としてバルチック艦隊を破る立役者の一人となる。そのご対中政策に関わったりもしているものの、虫垂炎が一気に悪化。49という若さでこの世を去ってしまう。病気がちだったので日本海海戦が人生のピークとされる人だったのだが、その後の海軍に与えた影響力は東郷平八郎に匹敵するものだった。文学志望だったがゆえに名文も多く、英語に訳されたものも残っている。ただ日本ではかなりマイナーな存在だったのだが、知られるようになったのは司馬遼太郎によって紹介されてからだった。

 「アクタン・ゼロ」(兵器)……AL作戦において無傷の段階でアメリカが手に入れることができた「21型戦闘機」のこと。「龍驤」から放たれた一機の戦闘機はその最中に地上攻撃を受けて墜落。普通墜落をすれば機体はばらばらになるはずだったのだが、水とぬかるみに嵌り込んでしまって銃弾による傷以外は無傷という状態で残ってしまった。この時パイロットは即死ないし、コックピットに水が入ったことで死んでしまっと思われたのだが、生きている思った僚機は慣習でもあった兵器に攻撃を加える事をセずに立ち去ってしまった。結果的にこれがきっかけになりアメリカ軍に飛行機が決定的に研究されることになりゼロ戦の決定的な弱点が発見される。ある意味ミッドウェイ以上の問題を引き起こした飛行機でもあるが機体は1945年の事故によって分解されてしまい完全な形での現存はしていない。公式4コマでは依りにもよって「龍驤」が敵に渡してしまうという失態級のことを犯す元ネタになっている。(その代わり長時間遠征の罰を食らうが……)

 「」(艦名)……綾波型の8番艦。太平洋戦争開始時においては一航戦の一員として第7駆逐隊のメンバー全員と警備に当たる予定だったのだが、真珠湾攻撃の時には航行距離の関係からその任務から外れていた。しかし長門をはじめとする主力艦隊の護衛として任務にあたっていた時に時化に巻き込まれはぐれてしまい一人で帰ることに、ある意味ここから彼女の別な意味での被害担当艦的な不運な状態が始まる。スラバヤ沖海戦においては隣県をしようとしていた病院船と間違えて敵の船に近づいたり(しかも妙高からは引き付け役を支持される羽目に)、攻撃を受けつつも、電や雷が救い出した捕虜を運ぶ約割をこなしても評価がかなり低かったり、珊瑚海海戦においては護衛対象の翔鶴が被弾したために批判を受けた(本来その役目は潮の役目で、曙は瑞鶴の護衛だった)りしている。アリューシャン作戦以降は後方作戦に回るのだが、横須賀とラバウルとの往復がメインだった。しかしその任務の最中に漣が「アルバコア」によって沈められてしまう。更に別な作戦では仲間と護衛対象が潜水艦に沈められるという悲劇も目撃。更にレイテ沖では救援に来たはずなのに、もがみを雷撃処分することになってしまう。
 最期はマニラ沖。空襲で損傷してしていた彼女を空襲が襲う。直撃弾一発と10発の至近弾を受けた。ただ彼女の場合はこの段階で助かる可能性があったものの運が悪すぎた。隣りにいた「秋霜」(艦これ未実装)のこの空襲をまともに受ける形で大炎上。その火が彼女にも燃え移り、船体が大爆発。そのまま大破着底という形で戦後を迎えることになり、そのまま解体まで放置されることになる。
 大破着底で1956年頃までいた事を考えると生存組と同じかそれに近い扱いになる可能性も残っているのだが、それは改2実装まで待つしかない。
 通称「ぼの」。目を合わせるたびに提督を「**」呼ばわりするので、人によっては好き嫌いにとられられるほどの性格の持ち主。ただしこれは史実の曙を反映させた結果であることはいうまでもない。潮との対比で典型的な不幸担当艦になってしまっているが、マニラにおいては最初の損傷の時に潮に助けてもらっている。
 地味に衣装チェンジが多い一人で、大掃除・水着・サンマ釣りと衣装を多く変えている。特に正月絡んだ大掃除の衣装のおかげかとうとうダメ提督矯正機の他にも別なあだ名が付いてしまった。

 「あ号作戦」(出来事・ゲーム)……4種類あり、陸軍と共同でたてた南方侵攻作戦、アリューシャン方面作戦、陸軍がたてたマリアナ・パラオ諸島においての作戦、そしてマリアナ沖海戦のこと。ただしアリューシャン方面とマリアナ・パラオ諸島作戦に関しては「ア号作戦」とカタカナ表記にしている。
 で、ゲーム上においてはいつ達成したかわからないほどの手間のかかるウィークリークエストの一つになっている。出撃36回・ボス戦突入24回・ボス勝利12回・さらにその中でS判定勝利6回というかなりキツイ条件になっている。この条件を逆手に取って1−1のキラ付に利用しつつ、ボス戦勝利などは通常のルーチンワークの中でやってしまうということが必須になってくる。

 「足柄」(艦名)……妙高型重巡洋艦の3番艦。ジョージ6世戴冠記念に日本の代表者が招待された時にこの「足柄」に乗船してきたのだが、完全に軍艦だった内外装からイギリスの現地の人からは「飢えた狼」という有り難くない異名をもらっている。(ただしこれは居住性も重視しているイギリスと戦闘を重視している日本との差がでただけの話だし、逆にこっちのほうがいいという人もいた)大演習観艦式においても第1次改装後の姿が映像に残っている。太平洋戦闘時には中心の中心に存在する艦として各地の戦いに参戦。スリガオ沖海戦では雷撃を仕掛けながらも損害軽微で旗艦をしている。彼女の最期はアメリカではなくイギリスの潜水艦によるもの。沈没をした艦船の中では終戦前の一番最後の艦船であった。
 ゲーム中の彼女はその見た目から「アラサー間近の飢えた狼」(乗っていた面々が多彩だったゆえに高嶺の花になってしまった感じのイメージも)とか言われているけれど実年齢からすれば阿賀野型以外の軽巡はみんな年上という事実がある。もっとも重巡という立場上見た目が大学生もしくはそれより上というのが多くて結果的にこうなってしまっている。なぜか小破ボイスは狼ではなく猫になってしまっている。さらに結構武闘派でもある。おまけに二次創作では鈍感かつKYなところも発生していて、それゆえに有名な二次創作マンガから「カツカレー好き」という公式設定(2014年4月に実装された時報ボイスより)が生まれてしまったとか。しかもKYっぷりはこの時でも健在でカツカレーのカツ100枚を揚げたというセリフも。(「嵐」が食べに行く)そりゃ誰だって胃がもたれるわ。ちなみにその二次創作では無事にハッピーエンドを迎えている。
 そんな彼女も2014年12月のアップデートで姉妹に遅れる形で改2実装。羽黒が火力特化型になったのでどうなるのかと思われたのだが、「20,3号B」3つを装備した形で登場。ある意味彼女らしいといえば彼女らしいが。

 「アトミックソルジャー」(出来事・その他)……原爆実験による突撃をして被爆してしまった兵士たちのこと。言葉を良くして言えば軍事訓練作戦。極端に悪くして言えば人体実験と言っても差し支えないもので、参加した兵士たちには核の危険性はないんだという嘘を説明していた。大抵は核爆発をしたきのこ雲の中に突撃するという狂気の沙汰レベルのものだが。内容からするとアメリカだけに存在するように思うのだが、ソビエト・イギリス・中国に存在する。特にソビエトでは45000人の人間が参加した実験があるのだが、兵士たちに強固な口止めをさせた上に資料を全て廃棄してしまったために詳細がわからない状態になっている。

 「アナタハンの女王事件」(出来事)……サイパンから北に120キロ程度離れた島で起きた、大量死亡事件。この島で女性一人と男32人が共同生活をすることになる。女性と男性の一人は会社の上司と部下、それ以外は軍人だった。終戦後もアメリカ軍の呼びかけに誰も応じなかったこともあり、奇妙な行動生活は5年の間続くことになる。近くにB29が墜落をしていてそこから銃を得ていたことから、女性をめぐる殺人事件にも発展する。結局男13人が死亡ないし(殺人は3件)は行方不明になる。この状況に女性が耐えかねて先に脱出。アメリカの船に救出されて、状況が発覚。翌年に男も全員救出された。その後この女性は「アナタハンブーム」の中心にいることになるが、周辺の奇異な目もあり典型的な転落人生を経験するなど数奇な運命をたどることになる。

 「あの攻撃」(その他)……「零式艦戦62型」の図鑑にに書かれている。いわゆる特攻のこと。これはこの飛行機が本来とは違う形で特攻機として運用がしやすかったため。

 「アーネスト・ジョセフ・キング」(人名)……太平洋戦争においての実質的なアメリカ軍の総大将。日本勤務の時に財布をすられ、その時のいざこざから日本嫌いになる。その後アメリカに戻っての海軍学校の高級課程において対日戦についての検討課題の時に、日本の奇襲と自分達にとっては不利な戦いに引きずり込まれるだろうということを予測している。その後ルーズベルトに気に入られ出世。太平洋戦争においては真珠湾攻撃を浴びたことによる前任の更迭による合衆国艦隊長官の地位を得て、更に海軍作戦部長の地位も手に入れる。さらに元帥にまで昇格。対日戦だけに全神経を傾け続けた。マッカーサーとの不仲はあったものの、最期まで対日戦のトップに居座り続けた。
 ただし活躍はここまで、部下からも上司からも嫌われるもって生まれた性格は今更治るはずもなく、さらに強度の日本嫌いどころか、昔のアメリカ孤独主義そのまま持ってきたような言動もあり、戦後になった途端それまで他人が持っていた不満を一気にぶつけられる格好になる。特に不幸だったのはフランクリン・ルーズベルトが死んでしまったこと。これで最大の庇護者を失ってしまったために、フォレスタルとトルーマンによって一気に厄介者扱いになってしまう。ミニッツに地位を譲って自分は引退。47年に脳溢血で倒れ、その後死までの9年間も入院生活を余儀なくされた。

 「姉LOVE」(その他・ゲーム)……自分と同じ型の姉が好きな艦むすのこと。「千代田」「筑摩」「山城」「比叡」「龍田」の5人。最も「比叡」の場合は、姉LOVEでありながら、提督を信頼しているので違うという話も。

 「阿武隈」(艦名)……長良型軽巡洋艦の末っ子。建造途中に関東大震災に遭い就航が遅れに遅れてしまう。就航した後に「北上」衝突事件を起こし、長良型の中で唯一艦首を変更。さらにこまいところで回収を受けながらも長良型で唯一の酸素魚雷発射可能艦になる。第1水雷戦隊の旗艦にもなっている。太平洋戦争においては北へ南へと駆けまわることになるのだが、一番のインパクトはやはりキスカ島撤退作戦。旗艦としてその責任を全うした。最期はミンダナオからコロンに向けての航行中、スリガオ海峡沖で魚雷の一撃を食らって航行に必要な面々が戦死。「潮」とともに撤退中に、アメリカ軍の空中からの攻撃(機銃が届かないところからの爆撃をした後に、普通に爆撃)をまともに受ける。修理をした直後に機体には耐えられるはずもなくしかも、甲板上にいた人員が全滅・艦橋にいる人達もほとんどがやられるという事態になった上で轟沈。一緒にいた「潮」がその後攻撃目標にされたのだが、大きな被害を受けずに「阿武隈」の生存者を救出している。
 次世代は護衛艦のネームシップ。妹にはじんつう・おおよど・せんだい・とね・ちくまがいるのだが、こっちはこっちで胃に負担が掛かりそうな面々が……ただ彼女には能登半島沖不審船事件で、「はるな」「みょうこう」とともに不審船を追跡していたという功がある。
 最初の段階ではいなかったのだが、割り合い早い段階で追加された。衝突事故を起こした「北上」を避けている節があるが、その反面沈没した後に生存者を救出した「潮」には感謝している。ただ2015年の梅雨ボイスではしゃぎまわる白露型の面々を見て「ウザい」と口走ったことだけは論議の対象になっている。性格は自分に自信がないのが目立つけれど、それゆえに提督に必要されたいと思う「提督ラブ勢」(「夕立」「時雨」と同じ方向性)の一人。そんな彼女に2015年7月のアップデートで大幅な進化を遂げる。改2特有の能力の底上げはなかったものの、大発を持ってきてくれる上に、甲標的が軽巡の立場で詰めるように。これで幾つかの懸念が解消されるようになったのだが、改造レベル75の上に改造計画書が必要という点は要注意。さらにこのためにそれ以来一番の働き者に。ブラック鎮守府を超えたかも。栄光ある第1水雷戦隊の旗艦なのにイメージから頼りにされている図が見えてこないのは気のせいか(ただし能力は夜戦能力に特化する形で神通に次ぐ打撃力を持つ。ただしその分通常攻撃力は下がった)。史実部下だった艦は36隻。こりゃ確かに気苦労はするわ。それとやたらめったら川内を気にしているけれど、史実的にいろいろ張り合っていた部分があるからとのこと。ただし川内はそんなことを気にしていないけど。後「阿武隈」さん自分の名前を漢字で書けるのかというのがありますが、そっちに「比叡」さんでも派遣しましょうか……

 「アブグレイブ刑務所」(施設・出来事・戦争犯罪)……イラクバクダット郊外32キロににある刑務所。サダム・フセイン時代にはここで反政府勢力の人間を閉じ込め拷問とかを処刑をしていた。しかしこの名前が出てきたの皮肉にもイラク戦争の時だった。イラク戦争で捕虜になった兵士が、アメリカ軍の兵士から非人道的な扱いや、拷問をしていたことが発覚。この時の写真がアメリカの慢心の象徴としてマスコミに漏れた結果、ジュネーブ条約違反というのをブッシュ政権は認めざる負えなかった。現在はイラク政府に管理が戻されているが、現状として刑務所としては使われておらず放置されている模様。

 「アフリカの年」(出来事)……フランスの植民地だった中央アフリカの13カ国が正式に独立を果たした1960年を総称してこう呼ぶことがある。実際はドミノ現象でさらに4カ国独立して17カ国独立した。しかし支配者がヨーロッパからブルジョワや現地の有力者に変わっただけで、圧政はそのまんまだったとか、宗教問題と民族問題を抱えた状態での内戦に突入したり、ソマリアのように国の機能そのものがなくなったりと紆余曲折の状態になっている。この歳に独立した国は

 カメルーン・トーゴ・マリ(同じ年にセネガルが分離独立)・マダカスカル・ソマリア(同じ年の独立したソマリランドを吸収)・コンゴ・ダホメ(今のベナン)・ニジェール・オートボルタ(今のブルキナファソ)・コートジボワール・チャド・中央アフリカ・コンゴ共和国・ガボン・ナイジェリア・モーリタニア

 の国々。

 「天城」(艦名)……2015年冬イベントの最後のご褒美として追加された、雲龍型空母の二番艦。先代は赤城の姉として、さらに条約のせいで空母に換装されようとしていたのだが、関東大震災で重傷をおってしまい結局廃棄されている。雲龍型の二番艦として生を受けたものの、既に飛ばせる飛行機はなく、、与えられた任務は対空訪台として呉に偽装してただずんでいることだけだった。しかし呉の空襲において被弾を受けて横転。終戦を迎える。戦後引き上げれ青函連絡船の修理のための橋として活用される予定だったのだが、修理業者が決まってしまい結局函館まで来たもののそこで解体されている。
 島に偽装されていたことから緑の着物を着て登場。かなり地味に見えるのだが、さすがは雲龍型。レベルを上げて改造すると雲龍と同じぐらいの体を隠し持っていたことがわかる。中破時の姿がかなり危ない(このおかげ付いたのが「_(:3」∠)_」というアスキーアート)と言われているが、それは史実によるもの由来でアメリカ軍がとったカラー映像にしっかりとその姿が残っている。ただ改になると見た目から危なかったのか、絵が差し替わっている。「雲龍」同様消費資源が少ない上に幸運艦扱い。ただ雲龍以上に打たれ弱いのがかなり気になるところ。時報ボイスも改になればついてくる。少食の雲龍と違って、和風カレーを作ったりしてくれる。あと改にしても運の数値は17にとどまっているのも要注意事項。後に配備された葛城の時報ボイスから、提督に料理を教えている模様。

 「アミーン・フサイニー」(人名)……戦前戦後においてアラブの中心の一角としてエルサレムの大ムフティー(イスラム教における官史の最高指導者であり、ほかの収去指導者を統べる立場の地位。エルザレムのムフティーというのは他の地域よりも位は高かった)。エルサレムの有力家庭の出身で、第1次世界対戦ではオスマントルコ軍に入隊。戦後はシリアのファイサル1世のもとで活躍。その後エルサレムに戻ると扇動家の一面を覗かせてくる。時期的に読み書きのできないアラブ人がエルサレムに流入し始めた時期でもあり、汎アラブ主義のもとで新聞に投稿をしたり、その記事を人の集まる場所で呼んだりしている。それにより先どうかという側面を持つことになリ、ユダヤ教徒襲撃事件を起こすことになる。
 不正選挙の元当選をすると兄がついていた大ムフティーの地位に就任。各地の対ユダヤ人の大量虐殺と、自分のライバルを蹴落とすための虐殺行為の中心人物のひとりとして君臨をするが、流石にイギリスもかば生きれなくなりその地位を追われてイランへ亡命。更に日本大使館に飛び込むとその場でイタリアに亡命をする。更にヒットラーとの会談でユダヤ人排除とアラブ民族主義の台頭の確約を得る。そのドイツで終戦を迎えてチトーから戦犯扱いをされ捕まるが、脱獄。中東戦闘敗退後のガザのノパレスチナ政府の大統領になるがわずか四ヶ月で崩壊。その後レバノンに移り活動を繰り返していた。
 戦中戦後においてのユダヤ人のイスラエルに絡む行動を開くというのなら、それを結果的に招くことになったのは彼の行動を含む当時のアラブの行動にもにも責任がある。当時からアラブ世界というのは崩壊気味だったこともあり、彼のような民族主義者の台頭はある意味当間の状況であった。現代で言うテロ組織指導者と言っても差し支えがないレベルの行動を考えると、今のアラブ全体の状況と世界で起こっているイスラム系組織によるテロの源流にいる人物と言っても良いような気がする。

 「アメリカ共産党」(出来事・その他)……アメリカにおけるマルクス主義の共産党政党。1919年に創設。一時期はアナーキストなどの受け皿にもなり10万人規模の政党にまで成長したが、弾圧と自滅により一時期は壊滅の寸前まで行ったものの1930年台に復調。世界恐慌のおりに支持を集めるが、共産主義政党にありがちな内部分裂が何度もあり、さらには対ファシズムを捨てたことによりふたたび分裂していく。太平洋戦争中には共産主義の犬の権化と言っても良いルーズベルトの支持に回る。戦争中からも監視されていたが、トルーマンが大統領になってしばらく立ったあたりから取り締まりの対象になる。一番の大ダメージは赤狩りとその後に起こった東ヨーロッパの民主化要求だった。さらにソビエトよりだったこともあり左翼からも攻撃対象になる。とどめをさしたのはレーガンの反共政策。現在も党自体は存在するが、二大政党が主流になっている現在ではそれ以外の泡沫以下になっていて完全に空気的な存在に。

 「アメリカ公文書館保存映像」(画像)……戦後アメリカ軍が撮影した艦船の映像。呉空襲の後に撮影されていたので、当然ながらその姿は痛々しい。横転状態の「天城」、解体中の「龍鳳」、水平のままの「日向」、砲を空に向けたままの「青葉」、傾きながらも踏みとどまった「伊勢」、沈みながらも奮闘をした「榛名」、健在ながらもアメリカ国旗がかかっていて寂しさが見える「長門」、復員船時代の「葛城」などが撮影されている。資料としてはもちろん一級品。なお、これとは別に映像が残っていてそこにはアメリカ軍の負の部分である、大量の負傷兵の姿、それを見てしまったのか発狂した兵士の姿まで映像として残っている。中には普通の映像だと飛び降りた瞬間までしか流さない沖縄戦の悲惨さを伝える、親子心中の子供と母親の映像も。

 「綾波」(艦名)……吹雪型11番鑑だが、吹雪型が改良された形で作られた最初の駆逐艦であることから「綾波型」のネームシップとも言われている。名前は二代目。三代目として護衛艦のネームシップという名誉を頂いている。さらに有名なのは時代を作ったあるアニメのぶっきらぼうなヒロイン。このヒロインの名前もここから来ている。大平洋戦争が始まると各地の護衛任務が主だったのだが、第3次ソロモン海戦では第3水雷戦隊の一員として従軍。哨戒に当たるために川内とともに行動していたのだが、味方が戦艦二隻を含む艦隊を見つけると川内が別任務の方に向かってしまい一人で哨戒任務をすることになる。しかし南側を通るはずが交戦中の敵艦隊を見つけてしまうことに。さらに綾波にはその旨が伝わっていなかった。戦艦2隻、駆逐艦4隻の中にただ一隻突っ込む形になった綾波(この時アメリカ軍のレーダーに、サボ島が背後にあったから反応しなかったというのもある)だが、ここで後に「鬼神」「黒豹」と呼ばれるほどの大立ち回りを演ずる。(「ウォーク」の艦長が言うにはほぼゼロ距離のところまで近づいていていたとか)「プレストン」「ウォーク」「ベンハム」を攻撃して「ウォーク」轟沈、「プレストン」は損傷したところにその後あとから来た艦隊の餌食となって沈没、「ベンハム」は応急修理が出来たものの、ダメージが大きく後日沈没。戦艦の護衛4隻のうち3隻を結果この戦いで沈めてしまう。(さらにこの時唯一生き残った「グウィン」もコロンカラムの戦いで沈む)さらに「サウスダコタ」の電源を断ち切るということもしでのけたのだが、さすがにアメリカ軍の集中攻撃を食らいまくってはどうしようもない。ただこの時の艦長の判断がかなり早く、大きな犠牲を払う前に生き残ったものは退避。救助後に死亡したものを含めて42人の犠牲を出してしまったが、それ以上に犠牲を出すことがなかった。おまけに重巡を沈めたと思い込んでいたがゆえに、士気も異様に高かったという。この後に魚雷が誘爆をしてしまい沈んでしまうことになる。
 ゲーム中ではいち早く改2が望まれている駆逐艦なのだが、先に「夕立」と「時雨」さらには「響」に先を越されてしまった。この手の大戦果持ちにはよくある一見おとなしい性格をしているというのがこの娘にも適用されている。現状はまだ改止まりなので能力的にいえば駆逐艦の中でちょっと抜けている程度でチート組や改2組には及ばない格好。さらに運の数値も12のままとちょっと不遇気味。しかし2014年6月のアップデートでついに改2に。見た目も大きく変わり顔全体がすっきりして髪がかなり長く伸びた。(ただし改造前のホンワカ顔が好きだという人にとっては残念だけど)総合的に見れば夕立改2に劣ってしまうものの、運が40に上昇。さらにや専用特殊装備を持ってくるので、一気に使用価値が上がった。ほんわかとした性格だが、改2と同時に実装したボイスではメタ発言と「夜戦に強いんですよ」という意外な一面も見せてくれる。ちなみに二人目の肉じゃが派。

 「アラブ級駆逐艦」(兵器)……日本生まれのフランスの駆逐艦。第1次世界対戦の影響でフランスが作戦行動を行える駆逐艦が足らなくなったことから作成に余裕のある日本に依頼出来たのが10隻の駆逐艦だった。ベースは樺型駆逐艦。いずれも船も1930年台に除籍されていて第2次世界対戦にまで活躍した船はいない。

 「アルベルト・アインシュタイン」(人名)……ベロ出しの写真が有名な、ドイツ生まれのユダヤ人の科学者で、代表的な理論は「相対性理論」。その姿はなぜかマンガなどで学者を書くときのステレオタイプになっている。しかしノーベル賞を受賞したのは「光量子仮説」によるものだった。親日家で天ぷら弁当に付けられていた佃煮が気に入っていたとか。大戦中にアメリカに亡命。第2次世界大戦中は戦争推進論者だったゆえに、魚雷の起爆装置の開発に携わる。ちなみに原子力爆弾を作れという書簡を送っているが、彼自身は実際に開発には関わっていない。戦後イスラエル建国の時に虐殺事件を起こしたイスラエルの政治家とその政党を批判。イスラエルから大統領就任への打診も合ったが断っている。
 戦後(というよりも原爆投下直後に)は平和主義にシフト。このため典型的なダブスタの人物だという批判もものすごく多い。おまけに典型的な「教職にある人間にありがちな毒親」でもあり家族一同が苦労したりしている。次男に至っては精神がやんでしまった。そのため離婚の時の条件として、受賞が確実視されていたノーベル賞の賞金をすべて妻に渡すことという条文が設けられていたほど。有名なベロ出し写真は笑ってくれというリクエストに危うく応えようとしたために、それをごまかすために出したのだとか。

 「アルバコア」(艦名)……日本海軍の天敵と言ってもいいぐらいの潜水艦。やりたい放題という形で10隻以上の船を沈めた。第2次世界大戦の功績はずば抜けているのだが、因果応報は見事に回ってきて終戦を迎えられずに津軽海峡に配備された機雷にあたって沈んでいる。公式4コマでも、数多くのトラウマを持っている人がいる模様。戦後同じ名前の3代目が作られたのだが、こっちは実戦に出ることもなく、同型艦の存在のないままアメリカの国家歴史登録材となって博物館の一部として展示されている。

 「アレ」(兵器)……「北上」や「伊58」を近代化改装するときに言ってくるセリフ。「回天」のこと。たしかに「アレ」は載せたくない

 「アーレイ・バーク」(人名)……艦これ的に言えば、夕立改2のセリフで登場する「吉川潔」を敗死させた人。麾下の駆逐艦にオーバースペックの31ノットを走らせたことから「31ノットバーグ」というあだ名が付いている。ブーゲンビル島沖海戦やセントジョージ岬沖海戦に参加をし沈没させた船は11に及ぶ活躍を見せる。戦後少しまではまでは撤退した反日だったのだが、「草鹿任一」と出会い反日から親日に。1961年にもらった勲一等旭日大綬章だけを胸にして土の下に眠っている。(他の勲章は展示されている)ちなみに彼の功績をたたえてかアーレイ・バーグ級の駆逐艦のネームシップになっている。

 「安全への逃避」(画像)……日本人カメラマン沢田教一が取ったベトナム戦争を象徴する一枚。川を渡る母親と子供を写したもので、この一枚が世界に大きな影響をあたえることになる。沢田教一自身もこれが評価される形でピュリッツァー賞などをを受賞することになる。

 「アントワーヌ・ド・サン=デクジュベリ」(人名)……リヨン生まれの没落貴族。そのため伯爵位を持っている。兵役において陸軍において異例の軍用機の操縦士となり、退役後にはパイロットとして活躍をする。第2次世界対戦が始まると軍に復帰をし、飛行機の教官となるが無理やり現場に復帰。偵察隊の一因として飛び回ることになる。しかしフランスがドイツと講話したことで、アメリカに亡命。またそこから北アフリカに乗り込んでいく。自分由来の事故が原因で一度は飛行機を降ろされるのだが、強引に復帰。しかもまた偵察機に載ることになる。が1944年7月31日の単独出撃の時に行方不明になってしまう。
 機体自体は1950年台に発見されていたのだが、確証を持ったのは2000年近くになってから。トロール漁船が偶然タグを拾い上げたことから沈んでいた機体が、彼が乗っていた機体と確認された。いろいろあったものの、機体は引き上げられ正式に彼の乗っていたものと確認。
 作家としての代表作は「夜間飛行」「人間の土地」「星の王子さま」。彼のパイロットとしての経験が組み込まれた作品はフランス軍の一部の仲間から反発を受けるものの、ドイツにも信奉者が生まれ彼とは戦いたくないというパイロットまで現れるほど。「アラスへの飛行」はヒットラーの「わが闘争」に対する書物として反ナチスのレジスタンスなどによく読まれていた。ちなみに彼を落としたとされるパイロットが後に語ったことによると、彼の信奉者の一人だったとか。

 「安保闘争(60年)」(出来事)……安全保障条約の自民党の強引な強行採決姿勢に対して、一般市民が起こした大規模な反政府・反アメリカを伴う政治闘争。アメリカで条約を調印した岸信介内閣を待っていたのは日本社会党による紛糾だった。日本を再び戦争の道に巻き込むのかということになっての騒乱だったのだが、そこに力を取り戻しつつあった共産主義関係者が加わった(これらの組織にソビエト関係者が手を出していた)。アイゼンハワーの来日を目論んでいた岸政権は5月19日に強行採決。ただでさえ盛り上がっていた運動に大量の燃料を投下することになってしまった。
 その運動は各社の思惑に載る形でさらに凶悪の方向に向かっていく。アイゼンハワーの訪日のために話し合いに来ていた大統領報道官ハガティはデモ隊に囲まれて海兵隊によって救われるという外交的大失態をやらかす。(このため岸は右翼や暴力団にアイゼンハワーを守るための組織を作らせようと援助をしていたとも)6月15には警官隊と衝突している時に女子東大生が圧死。この状況故に自衛隊の出撃まで検討されたものの防衛庁長官が拒否。最悪の事態だけは避けられている。結局6月19日に参議院の議決がないまま自然成立。誰もが納得に行かない形での成立となってしまった。
 しかし参加した勢力全員に対する代償は大きかった。訪問予定をしていたアイゼンハワーは日本に来れず。(その後14年間フォードが来るまでアメリカ大統領の来日はなかった)外交的には恥をかかされまくった岸は責任を取らされる形で首相を辞任。(とはいえ、運動の段階で元首相3人から辞任しろと圧力がかかっていた)さらに右翼系団体の男に刺される。本人は続けたかったようだけど、既に安保闘争自体が戦犯容疑者だった過去を持つ岸に対する糾弾にすり替わっていたことから、自然成立後の期しの辞任の後に運動そのものが急速にしぼんだのはほぼ自然だったと思われる。(ただし別な意味で頭を抱えることになる学生運動が盛り上がることになるのだが)代わりについたのは官僚出身の池田勇人。政治的論争を避けまくった上で、不満を徹底的な「所得倍増計画」など経済政策でそらす政策をした結果(安保闘争側の勢力が自滅するというアシストもあり、逆に浅沼伝次郎暗殺事件で揺らめいたこともあったが)、安定多数の地位を獲得。実質的に安保条約は信任されることになる。ちなみに安保安保と叫んで反対している連中のうち安保条約の内容をはっきりと把握していたのは、殆どいなかったとか。

 「安保闘争(70年)」(出来事)……安全保障条約の有効期間は10年。その10年が経過したら今度はどっちかの通達で破棄することができるということから起きた運動。60年安保闘争から分離したいわゆる新左翼と言われる連中が中心となって大学が中心となって展開していった。ベトナム戦争の存在もあり一定の支持は得たものの、学生運動側の内ゲバが顕になるに連れてそれらの支持が急速に失うことになり、更にそこに佐藤栄作(岸の弟)内閣の徹底的とも思えるレベル(60年安保の時に殺される可能性があった)の弾圧もあり、結果的に言えば大きな盛り上がりもないまま終了。共産党・社会党が沖縄返還とセットという形であまり動かなかったことも大きい。

 「硫黄島の星条旗」(出来事)……硫黄島の擂鉢山をアメリカ軍が選挙した時にとった星条旗を6人が集まって突き刺した写真。この写真のセンセーショナルから太平洋戦争のアメリカ側を象徴する写真で今も流用されることの多い写真なのだが、実は一回とったものがあったのだが星条旗が小さすぎたとして、プロパガンダのために取られ直したもの。(しかも撮影の時は戦闘の真っ最中という狂気の沙汰以外なんでもなかった)実際のこの写真が掲載された時に国内は沸き立って、本当の名目であった国債のPRに役立てられた。が、硫黄島の戦いでこの6人のうち3人が戦死。残った3人がアメリカ軍によって英雄に祭り上げられることになる……が、実はこの段階でも名前を間違えられた人間(この人物をめぐって大問題が起こっている)がいたり、この中の一人の息子が実は自分の父親から何も聞かされていなかったことにショックを受け、4年間かけて調べて書いた書物が後に映画化(「父親たちの星条旗」)されたりと、いまだに影響力の残る写真の一枚。その影響力故か写真が2回目であるというのを知らないという人も多数いる。

 「」(艦名)……「いかずち」とよむ。ゲーム中の通称は「雷ちゃん(らいちゃん)」。暁型の3番艦で、2代目。なんだけど実は同型艦の中では一番早く就航している。初代はネームシップ。初任務は「電」と一緒に、昭和三陸地震においての救援活動。スラバヤ沖海戦にて大功を挙げる活躍をしたそばで、艦長工藤俊作の命によって漂流していたイギリスの駆逐艦「エンカウンター」の乗組員の救助に当たる。その後も戦闘と輸送作戦に活躍、第3時ソロモン海戦の時はその前に負傷していたこともあり参加をしていなかった。またアッツ島にいるときには「若葉」等衝突して損傷。緊急修理を受けている。グアム沖で船団を護送中に、潜水艦「ハーダー」の攻撃を受けて沈没。この時の「ハーダー」の艦長(人種差別たっぷりな言葉を吐いたことがく記録されている)は、そのままこの艦長と「ハーダー」自身に因果応報となってルソン島沖での爆雷接触という名の沈没で降り掛かってくる。
 戦後、護衛艦のネームシップとして復活。一回引退した後に今度はむらさめ型護衛艦の一員として再登場。インド洋とソマリアに派遣された。
 「電」と同じような姿をしているが、ゲーム上では明らかに性格が違うのと、髪型が違うのである程度は見分けが付くことができる。そのうえ性格が豪快というか母性本能たっぷりというかとにかく誰も包み込む包容力(救助に縁のある船だし)があって、それによって提督が多数ひかれてしまうことから「ダメ提督製造機」(「ダメ男製造機」)という二つ名がついてしまった。そこから派生してあるアニメのキャラの(主人公のライバルで赤い人)有名なセリフがが結びついてしまい、何故か二次創作のコラボ絵と奇妙なコラの存在がある。というか二次創作の絵柄が揃って強大なほどの「ダメ提督製造機」と化している。

 「生き残った艦船」(出来事・その他)……1945年8月15日において航行可能もしくははっきりと見える状態で生き残った艦船で、艦これに登場するのはは以下のとおり。太字は航行可能だったもの
 <戦艦>……長門イタリアアイオワ現存)・ウォースパイト
 <空母>……隼鷹・鳳翔龍鳳葛城 (ただし「隼鷹」はボロボロで動かせなかった)・サラトガ
 <重巡>……プリンツオイゲン現存
 <軽巡>……酒匂
 <練習巡洋艦>……鹿島
 <駆逐艦>……雪風・潮 (ただし「潮」は浮いているだけだった)・神風(シンガポールにいた)・春風(船尾消失)
 <潜水艦>……伊58伊401まるゆ(大量生産されたので35隻ある)・呂500
 大破着底にはなってしまった艦これ公式では生存艦扱いになっている、もしくはそれに近いもの
 <戦艦>……榛名・伊勢・日向
 <空母>……天城
 <重巡>……青葉・利根
 <軽巡>……大淀・北上 (「北上」は航行不能状態だったのだが機関は生きていた)
 <駆逐艦>……初霜(彼女についてはちょっと微妙だが、これ呉空襲被弾組空襲組よりも6日長く生きているのでこっちに記載)
 海外で浮き砲台として終戦を迎えたもの
 <重巡>……高雄・妙高
 座礁をして放置、そのまま放って置かれたもの(現存のもの)
 <駆逐艦>……菊月
 生存扱いではないが大破着底のまま終戦を迎えたもの(基準は海外にいて戦後に解体もしくはそのままの形で水没。ただし艦これ公式には生き残った扱いにはなっていない)
 <軽巡>……木曾
 <駆逐艦>……長月・曙
 <特殊艦>……伊良湖・明石
 (艦これ未実装)生存かつ、現状が確認できるもの
 <駆逐艦>……柳(初代。軍艦防波堤。「涼月」「冬月」はうめられて確認不可能)
 <特殊艦>……宗谷

 彼女たちは総じて運が高く設定されている。だいたい「30」あたりがボーダーラインかと。「羽黒改2」が19なので。(除く「時雨改2」・「綾波改2」、それとif改装の「利根」「天城」、さらに「まるゆ」)
 
 「伊58」(艦名)……正式名は「伊号第58潜水艦」。大戦末期に就航したがゆえに活躍期間こそ短かったものの、かなり数奇な運命をたどっている。大戦末期故に「アレ」こと「回天」を積んで航行している。ただし彼女の最大の戦果である「インディアナポリス」轟沈に関しては通常の魚雷で行った。もうちょっとこの撃墜が早かったら原爆投下は遅れたのではと言われているのだが、そうなるとソビエトによる日本分断の可能性が早くなってしまうわけでこの辺りの評価はかなり微妙ではある。実際「インディアナポリス」の轟沈は部品を運んだ後に行われていたわけだし、さらにそうなったらダウンフォール作戦が実行される危険性があったわけで、これに関しては評価が別れるところ。おまけにインディアナポリスの乗組員はこの時のアメリカ軍の大チョンボのせいで多数犠牲になるわけだし、戦争というのはなにか起こるのかわからないというのが実感できてしまう。終戦時には沖縄にいたが、新聞の無線一本で判断するのは早慶として数日間後に乗組員は状況を知ることになる。佐世保においてアメリカ軍に接収された後に、五島列島沖に沈められる。唯一の艦長こと「橋本以行」曰く「人生のすべて」(後にアメリカ国防省が記録していた沈められる映像を見て)だった。先代もこの時健在で「伊158」に改名。珍しく先代と当代揃って太平洋戦争を生き抜いている。(戦後アメリカ軍が撮影したと思われるの佐世保付近のの映像にしっかりと全身写した姿が残っている)
 自称「ごーや」(「U−511」だけには「でっちー」と呼ばれている)がそのまま愛称になっているが、口癖から「でち公」とも呼ばれている。AAも早い段階から作られていてよくオリョールクルージングネタの中心人物にもされている。潜水艦という特性のため使いづらい部分は多いものの、決して通常で使うとしてもお荷物にはならない。改造すれば先制航空攻撃→先制雷撃→雷撃という3回攻撃が期待できる。(「まるゆ」と「168」と「呂500」は出来ない)通常攻撃が出来ない分どっかで考えることが必要になるが、戦力になるのは間違いがない。さらに終戦まで生き残った+インディアナポリス轟沈の功もあり運の数値は改造すれば「50」にまで跳ね上がる。この数字は夜戦において協力になるというのを示唆しているわけで、使い方次第では大戦力になる可能性を秘めている。
 オリョールクルージングのせいで二次設定がごちゃごちゃ。多く見られるのは疲れきって憔悴しきっているか、もしくはブラック化しているか。ケッコンカッコカリをすると口癖が変わっていたりする。一応提督LOVE勢の一人でもあるのだが、中破時のセリフである「提督指定の機能美あふれる水着」(スク水)で提督のイメージ崩壊という危険性も。「呂500」の登場で先輩というか姉というかそういう立場にもなった。

 「居酒屋鳳翔」(その他)……そのイメージからすべての空母の母親的な扱いである「鳳翔」は、居酒屋の女将としてぴったりなイメージから作られた二次設定。後に実装された「千歳」の時報ボイス「鳳翔さんのお店」(午後7時)から公式設定化されてしまった。

 「伊33」(艦名)……正式名称は「伊号第33潜水艦」。未実装だがネタ的にいえば実装待ったなしの部類に入るかもしれない 典型的潜水艦版不幸艦で、彼女に関してはとにかく3という付く数字にまつわる呪いが多い。修理作業中に沈没をしてしまい「33」メートルの底に着底。「33」人の犠牲者を生み出してしまった。さらに伊予灘で訓練中に事故にあってしまい復旧作業も失敗。急遽脱出をしたのだが,脱出てきた「3」人(この内一人も死亡)以外の100人前後のクルーが死んでしまうという悲劇と、不幸がたっぷりの潜水艦になってしまった。
 引き上げられた時期が1950年台になったため(引き上げ時に腐敗せずに1「3」人の遺体があった→無酸素状態だったがゆえに腐敗せずに、生き残った人が混乱をして起こそうとしたんだとか)に比較的写真が多く残っているのだが、ここでも呪いは健在。元海軍技師「3」人がガス中毒になって亡くなってしまうという悲劇が展開されてしまった。ちなみに沈んだところがある有名番組での進行中のメイン企画で進行している島の近く。この番組企画で「まるゆ」がらみの一件もある上に、ことごとく艦これをからませたネタにされることが、多いので冗談抜きで何かに取り憑かれているのかと思ってしまう。「公式4コマ」の怪談話で名前だけ登場。

 「石川島造船所」(施設)……幕末から存在する造船所で、現在はIHIの本拠地。「卯月」と「長月」の生誕地でもある。戦後は播磨造船所と合併石川島播磨として数多くの自衛隊の艦船を製造していた。「ひえい」もここで作られている。

 「伊19」(艦名)……正式名称は「伊号第19潜水艦」。神戸生まれは神戸生まれなのだが、実は彼女だけ作られたところが違う。ガダルカナルで空母「ワスプ」を発見、酸素魚雷6発で攻撃。そのうち3発があたってワスプにとってこれが致命傷になったのだが、彼女にとってはこれが強大なラッキーヒットになる。少し離れた場所にいた戦艦「ノースカロライナ」、駆逐艦「オブライエン」にそれぞれ一発ずつ命中。「オブライエン」はこの傷が元で翌月に沈没。「ノースカロライナ」は修理に半年以上かかる状態になってしまった。最後はマキン島でアメリカ駆逐艦の攻撃を食らう形で沈没。戦後これが実際にアメリカを攻撃するという設定で作られた「1941」という映画があるのだが、典型的コメディ映画。しかし映画監督はあのスピルバーグということもあり細部までディテールにこだわった分かなり高い再現度を誇っていた。(公式4コマで「19」がこの事を自慢していたのを「伊勢」が茶化すようにいって怒らせることをしたのはこれが元ネタ)
 別名「泳ぐ18禁」発言がとにかく言動危ない。特に時報ボイスは取りようによっては、イヤホン必須になるかも。大抵の場合は「イク」と呼ばれている。実装されている潜水艦の中では雷装が一番高く、お供として連れて行くならば一番という評価をされている。ただし運の数値は高くないので夜戦攻撃力に期待できないのが辛いところか。髪型は見た目からツインテールと言われていたのだが、フィギュアの試作品が発表された時にツイン+短いポニーテールの組み合わせによるトリプルテールだったことが発覚。周辺を騒然とさせている。公式4コマで初登場の時は「168」のスマホに送ったメール。実はこれにはリアルな事情があって、本来だったらだいぶ前に実装されるはずだったのに声を撮り忘れるという運営側の大失態によるもの。このおかげで「鈴熊コンビ」がかわりに実装されることになった。(2016年ホワイトデーボイスで、提督からのホワイトデープレゼントを持ったままオリョールにいくのは勘弁して下さい)

 「出雲丸」(艦名)……「飛鷹」の前身である豪華客船の名前。そこから改造して「飛鷹」となった。登場の時に思わず言いかけてしまうので「出雲丸」さんと呼ばれることも。

 「伊勢」(艦名)……元々は扶桑型戦艦の第3番艦として設計されていたのだが、扶桑型が欠点だらけだったということもあり、新しく再設計された作られたのだが、扶桑型をモデルにした分その欠点の完全なる解消には至らなかった。大平洋戦争の時には真珠湾攻撃に参加。その後ミッドウェイの敗戦を期に主砲の一部を取っ払う感じで、航空戦艦として生まれ変わることになる。その後も末期の主要な戦いに参加するものの、戦果を挙げられず。「北号作戦」の時には航空機を飛ばすためのカタパルトが撤去された状況だった。その北号作戦の後、呉のドックで砲台として鎮座するも、攻撃によって大破。そのまま終戦を迎えた。尚解体されるまでの一時期、4家族がやってきて住んでいたんだとか。
 二代目の「いせ」は2008年に就航。護衛艦として活躍をしているのだが、2013年にフィリピンを直撃した台風の救援活動(サンカイ作戦)のために、レイテ沖を航行。その姿を見て時代の移り変わりを実感する人が多かったとか。
 ゲーム中においてはどう扱うかで悩む一隻。戦艦のままだと幸運艦と呼ばれるほどの活躍が期待できず、航空戦艦になると手数は増えるけれど、攻撃力がおちるというある種悩んでしまうことがある。(自分も最初に出てきた戦艦が「伊勢」だったので、この辺りは悩んだ、気がついたらレベル30にまでなっていたし)ただ低速戦艦の割には脅威の回避力(北号作戦だけではなくレイテ沖で一瞬のすきを突いて「瑞鳳」の乗組員を救出した)を持っているので、しかし北号作戦を利用するというのであれば、10レベルで航空戦艦になることができるわけで、この辺りはかなり重要になってくる。早く「試製晴嵐」を建造上で実装してくれと思う人も多いのでは。
 性格は同型の日向が、かなりクールという感じの性格をしているので、まさにその逆を行くような設定になっている。公式4コマでは駆逐艦たちの教育係として重要な役目を担っているのだが、いたるところで抜けていてしかもサボり魔という設定。それ故にそのバツとしてとんでもないレベルの役目をさせられることも多い。大掃除の会ではさぼり防止のために「日向」に監視されていた。

 「磯風」(艦名)……陽炎型駆逐艦の12番艦。太平洋戦の最初から主要な戦いに参加。さらに数多くの主要船の最後(「大和」・「武蔵」・「信濃」・「金剛」・「愛宕」・「大鳳」・「蒼龍」)に立ち会ったことから日本海軍最高の武勲艦だという人がいるほど。ケ号作線においては3回めの任務の時に攻撃を受けて大破されてしまうが、なんとか戻ってこれたことから「南雲忠一」から賞賛。乗組員が湯田温泉へ招待されたこともある。修理完了後は日本海軍の没落をその目で見ていくことになる。「武蔵」が沈み行く時の写真を撮影、「信濃」の最後も看取った。その最後は坊の沖海戦。「矢矧」が動かなくなり、司令部は「磯風」に。しかしその「磯風」も攻撃を受け続け航行不能になってしまった。栄光を知る者達は「磯風」の曳航を考えたが、救出してくれた「雪風」に被害が及ぶ前に撤退する必要があり処分を決める。しかし雪風の魚雷発射管が狂っていた状態で、発射した魚雷は通過。仕方なしに主砲の攻撃を魚雷発射管に向けて発射。大爆発を起こし海の底に来ていった。その姿から磯風の乗組員は磯風に敬礼をしたままだったという。ネット上の乗組員だった人の遺族が全文公開した手記が存在する。
 2014年夏イベントで登場。しかもE6でのボス撃破での登場に、なんで駆逐艦がと思った人も多いが、彼女のレアリティが金だということ。日本海軍屈指の駆逐艦だったこともあり血眼になってこの超高難易度の海域を攻略する提督が続出。ある意味超高難易度と言われるこの作戦においての象徴的存在になった。中破絵の手を伸ばしている姿は、自分が救えなかったメンバーのことを意識してのことなのか。しかしレベル45という数字で改造してみてみるとわかるのだが、時報ボイスがつくのだが、そのボイスから漏れ出てくるのは戦闘部分の以外は何も出来ないレベルの「メシマズ」(魚が普通程度に焼ける程度)。どれだけの威力かというと、提督が腹を壊して午前中の任務が出来ないほど。それ故に「浦風」「谷風」「浜風」がフォローに来てくれるというか代わり作ってくれるというか。

 「板倉光馬」(人名)……画家を目指そうとしたが、連合艦隊を見て海軍への道を志す。海軍兵学校時代の成績は優秀だったが、トラブルメーカーでもあった反面、問題の解決能力に長けていた。「最上」に乗っていた時にルーズな上司を怒鳴りつけてしまい「青葉」へ異動になっている。「如月」にのっている時には胃潰瘍を患うがビール1ダースを飲んで完治を確認するというトンデモ話も。さらに「如月」に移動する前に乗船していた悪名高いほど治安の悪かった「加賀」においてはその治安を改善。その後潜水艦に活躍の場所を移していく。アリューシャン方面で、監視を厳命にしていたにもかかわらず、粗相から冬の海に落下危うく死にかけるということも体験している。また危険地帯への潜水艦の行動においても敵の攻撃に対して帽子を振り続けることで危険を回避している。その後「アレ」関連の任務をこなしながら、さらには自分もそれに乗ることも希望しながら終戦を迎えることになる。戦後は海上自衛隊の幕僚部の非常勤や、三菱の神戸造船所に勤務。定年後はボランティア活動をしていた。著作も多く映画監修もしている。

 「イタリア王室の終幕」(出来事)……第2次世界大戦の真っ最中まではイタリアは形上王国であった。それ故に王家が存在していたのだが、王室の権威を守りたいがゆえにファシストを支持してしまった結果、国民からの支持を急速に失っていった。特に北部の方ではその傾向がかなり強く逆に南部は継続を支持するという立場の人間が多かった。それ故に王室は意志の国民投票をした時にその差はそれほどなかったのだが、賛成票が上回り王室は廃止。王室の面々はイタリアから追放され、イタリアは共和制に移行することになった。なくなったら恐らくGHQに対する暴動が収まることがなかったと思う日本とは大違い。

 「イタリア共産党」(その他)……1921年に設立。共産主義初期にありがちな弾圧の時にはパリに逃れている。対ファシズムパルチザンの中で中心的な役割をこなしたために、共産党でありながら外国からの支持も高かった。戦後ファシズム精算のなかで、存在感を増していってイタリアでは中心的政党の一つとなっていった。しかしソ連などの共産主義などに反発をしていたこと、さらに共産党の名を捨てることが決まって分裂。(分裂して別れたほうは共産の名前は残しているが、ヨーロッパ議会にわずか1議席を残しているだけ)主要部分の残った部分は何度も名前を変えて現在ではカトリックの穏健派と合体をして「民主党」という名前になっている。

 「一航戦」(ゲーム・其の他)……世界初の空母機動部隊。大平洋戦争開幕からミッドウェイまで赤城と加賀がこの役目を担っていた。この部隊そのものがチートすぎるいうレベルの飛行機乗りが集まっており、精度は当時の世界最強どころか歴代最強クラス。二航戦と合わせて4機で世界最高機動部隊を形成していた。しかしミッドウェイで4隻とも沈むという痛恨をすっ超えた、シャレにならない事態が発生。さらにこの戦いで自慢のパイロットも多く失うことになり、この戦いの後中心となった五航戦などが押されまくる結果になってしまう。比較対象としてゲーム中で「加賀」がライバル視している五航戦のパイロットのレベルは他の国に行けば教官レベルの腕前。それを優に超える腕前を一航戦の連中は持っていた。これだけでもミッドウェイの衝撃というのは計り知れない。

 「一航戦・二航戦の中破絵」(ゲーム)……どの艦むすでもそうなのだが中破絵になると服が破けたりしている。「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」の4人も例外ではないのだが、甲板に注目すると黒ずんでいる場所がある。この黒ずんでいる場所が史実で被弾を受けてしまった場所を表している。

 「」(艦名)……「いなず(づ)ま」と読む。ゲーム上での通称は「電ちゃん(でんちゃん)」。暁型の4番艦(もっといえば特型駆逐艦の中でも末っ子)で初期に選べる5人の艦むすの一人。彼女は2代目。最初の任務は「雷」とともに昭和三陸地震での救援活動。練習中に「深雪」と衝突して「深雪」を沈めてしまう。暁型4隻で第6駆逐隊を編成。そのまま太平洋戦争に突入。しかしここでも他の船に衝突をしてしまい修理へ。スラバヤ沖海戦では重巡洋艦「エクセクター」の乗組員を救出する。その後は空母の護衛などに従事。船団を護衛している時に「ボーンフィッシュ」の魚雷攻撃を受けて沈んでしまう。戦後護衛艦として復活。現在の彼女の名前が付いている護衛艦は、4代目(2000年に就航開始されたもの)。2014年3月に民間船護衛の目的でソマリアに派遣される。
 初代、2代目、3代目に共通するのは衝突。2代目は「深雪」を沈めてしまったことで有名だが、初代も三代目も衝突事故を起こしている。初代は函館あたりで汽帆船にぶつかって沈んでいる。3代目は津軽海峡で「あけぼの」と衝突(されたほう)。さらに修理のためのドック入りの最中にガソリンが気化して爆発ということまで起きてしまった。今の4代目はいまのところは平穏無事。それどころかソマリアで人命救助をするという、ある意味時代を越えたことをやってのけてしまった。
 一見すると弱気に見えるのだが、戦闘の時にはしっかりと結果を出してくれる。と言うかむしろ夜戦突入時のセリフ「皆さんを救いたい」(最初はスラバヤだけかと思われたのだが昭和三陸地震のことも該当している)と言いながらクリティカルヒットで相手を沈めてしまうことから、二次創作では黒い面をのぞかせて「ぷらずま」と呼ばれることも。それともうひとつ強大な特徴としてはドジっ子設定。これは実際に同じ駆逐艦である「深雪」に衝突して、「深雪」沈めてしまったことから。二次創作では第6駆逐隊4席でセットにかかれることも多いのだが、初期メンバーの一人ということもあり単独での絵も結構見られる。忘れがちだけど大きくなりたいがゆえに毎日牛乳を飲んでいるという設定がある。

 「井上成美」(人名)……「比叡」と「鹿島」が自己紹介や時報セリフでの時にいってくる「井上提督」はこの人のこと。旧幕臣の11男して生まれる。今の国立宮城教育大学附属小学校から今の仙台一高の分校を経て、仙台第二中学校(いわゆる今の仙台二高。今でも宮城ナンバーワンの県立高校)に移動。そこでの成績はトップであった。現役という状態で海軍兵学校(浪人の受験生が多かった。当時の兵学校は下手すると大学よりもレベルが高かったこともあるが)を受けてトップクラスの受験成績で合格、それゆえに中学は退学をする。その海軍兵学校を2番目という成績で卒業する(この時にもらったとされる双眼鏡が「鹿島」の手持ちに)と、三笠・春日などに乗船。第1次世界大戦の時には竣工して日が経っていない「比叡」に乗っていて、青島での警備任務に当たる。
 結婚後にスイス駐在武官になり、さらにフランス駐在に。この時に2つの言語を習得している。戻ってきた後には海軍大佐になる前にイタリアに行ったのだが、この時の体験が彼の進路に影を落とすことになる。5・15事件の時にはさらなる軍の一部分子の暴走も予見している。その後32歳の時に海軍省になるが持ち前の持論を曲げない性格もあり、さらに南雲忠一とは仲が悪く(脅されたことも)、大角人事の際にはそのまま予備役入りもありえたのだが才能を惜しんだ伏見宮博恭王の口添えもあり「比叡」艦長へ。このとき大連港の桟橋への接岸という離れ業を演じている。その頃には横須賀の反対側にある長井町に小さな自宅を建てる。「比叡」の艦長の後は米内光政のもとに、海軍の暴走から陸軍の暴走を予見していたために事前の準備を講じていたおかげで準備ができたのだが、待ったがかかったおかげでその準備の一部が無駄になってしまっている。
 日独伊三国同盟は反対の立場を取る。これはヒットラーが日本人を軽く見ていたことをわが闘争を見て知っていたことと、イタリアでのネガティブな体験から来ていたとされる。殆どが賛成に近い立場だったのに対し、反対の立場をとっていたのは井上成美・米内光政・山本五十六だけだった。太平洋戦争の前には航空本部長という地位についたように、航空戦がこれからの海軍の主な戦いかたになると見抜いていたのだが、いかんせん頭の硬い日本海軍においては水雷戦隊重視の戦い方がまだ支配的だった。しかも太平洋戦争海戦反対派だったことから、太平洋戦争においては中心からかなり遠くに置かれた第4艦隊司令官という職に回される。「鹿島」に乗って指揮をとることになった。
 開戦直後の「如月」の轟沈、珊瑚海海戦の実質的な失敗、さらには他の作戦にも問題があった(最も一番の原因は第4艦隊のカバーの大きさに見合うほどの戦力がなかったこと)ことから、現場から海軍兵学校校長へ。最初は乗り気ではなかったのだが、生徒たちを見て教育者としての才能が開花。前任で同期の草鹿任一との真逆の性格教職員は不安を覚えたが、教育者としての見識と自らも教壇に立つ姿勢、さらに論理の深さから当時の教師たちからの信頼を集める。陸軍が英語を教育内容から外したので、海軍も外せという圧力にも屈せず、さらには戦況の悪化によるカリキュラムの変更にも応じなかった。このことが戦後において兵学校経験者の将来を大きく左右することになる。(大学に入り直すのに重宝したり、就職の時にも有利に働いた)さらに皇室の一員まで使っての教育機関の軍縮養成にも応じなかった。(ただそれでも結果的には短縮せざる負えなかったのだが)この時井上自身が考えていたのは戦後のこと。戦況の悪化もあったし、それ以上に仮に戦争に勝ってもたいていの教育を受けたものは放り出されるのがオチ。だったらその後のことを考えたと気に短縮とか英語教育の撤廃とかをするべきではないというのが持論だった。この持論はものの見事に終戦後に大当たりをすることになる。兵学校から大学への進学には制限がかかってしまっていたが、当時の帝国大学以上の学問を受けていたことからこれらの生徒たちは戦後高度経済成長期に大きく貢献することになる。
 米内光政の政治の表舞台の復帰によって、海軍次官へ。中身がボロボロという状況の海軍の中で終戦工作に向けての工作活動を開始する。この時米内から海軍大臣就任の打診もあったが断っている。海軍大将への就任(井上自身は断り続けていたが、最終的に天皇の命という形で就任せざる負えなくなる。同時にそれは海軍次官としては終了という意味でもあった。一説には左遷説も)とともに米内とは喧嘩別れしてしまう。ただ終戦工作だけは続けていた。それが実る形で8月15日を迎える。終戦時の年齢は55歳。40年近い軍の生活はこうして終わった。
 その性格は海軍内に多くの敵を作ったのだが、同時に数多くの優秀な支持者に恵まれていたと言ってもいい。それゆえに本来であれば戦後は清貧生活ではなくどっかの企業のポストにも入れていただろうし、私学のトップ(これだけの能力を持つんだったら初代としても出来るだろうし)にいることもできただろうし公職追放解除後にも教育の仕事として学校教育に関わる(たくさんエピソードがある)こともできただろう。しかし自宅で子どもたちに英語を教えながらの清貧生活にはいる。特に終戦からの8年間は貧困状態が厳しく、一人娘を結核(妻も同じ病気で開戦前に亡くなっている)で亡くし、残った孫も養子に出さざるおえなくなった。(更にこの孫もその家をたらい回しにされた末にようやくちゃんとした引取先に引き取られることに→その孫が書いた井上についての著作あり)さらに新聞で惨状を知った部下たちの前にボロボロの姿で現れたという話も。更に胃潰瘍で吐血をして倒れたのだが、この時に一緒にいた医師の娘と退院後再婚する。(この時に軍事恩給が復活をして金銭的にようやく安定をする。更に兵学校時代の教え子が強引に援助をしたことも安定の要因に)この後ろは安定していた生活をしていたが1974年に風邪をこじらせてから健康状態が悪化。この翌年の年末に息を引き取った。その追悼会には予定の3倍以上の人数が集まり、海軍関係者のその後の集まりとしては最大規模になった。すぐに再婚した婦人もなくなってしまい、その後残された家はボロボロにはなるものの一度再生され記念館として一部が公開された。が、東日本大震災によって被害を受けてしまい閉館に追い込まれてしまった。
 本人だけではなく一家全員がそうだったように数学に強かったりして技術者としての能力も総じて高かった。それは井上成美も同じで、エンジニアとしてみても優秀な能力を持っていてそれを伺わせるエピソードが残っている。「比叡」艦長時代に大連港の桟橋に戦艦として初めてピッタリと止めるという離れ業をやってのける。さらに母親から音楽の才能も受け付いていて自作の楽器などで演奏をしていたという話も。海軍にはワンマンアーミーバリのスーパーマンが多かったのだが、彼も方向性は違っていたもののその一人であることには間違いがない。ただ他の海軍の連中と違うところは先を見通る力を持っていたということ、海軍の大きな方針決定において都合5回(司令部の改定・三国同盟・大艦巨砲主義・英語教育廃止・自身の海軍大将への昇進)も反対をするのだが、そのいずれもが終戦という形での正解だったというのは日本海軍にとってはなんとも言えないぐらいの皮肉な話だった。また自分の妻が肺炎で亡くなったことからそれを警戒して芸者遊びをめったにせず、さらには酒を飲まなかったというエピソードも。

 「伊8」(艦名)……正式名は「伊号第八潜水艦」。開戦時にはオアフ島で後詰を担当。その何回か修理を受けたのちに、ドイツに技術をもらうために出撃。敵の妨害と天候の妨害に遭いながらもなんとか当時ドイツに占領されていたフランスに到着。技術の供与を受けて帰国。一見すると単純なのかもしれないけれ、この行為かなりの危険度があり5隻派遣されたのだが、戻ってきたのは「伊8」1隻だけだった。その後はインド洋で通商破壊任務を担当していたのだが、この時に海上にいた民間人を射殺するという戦争犯罪を犯してしまう。(ただしこれはドイツの要請によるもの)沖縄戦の時に出航したのだが、日本側の記録はここで途絶えている。アメリカ側の記録だとアメリカの友軍が集まっている時に運悪く出くわしてしまい、、駆逐艦「ストックトン」「モリソン」と戦闘。30分にも渡る集中攻撃を喰らい続けついに大破。一人を除いでみんなその場で沈んでしまった。ただしこれが「伊8」だったということがわかったのは戦後になってから。捕まった捕虜は最後まで何も語らず、沈没時に一人の将校が書いていた文面から明らかになった。ちなみに「伊8」を轟沈させたうちの1隻である「モリソン」は特攻機の直撃を受けて沈んでいる。
 自分から「はち」とよんでくれと入っているものの、通称はそれをさらに可愛くした「はっちゃん」。おっとりとした性格でドイツ帰りらしくドイツ語で挨拶したりしている。元々は2013年秋イベントのE4クリアーの特典だったのだが、2014年1月のアップデートで建設可能になり、さらに1−5追加によってドロップにおいても出てくるようになった。読書好きでドックに本を持ち込もうとしたこともある。時報ボイスが最初から実装されていて、そこからパンを結構な回数焼いていることがわかる。ただしドイツ式のパン故に提督の口には若干合いづらい模様だが、「響」にライ麦パンをおすそ分けをしている。シュトーレンもよく焼いていて2016年クリスマスボイスに於いてはチョコレートを掛けたものを用意してくれる。(ただしそれによるカロリーは半端ではないが……)時報ボイスもパンか読書。その発言内容から「提督LOVE」の1人とみられることも。ただ最近は「U511」就任のおかげで若干影が薄くなっているとも。

 「伊168」(艦名)……正式名は「伊号第168潜水艦」。絵を見ると潜水艦なのに浮き輪をつけているのだが、これは急速潜行が苦手だったということと、太平洋戦争開始時においてはすでにすでに古い部類に入っていたため。ミッドウェイでは、周辺を警戒していたがここで大功を上げることになる。 この時の「168」の行動は当時の艦長が終戦まで生きていたこともあり、詳細を聞いたところアメリカ軍を唖然とさせることになる。敵艦隊7隻の警戒の中で、無音航行を敢行して「ヨークタウン」に近づく。さらにヨークタウンの真下を通り抜けたあとに魚雷を数発発射。ヨークタウンの修理にあたっていた駆逐艦「ハムマン」もろとも海の底に葬むる。その後は危険と言ってもいいような輸送作戦を担当して、その作戦の最中に敵潜水艦の雷撃をくらい沈んでしまう。
 レア度がそれほど高くはないため、比較的容易にドロップすることが可能。そのため結構な数出てくるのだが、出やすい反面出てくる潜水艦の中でまゆるに継ぐ弱さというのを実感させてしまう。レベル50になって改造をしても潜水母艦にはなれず、雷装の数値もさほど高くはない。ただ潜水艦のままで改二なるので修理時間が短くて済むという利点もある。
 勝ち気で世話好きで、それでいて提督とはかなり関係が良い模様というよりかは「提督LOVE」の1人。普通これだけだったらヒロイン属性がついてもおかしくないのだが他の潜水艦がかなりアクが強いタイプなので目立たない。スマホを操っていたため、艦これの世界観はいつの頃なのかと論議を呼ぶことになってしまった。入った直後から時報ボイスが聞けるので、時報ボイス持ちの最初の艦むすになる可能性も。ただ午後三時の元ネタはかなり古いテレビ番組なので、あなたは何歳なんですかとという疑惑が立ちそうだけど……あとひょっとしたら今現在カレーしか作れないのがかなり気になるところ。

 「犬さりて豚来る」(その他)……戦後、台湾の状況を表した言葉。犬は日本のこと。豚は中国の国民党政府及び全体のこと。この言葉だけを見ても戦後の中国(国民党も共産党も)の放漫と嘘を表している。

 「今村均」(人名)……陸軍軍人だが軍政能力・統治能力が高く、日本・連合国双方から高い評価を受けている人物。あのオランダでさえも戦後彼に敬意を評して無罪にしているほど。受験を控えていた時期に父をなくしてしまい、その後母に進められる形で陸軍とはどういうのかを見に行った時に、偶然観覧式で天皇を見たことから陸軍の門をたたく。夜尿症だったために寝不足だったのだが、教官たちの理解もあり授業中に居眠りをしても咎められることがなかった。太平洋戦争では指令都市も活躍。蘭印作戦で油田地帯を制圧し、無条件降伏を導いた。その後の統治で真の力を発揮。とにかく慣用的な政策をしたのと、本国からの要求を突っぱねたことで地元住民からの指示を得ていった。その後ラバウルに転勤。 ラバウルについた今村はすぐにラバルルの現状を考えて自活ができるように開発と要塞化をを開始する。この時は自分も農業に勤しんでいたとか。
 アメリカ軍はラバウル攻略をすると大損害が出ると思い徹底的にラバウル封鎖をやったものの、既にラバウルは自活できる能力と充分な備蓄があったことからができていたこともあり動けはしなかったものの最終的なな意味でのラバウルの占領はされなかった。そのまま現地で終戦を迎えることになる。
 戦後はオーストラリア軍での裁判で有罪判決(死刑になりかけた)を受けたものの、オランダに関しては無罪になり、スガモプリズンで10年間の刑にふくす予定だったのだが、本人の希望によりマヌス刑務所(→閉鎖による残る期間はスガモプリズンで刑期を終えた)に。刑期満了後には東京に戻ってきたが、何の職につくこともなく軍事恩給だけで自分による幽閉生活を送った。回顧録を書いてその売上は部下などの援助に当てたのだが、人が良すぎた所為か関係のない人間までも援助してしまうというエピソードが残っている。一言で言えば戦国武将を太平洋戦争に持ってきたような人で、本来だったら政治家になるべき人間だったんだけど、「源田実」のようなこともあるので、そのあたりは考え様なのかもしれない。

 「伊401」(艦名)……正式名称は「伊号第401潜水艦」。潜水艦として大きく、水中においては「そうりゅう」の1,5倍も排水量がある。敗戦濃厚の中で竣工をし、アメリカの泊地に向けて攻撃をしようとしてその直前で終戦を迎えることになる。その後乗っていた指令はアメリカが接収したと気に自決をしてしまう。その後各種調査が行われたのだが、ソビエトのスパイの脅威が迫っていたアメリカは真珠湾に彼女を沈めた。2005年になって機体の存在場所が明らかになる。ちなみにその時には晴嵐を乗っけていたのだが、退散する時に秘密保持のために処分されている。(爆破された瞬間の映像あり)80年台にドキュメンタリーチックに取り上げられた番組が存在する。この時には艦長なども証言をしている。
 最初の登場は2014年の正月イベントの最終クリアーの目玉。コラボのヒロインが潜水艦だったゆえに潜水艦の特典として登場。最初から潜水母艦なので瑞雲をつめるのだが、改造できるレベル35までは魚雷の方を積んでいたほうが無難。終戦を超えたので運も高めだし、耐久力も他の船よりも高い。長い間でなかったのだが、大型建造という形で実装。さらに「6−1」で入手可能に。絶対手にはいらないこともないが、いきなり3時間20分という数字が出ても驚かないように。ちなみに35レベルになって改になると「試製晴嵐」を持ってきてくれる。
 その姿からいきなり登場の段階で付けられたあだ名がかなり危ないものになってしまい、変なコラボまで出来てしまった。イメージとすれば元気っ子。ドックにドック入りするときもドボーンという形で入る。どっちかといえば提督を親としたらその娘としての彼女という立場の方が強いかもしれない。もっともあだ名の通りの状況なので、下手に手を出したらそれでこそ憲兵さんに連れて行かれるのはほぼ間違いがないが……朝から潜ることが大好きなんだけど、夕方には疲れてしまう側面も。公式4コマだとひな祭りの回で登場。いきなり五人官女の役を押し付けられることに。

 「岩本徹三」(人名)……救命胴衣に本来だったら指名などを書くところをあえて「零戦虎徹」と書いたことからその言葉が異名になっている。太平洋戦争においてのエース中のエースパイロットで撃墜数は日米含めて最大の数字202(ただし自己申告で、80ぐらいという説もある)を誇る。戦況を見る目が確かで優位状況からの一撃離脱方式(本人曰く「5倍10倍の数よりも、エンジントラブルのほうが怖い」)を得意にしていたのと、戦闘後の敵機体を見つけて落とした数字故にあまり良くは思われたいなかったらしい。とはいえその腕は他のエース級のパイロットが認めるほど全ての点において長けていた。
 大学に行くふりをして海軍兵学校を受けて航空科へ。支那事変の時に配属されるのだが、後のエースパイロットだった彼が霞むほどのエース級の集まりだった部隊に配属される。その後「龍驤」で艦隊訓練を開始、太平洋戦争の時のための訓練が自分には役に立ったと後に改装している。開戦時には「瑞鶴」の一員として珊瑚海海戦に参加。このとき上空にいて「翔鶴」の危機を察知していた。ただ恐ろしいのは多数の死傷者が出たとされるこの戦いにおいて彼の部隊は誰一人死亡していないということ。その後ラバウルに配属。ここから彼の真価が発揮される。対地用クラスター爆弾だった三式爆弾を、爆撃機用の対空専用に転用し成果を上げる。被弾が多かったものの落ちることは決してなく、挑みかかった相手は全て返り討ち。索敵能力が高く視力は悪いのに、索敵能力が高いなどの逸話が多数。ラバウルに襲ってきた大量の艦載機相手に繰り広げたこの戦いでミニッツは援軍を考えたほどだった。ラバウル時代のニュース映画の画像を見た一人が後の彼の婦人になる。その後も各地を駆けまわるよう(南方戦線に戻れなかった)にして飛行機に乗り、教官を務め続けるが、最終的には岩国で終戦を迎えた。
 終戦後公職追放の浮き目に遭うが、その直後に結婚。しかし三日後に北海道に開拓に行ってしまうが、体をおかしくしてしまい一年半で戻ることに。さらに地上生活になれなかったことから体をさらに壊してしまう。職を転々としつつあったが、公職追放解除後はようやく職を得た。しかしその直後に誤診による手術を重ねたことから敗血症にかかって38歳でなくなってしまう。残された婦人は彼の回想録を持っていたのだが、それが出版されたのは20年が経過した後だった。
 2015年10月のアップデートでついに実装。紆余曲折の末に実装された63甲岩本隊というif装備は烈風改の上位互換に当たるレベルの装備に。結構な数の艦載機を要求されるが烈風と紫電改は要求されていないので、気にする必要はない。問題なのは同時に岩井隊用のクエストと混同すること。混同する可能性があると考えるならメモをとっておくべきだろう。

 「インターナショナル」(その他)……社会主義の世界中の労働組織をまとめようとして結成された国際的組織。第1次はロンドンで結成されたが12年で解散。その後パリで再結成されたがこれも第1次世界大戦の時に解散。その直後にレーニン達によって作られた第3次がコミンテルンの元になっている。戦後は多数の分派ができたのだが、1951年に再結成された社会主義インターナショナル(社民党が加入している)が主流。ただしマルクス・レーニン主義を捨てている。

 「インディアナポリス」(艦名)……アメリカの重巡。米の大統領を乗せて南米各地を回ったこともある。各地の戦いに参戦した歴代の猛者でもあり、第5艦隊の旗艦だった(マリアナ沖では総司令だったスプルーアンスが乗船していた)こともある。沖縄戦にも参加をした。しかしそのハイライトはその最後。極秘任務として原子爆弾の部品を運ぶ任務をこなしていたのだが、そこに「伊58」がその任務を終えて帰還する途中の「インディアナポリス」を発見。魚雷が三発命中して、あっさりと沈んでしまった。但し乗組員にはこれ以上の悲劇が待っていた。近くには鮫がいるという恐怖と、さらに救命ボートすらない状態での漂流で沈没時には8割いた生存者が、5日も漂流させられるという事態に。これによりさらに半分以上の人達が犠牲になってしまった。ちなみにアメリカにとっては最後に沈められた船。

 「インディアナポリス艦長名誉回復」(出来事)……上の話の通り「伊58」によってインディアナポリスが轟沈した責任問題に発展した時にどうして艦長だけが責任を負う事になったのかということになり、長い間それは伏せられていた。しかしジョーズを見た11歳の少年が、この話に大きな疑問を持つ。研究課題としてインディアナポリスの乗組員に手紙を書いて調査依頼。調査に協力的なものもいれば、そっけない返事をしたものもいた。さらに当時の「伊58」の艦長である「橋本以行」にも手紙を出して、その時に証言がねじ曲げられていたという事実を得る。さらに調査を広げていくと艦長に対して訴追をしたがっていたものが浮上。証言を縫い合わせると当時の調査の不備が多数発覚。これを元にまとめたものを当時のコンクールに送るものの、規定違反で失格になってしまう。
 しかしこれが運命の好転をもたらすことに。研究自体は認められていて、それを見たスタッフの勧めであるオフィスに展示。そこから大きく広がることになり、ついには公聴会へ。この段階で少年は決定的な証拠も握っていて、そこからインディアナポリスに関しての大不祥事である状況把握が全く出来ていなかったことも発覚。更には彼を積極的に訴えていた人の存在までも明らかになり、海軍はどうすることも出来ないまま白旗。結果的に戦後50年以上経過して、艦長の名誉が回復されることになった。(その5日前に「橋本以行」は亡くなっている)映画にもなっている。

 「インドシナ戦争(第1次)」(出来事)……ベトナムの独立をめぐってのフランスとベトナムとの戦争。日本軍は劣勢の中でインドシナ半島をフランス軍から奪取。ラオス・カンボジア・ベトナムが王国として独立をする。終戦直後にその王国がベトミン(ベトナム独立のために動いていた組織。アメリカ軍の支援のもと日本に抵抗)が王国政権を倒し更に9月2日に独立を宣言。その後ノコノコと戻ってきたフランス軍との本格的な独立戦争を開始。アメリカ軍の援助のもと都市部を占拠していたフランス軍に対抗して、日本と戦っていた時から多用していたゲリラ戦(現地に残っていた日本兵600人が参加。これも実は大きかった)で対抗。さらに太平洋戦争から放置していた問題である兵士の精神的な疲労の問題がここに来て大きな影を落とし厭戦ムードたっぷりのフランス本国からの援軍が出せない状況になる。一方ベトナム軍もある意味日本の特攻戦術バリの特攻戦術を採用という、お前ら本当にちゃんとした戦争する気があるのかという状況で戦争がおコン割れた。最終的にフランスの拠点であったティエンビエンフーを落とし有利な形で戦争を集結させる。協定により一旦は南北に分断して選挙後に統一をするということだったのだが、英雄視をされることを恐れたホー・チミンが後にこの約束を破棄。さらに後の北ベトナムの賛同者が多数南ベトナムに残ったことから、後のベトナム戦争およびその後の国際的孤立を招くことになる。

 「インド独立」(出来事)……第2次世界大戦はイギリスとインドの関係を逆転させていた。日本に対する輸出禁止がとられたゆえにその物資がインドに雪崩れ込み、さらにイギリスの戦争債務の肩代わりをインドが受け持ったことから財政的な関係が逆転してしまっていた。さらにインド人が大量に戦争に駆り出され、さらにその作戦の内容から軍・・民間問わずに相当数の死傷者を出すことになった。その状況の原因はイギリスがインドに対して独立の保証をつけたことなのだが、アトリーを始めとした大英帝国の栄光にしがみついている連中は最初から反故にする予定だった。そのために圧力の関係が続いていたのだが、その圧力に対してついにインド人が爆発。もはやイギリスにはインドを支配下に置く力すらなく結果的に独立を認めることになった。しかし支配者がイギリスからインドのブルジョワになっただけにしかならなかったことや、ガンジーが暗殺されたことによるカリスマの喪失とそれによるヒンズー教ナショナリズムの台頭、爆発しまくっている人口増加、カースト制の問題や地方の問題もありもありいまだにインドは21世紀の超大国候補という評価にとどまっている。

 「インドネシア独立戦争」(出来事)……太平洋戦争後インドネシアの実効支配を取り戻そうとしたオランダ・イギリスに対して、インドネシアが大反発。独立戦争へと発展した。これに元の宗主国であるオランダが大量の兵士を投入。双方に停戦破りや審議違反などがあり泥沼化。4年に渡る戦争はインドネシアの勝利に終わり、これに各地の地域(オランダは影響力を残そうと地方政権を次々と作るがそれらの地方政権が拒否をして中央集権化に成功する)が加わってインドネシアとして1950年に独立を勝ち取ることになる。インドネシア軍の中にはインドネシアを終の棲家と定めてとどまる事になった日本軍の元兵士加わることになり、さらにそれ以外にもとどまっていた日本人部隊に治安維持命令を連合軍が出す=日本人同士で殺し合うなど、日本人の犠牲の数もかなり多かった。ある意味ヨーロッパの横暴の終焉の始まりの一つの出来事。

 「インパール作戦」(出来事)……インド北部のインパール侵略を目指した作戦。ビルマ戦が早く終わってしまったことから構想されていたのだが、インパールという場所がイギリス軍にとっても重要な場所だったことから決定をしたものの、実は作戦立案の「牟田口廉也」以外誰もが反対をしていた。しかし牟田口はそれらに耳を貸さずに反対する連中をことごとく更迭をして作戦に望む。しかし完全に読まれていた上に、イギリス軍は徹底的に日本軍の体も心もおる作戦を敢行。さらに補給線・支援の軽視をしたために食糧事情も良くはなく、戦闘による死者の他に餓死などの死者も出てしまうほど。終わってみればイギリス軍の倍以上の死者を出して大失敗に終わった。しかしこの作戦のまずいところはこれだけで済まなかった。牟田口はこの一件で左遷されたのだが、その後に就任した指揮官も牟田口に負けず劣らずのダメ指揮官だった。それゆえに余計に犠牲者を増やす結果になった。ヘタするとこの作戦である企業が生まれなかった可能性も。
 唯一の光明はこれがきっかけでインド独立運動が激化すること。この作戦に参加したインド国民軍を戦後イギリス軍は処刑しようとしたのだが、それに怒ったインドの住民が独立運動を展開させていくことになる。

 「ヴィッカース社」(その他)……「金剛」「三笠」の生みの親。イギリスを代表する重工業会社で、船舶も軍艦を含めて大量に生産していた。設立は古くて1827年。長い間イギリスの重工業を支える存在だったのだが、合併を繰り返しているうちにいつの間にか国営化されてしまった。しかし1999年にロールスロイスに買収されて、会社自体が消滅。さらに細分化され「ヴィッカーズ」の名前が残っていた兵器部門も、最終的にはGM傘下に。2003年に名前が消滅してしまった。

 「ヴィットリオ・エヌマエーレ3世」(人名)……イタリア王国の国王で、この人がある意味イタリアを戦乱に巻き込んだ最大の戦犯と言われてもおかしくはない。背の低さからコンプレックスを全身に感じたまま育ったため気難しい性格になってしまったと言われている。父が無政府主義者によって暗殺されると、国王に就任する。当初は穏健派という形をとっていたが、第1次世界大戦あたりから尊重していた議会を突き放すような言動をし始める。おまけに大きな成果を得られなかった(実際は相当大きな成果を得たのだが)として国民の反発を招くと、父が警戒していたムッソリーニ近づく。そのムッソリーニのローマ侵攻に対して戒厳令の発動を拒否するというアシストをして時の政権を崩壊させる。この行動が結果的にイタリアにおける民主主義を崩壊させていくことになる。
 第2次世界対戦においては軍備が全く整わないまま戦争に突入するという愚を犯し、各地で敗退を重ねていった。日に日に悪化する戦況についにムッソリーニを切る決断をする。議会の圧倒的多数を背景にして、ムッソリーニを解任したのだが、逆にそれがドイツを刺激してしまうことになる。皇帝の捕虜化とムッソリーニの復権を目指してイタリアにドイツが攻め込んでくる。この人はその時においてもやらかす。イタリアに攻め込んだドイツに対してなすすべもなくローマを離れる。この行動が結果的に自らの運命を決めてしまう。連合国によってローマが奪還され戻ってくるものの、すでにその権威がないに等しいものだった。ローマが開放される前に息子に禅譲。国王としての使命を終えるがその彼を待っていたものは、王室廃止による一族全員のイタリア追放だった。失望の中でアレキサンドリアで死去。息子は追放後ポルトガルに亡命をし、ジュネーブで一生を終える。現在その息子が一族の長として様々な称号と権利を持っていて、没落貴族の中でも大物と言われているのだが各種の非合法組織との関わりを指摘されていてかなりの問題持ちになっている模様。

 「ウィリアム・ディーン」(人名)……第2次世界大戦の時には、ヨーロッパ戦線にいてドイツ軍の捕虜を30000人も捕まえた。戦後は日本に来て小倉に本部を置く第24歩兵師団の師団長になった。朝鮮戦争勃発時には韓国に渡って指揮に当たるが、初期の北朝鮮の猛攻にあって第24歩兵師団は壊滅。本人はたった一人でゲリラ戦を展開するも一ヶ月粘った末に捕らえられてしまう。(この時のエピソードに自らバズーカを担いで戦車刈り(破壊された戦車の写真がある)をしたとか、手榴弾で戦車を撃破したりという話がある)仁川の上陸作戦を知っていたのだが、尋問に72時間耐えきる。が、トルーマンたちは死んだと思い込み家族に勲章を渡してしまっている。帰国後英雄視されるが本人はそういう見方を拒絶している。朝鮮戦争終結前にアメリカ軍をやめてしまい、サンフランシスコで長い余生を送った。

 「ウィリアム・ハルゼー・ジュニア」(人名)……米の海軍の最高責任者で最高位は元帥。父親は海軍大佐。息子も主力の関係でアナハイムにはいけなかったものの太平洋戦争中には空母に乗っている。海軍兵学校にコネを使って入団。そのためか成績は中盤よりも下の方という成績での卒業になる。大平洋戦争の初期から中期にかけては彼が行こうとするところに災難が待っているかのごとく、彼がそこに行くことがなかった。更に病気の治療もあり一時的にアメリカ本土に帰るが、後継の指揮官が局地戦においては負け続たこともあり復帰。南太平洋戦線でガダルカナルから日本軍を撤退させて、完全に主導権を取り返すことに貢献。しかしこの頃から「マッカーサー」との対立の側面をのぞかせている。さらに自身が推薦して、指令に持ち上げたスプルーアンスに対する不信に伴う突き上げ、「レイテ沖海戦」では小沢艦隊の陽動作戦に引っかかり、「猛牛の突進」という名前が残されるほどの失態の転身(もっともそれで勝てた原因には「栗田ターン」と言われるもっと意味不明の行動があったため)、小沢艦隊憎しからの執念による「北号作戦」においての「伊勢」・「日向」への攻撃が逆に作戦の大成功に導いてしまったという事実。さらに台風直下による艦隊の損失など、出てくるたびに何をやっているんだという状態になり、更迭の可能性まで出てきてしまった。(結局日本を喜ばすだけだということで撤回されたのだが、もし彼の信条で艦隊決戦に持ち込んだたら、それでこそ日本の思う壺だったんだけど)幸運にも恵まれ終戦を迎えた。戦後はまさかの元帥昇格になったが、実質的にはただの客寄せパンダに成り下がっただけだった。

 「ウィンストン・チャーチル」(人名)……第2次世界大戦においてのイギリスの首相。猫背で太っていて深夜型生活をするなどある意味不摂生の塊というイメージがするのだが、本人も体型の事とかはそれなりに気にしていたらしい。世の中が社会主義政策中心に動いている時に南アフリカの現状を見てアンチ社会主義に目覚める。第1次世界対戦においては海軍大臣として戦争を進める立場にあったが、幾つかの作戦で失敗をしてその地位を追われている。党を替えたり、落選をしたり、大臣職を左遷されたりもしたが、海軍大臣時代に大惨敗を喫した戦いで責任をとられることがなく、責任をとったチェンバレンの代わりに首相に就任。
 大戦中は指導力を発揮するものの、兵士をコマとしていなかった部分があった上に騎士道作戦を地で行くような作戦を立てるというある意味アメリカとは真逆のことを発案してしまいアメリカを呆れさせている。しかしバトル・オブ・ブリテンまではイギリスは負け続きだった。イギリスは第2次世界対戦では世界じゅうで負けが続いていて、香港は17日間で日本軍に奪取される、最新鋭の戦艦2隻は航空機によって轟沈(当時は前代未聞)させられる、シンガポールも落とされる。結果的にイギリスは戦勝国側になっているものの、会談の最中もスターリン(共産主義にべったりだったルーズベルトと違ってチャーチルはスターリンに対して警戒はしていたが……)にリードを奪われたりと対外的に見ればイギリスの終焉を予感させるものになってしまった。戦後これらの領地は戻ってきてチャーチルは強がってみせたものの、既に大英帝国の崩壊は確実のものとなってしまった。
 ドイツ降伏後に行われた総選挙で保守党政権が長引きすぎたことから敗北し、政権の座から滑り落ちてしまう。ただチャーチル自身は著作を出しそれがベストスラーになったこともあり、ノーベル文学賞(本人は「平和賞」が欲しかったらしいが、どう転んでも無理だろう)を受賞する。有名な鉄のカーテン演説もこの時期に行われている。しかしそれ以前に労働党の外交政策は保守党が文句をつけられないぐらいうまく言っていたせいもあり、1950年の選挙でも政権を奪取することができなかった。が、その差が僅かになったことから労働党政権の方もガタが着始めてしまい、さらにチャーチルが作った会社がイラン国営になったこともあり大反撃。この選挙の1年後に行われた選挙で保守党は政権を取り戻し(ただし獲得票数は労働党のほうが多かった)て、再びチャーチルが政権を担当することになる。この時チャーチル77歳。
 国内的には労働党政権のやったことを引き継ぎつつも、一部国営企業の民営化を実現。更に住宅の大量建設にも成功する。しかし対外的に見るとチャーチルとて、もはや植民地の独立の動きを止めることは不可能だった。(インドは労働党政権の時に独立)エジプトとの関係が悪化し、イランとは不都合な条約を飲まされることになる。しかもケニアでの独立運動をとめるために各植民地での政策の緩和を余儀なくされた。それでも一定の成果はあったものにお、年齢には勝てず。後の首相マクミランのすすめもあり引退を決断する。国民的人気が高かったもののどんどん衰弱をしていって、最終的には脳卒中でこの世を去る。その名前はアメリカの駆逐艦アーレイバーグ級の一隻に残っている。(チャーチルは1963年にアメリカの名誉市民の称号を受けているため)
 イギリスでは偉大なる指導者のひとりとして人気が高いのだが、一言で言えば綱渡りと言ってもおかしくない状況でよくこういうことができたよなあというのが印象として残る。左遷されていた時に始めた風景画(嫌われていたピカソに「本職でもやっていける」という評価を受けるほどの腕前)のエピソードはある意味政治力がある文化系の為政者という感じがする。

 「ウェーク島」(地名・出来事・戦争犯罪)……2016年3月に実装された6−4の元ネタ。死火山が水没したところにサンゴ礁で覆われてできた3つの島から形成される。ミッドウェイ島の西南西に位置し、南にはマーシャル諸島が存在する。第2次世界対戦においてはアメリカの前線基地で日本軍にとっても重要な場所故に日本軍が占領するものの、この時の戦いにおいて「如月」が轟沈、他の船までぼろぼろになるという大敗北を喫する。しかもこの時に蒼龍に乗っていた「金井昇一」が敵の飛行機の攻撃を受けて討ち死にという大敗北でもあった。その後二回目の戦いで占領に成功するものの、その後に待っていたのアメリカ軍による封鎖による飢えだった。この飢えを癒やすために島固有の鳥であるウェーククイナが絶滅してしまう。さらに捕虜に対する扱い(100人近くを殺害)も発覚をして守備隊長をはじめ17人が戦犯として戦後裁判にかけられることに。(司令官は死刑)戦後もアメリカ軍の中継基地としての役割は一応は持っていたが、ベトナム戦争終結と冷戦の終結によってその価値は大きく低下。現在は米の軍事施設は取り払われて飛行場とその管理をする人だけが存在するが、小型の飛行機などにとっては重要なポイントになっている。
 確かに重要な場所ではあるのだが、それに見合うだけの恩恵を得られなかったこと。さらにこの島を占領するのにアメリカ軍の4倍の死者を出すなどを考えると、典型的な割にあわない戦いであり、さらにそれが日本海軍慢心の元の一つにもなってしまった。ちなみに6−4で現れた砲台小鬼はこの戦いの時に、疾風丸を沈めた砲台がモチーフ。

 「飢えた狼」(異名)……「足柄」がイギリスで付けられた異名。その「居住性の悪さ」からイギリス人が皮肉を込めて付けられたあだ名なのだが、ただし長距離航海が主とするイギリス海軍と、日本海のような荒波の海を航行すること、さらに海軍軍縮条約での制限を考えると日本の場合は居住性を取っ払ったほうが都合が良かった。無骨な外見からジャン・コクトーのように機能美を評価したものもいる。艦これではOLのような外見から、色々とイジられている模様。尚2次創作などで結婚している場合だと「売れた狼」というタグがはられる模様。

 「ヴェールヌイデカブリスト」(艦名)……賠償艦として渡された「響」のソ連での名前。その後大改修計画が持ち上がるものの、政府方針の転換によって立ち消え。さらに練習艦に変化して名前も「デカブリスト」に変更。最終的に標的艦として海に沈められてしまっている。ちなみに公式4コマで「吹雪」がロシア語で「ヴェールヌイ」を圧倒する場面があるんだけど、あれは「吹雪」の中の人(声優)繋がり。

 「ウォースパイト」(艦名)……イギリスのクィーンエリザベス級戦艦の2番艦。通称「オールドレディ」。名前の意味は「戦争を嫌うもの」で実は7代目。第1次世界大戦の頃から船だったが、舵がよく故障した(それも艦歴の間ずっと)こともあり、さらに衝突事故を何度も起こしたせいで修理期間のほうが長かった。ただこの船自体は相当の幸運艦で、戦後の軍縮状態の時に自沈処分を免れ、反乱が起きた時には出港をしていて無事。第2次世界大戦では地中海にいて自身も攻撃を受けるものの、姉妹の方が深刻な打撃を受けてしまう。その後セイロン沖海戦では攻撃目標にされながらも攻撃されないまま生き残る。また地中海に戻ってくるが、今度はフリッツXの一撃を受けてしまう。しかも二発。それでも困難を極めながら(だんだん内部の故障がひどくなっていく)もなんとか生き残り終戦を迎える。あのノルマンディー上陸作戦にも参加している。アメリカだったら恐らく博物館になるんだろうけれど、イギリスはスクラップとして売却。その曳航中に嵐に会い曳航から逃亡。抵抗するがのごとく逃げたのだが座礁してしまって、そこで終了。結果的に解体されてしまった。2つの大戦を生き残った戦艦として、その名前とともにイギリス海軍最大の功労艦として名前と在りし日の写真が残っている。次世代は原子力潜水艦にその名前が受け継がれている。
 2016年夏イベントの最終報酬として実装。金剛よりの一つ年下なので高速戦艦かと思われたのだが、低速戦艦での登場。改造までのレベルがほかの船では改2レベルといわれる75が必要とされる。霧島を超えるトップレベルの火力を持つのだが最大の特徴は、異様なまでの燃費の良さと運の数値。改造をした後の運の数値はあの雪風を超える70。この数字は誇っていいものの、戦艦の場合は運はあまり要素としては関係がない部分が多いのでかなり微妙ともいえるかもしれない。最大の欠点は速度が低速扱いになっているということと。その代わりハイパフォーマンスがそれを打ち消している。
 そのいでたちからモデルがあるのだろうといわれていたのだが、調べてみるとエリザベス女王との戴冠式をモデルした雰囲気があってそこから実は「クィーンエリザベス」が本当は実装予定だったのではといわれる状態に。ただ椅子に座っているの慢性的に舵が悪かったことから、足元が弱かったという説を採用しているのではないかという話もある。アイオワの英語力が散々でその点がたたかれたのか、彼女の英語の発音はそれらしいものにかなり改善されていた。誰が中の人を担当したのかということで話題になったのだが、これが声優デビューという新人を当てたということでそれも話題になっていた。イタリア重巡組からは姿を見られると逃げられてしまうのだがローマとはフリッツXつながりでお知り合いという状況。どっちかといえば親しみやすい感じ。紅茶オンリーの金剛と違ってコーヒーでも大丈夫な模様。

 「宇垣纏(まとめ)」(人名)……大平洋戦争開幕時においての連合艦隊参謀長。「日向」の艦長も経験している。大平洋戦争時においては真珠湾攻撃のお膳立てを担当。ミッドウェイでもさんざん注意しろといったのだが満身に満ちていた南雲機動部隊にそれが届かず、大敗を喫してしまう。その後は南方で指揮をとるのだが、山本五十六襲撃の時に別の機体で同行していて彼も負傷してしまい、暫くの間休養に。戻ってき後には焦りを見せながらも沖縄戦などを指揮。しかし挽回には至らず終戦を迎えてしまう。玉音放送の当日。沖縄の米軍テントに特攻をしようとして、そのまま彼の乗った飛行機は16人を道連れにして海に突っ込んでしまう。大平洋戦争を詳細に書いている「戦藻録」という書物がある。

 「ウキウキウォッチング」(その他)……「比叡」と「秋雲」の時報ボイスに登場する、お昼12時からのテレビ番組。元ネタはもちろんあの番組。「比叡」はこの番組の収録を観覧してデートを楽しんでくる模様。残念ながら元ネタの番組は2014年3月末で終了してしまった。

 「」(艦名)……吹雪型駆逐艦の10番艦で、戦争終結時には特型駆逐艦の中で生き残った二隻のうちの一隻(もう一隻は「響」)。真珠湾攻撃では敵を引きつけるための役目としてミッドウェイに攻撃。スラバヤ沖海戦に参戦して、負傷をしながらも追ってきた潜水艦を撃沈させる。しかしどっちかといえば疑惑付きの引き立て役という立場になってしまうかも。陸奥の第三艦橋爆発事件では潮が出した機雷が原因ではないのかと言われたり、負傷した「翔鶴」を追ってオーバースペックの40ノットを出したのにその「翔鶴」のほうがもっと速いスピードを出して「潮」を引き離したりというエピソードが残っている。仲間が続々と沈んでいく中、マニラ湾で負傷をして横須賀に戻される。完全なる修理ができない状況の中で終戦を迎えることになったのだが、すでに動く力さえなかった潮はそのまま解体までほおって置かれることになった。(終戦直後の映像が残っている)
 ゲーム中では特にこれといった強い能力を示すものはないのだが、終戦まで生き残ったこともあり運の数値は「20」ある。(改造しても数字は一緒)改造してくる駆逐艦の中には装備した記憶のない酸素魚雷を持ってくるのだが、潮は酸素魚雷を装備していたという記録があるにも関わらず持ってこない。この点だけは要注意。史実では砲塔なんかは外されて「響」のもとに。その「響」が敵に向かって攻撃したのだが最後の攻撃ではないのかと言われている。
 ゲーム中の彼女の姿は最後まで生き残ったにもかかわらずかなりの弱気。とはいえかなりの武勲艦(一見おとなしそうなただずまいをしているのが武勲艦であるのは「艦これ」の伝統)でもあるので、絵を見て史実なんかを探すのものいいかも。2015年夏のアップデートで水着姿が実装される。実装されたメンバーの中で唯一ワンピース(他全員はビキニ系)を着用している。

 「ウスタシャ」(その他・出来事)……ユーゴスラビアのクロアチアで発生したファシスト政党。民族主義者の集まりであり、ユーゴスラビアからの独立を目指してナチス・ドイツを手を組む。ユーゴスラビア国王アレキサンドル1世をマルセイユで暗殺する手引をしたのではと疑われている。ナチスの侵攻に合わせるようにクロアチア独立国を宣言。以後アンテ・バヴェリッチの独裁政権による恐怖政治がクロアチアを襲うことになる。セルビア人の大量虐殺もどうなのだが、同じクロアチア人にもその刃が向けられた。その行動はナチスをして将来は制御不可能になると言わしめたほど。しかし終戦の年に国もろとも崩壊。パヴェリッチもスペインの援助を受けながら立ち直ろうとするも、ブエノスアイレスで襲撃を受けてその傷が元で死亡。問題の組織こそなくなったものの、この民族主義が起こしたことが後の行為がユーゴ紛争の元になっていく。

 「浦風」(艦名)……2014年5月のアップデートで追加された陽炎型11番艦。先代は2隻しかいなかった駆逐艦のネームシップで、引退した後は訓練艦として終戦直前まで健在だった。「谷風」「磯風」「浜風」とともに第17駆逐隊を結成して真珠湾攻撃に参加。その後も重要な戦いには顔を出していて、更にはいろんな戦艦や空母の護衛も、更には輸送任務までこなすという働きっぷりを見せる。その最後は「金剛」の護衛任務だった。この時は健在だった第17駆逐隊(ただし「浜風」から「雪風」に変わっている)。「金剛」を沈めることになる潜水艦「シーライオン」が次に狙ったのは「長門」だった。しかしその魚雷がそれて直撃。さらに運が悪いことに、「磯風」・「谷風」はその前に沈もうとしている金剛の乗組員の救助に向かっていて、さらに前方を行っていた「雪風」は「長門」の護衛に行っていたため、完全に誰も見ていないという状態で沈んでしまった。自己紹介で「金剛」のことを言っているのだが、むしろ「長門」じゃないのかと思ってしまうのだが。
 ゲーム中ではアップデート追加された新海域「2−5」のボスドロップで出てくるのだが、いきなり出てきしまってびっくり。その後他の海域でも出るようになった。初の広島弁キャラとして登場。公式4コマでは実装前に名前は出ていたものの、その時は代役として「敷波」がやっていた。「浜風」とはコンビで書かれることが多い。あと縁日での射撃が相当得意らしい。

 「ウラジミール・レーニン」(人物)……教科書にその名前が出てくるので誰もが覚えているほどの、ロシア革命を成し遂げた人物。思想的にいえば社会主義の理想をまとめあげた「マルクス・レーニン主義」の形成者でもある。しかしその裏では世界最初の恐怖政治を繰り広げた独裁者として君臨することになる。父の死の後に兄が皇帝暗殺計画に加わっていて処刑されたという不幸の連発で、共産主義に触れることになる。学業は超がつくほど優秀で数ヶ国語を話すことが出来、フランス語以外はほぼ完璧に操れたという。卒業後は活動家として開始をするものの、すぐにシベリアへ追放させられてしまう。二月革命のさなかに脱出をして表舞台に。10月革命で権力の座を確かなものにすると、独裁秘密主義を断行。しかしこの直後に暗殺されかかって(ただし暗殺自体はあったらしいのだが冤罪)で赤軍テロを引き起こしてしまう。その後も権力の座を維持するのだが、スターリンと対立を招くことになり、その批判をしている直後に遺伝性(の可能性が大)の脳溢血でこの世を去る。ある意味ここからがが彼に対する悲劇なのかもしれないが、その死体を埋葬されることがなく特殊加工されて防腐処理を施された後に、レーニン廟に祀られている。
 しかしこの人もかなりの問題を抱えている人のようで、スターリンほどではないにせよジェノサイダーの一人と見て間違いないし、それ以上に独裁主義の傾向も強かった。保守派の政治家にとってはいむべき人物の一人でチャーチルなんかは「彼が生まれたことが一番不幸だった、二番目は彼が死んだ時だったという」批判をしている。あるいみマルクスの主義を具現化した反面、その代償として自分が怪物になり、さらにそれ以上の怪物のスターリンを産んでしまったと言っても過言ではないと思う。ウィキペディアには詳しい数が書いていないが、推定で彼の時代に行われた虐殺行為によって亡くなったのは推定数十万人から300万人とも言われてている。

 「雲龍」(艦名)……雲龍型の正規空母のネームシップ。飛龍型を元にして量産化されたもので、本来であれば15隻建造予定だった。急ピッチで建造されたのだが、時すでに遅し状態の上に、アメリカがそれを上回るレベルでの正規い空母建設をしていたゆえに、もはや焼け石に水状態だった。さらに、建設された時には載せるための飛行の数が決定的に足りなかった。それ故に空母でありながら輸送任務がメインとなってしまう。その輸送任務の中で特攻兵器「桜花」を輸送中に後の映画アクターになる「レッドフィッシュ」の魚雷攻撃一本を食らってしまい、それが桜花に誘爆。空母としての任務がこなせないまま沈んでしまった。2010年に「そうりゅう」のすぐ下の妹「うんりゅう」として復活。呉から日本の海を守っている。
 正規空母でありながら露出度はかなり高い状態出てくる。艦載機は他の正規空母と違って「龍驤」や「飛鷹型」と同じ陰陽師スタイル。改造要求レベルが他の船よりも高くさらにIF改造なので計画書が必要になる点に注意。ただそれを乗り越えるとかなり強力な艦載機が3つ手に入ることになるのと、ノーマル時ではかなり気になるアンバランスさが解消される。ただ飛龍型の改造故に、多くの艦載機は載せられないという点は要注意。それを補って余りあるのは軽空母級の燃料弾薬消費のコストパフォーマンス。これだけでも普段のクエストこなしに利用する手はない。
 2014年の夏イベントのE5報酬として登場。改になれば時報ボイスがついてくるのだが、かなりの少食であることが発覚している。そのため提督は若干不満顔の模様。昼食もおにぎり。夕食は「時雨」が握ってきてくれたおにぎりというメニュー。言葉も選んで発しているようなイメージがする。ただ提督を攻撃するタイプの艦むすらしく、放置ボイスは連絡機を出すか艦爆を出すかの2択を迫ってくる。

 「英国面」(その他)……某巨大掲示板から生まれた言葉だと言われている。技術的には正当なものなのだが、発想がとんでもなかったり、アプローチが変だったりした結果なぜが出来上がったものがあまりにもぶっ飛びすぎていたために、「どうしてこうなった」的なものに付けられることが多い。有名ドコロでいえば艦首が壊れた駆逐艦と、船の後ろが壊れた駆逐艦を合わせてできた「スビアン」や巨大なボビンの外見をしている「パンジャンドラム」(壁を破壊するために作られた兵器)などが有名。ちなみに「金剛」も英国面あふれる軍艦だったりする。(日本からの発注で実験的要素をすべて取り入れたら当時としては世界最高級の戦艦が出来上がってしまった)

 「英雄都市」(場所・出来事)……第2次世界対戦においてドイツ軍の攻撃に激しく抵抗をして、英雄的行為を見せた都市に与えた勲章で、個人で言うソ連邦英雄と同じ意味合いの称号になる。記念としてオベリスクなどが建てられたりする。1942年にはすでに考えとして出ていたのだが、具体的には1960年台に入ってから。最初にキエフがそれに近い称号を与えられ、その後1965年には法律の制定によってキエフを含む5都市が正式に英雄都市となった。称号授与を正式に撃ち切った1988年までの間に称号を受けた場所は13。これにはブレスト要塞も含まれている。
 2005年になってロシアが新しい形での軍事栄光都市という称号を作っている。

 「江草隆繁」(人名)……艦上爆撃機の神様と呼ばれた人で、「源田実」に急降下爆撃を叩きこまれた結果世界でもトップクラスの爆撃のスペシャリストに成長。妻は同じエース格の「岡村基春」の妹で、岡村が江草に頼み込んでの結婚だった。その能力の高さはもちろん、海上戦を変えてしまったと言われる人物の1人。とにかくその制度は驚異的で、「蒼龍」から飛びだった彼が率いる部隊の命中率はセイロン沖海戦で80パーセント(命中率は10パーセントあればいいほう)を超えセイロン沖海戦で3隻の船を沈めてしまった。ミッドウェイでは慢心の上に山口多聞の江草隊(アメリカ側も江草隊が先制攻撃に出ていればアメリカ軍の動きが一年止められていたという話がある)を出すべきという意見を無視、さらに位置を見誤ったことにより的に先制攻撃を許し大損害を食らうことになる。「蒼龍」に乗っていた江草自身も負傷をしてしまうのだが、なんとか一命を取り戻し現場復帰。しかしもはや状況はパイロットの練度というよりも、武器の性能差とそれに対応できないほどの海軍の頭でっかちという点で追い付かなくなっていった。サイパン防衛戦に出撃するも、僚機8機とともに討ち死にしてしまう。艦これでは蒼龍改2の特殊装備「99式艦爆(江草隊)」として搭乗。これだけでも「彗星十二甲」よりも高い能力があるのだが、これを換装するとさらに強力な「彗星(江草隊)」にになる。ゲーム中屈指の能力を持つのでぜひとも活用したいところ。

 「エースパイロット」(その他)……敵の戦闘機を撃墜数5機以上落としたパイロットのことを言う。第1次世界対戦からあった称号。撃墜数だけを見るとドイツのパイロットの数が圧倒的すぎるのだが、これはアメリカのパイロット育成システムによるもの。アメリカの場合はエースパイロットはとっとと後方にやってしまい(そのため最多撃墜数は34)育成に当たらせるため、撃墜数に大きな差がでてしまう。そのため練度の差ではかなりの差がつくのだが、兵器の開発で差を埋めるどころか一気に広げてしまった。日本海軍の中では自称だったら「岩本徹三」の202。公式スコアで残っているのであれば「西沢広義」の87が最多。ちなみにあの「ルーデル」は撃墜数は9。ただし彼の場合は対地攻撃がメインだっがゆえに、空の撃墜数が少なかっただけのこと。

 「エドワード・テラー」(人名)……原爆の父「ロバート・オッペンハイマー」をアメリカは戦後危険人物に指定したのだが、世界的に見ればこっちのほうが危険人物そのものだった。ハンガリー生まれで、戦争の影響で米に亡命。当初は共産主義に理解を占めていたが友人の逮捕やある本を読んだことで逆に共産主義に対して憎悪を抱くようになる。ロスアラモスについてから、原爆よりも強力な水爆を推進するべきだという主張をするが受け入れられずに去る。戦後は軍拡推進に走り、さらに「ロバート・オッペンハイマー」を引きずり落とし、軍拡一直線を突っ走るアメリカの先頭に立つことになる。危うく彼のせいでアラスカが核に塗れる可能性もあった。ちなみに1991年のイグノーベル賞受賞者でもあるがその理由は「平和の意味を変えるために、生涯にわたって努力し続けた人物」。言い換えれば20世紀の大戦犯候補の一人。

 「エノラゲイ」(その他・出来事・兵器)……広島に原爆を落としたB−29に付けられた名前。名前の由来は機長の母親の名前。広島に爆弾を落とした後、長崎の原爆投下当日には小倉まで言って天候調査もしている。早い段階で保存が決まっていて、戦後1年で退役。しかしこの飛行機も運命に左右されることになる。90年台にスミソニアン博物館が原爆展を開こうとするも退役軍人会の圧力によって大縮小を余儀なくされる。(艦長が退任する騒ぎに)いまはスミソニアン博物館の別館として空港近くに用意されている場所に展示をされているが、経緯が書かれていないこともあり批判の対象になっている。ただし掲示されたら掲示されたで、今度は世界中の反核団体から槍玉に上がってくることが確定的。しかも原爆=核兵器の象徴でもあることから、破壊されないように四六時中の監視対象になっているとか。その乗組員は比較的長寿の人が多く、最後の乗組員は2014年7月まで生きていたとか。

 「エルンスト・ガーデルマン」(人名)……ルーデルの4代目の相棒で、出撃回数850回を誇る。元々は循環器の医者であり、ルーデルが負傷するとその場で治療をしてそのまま出撃をしてしまうということ何度もあった。しかしルーデルが右足をなくした時にはその場で治療を施して一命を取り留めるなどをしていたが、そのルーデルが退院した時にはベルリンから離れたブラウンシュバイクにおり、ルーデルのところに戻れないまま終戦を迎える。戦後は医者として活躍をしてミュンヘン・オリンピックにおいては医学教授陣のトップを務めあげた。彼の最大の戦果にソ連のエースパイロット撃墜というのがあるのだが、正式にチームを組む前の出来事だったらしい

 「エレノア・ルーズベルト」(人名)……セオドア・ルーズベルトの姪で、フランクリン・ルーズベルトの妻。名前こそ名門中の名門ではあるものの、生家はそれとはかけ離れたものだった。イギリスに渡ったあとアメリカへ帰国して、そこで目の当たりにした貧困層の姿を見て一生を人権拡大のために捧げたと言われている。夫が推進していた日系アメリカ人に対する収容計画からは真っ向から反対しているが、それ以外の政策では彼女の意志の反映が大きかったと言われている。ルーズベルトの死後は静かに過ごすつもりだったのだが、トルーマンの要請で表舞台へ復帰。世界人権宣言の作成に大きく関わり、さらに国連大使も勤めあげる。この時期の民主党政権は共産主義傾倒との関わりが指摘されることが多いのだが、彼女は共産主義嫌者であると同時に、人権軽視の赤狩りを加担していたことを理由にJFケネディの支持をしなかったことも。ある意味夫よりも大きな成果を残したと言っても良い人物である。

 「袁世凱」(人名)……軍人一家に生まれた軍閥の一人で、朝鮮で起きた2つの乱を鎮めたことにより朝鮮で大きな力を持つことになる。朝鮮から日本を排除しようとして政治を取り仕切るのだが、ある程度の成果を上げたとされる反面、日本に決定的な介入を招くことに成る東学党の乱を引き起こしてしまう。これがきっかけで日清戦争が起きそれに大敗すると軍の近代化を痛感。軍の様式化を推し進めることになる。義和団の乱では静観を守り、壊滅した清の軍の中で大きな力持つことになる。この頃になると政治にも力を入れるようになるが、基本的な部分は力の一番ある人間が政治の先頭に立つことで、朝のように乱れた国を立て直すことができるという従来の皇帝たちがとったやり方と同じだった。清朝崩壊の後は国民党に強力。しかしその野望はついに自分自身が先頭に立つことで表面化。しかし状況は既に袁世凱が思うような状況ではなかった。列強に押し切られる形で数々の要求を飲まされた挙句、地方からは信用をなくされてしまう。捲土重来のために皇帝に勝手に就任したがその翌年には退位。結局自分の野望とその状況に押しつぶされる形になってしまった。

 「エンタープライズ」(艦名)……通称「ビックE」「幸運のE」。名前だけなら7代目。ヨークタウン級の空母の二番館で、ヨークタウン・ホーネットが沈む中、戦争開始までに建造された中では戦争最期まで生き残ったアメリカの正規空母であり武勲艦。アメリカ版の幸運艦で真珠湾攻撃の時には、他の任務についていて無事。ミッドウェーでもヨークタウンが撃沈されるものの無事任務を果たし、さらにフィリピン・沖縄にも参戦。しかし沖縄戦でバンガービルを特攻機で大破させられたために海軍の総司令だったミッチャーがやってきて標的にされる、ついには特攻機の突撃をまともに喰らい全部エレベーターなど吹き飛ぶ大破に。(この時他の艦からの写真があるが相当の高さまで吹き飛んでいることがわかる)その修理中に終戦を迎えるが、空母としての寿命はそこまでだった。終戦後は引き上げに従事、これだけの武勲なので保存運動も起こったのだが資金が集まらず断念。結果的にスクラップとして処分されている。
 次世代は世界初の原子力空母、世界で活躍をしたのだが同時にトラブルも多く持ち込んでいた。さらにその次世代はジェラルド・R・フォード級空母の3番艦の名前になることが決まっている。

 「大井」(艦名)……球磨型3番艦なのだが、絵師さんが違うせいか「北上」と同様に別枠という形になっている。ローマ字にすると「OI」となるので「伊王」とともに世界一短い名前となっている。練習艦として長い間いたのだが、重雷装艦に改造される。しかし重雷装艦としては出番がなく、高速輸送船に。高速輸送船として各地に兵士を送り続けたのだが、赤痢患者発生のために動かなかった時期もあった。香港の南で潜水艦「フラッシャー」の一撃を受け、曳航されて戻る途中に船尾から沈没してしまう。
 ゲーム中では2つの点に注意。1つは改造すると運が下がるということと、もう一つは彼女は見づけづらいという点。前者はそれでも平均値より僅かに上という程度なのでいいのだが、後者の方は「北上」以上に見つけづらい金レアなのでとにかく見つけるまでが大変。ドロップで安全にできるとすれば2−4−1がおすすめ。「島風」発掘している時に出てくるかも。
 重雷装艦としての活躍がなかった成果、とにかく魚雷うちたがりの性格で公式4コマでは駆逐艦を目の前にして放送禁止用語を並べながら、大量の魚雷発射してドン引きされる場面も。その攻撃性は旗艦になっても変わらず、おさわりしようとすると魚雷20発も食らうハメになる。(同じくおさわりをすると攻撃をしてくるのは「瑞鶴」)ただそれ以上に強烈な彼女の個性がこれを覆い隠してしまう。それは協力なほどの猫かぶりキャラと「北上」に対する異常なほどの恋愛感情。「北上」自身は「大井」を「大井っち」と呼ぶぐらいなのだが、かなりの部分「北上」に依存している。それ故に二次創作では、「北上」に執念を燃やして提督を本当に攻撃するなんてシーンも。「ケッコンカッコカリ」においてまさかの「提督LOVE」に。ただし基本的な部分であるヤンデレには変化なし。もっといえば「木曾」の存在を忘れている模様。
 しかし2014年10月のアップデートでますます「北上」ラブが深刻化。各種ボイスが追加されたのだが裏の顔がかなり強調されるようになった。そして相変わらず「北上」ラブ加速。「大井」の末路を知っている「北上」は軽くあしらっているけれど、それでも懸命に食らいつく「大井」の姿が逆に唖然とさせることに。ケッコンカッコカリをするとダブスタじゃねーかと突っ込んでしまうことも。カレーも大量に作って「北上」のところに持っていくし……そして現れるストーカー体質の強烈化……
 個人的には2015年春イベントのMVP。E6乙で、何回も戦艦水鬼をはっ倒し(しかも中破一回)、さらには最期もカットイン一撃で撃沈させるという鬼っぷりを発揮。

 「大井篤」(人名)……海軍の現状というのを表した時にこの人ほどその苦労を体現したほどがいないという人物。とにかく頼んだものがこないという状況で、北としても使えないものばっかり。さらにようやく重油が来たと思ったら、大和の運営のために召し上げられるなどの苦難を味わう。(このためか、「大和」と「武蔵」に乗った船員の遺族の前で、これでもかというほど辛辣な批判をいっている)シーレーン軽視のツケを彼一人が懸命に支払ったような形であった。艦これ的には木村昌福とおなじく、やるべきことの重要性という意味で名前が上がってくる人。同期にはあの「工藤俊作」がおり、彼の最後にはまっさきに駆けつけたという話が残っている。

 「大角人事」(出来事)……海軍の中で行われた勢力争いの中で起こった条約派追放人事のこと。軍縮か戦争かで揉めに揉めていたのだが、戦争を推し進めることになる艦隊派が本来だったら上の立場のはずの海軍省を乗り越えるぐらいの権力を手にすることになる。これには「伏見宮博恭王」(ほぼ主犯)や「東郷平八郎」も大きく関わっていて、「東郷平八郎」に関しては晩節を汚すことになるとの批判も出ている。結果的にいえばただでさえ少ない海軍の有力者がこれでたちまち消えてしまい戦争への道を突き進むことになる。当然戦後には追求の対象になるが、関係者は逮捕までの段階で揃いも揃ってこの世を去っているという逃げ得になってしまった。

 「お艦」(その他)……「鳳翔」のこと。世界ではじめて完成した専門空母から。それゆえに「居酒屋鳳翔」のような二次設定が生まれた。

 「大淀」(艦名)……艦これでは掛け軸でその姿は確認されていながらも未だに実装されていない軽巡。実はその姿はとっくの昔に出ているとも言われている。(ある雑誌ではほぼ確定じゃないのかという姿で出ていたし)終戦前においての最新鋭の軽巡で、対潜水艦に対しての戦いにおいての建造だった。同型艦としてもう一隻建造する予定だったのだが、太平洋戦争に入ってしまい大淀型は一隻だけの建造になってしまった。完成したものの戦況が完全に傾いた43年。この時期だとすれば乗組員の練度というのはかなり悪くなっていたはずだったのだが、沈没した「比叡」の乗組員が多数来ていて、彼らによる訓練が厳しかったことからかなりの高水準の部隊として投入されることになる。しかし装備自体はかなり貧弱で、用意していた偵察機の能力がスペックに見合わないものだったり、電探が混戦を招いたりというある種のお荷物になっていた。しかし最後の連合艦隊の旗艦としての改装がこの船に施される。が、すぐに本部そのものが慶応大のキャンパスに移されることになり、すぐにただの軽巡に戻る。「北号作戦」に参加をしてゴムを運んだのを最後に浮き砲台へ。利根とともに呉を守る役目につくが空襲により大破、ひっくり返ったまま終戦を迎えてしまった。
 その姿は初期から見えていてさらに掛け軸の作者として登場していたのだが、やっと2014年夏イベントのE2クリアー報酬として登場。クエストに出てくる任務娘として長い間出ていたが、正式に艦むすとして加わることになった。扱いとしては軽巡なのだが軽巡にしては対空特化の上に対潜水艦能力がなく、さらに雷撃能力もないという持ち主。それ故に初期では全く雷撃・対潜攻撃ができないという状態に。(武装を持てば出来る)しかし最初から運の設定が高く、さらにレベル35という改造があるものの夕張以来の軽巡4スロットも実現。このためソナーと爆雷を積ませて対潜水艦のスペシャリストという使いみちも可能に。さらに艦隊総合司令部と13号電探改という貴重なアイテムを2つ持ってきてくれる。一見すると育てる面白みはないように思えるけれど、確実に戦力にはなる。時報セリフも実装。「利根」「筑摩」姉妹のの仲の良さにやきもちを焼いたり、同じ作戦の仲にあった「足柄」と波長が合う発言があったり。そのセリフの中でどうやら物品の管理も行っている模様。なお二次創作では2016年冬イベントにおいて真面目な仮面が剥がれ落ちる一面が。

 「沖波」(艦名)……夕雲型14番艦。舞鶴生まれ。侵攻後すぐに長波以外沈んでしまっている第31駆逐隊に合流。長波、朝霜、岸波とチームを組む。最初任務には後の未帰還兵の一人であった横井庄一が乗っている船の護衛だった。第3次渾作戦にも参加をしていてこの時にはあのハーダーと死闘を繰り広げる。特に谷風がこの前の段階でハーダーによって沈められていたために、ハーダーの発射した魚雷を交わすと2時間にわたって爆雷を投下し続けていた。しかし結局ハーダーを倒すことが出来ず。双方轟沈したという判定を出すだけに終わった。
 レイテ沖海戦の時には沈んでしまった鈴谷の乗組員を、飛行機の雨嵐の中で救出。その前に早霜に対して救援の給油をしていた時には、目の前で藤波の轟沈を見てしまっている。最期はマニラ空襲。雲霞のごとくやってくるアメリカ軍に対応しきれずに被弾。他に集まっていた船同様航行不能にまでなってしまった。扱い的には生きてはいたが1944年の大晦日に放棄が決定。(この時の映像が残っている)1945年の1月7日に爆破されて沈んでしまった。(ようつべに」沈んだ彼女の姿を写したフィルムがある)海上保安庁の巡視船の名前に彼女の名前(3代目)があるが、もともとは「せとぎり」という名前だった。
 2016年冬イベントのドロップで初登場。(自分のところはE3丙の削りの段階で来た)能力的に見ても普通の夕雲型の駆逐艦という感じで特に特徴がない。改になっても回の電探を2つ持ってきてくれるだけで、対潜水艦能力がちょっとだけ高い程度。
 長波風の髪型をショートカット(一部色が混ざっている)にして、さらにメガネを掛けた。タイプ的に言えばしっかりしているところはしっかりしているものの、かなり自分に自身がなさ気の上に若干弱気。朝潮がどっかずれているタイプの委員長キャラだとしたら彼女どっちかといえば普通の委員長キャラ。メガネをかなり気にしていて、昔のベタなギャグマンガであったかけているメガネを探しているという事もやってしまう。真面目すぎるがゆえに味気ない感じにも見えてしまうのが難点か。そして時報セリフから「神通」の鬼教官がほぼ確定の模様。料理の腕も確かで納豆汁(朝)とクジラのステーキ(夜)を作ってくれる。そして彼女のセリフも込みで神通が公式で鬼教官確定……

 「おさわり」(ゲーム)……鎮守府で秘書艦の姿をクリックすること。基本的にセクハラ行為なんだけど、「比叡」のように居眠りをしていたり、「木曾」や「夕立」のようにセクハラと感じていなかったり、「矢矧」のようにセクハラ返しを示唆されたり、「大井」のように魚雷を発射されそうになったり、「瑞鶴」のように艦爆で攻撃を加えられそうになったり、「霧島」のように若干メタ発言をしたり、「千代田」「比叡」のように寝ていたりと反応は様々。

 「小沢治三郎」(人名)……最後の連合艦隊司令長官。若い頃は腕っぷしが強くそのために東京の中学に転校せざる負えなくなる。しかしこの東京時代に後の柔道の「三船久蔵」相手に勝っているのだから相当の実力を持っていたとういことになる。中学卒業後は海軍兵学校に入学。教員時代には自由な発送での戦術を求めていたという。その後いろんな船に乗って実績を積んで太平洋戦争開幕時においては南遣艦隊司令長官になりイギリス軍と戦い「プリンス・オブ・ウェールズ」を沈没させている。この時にはなったいずれ自分もこうなる運命という言葉は幸いにして彼には降りかからなかった。ミッドウェイでは暗号が漏れていることを察知するが、「山本五十六」はそれに対してあまり考えていなかった結果大惨敗の原因の一つを作ってしまう。その後小沢も迷走しマリアナでは自分の艦隊の偵察機の言葉を信じた結果、主力航空部隊をVT信管装備のアメリカ軍によって失ってしまう。レイテ沖では囮艦隊を率いるも主力艦隊を先に発見されるということになり失敗。普通であればこの段階で司令官を交代をするのだが、その司令官の代わりがいなかったということが日本海軍にとっては問題だった。結局最後の連合艦隊司令長官になって3ヶ月後に終戦を迎えてしまう。

 「オスカー→サム」(猫)……「ビスマルク」に乗船していたネズミ捕り専門の猫。イギリスに保護されてからは「サム」と呼ばれていた。ビスマルクが沈没した時にイギリス軍によって救い出されて駆逐艦「コサック」に乗船。しかしその「コサック」がドイツの潜水艦の一撃を食らって沈没。その後空母「アークロイヤル」に乗せられるが、またもドイツの潜水艦の一撃を食らってジブラルタルを目の前に地て轟沈。(ちなみにこの日太平洋で起こったのは「ソロモンの悪夢」こと「夕立」の大暴れ)三度も乗船が攻撃を食らっていずれも無事だったがゆえに。ラッキー猫として有名になるが同時に死神扱いになってしまい、ジブラルタルで地上勤務に当たることに。終戦後に貨物船に乗り込み無事ベルファストに到着。そこの海軍基地で一生を終えた。公式4コマで「ビスマルク」が猫を持ち上げて動きている時に穴に落ちる何度もシーンがあったのだが、これの再現をしている。

 「御召艦」(その他)……天皇や皇族関係者が乗るための船。数多くの船がこの名誉に預かったのだが、「比叡」は都合5回もこの名誉を賜っている。「榛名」も「霧島」も一回ずつこの名誉に預かっているが、姉の「金剛」だけは一回も選ばれていない。終戦前まではよく見られていたのだが、終戦後は艦船から飛行機が輸送の主流になったのと、立場上観覧式を見るということがなくなったせいか、御召艦という制度はなくなってしまった。ただし2010年に一度だけ「せとゆき」が認定される形で三笠宮寛仁親王を乗船させている。
 戦前までの期間で観艦式において御召艦に選ばれた艦船は以下のとおり(太字は艦これで実装されている艦船)
 高千穂(1890年)・浅間(1900年・1903年・1905年・1908年)・筑摩(先代・1912年)・香取(先代・1913年)・筑波(1915年・1916年)・出雲(1919年)・摂津(1919年)・陸奥(1927年・リハーサルの写真と本番の映像あり)・榛名(1928年)・霧島(1930年)・比叡(1933年・1936年・1940年・映像あり)

 「オータムクラウド先生(オークラ先生)」(その他)→「秋雲」のこと。名前を英語読みしただけのことだが、こう呼ぶと大抵の場合は同人作家の方面の話が多くなる。

 「親潮」(艦名)……陽炎型駆逐艦の4番艦。舞鶴生まれで就航した後に「黒潮」「雪風」とともに第16駆逐隊を結成。その後「夏潮」と「早潮」の完成により第15駆逐隊に再編成されそのまま太平洋戦争に突入。しかし翌年1月には「夏潮」が潜水艦に沈められる。その後陽炎を加えてガダルカナル方面へ。この時にルンガ沖海戦にも参加している。その後ラバウルに。コロンバンカラからの輸送作戦において触雷してしまい航行不能に。そこへ報告を受けたミッチャーが出してきた飛行機によって完全にコントロールを失って漂流。触雷してから1時間版で沈没してしまった。次世代以降は潜水艦の名前として登場。二代目は国産初の潜水艦の名前になり77年に解体されている。三代目はネームシップとして98年から活躍を続けている。
 2016年春イベントで実装。相方の「黒潮」が初期からいるコモン艦で関西弁を使うのでどういうキャラかと思われたのだが、極めて真面目で時報ボイスからもかなりの堅物をイメージさせてしまうのだが、午前3時の時報でそのイメージが一変。寝ている提督に対して布団をかけようとしている時のセリフで落とされる提督が続出するという事態に発展している。いわゆる提督LOVE勢の一人に。気持ちを隠して秘書官をまじめに勤め上げようとしているけれど、所々で本心が漏れてしまっているところも。普通だったら人気が出てもおかしくないのだが、やはりその辺りはイベントのドロップ艦。おまけに扱いが金レアなので狙って出撃しないとなかなか出てきてくれない(それでも2回のメンテで改善はされたのだが)上に、ポーラが全て持って行ってしまったゆえに目立たなくなってしまっている。

 「泳ぐ18禁」(その他)……「伊19」のこと。そのセリフ回しから、かなり危ない目で見られることが多くそこから付けられた。ちなみにこの時は潜水艦実装3隻目。

 「オラドゥール・シュル・グラヌ」(地名・出来事)……フランスのブルゴーニュ地方にある小さな村だった場所。ここで1944年6月10日にドイツ軍による大虐殺が行われる。あるドイツ人将校が捕らえられたというフランス人の密告により、村が包囲され村人は幾つかにわけられる。そしてそこで行われたのは機関銃による大量虐殺。運良く逃げ出した20人程度を除くと、600人の村人のうち生存者はたった5人だった。戦後この件で行われた裁判において衝撃的な事実まで飛び出す。それは当時ドイツと領有権の問題で闘いの舞台になっていたアルザス地方(現フランス領)の人間が多くいたこと。これにより虐殺行為の本質がドイツ軍によるフランス人虐殺から、フランス人同士による同士討ちによる虐殺に大きく変化してしまうことになるわけでフランス国内が大揉めに揉めることになる。結局裁判に出れた人間の殆どを有罪にした直後に恩赦を出さざる負えない状況になってしまった。(ただし、仕方なしやったという彼らの証言には大きな疑問が残る。当時の部隊の資料にはそんなことが記載されていないため)現在村は移転をし、廃墟はドゴールの意志によってそのままの形で残されている。同時に冷戦上で避けられない和睦と傷跡の象徴としての役割も秘めることになってしまった。(映像の世紀においても紹介はされたのだが、フランス人の同胞がやらかしたという側面が報道されていない)

 「オリョールクルージング」(ゲーム)……潜水艦隊で「2−3」のオリョール海をひたすら回りまくる稼ぎプレイ。潜水艦隊が多ければ多いほどコストが安く、さらに資材が多く拾えることから、潜水艦を多く持つ提督の間では稼ぎプレーの一環として行われていることがよくある。修理費もドロップできる艦むすを解体するということで賄うことが可能というある意味鬼畜仕様な稼ぎ。それ故か公式4コマの「19」「8」登場回のオチに登場してしまうほど。ただし潜水艦をある程度多く揃えることが必要だが。
 <か行>
 「海軍乙事件」(出来事)……日本の敗戦をより確実な方向にダメおししてしまった事件。パラオの大空襲から避難しようとした指揮官たちが途中で低気圧に巻き込まれて、一番機が墜落。一番機に乗っていた「古賀峯一」を始めとした司令官は殉職してしまう。しかし問題だったのはこの後、二番機がセブ島に不時着をしてそこにいたゲリラによって人質にされてしまう。この時「福留繁」たちが持っていた軍事機密をすべて奪われてしまうということが発生。しかもこのゲリラはそれを連合国の司令部に引き渡していた。このことによって情報が筒抜けというシャレにならない事態が発生してしまうのだが、一番の問題だったのは情報の意味合いを全く当事者が理解していなかったこと。わかっていれば恐らくその場で破棄するとかしていただろう。そういう意味で言えばある意味、海軍の体質が露骨に現れた事件だと思う。

 「海軍甲事件」(出来事)……山本五十六の行動を見ぬいたアメリカが飛行機を派遣してその山本五十六を暗殺した事件。ミニッツたちが山本の存在を恐れ、暗殺をルーズベルトたちに進言。許可をとった上でハルゼーに命令を下してP38、18機(正確には2機が途中で引き返して16機)で攻撃を加えた。目論見通り山本は戦死。アメリカの情報隠しは徹底的というか過剰というレベルで、ハルゼーは偶然を装う形で暗殺部隊には徹底した情報隠しを命令した上で、さらに近くを空爆するという念の入れようだった。原因とされるのは更新されたばかりの暗号の解読とされたのだが、2008年に公開された文書だと2週間前に更新された暗号表ではなくその前の暗号表を使って居場所を特定したという文書が出てきて、海軍の情報管理の甘さがここでも露呈する形に。

 「海軍兵学校」(施設・その他)……1876年に創立した海軍の将校育成のための学校。世界最大級の兵学校と言われてアメリカ・イギリスの海軍兵学校と肩を並べる存在だった。最初は東京築地に開校されるが、明治21年に呉に隣接した江田島に移動。そのため海軍兵学校のことを江田島という人もいる。試験さえ受かれば無料で学習できることもあり、頭はいいが勉強を経済的にあきらめざる負えなかった人たちにとっての最終学歴の場所にもなっていた。ただし難易度は当時とすれば東大よりも難しいと言われた。長い間海軍の将校の育成の中心地だったのだが、生徒が多く入りすぎて肥大化した太平洋戦争末期には各地に分校が誕生した。(そのうち一つの校長にあの木村昌福が就任する)太平洋戦争中においては途中で赴任をしてきた井上成美が、上の命令を突っぱねて頑として英語教育を削らなかったのだが、それが功を奏する形で戦後日本を支える人材を排出する(最期の卒業生である75期のその後の進路は最高裁長官・功績の多い数学者・歴史学者・英文学者・俳優・有名会社の会長・細胞学で大発見をした学者など)ことになる。戦後兵学校は廃止されるのだが、その跡地は海上自衛隊の幹部を育成する学校として各施設が現存している。
 また海軍兵学校に入るための予備校というのが多く存在していて、その中には今の東京の海城中高・神奈川の湘南高・横須賀高・逗子開成中高、広島の修道中高などの名前が今もトップクラスの進学校として名前が残っている。(各県の県立高校の一校と呼ばれるものも後期には名前が多く上がっていた)
 ちなみに入試問題などが検索すれば簡単に見つかる。社会系などは詳しい知識が必要だが、数学の分野や英語の分野などは中学上位レベルの学力があれば対応が可能な問題も存在するので問題集としてやってみる価値はある。ただし解読という作業も必要になるが……

 「カイザーロール」(その他)……オーストリアで生まれたパンで、外側が硬いロールパン。上部が5つに分かれているのが特徴で、型に入れて作られる。一般的にはそのままで出されることが多いものの、派生もかなり多く、サンドウィッチに使用されたりすることも。「グラーフ・ツェッペリン」の時報ボイスで初登場。

 「開戦時の水雷戦隊旗艦」(その他)……「阿武隈」「神通」「川内」「那珂」「名取」「夕張」の6人。(順番に第1水雷戦隊・第2水雷戦隊……第6水雷戦隊)艦これの水雷戦隊はこの状態が基準となる。なので公式4コマで「那珂」が4水戦ダンサーズを決しているのは、この時の部下としての駆逐艦がいるから。ちなみに公式4コマ上での第2水雷戦隊の厳しさはとんでもないレベルらしい。ちなみにこの中で4人改2が実装されている。改2実装組が順調に行けば阿賀野型の4人に継続される筈だったのだが……

 「改造」(ゲーム)……一定のレベルと一定の資材の数があれば行えるパワーアップ。近代化改装でも成長力に限界があるので、積極的にやっていきたいのだが、「金剛」と「比叡」を改2にするときには鋼鉄と弾薬が2400ずつ必要になる。ある意味博打よりもこわい。

 「改2」(ゲーム)……二回改造した状態のことを指す。たいてい基本的にグラフィックが大きく書き換えられたりしているので別カード扱いになっている。基本的に一部を覗いてかなり強力な戦力になるのだが、逆にそれだけ燃費も改造費用も高くなるので要注意。今のところ改2に選ばれる基準というのは多々になっていて(太字は改造計画図が必要)
 1,戦闘において多大なる功労があった 「夕立」「綾波」「神通」「羽黒」「霧島」「飛龍」「蒼龍」「龍驤」「鳥海」「翔鶴」「瑞鶴」「霞」「皐月」「江風」「大潮」「朝潮」
 2,もともと多数の改造計画があり、実行されたものまたは構想があったものまたは大規模な修理があったもの 「金剛」「比叡」「木曾」「大井」「北上」「千歳」「千代田」「利根」「筑摩」「大鯨→龍鳳」「五十鈴」「初春」「摩耶」「初春」「古鷹」「阿武隈
 (2,5として)姉妹艦の艦種変更によるもののif改装「扶桑」「山城
 3,賠償艦として戦後外国に渡って名前が変わった 「響」
 4,終戦まで形上健在だった(もしくはその直前まで健在だった) 「榛名」「妙高」「隼鷹」「初霜」「潮」(ここには「北上」も該当)
 5、その他 「那珂」(ファンが作った歌がカラオケ配信が決まった記念)、「川内」(妹二人が先に改2になったことから)、「衣笠」(改の状態だと少し弱かったので)「Z1」「Z3」「ビスマルク」(最初から予定されていた)「睦月」「如月」(艦これ2周年記念)「吹雪」(アニメ化記念)「叢雲」(初期艦)「古鷹」「加古」(正当進化というIF)「那智」「足柄」
 という形になっている。

 「改3」(ゲーム)……2014年9月末のアップデートで初実装された要素。まさかの「ビスマルク」の3回めの改造。

 「回天」(兵器)……戦争末期になってきて考案された兵器。太平洋戦争末期に破れかぶれの状態で作られた特攻兵器。中に人が乗り込み操作をしながら、敵潜水艦や船に突っ込むという、もはや正気の沙汰とも思えない兵器。49機作られて実際に沈めた船は3隻存在する。

 「帰ろう。帰れば、またこられるから」(ゲーム・その他)……キスカ島撤退作戦の指揮官である「木村昌福」が言った言葉。現実問題気象の助けもあって誰一人犠牲を出すことなく撤退作戦を大成功させる。で、この言葉はそのまま艦これでの攻略の基本方針になっている。危なくなったら進むよりも撤退を奨励。折角愛情を持って育てた艦むすを無理な進軍で轟沈させてしまったら元も子もない。

 「火炎放射器」(兵器・戦争犯罪)……背中にタンクを背負って炎を放射、もしくは炎をまとった液体を飛ばすための武器。殺傷能力は低いとされるのだが、もちろん燃えたら命はないし、二次的効果として強力な炎による酸欠状態を生み出すことができたために、洞窟にこもった相手兵士を誘い出すために使用された。ベトナム戦争のあたりまで兵器として使われていた。しかしそれによる残酷な見た目になるせいもありアメリカ国内の世論を配慮してベトナム戦争以降兵器としての使用は中止される。ただしツールとしての仕様は継続されていて、農業においての草木の焼き払いとか、テロリストのあぶり出しとかに使われることがある。自衛隊も名前を変えて所有はしているなお武器としての防御力は最低で、使っている人間の戦闘時間は5分と皮肉られることも。さらにタンクなどに銃弾が命中すると、使っている兵士が火達磨になる可能性が高かった。

 「各資源20000で十分なのよ」(ゲーム)……イベント前に頭を抱える資源集めに対して言われる言葉。ある漫画をもじったコラ画像も存在する。むかしはこれで確かに十分だったが、堀りとかの要素が入りこんだため基本的に20000程度でこなせるのは無理。2014年夏イベでは資源が一気にける恐怖を味わうことになる。(この時書く資材10万近くあった自分のところも青ざめるレベル)参考にしたところだと増えすぎても考えものというけれど、この言葉自体が「慢心」を象徴する言葉だと思う。

 「加賀」(艦名)……時代の波に翻弄され続けた正規空母。最初は戦艦として建造されるはずだったのだが、ワシントン海軍軍縮条約のアオリを受けて元々の企画だった八八艦隊構想が頓挫すると建造が中止されて、解体されて「赤城」「天城」の資材となるはずだった。しかし関東大震災で「天城」が修復不可能な大ダメージを受けててしまうと、解体寸前だった「加賀」が正規空母として再構築されることとなった。かくしてネーミングの例外という形で生み出された加賀なのだが、無理やり変えたせいで色んな所に不具合が発生。特に公式四コマでもネタにされた、高熱発生装置と言われるほどの居住性の悪さは中々解消ができなかった。それゆえに早い段階で改装が敢行(ただし当時の海軍予算の半分以上)されて、短かった甲板の距離も延長された。居住性に関しても改善が見られ、さらに一航戦の超ハイレベルな戦闘能力もあって瞬く間に世界最高の空母部隊になっていった。
 しかしその中で渦巻いてしまったのが慢心。風紀は他の缶に比べると最悪だったと言われているし、ゲーム中では「赤城」の台詞が目立つのでそうとは思えないフシがあるのだが、全体に慢心が広がっていて「宇垣纏」が「慢心ダメ」ということを散々言ってのけるほど。それゆえにそれがミッドウエイでの悲惨な状況につながってしまう。暗号解読まで成功していたアメリカの艦隊は四隻の正規空母に攻撃を集中。中でも加賀は一番の攻撃を受ける形になってしまい、さらにパニックも手伝って手がつけられない状況になる。修復不可能と判断した艦長代理は放棄を指示。結果的にこの戦いで沈んでしまうことになる。次世代はヘリコプター搭載可能な護衛艦、いずも型護衛艦の2番艦として2015年8月27日に登場。
 ゲーム中の彼女は「クールビューティー」といえるほどの人になっている。その雰囲気から「加賀」と呼び捨てにするのではなく、「加賀さん」という人も多いだろう。言葉数は少なく、好き嫌いがはっきり別れるキャラクター(キャラデザ人曰く「顔には出さないけれど、感情の起伏は人一倍激しい」)になっている。それゆえに本来のもう一つの姿である「日本海軍屈指の柄の悪さ」は他のキャラに譲った模様。しかし空母の中では最大の艦載数を持ち特に第3スロットは圧巻の48隻積みが可能という性能持ち。更に基本的な性能も高く、後から作られたはずの五航戦(さんざん五航戦にたいして負けないという台詞をはいているけれど、中の連中の風紀は逆に五航戦を見習えというほど悪かった)が霞んでしまうほど。正規空母の中でも最後まで使っていけるキャラクターになっている。また排熱の悪さから公式4コマでこたつの熱源(排熱の悪さから「海鷹の焼き鳥製造機」という渾名があるほど)にされるなどの、不運な二次設定(ただ本人はこの設定でも幸せそうなんだけど……)が生まれている。そして2014年1月末のメンテナンスで時報ボイスが実装。口数が少ないのが異常なほど気になるが……

 「鹿児島弁」(その他)……当時ドイツから潜水艦を持ち帰るときに、バレるのを覚悟で国際電話を、鹿児島県出身二人にさせていた。すぐにその電話は盗聴されたのだが、アメリカ軍は大混乱。なにせ世界中の言語をしらべても鹿児島弁にたどり着かなかったらしい。結果的にわかったのは務めていた日系人の中にに鹿児島出身のものがいたため。まんまと抜けきったドイツからの潜水艦は日本に到着をして「呂500」として着任することになる。

 「橿原丸」(艦名)……「隼鷹」のこと。元々は日本郵船が誇る超がつくほどのお嬢様だったのだが、「飛鷹」同様改造されて軽空母に。終戦まで生き残った数少ない空母故に、空母の中では運の数値がトップクラスの設定になっている。ちなみに彼女も「飛鷹」同様世が世ならお嬢様なんだけど、公式・公式4コマ・二次創作ふくめて飲兵衛に……

 「鹿島」(艦名)……練習巡洋艦「香取」の妹として建造される。名前の由来は鹿島神宮で、彼女は2代目。1940年の夏に姉とともに遠距離航海に出ていたのだが、その途中に中止が決まってしまいこれが連中巡洋艦としての最期の役割になってしまう。太平洋戦争が始まると第4戦隊旗艦として転身。この時に「比叡」が自己紹介で名前を出す井上提督こと井上成美がそのトップとして乗り込む。しかしこの第4部隊カバーをする場所があまりにも広すぎて、しかも配備されている船が旧型の船が多かったことからかなりの苦労を余儀なくされた。その第4戦隊の任務が説かれた後は一年間は本来の役目をこなすのだが、その後は対潜能力を強化される形で、日本と中国を往復する護衛艦隊の期間になる。姉妹二人が沈む中無事に終戦を迎えたが彼女の本来の目的である練習巡洋艦に戻ることはできなかった。復員輸送船を担当したあと1947年に解体されることになる。
 彼女の本来の役目はこの時果たせなかったが、次世代が同じ練習艦「かしま」として、姉と同じ名前を持つ「かとり」の後継として1995年に就役。訓練戦としれ活躍する一方で、海外の式典にも出席。アメリカ独立記念式典に参加する途中に。クィーンエリザベス2世(豪華客船)にぶつけられて、向こうの艦長らが謝罪に来た時に「女王陛下にキスされて光栄です」と返して、これが今でも語り草になっている。ちなみに名代として各地の観覧式に参加している。
 若干きついイメージが見た目はするのだが、その見た目のイメージとは真逆の提督Love勢の一人。しかもいきなりの登場が「呂500」の時の登場バグというある意味デビューからとんでもないものになってしまった。時報セリフの中で気にしている「井上提督」とは「比叡」でお馴染みの井上成美のこと。(「比叡」も練習戦艦なのでなにかつながりがあると思ったら、言及なし)太平洋戦争開始時には鹿島に乗っていて指揮をしていたのだが、攻略失敗が続いたために海軍兵学校校長に左遷させられてしまう。(皮肉にも左遷先で教育者としての彼の才能が一気に開花するのだが)南方に出撃していたことから、そのことを思い出すセリフも多め。また青葉にいじられたり夕食にチキングラタンを振る舞ったり(昼はサンドイッチを作っていた)と、かなりの料理上手。そして「川内」よ、お前はどこにいく……ちなみにその姿と性格から一気に人気になり2015年後半の艦むすを背負って立つ存在になり、その後のコミケでは一大勢力(別名「冬の有明の女王」)になっていたとか。
 2016年のコンビニコラボでは全国展開のメインのひとりとしてタペストリーの絵を担当。しかしその当日の午前中にほとんど狩られるようにしてなくなったとか。

 「」(艦名)……朝潮型駆逐艦の9番艦。太平洋戦争全般において活躍をした武勲艦の一隻。太平洋戦争においては各地を駆けずり回るという状況で、空襲の護衛、警備任務、輸送任務、救助などにあたる。キスカ島にいた時にはグロウラーの一撃を受けて大破したこともあった。後半には第1水雷戦隊旗艦としてマニラにいて、窮地に陥った日本軍の中心にいた。その中でマニラ空襲では必至になりながらも「曙」についた火の消火に回っている。その後にあった礼号作戦においては第2水雷戦隊(「矢矧」が日本に帰国していたため。出撃一時間前に大淀が旗艦の予定だったのだが霞に変わっている)の旗艦としてあの木村昌福を迎い入れ勝利を上げる事になる。 
 最期は坊ノ岬。「大和」たちとともに沖縄に向かった彼女を待ち受けていたのは大量の飛行機だった。奮戦をするものの連合軍の飛行機の量には抗しきれずに被弾、航行不能になってしまう。「大和」と「矢矧」が沈む中それでも沈まずにいたのは歴戦の勇士としての維持か。(「大和」が沈む前に大きな黒煙を上げている写真があるのだがその近くに写っている船の一隻が「霞」)乗組員の損害の割合こそ他の船に比べると少ないほうだが、修理不可能なレベルでの航行不能ではどうしようもない。作戦の三ヶ月前まで「霞」の船長をしていた人が乗っている「冬月」によって生存者が救出された後、その「冬月」によって雷撃処分された。この瞬間に朝潮型駆逐艦は全滅という結果になってしまう。
 その戦歴から他の駆逐艦に比べて最初から運の数値が高く、改造してもそのままの数字をキープする。2016年1月に実装された改2においては初霜や綾波には若干譲るものの、運の改装最大値が97とトップクラスの運の持ち主に成長する。活躍時期から改2になるレベルは75とかなり高め。しかしレベル88になると3回目の改装として改2乙ができるようになる。これは坊ノ岬仕様と言ってもいいようなもので、改2で詰めた艦隊司令部施設が詰めない代わりに、大型電探が詰めるようになるという仕様。更に両方の形態でも大発が詰めるようになったので遠征要員の一角絞める形にもなった。2016年の冬イベの主人公なだけに活躍が期待できる。その代わりこの作戦に関しては二次創作において「霞」の胃に穴が飽きそうなイメージが……
 とは言えその性格はかなりきつくダメ提督矯正機の一人とし名前が上がってくる。そのきつい性格は歴戦の戦いに参加。更には日本自体が傾いていたときの戦いにも随伴をし,最期は日本海軍の実質的な最期とも言える坊ノ岬沖海戦においてだったので、ある意味提督を厳しくしつけようとしているからこそこういう性格になったのかもしれない。現実問題霞の最初から最後まで乗って生きて帰ってきた人もいるわけで、この辺りから来ているのかもしれない。それでもケッコンカッコカリをすると少しだけマイルドになる模様。それと節分ボイスから神通の怖さを知っている一人。

 「カーチス・ルメイ」(人名)……現代基準で言えば間違いなく戦争犯罪人の筆頭株に「ルーズベルト」や「アーノルド」(空襲の実質的な計画者。ついでに言えば無差別爆撃を実行させた「ノースタット」も)と共に上がってくる人物。日本空襲の中心的人物として活躍。東京大空襲をはじめ全国各地での空襲を指揮していたことから「皆殺しルメイ」と呼ばれていた。一節には広島に原爆が落とされたのも彼のセリフからだとか。太平洋戦争後においてもキューバ危機においてソビエトに超強力な爆弾を落とそうという計画を主導しようとしている(ただしケネディはそれを却下している)。しかしもっと訳がわからないのがなぜ日本政府はこいつに勲章を渡しているのかということ。ジョンソン大統領圧力説、当時の官房長官と防衛庁長官が決めた説、源田実か池田勇人が決めた説などがあったが、結局は謎に。この時の受勲式では慣例を破る形で、昭和天皇は授与式の出席をしていない。軍の引退後は人種差別をうたいながら副大統領候補に立候補するが、太平洋戦争の英雄が時代の流れに逆らうという形で骨董化している状態ではどうしようもなく落選。

 「葛城」(艦名)……雲龍型航空母艦の3番館で実質的に日本が製造した最後の空母。陽炎型の駆逐艦の主機を利用している上に至るとことで簡素化の設計になっている(イラストを書いた人がこの史実があったから体型的にああなったと述べている)ため、姉2人よりも馬力がなく、さらに最高速も遅い。作られた段階で運用するための飛行機がなく(「天城」同様対空兵器しか積まれていない)、決戦作戦用の一隻としてそのまま留め置かれるようになる。1945年3月の呉の空襲で軽い被害を出したことで、そのまま双子島へ疎開。ここでここで生き残った姉「天城」と終戦を迎えることになる。7月の空襲では姉が大破横転をしたのだが、葛城は損傷が軽微(とは言え空母のしての昨日は喪失するレベルで、甲板の中央部が大きく巡れ上がっている。写真あり)だった。航行可能な状態で終戦を迎える。空母としての役割ではないが、彼女の仕事はここからだった。空母としての起用は不可能だったが、姉と違って中破で済みさらに機関は動いていたため復員船として南方に何度も派遣されることになる(カラー映像ありこの船の存在が「まだ日本にはこんな大きな船があったんだ」という意味で引き上げをした人間には大きな勇気を与えることになり、その中の一人に歌手「藤山一郎」がいた)、40000人以上の復員を運んだ(5年かかるとアメリカが思っていた復員作業はわずか2年で集結した)後、最後の空母である「葛城」は最初の空母である「鳳翔」と同じ場所で解体されることになる。(「鳳翔」と「葛城」でUSJに立っていている絵があったり、結構な数いた正規空母がだんだんいなくなって残ったのが2人だけという絵もある)彼女の名前は海上保安庁の巡視船に名前が受け継がれている。
 2015年の春イベントでE2の報酬として登場。「瑞鶴」に憧れているためか、性格も「瑞鶴」と似たり寄ったりになっている。「瑞鶴」にとっては初めての後輩ではあるのだが、これは「葛城」が竣工した段階で近くにいた正規空母が「瑞鶴」だけだったということから。史実的エピソード(いきなり食事を与えると死者続出の可能性があったので、まずい粥を出さざるおえなかった→いきなりやっちゃった悲劇の話が豊臣秀吉の鳥取城攻め。通称「飢え乾き」)からメシマズ疑惑も立ちそうだったが、姉同様の粗食の方を受け付いたためそこまでは行かず。ちなみに姉2人は陰陽師型だが、彼女だけは弓矢型の艦載機を飛ばす。(正確には弓の先が御札になっているので2つのパターンの中間)姉2人と決定的に違うのは運の強さ。2015年の春の段階で運の数値は改で正規空母の中で「飛龍改2」・「瑞鶴改」に次ぐ3位。姉よりも勝負どころで使うには十分なスペックを持っている。改になると時報ボイスがつくのだが、いろいろとお世話をしたりされたりしている模様。

 「カティンの森事件」(出来事・戦争犯罪)……22000人のポーランド人の将校・警察官・国境警備隊員・さらには聖職者までもがソビエトのグニエズドヴォ郊外の森で、KGBの前身に当たる組織によって殺されたジェノサイド事件。カティンという地名は別な場所にあったのだが、ナチスドイツがソビエトの残虐性を浮かび上がらすためにこの名前を使用した。事件はナチスドイツによって暴かれたのだが、状況が悪すぎた。ソビエトが迫ってくる状態では調査が行えず、さらにアメリカも調査の末に事実と認定するものの、社会主義に傾倒していたルーズベルトが握りつぶす。さらに冷戦が絡み、結局真相がわかりはじめたのはグラスノスチが始まってからの事だった。現在においてもこの事件をめぐっての対立は続いていて、ポーランドとロシア(ロシアはジェノサイドと認めていない上に、調査結果の一部を非公表にしている)の間は対立に近い状態になっている。尚この追悼式において2010年に当時のポーランドの大統領が乗った飛行機が墜落、大統領を始めとしたポーランド人の政府と軍の要人を含め全員死亡という惨事を引き起こしている。それ故か2015年の式典の時にはロシアでするものじゃないという批判声明が出されることに。

 「勝てば官軍」(その他)……太平洋戦争で犯した戦勝国側の戦争犯罪から逃げている現状をを露実に言ってしまうとこういうことになる。戦争末期の空襲や、原爆投下がその例。しかしこの言葉も最近では通用しなくなってきているので死語扱いにしてもいいような気がするんだけど。

 「カデクル」(艦名)……「翔鶴」が建造されていたときにアメリカで呼ばれていた呼び方。アメリカは船の呼び方についての法則は知っていたものの「ツル」とは何なのかというのを理解していなかった模様「翔鶴」→「カケツル」→「カデクル」と連想ゲーム的に間違ってしまった。そのためいろいろと情報が錯綜しまくった結果、ネーミングからアメリカは巨大戦艦と勘違いして、大型巡洋艦アラスカ級を開発してしまったとか。

 「ガトー級潜水艦」(兵器)……太平洋戦争においてアメリカ軍の主力となった潜水艦。その数77。大量生産できる下地があったのだが、ある若手士官の伯父が民間の造船会社としてすぐに建造できる状況だったこともあり、最終的な数は余計に増えてしまった。その活躍は「アルバコア」「ハーダー」「ボーンフィッシュ」「カヴァラ」などに集約されている。ただし作りすぎと言ってもいいような状況に戦後は持て余してしまう。実は戦後の日本の自衛隊にもこのうちの1隻が回ってきていて「くろしお」として活躍している(その後返却して沈められている)のだが、元となっているのは病院船「氷川丸」を沈めた「ミンゴ」。

 「香取」(艦名)……香取型練習巡洋艦のネームシップ。練習艦事態は古くなった駆逐艦などが担当していたのだが、それでも時代の流れに追いつけなかったためにいろいろ考えられたのだが、結局は新規に練習巡洋艦が作られた。3隻とも全て頭に「か」が付いているのが特徴。練習用で訓練生をなるべく疲れさせないようにした結果、体系的にはずんぐりむっくりになってしまった。性能的にも優秀だったのだが、彼女が竣工したのは1940年。もはや戦争が避けられない状態になっていて彼女が鹿島と出た最初の航海が最期の練習公開になり、しかも上海で中止という憂き目にあっている。(ただしこの時の姿は映像で残っている)それでも太平洋戦争においては潜水艦などを統括する第6艦隊の最初の旗艦に任命をされている。その後護衛任務にあたることになったのだが、その最後はトラック島においての護衛任務の時の奇襲。戦艦「アイオワ」などの猛攻を受け自らはその死の間際に反撃を試みるも不発。そのまま沈没してしまう。乗組員はなんとか脱出するも、戦闘機の餌食(当然戦争犯罪)になって全滅。次世代も練習船「かとり」として、多くの自衛隊員を育てあげた。その航海の時に「香取」を沈めた船の一隻である「ニュージャージー」と友好関係を結ぶということをしている。
 2015年2月に実装。さらに9月において建造でも建設可能になった。重巡レシピか大型建造の最低値で建設が可能に。さらにただ能力的に言えば軽巡日書く軽巡のフィット方法則に引っかかる。最初から工房でしか作れない14センチ連装砲を持ってくるなどそれなりの優遇はされているものの、基本的に戦闘には向いていないので使いドコロには頭を抱えるかも。一応鍛えるのであれば1−5の旗艦として対潜装備をガン積みさせておけばおけばMVPを取ってくれるので育ちやすい。彼女自身も潜水艦に対して強くて、夕張に次ぐ潜水艦能力を持っている。レベル35で改になるのだが持ってくる装備がさらに潜水艦特化型になっている。(ただしこうなる前に彼女は沈んでいるので、恐らくifに近い)しかも4スロになったことで戦闘力は少し上がった。さらに単独でも遠征に出すと経験値が通常で増える仕様になっているのだが、「鹿島」が実装してからは二人で同時にこなすことによって、それによるシナジー効果でさらに上がるようになった。
 そのいかにも教師(練習船自体がいわゆる外交使節団の役割を持っていることから、国家元首クラスとの面会も多かったことから、艦これにおいても制服の雰囲気が違う)という佇まいから「カトリーヌ」と呼ぶ人もいる。駆逐艦にも慕われるほどの存在であるのだが、同時に沈みゆく寸前まで反撃を試みるなどのガッツもある。そのためか改造前の放置ボイスはややぐさりとくるかも。提督Loveの一人でそのことを匂わせるセリフはかなりのストレート。自分をアピールする台詞もあり、改になってから実装される時報ボイスでは足柄に対抗してカツレツを夕食に出すなど、他の艦むすを割合意識している模様。ただし川内だけはお説教の対象になっているのだが。

 「」(その他)……「朧」の絵に登場。朧自身がベーリング海に沈んでいることで、ベーリング海→蟹の漁場から来ているものと思われる。公式4コマでは大量の蟹を養殖している模様。ちなみに中破すると蟹は真っ黒になる模様。

 「神風(駆逐艦)」……神風型駆逐艦のネームシップで2代目。ゲーム中には未登場。休止期の駆逐艦の1隻であり、最初は「第一駆逐艦」と呼ばれていた。大平洋戦争中には主に警備任務にあたっていたが、末期になると南方戦線に駆り出され、「足柄」「羽黒」とともにチームを組む。しかしベナン島沖海戦では、「羽黒」をガードしながらもその「羽黒」に救われるような形で離脱。(羽黒はここで沈む)さらに「足柄」も目の前で潜水艦の一撃で沈んでしまう。動けない「高雄」・「妙高」とともにほぼ無傷で終戦を迎えることになり、1人日本国内に戻っていった。復員船として活躍するはずだったのだが、頓挫した海防戦「国後」の救出作業中に頓挫。そのまま放って置かれることになり解体されてしまった。
 ハイライトはこの直前。輸送船団の護衛中に敵潜水艦「ホークヒル」と交戦。魚雷をかわしつつ接近し、爆雷を投下。浮上してきて双方決戦をしようとしたのだが、ホークビルが沈んでしまい(沈没ではない)その間も攻撃を「神風」は繰り返す。結局「ホークビル」はかなりの部分壊れたもののなんとか生き残り、「神風」も無事に任務を果たすことができた。戦後この二人の艦長がご対面。何度が手紙のやりとりがあったそうだ。
 2016年春イベントE3突破報酬で実装。袴姿での登場。(単純に年だけで言えば長門の3歳年下なので、大正娘としてのイメージ)それゆえに昔の有名ゲームのイメージと重ねる人もいたとか。睦月型の前の方でもあるので耐久力とかに不安があるものの回避力で勝負。しかも艦これでよくある耐久力が4の倍数ではないために、大破率も思ったよりかは高くはない。改造レベルは駆逐艦とすれば前代未聞の50を要求されるものの、普通の睦月型改に比べると拮抗できる状態にまで成長する。ただ元の装備自体がやや弱い(持ってくる魚雷が特徴的)ので、扱いどころには悩むかもしれない。
 時報ボイスも実装。かなりの世話焼き(三食用意してくれて、夕食は豚汁)ではあるが、若干怖がりの場面も。時報ボイスやその他のボイスにおいても言及があるのは羽黒と足柄。さらに未実装ながら野風にも言及をしている。妙高型4人(さらに高雄とも)共関わりがあるので立場的に妹的な立場になりそう。(ただし実年齢は神風のほうが上)そして足柄さん夕食後にカツカレーを押し付けないでください……

 「カルテスエッセン」(その他)……ドイツ式の夕食で火を通さない食事のこと。言葉の意味も冷たい食事という意味。それほど量も取らないはずなのだが、その分中身を豪華にすることも。「プリンツ・オイゲン」のセリフに登場。ただし提督は温かいものが食べたいらしく拒否をしている。「呂500」の時報だと「レーベ」が差し入れに来てくれる。

 「カール・マルクス」(人名)……社会主義の拠り所とされている「資本論」を書いた人物。高度な自由経済を成し遂げた後に共産社会主義を到来させるといった思想の持ち主で、それゆえに危険思想扱いされて生涯を放浪メインで過ごすことになる。実は彼の母親の家系をめぐると世界的電機メーカーの創始者にぶち当たるという彼にとっては皮肉以外なんでもない家系図の一員でもある。教授の道を自分以外の形で閉ざされてしまい、ジャーナリストへ。そののち再勉強をした後に共産主義に目覚めるのだが、その間もそののちも当時の為政者からは危険だと認定される新聞などに投稿を繰り返していて、その場所にいられなくなることが何度もあった。それゆえに定住の場所を探すことが出来ないまま流浪の状態が続く、「資本論」も「経済学批判」もイギリスにいた時代に書かれたものだった。家族をロンドンにおいて(ただし私生活では良き父親だった→ただし私生児がいたのだが、私生児故に唯一無難な一生を終えることになるほど娘息子はそろってお世辞にもいいとはいえないレベルの一生を送ることになる)、自分はヨーロッパ各地を流浪したものの、最終的には病を患いその療養を終えた後にロンドンに帰宅。しかしそのまま亡くなってしまう。
 とはいえ彼はその「資本論」の中で唱えているのは経済ではなく、それまであったものを自分なりの理論で書き直したもので、現実世界には最初から合っていなかった(それゆえか、彼を思想家というよりも哲学者という人がほとんど)という指摘がある。それゆえか一部では「人の感情が入っていない」とか「空想的社会主義」言われる批判に対しては、それが的中する形でソ連の崩壊という形につながっていくし、中国も天安門事件をきっかけにしてそれまでの社会的経済を放棄するという方向に向かっていってしまっている。皮肉すぎるのはその資本論が一番似合いそうなのはほかならぬ日本じゃないのかという話もあるほど。ただしその評価とは別に「20世紀は彼の遺産による歴史だった」という人もいるほど影響力に関しては大きすぎた。しかし私生活だけを見ると「崇高な考えを持った思想家」というよりかは典型的な「資本主義の犬」という印象しか抱けないんだけど。

 「カレー」(その他)……艦むすが作る食事。彼女たちが作るのはほとんどこれなのだが、これは海軍の伝統のようなもの。海の上にいて時間間隔が狂わないように、毎週の特定日をカレーの日と定めていることから。ちなみに時報ボイスから作らない艦むすも結構います。

 「枯葉剤」(兵器・戦争犯罪)……一般的には除草剤のこと。しかしベトナム戦争に於いてはダイオキシンをふんだんに使った化学兵器としてベトナムのジャングルにこれでもかというほどばらまかれた。ジョンFケネディが作戦の実行を決めてから10年間の間巻かれた枯れ葉剤によって、数多くの健康被害をベトナムの一般市民にもたらすことになる。しかも本来の作戦目的だったベトコンの隠れる場所をなくすということについては効果がなかった。米の代表的な戦争犯罪の一つだが、ベトナム戦争中に沖縄に持ち込んだのではという疑惑がある。(アメリカ軍は否定をしているが)ただ枯れ葉剤の散布自体は他の国でもやっているのだが、ベトナム同様大した効果がいずれも上がっていない模様。

 「江風」(艦名)……白露型駆逐艦の9番艦で彼女の名前を持つのは3代目。(改白露型だと3番艦)実は初代はイギリスに発注したのだが、第1次世界大戦勃発によって未完のまま日本に引き渡され、さらにそこからイタリア海軍に。「アウーダチェ(オーダチェ)」と名前を変えて、さらに大戦後にはドイツに接収されて(TA20)そこでも活躍。2代目江風よりも長生きをしたという経歴(1944年11月11日イギリス駆逐艦の攻撃を受けて沈没)を持っている。昭和8年の観艦式にその姿を写した映像が残っている。竣工してすぐに日中事変が勃発し、すぐにそっちの方に投入される。太平洋戦争の時にはスラバヤ沖海戦に参加をして、オランダ軽巡「ジャワ」の乗組員を救出したりしている。第2次ソロモン沖海戦、さらにはガタルカナルとの戦いにも参加。ルンガ沖海戦にも参加をする。その最後はベラ島沖。レーダーに補足されていた船団は魚雷攻撃の直撃を食らう。被害を受けなかったのは最後方にいた「時雨」だけ。その後駆逐艦6隻の攻撃をまとも受け轟沈してしまった。(このためか2015秋イベント最終ステージは「川内」と「時雨」とともにルート固定要員に)現在は海上保安庁の巡視船にその名前がある。ちなみに江風の乗組員だったという人の曾孫が、その人から聞いた話を漫画として書いたものが存在する。
 2015年夏イベントE2突破報酬で登場。その口癖と誤植(登場時・現在は修正済み)のおかげで実年齢の半年年上の有名劇作家に補足される(2015年秋イベントの最中に本当に着任してしまった)など、別な意味で象徴になるのかという人になりそう。アダ名は「まろ〜ん」。中破時のセリフがはっきりきと聞き取れなくて、こう聞こえてしまうことから。どの戦いでも先陣を切っていたために、口調も性格も勇ましいというか男っぽいというか。「ンー」という言葉遣いも多いのも特徴の一つ。オマケに「川内」とは仲がいいので、新しい夜戦バカ誕生という形に。ただそういう性格なのかは分からないがおにぎりは握れるけれど、料理は出来ない(と言うか家事全般がダメかも)子に。改になっても性能的に特徴がない子なだけに、これからどう味付されていくのか楽しみな子ではあるが……(2016年3月の艦これ春祭りで改2実装が明言される)2016年4月のアップデートで改2に。レベルの要求は高いが、夜戦に関しての能力は駆逐艦の中でも上位に入るところまで上昇する。イメージは夜戦の切り込み隊長。

 「観艦式」(出来事)……軍事パレードの海上版。昔は士気高揚とか国民にアピールするという意味合いが合ったのだが、最近では国際交流や国民の理解を深めるために開催されている。日本では明治元年から始まっているが、日露戦争勝利の時のものと、昭和天皇即位の時のものが外国の艦船も招く形での大規模なものだった。戦前までに行われた回数は18回。天皇が乗る御召艦の名誉に預かった艦船は最多で「浅間」の4回。実装されている艦むすの中では「比叡」だけが3回経験している。(何回かの映像が残っている)戦後暫くの間は開催されなかったのだが、1957年に復活。オイルショックによる中止が合ったものの、現在ではローテーションする形で3年に一度行われる。

 「韓国の大虐殺(絵画)」(その他)……ピカソの絵画の一つ。1950年に起こった「信川虐殺事件」を聞いたピカソが1951年に絵にしたもの。ゴヤの絵と構図が同じ。現在パリのピカソ美術館に展示されている。

 「艦これあるある」(ゲーム)……マーフィーの法則のように、艦これをやっている時に遭遇しやすい状態を表す。たとえば、せっかく「衣笠」が出てきたのに「加古」を近代化回収に使ってしまってクエストが達成できないとかとか、戦艦が駆逐艦しか攻撃しないとか、空母を鍛えようとして入れたら何故か他のレベルの高い空母も攻撃をスカってくるとか、空母を連続してドック入りさせたら「翔鶴」がなんでもないと思われる戦いでいきなり小破になるとか、ハイパーズが同じ相手を攻撃するとか、ドロップで出てきた艦むすが、今戦っている艦むすでしかもMVPとか。ルーチンワークで作っていた駆逐艦が同じだったり、連続で「北上」がドロップしたりとか。(全部実話)

 「艦これTRPG」(ゲーム)……艦これのテーブルトークゲーム版。開始から一年も立っていないのに発売された。現在は拡張も含めて拡大中だが、艦むすの紹介記事が割合ディスってるような……最初の一冊目にはなぜか「金剛型」のなかで「比叡」だけハブられているし。

 「艦載機熟練度システム」(ゲーム)……2015年夏イベントで実装された戦闘機のシステム。艦載機を戦闘に出し続けると、艦載機の経験値が溜まっていきパワーアップをする。艦上戦闘機だと対空値が上がり、マックスになるとその数値は+25される。他の艦載機も攻撃力が大きく上がったり制空値が上がったりして簡単に倒せないレベルの敵も一撃で倒せるようになる。一見するといいシステムなのだが、艦載機がかなりの数を失われるとその練度が落ちてしまい、さらに全滅してしまうと練度そのものがリセットされてしまう。(ネームドの戦闘機には最初から少し練度が高い)そのためこのイベントにおいて艦載機を多く撃ち落とす軽巡ツ級フラグシップを恨む提督が続出。ただまだわかっていない部分も多いので、解析待ちの部分も多い。

 「関東大震災」(出来事)……言わずも知れた首都圏直撃の巨大地震。しかしこれで空母と戦艦の合わせて4隻の運命が変わってしまった。この地震によって決定的なダメージを受けてしまったのが建造中の空母「天城」(艦これで登場する天城ではない)。修復不可能と言われるまでの損傷を負ってしまい「天城」の資材となる予定だった戦艦「加賀」はこれがきっかけで空母として復活。「赤城」は姉妹艦としてのコンビだったのだが独立。あおりを受ける形で「土佐」は沈められてしまった。
 
 「艦むす」(ゲーム)……ゲーム上に登場する擬人化した船のこと。一見すると戦時中の話に思えるのだが、時報ボイスが実装されていくに連れて時代が現代と中身が同じ別軸の話だとわかってくる。(「夕張」の深夜アニメの話や、「千歳」「熊野」のコンビニ関係の話から)

 「旗艦・秘書艦」(ゲーム)……第1艦隊の先頭にいる艦むすのこと。一見すると誰でもいいように思えるが、武器製造とかにはそれなりのメンバーが必要。(そのため自分は艦載機集めに「赤城」を用意しています)ただし時報ボイスがある艦むすの声で癒やされる提督も多数いる。戦闘時には1,5倍の経験値がもらえる。

 「菊月」(艦名)……睦月型の9番目の艦。主要な戦いというよりもはそのための予備の戦いの方に駆り出されることが多かった。MO作戦の時の補給中に空襲にあい轟沈。しかも轟沈したあとにアメリカ軍によって引き上げられ、調査が行われた後に放置される。皮肉にもそれ故に太平洋戦争の痕跡が残る唯一の船として現存することになってしまった。その姿は現在グーグルマップで確認できる。
 実は形だけ現存しているとすれば菊月も相当の期間現存しているという形になっている。ただし「宗谷」と違って放置されているために、その風体はボロボロ(「宗谷」もぼろぼろだがそれ以上にひどい)で上に乗っていたものはすべて崩壊している上に船体そのものもおまけに温暖化の影響で水の中に入ってしまう寸前まで沈んでしまっている。証拠として昔の写真を見てみると、はっきり残っていた砂浜が今では周辺を見回しても残っていないという状況。観光資源としての役割こそ残っているものの、もはやその姿は崩壊寸前といったところ。ある意味戦争の残骸とその末路をその体で表している。
 ゲーム中では武人タイプの口数が少ないという印象がする。しかしところどころでは微妙に本音を漏らしたりする部分もあるため、かなりの寂しがり屋でもある。ケッコンカッコカリのセリフそんなニュアンスだし。ちなみに轟沈次のセリフの中にある「桜の丘」はたまに話題になる靖国神社のことを指している。

 「紀元二千六百年特別観艦式」(出来事)1940年10月11日に行われた帝国海軍としては最後の観艦式。初代天皇神武天皇即位2600年を記念して行われた。本来だったら外国の船も招いて盛大にということだったのだが、戦争の足音が近づいていたこともあって外国の船は招待せず、更に外国人の観覧自体を制限する形で行われた。御召艦は比叡(3度目)先導役(この場合は露払い)は高雄。供奉(この場合だと比叡の後ろにいる)艦に加古と古鷹。参加した感も相当な数に登る豪勢なものだった。(ただし霧島は参加していない。昭和3年の時にも霧島は不参加)NHKの戦争アーカイブのニュースにその様子を写した映像が残っている。この時には

 「如月」(艦名)……睦月型の2番めの艦。第1次上海事変では他の艦とともに作戦任務に当たる。開戦までまでは第30駆逐隊として加賀などの護衛任務に当たる。太平洋戦争開始直後のウェーク島の戦いで先に「疾風」が航空機によって沈めら得てしまい大混乱に。そこに一撃離脱を繰り返す航空機の攻撃で軽巡軍団が攻撃を喰らい、さらにその上で如月が決定的なダメージを受けてしまう。アメリカ艦載機の体調の狙い通りに爆薬に引火をして、船体が半分に割れてしまい片方が沈んでしまう。更に残る片方もしばらくは動いていたが結局沈んでしまった。
 ゲーム上では駆逐艦のお色気担当と言われるほどの、色気持ち。しかも提督LOVE勢。大破してもぎりぎりまで提督のところに居たがったり、小破の時でも別途に誘ったりしている。ケッコンカッコカリをするとちょっとだけ本音を出してくる。アニメ版で一番早く脱落してしまったために、彼女に対しての絵が急増。このため如月ショックと名付けられることになった。
 ちなみに自分のところでは現在唯一頑張ってくれている睦月型。第31駆逐隊クエストでMVPを撮りまくったことから、「朝潮」と同じく名誉枠入りの一人に。そして2周年メンテで改2に。燃費はそのままで性能が若干だが上がった。

 「如月ショック」(アニメ)……艦これアニメ第3話でそれは起こった。元々ウェーグ島作戦をモチーフにした話だったので可能性があったのだが、そこでアニメ版の「如月」がいきなりの轟沈をしてしまう。これにより各地の提督が激怒。ニコ静およびピクシブに大量の「如月」絵が投稿されることになる。中には提督自らが直撃弾を受けて身代わりになったり、他のキャラクターが出てきて「如月」を守ったり、沈んだ「如月」を深海棲艦が救うという絵も。

 「技術超一流・指揮官三流以下」(その他)……太平洋戦争の敗因を日本側から見ると真っ先に上がる理由の一つ。大砲巨艦主義・長門の温存・情報戦の失敗・ミッドウェーの選択のミスなどを考えると、作戦・司令の考案に関しては確実にダメすぎたと言っても良いレベルの話。一方技術の方は最後の最後まで優秀で、戦後アメリカが持ち帰ったゼロ戦をちゃんとした燃料を入れて飛ばしたところ、アメリカのどの飛行機よりも優れた成績を出したことから、技術そのものが錆びされることはなかったという話。この言葉実は現代にまで通用してしまうのが……
 戦争中も錆びつかなかったの技術というのは戦後にまで活かされることになる。その理由として大きかったのは「大和」と「武蔵」の存在。あれだけの巨大な船を建造できることから、注文が殺到。造船業界がいち早く復興を果たすことになる。さらにその技術な南極観測船「宗谷」の大改造、更には東京オリンピック開催時におけるあるホテルの回転するレストラン等に遺憾なく発揮される。

 「鬼神」(異名)……駆逐艦「綾波」のこと。単独で敵陣のまっただ中に突っ込んでいって自らも沈んしまうものの、敵軍団に大損害を与える活躍をしたことから。早い段階での「改2実装」間違いなしの一隻なのだが、先に「夕立」と「時雨」に先を越されてしまった。実装されてプニプニほっぺがスッキリしてしまった。

 「擬人化」(ゲーム・その他)……そのまんまの意味だが、実は戦時中でも「熊野」と「榛名」は擬人化された絵が残っていたりする。

 「キスカ島撤退作戦」(出来事)……アリューシャン列島のキスカ島(鳴神島)から脱出する作戦。ミッドウェイのために、支援としてとっただけで日本軍はそれほど重要視をしていなかったのだが、アメリカにとってはそれが脅威に写っていた。アメリカは攻撃を開始する。周辺を落とす中でアッツ島玉砕という悲劇まで発生してしまい、キスカ島にいる兵士たちは孤立する。キスカ島にいる兵士たちの救出にあたることになった。駆逐艦の損失を避けたかった海軍は潜水艦での作戦を決行するも数隻を失い、第1次の作戦は失敗。水雷戦隊を使った第2次作戦がねられることになる。この時の作戦指揮官はこの後まさか自分の言葉がゲームの攻略に重要なことになるとは思わなかった「木村昌福」。作戦にはあの「島風」も投入されることになり士気は異様に高かった。霧の中進むという作戦をとるが一度は途中で霧が晴れてしまい失敗。批判されながらも濃霧を待った木村は進軍を開始。途中アメリカ軍(補給のために他の艦まで撤退させて島周辺をがら空きにさせてしまうというある意味強大なアシストをやってのける。陽動作戦にまで引っかかってパニクるハメになる。引っかかった上に隔離させられてしまった人間の中にあの「ロナルド・キーン」がいる)に補足されかかるものの、レーダーに映らなかったことからキスカ島に接近成功。わずか55分で6000人の兵士を詰め込んで、撤退成功させたという犠牲者0の作戦。それ故に「艦これ」ではこれをモデルとした「キス島撤退作戦」通称「3−2」を駆逐艦6隻(途中で損傷して帰った若葉を除くと10隻参加)で攻略しなければいけないという鬼畜仕様のシナリオが出来上がってしまった。(現在は軽巡が一隻加える事が出来るようになったが)実際は「多摩」と「阿武隈」と「木曾」の軽巡3隻が参加している。アメリカ軍が後にこの作戦を称して日本側を賞賛するときに「パーフェクトゲーム」と称している。
 現在のキスカ島は当時の状況を残したまま国立公園になっている。日本側アメリカ側双方からの写真も残っているので、歴史を感じることの出来る場所だが、地雷とかもほおって置かれているため行動する場合には余計なことをしないように要注意。

 「木曾」(艦名)……球磨型の軽巡の5番艦で、就航後はシベリア撤退や日中戦争に参加していた。2・26事件の時には本来「那珂」がこなす役割の代理(「那珂」は別任務中)として部隊を乗せて出航する寸前までの状態になっていたこともある。大平洋戦争の時には北方に配置される。キスカ島撤退作戦においても主要な艦船の一隻として参加している。その後は南方の方へ出撃。マニラに停泊中に敵攻撃機の攻撃を受けて大破挫傷。乗組員は木曾をおりてマニラ市街地防衛に。木曾は戦後になっても大破着底の状態まま残っていたが、昭和30年に解体されている。次世代ではないのだが「きそ」という名前のフェリーが就航している
 ゲーム中では登場した直後だとありふれた軽巡の一人で、しかも個性ばかりの球磨型の中で一番目立たない活躍になってしまう。絵師さんの絵で分けられる形で「球磨」「多摩」とセットで語られることが多く、せっかくのバトルマニア的な属性と、眼帯などによる一見すると厨二病ですかというレベルの外見が霞むほどだった。(ちなみに改2の中破絵で彼女がオッドアイ+スカーフェイス持ちだということがわかる)剣を持っているのは恐らく代は着底の後に乗組員が木曾から引き上げたことによるもの(乗組員を守れなかった)だと推測ができる。しかしアップデートで65レベルという高いレベルを要求されるが、雷撃巡洋艦の一隻になると一気に主役クラスに急浮上。姉二人「大井」「北上」がチートと言われるレベルになってしまったので、若干雷撃は弱いのだが総合力だけでいえば二人よりも上。さらにクリスマス特別ボイス追加、1月のアップデートで通常のボイスも追加などのこともあり、放置ボイスから「提督LOVE」勢の一員として認識されている。「まるゆ」(仲良し設定)のボイスから料理ができるのはほぼ確定なんだけど、あの4人が姉だと仕方なしか……と言うかついに公式4コマでは「まるゆ」の保護者に……

 「北一輝」(人名)……2・26事件での思想的に大きな影響を与えた人物。明治維新の基本思想は民主主義ではなかったのかと主張し軍部から危険思想と認定される。本人は全く知らない所で起こった2・26事件において、反乱将校たちに大きな影響を与えたとして処刑されてしまうが、皮肉にも戦後のGHQの政策で多く反映されることになったのは彼の意志の部分が大きかった。

 「北上」(艦名)……球磨型軽巡の4番艦で当初は日本海軍が誇る秘密兵器として改造される。酸素魚雷を多数発射できる重雷撃巡洋艦として艦隊決戦で役に立つ予定だったのだが、航空機からの攻撃が主流となってしまい出番なしに。真珠湾攻撃の時は途中まで護衛。しかしここで高速輸送艦としての改造を受ける、そのあとは各地をめぐる輸送任務に従事していたものの、今度は「アレ」を積み込むための母艦に改造。しかし「アレ」の活用がないまま、アメリカ軍の空中を受けて大破。そのまま終戦を迎えた。球磨型軽巡のなかで唯一戦後までかろうじて生き残り、復員輸送のための工作船(皮肉にも「アレ」を積みこむためのクレーンが生きていた)として鹿児島で工作船として任務に従事したあと解体されている。軽巡の中では一番の長期にわたって活動をしている(解体までの旗艦を含めると軽巡の中では唯一の25年超え)。その後東京オリンピックの時に二代目として護衛艦「きたかみ」が誕生。ソビエト方面に対しての防衛を務めることになる。90年に特務艦に変更になるも何事も無く93年に役目を全うしている。今は海上保安庁の巡視船「おいらせ」からの名前が変更された変更した3代目が活躍中。更に同名のフェリーと水面掃除船がある。この3隻奇しくも、東日本大震災の時に津波を直接体験している。
 一回目の呉の空襲の時には全く無傷だったゆえなのか幸運値は改造すると「30」になる。さらに多くの改造を受けてきたことから軽巡→雷撃→雷撃改2と二回改装が行われて潜在能力だけでいえば一撃で戦艦を沈めるという驚異的な能力を持っている。しかし元が軽巡なだけに装甲が薄く攻撃があたってしまうと一発で大破に持っていかれる可能性も。ただこの点にさえ気をつけていれば「大井」以上の潜在能力を持っているので、主力として考えていおきたい。
 ゲーム中では銀レアで登場するもの、ルーチンワークの中でも出てくるので見つけたという人が多いはず。一回改造すると雷撃巡洋艦になるので「ちとちよ」から「甲標的」をもらって運用させてみると面白いように敵を撃破し続ける。よってレベル上がりもかなり早い。性格はかなり悟ったような性格+かなりのマイペースをしているせいか調子に乗りやすい感じがするが、所々で提督に対して信頼する言葉も。比較的レベルが上がりやすいのでケッコンカッコカリに近いという人が多いかもしれないが,ただ彼女の後ろには別な意味での「アレ」がいるだけに……後「阿武隈」さん逃げてー(衝突した過去があり、二次設定で何故か追っかけるということがあるので)
 2014年10月のアップデートで各種ボイスが追加。時報ボイスも付いたのだが、度重なる大井からのアプローチに対してかなりの耐性がついた模様で、あしらうように追い返してしまうことも。あと「きたがみ」と自己紹介していたのを「きたかみ」と直している。(しかしいまだに「阿武隈」は「きたがみ」と言っている。15時の時報セリフについては考えさせられるかも。

 「北神(上)」(ゲーム)……育ちきった北上は夜戦において最高火力を持っている状態になる。カットインが発動すると強大な威力を持つ一撃を放ち、硬い敵でもダーダメージを与えることがある。このことから、イベントにおいての最終兵器扱いになることが多い。自分の場合は2015年春イベE6乙の時には、なぜか大井が大爆発をしたが。

 「汚い爆弾」(兵器)……核兵器の一種。普通の核ミサイルは核反応で爆発をするのだが、この爆弾の場合は火薬などで爆発をさせて放射能物質をまき散らすというもの。その土地のすべてを数百年以上にわかって使用不可能状態にすると推測されている。使用されたという話はないものの、9・11以後のアメリカではかなり神経をすり減らす問題にもなっている。一度アルカイダが製造しようとしていたらしいのだが……

 「キ77」(兵器)……陸軍とアカヒの発行元が金を出して作った陸軍の飛行機。2機しか製造されなかった。コンセプトは類まれなる長距離移動ができることで、当時としては未公認ながら周回の世界記録も達成している。最初は発行元が開発依頼をして戦争激化によって一度は中止されたが、陸軍が目をつけたことにより開発は復活した。望み通りの結果を出したのだが、2機のうちの1機がドイツを目指す途中で行方不明に。もう1機も放置されていたのだが、アメリカ軍が目をつけて修理に後にアメリカに運ばれたのだが輸送途中で嵐にあって大破。ペンシルバニアにまで運ばれたもののスクラップになってしまった。2015年春イベントで、消えた方の一機が****のような言動をする「泊地水鬼」の元ネタだと言われている。

 「機能美溢れる提督指定の水着」(ゲーム)……潜水艦のコスチュームが共通(通称「スク水」)なのだが、実はそれが「58」の中破セリフから、提督指定だったことが発覚。公式4コマでは駆逐艦たちにおもいっきり引かれていた。さらに夏の会で駆逐艦たちが着ることに。もちろん不評だったが、さらに潮の体型が際立つことになり他の駆逐艦を落胆させている。

 「キャラハン」(艦名)……第3次ソロモン海戦で戦死をした「ダニエル・J・キャラハン」にちなんで付けられたフレッチャー級の駆逐艦の一隻。1年前に戦死をした人間の名前をつけるほどアメリカ軍は大量生産状態だったというのがわかる。後期の主要な戦いに参加をして東京の近くにまで来たことがある。戦争末期の5月5日に攻撃を仕掛けてきた銀河を撃ち落とした際に、搭乗員を特攻機が飛び交う中で生存者一人を救出、死んでしまった乗組員をその場で水葬にしている。この時の乗組員曰く「この時この艦長でなければ出来なかっただろう」と述べている。
 しかし運命というのはなんという皮肉なのか、対空砲火をくぐり抜けてきた「赤とんぼ」の特攻をまともに受けてしまう。機関室に直撃を食らった形では、いくら運がいい艦戦でも立ちゆかない。結局47人の犠牲者とともに海に沈んでしまった。皮肉にもこの船が神風特別攻撃隊においての最後の沈めた最期の船になる。

 「玉音放送」(出来事)……天皇直々の言葉を伝えるための放送で、一般的には太平洋戦争の降伏受諾宣言のことを指す。このため報道に関してもかなりの特別体制が引かれて、事情によって電力が届かない地域にも特別に送電されたり、新聞の発行が遅れたということもあった。正午に開始されたこの放送を持って太平洋戦争の終結になるのだが、めったに天皇の肉声を聞けるわけではないので、沖縄にいたアメリカ兵がこれは本当に天皇の声かと聞いた時に誰も答えられなかったという話が残っている。宮内庁・NHKはもちろん結構な数の音声やら映像が残っているので、比較的楽に検索できると思う。よく聞く「耐えがたききを耐え忍び難きを忍び」という言葉は中後半辺りに出てくる。
 ちなみに平成になって東日本大震災後において発表された天皇のお言葉も広義の意味で言えば玉音放送(66年ぶり)に当たる。ただしこっちはイメージから「おことば」とか「ビデオメッセージ」とかで言うのが一般的。

 「清霜」(艦名)……夕雲型の末の妹で、最後の甲型駆逐艦。進水日が2月29日という変わり種でもある。竣工後に横須賀所属になりすぐに第11水雷戦隊所属になる。傷ついた武蔵の護衛を武蔵が沈没するまで唯一最後まで担当(途中で何隻か入れ替わっているが清霜だけは最後まで担当)をし、武蔵沈没後に乗員の救助に当たる。その後傷ついた他の船の護衛をしている。その間にも仲間たちはどんどん沈んでいくが、なんとかやり過ごしていた。最期は「礼号作戦」のとき。爆撃機(艦長は魚雷艇の攻撃かと語っている)の一撃で航行不能に陥り、更に大爆発を起こして沈没。しかし日本海軍最後の勝利(ぎりぎり、B勝利という形か)の引き立て役の一人。(生き残った乗組員は作戦終了後に救出された)
 通称「きよし」。(2015年夏のイベントで公式化)戦艦に憧れている素振りを見せるのだが、目の前で「武蔵」が沈む姿を見ていることから、自分が戦艦だったら「武蔵」を守れるのにという願望からはいっているわけで、それが若干曲解される形でついた二次設定でアホの子設定になってしまった。(とあるプラモ雑誌で「武蔵」特集が組まれた時に「清霜」が一緒に登場するという名誉を受ける)そのためか「戦艦ラブ」勢とか言われることも。しかし改にして時報がつくとそれに「提督LOVE」勢という言葉もつく。(恋愛感情こそ表に出さないが甘えるシーンが比較的多いことからの認定)更に改に改造するとレアソナーを持ってくる。このため牧場候補にしたい提督にとっては格好の的だったのだが、なかなか通常海域でのドロップがなく、4−5の登場までまたなければならかなった。その後2015年夏イベントでおなじく戦艦になりたい「リベッチオ」が就任。友だちになる。

 「金顕忠金撃天金日成」(人名)……最後の名前からすると北朝鮮を建国した人物と思われるかもしれないが全くの別人。もっともあっちはいくつかの伝説を合わせたような人物を作り上げたようだけど。ソウル生まれで彼の父は、今の東京工業大学・慶応大を経て挑戦に戻ってきて完了をしていた人間で、子である彼は東京の陸軍士官学校に入る。日韓併合時には衝撃を受けるが、周りの離脱論に対しては吸収するべきところは吸収しようと述べている。しかし二・八独立宣言を受けて任務中の東京からソウルへ。さらに3.1独立運動を見てソウルも脱出、満州の私学校に入る。そこも半年程度で去った後にソビエトへ。そこで反日パルチザンの一因として部隊を率いることになる。日本のシベリア撤退の後は今度はソビエトから邪魔者扱いされるように、追い出される形で今度は朝鮮の独立運動の道へ。しかしそれもかなわず再びソビエトへ。そこで待っていたのはソ連の粛清だった。一回とらえられると妻子とともに中央アジアに強制移動。三年で景気を終えるものの、一月後に八年の懲役刑に。しかも独ソ戦の開始と同じ気に南のカザフスタンから北のアルハンゲリスクへ。そこで心臓疾患で倒れたとされているが、すべにおいて不明。
 朝鮮でも知らない人物だったのだが、1974年と82年に出版された本にその名前が初めて出る。しかし信ぴょう性に乏しかったことから、真相の解明にはソビエト崩壊を待たなければならかった。韓国において彼の存在がはっきり知られるようになったのは98年。建国勲章が渡されることになり彼の末の息子と末の娘が韓国を訪れた時に足跡が知られるようになった。

 「金九」(人名)……朝鮮の独立を叫んで、各地で問題行動を起こしまくった活動家の一人。元からなかなり沸点の低い人物で、自分の料理が後から来ることにブチギレて日本人を殺して死刑判決を受けたり(後に特赦)している。後に独立運動に傾斜するも、やったことといえば天皇暗殺未遂である桜田門事件、式典の最中に爆弾を投げつけて将軍二人を暗殺した上海天長節爆弾事件の中心的存在(しかも犯行声明を出して逃げた)というテロリストと読んでも差し支えのないことをしていた。それでも独立運動の中心にいたのだが、戦後李承晩と対立。李承晩の部下の指示(と、犯人はいっている)の名で陸軍歩兵少尉によって暗殺される。尊敬する人物だと称される一方で、単なるテロリスト、国会経営には不適という評価もある
 暗殺の実行犯であった陸軍少尉は無期懲役判決を受けるものの李承晩によって特赦で出所。さらに李承晩の保護の元中佐にまで上り詰めるものの、96年に金九の信仰者によって殺されてしまう。いまでは彼を慕う人間もいるんだとか。暗殺者を英雄に仕立てあげる論調が、この国のおかしさを象徴している。

 「金日成」(人名)……本名「金成柱」。どうやら伝説のゲリラの名前を自分に当てはめていたらしい。北朝鮮を建国した人物。しかし別人説が流れるほど生い立ちには信頼性が薄かったりする。若い頃は抗日ゲリラ運動に傾倒。しかし日本軍にはさんざんの形で返り討ちに会いソ連へ。しかもこの時偶像化までされていて33歳の時の演説は聞くもの全てに落胆を与えた。(要はソ連は彼をソ連の犬に仕立てあげたがった)帰国後はアメリカの地域に入り朝鮮北部を徐々に侵略。南北統一を嫌ったアメリカ・ソ連の思惑もあり、韓国が独立した後に国を建国する。朝鮮戦争をしかけるものの、押し返されたりなどの停止が合ったり、虐殺を行ったせいで動きが取りづらくなり押され始めて、実質中国の助けを借りて何とか休戦に持ち込んだ。その後はスターリンの手法を利用する形でライバルを葬る形で独裁体制を造りあげる。一時期は韓国よりも高い経済成長力を持ったが、80年台に入るとソ連からの援助が少なくなったこともあり最貧国に一直線。更に世界的大問題をいくつも引き起こすということをやってのけたために、国際的孤立を招いてしまった。
 別人説というのは彼の年齢から来ている。本物とされる人物の年齢は彼よりも少し年をとっているとか、彼の仲間だった人たちが今の人物とは違うという証言が多数上がったことから浮かび上がった話で、ほんとうだとしても国が倒れても真相は不明だと思われる。ただこの説は頭のなかに入れておいたほうがいいかも。こういう独裁者タイプの人間は権力が確立した瞬間に、神格化を始めるし。

 「木村昌福」(人名)……叩き上げの指揮官でキスカ島撤退作戦の完全成功が有名だが、他の作戦の成功も導いている名将の一人。海軍大学校にも進学をしていなかった、叩き上げの水雷屋。しかし簡単におこることはなく、常に冷静沈着な態度でことに望んでいた。ミッドウェイでは自分の状況を偽ってまで「三隈」の乗組員の救助にあたったり、民間船を沈めるときも乗員を避難させてから沈めるということもしている。礼号作戦終了時には「霞」に乗船して自ら殿として、生存者の救出にあたった。日本はもとよりアメリカでも高い評価を得た指揮官だった。帝国陸軍最後の中将として、終戦は教職の長という立場で迎えた。戦後は塩田を払い下げてもらって製塩業に元部下たちと取り組んだ。

 「牛缶」(その他)……「秋雲」の時報セリフから出てくる、牛肉の大和煮の缶詰のこと。強烈な味で似た煮物である大和煮で、牛肉以外に癖の強い食料(マッコウクジラやトドなんかも使用された)などが使われることが多かった。特に牛肉は人気が高かったが、牛缶という言葉で親しまれたのは実は陸軍だったりする。現在の自衛隊でもメニューとして採用されているし、大和煮自体は缶詰として大量に出回っている。

 「九十九式艦爆」(兵器)……正式名称は「九九式艦上爆撃機」。大平洋戦争初期に活躍をした急降下爆撃機でドイツの戦闘機を参考にして開発される。一一型、一二型、二二型の三種類がある。真珠湾攻撃において高い命中率示した後南方戦線で活躍。セイロン沖海戦では空母を始めとして駆逐艦、給油艦を続々と轟沈させていった。ミッドウェイでも「ヨークタウン」に痛恨の一撃を食らわすなどの活躍を見せる。しかしジリ貧の影響はここまで及んでしまう。陳腐化してしまったこともあり、特攻機に選定されたりもしている。さらにアメリカの兵器の進化に対応できないほどの装甲の静寂性から「九九式棺桶」という有り難くない異名を後期ではもらっていた。日本海軍の栄光と挫折を知るには十分すぎる航空機。ちなみに「瑞鳳」のお気に入り。脚がいいらしいのだが、「瑞鳳」が配備された当初は縁が無かったりする。さらに「蒼龍」に対しておさわりをすると落ちてしまうらしい。

 「宮城(占拠)事件」(出来事)……終戦の日に起きた戦争継続派の悪あがき。ポツダム宣言を受け入れた直後から動揺が走った陸軍では、戦争継続派がくすぶっている状態だった。国体維持が認められるまで戦うという意志があったようだが、既に体制は天皇の聖断もあって降伏確定の状態で、更には降伏宣言の録音まで用意されていた。近衛師団の一部がクーデターを敢行する。8月15日になった直後に近衛師団長ともう一人を殺害。しかしあきらかな準備不足による脆さはすぐに表面化する。殺害直後に偽造した命令は見破られ、この間に陸軍大臣「阿南惟幾」は自殺。完全に根回しができている状況でもなかったゆえに反乱そのものはすぐに鎮圧された。ちなみに録音の破棄も目論んでいたのだが、事前に場所を変えていたため無事。ただしこれを収めるための功労者が、この9日後に自殺してしまうという悲劇も生まれてしまった。

 「共産主義(社会主義)」(その他)……自由主義による個人財産の所有などに反対をし、平等な社会を目指す考え(社会主義)。ただしこれだと司法んか階級が没落をするため主義主張が合わないということからこれを発展させる形で生まれてきたのが共産主義。すべての資源を国有化してそれを分け与えるという形で、社会保障・計画経済・福祉国家などを主張する考え。(この考えは今の資本主義社会においても一部取り入れられている)ある意味崇高に思えるのだが、その実かなりの制限を普通の市民に科すことが多く、そのことが後に大きな枷となってこれらの国家に襲ってくることも度々ある。更に個人の欲を全く考えていない制度でもあるので、独裁者が生まれやすく、更にその独裁者によるジェノサイド行為も起こりやすい。ある意味為政者の欲が反映されやすい政治体系でもある。秘密主義に走ることも多く、そのためにソビエト時代最悪の殺人鬼である「アンドレイ・チカチーロ」を野放しにしたという大罪もある。
 もともと考えは古代からあったのだが、復活する形ではっきりと表に出てきたのは近代に入ってから。産業革命以後急速に広まってきた強度の格差問題などによる政情不安もあったことから18世紀後半に社会主義の原型が生み出されてきた。その後フランス革命を経て分派として「アナーキスト」が誕生。マルクスの共産党宣言などで社会主義が大きくクローズアップをして第1次インターナショナルが結成されることになる。しかしこの時からすでに内部の権力抗争というものが存在していて、それにより第1次インターナショナルは崩壊。しかしその社会主義的制作は他の国に受け継がれて、今でいう社会保障の大本に変化していく。
 第1次世界大戦の真っ最中にレーニンによってロシア革命が成就をしソビエトが誕生。しかしこのあたりから社会主義の政治的欠点が顕になる。社会主義は共産党一党支配政権故に、その頂点に権力が集まりやすく、さらにそのトップがいろいろと問題があると大粛清と称したジェノサイドが起こりやすい。現実問題レーニン時代にもジェノサイド行為は行われていたし、その後のスターリン・毛沢東・ポルポトのような連中を生み出す要因にもなってしまっている。しかし世界恐慌において地道に発展をしていたことから、ファシズムと同じく世界中で急速に支持が高まっていった。しかし発展の影で大虐殺があったことは見逃してはいけない。(ウクライナのホロモドール)ある意味当時は今ほど情報伝達技術が発達していなかったために、幻想が拡大されて伝わったという感じが否めない。
 第2次世界大戦、それ以後も世界の中心の政治体系の一つとして君臨。ソビエト・東ヨーロッパ・中南米・アフリカ・アジア(中東も含む)に拡大をし続けるのだが、この頃になると当初の考えからは大きく外れる形での展開をしだしてくる。スターリンがこの世を去ってからその動きは顕著だったが、権威を守りたいソビエトがそれを幾度と無く押しつぶしていった。しかし社会体制の最大の欠点である、表面上の平等という精神が段々と西側経済圏との格差を生み出していく。更にレーガン時代の後先を考えない軍拡競争に敗れてしまったソビエトは経済的に立ちゆかなくなってしまう。止めに東ヨーロッパの民主化ドミノが直撃。軍事クーデターまで起こしてまで守ろうとしていたソビエトでさえも、ロシアのエリツィンの出現によって潰えてしまう。結果的に一つの極だったソビエトは消滅してしまった。
 が、この考え自体は今も健在でその地域では形を変えた状態ではあるもののしっかりと生き残っている。先進諸国でもその考えを取り入れた勢力が政権を担っていたことがあったし、20世紀に入ってからアメリカへの反発から南米諸国で政権だっすするほどの勢力を維持しているところもある。しかしそれらの国でも市場経済という波には勝てずに、資本主義経済を取り入れながらも社会主義・共産主義を維持するというジレンマに苛まれている。また共産主義の大きな欠点の一つには独裁を許しやすい政治体制というのがあり、スターリン以後においてもポルポトのような破壊的指導者なども生み出している。ある意味人の欲が絡むとどんなに崇高な体制だってあっさりと崩れてしまうという典型的な考えだと思う。またこの共産主義が巻いた種は散々言われている憎悪の種と変わらないぐらいの悪質さを持つがゆえに、共産主義のことを「20世紀最大の宗教」という人もいる。今の日本にもそういう影を忍ばせていると思われる箇所が存在する。個人的に言わせていただけでば第2次世界対戦においての最大の戦犯の一角にあるといえるのだが。

 「共産党(中国)」(その他)……現在中国でずっと政権の中枢に居座り続ける党。設立は1921年。毛沢東などの北京大学にいた共産主義に傾倒をしていた人を中心にして各地にあった勢力を結集して結成される。しかしその初期党員に関してはかなり不明なことが多く、57人なのか13人なのか不明。さらにこのメンバーの中で無事に最後まで生き残ったのが二人しかいないという点を考えると、どれだけの権力抗争があったのかがうかがい知ることができる。設立後はコミンテルンの指揮のもとでの活動だったのだが、そのコミンテルンの支持で国民党と手を結ぶと、自らは表に出ることがなくひたすら国民党を前面に出していた。コミンテルンの崩壊でうるさい後ろ盾がいなくなり、終戦後は国民党軍を追い出して政権を握り中華人民共和国を建設。しかしこの段階で初期メンバーの中で生き残っていた毛沢東を中心とした独裁政権と化していた。権力闘争の末に大躍進政策や文化大革命を引き起こしてさらにはソ連とたもとを分かつ。毛沢東亡き後、天安門事件が起こり経済を自由経済にかじを切って経済発展するものの、今度はその過程で置いてきたもののつけを支払う段階に来ているとも言われている。今のトップはいきなり外交で大失態をするなどのこともしでかしているゆえ、評価を取り戻そうとかなり危ないことをしている感じが。

 「魚雷」(兵器)……弾頭にエンジンとスクリューを組み合わせて、水中を航行し、目標物を破壊する兵器。対象になるのはもちろん艦船と潜水艦。魚雷を水中で破壊させることで巨大なエネルギーを発生させて艦船にダメージを与える。できた当初は距離が短い、起動が丸見え、速度が遅いなどの欠点があったが、日本は酸素魚雷を開発することでその欠点を克服。しかしアメリカはさらに強力な火薬を搭載することで、破壊力だけを増加。ダメコンの研究を疎かにしていた日本はこれによりかなりの船が潜水艦によって沈められることになる。

 「魚雷艇」(兵器)……魚雷を主な主要武装とする水雷艇のこと。主に奇襲用として使われるためのものだった。第1次世界大戦において戦艦を沈めたものが現れたことからその有用性が大きくクローズアップ。第2次世界大戦においても結構な数が作られたのがだ、小型ゆえに何らかの形で被害を受けまくることが多かった。しかもこの段階で航空戦が終了となっていたために沿岸警備ぐらいしか活躍の場所がなかった。第2次大戦後にもある程度は作られていたが、虚空戦力の充実化と戦艦などの大型艦艇の消滅、さらにはレーダーなどの発達によりすでに本来の役目は喪失していた。まだ運用はされているかもしれないが、そのうち表舞台から姿を消すのが確実視されている兵器。

 「キラ状態」(ゲーム)……高揚状態。この状態になっていると戦闘時にクリティカルの発生時が変わったり、被クリティカルの発生率が変わるとか。しかしはっきりとしたことがわからない状態。しかし遠征においてはこれははっきりしている。一つは大成功状態を起こしやすいこと。大成功になると貰える報酬の物資ともらえる経験値が1,5倍。さらに副産物としてもらえる高速修復剤などの建築資材系が貰える確率が大幅にアップする。なので、寝る前までにキラ付き部隊を編成しておいて遠征に出して、起きて戻ってきたらキラ状態が解除されているものを、再びキラ状態にするというルーチンワークが誕生することになる。

 「キラ付け」(ゲーム)……高揚状態(キラ)にするために、行う1−1への単独出撃のこと。ルーチンワークと合わせて行っておくとやりやすいが、キラ付けをする船にはそれなりのレベルが必要になってくる。特に駆逐艦は最低でも近代化改装をしっかりとしておくこと。できれば「改」に改造していればなおよし。

 「キラ付の重ねがけ」(ゲーム)……キラ付けの効果を発揮させるのでは一回だけではダメという話がある。効果を発揮させるとすれば最低三回はやらなくてはいけないために、大事な場面での攻略部隊のメンバーには何回も1−1に出撃させること。「あ号作戦」と組み合わせるといいかも。ちなみに遠征用のキラ付だったら重ねがけをする必要がない。

 「霧島」(艦名)……長崎にある三菱の造船所で作成された金剛型の末の妹。彼女も実は100歳を超えている。活動期間は27年と210日。「比叡」とともにコンビを組むことが多く各地の戦いで、多くの戦いに参加している。当時の主計科の兵士の人が書いたイラストによる体験記があり、後にドラマ化されたこともある。第三次ソロモン海戦ではサウスダコタ相手にしての真正面からの殴り合い。サウスダコタは「鬼神」綾波の決死の特攻により傷がついていたが、戦艦同士の殴り合いという太平洋戦争ではめったに見られなかった光景が展開される。(しかも「霧島」が持っていた弾は対戦艦のものではなかった)しかしその殴り合いに勝利しかかった頃に、その後ろにいた「ワシントン」によって航行不能に陥り沈められてしまう。この行動だけど見ればアメリカ海軍のほうが上手ということなんだろうけれど、「サウスダコタ」側にしてみれば盾にされた分たまったもんじゃなく、しかもねじ曲げられた形で事実が伝えられなかったこともあり、第2ラウンドととして「ワシントン」クルー対「サウスダコタ」クルーの場外大乱闘の第2ラウンドが開始。留置場がいっぱいになるほどだったとか。
 ゲーム中ではショートボブにメガネをかけていることもあり学級委員長的な立場のような雰囲気がある。公式マンガでも登場した後から教授役になったりしているし、比較的頭の良いキャラクターという意味合いが強い。現実御召艦も一回こなしている。しかし捉える人によっては実はおバカキャラなんじゃないのかという人もいるぐらい評価が分かれていて、さらに通称「マイクチェック」のおかげで武闘派の二次創作まで存在し、表裏が激しいキャラという扱いになっている。なお、ほぼ姿が同じなキャラクターが他のゲームにいる模様。2013年3月末のアップデートで「改2」(姉3人に比べると火力が強化。高速戦艦全体でも一時期はトップを貼っていた)、それによる各種ボイスが実装された。簡単に言えば前半はマイクチェック中心、朝になったら提督寝まくりで「霧島」困惑→一人寂しく提督室で食事→そこから任務、で夜という流れに。彼女にも若干「アホの子疑惑」が立つ結果に。まあ、仕事上のパートナーは「比叡」だし……
 2015年ヴァレンタインボイスでボイスが追加。言葉自体は格好がいいんだけど、長すぎて最終攻撃者だと、リザルト画面に入っても喋っていることも。さらにローマの登場で押しかけて飲み会を始めることも。

 「キルコール」(その他)……演習とかで実際に敵の機体を落とすわけにはいかないので、撃墜及び攻撃できる状態になったらそれを示すようなサインのことを指す。

 「極めて高い練度」(ゲーム)……公式ツイッターで発表される改2のためのレベルの数値の目安。この言葉が出てくると75より上のレベルが必要なのが確定。2014年9月末の現在で「蒼龍」(78)「飛龍」(77)「隼鷹」「榛名」(80)の4人が該当。高い練度とか書かれると一番低い「那珂」(48)から「金剛」(75)まで、かなり広くなるので注意が必要。

 「近代化改装」(ゲーム)……該当する艦むすに、それ以外の艦むすを合成することでパワーアップさせること。たいていは攻撃・雷撃・対空・装甲の4種類だけなのだが、「まるゆ」を組入入れるときだけは例外で運を上昇させることができる。

 「ク・クラックス・クラン」(その他)……通称「KKK」。秘密結社の団体で、主張はずばり「白人至上主義」。白装束を着て、頭に白い頭巾をかぶっていることから見分けがつきやすい。南北戦争で敗れた元軍人が作った組織で、最初は過激的思想を持っていたが、行動はおとなしかった。しかしだんだん行動が過激化をして一度は消滅をする。しかし20世紀に入り一人の神父が「神の声を聴いた」(ジャンヌ・ダルクもそうなんだけど、こういうのをいう連中のうちいくつかの話では精神的な病があったそうだ。こいつの場合は分からないが)として復活。白人貧困層の指示が集まり巨大勢力化。さらに過激な行動まで復活をするが、これが逆に保守層の支持の離れという産物を残してしまい大崩壊。さらに公民権運動などによって完全に立場をなくしていった。しかしKKKの中に「トルーマン」がいたことから、影響は多少あったとも言われている。最近はヒスパニック系が台頭すると同時に微妙ではあるが勢力を拡大している。

 「草鹿任一」(人物)……筋の通らないことは妥協をしない、さらに短気の性格もあり周辺との衝突が多く「今村均」とも口論になったことがある。戦後は同期の井上成美を批判していたのことが合ったのだが、その井上が生活に困窮して胃潰瘍で倒れた時には自ら資金集めに奔走していたりする。砲術畑を歩み、所属していたのが戦艦だったことから高い期待をされていたことが伺える。後に「扶桑」や「北上」の艦長も経験。海軍兵学校では自らも学ぶ姿勢を貫き、生徒から慕われる存在にもなっていた。
 戦争末期にはラバウルに配属される。今村均と協力体制を作り上げて籠城体制を完成させた状態で終戦を迎えることになる。終戦後は部下の不祥事においても全て自分がやったとかばう発言をするが、無罪となり帰国。その後は出版製本会社を立ち上げる一方で、部下や戦争に携わったものに対して奔走。軍人恩給の復活の中心になったりしている。あの「アーレイ・バーグ」を親日家にさせたのは彼との付き合いがきっかけだという。

 「草鹿龍之介」(人物)……ミッドウェイの戦犯の一人。家系が加賀大聖寺藩に使えた一家で父親も住友の理事をしていたほどの名門出身。剣術の腕前がものすごく「一刀正伝無刀流」を極め、さらに「無刀流」の4代目総帥として君臨するほどの実力を持っていた。旧制一高に受かるほどの実力を持っていたのだが、周辺の説得にも耳をかさないで兵学校に。その後は色々とトラブルを起こしながらも着実に地位を上がっていく。大平洋戦争開幕時には第一航空部隊の参謀長の職にあった。つまりは航空作戦においては作戦を立案する立場だったのだが、真珠湾攻撃の時は真珠湾よりもフィリピン攻撃をと言っていたためただ見ているだけだった。ミッドウエイの作戦展開には反対の立場を取っていたが、それが決まってしまうと黙るしかなった。この状況に周辺は危惧をするのだが、その危惧が最悪の形であたってしまう。ミッドウェイの後、本来であれば南雲と共に予備役に回される可能性が高かったのだが、作戦の失敗の一番のミスが自分たちにあるとわかっていた山本たちはガダルカナル方面に回した。南雲が自害に近い戦死をする一方で、終戦まで生き残る。終戦後は化学肥料会社の顧問を務めた。この人も人によって評価が大きく二転三転する人物。ただ言えるのは典型的な「その地位にいるのであればあきらかに求められる能力に到達していない」ということなんだろうけど。

 「崩れ落ちる兵士」(画像)……報道写真家ロバート・キャパの存在を一気に高めた写真。スペイン内戦中の兵士が銃弾を受けて倒れる瞬間の写真で戦争のインパクトを伝えるのには十分すぎるものだったのだが、あまりにもその瞬間があや坂過ぎたこともあり1990年後半に入ってからその検証が行われることになり、一度は兵士の弟なる人物が出てきて収束しかかったのだが、2009年に当初撮影されたとされる場所(スペインの中学生が指摘)からは遠い場所で撮影されたものとして、この兵士は単なるずっこけた瞬間を撮影されたものだという。しかもNHKとカメラマンの調査でこの写真をとったのはロバート・キャパではなく恋人のゲルタではないのかという結論にたってしている。しかし真実はキャパ自身がインドシナ戦争の取材中に地雷を踏んで爆死してしまったために、全くの不明になってしまった。キャパは反ファシズムのためと、自分の欲のためにあえて隠したのではないのかというのが考えとしては出ているようだが……

 「駆逐棲姫」(ゲーム)……2014年秋イベントにで登場した新型の敵。E2ボスとして登場。見た目は駆逐艦なのだがスペックは通常戦艦をはるかに上回るスペックを持っているので見た目に騙されてはいけない……のだが、登場直後から「春雨」に似てると言われていてる。これは2014年秋イベントのベースである渾作戦において「春雨」が沈んでしまっているため。そのためか「わるさめ」というアダ名が付けられている。その後のイベントでも度々登場。

 「駆逐水鬼」(ゲーム)……2015年秋イベントE5にて登場した駆逐艦のネームドシップ。最終面のボスだけあって硬いのだがギミックであるPT小鬼群を複数倒すことで、防御力が落ちるギミックがある。そうなると駆逐棲鬼を強くした程度の形になるので比較的ラクに倒せるようになる。彼女を倒した時にドロップとして「萩風」が出てくることから「わるかぜ」と呼ばれることも。

 「工藤俊作」(人物)……恵まれた体格をしていて柔道の有段者、それでいて温和な性格をしていたことから「工藤大仏」と呼ばれていた。一時的に海軍へ行こう学校の人員が拡大していた時があって、その時に入学。卒業後は駆逐艦などの水雷長や分隊長を歴任。一時的に地上勤務になったものの、太平洋戦争開戦時には「雷」の船長になっていた。スラバヤ沖海戦において、駆逐艦「エンカウンター」の乗組員を救出。オランダの病院船に引き渡した。その後「響」の艦長に就任する。その後は地上勤務を命じられてしまい、更に自身も体調を崩したことから、そのまま終戦を迎えることになる。
 終戦後は「雷」の乗組員のことを思ってか、海軍時代のことに関しては家族には全く話していなかった。1979年の没後、彼の海軍での一連の行動を家族が知ることになったのはエンカウンターにいた一人の乗組員「サム・フォール」の存在があったため。戦後はイギリスの外交官として活躍する傍ら、自らの命を救った人の行方を探していた。彼の思いが通じて工藤の墓前に彼がこれたのは2008年のこと。救出劇から66年も経過した後だった。(ちなみに、イギリスでこのエピソードが知られることになったのはイギリスで退役軍がジャパン・バッシングを起こした連中がいて、それに対しての反論という意味でこのエピソードをサム・フォールが寄稿したことから)

 「クヴィスリング」(その他)……ノルウェーで売国奴を意味する言葉。もともとあった言葉ではなく第2次世界大戦においてドイツと手を結んで、ドイツの侵略の手引をしたヴィクトンク・ヴィスリングから来ている。ジョークのネタにも使われていたのだが、今ではこの言葉がそのまま辞書に載っかっている。

 「球磨型軽巡洋艦」(ゲーム)……曲者ぞろいの艦むすの中で、一番アクの強い5人が揃ってしまった。強いんだけど本人マイペースで語尾に「クマ」をつける「球磨」、猫じゃないけど語尾に「にゃ」をつける「多摩」、存在自体がレアなんだけど「北上」にある種異常なほどの愛情を示す「大井」、マイペースなんだけど改造すると一番の打撃力を持つ「北上」、バトルマニアで隻眼なんだけど、この5人の中では一番まともな「木曾」の5人。真面目故に木曾は色々と姉に振り回されることが多かったのだが、12月のアップデートで「改2」になり重雷装艦になったことから、「多摩」が一番目立たなくなってしまった。

 「クマーズ」(ゲーム)……「阿武隈」「三隈」「球磨」のこと。言葉の後ろに「くま」がつくことから。ここに「筑摩」「熊野」が入るかは、ご想像にお任せします。

 「熊野」(艦名)……最上型重巡洋艦の4番艦。最上型に大きな欠点があったことから鈴谷と同じ設計になっていてそれ故に鈴谷型の2番艦とも呼ばれている。ミッドウェイに出撃している。ガダルカナルでは通商破壊工作をしながらアメリカ軍の情報を吸収するという役目を負ったのだが、駆逐艦件囮という役目だったと当時の艦長は語っている。彼女の不幸はサーマル海戦から始まる。魚雷一発を受けて戦隊の速力が低下→同じ日に艦載機の攻撃を受ける→別の日に急降下爆撃を食らって航行不能に→なんとかマニラに辿り着き護衛任務に→サンタクルーズについた後に敵潜水艦軍団と交戦→また一発もらってしまい航行不能になり引っ張って貰う形でサンタクルーズに戻る(この時に起きたのが「青葉」による「引っ張る力ないから自分で帰ってね」事件)→かろうじて航行可能にはなるが、空母艦載の飛行機の集中攻撃をくらい轟沈。
 ゲーム中では「くまのん」とよばれることがある。神戸生まれということもありお嬢様として書かれているが、「青葉」の犠牲者ということと、「熊野」自身がそれでも帰ろうとしていたことから根性もかなりある人というイメージがある。(ただし史実から迷子になりやすいという設定に)レア重巡なので普通の重巡系レシピでは出づらいのだが、戦艦系レシピのほうが出やすい上に大型建造でも出現する。ただし運は扶桑姉妹と同じ「5」。航空巡洋艦に変化するレベルも35とかなり苦労はするのだが、彼女(最上型全般に言えるけれど)にはカードが二枚用意されているので、多少苦労しても育てる価値はあると思う。また攻撃をするときの台詞がからありがたくない二つ名も……あと時報ボイス持ち(彼女の台詞からもコンビニという言葉がうかがい知れる。コンビニサンド初体験→「沖波」の時報からそれを毎日「鈴谷」に出している模様)。2015年春イベントではまさかのE5ルート固定要員に。個人的に大変お世話になりました。

 「クラウス・フォクス」(人名)……学者という職業の中にはいろんな人物がいるのだが、困る部類に入るのはアインシュタインのようにダブスタを持っているような人間とか、自分が何をしでかしたかを全く理解できていないタイプの人間。クラウス・フォクスは後者のタイプの人間だった。ドイツ共産党の支持をしていたのだが、ナチスが政権をとるとフランスを介してイギリスに渡る。戦争がはじまると同時に一度は収容されるのだが、イギリスの原爆開発に協力する。しかし彼は間違ったレベルでの平等主義者だった故にその立場を介して得た情報をソビエトにすぐ渡してしまう。さらにロスアラモスに移籍をして、原爆の完成に貢献。戦後がイギリスにもどるが性懲りもなくソビエトに情報を流し続けた。
 しかし暗号解読「ベノナ」によって関与が急浮上。あっさりと事実を認めた(このことがきっかけでアメリカで社会問題化したローゼンバーグ夫妻事件が起こる)のだがその理由の一つが研究を続けることができると思い込んでいたからだった。40年の懲役を受けてイギリスの国籍をはく奪され東ドイツに帰還。しかし彼はここでもとんでもないことをしでかしてしまう。今度は中国の関係者に対して核の情報を渡してしまうというとんでもないことをやってのけてしまった。このおかげで今度は中国がロシアに対抗する形で核を持つことになる。本来だったらシュタージが動くところだったのだが、なぜか動かすでそのまんま政治色のあるポストにもついていた。ある意味20世紀が生んだの厄災(もしくは極悪人)の一人。

 「クラスター爆弾」(兵器)……大型の爆弾の中に小型の爆弾を多数詰め込んだ爆弾。威力は大型爆弾一発には当然及ばないものの、広範囲に攻撃がばらまかれることから、空対地はもちろん、空対空の戦いでも使われることが多かった。中には対人地雷まで入れたものも存在する。太平洋戦争では日本も連合軍も使用していて、日本においては空襲の被害の拡大の一番の要因になっている。しかし問題なのは不発弾の問題。この不発弾がどっかに潜んでいていきなり爆発をして大惨事を招くということもある。とある新聞社の記者が興味本位でクラスター爆弾を持ち帰ろうとしてレバノンの空港で大惨事を引き起こした事件があった。一応禁止武器の一つではあるものの、保有している国の事情もありなかなか武器廃棄が進んでいない。

 「グラーフ・ツェッペリン」(艦名)……独が作る予定だった空母のネームシップ。同型艦としてもう一隻製造予定だった。「赤城」と「フェリーアス」という2つの国の空母を基準にして作られる予定であったのだが、赤城が元になった部分は艦載機のエレベーターだけになってしまった。もともと独にとっては最初の空母なるはずだったのだが、戦艦とかUボートの方に予定を割いた分後回しに建造が開始。さらに1940年に一度建造が中止される。この後にミッドウェイで正規空母4関を失った日本から購入のオファーが来たもののこれを拒否。(その代わりに生まれたのが独版「飛鷹」こと「神鷹」)その後再開されたものの今度は大型艦建設中止命令で完全に生産がストップしてしまう。独降伏直前までそのままの状態だったのだが、ソビエトの接収を恐れてその前に自沈処分が決定。沈められてしまう。しかし皮肉にもそのソビエトが戦後、この船を手に入れることになる。接収後ドイツ海軍の手によって修復されて名前を「PB101」と改めてソビエトへ。そこで待っていたのは実験という名の標的だった。連れてこられた先で甲板に爆撃と砲撃を受けた跡、その翌日に魚雷艇と駆逐艦の標的となって沈んでしまう。
 2015年秋イベントで初登場。当初は海外大型艦というアナウンスだったので戦艦か重巡が来るのかと騒がれたのだが、来たのが未成艦だった彼女だったので、一気に沸き立った。しかし連合艦隊マップのE4で、しかもボスマスドロップという条件に阿鼻叫喚になる提督が続出。難易度調節をする提督にとってはかなりの辛さがあったと思われる。というのもここのボスは倒しやすいからと言いとしても随伴艦がかなりいやらしく、ダイソンかヲ級改のどっちかを相手にしなければいけない。一応ギミックが外しがあったのだが、大抵はギミック無しで掘っていた模様。(自分はギミックを外した)性能面で言えば正規空母なのだがその能力は軽空母の一部よりも下という扱い。しかし夜戦で攻撃が可能という特性を備えている。生き残り組扱いにはなっていないため運の数値は「4」(改造すれば「7」)とかなり低めそのため運用にはある程度の慎重さが求められる場面も。
 キャラ的に言えばかなり真面目。キャラデザを担当した人曰く魔術師をイメージしたとのこと。そのためかクールすぎる印象も受けることがあるのだが、性格もそのままのクールさを受け付いている。雰囲気から「でかい響」というイメージも。勿論時報ボイスもついていて改になれば聞くことが可能。そこでは秘書官を勤めながらも他の正規空母をかなり意識しているところも。(空軍についてのことも言及しているのだが、海軍とか陸軍のような組織上の問題においては空軍そのものの存在がじゃまになることもしばしば。戦後のアメリカなんかがいい例)真面目系なのだが「呂500」を見ても動じていないことを考えると、改2が合った段階で日本に馴染んでしまう可能性も。

 「クリスマス特別衣装」(ゲーム)……クリスマスの期間の間特定の艦むすがくります使用の特別衣装に変わる。2013年は「那珂」だけだったのだが、2−14年は「那珂改2」「時雨改2」「漣」「龍驤」「龍驤改2」+昨年からの「那珂」が衣装チェンジ。特に「漣」は予告なし実装だったの周辺を騒然とさせてしまった。さらに20人ばかりの艦むすには特別ボイスも。ただしおさわりボイス。

 「クリスマス箱」(ゲーム)……2014年の12月のアップデートで追加された期間限定アイテム。使用すると資材になるのだが、最初のアナウンスでクリスマス衣装に換装した北方棲姫にいるといってしまったことから、運営の方針に是が否の大混乱に。その後のアナウンスで他の場所でも出ることもわかったのですぐに鎮静したのだが、ある意味迷惑なアナウンスと言っても良かったかも。ちなみに自分はオリョールで二つ見つけています。

 「栗田健男」(人物)……叩き上げの水雷屋で数多くの艦隊を指揮してきた。「阿武隈」と「金剛」の艦長も経験。その後各地での戦いに参加をする。しかしこの男の評価が劇的にマイナスの方向に傾きだしたのはレイテ沖海戦。第一遊撃部隊を指揮していて、艦隊ありとしてそこに北上して向かったのだがこれが今までも謎を呼ぶ「栗田ターン」と呼ばれる大失態だった。これにより「筑摩」・「鳥海」が沈没、更に囮の空母隊(「瑞鳳」「瑞鶴」「千歳」「千代田」)が無駄死の上に「西村艦隊」の壊滅という大敗北をもらたすことになる。終戦時は海軍兵学校の最後の校長としてそれを迎えることになる。
 戦後は上の責任からが比較的口をとざることが多かったが、公的な場面での戦史編さんの時にはインタビューを受けた時に残った大量の資料が残っている。しかしマスゴミの取材に関してはかなりのものがあったようで、本当に心をひらいてくれた人間以外には絶対に語ることがかなった。またそれゆえに数々の憶測が流れ、またそれによる評価の批判と擁護か繰り返されているという状況で、未だにこの人に対する評価というのが定まっていない。

 「」(場所)……広島県呉市。ここに鎮守府があり「大和」などの建造もここで行われた。しかし戦況が悪化するに連れて運行ができなくなった船が集められて砲台として対空任務に当たる。しかしそれらの艦も航空機の攻撃によってほとんど無力化され、更には8月6日には広島の原爆を見ることになる。当時ここに残っていたのは「伊勢」「日向」「榛名」などの戦艦が中心だった。彼女らはどんな複雑な気持ちでこれを見ていたのだろうか……

 「黒沢丈夫」(人物)……造り酒屋の息子として生まれる。海軍兵学校63期生。少尉候補生時に海軍の大演習に参加をしていてその時に昭和天皇と謁見をしている。
 困難な状況において彼の一団は成果を上げる数少ない存在になっていったものの、上役が特攻隊の創始者である大西瀧治郎。せっかく持ってきた飛行機でさえも平気で取り上げられる始末で任務をこなすことができる状態ではなかった。結局状態のままでフィリピンからシンガポールへ。さらに国内への異動をして飛行機の整備をしているところで終戦を迎える。公開のあることをやっていながら最終階位は少佐どまりだった。
 故郷に帰還後ひどい扱いをされたのだが県議会選挙に立候補をしたあたりから風向きが変わる。相談を受けて信頼を集めて1965年に故郷上野村の村長になると、それまで荒れていた村の改革に着手。不評を浴び奈良も改革を着々と進めてくる。そして彼が世界的な注目を浴びる日がやってくる1985年8月12日18時56分に起きた日航機墜落事故において、毅然とした対応と素早い反応で遺族と会社双方から信頼される存在になった。その後も異例などに駆けずり回る中で、全国町村会会長を4年間勤めあげる。2005年に高齢とそれによる慰霊が困難になったとして引退。村長でいた期間は40年だった。その後は余生を過ごしていたが、2011年にこの世を去ってしまった。
 生前の有名話。日航機墜落事故の後に対応に追われた上野村の人を労うために、幸行してきた昭和天皇。案内をする黒沢をじっと見て一言。「海軍大演習の時に日向か長門(もしくは霧島)に乗っていたのか?」ということを聞いていたとのこと。昭和天皇の記憶力おそるべし。

 「クロスロード作戦」(出来事)……核を持ったということで有頂天になった米が行った正気の沙汰ではない実験。名目上は核爆発にどれだけの兵器が耐久力があるのかという実験だったのだが、それらに動物を載せていたことから生物的な実験も入っていた。世界各地から賠償艦としての船や、アメリカ海軍で不要になった船などが集められて1946年7月1日に最初の実験が行われ「酒匂」が沈められる。そして7月25日にもう一発の核を爆発したのだが、長門をはじめ数隻が耐え切ってしまう。他の船はそれなりの理由があったのだが、長門の場合はボロボロになった上に穴まで開けられていて、それでも耐え切ってしまった。その調査に向かおうとしたアメリカ軍を尻目にして、その前に長門は沈没してしまう。この実験で生き残った中の一隻が「プリンツ・オイゲン」。沈むことはなかったのだが、それでも大ダメージを受けてしまっていた、曳航中に座礁してしまう。
 アメリカ軍は格の優位性をロシアに対して示すためにこういう実験を頻繁に行ったのだが、スパイを通じてこれらのことが筒抜けになってしまっていたこともあり逆にロシアに原爆を開発されてしまう。さらにスプートニク・ショックの影響もあり優位性はどんどん失われていってしまう。とどめにこれらの核実験が残していったマイナスの影響はある意味ヒロシマ・ナガサキよりも深刻だった。第5福竜丸の悲劇も起こったのはこのあたりで行われた実験の一環。サンゴも壊滅的な被害を受け、さらに故郷をこれで追われた人達も出てしまっていることを考えると、これらの実験はアメリカが世界に対して一番高圧的な出来事の1つだっと言ってもいい。

 「軍艦金剛航海記」(その他)……芥川龍之介が軍艦金剛に乗船した時の見聞録的なもの。当時芥川龍之介は横須賀の海軍学校で英語を教えていて、その乗員を教えていたこともあって乗船を許可されていたらしい。出版物として手に入れるのも容易だと思うが、青空文庫で見るのも可能。そしてこの時から既に擬人化の動きが……

 「軍艦防波堤」(施設・場所)……北九州市にある防波堤のこと。770メートルあるうちの400メートルを「初代・柳」「涼月」「冬月」の3隻の駆逐艦を埋めることによって建設された。できた当初は格好の釣り場として利用されていたのだが、金属泥棒が頻発したことから立入禁止に。さらに「涼月」と「冬月」はその後老朽化と土砂流出の補修でコンクリートによってうめられてしまった。現在見られるのは初代柳の一部だけで、それも腐食など進んでいたのだが、修復をされている。最近では文化財としての評価も。

 「慶応義塾大学日吉キャンパス」(施設)……連合艦隊の司令部が最後に置かれた場所の今の呼び名。敗戦の色が濃くなり「大淀」を単独で木更津沖においていたのだが、それすらも戦況の悪化により対応ができなくなり、結果的に慶応大学の構内の地下壕に移転することになった。このことにより連合艦隊旗艦と第1部隊が消滅というある意味日本海軍のゴタゴタの結果が出てくることに。

 「ゲオルク・フォン・トラップ」(人名)……オーストリア・ハンガリー帝国の海軍の軍人で、第1次世界大戦時において潜水艦乗りとして英雄の一人となる。(ただしイタリアでは極悪人扱い)義和団の乱に参加をしており、その後から潜水艦にのることになる。第1次世界大戦時には12隻の艦隊を沈める。英雄の一人になるのだが大事世界大戦後にオーストリア・ハンガリー帝国が領土縮小による海軍を喪失することになり退役。水運会社を作る。最初の妻は魚雷を発明した技術者の娘で7人の子供をもうけるが、長女がかかった病気と同じものにかかってしまい32の若さでこの世を去ってしまう。(長女は助かる)残された子供の家庭教師のために修道院に派遣を依頼してやってきたのが、マリア・アウグスタ・クチェア。9ヶ月だけの滞在だったのだが、この翌々年に彼女に求婚して再婚。する。歳の差は25歳。長男ルーベルトとは6つしか違わなかった。その後マリアとも3人の子供を設ける。
 その後全ての財産をなげうってまで友人の銀行を救おうとしたが失敗、意気消沈になる。この窮地を救ったのはマリアと子どもたちだった。合唱団を結成して、ザルツブルグでの音楽祭で優勝をさらう。この一家が評判になりヨーロッパじゅうで引っ張りだこの存在になる。しかし今度は戦争が彼らを襲う。ドイツの併合に屈した形のオーストリアはヒトラーの誕生日に歌うことに抵抗しつつも、アメリカからのオファーもあったことからドイツ脱出を決意する。ドイツ脱出後は一度はビザの関係で北欧に戻ったものの、再びアメリカへ。バーモンド州の農場を書いそこで生活を始める。戦後オーストリアの窮状を知り本格的に活動を始めたのだが、ゲオルクはすでに病に侵されていた。ニューヨークから農場に戻ってきてそこでなくなってしまう。後の「サウンドオブミュージック」の元ネタになる。
 「サウンド・オブ・ミュージック」や「菩提樹」での彼のかかれ方があまりにも現実からかけ離れすぎていたために遺族は抗議をしたのだが、その抗議が受け入れられることがなく、周辺の大騒ぎとはよそに冷徹に見ていたとされている。

 「月月火水木金金」(その他)……ドリフターズのヒット曲の一つ。しかし元ネタは1940年に発売された軍歌。当初はヒットにもならなかったのだが、日本放送協会職員のミスから、うっかり放送されてしまいそこからヒットに繋がった。替え歌も多い。題名の元は日露戦争後の海軍の練習を見た少佐のセリフから。

 「ケッコンカッコカリ」(ゲーム)……レベル99の艦むすとケッコン(カッコカリ)をすることによってレベル上限を突破するというシステム。これだけのために必死になってレベルアップする提督も数多い。が、話で上がっているだけでまだ実装されていない。と思ったら14年の2月のアップデートで実装された。ここで提督LOVEに移行する「艦むす」(「赤城」を除く正規空母など多数)もいるが、「姉LOVE」の人たちは断られるセリフを吐かれてしまうので、がくっーと来ることも。効果はレベル上限のさらなるアップ、運のアップ、耐久力のアップ、資材消費の減少。

 「ゲルニカ」(その他)……ドイツ軍によるゲルニカ爆撃を書いたピカソの代表作。20世紀を代表する作品である。発表した当時は評価が低かったが、その内容から反戦と抵抗のシンボルになった。タイムズに爆撃の様子が掲載され、それを見た当時自身の問題でピカソが筆を執った。多数のモチーフもすべて現存する。しかし絵は完成後に流転の運命をたどることになる。最初はスペインに渡そうと思ったのだが、パリにあるピカソのアトリエに送り返されたために破壊は免れる。フランコ政権誕生後にアメリカに渡り展示された後は、第2次世界大戦が勃発したのでアメリカに置かれることになった。その後ヨーロッパ各地を回るのだがピカソはこの後この絵と対面することはなかった。その後フランコ独裁政権が返還要請の手紙を送るが、ピカソのスペイン人民の自由が保証されるまでは戻すなという遺言もあり、ニューヨークに暫くの間置かれることになる。この時にベトナム戦争が勃発してまたこの絵が巻き込まれることになる。この時一人のバカアーティストが赤いペンキで余計な文字を書いて絵を汚しかける(特殊加工をしていたので、すぐに修復できた)という災難にもあっている。フランコ政権に変わり立憲君主制権になると、スペインに帰還する。その絵画の性格上からいろいろな問題を引き起こす可能性が今も続いている作品。

 「源田実」(人名)……「加賀」のボイスである「鎧袖一触」を発言した元の人(創作の可能性もあり)。海軍兵学校を卒業した後に、霞ヶ浦航空隊に配属される。パイロットとしての腕は確かで、急降下爆撃の研究をしていた時期があった。大平洋戦争の前に航空参謀の道に入る。太平洋戦争時には作戦参謀としての作戦の中心にいるが、他の人間からすれば彼の策ばっかり取り上げてしまうので逆に恨みを買ってしまうという側面もあったが、真珠湾攻撃を成功させる。しかしミッドウェイでは自らが慢心の中心人物の立場になってしまい。そのおかげで大敗を招いてしまう。大戦末期には精鋭部隊を結成して自分がそのトップの地位につく。(この時のメンバーは上下関係なく話す源田に感動を覚えて終生の絆になった)が、終戦時にはその部隊でさえも少数部隊という程度に数しか揃わなかった。
 終戦後は航空自衛隊に入り、そこでブルーインパレスの創設に大きく関わることになる。さらに55歳でマッハ2の飛行機を乗りこなすということもやってのける。3代目の航空幕僚まで務めた。さらに当時の大臣のすすめで参議院議員4期24年を務めた。ただしこの時の行動に関してはかなりの賛否があり(戦時中の行動に関しても、「坂井三郎」の批判などもあるぐらい)今でも、彼の評価に対する大きなゆらめきの元になっている。ある意味太平洋戦争においての悪い意味での象徴的な人物の一人。

 「原爆開発計画」(出来事)……戦時中原爆を開発していたのは何もアメリカばかりではない。ソ連も開発をしていたし、イギリス・ドイツ・日本も開発をしていた。ただし日本の場合は実験設備が東京大空襲で焼けてしまい、代替え地を建設している時に計画中止になっている。戦後ではスウェーデンが開発をしていたが戦闘機開発を優先して中止。タイミングがずれればどうなるかわかったもんじゃない。

 「原爆終戦論」(その他)……アメリカに多い原爆が戦争を集結させたという考え方。なんでも、原爆を落としたから「ダウンフォール作戦」をすることがなかったということが、日本でもそう教えられている形が多いのでそう思われているのだが、実際のところはトルーマンがソ連の参戦を知って、ソ連に手柄を取られたくないから一刻も早く降伏させる必要があったために原爆を落としたと見るのが通説。ある意味歴代を見ても最悪と言っていいほどの戦争犯罪で、その戦犯としてみれば世界的な政治家や科学者の名前が多数上がるだけに、それを正当化するために出てきたといってもいいと思う。現実問題この正当化論に異議を唱える人間がアメリカ(中心になっているのはオリバー・ストーン)からも出始めている。きっかけがフクシマなのがどうしようもないが……さらに2015年ではBBCまでもが原爆正当論に対して問題視しているとの報道を出してきた。

 「原爆ドーム」(施設)……元々は広島県物産陳列館として存在していたのだが、原爆(ただしこの真上で爆発したのではない)の直撃を食らう形になる。周り全部が崩壊した中で頑丈な作りだったこと、さらに窓が多く衝撃波が逃げやすい構造だったこと、屋根が銅板で出来ていてそれが一瞬にして融解してしまったがゆえに、衝撃波がさらに逃げやすくなっていたことから、中央部の外壁と枠組みが全壊を免れる形となった。当時勤めていた人間はたまたま宿直明けで帰った一人以外は即死とされている。原爆の惨状を伝えるには十分すぎる資料だが、風化やトラウマのこともあり一時取り壊そうと動きがあったのだが、原爆によって急性白血病になった少女の一言がきっかけで保存に動くことになる。現在世界遺産(人間が行った行為の負の象徴としてなので通称「負の世界遺産」と呼ばれている一群の一つ)になっているのだがこの時はアメリカが反対、中国が態度を留保させている。ただここ最近は風化などの腐食が進んでいて、さらにいろいろな問題をも内包している状態になっている。

 「幸運艦」(その他)……太平洋戦争を生き残った船や、戦争中に何度も何度も攻撃を受けながらも、無傷だったり、損害が警備だったりしたことから、幸運の女神の寵愛を受けているという意味で付けられた船のアダ名。こう言われる船の運のパラメーターはかなり高めに設定されている。代表的な所でいえば「伊勢型」の二人。改になると幸運の数値が30になる。ちなみに通常キャラクターの初期値中で一番高いのは「雪風改」の60。

 「後期駆逐艦」(ゲーム)……もともとはイ・ロという普通の駆逐艦だったのを改造して能力を大きく底上げした駆逐艦。なので存在自体が厄介なのだが、それ以上に問題なのはこれのフラグシップ化になると下手な軽巡や重巡よりも厄介に相手に化ける。当たらない、攻撃力は強い。夜戦で当ててくると確実に大ダメージを食らう。多分モデルはフレッチャー級以降の駆逐艦だと思われる。この後期駆逐艦を一番嫌っている人も多い。

 「皇紀2600年奉祝曲」(出来事・その他)……皇紀2600年を記念して、それを祝うイベントの一環として各国に作曲を依頼、アメリカだけが国際情勢を理由に断ったが、イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・ハンガリーが応じて曲を作ってくれた。「皇紀2600年奉祝曲」もこの一つで作曲をしたのはリヒャルト・シュトラウスが作曲したもの。曲の性格上から戦後になってからはなかなか演奏されずに戦後から20世紀の間に演奏された国内で回数は5回は確認されているが総数は不明。むしろ同じ経緯で作られたイベールの祝典序曲のほうが録音は数多く残っている。

 「航空戦艦」(ゲーム・兵器)……戦艦としての火力を維持しつつも、航空機を発刊できるようにして設計された戦艦のこと。ミッドウェイで空母4隻を失い、その後の苦肉の策として浮かび上がって実際「伊勢」と「日向」に実装されたのだが、それが戦争末期だったためにまともに飛ばせる飛行機が間に合わず、さらに燃料不足の問題もあり運用される機会はなかった。更にってしまえば実用化されたのは戦後になってから。日本ではヘリコプター搭載護衛艦がこれの後継にあたり、イギリス・ロシアなど数カ国が配備されているだけになっている。

 「公式設定化」(ゲーム)……二次創作でのイメージがそのまんま公式の設定に入り込んでしまうこと。有名なのは「居酒屋鳳翔」で「千歳」が時報ボイスで口にしたら、鳳翔本人も「戦争が終わったら提督と店を開きたい」と口にしてしまっている。運営が二次創作を結構見ているようなので、いずれこのような形での上場が増えてくると思う。いまこれも公式設定化かと思われているのは2014年4月のアップデートで追加された「足柄」のカツカレー好き。有名二次創作のマンガから来ているのではという話。最近では「オリョールクルージング」が「呂500」のセリフでほぼ公式設定化されてしまった。

 「公式ツィッター」(ゲーム)……読んで字のごとく。ただ情報はかなり早いので必見。

 「公式4コマ」(ゲーム)……攻略本で「大丈夫だよ」という帯で有名なところの系列でWEB掲載をしている4コマ。一見すると和やかに見えるんだけど、史実ネタを多く盛り込むなどの時代考証がしっかりしているのと、二次設定をうまく使い込んでいることから評価は高い。本編でもそうなのだが、艦むすは艦隊時代の記憶が多く残っていて、時々そういう素振りを見せてくれる。

 「公職追放令」(出来事)……太平洋戦争で重職についていたものを、政府及び民間の重要職につけないようにする指令で、GHQの軍国主義の撤廃という政策の一環で行われた。戦争犯罪人・政治の中での一部指導者・軍国主義者までその選択先は大きかった。影響としてはあらゆるところで世代交代が大きく進んだのだが反動で、左派や共産党勢力が伸張。絶対伸ばしたくなかった勢力が伸びるというアメリカにとっては皮肉以外何でもないな結果しか生み出さず、今度は「レッドパージ」につながることになる。

 「高速戦艦の会」(ゲーム)……「ローマ」の時報セリフからいつの間にか結成されていた模様。「金剛」と「霧島」が「ローマ」が秘書艦をしている提督室に乗り込んで飲み会を開催している模様。だんだん「霧島」(酒)が、鎮守府に入り込んできているような。

 「皇道派」(その他)……天皇中心の親政を行い国家改造を敢行、その上でソビエトとの対決をしていこうという考えをもっと陸軍の一派。統制派とは当然そりが合わず対立をする。しかし犬養内閣において、露骨な人事をした結果不満を集めることになり、その後統制派を結成した中堅幕僚層と対立をしていくことになる。しかし決定的なとどめをさしたのはほかならぬ皇道派自身だった。若手将校の大暴発を招いた最終的には2・26事件を起こしたことにより徹底的な人事的処分を受けることになり一気に衰退していくことになる。

 「甲標的 甲」(兵器)……海軍で開発された特殊潜航艇。甲・乙・丙と種類がある。魚雷の命中率を上げるために作られた小型の潜水艇で、「回天」のような体当たり前提の兵器でないこと、さらに安価だったことからから、101機も作られた。甲はその中でも最多の48機制作。デビュー戦は真珠湾攻撃で、各地の戦いに投入されてそれなりの戦果が挙げられていたのだが、かなりの欠陥の部分も多く扱いづらい武器でもあった。これに不満を持つ連中が、さらに発展的な開発をして出来上がったのが「アレ」。現在真珠湾に沈んでいるものもある。
 ゲーム中では実装された瞬間、単なる付属品でしかなかった重雷撃巡洋艦のピックアップに大きく貢献する。雷撃の数値が大幅にアップ。さらに先制攻撃をするのだが、その威力が半端無く戦艦・空母を簡単に沈めるどころか、敵の大ボスまでもあっさりと倒してしまうというトンデモ仕様。それ故に「大井」・「北上」そして「木曾」の運用能力が一気に上がって艦隊のエースにまで成長した。なお作れない時には「千歳」・「千代田」をレベル12にまで成長させて変化させたのを奪い取るのが一番楽な模様。二人はどうなるんだということなんだけど、先制攻撃は打てるけれど一撃は弱いし3レベル上がれば軽空母に変化可能ということを考えるとわたしてしまったほうがいいと思う。

 「国民党」(その他)……ここでは中国国民党のことを指す。孫文が作った政党で結成は1919年と共産党よりも2年早くつくられた。日中戦争においては首都を置いていた南京が陥落させられてしまうと重慶に遷都をして対抗。日本軍の攻撃を凌ぎきる。しかしその後共産党の戦いに敗れて台湾へ。そのまま現在にまで至るのだが、おそらく蒋介石の息子がいなかったら崩壊している可能性も。現実問題今の台湾の与党なのだが、その党首がガチの中国シンパという大問題を抱えている。

 「国共合作」(出来事)……国民党と共産党が手を組んだこと。2回あり一回目は北の軍閥と、北京政府に対するもので、この時は孫文が途中で死んでしまい蒋介石が国民党を掌握。北伐を開始したことと、通称南京クーデターが起こり共産党が離脱して失敗に終わる。二回目は対日において。共産党が壊滅状態になりかけた頃にコミンテルンの指示などの延命策のために結ばれたとされるが、一節にはその状態ですらなかったとも言われている。一言で言えば「呉越同舟」の後の「同床異夢の悪夢」を招いただけとも。

 「国共内戦」(出来事)……太平洋戦争後中国国内で起きた主導権争い。矢面に立って日本軍と闘いぬいたが疲労度が高かった国民党軍と、その後ろに隠れてアメリカやソ連の支援を受けて壊滅的状態から立ち上がり、さらに宣伝を利用して国民を味方につけた共産党軍では勢いの差が明白だった。共産党が内戦を打ち勝つことになり、国民党は台湾へ。ある意味中国の歴史がまた繰り返された瞬間でもあった。

 「午前3時と午後3時」(ゲーム)……ゲーム内ランキングと演習相手が変わる時間。集計はその一時間前に終わっている。

 「午前5時」(ゲーム)……複数の艦むすが言っている通り、クエストが一旦リセットされる時間。月曜日以外はディリークエストだけだが、月曜日だけはウィークリークエストもリセットされる。

 「国境を超えた命のリレー」(出来事)……1990年。ユジノサハリンスクに住んでいる、当時3歳の子供が沸かしていたお湯をかぶってしまい90%に及ぶ大やけどを追ってしまう。その一週間後にサハリンからSOSが北海道庁に入る。当初は困惑をしていた担当者だったが、今度は同じようなことがサハリンの知事からもきて治療のための許可を決断する。現地で余命70時間と言われた、その命は現地から20時間掛けて札幌医大に到着をし、懸命な治療を開始。皮膚移植も最初は断られっぱなしだったが、なんとか確保できた。本人の頑張り、医師団の懸命な治療、一緒についていった父親の看護もあって危機的状況から脱出。回復をして無事に退院出来た。

 「コーデル・ハル」(人名)……「ハル・ノート」の人だが、実はかなりの平和主義者。ルーズベルト時代に国務長官として対日講話に向かうものの、どうしても開戦したいルーズベルトやコミンテルンのスパイの思惑に乗せられる形で「ハルノート」を出してしまうなどのこともしてしまい、失敗。結局国務長官を11年9ヶ月という最長期間を務めたものの、ルーズベルトの4期目になる前に健康上の問題から辞任をする。しかし彼の思いは国際連合という形で結実をする。1945年にノーベル平和賞を受賞するのだが、人によってダメ外交官という評価と優秀な外交官という2つの極端な評価が存在する。(今だからこそ思うのだがノーベル平和賞の価値って当時からなくなっているのではと思うレベルだよなあこれ)

 「近衛文麿」(人名)……公爵一家の一員で、25歳になった時に貴族院議員の一員になる。しかしかなりの日和見主義で戦時中においては、ナチスドイツがらみの一件もあり弟とは断絶状態になってしまったこともある。対中政策の行き詰まりによって広田弘毅内閣が倒れるとその後を継ぐ形で総理に就任。家柄も良かったことあら国民の期待値(これが逆に不味かった)も高かったのだが、日中戦争への突入、軍事独裁政権への足がかりをつくるなどの国難を招いてしまう。日中戦争の和平工作も失敗もあり政権は崩壊。その後太平洋戦争前に返り咲き。松岡洋右を外省から外すだけの目的で一度辞任をし3度めの登板。しかしアメリカが力による抑えこみを選択した段階で、彼自身の命運もほぼ尽きていた。結果的に外交解決を他人に負かすという形で政権を投げ出す。終戦の時には工作に走るものの、連合軍にとっては単なる戦犯としての象徴としか見ていなかった。これが彼の命運を決定づけてしまう。戦犯として逮捕されるのが確定的だとGHQが告げられ、周辺が自殺をしないように警戒していた中で自殺を敢行してしまう。
 典型的な「政治家に向いていない人」という弟の評価や「井上成美」の評価もあり、政治家とのしての近衛の評価はかなり低い。そのうえこの状況をつくりだしたという意味では今でも戦犯の一人に名が挙げられている。しかしその一方で近衛クラスの政治家が総理になるということは同時にそれだけの質の人間がいなかったということもあり、近衛をある程度評価する人間からすれば近衛と東条は政治家というよりも官僚だったという評価がある。典型的な立場を間違えた人物ではあるのだが、国全体が過剰な期待のもとに生み出してしまった人という印象のほうも強い。

 「コミンテルン」(その他)……第3次インターナショナルを元にして、共産主義政党が作った共産主義革命を成功させるという組織。組織がかなり幅広いせいかその影響力というのは大きかった。ある意味第2次世界大戦を創りだした大戦犯とも。第2次世界大戦では世界中にに共産主義を打ち立てるために日本とドイツとポーランドに対して攻撃を加えようとしていたほど。戦前の日本共産党に対しても大きな影響力が合った。太平洋戦争を招く原因を作ったとされるハル・ノート作成にもスパイ「ハリー・ホワイト」を通じて介入。目論見通り日本を戦争に引きずり込むことに成功する。ある意味一人勝ちを想定できる状態にまでなっていった。
 しかしコミンテルンの我が世の春は終戦後に永遠に来ることがなかった。「スターリン」の大粛清の名において組織が徹底的に潰されたためである。関係者の3分の1は殺されさらにスパイまで送り込まれるという念の入りようで徹底的に破壊された。結局は共産主義という理想をかがげてて第2次世界対戦で主役を張りながらもいながら、その共産主義の成れの果てとも言えるスターリンの「独裁政権」に押しつぶされていっただけの組織でしかなくなっていた。結果的にいえば彼らの思いは成就するい事がないまま戦争の終結前に組織が壊滅。さらにその理想もソ連の崩壊の前に潰えてしまった。(有名教科書絡みのの世界史の用語集には解散となっているが、実質的には大崩壊)

 「コミンフォルム」(その他)……スターリンとチトーが作った国際的共産主義組織。ソビエトの指導のもと各国間の政策の調整や情報交換のための組織として立ち上がった。しかしチトーが独自路線を貫いたために早々とチトーが追放され、本部もベオグラードからブカレストへ移される。スターリンの圧力のための機関でもあったのだが、そのスターリンが死にソビエトの影響力に陰りが見えたあたりで廃止された。

 「ゴリアテ(ラジコン戦車)」(兵器)……ドイツが開発をしたラジコン「有線」戦車。もともとはフランスの工業デザイナーが作ったものでドイツが進行してきた際には沈められていたのだが引き上げられて再利用される形で開発が本格的に行われることになる。完成した後に実戦投入をされるのだが有線だったがゆえに、回線が切られた状態で原型が多く残るという結果が残る。兵器として日の目を見る形になったのだが、コストが高いことや振動に弱すぎることから兵器としては成功したとはいえない。しかし物珍しさからか、アメリカ軍がこれに向けて手榴弾をおふざけで投げたら爆発をして数十人の犠牲者を出すということをやってのけた。現代における無人機などの原型に近い。

 「コロンバンガラ島沖海戦」(出来事)……太平洋戦争中期に起こった海戦で、2015年秋イベントのモデルとされる海戦。この前の戦いにおいて日本・アメリカ双方に被害が出ていて、日本は新しい指揮官が来るまでの間代理の司令官が指揮を取り、アメリカはニュージランドから軽巡を引き抜いていた。移動した兵力の補充部隊を用意した日本側に対して、アメリカはレーダー照射しながらの戦いを採用した。この2つの戦法がぶつかったのがこの戦い。夜戦で行われたこの戦いは二回の戦いに分かれるがハイライトは一回目の方。水雷戦隊の旗艦である「神通」が自らの危険を顧みずに敵を探照灯で照らす。敵の攻撃が「神通」に集中(使った弾薬の数2610発!!)その姿は一緒にいた「雪風」からもはっきり見えたと言われる。その雪風が軽微と言うには軽すぎる負傷を受けたぐらいで、随伴していた駆逐艦は無事。この戦いでは駆逐艦「リアンダー」を再起不能に追い込む。その直後に起きた2回めの戦闘においては、アメリカ軍が大混乱の状態に陥り司令部が何席かを見失った段階で残った駆逐艦隊と衝突。混乱の局地にあったアメリカ軍は次々と攻撃を受けて駆逐艦「グウィン」が沈没。4隻が大破に追い込まれた。しかしその代償として神通が沈没。生存者は二人だとか21人だとかいう壮絶な戦いになってしまった。まだアメリカの方に油断がありまくった(真逆駆逐艦に魚雷の次発装填装置がついていたとは思っていなかった)上に、指揮官に問題があったがゆえ最終的にはこれらの艦が所属していた第36,1任務群は実質的に解散状態になってしまった。
 2015年秋イベントにおいて名前をコロネハイカラと変えているが、ボスはやはり「神通」をベースとした軽巡棲姫だったりする。その性質上無理にS勝利しなくても済むが。

 「金剛」(艦)……金剛型戦艦の1番艦であり、実は艦むすの中ではいちばんの年上という経歴持ち。そのためかたまに二次創作において「お姉さまデース」という嘆きが聞こえてくる。活動期間は「響」に次ぐ二番目(31年と97日)。日露戦争の後に超弩級戦艦を開発するということで作られたのが、日本からの発注ということで実験的要素も含めた形で詰め込めるだけ詰め込んだ結果しまった結果、当時で世界最高レベルのハイスペックさを持った戦艦が誕生してしまい、さらにその高性能っぷりが長い間破られることのないもになってしまった。これが太平洋戦争において新型戦艦がいずれも役立たずになってしまう原因となってしまう。イギリスのヴィッカース社と相談をして決めた結果出来上がったのだが、この時にシーメンス事件も起こってしまいこれが海軍内閣を辞職に追い込んでしまう。何回か小さな改装と大きな改装を繰り返していて(これがゲームでの改2のきっかけ)いたのだが、それでも速度を失わなかったゆえにこれが皮肉にも太平洋戦争で一番活躍したと言われることになってしまう。太平洋戦争においては各地の戦いで活躍。「榛名」とコンビを組むことが多かった。しかし全体的な装甲の薄さはどうしようもなかったらしく、潜水艦「シーライオン」の一撃を受けてしまい沈んでしまった。
 「デース」と呼ばれることがある。ゲーム上においてはイギリス生まれの帰国子女という設定で、更に提督LOVEの筆頭。人気もかなり高くある意味「島風」と並ぶ艦これの象徴になっている。彼女を気に入ったある提督が持っているすべての船を全てを彼女にしてしまうというのまで現れるほど。「改2」において深夜の寝言の時報ボイスで落とされた提督も数知れず。メシウマ設定(料理人がコンテストでいい成績を収めていた)なのだが、スコーンとスープカレーだけじゃ判断しづらい。(公式4コマだと自慢のスープカレーを魔改造されて以来料理を作らなくなったとか)ちなみにアニメ版では唯一の改2状態で初登場になる。

 「こんごう型護衛艦」(その他)……戦後、イージス艦の護衛艦として登場。「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」の4姉妹。「はるな」「ひえい」はヘリコプター護衛艦の「はるな型」の二人姉妹。

 「金剛型戦艦」(その他)……「金剛」「比叡」「霧島」「榛名」の4人のこと。この4人を集めるというクエストを終了させると第4艦隊が編成できる。この4人戦後も自衛隊においてもイージス艦などに名前が受け継がれているが、現役なのは「こんごう」と「きりしま」だけ。「ひえい」は勤めが終わったと似解体され、「はるな」はその一部が「しらね」に移植された。その「しらね」も標的艦になることが決まっている。
 アニメ版では全員ボケ役ツッコミ不在というある意味変な役割を与えられた模様。というかその登場シーンはなんとかならなかったんかと。

 「渾作戦」(その他・ゲーム)……2014年秋イベントの元ネタ。ビアク島防衛作戦の援護のために立てられた作戦で、3回にわたって行われた。一回目は扶桑などの船団で援護をするということになったのだが、途中で敵に発見されたという誤報が飛び交ってしまい途中で撤退。2回めは運ぶ人員を抑えることで駆逐艦6隻が担当。しかしこっちは敵に見つかってしまった上に、攻撃を受ける状態に。だが、なんとか離脱に成功したがここで「春雨」が沈んでしまう。第3次作戦は敵の艦隊を打ち払う意味合いも込めて「大和」と「武蔵」まで投入しながらも、マリアナに敵が集結していたことから作戦事態が中止になってしまった。ある意味日本軍のダメっぽさだけが前面に出てしまったような作戦になってしまった。(当時タウイタウイにいた「隼鷹」の内務長の言葉を借りると「やることなすこと遅すぎる」)秋イベントではE1からE3まではこの渾作戦をそしてE4はマリアナに敵が集結していることを想定して作られたといえる。

 「コンスティチューション」(艦名)……世界最古の現役の軍艦であり、何度も修理を重ねながら未だに現役の帆装フリゲート艦。就航したのは1795年なので200年以上も現役を続けたまさに生きる歴史そのもの。英米戦争においてイギリス艦船「エリゲール」「ジャパ」を沈めるという功績もあり、実はアメリカ海軍で2014年現在敵船を沈めた現役の艦船2隻ののうちの1隻でもある。前線を退いたあとは何度も改修を受けながらパリ万博のための輸送任務をこなしたりしていた。アメリカ海軍の象徴として1990年台に改修された後にはVIPなど450人を乗船させて航海もしている。
 <さ行>
 「サウンド・オブ・ミュージック(映画)」(その他・出来事)……1965年にアメリカで上映された映画。同じ題材のミュージカルがあり、マリア・フォン・トラップが書いた自叙伝を元に映画化されたもの。ミュージカル映画の最後方の作品でその年のアカデミー賞をとった作品。映画をめぐってはかなりのドラマが有り、主演女優がジュリー・アンドリュースになるかオードリー・ヘップバーンになるかの騒動があったり(最終的にオードリー・ヘップバーンが歌が苦手だったことから、当時無名だったジュリー・アンドリュースに決まった。皮肉にもオードリー・ヘップバーンが歌うべきの歌の部分を担当した人がこの映画にも出ている)今でいう有名俳優がオーディションに出ていたりとか話題性には事が書かない。またこの映画では今ではスタンダートナンバーのドレミの歌・エーデルワイスなどの曲もここから生まれている。
 しかし名作でありながらもかなり批判の多い作品であり、母国であるはずのオーストラリアやドイツ語圏では全くヒットせず(ヒットしたのは別な話を参考にして作られた「菩提樹」という映画。じつはこの時のねじれた設定がこのまま映画に流用されている)ザルツブルグ以外ではオーストリアでは全く上映されていない。(これは当時のゲオルクの政治姿勢によるものと、当時のオーストリアの政治状況によるもの)。しかもそのゲオルクの書き方が事実とは違うことから、マリア・フォン・トラップが抗議をした(ただし菩提樹も同じ理由で抗議している)ほど、原作とのズレが激しい作品といえる。ちなみにマリア自身はこの映画にワンシーンだけ、娘と孫娘とともに出ている。

 「坂井三郎」(人名)……もともとは「霧島」「榛名」の花型砲撃手だったのだが、飛行機に憧れて飛行機のパイロットに志願。年齢的にはギリギリながら合格をし戦闘機乗りの道へ。最先端のゼロ戦を駆って中国方面で大活躍をし、さらにそのさなかで他のエースパイロットクラスの教育もする。ポートモレスビーの戦いでは宙返り三回をしたという逸話まで残っているほど。ガダルカナルでの交戦中に重症を負い死の危険にも遭遇するが執念で帰還。飛行機乗りとしてはほぼ復帰不可能と言われるレベルの右目失明という状況にありながらも、強引に復帰。彼にとっての一番のハイライトはマリアナ沖。敵戦闘機15機に囲まれて、しかも本人の目はあまり見えないにもかかわらず、撃墜されるところか逆に圧倒してしまう。しかも自分の著作「大空のサムライ」の内容よりも、ものすごいものだったという相手方の証言もあり、しかも帰還した時の被弾が0だったことから伝説になっている。戦後は印刷会社を経営しながら、戦争のことを書いた著作「大空のサムライ」を発表。世界的ベストセラーになった。

 「酒匂」(艦名)……阿賀野型軽巡の末っ子。しかし就任した時には姉二人(「能代」・「阿賀野」)がすでに沈没していた。大戦末期に建設が完了したため、運航する能力すらない状態で無傷で終戦を迎えることになってしまった。特殊輸送船(復員船)として一部は改造はされたものの、無事に務め上げた……わけではなく、朝鮮に帰還する人間を詰んだ時のこの連中が大トラブルを巻き起こして、対立。さらに勝手によってしまってその交渉を潰した挙句に、**や**などをそこら中にしてしまうという状態で、乗組員は涙目という悲劇を味わってしまった。(この時期の映像が残っている)しかしそれ以上の悲劇がこの船には待ち受けていた。アメリカ軍に引き渡されることになったのだが、意思疎通ができずにタービンを一機破壊。さらにそのまま修理をされないまま太平洋へ。「クロスロード作戦」の一発目の爆弾がほぼ真上で爆発してしまい、環境に乗っていたものが全て爆風によって破壊され、一晩燃えつづけた。この時アメリカ軍は影響を調べるために無謀にも曳航しようとしていたのだが、酒匂はそれを拒否するように沈没。しかしその時に曳航しようとしていた、アメリカの艦船が道連れになりそうだったとか。
 艦これでは春イベ最後の報酬、そして数ヶ月経過した後に6−2の報酬としてとして登場。(自分のところで登場したのは2015秋イベ)一番最後の軽巡であることから扱いは未成年。(2015クリスマスボイスにてシャンパンをダメだと言われているため)体型的から見ると姉3人と比べるとかなり控えめに見えてしまうのだが、積極的な「提督LOVE」(「金剛」よりもストレート)として認識されている。積極的に提督を支えている側面があるのは、一度も出撃をしなかったが故か。改造をすると終戦まで無傷で生き残ったこともあり、「長門」と同じ「30」にまで上昇する。(実は軽巡はそのほとんどが運がそれほど高くない。「北上」が生き残ってはいるが、無傷だという認識でいえば酒匂ぐらいしかいない)公式4コマでの初登場は姉3人が初登場する回のオチ。(その後正式登場)それと独特の口癖はかなり気になるのが……

 「佐藤栄作ノーベル平和賞不適格疑惑」(出来事、その他)……非核三原則を挙げて平和に大きく貢献されていたとして佐藤栄作が日本で唯一のノーベル平和賞を受賞した。ノーベル平和賞を先行するノルウェーの委員会は2001年にまとめた文書で、ベトナム戦争の信奉者だったこと、後にアメリカで公開された文書には当時の非核政策がナンセンスだったことを曝露されたとして、ノーベル平和賞の中で彼に平和賞をあげた事自体がノーベル賞においての汚点だということを結論して出した。このことに対して次男が反発したものの、2010年に公開された西山事件での疑惑が真実とされた情報が公開され、さらに核武装が可能だったのかという議論もされていたことも発覚していて、ノーベル平和賞だけの問題以上の問題に発展しかねない問題になりかけた。(ノーベル賞の受賞した人の論理が後になって否定されまくっているのがありまくる)佐藤栄作の兄が岸信介という点、さらに2015年現在の総理が身内(岸信介の孫)という点を合わせると、2015年の安保法制問題は一族の執念という点から見逃すことができない問題になっていると思う。

 「サーモン諸島海域」(ゲーム)……ソロモン諸島海域のこと。11月のイベントで数々の提督を苦しめてきた地域。

 「サボ」(場所・出来事)……サボ島沖海戦のこと。公式4コマで主人公「吹雪」はこの言葉を聞くと体が震え出すほどのトラウマを持っている。実際この戦いで「吹雪」は沈んでしまっている。

 「五月雨をあつめて早し……」(ゲーム)……「最上」が攻撃をすると気に言い出す松尾芭蕉の俳句。この後に「最上川」が続く。ただし今の形なる前は「五月雨を集めてすずし最上川」だった。

 「サムエル・フォール」(人名)……イギリスの外交官で大使と高等弁務官を務めた。外交官をやめた後は各地の開発事業にコンサルタントとして活躍をしている。大平洋戦争中に「エンカウンター」の砲術師艦として乗船をしていたのだが、スラバヤ沖海戦で沈められてしまう。この時の雷の乗組員が、艦長「工藤俊作」の名のもとに救助活動に当たったため、命を落とさずに住んだ。戦後外交官をしながら工藤俊作の行方を探したのだが、中々みつからず。見つけた時には「工藤俊作」がこの世を去ってから30年近くの時間が経過していた。イギリスで退役軍人によるジャパン・バッシングが起きた時に、いち早く体験談を投稿してそれらを沈黙させている。度々テレビなどに取り上げられることが多かったのだが、2014年2月に死去。

 「サムエル・E・モリソン」(人名)……軍人でありながら、歴史学者もやっていた人で、アメリカ側から見た太平洋戦争の戦記を書いた人、もっとも軍にいたのは4年だけで、ジャーナリストとして伝記を書いて二回ピューリッツア賞を受賞していることのほうが有名か。もともと知識人を置く輩出する一家の出だけあって、彼自身もハーバード大を卒業し教鞭をとりながらも歴史学者として活躍する。海軍少佐としてアメリカ海軍から見た太平洋戦争である「第2次世界大戦におけるアメリカ海軍全史」を表す。戦略。戦術的にも書かれたこの書は第2次世界大戦における最高の文献だという人もいる。この功績が認められて戦後に大佐に昇進。さらに軍を辞めた後に少将に昇進する。大学を辞めた後には執筆活動に専念。多くの著作を残している。死後功績が認められる形でフリゲード艦のネームシップの名前に使用されることになった。
 ただし白人至上主義者だったのだがその著作には色々とツッコミが入っていて一部が大きく書きなおされているという点もある。またアメリカ側から見た日本軍に対する浄化もこの人の著作からというのが多く、そのためいくつか日本側の実情に合わないという指摘もある。もっともアメリカ軍を完膚なきまでに叩き潰したいくつかの戦いのアメリカ側の状況を見ると、この著作自体には大きな意味があるのだが。

 「ザラ」(艦名)……ザラ級重巡のネームシップ。ザラ級の駆逐艦の名前は今でいう他国及びそれに近い場所な名前から来ている。このザラも今で言うクロアチア領ザダルをイタリア読みしたもの。ザラ級は速度を重視するイタリア海軍の中にあって珍しく装甲の硬さを重視した設計になっている。ただしその背景には条約による制限という問題があった。砲撃戦に関しては優秀で最大スペックだと戦艦級の射程距離を誇っていたのだが、いろいろあって最終的には少し落ちた距離で落ち着いている。
 イタリア海軍とイギリス海軍は地中海で対峙をする。いわゆるマタバン沖海戦で、イタリア海軍とイギリス海軍の技術力の差を見せつけられてしまう。まだまだイタリアは開発中だったレーダー技術に対して、イギリスはすでに完成させていた。これがどういう意味かというと夜戦において相手の姿が丸見えになってしまうということ。ウォースバイトをはじめとする戦艦の攻撃をまともに受けてしまえばいくら厚い装甲だって意味が無い。この闘いにおいてザラを始め他2隻の姉妹も沈んでしまう。
 2016年冬イベントの最終海域のクリアー報酬として登場。いきなり見てびっくりすると思うのはそのままの状態では魚雷が打てないという点。一応1でもあればすぐに魚雷は打てるのだが、主力として考えるにはちょっと物足りないかも。とは言え最大の魅力はその射程距離。戦艦並みの射程距離から長い射程距離を持つため一番槍的なことをすることが多い。そう言う意味で言えば使い方はある程度こっちで考えなくてはいけないかも。
 いわゆる実装されていない妹がすでにいると思い込んでいる系、なのでおそらく妹の「ポーラ」も実装されるのはほぼ確実だと思われる。ただしその「ポーラ」は「隼鷹」や「那智」のように酒飲みキャラでほぼ確定(それよりも酒癖はひどかった)と来たもんだからたちが悪い。さらに間宮で夕食をとっている時に、そのポーラが何かをしでかした模様服脱ぎ魔になってしまってそれを止めるために飛び出していっている。ある意味妹に引っ掻き回される苦労人の姉というキャラクターに。ちょいと言葉周りにウザさを感じるところもあるが、「プリンツオイゲン」とは違うベクトルでいい子なんだろうと思う。

 「サラエボの銃声」(出来事)……「サラエボ事件」とも。2つの世界大戦のきっかけになった事件。1914年6月28日。当時のオーストリア・ハンガリー提督の皇太子が、ボスニア系セルビア人の青年によって暗殺された事件。当時のこの場所はオーストリア・ハンガリーに併合されていてその状況に住民が反発。さらにこの日がセルビアがオスマントルコに敗北を喫した日でも合ったこともあり民族的な反発が合った。で、民族主義者達による黒手組という今でいうテロ組織が結成される。この事件もこの黒手組とセルビア政府の手によるものだった。実行犯は複数いたが、実際に手をかけたのは末席の立場にいた人間だった。暗殺成功後毒をあおって自殺しようとするも果たせず捕まったことから、最終的にセルビア政府が関わっていたことがわかり、オーストリア・ハンガリーがセルビアに宣戦布告をする。セルビアはこの戦いに敗れその地を追われるのだが、その時に黒手組をこの時の首相が戦争の原因として保身的に断罪。首謀者を処刑する。(ただこの首相相当評価は低い)結局この民族主義のせいで世界は巨大な戦いを二回も経験することに生る。
 ちなみ実行役の殆どが未成年(実行者でさえ犯行時は19歳11ヶ月だった)だったために、成人していた一人(処刑)を除いて全てが懲役刑になっている。実行役(一時期安重根的な扱いになっていた。今の評価もこんな感じ)とほか2人が獄中死。一人はクロアチアのウスタシャによって暗殺される。残り2人はそれぞれ天寿を全うしたが、一人はこの後ユーゴスラビアの自然相という地位にまで上り詰めている。

 「三号爆弾」(兵器)……通称「タコ爆弾」。もともと開発されたいとは飛行場爆撃用のクラスター爆弾だったのだが、重爆撃機対策として空対空で使われることになった。発射された球は空中で爆発したあと内蔵された小型の爆弾に分裂、それが飛散して飛行機にダメージを与えるものだった。ただしアメリカのと違う点は時間による爆発だったこと。これにより爆発そのもののズレが極端に大きくなった。これを使用して第千日を上げたのが岩本徹三。爆弾の癖がありながらも、卓越した技術でそれをカバー。一度に14機を撃墜するという専科も上げている。

 「珊瑚海海戦」(出来事)……アメリカとオーストラリアの分断を狙った海軍とそれを察知したアメリカ軍が行った戦闘。この先頭でも日本軍のグタグタと同時にアメリカ軍のしょうもなさが同時にでてしまう。MO作戦を実行するために五航戦まで持ってきてポートモレスビーを攻撃しようとした日本軍に対して、暗号を解読したアメリカ軍は待ち伏せで対抗。しかし索敵の段階から双方誤報だらけだったせいで戦争が始まってもぐたぐたに近い状態になってしまった。日本軍は「翔鶴」の索敵の誤報で幻となったアメリカ軍を探しまわり、一方のアメリカは接近する奇襲部隊に気がつかない。この戦いで「祥鳳」が沈み、スコールで隠れた「瑞鶴」の代わりに「翔鶴」が大怪我。さらに井上艦隊はこんな状況でも蚊帳の外に置かれた上に誤報を流すなど面目を完全に潰すことに。この戦いで戦略的勝利(ただし人によっては戦略的には大敗退とも)を果たした日本だが、ポートモレスビーを占領できる状態あったのに占領しないで戻っていってしまう。一方のアメリカの方は空母は急ぎで修理出来たものの、「レシキントン」がその中に溜め込んでいた気化したガソリンに火花が引火して大爆発。結果的に雷撃処分されることになるなど重大な被害を負った。
 この戦いの結果「翔鶴」に大怪我をさせたための再編成もあり「瑞鶴」もミッドウェイには参加できずの状態になり、これがミッドウェイにおいての大惨敗の原因の一つになってしまったという人がいるほど。さらにここでの井上成美の報告が、ミッドウェイには空母が2隻しかこれないと誤解を招くことになり、さらに状況判断のミス・慢心・情報解読に対する対策がないという問題も重なってミッドウェイの敗北をアシストしていくことになる。

 「酸素魚雷」(兵器)……欠点の多かった魚雷を改良した日本軍の切り札。圧縮酸素を使うことで、魚雷の航路が見えづらい、威力も上がる、さらに距離も長くなるという強力な兵器に生まれ変わった。サムエル・E・モリソン曰く「長槍」。艦これでは駆逐艦の魚雷の上位互換扱い。工房で改造しまくるとさらに強力なものに変化する。

 「三人の長女」(その他)……大戦最末期のシンガポールにいた「妙高」「高雄」「神風」のこと。この3人の共通点は妹達が全員沈められているという事実。ほぼ無傷だった「神風」は日本に帰れたものの、それ以外の二隻はイギリス軍に接収され沈められてしまう。ちなみに重巡の長女は「古鷹」「最上」以外は戦争をかろうじて生き延びている扱い。ほぼ航海不能だった「妙高改2」の運が高いのもこのため。

 「三枚舌外交」(出来事・その他)……第1次世界対戦集結からいままでに尾を引くまでのイギリスの外交政策を皮肉った言葉。世界的大罪の一つ。かつては二枚舌外交とも言われていたが、むしろこっちで言ったほううが筋に合う。フランス・アラブ・ユダヤ人にそれぞれいい顔をしようとして、3つの外交を平行して行っていた。オスマントルコを崩壊させようとしてアラブには独立を保障。資金がほしいからユダヤ人にはイスラエルの建国を後押し。さらにフランスに対しては戦争後の領土分割を持ちかけるなど、全てが矛盾するレベルの外交だった。その結果がオスマン=トルコ崩壊・イスラエルの建国のきっかけとなる入植の開始・シリア建国後のフランスの野心・線引された国境によるクルド人問題の発生につながっていく。なおロシアもこれに一枚噛んでいたものの、その前に体制が崩壊してしまいこの密約の一つがレーニン達によって暴露されている。

 「秋刀魚漁イベント」(ゲーム)……2015年秋で行われたプチイベントにしてはちょっと内容がひどいようなイベント。特定の海域で一定の確率でドロップする秋刀魚を集め、集めたかあずに応じて報酬をもらうというもの。3匹、10匹、30匹と分かれていて、30匹になると最新鋭のソナーと雷が作ってくれる大漁旗がプレゼントされる……のだが、これがつらい摂り過ぎると急にドロップ率が悪化してきて、しかも取れる場所が1−1のハズレ、1−5ボスマス、北方海域の幾つかのマス(3−2ではハズレルートの奥地)だったりする。またこの時にめったにドロップしない磯風もドロップするのようになるのだが、これも奥地での登場がデフォとなっている。ただし磯風をゲットしていない人は1−5か1−6下コースでゲット可能。とった秋刀魚は素材にするかアイテム化することで消費。(イベントの間しか存在しない)ただ滅多にやらない北方海域ボス撃破クエストをこなすのにはちょうどいい。この段階でまだ磯風がゲット出来ていません。(泣)

 「自衛隊のコピペその1(そういう人たちでも守るのが自衛隊・日陰者)」(その他)……よく自衛隊なんかのスレがあると出されることの多いコピペの一つ。広島の平和集会において色々と平和ボケ真っ盛りの状態の人たちに糾弾される自衛隊員。その中で意見を求められた時にその自衛隊員が言った言葉は「そういう人たちでも守るのが自衛隊員」ですという言葉。吉田茂も防衛大学校の人達に言ったセリフで「自衛隊が日陰者であるときこそ、日本にとってはいい」というニュアンスのセリフを残している。ただ2016年現在、中国の海洋進出のせいや、日常と化している領空侵犯の問題もあり日陰者である状況ではなくなりつつある。

 「自衛隊のコピペその2(イラクでの出来事)」(その他・出来事)……イラク戦争の後のサマワの復興に自衛隊がでかけていた頃の話。(元は雑誌に乗っていた話)ちょど時期がアブグレイクの問題と重なっていたこともあり、デモ隊が駐屯地に来ることになっていたのだが、どうも内容を聞いてみるとそういう手のデモではなく感謝のためのデモという話が。前代未聞のこともあり戸惑いながら一応アイスと飲み物を用意。果たしてやってきたデモ隊は事前の情報通り感謝のためのデモ隊だった。しかもジュースやアイスのために発生したゴミを自衛隊が拾っているのをもいて自分達も同じようなことをしたという。アメリカやイギリスの兵士はまさかと思ったのだが、ある意味自衛隊のいる場所が非武装地域なのではないのかという意味合いを持たせるための話。

 「自衛隊のコピペその3(少女)」(その他)……ある駐屯地で行われた祭りで、プロ市民の皆さんがそこにやってきて騒ぎ立てていた。投稿者も嫌な気分になるほどだったのだが、そこに一人の少女がやってきてプロ市民の連中に対してこうぶつける。「私は神戸出身の人間で、ここの部隊の人に助けてもらったからそのお礼も兼ねてここまで来た。消防車が近くにいても(映像などを見ればわかるけど、阪神大震災の神戸長田は文字通り火の海状態だった)通り過ぎるだけの状況に絶望を覚えていたのに、ここの人たちは歩いてやってきて自分達を救ってくれた」と。涙混じりに言う少女に対してプロ市民の人たちは撤退、彼女が門をくぐるとき守衛さんが直立不動(正式)の敬礼をしていたという話。
 自衛隊はその経緯や、平和憲法という枷から色々と文句を言われるのだが、阪神大震災などの自然災害時においてその能力を遺憾なく発揮したことから評価が急上昇。こういうコピペが生まれたのもある意味当たり前の事だった。自衛隊などの存在に対して意見だと言っている人間ほど災害になった時に何もしない(むしろ迷惑)という話もあるんだし。最もその阪神大震災の時は兵庫県と国が駄目すぎたんだよなあ……

 「自衛隊のコピペその4(今の自衛隊の能力の高さ)」(その他・出来事)……今の自衛隊の能力を示す話を3つばかり。(一つ目)ある時の演習の時に双方別ルートからある場所を目指していた。その時に大寒波が襲来してアメリカ軍の方には死者が出るまでの騒ぎだった。自衛隊の方からは何の連絡もないので、まさかと思って集合場所にレスキュー部隊が向かって行ったら全く無事どころか雪合戦をしていたという話。一応この時には使い捨てカイロを持っていたとかの事前の準備をしていたので、それを考えても事前の準備というのがいかにして大きな差になるのかというのを表した話。(二つ目)アメリカとの共同演習の時に日本の潜水艦がアメリカの駆逐艦をキルマーク扱いにした。それも完全に相手が気が付かないようにエンジンを切って海流だけで近づくというもの。さらにその後アメリカ軍が必死になって潜水艦を探しているさなかに悠々と無音潜航を続ける潜水艦。なかなか発見できずにいたアメリカ軍沈んでしまったのかとパニックを起こしたのだが、その実空母の隣にでスタンバっていてそれにも気が付かなかったという話。(三つ目)アメリカ軍が発射したトマホークを全部撃墜。しかも後半はアメリカの方も使える技術を全部使ってのこの成果。他にも海軍のパイロットがことごとくキルマークを出される、空軍のパイロットが航空自衛隊相手にプライドをずたずたに切り裂かれるなんて話も。まあ空軍の場合は年に200回以上もスクランブル発進をしている(中国とロシアが原因)ので場馴れしているのもあるかもしれないが。

 「ジェノサイダー」(その他)……決して漫画のタイトルではない。大量殺戮を指揮した人間。スターリン・レーニン・毛沢東・ポルポト・李承晩などが有名。

 「ジェームス・フォレスタル」(人物)……投資会社の社長からルーズベルトに見込まれて海軍次官に。その後前任の海軍長官が急死したことで海軍長官に昇進。終戦まで海軍の長官として戦争に深く携わる。終戦後にアメリカ軍の統合話が出た時に大反対をするが、皮肉にもその時に出てきた国防省の初代長官として就任(本来なるべき人間が逃げた)することになる。海軍側に立っていろいろと頑張るものの、考えの違いからの陸軍&空軍と海軍との板挟みや、軍事費削減を考えていたトルーマンと軍とのとの対立で精神が蝕んでいき1949年に辞任。うつ病と診断されて海軍病院に入院したが辞任から50日後に飛び降り自殺。生前イスラエルの情報機関に監視されていると言っていたのだが、事実後にイスラエルは彼に監視をつけていたことが明らかになっている。

 「ジェルボアーズ・ブルー」(出来事・兵器)……フランスが開発した核の実験のコードネーム。日本語に直すと「緑(青)のドブネズミ」。アルジェリア戦争の中でアルジェリアにあった核爆弾を反乱軍によって奪われるのを阻止したかったド・ゴールは爆弾を炸裂させる。威力はナガサキに使われたファットマンの3倍以上。3番めの核保有国になったフランスではあったがこの行為が、同時に反乱軍の戦意を喪失させることになったが、国際世論からフルボッコにされる要因にもなった。そのフランスは大気中での核実験をしなかったが、地下核実験でサハラ砂漠が何度も使われることになる。

 「時雨」(艦名)……「呉の雪風、佐世保の時雨」と言われるぐらいの功績艦の一隻。各地の戦いに参加をしその功績は昭和天皇にまで報告されたという。戦況が悪くなる一方でも活躍をする。何度攻撃されて傷ついてもそのたびに修理をして戦線に復帰。西村艦隊の一員としてレイテ沖海戦に向かうものの、他の出撃した船が沈められていく中、唯一生還を果たす。しかし護衛任務中に潜水艦「ブラックフィン」の攻撃を受けてしまい沈没してしまう。「比叡」との関わりが非常に強くて「比叡」が御召艦の時には「白露」とともにその随伴艦として同行していて、さらに「比叡」の最期においてもその場に「白露」とともにいた。
 ゲーム中の彼女はボクっ子。いろいろな悲劇を近くで見てきたがゆえにかなりしっかりしているというか悟っているというセリフになっている。一見すると便りなさそうに見えるのだが、芯のあることを言っているので実は結構頼りになる性格。さらに改2が実装されているため、レベル60になると変化するのだが、彼女も夕立同様新グラフィックが用意されている上に時報ボイスまで用意されている。かなり痛いところもついてくるので、この辺りは好みが分かれてしまうかも。夕立が狂犬であることから、その対象として忠犬と捉えられることが多い。ゲーム中では改2にしてようやく運が50と幸運艦らしい数値になるのだが、電探も2つ持ってきてくれるのが最大の強みか。駆逐艦が重要なステージだと夕立とコンビを組んで出撃することが多いかも。一応、時雨の方は防御に力をおいている形になっている。改2のグラフィックで追加された髪飾りは「山城」と「扶桑」のもの。ある意味泣ける艦これを地で表している。なお「雲龍」の時報ボイスでは作ったおにぎりを差し入れしてくれる模様。2014年のクリスマスに2015年のヴァレンタインと2015年夏にはでは特殊グラフィックが実装。通常絵だとチョコレートを作成中だが、中破絵になると完成するという謎仕様。自分の泊地の中では駆逐艦の中では初のカンスト。

 「地獄榛名に鬼金剛……」(その他)……戦艦乗員の訓練の厳しさと上からの厳しさに付けられたアダ名。あの坂井三郎でさえもこの状況に陥ったとか。ちなみに全文は「鬼の山城、地獄の金剛、音に聞こえた蛇の長門、日向行こうか、伊勢行こうか、いっそ海兵団で首吊ろうか、地獄榛名に鬼金剛、羅刹霧島、夜叉比叡、乗るな山城、鬼より怖い」(「扶桑」どこいった)となる。ある意味「比叡」の乗り組み員が沈没後に「大淀」に移ったあとの状況が手に取るようにわかってしまう。ちなみにこの言葉公式4コマでもオチとして使われている。ここに名前は載っていないけれど「陸奥」の第3艦橋爆破事件の新兵説の理由の一つだとか。

 「七面鳥」(出来事・その他)……「瑞鶴」が攻撃すると気によく発する言葉。練度が低い乗組員しかいなかったこともあり、アメリカ側から見て簡単に航空機が撃墜できたことから「七面鳥を撃っているよう」だと、バカにされたことから。ある意味アメリカ的慢心を具現化した言葉。

 「信濃丸」(艦名)……1900年からの誕生した貨客船で、ある意味「雪風」を超えるレベルの幸運艦。日露戦争では海軍所属の仮装巡洋艦に改装されて楚の時にバルチック艦隊を発見して、日本海海戦の勝利に大きく貢献。日露戦争後には元の郵便船に戻ったのだが、太平洋戦争を前に売却され漁船に変更。さらに太平洋戦争時には輸送船として、ふたたび戦争の表舞台に。しかしすぐに壊れるかもしれない状況の中で無事乗り切って、引揚船に。最後はスクラップとして売却されて解体された。日清戦争・日露戦争・第1次世界大戦・太平洋戦争を駆け抜けたある意味歴戦の勇者の一人。

 「司馬史観」(その他)……作家司馬遼太郎の小説からくる一連の明治からのものの見方。本人は史観と呼ばれるのは相当嫌っていたらしいのだが、戦後の史観の流れとして一つの流れを作っていったのだが、元が小説なだけに本来はどうなんだということも色々入り込んでいる。幕末のマイナーな人物が表舞台に引っ張りあげられる一方で、明治から敗戦までの人物の評価が著しくおかしくなっている原因の一つだと言われている。またその上から目線の史観や資料不足からくる問題も批判の対象になっていることも。しかし現状の歴史認識に中立性というのが著しく欠いているのは今も続いているのだが……

 「時報ボイス」(ゲーム)……時計の時報と同じように*時00分になると艦むすが話しかけてくること。これにより普段は近づきづらい、艦むすの意外な一面が見えてくる。中には「川内」のように、まだボイスが実装されていないのにそこらじゅうから文句を言われる人も。艦むすによっては実装するタイミングが大きく異なる点も注意。

 「資本論」(その他)……マルクスが描き上げたある意味社会主義のバイブル。それまでの経済の主義を批判して社会主義の基礎的なことを書いている。全部で3部あるのだが、本来だったら4部目になるものがエンゲルスが死んだ後の編集者によって分割されたり、マルクスが完璧さを追い求めた挙句に2部以降は生前に発表されたものでなかったりしている。それ故にエンゲルスの編集の意向(これもマルクスの悪筆せい。マルクスの悪筆を読めるのはエンゲルスとその後継者の二人だけだった)が大きく反映されている。それ故か最近ではマルクスの考えに基づく形での再編成が研究されている。

 「嶋田繁太郎」(人名)……旧幕臣の長男として生まれる。神職の一家だったことから「酒を飲まない」「我をもたない」「財界との付き合いがない」という清廉潔白さが目立っていた。山本五十六の同期として海軍兵学校を卒業すると、いろんな艦船に乗ることになる。あの「比叡」にも艦長として乗っていたことがある。大平洋戦争時においては海軍大臣として反対の立場をとるが、物に釣られる形で参戦に転じ、同じ海軍の中からでも「腰巾着」とやゆされるようになった。比叡が沈んだ時には周辺が大反対をする中、最後の比叡の艦長が船と共にしなかったということで降格人事を強行する。さらに暴走っぷりが止まらない。軍司令長官に強引になると、状況不利の証拠を握りつぶしたりと状況悪化の一因を作ってしまう。結果的にサイパン陥落で東条内閣が潰れると同時に、役職を辞任。
 しかし戦後待っていたのはA級戦犯としての扱いだった。ここで彼の本来の実力が皮肉にも発揮をされる。手八丁口八丁で自己弁護(判事が褒めるほど)をしたのが実ったのか、死刑確実だと言われていたのが、かろうじて1票差で回避。終身刑にとどまった。「井上成美」は「比叡」艦長更迭の一件もありかなり激怒をしていたが、昭和天皇はそれなりに評価をしていたようだ。

 「シーメンス事件」(出来事)……ドイツのシーメンス社が海軍の高官に賄賂を送っていた事件、その余波で「金剛」(「金剛」だけはイギリスで制作。「比叡」は部品を取り寄せての国内での製作、「霧島」と「榛名」は国産)を製造していたイギリスのヴィッカース社にも波及。一大政界疑惑にまで発展した上に、海軍を政治から遠ざける結果になった事件。横浜のシーメンス社の支配人が姪とその夫を利用して情報を入手、海軍関係の物資を下ろす代わりに、その謝礼として海軍将校に現金を渡していた。この機密を横浜のドイツ人社員が盗み出しロイターの記者に売る。ロイターの記者はそれをシーメンス社に売り、情報は有耶無耶にされるはずだったのだが、これをドイツの警察が掴んでいた。社員はドイツに戻った直後で逮捕され、そこから情報が漏れることに。さらにこの余波でヴィッカース社の日本法人の重役が逮捕され、海軍内閣に対する国民の怒りが爆発する。結果的に汚職にまみれすぎて山本内閣は崩壊。さらに海軍の予算も貴族院によって減額させられてしまう事態になってしまった。このことによる陸軍の増長が、一番嫌な形で表面化することになる。

 「シモ・ヘイヘ(ハユハ)」(人名)……フィンランドではハユハと呼ぶほうが一般的。第2次世界大戦においての伝説的スナイパーで、フィンランドに攻め込んできたソ連軍を圧倒した人物。とにかく射撃の腕が半端無く数多くの伝説を作り上げる。ソビエトからは「赤い死神」として恐れられた。記録上残っているショットの数は500人(たった100日でこの数字)以上。しかしこれ以上に重火器などを使ったものがあり、その数は相当数に登るとされている。あまりに現実離れした戦果にソ連も、対策を色々考えることに。結果的にこれがあたって負傷して入院を余儀なくされている間に講話が成立してしまって、彼の伝説は終止符を打つことになった。それでも大戦後に兵長から5段階昇進という異例の人事があったりしていた。戦後は軍に関係することもなく、元々の狩猟者としての生活と猟犬の育成に残りの一生を費やした。彼いわく射撃の腕を上げるのは「練習」あるのみだとか。しかし練習をした所でスコープ無し(命中精度がおちるはずなのだが……)でそう簡単に命中できるショットが出来るとは思えないんだけど。

 「シャルル・ド・ゴール」(人名)……実家はルイ16世の法律顧問にまで遡ることが出来るが、下級貴族であった。一族で学識が高く彼自身は伝道師を目指していたのだが、格好が良かったことから軍の道の方に進む。第1次世界大戦ではドイツ軍の砲撃によって死にかけるということも経験している。戦後は軍事顧問団としてポーランドへ。陸軍大学校を卒業した後は雷撃戦が主流になると述べていたのだが、フランスでは受け入れられずに、ドゴール自身は中等の飛ばされたこともある。皮肉にもその主張をドイツ軍は実践してしまっていた。
 第2次世界大戦において、電撃戦を駆使したドイツに前線を破られてフランスは大敗してしまうも、ド・ゴールの小さな部隊だけは一矢を報いている。その後陸軍時間に任命されるものの、フランスはドイツについに完全降伏。ド・ゴールは捕まる可能性もあったことから、運よく消臭されるという形でロンドンに亡命をし、自由フランスという亡命政府を立ち上げる。フランスに人を派遣してレジスタンスの結成や強化をする一方で、自らは北部アフリカ戦線で指揮をとる形になる。さらにドイツの傀儡政権だったフランス政府から植民地を幾つか奪還もしている。フランス解放後には銃弾が飛び交う中でのパリ凱旋を敢行している。
 戦後はルノーやエールフランスなどの国有化をするのだが、すぐに一度は政治の表舞台から離れる。在野の政治家として活動しようとするが、政治的に言えばやや独善すぎるところもあり、大分裂を招くことになり本当の意味での在野に下ってしまう形に。戦後10年以上経過してもフランスが大混乱状態のままで、さらにアルジェリアのフランスからの移民がフランス本土侵攻を計画したから時の首相では抑えきれないと判断。ド・ゴールの再登板ということになる。首相になったド・ゴールはこの騒乱を沈め、11年に及ぶ統治生活が開始される。フランスが外交的に独自路線を歩みだして、さらに持っていた植民地をイギリスと違う形で独立させる中で強い影響力を持つことができた。その終焉は5月革命と呼ばれる騒乱のを沈めた後の、自らが国民投票にかけた法案が否定されたこと。これでド・ゴールは表舞台をさり翌年にはこの世を去ることになる。
 その強硬姿勢からルーズベルトとは仲が非常に悪く、さらには暗殺されかかったこともある。その数は31回。中には早世した娘の写真の額縁によって救われたという話も残っているほど。気難しい性格だったと言われる彼が唯一心を開いたとされるのもこの娘だけだったという話があり、さらに幾つかの作品の残っていてノーベル賞の候補にもなったことがある。糖尿病にかかっていたものの、自己管理は出てきていたとも。彼の影響力は長い間フランスの中心になり、ミッテラン、シラクという二人の大統領を生むことになる。

 「週刊駆逐艦(潜水艦)」(その他)……アメリカの物量を占めす言葉。とにかくこれでもかというほど新造艦をどんどん建造して前線に投入。さらにミニッツの肝いりで潜水艦作戦が開始されると同じようなペースで潜水艦を建造しまくったことから。戦争時はそれでもいいのだが、平時に戻った時に大きな不良債権とかしてしまうというのは世の常で、功労のある艦であっても機密保持のためとか言って沈められてしまうことが多かった。(他に国に渡すこともあったが)ある意味作りすぎというのも大問題だという皮肉も重なっている。

 「ジュウコンカッコカリ」(ゲーム)……通常ケッコンカッコカリは無課金の状態であると1隻だけが限界なのだが700円を支払うと、ケッコン一式の装備が買えることから、何人との艦むすとケッコンカッコカリしてしまうという状態になってしまう。ケッコンカッコカリはプラスステータスの恩恵がおおきいので、ここで初課金をしてしまうという人も出てくるとか。中には同じ艦むすと何回もケッコンカッコカリする提督(確認したので最高なのは「羽黒」80人)がいるとか。ちなみに700円を当時の金銭感覚で換算すると約243万円(!!)。

 「自由という名の倫理破壊」(出来事・その他)……南洋の島に住んでいる年配の人の中には日本統治時代を懐かしむ人が結構多いという。パラオの例だが、日本占領時代においてはちょっとだけの制限はあったものの、基本的な部分はそれなりに保証されていていた。さらに貨幣経済をもたらしていたことか、プラスに働いていたことと人種などのヘイトがなかったことから日本統治時代に生まれ育った人はその次代を悪くいう人はいなかった。しかし戦争が終わりアメリカがやってくると、服装だけがみすぼらしいことだったことからアメリカはパラオでは貨幣経済を含めた発展をしていないという思い込みからアメリカ流の自由(つまり何をするにも自由な代わりに、こっちでは一切関与しません的なこと)を押し付ける格好になる。結果的にこれが日本時代に構築されていた倫理観をぶち壊すことになる。与えられた自由そのものが何をすればいいのかということを島民が理解できずに、酋長制が崩壊。さらに倫理観まで崩壊をしてしまう。じつはパラオだけの問題ではなく、今の日本にも言えること。アメリカ式の自由の弊害の象徴としてあげられる例の一つになっている。

 「主人公」(その他)……「吹雪」のこと。最初の秘書艦を選ぶときに一番最初に出てくること、公式4コマでの主人公であることから。さらにアニメ版も……?なお中の人(声優)はロシア語が堪能なので、そのことを公式4コマでネタにされてロシアン・ティーを飲んで変化してしまった「響」事、「ヴェールヌイ」を圧倒している。

 「シュトーレン」(その他)……ドイツの菓子パン。外側は砂糖にコーティングされている感じで、ドライフルーツやナッツが入っていて、クリスマスからちょっとずつ切って食べる。「はっちゃん」こと「伊8」がMVPをとった時にご褒美に欲しがる。よくネタにされるのはこのシュトーレンを「赤城」はもらった直後に丸呑みしてしまう。見た目通り超がつくほどの高カロリーなんだけどそれ。

 「蒋介石」(人名)……日中戦争がヒーロー物の小説だったら間違いなく主人公としてあげられる人物。ただし完全なるヒーローではなく、運命に翻弄されまくった挙句に主役の台座から最終的に追い出されるという悲劇の方で。日本軍人として活躍した後に孫文に認められる形で頭角を現す。日中戦争においては、とにかく前に立って戦うことが多く、その後ろで隠れていた共産党軍や、やる気がなくなりかけていた時に米にせっつかれるなど、終戦まで全面に立っていたのは彼の国民党軍だった。戦争後すぐに中国内戦が起こるのだが、疲れきっていた国民党軍は圧倒される形で台湾に追い出される。その後死の直前まで台湾を支配し続けた。
 彼の功績とその反面においての批判はまさに表裏一体。基本的な評価は戦術に長けていたたものの、戦略能力は欠けていた。台湾に来た事自体を台湾にもともと住んでいた人達は恨みがましく見ている反面、台湾に来た時に中国から運び込んだ美術品が文化大革命で破壊されるということを防いだということでも評価はそれなりにある。しかし本質的にいえば彼も中国の権力を持った人間。中国共産党とおなじく力による支配の結果、蒋介石による評価が今の総統がいうと、国内が二分するほどの問題になってしまう。彼の死の後に跡を継いだ息子が台湾発展と緊張状態の解放に大きく寄与をし、政治的な評価と人気を勝ち取ったという点を考えるとあきらかな差になっていると思われる。

 「翔鶴」(艦名)……五航戦の一隻。ワシントン条約以降の建造なので、ほとんど完成された形で誕生してきており、実際のところ一航戦・二航戦よりも能力は高いのだが、ゲーム中ではなぜか下に押さえられている。しかしその進水式が当時の気象庁も予測ができなかった突発性の嵐だったことからも、その行末を暗示させるような感じに。妹「瑞鶴」が帝国海軍屈指の「幸運艦」であり、「翔鶴」自身が屈指の「被害担当艦」という立ち位置が決まっているのだが、その「翔鶴」が沈んでしまったあとに「瑞鶴」の運命がほぼきまってしまったということを考えると、実際の幸運艦は「翔鶴」ではないのかという人もいる。上げた戦果も抜けていることから日本海軍最高の武勲艦とも。さらにエンタープライズとはなんとも顔を合わせて二度も中破に追い込んでいる。真珠湾攻撃に参加した後、セイロン沖海戦に参加。さらに次の珊瑚海海戦で被害を受けてしまったがゆえに、ミッドウェイには参加できず。しかしこれが彼女たちの運命を変えてしまう。五航戦が実質的な第1空母部隊となってしまい各地の戦いに駆り出される。主力として活躍するも、それゆえに被害マシマシの状況に。最後はマリアナ沖海戦で潜水艦「カヴァラ」の攻撃(他の空母は航空機の攻撃でで沈むことが多かったので、異例中の異例)を受けて、沈没。1200人を超える死者を出してしまった。
 「艦むす」では珍しい姉からのシスコン。しかも登場した時から時報ボイス担当をしてくれる。一見するとおとなしい「のほほん系」のお姉さんという印象だが、裏に隠されているのは帝国陸軍屈指の力持ち。その馬力のせいでかなりの速度が出ていて、航行中の「潮」を追い越したというエピソードがあるので、走り屋疑惑が急浮上中。さらにその馬力の高さからまだそれらしいことはしていないけれど、おそらく手を出したらとんでもないことになりそう筆頭だと思いわれる。150万人突破の掛け軸の筆者で、さらに破魔矢で作った窓の作成者。ゲーム中では艦載能力3位という実力を持っているので、「加賀」がいなければ主力中の主力になるのはほぼ確定的。ただし彼女自身が金レアなので建造しても中々出てきてはくれないが……
 2015年夏イベントで手に入ったカタパルトを利用することで2015年9月に改2に進化。同時にもう一段階進化できるようになった。ただし改2の場合は艦載数が多くなったがバランス型という形だった。もう一弾進化することで中破でも攻撃ができる装甲空母に変化。艦載数は減ってしまうものの、ジェットエンジン付きの艦載機を飛ばせるというアナウンスがあるので強力な戦力になるのは確定的。しかも硬い。ただし改2にするにも、そこから装甲空母にするにも、、そこから改2戻すにも、大量の弾薬・鉄鋼そして改修資材が必要になるので要注意。凛々しくなった分イラストが賛否両論になったのと、中破のボイスがやや危機感がないような感じのものに……

 「初期艦」(ゲーム)……最初に選択する秘書艦。「吹雪」「漣」「叢雲」「電」「五月雨」の5人。艦これ改では「睦月」「時雨」「大潮」「川内」「神通」「那珂」も選択可能。(ただし後者はモード選択によって選べる。太字は改2実装可能)

 「諸国民の中の正義の人」(その他)……ナチスドイツから身を挺してユダヤ人を救った非ユダヤ人に与えられる称号。この称号を受け取ると数々の特典を得ることが出来る。約20000人の非ユダヤ人がこの名誉に授かっていて3分の1がポーランド出身者。殆どがヨーロッパ出身者で締められるが、アメリカ出身、台湾出身、チリ出身者などもいる。日本人でこの賞の栄誉を承ったのは「杉浦千畝」一人だけ。

 「ジョージ・マーシャル」(人名)……陸軍軍人で後に政治家に転身。陸軍参謀長としてヨーロッパ戦線に参加。連合国を勝利に導く。太平洋戦争に関しては他の人達がそうは考えていない中で日本本土進行やソビエトによる日本進行の提案などをするが、恐らくこの辺りはソビエトを警戒したトルーマンあたりにでも却下されたと思われる。戦後は政治家に転身。アメリカの対中政策に大きな影響を与えたと言われている。その後マーシャル・プランの中心として活躍。このことが認められてノーベル平和賞を受賞している。けれど本質は根っからの軍人で、トルーマンにさえ気軽には自分を呼ばせなかったとか。

 「ジョゼフ・P・ケネディ」(人名)……ジョン・F・ケネディの父親で、ケネディ家を名門家にした立役者。アイルランド系の政治家の父親の子どもとして生まれ、金融業に就職すると一気に莫大な富を作り上げる、この時の資金を元にして資産を運用し、立場を強固にしていく。フランクリン・ルーズベルトにあったのもこの時期。世界恐慌の前に株を売り抜けたことから、ある意味疑惑を持たれることになるのだが、そのことが彼のイメージの大幅悪化につながってしまう。大統領になるという野望が彼自身には叶えられることがなかったのもこの時期についていた悪評と、その後に付いた役職での数々の失敗が元になっている。
 ルーズベルトの大統領選挙で資金を援助したことから政界入り。与えられたのは証券取引委員会の委員長という新設ポストだった。きっちりと務め上げたが、イメージが回復することがなかった。影響力がでかくなりすぎたためにルーズベルトは彼を切るためにイギリス大使へ。この時に答えたインタビューが元になり、彼の大統領という野望はあっさりと潰えることになる。
 引退後は息子たちを表舞台にたたせることで存在感を生み出していたのだが、子どもたちに悲劇が連続して襲い掛かってくる。ジョンは大統領になるものダラスで暗殺される。さらに弟ロバートも大統領候補に踊り出るも、敵を周辺に作りすぎたがゆえに本当の敵が誰だかわからない状態のままパレスチナ系アメリカ人によって暗殺される。さらにエドワードも事件を起こして大統領の道を完全に閉ざされる結果に。これによって自身の野望も完全に潰えた形となった状態で曳航と落胆の人生を終えた。
 彼の子供は総勢で9人。しかしそのうち6人が数奇な運命をたどっている。長男はイギリスにいるときに殉死、次男であるジョンは大統領になるが暗殺される。精神的に不安定だった長女はロボトミー手術を受けて廃人に。次女は彼女の夫の死後飛行機事故にあい死亡、そこからの妹3人はこの運命にはさらされていないけれど、弟ロバートはこれまた暗殺され、末弟のエドワードは自動車事故がらみのいくつかの疑惑のせいで大統領に出る道すら閉ざされるという結果に。ある意味本人が持った過ぎたる野望が子どもたちにマイナスの影響を与えたとしか考えられないような感じが。

 「ジョゼフ・マッカーシー」(人名)……いわゆるパフォーマー型政治家の典型で、マッカーシズムが表面化するまでは「メディア扱いが上手い一流にはなれないレベルの上院議員」だった。しかしある演説で共産党関係者のリストを持っているといったことから一気に表舞台へ。(リストを出したのは事実らしいのだが、演説の内容はほとんど記録されていないのでかなり怪しいという指摘もあり未だに論議の真っ最中)共産主義者やそれに共感を覚えたものに対する赤狩り、通称「マッカーシズム」の中心人物として政府が芸能関係に大きく切り込んでいった。しかしそれは行き過ぎという批判を招くことになり、さらにそれによる意地のために自らの地位を捨て去ってしまうことになる。陸軍にまでマッカーシズムを広げたことにより、陸軍からの反発をまねき、さらには特定の人物(この人物は弁護士なのだが、この人も相当の問題人物)の囲い込み、さらにはジャーナリストの体を張った行動によって、マッカーシーそのものの人物性に疑問がもたれる形で、上院から引責決議を受ける形で失脚してしまう。(ただしこの時においても民衆の支持はかなり高かった)

 「ショックパンツ」(その他)……医療器具。下半身のけがや出血に対して上半身に血液を送るために使う。圧力をかけたものをはかせて止血をすると同時に、上半身に血液を送ることで、とりあえずという形ではあるものの頭と心臓に行く血流を確保するというもの。戦争と何の関係があるのか言うともともとは航空機を操るパイロットが作戦途中で気絶するのを防ぐために作られたもので1941年にイギリスで開発された。最近では飛行機の超高速化によってさらに重力がかかることが多く重要性はいまだに高い。

 「ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ」(人物)……通称「JFK」。アメリカ初の非WASP(白人・アングロサクソン系・プロテスタント)系の大統領(白人だがアイルランド系移民の子孫・カトリック)。小さい時から体に問題があり(一生苦しむことに)、さらに家が度々引っ越しを繰り返したためにいわゆるグレた状態になってしまった。ロンドンにいくも体のせいで結局まともに勉強ができずに帰国。父親の意向でハーバードを卒業するが成績は悪かった。
 太平洋戦争時には陸軍入隊を志願するが健康面の問題で入隊できずに、またも父親に頼み込んで海軍に。父親は後方支援でもやらせればいいだろうと思いワシントンに配属されたのだが、当時付き合っていた女性がナチスと関わりのある女性だったことから、強引に別れさせるとともにフォレスタルにたのみこむ形で魚雷艇の艇長として最前線のツラギ島へ。そのツラギ等の任務の時に「天霧」(上院議員選と大統領選の時に乗組員からケネディに向けて激励の色紙を出している。大統領就任式に艦長を招いたとはなっているが実際はその艦長が誰なのかを突き止めた教授が招待されている)と衝突。船は沈み仲間も失うも、負傷した仲間を6キロも引っ張って後のケネディ島と呼ばれる何もない島へ漂着。さらに他の島に行き原住民に助けを求めて、そこからオーストラリア軍に救出された。この後44年までは軍の所属していたものの、病弱だったことと、その治療中に本国にもどった時にマラリアに感染していたことが発覚して軍人としての勤めは終戦を前に終了する。
 46年にボストンの補欠選挙に当選して政界入り。しかし背中の問題もあり2年間は表立った活動ができずだった。(それでも書いた本がピューリッツァー賞を受賞したのだが、この本はゴーストライターが書いたもの)50年台に入ると赤狩りに協力。(ただしこのことから大統領選においてエレノア・ルーズベルトから協力を得られなかった)さらに議会の腐敗を追求する委員会の一員となり知名度が急上昇。56年の大統領選では副大統領候補の一人となったが、敗れたことで知名度をさらに上げていった。
 60年の大統領選ではテレビ討論会をきっかけにして不利な立場を逆転。ニクソンを僅差で破り大統領に。人種差別政策の改善、ニューフロンティア政策などを打ち上げるが実のところ通った政策はそれほど多くはない。議事妨害のせいで通る法案が通らなかったことが問題だった。結局その制作が実るのには自分の死の後まで時を待たなくてはいけないほどだった。また経済政策にも明るくなかったことから幾つかの政策の代償として経済的な問題がのしかかってくることになる。外交問題では数々の危機をギリギリのところで回避、しかしベトナム戦争突入のきっかけも作ってしまう。それでも今に繋がる部分の成果はあげていた。
 しかし、栄光は長くは続かない。ダラス市内でのパレードの真っ最中に撃たれた弾丸が頭部を命中。勿論即死だったのだが、おかしいのはこの時のFBIの説明と映像の証言が大きく食い違っていること。頭部が飛び散った方向の説明に関しては、残された映像と方向性が違うことがわかっていて、それ故に魔法の銃弾呼ばれる弾道の問題が生まれている。(実際は撃った弾が複数あったという結論なんだけど)さらに美談とされていた妻ジャックリーンが頭部をかき集めているとされる部分は後のデジタル・リマスター処理での映像解析でただ単逃げ出したかったのが偶然そう見えただけということが発覚。さらに暗殺犯「リー・ハーヴェイ・オズワルド」(ただしその後に起きた警察官殺人事件の犯人で捕まっただけ)に関しても謎が多く、さらに「ジャック・ルビー」が彼を殺してしまったことから真相にはたどり着けなくなってしまった。一応アメリカ政府は調査結果を持っているのだが、不自然に長く設定されたその封印が破られるにはもう少し先の年月が必要になる。それ故に暗殺の真相がわからないままいろいろな憶測を呼ぶことになる。
 さらに彼に対する評価も大きく割れている。暗殺後のジョンソン時代に成立したことを見ると功績は大きいのだが、その代償もかなり大きい。さらに人気先行型パフォーマンス系政治家故に何をしましたかと効かれて首を傾げる人も多い。一時期はトップクラスに迫っていた評価も、この見直しのおかげが最近では中上位の位置で落ち着き始めている。しかも彼にはスキャンダルが多く、それが暗殺の一員になったのではという説もあるほど。現実暗殺者の糸をひく人間の可能性だけでも10人位いるという話も。その名前はキティーホーク級空母の4番艦の名前としても名付けられているが、さらにミニッツ級空母の後継として建造されているジェラルド・R・フォード級空母の2番艦の名前になることが決まっている。

 「ジョン・フォン・ノイマン」(人名)……ハンガリー出身の科学者の一人で、その功績は計り知れない反面、原爆にも強力したという側面も持つ。あらゆる分野に対して功績を持っていて数学分他における「ゲーム理論」が有名。逸話が多く特に計算の部門では「悪魔の頭脳」と呼ばれるほどの能力の持ち主だった。(ただし興味のないことにはとことん無頓着)功績がありまくる中での彼の原子爆弾への参加というのは当然の流れになり、ファットマンの重要部品の完成の大きな貢献をする。戦後は「ヘラー」との対立から「オッペンハイマー」を擁護。しかしオッペンハイマーと違いその地位が壊されることはなかった(むしろ軍事的に重要な地位になった)のだが、彼の生涯を終わらせたのは皮肉にも核による被曝だった。体のあちこちを腫瘍に侵されたがゆえに最終的には簡単な計算さえできなかったという。

 「白露」(艦名)……白露型駆逐艦のネームシップ。初春型をベースにして作られたので初春型という資料も少ないながらも存在する。軍縮状態の中で軍縮違反状態で作られた駆逐艦でもあるが、その軍縮条約が執行した瞬間に、さらに排水量の多い朝潮型に切り替えたため、姉妹艦は10隻に。最初に酸素魚雷を積んだのだが、これは海軍の要望から。駆逐艦故に輸送任務や護衛任務に大忙しで、ミッドウェーや珊瑚海にも参戦。さらにソロモンでは「比叡」の乗組員を救助している。(竣工したての直後は「時雨」とともに、御召艦時代の「比叡」「愛宕」を護衛していた)爆撃を受けて「明石」の修理を受けてさらに日本で本格的な修理を受けて復帰。潜水艦の雷撃を避けようとして船団のまっただ中に突っ込んで、タンカーと衝突。更にそのショックで弾薬が爆発。あっけなく沈んでしまった。戦後ネームシップの座は妹の村雨に取られてしまい、「露」という文字自体が縁起でもない文字であることから、いまだに次世代がいない形になっている。
 一番館なので「いっちばーん」というわかりやす主張をしている。珍しいのは改になるとイラストが変わるという点。そのイラストは図鑑の別ナンバーには登録されておらず、元のナンバーに追加する形になっている。元気っ子の一人なので、捉え方次第ではいろいろと考えが浮かんできそう。「比叡」といた時間があるのでその影響かと思ってしまうのだが。ただ彼女にとって不幸なのは妹の二人(「時雨」「夕立」)が凶悪すぎる性能と人気を誇っていること。ふたりとも独自グッズまで出るほどの人気キャラになってしまったので目立たなくなってしまった。それでも2015年夏イベントでは水着姿の特別グラを披露している。

 「不知火」(艦名)……陽炎型駆逐艦の2番艦。先代(錨が現存する)は「陽炎」が妹だった。太平洋戦争の開始1年半前に就航。大平洋戦争開始時には真珠湾攻撃に参加。「陽炎」・「霰」・「霞」と第18駆逐隊を組んだ。序盤の重要な戦いに参加。差らに輸送任務をこなすが、キスカ島沖で潜水艦「グロウラー」のデビュー戦として、ボコボコにのボコられる結果(「霞」沈没、「霰」大破、「不知火」も大破)に。戦線復帰まで一年の月日を要する大修理を受けることになってしまう。(しかもこの時の責任者が責めに責められて割腹自殺するという嫌なおまけも)
 その最後はかなり皮肉めいている。「鬼怒」の行方を探そうとして出たのだが、見つからず「早霜」の救援に行くことに。しかしそこには敵機が近づいていて、早霜の乗組員は来るなと言っていたのに、来てしまう。はたしてそこに敵機が現れ逃げられずに爆弾が直撃。猛火に包まれる形であっさりと撃沈してしまった。さらに別に救援に来ていた「藤波」も轟沈。「早霜」の乗組員は助かったものの、「不知火」の乗組員は脱出するまもなく全員戦死してしまった。ちなみに「鬼怒」の乗組員は輸送艦のおかげでほとんどが救助された。
 艦これでは武人キャラ。言葉数は少なく貫禄だけでいえば戦艦級。愛称は「ぬいぬい」(ただしヴェールヌイも「ぬいぬい」と言われているので注意が必要)。武人肌故にさらりと怖いセリフを吐きまくっている。ただしそれを逆手に取った二次創作が結構多く、落ち度の有りまくるキャラクターに設定されていることもしばしば。

 「シルバープレート」(兵器)……原爆投下用に改造されたB29の総称。「エノラゲイ」も「ボックスカー」もこの15機の中の一つだったのだが、実はヒロシマの段階で名前がついていたのはエノラゲイだけであって、他の14機の名前はナガサキの後に付けられたものだった。クロスロード作戦において長門が沈むきっかけになった爆弾を落としたのもこの内の一機。さらにヒロシマ・ナガサキの両方に参加したのは「エノラゲイ」、「フルハウス」、「グレート・アーティスト」の3機。

 「シーレーン」(その他)……通商・防衛上において重要な海路。航海を繰り返していくうちに自然と道のようにルートができていったことから名付けられた。有事の時に確保されるべき海路のこと。大抵この言葉が入ってくるということはその場所が重要拠点なわけで今の日本で言えば沖縄がこのシーレーンの真っ直中にある状態。故にアメリカも中国も必死になっているのがわかる。海上自衛隊の基本戦術も基本的にはこのシーレーンを守ることを重視している。

 「新安保闘争」(出来事)……安全保障条約の延長をめぐって行われた騒乱。10年が経過したのだから破棄しようとする動きが多く、まだ中国がそれほど脅威でもなかった(正確には情報統制がうまく言っていた時期で、悲惨な状況が伝わっては来なかった)ことから国民の支持もそれに集まっていた。盛り上がりも全国レベルに及ぶのだが、佐藤内閣は安保闘争のトラウマを払拭するかのごとく徹底的な排除を断行。さらにデモを主催する団体に続々と内ゲバが発覚。これにより急速に支持を失って、結局自然延長が確定することになる。
 60年台では主役を貼っていたこの手の闘争も10年がかいけするに連れて大きく様変わりをしていった。特にこの後の時期から一部がテロリストかをしたりした時期もあってその入り口にこの問題がひったりとハマり込んでしまった。安保延長反対の国民の支持率は決して低くなかったが、それを主導する立場の一つであった共産党関係組織や学生組織の内ゲバが続々と表に出ることになり、更に分裂まで招く結果に。安保闘争で主要的立場の人間の何割かがそういう主義から離れていったのも大きかった。その後行われた選挙で社会党の大敗のうえ、とどめをさしたのが日本赤軍の起こした3つの事件(印旛沼・山岳ベース・あさま山荘)。これで日本の左翼運動の勢力は一気に衰退していくことになる。

 「真珠湾攻撃」(出来事)……太平洋戦争開幕となったハワイの真珠湾の攻撃。奇襲攻撃と思わるのだが、実際は宣戦布告を届ける外務省の役人が、前日に飲み過ぎて動けなかったために、宣戦布告を届けることが出来なかったことから起こってしまった。さらにアメリカも仕掛けてくるとは予想出来ていなかったらしい。要は双方大チョンボの中で成立してしまった攻撃といえる

 「神通」(艦名)……川内型軽巡の2番艦。駆逐艦「蕨」と衝突して自身は船の一部が抉れるほどの大破、「蕨」は沈んでしまうという「美保関事件」で、大修理が行われる。その後は射出実験の艦としていたのだが、太平洋戦争の時に戦闘艦の1つとして本格的に復帰。第2水雷戦隊の旗艦として南方戦線で活躍をした。しかしハイライトは轟沈するとき。コロンバンガラ島沖海戦において「神通」は敵の姿を発見する役目を負って照明灯をつけていた。この照明というのお陰で敵艦が発見できたのだが、逆を言えばそれは「神通」が標的になるということだった。敵駆逐艦3隻の攻撃をまともに受ける形で次々と被弾。それでも自身は反撃をし、さらに囮としての役割も立派に果たす。こっちが率いていた駆逐艦に大したダメージを与えることもなかったうえに、この時の敵艦隊すべてを戦力外に追い込んだ。戦況が大きく傾いた中でのこの作戦は大成功に導いた功労者だが、この戦いで2630発の砲弾をあび轟沈。この状況でも砲撃をやめなかったとか。後のアメリカの研究家が「神通は太平洋戦の中で、最も激しく戦った日本軍艦である」と評した。その名は海上自衛隊の護衛艦「じんつう」に受けづかれている。本来であれば引退をしてもおかしくないのだが、護衛艦自体の数が減っていることと、中国問題などが絡みあう形での延命処置が施されている。(ただし「あぶくま」型の2番艦として)
 ゲーム中では姉と妹があれだけ派手なことをしでかしている上に、かなり弱気な性格をしているのがかなり目立たないような性格になってしまっている。しかし彼女を入れた艦隊を編成しないと第3部隊が編成できないので、その延長線として遠征の部隊に入れて育ているという人も多いはず。しかも妹「那珂」が特別な形とは言え改2実装をしてしまい、一時期目立たなくなるという状況になったのだが、2014年2月のアップデートで改2実装。新装備「探照灯」を持ってきてくれる上に、軽巡最強クラスの能力を持つこと(「夕立」を駆逐艦の姿をした何かと評すことが多いんだけど、「神通」も軽巡の姿をした何かに。ノーマル戦艦だと落とすことがあるし、味方の戦艦を相手にしてMVPを取っていくことも)に。見た目のかなりかっこよくなった。ちなみに公式4コマでは水雷戦隊を率いているだけあって普段は優しいけれど、訓練時には鬼教官になるという設定がついた。そしてアニメ版では「吹雪」・「夕立」・「睦月」の指導役に。

 「死んでも利用されるカリスマ」(出来事・その他)……第2次世界大戦にかつやく、そしてその後の各国においてカリスマと呼ばれるような強力な指導者がなくなると、どうしてもその死体を利用するという動きが起こってくる。一番代表的なのは死体を加工して防腐処理(エンバーミング)をした上で展示するというもの。代表的なところで言えばレーニンが有名で何度時の指導者が埋葬しようとしても反対が強くできなかった。(プーチンに至っては聖遺物扱いにしようとしているが)ホーチミンは自身は望んでいなかったものの、北ベトナム政権が後ろ盾がほしいばっかりに政治利用としてエンバーミングされている。中国の毛沢東、台湾の蒋介石などもエンバーミングされている。最近でいえばベネズエラのウゴ・チャベスがなったという。スターリンも当初エンバーミングされていたがスターリン批判による評価急降下も性もあって撤去されている。

 「瑞雲特攻」(ゲーム)……「瑞雲爆弾」とも。2016年春イベントでE6ボスマスの難易度を驚異的に下げる(突破するだけなら)ことになった攻撃方法。性格に言えば艦爆の数値が高ければ高いダメージを叩き出すことがあるということで、このことが実際に出て来るまでE6に於いては三式弾+瑞雲を載せまくる航空戦艦が攻略の中心にあった。うまくハマれば先制攻撃だけでボスである中枢棲姫に何もさせないまま倒すことが出来る。そのためE6ラストダンスは運ゲーと言われるようになってしまった。自分の場合はE6ラストダンスにおいて、航空支援とのコンビネーションで撃破している。(運が良ければダイソンが落ちることもあるが、その場合はテイテイのケースとしてボスには攻撃が言っていない可能性もある)なお思った以上にダメージが出ていない場合は艦爆と瑞雲がけっこうな数撃ち落とされている場合があるので、装備などを見直すことを奨励する。

 「瑞鶴」(艦名)……五航戦の一隻で、「翔鶴」の妹。姉が被害を受け続けたがゆえに妹は幸運艦と呼ばれる存在だった。珊瑚海海戦では被害を受けなかったが、艦載機は大きなダメージを受けてしまい再編成の間にミッドウェイが起きる。ミッドウェイの後はコンビを組み姉とともに各地を転戦。しかしマリアナ沖海戦で姉が沈んでしまうと、それと同時に艦載機の数が激減してしまう。さらにレイテ沖では艦載機も持たない囮として一番前に出されるという形になる。結局他の3隻とともにこの戦いで沈んでしまう。ちなみに沈み行く「瑞鶴」を写した写真、その「瑞鶴」を見つめている多数の乗組員の写真が存在するが現存する。ちなみに映画「雷撃隊出動」で最後の海戦の前に出演をしていて、本物の天山を飛ばしている。
 「艦むす」では幸運艦の上(ただし改造をしても運はそれほど伸びない→さらに改2になった「飛龍」に抜かれた)に、改造レベルが他の船よりも早い25でできる上に、専用カードまで用意されるなどかなりの優遇を受けている。しかし船本体だけを見ると翔鶴と同レベルであり、本来なら上回っておくべきの其の他の性能では一航戦に劣ってしまっている。さらに彼女自身が出づらいという特性があるので、見かけないという人もが多いと思う。ゲーム中の彼女の性格はちょっとうるさめタイプの典型的な妹言う感じ。姉のことをたまには気にするけれど、姉が妹を気にかける回数ほどでもない。おさわりされると全力で反撃される傾向が強い。最近になって慕ってくれる後輩として「葛城」が登場した。なおクリスマスの季節は「七面鳥」のせいで不機嫌になる模様。そしてその地雷を踏み抜く姉……
 姉に遅れること一月。妹にも改2・改2甲が実装された。改2になるのは姉と同じレベル77だが改2甲になるのはレベルは過去最高の90が必要に。搭載数は姉と同じだが回避力は若干上回っている。というか装甲空母になるとスペックがあらゆる正規空母よりも上に立つことができる。運も50にまで上昇。偏りが姉よりも大きいので、迷っているのなら彼女だけを装甲空母にしてしまうのも手。

 「彗星」(兵器)……太平洋戦争後期の主力を張った艦上爆撃機。ゲーム中の艦爆の上位である「彗星12甲」のエンジンを積み替えてさらに武装を強化したもの。さらに「芙蓉部隊」の中心的な機体としても活躍をした。軍縮条約の影響で開いてしまう差を補うために色々と開発をしていた中で開発される。いろいろなことを要求されてそれを積み込んだ結果予想よりも高い能力を試作機が発揮して採用される。単純な能力を見ても世界屈指のために他の機体から乗り換えた人達化もかなり評判は良かった。ただ実践導入が遅れたこと、すでに時期はあのミッドウェイよりも後だったことから、もうちょっと導入が早ければどうなったいたかわからないという声も。とにかくこの飛行機の戦果は高く、空母撃沈の成果もある。ただしその運用面の良さから戦争末期では特攻機としての起用も多くなってしまった。現存するのは滑走路脇で残っていたものを有志がレストアしたものが世界で唯一完全体として残っているもの……のはずなのだが実は「二式艦上偵察機」の可能性もあるんだとか。オリジナルエンジンではないが再現されたものもアメリカに存在する。

 「瑞鳳」(艦名)……元々は給油艦「高崎」だったのだが、潜水母艦を経て軽空母に。先に姉「祥鳳」が珊瑚海海戦で沈んでしまっていたので、ほぼ孤軍奮闘に近い形で各地を回っている。護衛任務や戦闘任務で無傷で帰ってきたこともあった。ミッドウェイ以後の先細る帝国海軍の中心に彼女の存在が五航戦とともにあった。しかしそんな彼女にも待っていた運命はレイテ沖での囮。艦載機をなくしていたため仕方なしとった玉砕戦法で迷彩が施されていたのだが、囮故にすぐにみつかり集中攻撃を喰らい沈んでしまった。(ウィキペディアに乗っている写真はエンガノ沖海戦の物なのだが、閲覧するときには自己責任で。指摘されてから気が付いたけど、閲覧注意レベルの物がうつっている)
 最終改装時に付けられた識別のための文字から「づほ」「づほちゃん」と呼ばれることも。何かに彼女もゲーム中ではその体型からネタにされる(但し時報セリフから年齢は20を超えているとも)のことが多いのだが、他の提督に衝撃を与えたのがおさわりボイス。止めてくるわけでもなく既に弄っているというセリフ、さらに時報のセリフ(「卵焼きを作ってきてお昼を一緒に食べたい」とか「朝ごはんを作って欲しい」とか)から「提督LOVE」の一人になっている。(姉「祥鳳」もそうだが)また別な時報のセリフから運が高く改造すれば空母の中では上から3番目の40まで到達する。ただし運は強くとも性能に関しては軽空母の中では普通の性能なのが残念。但し彼女は金レアなので軽空母を揃えるときの最後の一隻になり易い。ちなみにレイテ沖で沈んだほかの3隻とともに改造後の姿がそのままカードになっている。かなりの数季節ボイスがついてきたものの、そのたびに卵焼き(むしろ史実的に言えば阿武隈のほうが……)がメインになる発言が多かったのだが、ようやく2015年の秋ボイス追加+一部変更で、ようやくその疑念は脱出。さらに2016年正月メンテナンスで晴れ着姿追加された。

 「巣鴨プリズン」(場所)……巣鴨拘置所のこと。元々は刑務所だったのだが、関東大震災で被災をして移転。その後に作られた施設で、第2次世界大戦後にはGHQは接収して刑務所として戦犯を収容した。A級の死刑犯7人、ゾルゲ事件の主役二人の死刑執行をしたのもこの場所だった。日本に返却されてからもしばらくは刑務所的な役割をしていたが1958年に実質的な閉鎖。現在はサンシャインシティになっている。

 「鈴木貫太郎」(人名)……終戦時の日本の総理。とはいえ就任したのが敗色濃厚だった4月1日だったことから、敗戦処理のための内閣の総理という意味合いのほうが強かった。日清戦争からの叩き上げの海軍軍人で、日露戦争ではバルチック艦隊の3隻を沈めている。シーメンス事件以後昭和天皇に請われる形で異例の海軍出身の侍従長に。天皇からの信頼が厚かったのだが、同時に命を狙われることに。2・26事件においては弾丸を受けてしまい命が危ぶまれたが宮内庁のネットワークを駆使したおかげで一命は取り留める。枢密院議長を経て、周りに足場を固められる形で総理大臣に。(それゆえに鈴木貫太郎は「江戸時代生まれ」の「国会議員になっていない」最後の総理大臣になる)終戦工作が何とかなった8月15日にまた国粋主義者に襲われるということがあったのだが、さすがに今回はなんともなかった。戦後公職追放令にあい、総理退任後に戻っていた枢密院の議長の職を失ってしまうのだが、肝臓がんにかかってしまい二年後になくなってしまった。

 「スチュワート→第102哨戒艇→DD224」(艦名)……元々はアメリカの駆逐艦で実は任務中一度もアメリカに戻らず太平洋で過ごしていた。「朝潮」「満潮」「荒潮」と交戦をして負傷。スラバヤ沖のドックに入るがそのドックが日本軍の襲撃を受けてしまい、放棄される結果に。本来であればこの段階で破壊される予定だったのだが、運良く何を避ける事が出来たおかげで日本軍に接収され、第102哨戒艦として任務につくことになる。アメリカ軍は彼女の姿を見て沈めたはずなのになんで生きているのかと思い混乱していたという。これだけでも幸運艦なのだが、実は日本軍を悩ませていた潜水艦「ハーダー」を轟沈させるという大功をあげている。戦後はアメリカに返還されたのだが、その帰路の途中のグアムですでに自力で動きことが不可能なほど弱っていた。帰国こわずか2ヶ月で飛行機の標的として沈んでいる。

 「!!すでのな 掛け軸」(ゲーム)……家具で買えるアイテム。足あとが付いているのだが、それは「多摩」が踏んでしまって付けたもの。

 「ステルス」(ゲーム)……さんざん改良を重ねてかなり軽くなっているはずの艦これで、たびたび重くなったり、またされた挙句にドロップする艦むすが声だけで姿を現さないなどの現象のこと。原因いろいろあるがは有名でありながらその効果にたびたび疑問が持たれている某アンチウィルスソフトが艦これの監視に関してかなり強めの態度で臨んていること。設定を変える(鯖ごとにその設定の数値が違うので自分で調べること)という手段での対策は可能なので、やってみること。もともと出回っている数は多いけど制度には難があるといわれているアンチウィルスソフト自体を変えてしまうのも手。

 「スパス・チャンドラ・ボース」(人名)……インドの独立運動家。大学時代にストライキの首謀者と見られ停学処分を受ける。高等文官試験に合格をするものの、このままではインドが危ないと感じてその資格を返上。独立運動へ身を投じる事になる。第2次世界大戦が起こると、イギリスがドイツに脅威にさらされた状態になり、独立を画策するものの誰も動かず、結局ドイツへと亡命をする。(その前にソ連から入国を断られた)その後マレー海戦での勝利で、日本に近づく。日本も作ったインド国民軍のトップに不安を持っていたことからチャンドラ・ボーズに白羽の矢を立てる。移送作戦に使われたのは「伊29」この時の甲板でクルーと共に移った写真が残っている。しかしインパール作戦は無理な状況もあって失敗。終戦三日後に日本からソ連にいってインド独立の後ろ盾を得ようと思い台湾から乗った飛行機が離陸直後に墜落。インド独立を見ることなく、その日のうちに亡くなってしまった。墓所は日本の蓮光寺(東京・杉並)にある。何度もその死については色々とインド国内で論議の的になっていて死後70年が経過しようとしている今でも度々調査が行われている。

 「スプートニク・ショック」(出来事)……冷戦まっただ中の1957年にソ連が人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功したことを発表したことから、アメリカや西側諸国に走った衝撃のことを指す。これによりアメリカは基本政策まで変更するという事態になり、軽視していた宇宙開発に関して予算がバンバンつぎ込まれることになり、アポロ計画や月面上陸計画などが行われることになるのだが、ソ連はこれにより掴んだ一時的な優位性をどんどん高めていくことになる。

 「スペイン風邪」(出来事・その他)……今でいうインフルエンザの一種で、今でいうパンデミックを繰り広げて世界中に感染者を増やしていった。現在だったら対応可能だったのだが、発生当時は発見方法ですら確率をしていなかったために、ヨーロッパじゅうに広まった。スペインが発祥地のように思うかもしれないが、発祥地はアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州と言われている。(スペインは情報発信の場所)1915年にはすでに発症していたとされるが、原因は未だに不明。これがアメリカから何らかの形でヨーロッパに雪崩れ込み、さらに世界じゅうに広まっていった。当時の世界人口の3割がかかっとされ、犠牲になった数も5000万人から1億人という数字が上がっている。日本においても例外ではなく当時の総人口の5パーセントが犠牲になったと言われているがその後の調査で10パーセント近くが犠牲になったという話も上がってきている。皮肉にもこの病気の存在が第1次世界大戦の終結を早めた一つの要因だとも言われている。

 「ズンドコ節」(その他)……ドリフターズや某演歌歌手によってお馴染みの歌だが、その元は戦場に赴く男たちの本音を歌った流行歌「海軍小唄」。多数の派生があるのは、作詞作曲者がわからないために著作権が存在しないため。ドリフターズの場合は6番が原曲の歌詞となっている。某演歌歌手の場合は紅白歌合戦の大トリにもなった。小林旭版との兼ね合いもあるが、歌の最後に元歌の歌詞(ドリフ版の延長戦に聞こえるけれど、実際はかなり重い)を出してくれるドリフ版は必聴。ただし原曲である海軍小唄はズンドコ節と比べてかなり重いので聞くときには要注意。世界的有名なアイドル発掘番組のフランス編で日本人コンビがこの替え歌を歌ってブーイングからノリノリにさせて上に再生数がトンデモレベルになったという逸話もある。

 「正規空母の会」(ゲーム)……「グラーフ・ツェッペリン」の時報セリフから。どうやら夕食会らしいのだが、この時に出てきたのは鍋。

 「世界恐慌」(出来事)……1929年から始まった経済恐慌のことを一般的には指す。ウォール街の株価が急激に暴落したことから始まった。今の時代に合わせて言うのなら「バブル崩壊」の超強力版。マスゴミの報道や、パニックなどによる自殺者や証券市場閉鎖などがこれに追い打ちをかけたことで、一気にそれが世界中に拡大。これに世界大戦やその波及によるによる経済制裁がらみのこともあって一気に深刻化していった。社会主義経済のために影響を受けることがなかったソビエトの急成長の他に、いち早く構造を切り替えることで危機を乗り切った日本など一部の国は数年で取り戻すことが成功したのだが、対外的にも国内的にも軋轢を生みまくることになる。もっとも真の世界恐慌拡大の原因は、いくら恐慌のきっかけであったとしても当時規模の小さなウォール街ではなくその後の「アメリカ中央銀行の舵取りが間違っていた」のほうが有力らしいけれど。(この他には労働市場の問題、バブルのような過剰融資が原因とも)アナーキストやアンチ民主主義、さらにはファシズムや社会主義などが台頭するきっかけになった出来事。ある意味この期の民衆行動は今の時代から見れば「お前らの頭の中身は大丈夫か?」と聞きたくなる出来事。

 「世界水準」(出来事・その他)……やたらめったら「天龍」が言ってくる言葉。作られた当時はあまりの高性能だったので世界水準という話になっているのだが、軽巡にしてはかなり小さいことと、拡張性のなさもあって、結局「天龍」型は2隻しか作られなかった。

 「ぜかまし」(ゲーム)……「島風」。ひらがなにして逆に書いたもの。艦これ開始当時は人気の中心を背負っていたレア駆逐艦。普通の駆逐艦以上の速度を持ちながら、持っている武器の威力は軽巡並みというとんでもないハイスペックを持った駆逐艦。しかしハイスペックすぎて同系の駆逐艦は作られなかった。

 「セティフ集会の大虐殺」(出来事)……ナチスドイツが降伏をした翌日にアルジェリアの北東部にある都市で起こった事件。第2次世界対戦に見返りが少ない戦争要員としていろいろと駆りだされた結果不満が溜まっていたのだが、その不満がついに爆発してしまった。フランスからの入植者100人を殺害。これに対してフランス軍は報復としてその20倍から400倍の人数の人間を殺害したとされる。これがきっかけの一つとなってアルジェリア戦争が起こることになる。
 ちなみにこの都市は高地に存在していて、冬になるとかなりの量の雪が降ることも。ただし夏は40度になる寒暖差がむちゃくちゃ激しい都市でもある。

 「戦艦大和ノ最後」(その他)……坊の沖作戦に従軍していた作者による小説。第1稿はわずか1日で書き上げたとされる。この作者当時大和に乗っていて、そのことを掲載しようとしたが、最初はGHQにより全面削除され、GHQの影響がなくなった1952年に日の目を見ることになる。題名の通り大和の最後についての作者自身が体験したことがメインになっている。しかしその分の中身は最初からほかの生存者からあちこち指摘をされるレベルで問題が多く、信ぴょう性という点についてもかなり薄い記述が多かった。
 さらに中身に関していえば事実誤認の可能性による、風評被害を招く部分が存在した。それは大和の乗組員救出の時に、初霜の乗務員の行動。これに関しては大和。初霜サイドの人間からツッコミが入り、作者もそのことに関しては認めていたのだが修正する前に死んでしまう。さらに遺族があったとして修正を拒否。それに対して作者の上官はそんな事実はなかったというほどの状態に。現在ではこの小説の評価は作者自身が経験したことと、それに創作話を織り交ぜたものという評価になっているが、2000年代になり「アカヒ」がこのことを取り上げた記事が問題になった。その反論によると問題の箇所は削除すると作者はいっていたそうだ。(ただし家族は修正を拒否している)ある意味こういうのがアカヒのような連中を増長させてしまっている。

 「戦争の恐怖」(その他)……ベトナム戦争においての象徴的な一枚の写真。画面中央には泣き叫ぶ裸の少女。周りには同じように逃げる村人たち。その後ろには銃を持った兵士。アメリカ軍のナパーム弾攻撃を受けて逃げ出すときにとったこの写真はピュリッツァー賞を獲得することになる。この少女は17回の手術を経験して生還。その後カナダに移住をしてそのまま結婚。今では反戦活動やユニセフ大使として活躍をしている。

 「戦争犯罪」(出来事・その他)……戦争だからといって「ハイそうですかといって済まされない行為」のことを指す。具体的にいえば一般人に対する攻撃、捕虜に対するひどい扱い、人道に対する犯罪などが含まれていて、第2次世界大戦後にその解釈が一気に広がった。日本軍が起こしたものなかでは「ビハール号事件」「重慶爆撃」「捕虜の取り扱い」など。各国がそれぞれ主張しているが、その主張している国のほうがとんでもないことをしている。例えばアメリカの場合だと「対馬丸事件」「各地での大空襲」「原爆投下」「徹底的なシーレーンの破壊」など。勝てば官軍だと思っているアメリカはこれらのことを無視し続けてきたのだが、湾岸戦争以後に戦争犯罪がクローズアップされるに連れ米に対する目が厳しくなり、さらにイラク戦争においての捕虜の扱いの問題が表面化。これにより米に対する信頼が大きく揺らいでいる。
 ちなみに一般的に戦争犯罪だと思われるのは、次の通り。(国別)
 <共通>遺体損壊・無制限潜水艦作戦・空襲全般・戦争時における強姦行為・過剰プロバガンダ
 <日本>重慶爆撃(ただしこれはアメリカなどが空襲を正当化するためのものだと言われている)、ビハール号事件、風船爆弾(アメリカが主張しているだけ)・捕虜の殺害・潜水艦による民間の船の撃沈・沈めた船の乗組員に対する攻撃・真珠湾攻撃・ウェーク島
 <アメリカ・第2次世界大戦中>原爆投下・各地における空襲・日系人の強制収容・無制限潜水艦作戦による民間の船の撃沈(「対馬丸事件」など)・沈めた船の乗組員に対する攻撃・ダッハウの虐殺
 <アメリカ・第2次世界大戦以後>枯葉剤・ソンミ村虐殺事件・ラテンアメリカで数多く起こった軍事クーデターの黒幕・オレンジ革命(アメリカのNGOが糸を引いていたことがわかっている)・イラク戦争の時の捕虜の虐待・対テロ戦争の捕虜に対する虐待・アメラジアン
 <旧ソ連>どさくさ紛れに東ヨーロッパを支配下に置く・対日戦参戦の時に起こした通信妨害(このため日本側が知るのが遅れた)・満州における数多くのジェノサイド行為(葛根廟事件など)・カティンの森事件・戦後帰還した人物の大量虐殺・数多くの婦女暴行&略奪・数多くの民間人虐殺・シベリア抑留
 <中国>通化事件・通州事件・各種の民族抗争鎮圧時の行動・黄河決壊事件・便衣兵
 <韓国>報道連盟事件・ゴダイの虐殺・タイヴィン虐殺・ライダイハン・済州島四・三事件
 <イギリス>ハンブルグ空襲・ドレスデン爆撃・ビルマでの日本人捕虜の抑留
 <ベトナム>便衣兵

 「川内」(艦名)……川内型軽巡のネームシップ。原子力発電所関連で名前を耳にする人が増えてはいるが、もともとは南九州にある川が名前のもとになっている。この時期の軽巡はほとんど同じ形なのだが、「川内」だけはいろいろあったせいか、すぐに見分けることが可能。(妹二人は深刻な事故を起こしたが、彼女だけはそういうのを起こしていない)なにげに乗っていた艦長には神通と最後をともにした艦長とか、酸素魚雷・甲標的の開発者とか、大和の艦長(有賀幸作の先代)で運良く生き残った人とか多彩であった。艦これにおける「夜戦バカ」の異名通り、出撃した戦いが全て夜戦というものばかり。第三次ソロモン海戦ではワシントンの砲撃を避けながら並走。この時に「綾波」の単騎突撃を呼ぶことになる。最後はブーゲンビル海戦。ここで集中攻撃を食らいながらも味方を逃がすことに成功し、突撃を敢行しようとある程度の応急修理を終えたところで、スクリューの軸が折れたという致命傷を追っていたことが発覚。そのまま海の底で眠ることになってしまった。
 「艦これ」では公式も認めるほどの「夜戦バカ」。(髪型はツインデールではなくツーサイドアップという点に注意)そのセリフも夜戦関係ばっかりだったりする。それ故に他の艦むすからうるさいやつ扱いになっていて言及しているのは(確認できただけで)21人。「瑞鶴」に至っては名前を間違えられている。さらに「香取」に至っては説教をされる予定に。さらに「リベッチオ」にまで知られることになってしまった。最近では「江風」という相棒ができた模様。それさえなければ黙っていれば可愛い子なんだけど……妹二人に改修が集中していたせいか、一時期改2が無いのではと思われていたのだが2014年6月のアップデートで妹二人に遅れる形で改2に。若干妹二人に比べると遅れを取る形になるのだが、回避と防御の厚さは軽巡改2組の中ではトップタイ。しかも立場が明確になったことで更にキャラが立ったのだが、それゆえに人気が「神通」にとられるという形に……史実では戦艦組を相手にした料理コンテストで高評価を得たことがあることから、以外にも女子力が高い可能性も。その時は「イワシの揚げ団子」が出てくる(「春風」の時報ボイスに登場)と思われるが、時報ボイスが実装されていないのでその辺りは不明。2015秋イベントではさらに「嵐」「萩風」「時雨」を引っ張り回している模様。(「嵐」「萩風」のトラウマを想起させるなら、始末書レベルじゃすまない)しかも2015秋イベのE5では「江風」「時雨」とともにルート固定要員に。(自分は阿武北を使ったのが……)おあつらえ向き夜戦が2戦用意されている。改2でのケッコンカッコカリのセリフにビクリと来る人も多いかも。あまりにも夜戦言及が多いので生まれた言葉は「立てば芍薬座れば牡丹口を開けば夜戦馬鹿」。

 「川内型軽巡洋艦」(艦・ゲーム)……「川内」「神通」「那珂」の3人の同タイプの軽巡の艦むす。3人姉妹だが、実際は8人姉妹の計画があり四女の名前は「加古」に決まっていた。夜戦バカ「川内」・自軍との勝利との引き換えに沈んだ「神通」・48番目故に「艦隊のアイドル」( )となり様々なネタを提供(ここに寝まくりの「加古」が加わってもネタ要員姉妹には変わりないか……「神通」の胃痛が増しそう)するけれど、実際は戦いの出撃よりも輸送任務のほうが多かった「那珂」という三人だが、実はこの3人がいないと第3艦隊が組めない重要なユニットだったりする。そして軽巡組で初の同タイプ艦初の全員改2に。実は8隻建造される予定だったのだがワシントン海軍軍縮条約のせいで3隻しか作られなかった。改2になった姿から「ニンジャ(川内)」「サムライ(神通)」「ゲイシャ(那珂)」と呼ばれることも。2014年7月に追加された砂浜の床では3人揃っての砂に書いた文字が見受けられる。アニメにおいては3人共主人公の先輩という形で初回から登場、「吹雪」の最初の出撃に同行している。ただしリーダーは「川内」ではなく「神通」。

 「戦争を終わらせるための戦争」(出来事・その他)……第1次世界大戦のこと。第1次世界大戦直後に「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」がイギリスの新聞の論評に書いた言葉。理想論に近い言葉だが、これがそのまんまに近い形で当時のアメリカ大統領「ウッドロウ・ウィルソン」にとってのスローガンに化ける。しかし当時から懐疑的な目で見られた挙句、第1次世界大戦がそれまでなんとか表面化しなかったいろいろな問題を一気に噴出させてしまったために、全く意味のない言葉になってしまった。後の原爆の存在などを予言した「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」が外した一番重要な予言。

 「戦闘機不要論」(その他)……技術の発展により防御的に立ちまわることができる戦闘機が不要だとする意見。第2次世界大戦では世界中にこういう信仰があったのだが、アメリカの慢心の象徴でもあるシュワインフルトの爆撃などでの大損害(護衛なしでB17を飛ばしまくって多数撃墜された)をきっかけにして、この暴論は消滅した。戦後はミサイルの発達もあり、さらに最近では無人機の開発により今度は有人の部門が不要論になりつつある。

 「千人針」(その他)……多くの女性が一枚の布に対して人縫いすることで出来上がったお守りのようなもの。武運長久を祈る民間信仰のようなもので日露戦争から第2次世界大戦までの間に行われていた。日本軍だけではなく日系人部隊である「日系人部隊第442連戦戦闘団」においても行われていた。銃弾除けの意味合いがあったので、それを肌身離さずに持っていたということが多く衛生上汚いケースが多かったのだが、それでも大切に身にまとっていた。戦争が絡むことなので戦後はすたれていったのかと思われたのだが、イラク戦争後の復興事業において無事を祈る形で渡されたという話がある。

 「宗谷」(艦名)……戦前に作られた船の中では解体もされない状態で現存している貴重な船。しかしその運命は他の船よりも壮絶。ソ連から貨物船としての発注を受けて作られて最初は向こうの名前がついていたのだが、戦況の悪化によりソ連には引き渡しをせずに日本名「地領丸」に。最新鋭のソナーをつけていたことから海軍もそれを欲しがっていたのだが民間の船として最初は運営されていた。その後海軍の船になり正式に「宗谷」に。太平洋戦争では特務艦として各地を回り、潜水艦に損傷を与えるなどの活躍を見える。とにかく強運の持ち主で他の同型艦が沈む中、宗谷だけは魚雷が直撃しても軽傷ですんだり、座礁したと思ったら満潮をきっかけにして離礁するなどの強運を見せる。横須賀にいた時には敵の攻撃をまともに受けるものの、これも結果的には航行に影響がなかった。
 戦後は砕氷能力と強運が期待される形で南極観測船に。大幅な改造をうけて南極デビューをする。計6回こなすものの最新鋭の海外の砕氷船とは性能差は歴然だったという。その後は退役をしてお台場の船の博物館に展示されているが老朽化が激しく、かなり危険な状態らしい。

 「蒼龍」(艦名)……もともとは「鳳翔」の後釜として作られる予定だったのだが、ワシントン海軍条約からの離脱や「第4艦隊事件」などがあり、様々な調査などを経てようやく完成にこぎつける。ただし大きさは正規空母と入っても「中型空母」的な扱いでしかしそのためかかなりの部分で欠点とみられる場所が見受けられている。だが彼女の存在が他の正規空母を作るにあたり大きな参考にはなっている。正規空母の一隻で二航戦として数々の戦いに赴き、功績を上げる。特にセイロン沖海戦では驚異的な命中率を誇って数多くの艦船を沈めた。しかしミッドウェイでは最大の弱点である防御力とダメージ・コントロールが大きく覆いかぶさってくる。南雲機動部隊の一員として参加するものの、アメリカ軍が落とした爆弾4発のうち3発が直撃。一瞬のうちに船としての寿命を止められてしまい(舵を失い見事な円を描いている姿が捉えられている)、正規空母4隻のうち一番最初に沈んでしまうことになる。ちなみに落とした飛行士はずっと「加賀」をおとしたと思い込んでいたとか。名前は潜水艦に受け継がれ「そうりゅう」がた潜水艦のネームシップとして2000年台に復活。しかし製造過程から何やら呪われているようなことが頻発しているようで……ただ相当数の配備が決まっていることと、オーストラリアにも輸出する可能性があるとのこと。空母の時は一人っ子だったので、今度は多くの姉妹を持つ長女になりそうだ。(すぐ下の妹は「うんりゅう」)有名アニメのツンデレキャラの名前の元。ただし途中から名前を変えている。(蒼龍→敷波)
 ゲーム内では金レアではあるものの、出現場所が多いために割合早い段階で見つかることが多い。(ただし3−2−1では見られなくなった)そのため正規空母陣の一角として使いたいところなのだが、もともと大きさは大きくないためか軽空母に近い形になってしまっている。それゆえに軽空母に比べると若干使いづらい印象が残ってしまう。そのためか彼女を使うなら「千歳」「千代田」を使うという人も多いかもしれない。
 ゲーム中の性格は実際に自分が置かれた状況を気にしていなそうな感じがする。「加賀」・「赤城」と違って弓道の防具をつけていないがゆえに、体型から別な異名をもらっているが、そのあたりはDMMという会社を知ることができるという形になりそう。ただ最近のテレビの紹介の時に、彼女が轟沈させられるということがあったせいか、一応は知られる存在になった。ただ彼女ばっかり取り上げられて、一緒に「比叡」も沈められているんですけど、それはどうなんだと。2014年7月のアップデートで改2に。飛龍とおなじく鉢巻を巻くことに。その姿から「ただいまチャーハン作ってます」という画像が出てきて、そのイメージが離れられない状況に。ただ改造レベルは飛龍よりも1高い78。飛龍と同列と見ていると改造できませんでしたという事態も発生するかも。改2の絵で一緒に周辺にいる艦爆は江草隊のもの。

 「ソロモンの悪夢」(異名)……駆逐艦「夕立」のこと。ソロモン沖の開戦で敵陣の真ん中に間違って突撃してしまい、気がついたら孤立無援の中で暴れまくって的に損害を与えまくったということから。ただしそれについてはいまいち証拠みたいなものも薄いためそれが夕立の口癖の「……っぽい」につながっているとのこと。
 そのためか「改2」になると姿がまさに鬼神レベルに大きく変わる。

 「孫文」(人名)……中国や台湾では「孫中文」。台湾や中国では中国の父として呼ばれる人物。義和団の乱で義和団側の一員として軍を立ち上げるも失敗して日本へ。その後1911年に中華民国の政府が立ち上がり臨時の大統領に就任。しかし袁世凱の台頭により、優位だった状況を追われてしまう。その後各地で存在感を示すものの、復活が出来ないまま亡くなってしまう。彼が作った国民党は、彼の死後大混乱に陥り蒋介石が最終的に権力を手中に収めることになる。
 その評価に関しては一定しない。というのも革命家という立場でありながら袁世凱のような軍閥政治を招いてしまっているし、その思想に関しては一貫性がないと批判されている一方で評価されている部分もある。国内における活躍時期が少なかったのも評価が別れる1つの材用になってしまっている。現実国外での活躍が多く、日本もその中の一つに含まれていた。ちなみに現在存在自体が問題視されている(環境悪化をはじめとした大問題が多数発生)巨大ダムである三峡ダムの構想をしたのが孫文だと言われている。
 <た行>
 「第1次ソロモン海戦」(出来事)……ミッドウェイ海戦での大敗を取り戻すために井上茂美の進言である、カダルカナルに飛行場を建設するという提案が受け入れられていた。一方アメリカとオーストラリアが分断されると思ったアメリカ軍は空母を中心とする大艦船や兵力を派遣。ガダルカナル島の対岸にあるツラギ島に上陸を果たす。この上陸の際に起こったのが第1次ソロモン海戦。日本側は三川艦隊を中心とした重巡5隻・軽巡2隻・駆逐艦1隻。一方アメリカ軍は重巡6隻・軽巡2隻・駆逐艦8隻の陣容。もっとも軽巡2席と駆逐艦は頼み込まれてで仕方なしに連れてきたので、日本側の戦力はやや不利と至る所だった。虚空空戦の鷹会で幕を開けたこの戦いは、上陸作戦に手間取っていたアメリカの艦船との直接の対決になる。ここで暴れに暴れたのが旗艦である「鳥海」。「鳥海」を中心とした部隊がどんどん敵の重巡を戦闘不能に追い込んでいく。結果、アメリカ側は重巡4隻轟沈、1隻大破という大損害を出して、日本側の圧勝に終わる……と、思われたのが本来の日本軍の目的である輸送艦を潰すということを完全に放棄をしてしまう。試合に勝って勝負に負けるという典型例をこの戦いでもおこしてしまった。この戦いの帰りに「加古」が敵潜水艦の一撃で轟沈というおまけも付いている。たださらにおまけが付くのは敗退したアメリカ側。唯一残った重巡「シカゴ」のせいにして、ほかの船長には比較的軽い処分(船長職に戻れなかったのもいるが)にしてしまった。このことを知った「シカゴ」の艦長は自殺をしてしまう。ある意味アメリカ軍にとってもこの戦いは痛恨事だったようで、サムエル・E・モリソンは「ガダルカナル島の上陸の美酒が一瞬にして苦杯に変わった」と述べている。三川艦隊で「5−1」突破という最難関級クエストの元ネタ。

 「大英帝国の終焉」(出来事)……第2次世界対戦の最中からイギリスは長年続いていた国際的な中心という図式から滑り落ちていった。戦闘の当事国でありながら押されに押さえまくって最終的にアメリカやソビエトにいいどこ取りをさせられたというのもあるが、世界中で戦闘を行うだけの財政を植民地からの収入や債務で頼るしかなく、そのために相対的な地位が低下していった。なんとか第2次世界対戦では勝利側に入ったものの、領土や影響力を多く広げたソビエトや、自分のところにはまとも被害がいかず地位が向上したアメリカと違って、内部も外部もぼろぼろだった。このためインドを始めたとした植民地の独立を認めざる負えなくなり、相対的に大英帝国の栄光の歴史が終わっていってしまった。このため戦勝国の中での一番の敗者と言われることも。

 「退役軍人会」(その他)……戦争に行った人間が軍隊を退役したとに入るところ。軍人は一回入るとほぼ終生軍人扱い(ただし将校レベル)となる。基本的には大きな組織となっていざとなった時の後方支援などを担当することもあるのだが、同時に国に対しての大きな圧力団体となりしばしば軋轢を引き起こすことも。ちなみに退役軍人の中には民間軍事会社(PMC)を創設したりするケースもあって、そっちに流れるという人も結構いるが、その大手の会社がイラクで数々のやらかしをしているために、大問題になっていたりするケースも。更に韓国の場合はもっと問題。事実に対して謝罪会見をした大臣に対して通称「火病」を発症。抗議を繰り返して撤退に追い込んでいる。さらにそういう連中が未だに日本に対して賠償とか行っているからたちが悪い。

 「大艦巨砲主義」(その他)……大平洋戦争まで世界各地の海軍の間で流れていた、水上戦や対艦戦を想定した戦艦・砲台の巨大化と、その思想。古き良き時代の伝統であったのだが、太平洋戦争の時にはほぼ時代遅れの流れになっていた。航空機を使っての戦闘が主流になっていて、大艦巨砲主義にとらわれていた日本海軍はそれに追いつけていなかった。結局その思想は「武蔵」・「大和」への徹底した航空攻撃によってとどめを刺されてしまう。現在の主流戦闘艦に戦艦がないのもこのため。冷戦時代に発展したミサイルによる超長距離攻撃+一撃必殺がなどが今や主流になっている今、戦艦のような的になりやすいものを作る必要がなくなってしまい、湾岸戦争の時に第2次世界対戦で建造した最後の戦艦4隻を無理やり復活させたのを最後に戦艦そのものが表舞台から姿を消してしまっている。

 「対空番長」(ゲーム)……「摩耶」のこと。改になった後の対空の数値が空母のそれよりも上回ることから。一時期は「秋月」にその地位を奪われるが、改2になることでその地位を奪還している。

 「大鯨→龍鳳」(艦名)……公式記録では「瑞鳳」の妹。ただし正確に言えば形はかなり違っている。元々は潜水母艦として建造されたのだが、いつでも空母に変えられるように作られていた。世界初の電気溶接を使った空母として建造されたのだが、昭和天皇に進水日を言ってしまった結果わずか7ヶ月での建造となった。しかしそののちに欠陥が発覚して修理の最中に従来通りの溶接方法に戻されている。太平洋戦争開始直後に空母改装に着手。しかしエンジンを積み替えたこと。更には「ドーリットル空襲」で、爆弾を食らってしまったことにより改修工事の完成がが遅れてしまう。結局完成したのは1942年11月。しかし戦況は悪化する一方で載せる飛行機の数が少なくなっていった。しかも状況の悪化により航空機の輸送任務のほうがメインになっていく。唯一参加した戦いはマリアナ沖海戦。しかしここでも大した戦果を上げることが出来なかった。その後は輸送任務に従事も戦況の悪化から公開をすることすら難しくなってくる。。さらに空襲でダメージを負ってしまった。最後は浮き砲台として、「鳳翔」とともに呉を守る状態になって終戦を迎える。
 彼女がいないと出来ない特殊任務があり、さらにその彼女を捕まえるエリアが配備当初は「2−5」と「5−2」しか無いという状況故に、彼女を確保するために多数の報告が上がってくるほど。ただし潜水母艦故に戦闘力はなく、生存艦故に運が多少高いものの、戦力として微妙という感じ。ただし特殊任務はこの段階でしないとダメ。レベル25と改装設計図があると軽空母「龍鳳」に。服もセーラー調から和服にチェンジ。しかし戦力として考えると普通の軽空母と比べても下に近いレベル。さらにレベル50になったら改装できるものの、若干優位に立つ程度。運も実はそれなりにしか上がっていないことを考えると、かなり微妙なままという印象が残る。
 改に持って行くと時報ボイスがついてくる。「大鯨」の時にじゃがいもとか人参を持って登場する絵になっているので、かなりの料理上手。朝は普通の定食的な朝食、昼はカレー、夜はフーガデンビーフを作ってくれる。改装するとだんだん衣装が派手になるというのはどうかと思ってしまうのだが。

 「第……駆逐隊」(その他・ゲーム)……駆逐艦は2から4隻でひとグループにされる(一部例外あり)。そのグループの総称。艦これにおいてはたいていは開戦時の時の所属が適用されることが多い。第……の後ろには数字が入る。2015年夏イベの段階で実装されているメンバーの中で揃っているのは「2・6・7・811・16・17・18・21・30」の駆逐隊。逆に一隻も実装されていないのは「1・3・5・13・20・29・32・34」の駆逐隊。もちろんこの後に実装された駆逐艦(秋雲型・秋月型)はこのくくりには入っていない。さらに「三日月」・「朧」・「秋雲」はこの当時は航空戦隊の護衛で航空戦隊の所属になっている。

 「第31駆逐隊」(その他・ゲーム)……「睦月」「如月」「弥生」「望月」で結成された部隊。しかし開戦直後に如月が沈んでしまい、のちに「卯月」が補充された。前期の4人を中心にした「キス島撤退作戦」突破クエストは、全てのクエストの中で屈指の難しさになっている。ちなみに後期組は1−5の突破がクエスト。こっちはそれないことが前提になるが、雷撃をうまく切り抜けられれば達成可能。

 「第11駆逐隊」(その他・ゲーム)……「吹雪」「深雪」「初雪」「白雪」で結成された部隊のこと。1928年に結成。「鬼怒」を旗艦とした第2水雷戦隊として配備されていた。「公式4コマ」ではこの4人が中心という形になっている。ゲーム中でも集める任務があるのだが、この時は「深雪」ではなく後からやってきた「叢雲」が代わりになる。

 「第13航空隊」(その他)……日中戦争期に組織されていた戦略爆撃のための航空部隊。「第13海軍航空隊」とは違う組織なので注意。中国本土攻撃のために組織された部隊で、集まったメンバーが太平洋戦争におけるエースクラスのメンバーに成長するメンバーが所属していた。あの岩本徹三でさえ末席扱い出来るほどだった。中国攻撃において成果はあげるもの、太平洋戦争が近づいた段階で解散する。

 「第17駆逐隊」(その他・ゲーム)……「浜風」「磯風」「浦風」「谷風」で結成された部隊。第16駆逐隊同様「磯風」がなかなか出てこないこともあり、4人揃うには相当苦労する。ただ「浜風」は2−2ボスドロップで「浦風」も2−5ボスドロップで出てくるので、こっちのほうが比較的揃いやすい。ただし「磯風」だけは例外中の例外でイベントの最終ステージのボスマスS勝利限定という状況でしかドロップしないことも。

 「第16駆逐隊」(その他・ゲーム)……「初風」「時津風」「天津風」「雪風」で結成された部隊。別名超レア部隊。限定海域で中々出てこない「初風」、2014年イベント夏報酬の「時津風」、春イベント報酬でそれ以降は中々出てこない「天津風」、建造可能だけどドロップでは中々出てきてくれない「雪風」という編成なので、揃えるだけでも時間と苦労がいる。まずはこの4人を揃えるのはひとつの壁。

 「大祖国戦争」(出来事)……第2次世界対戦におけるドイツ対ソビエトの戦いを、ソビエト側で言うとこうなる。ソビエト以外の場所では「東部前線」もしくは「独ソ戦」という。

 「ダイソン」(ゲーム)……ボス戦の時にHPが高い敵が存在して、そちらの方に攻撃が座れることが多いことから、その役目を持った敵を掃除機会社の名前をとってこう呼ぶことになった。特に2014年夏イベは後一撃のところで「戦艦棲姫」×2という状態になり、ボスの方にいかないことが多かったことから各所で大惨事を生むことになった。このためかダイソンというと「戦艦棲姫」で通じてしまう。「2015年冬イベント」最終ステージでは最高難易度を選択するとそのラストダンスにおいて戦艦棲姫+戦艦水鬼によるトリプルダイソンという脅威をすっ超えて、とんでもない状態の相手を倒すことになる。「2015年夏イベントにおいては」E6乙、E7丙においても登場。これが数多くの提督を悩ませることになる。

 「第7駆逐隊」(その他・ゲーム)……「朧」「漣」「曙」「潮」で結成された部隊。綾波型の後期型4隻で結成されているのだが、結成された当初は「漣」を除く3隻で結成されたいた。一航戦、五航戦と関わりが非常に深いのだが、「曙」がヤサグレキャラになる原因もそこに含まれている。個性的な4隻がいるのだが、4人で活動した時期は短く、1942年に「朧」が沈没をしてしまう。「曙」と「漣」も沈んでしまい、残された「潮」と「響」・「霞」とで第7駆逐隊を再結成。しかし「霞」は「大和」と共に運命を共にし、「潮」も動ける状態ではなかった。唯一動けた「響」が新潟に行って終戦を迎えることになる。
 2015年初夏の追加グラで、「朧」「漣」「曙」「潮」の4人に水着姿の特殊グラが配備される。第6駆逐隊がメディア戦略などで割合優遇されているように思えるのだが、追加グラフィックの数の多さでは第7駆逐隊のほうが圧倒的に多い。

 「第2駆逐隊」(その他・ゲーム)……「村雨」「夕立」「春雨」「五月雨」で結成された部隊。この舞台は第4時の編成であり、「夕立」の孤軍奮闘(?)による轟沈、村雨の轟沈、春雨の大破によって一時は解散に追い込まれるも、その後「清霜」「秋霜」「早霜」で再結成。「朝霜」が途中で加わる。しかし1年もたたない間に、「朝霜」以外の3隻がたて続けに沈んでしまい、解散に。最終的に「朝霜」も坊の沖で沈んでしまった。

 「第2次世界大戦争はそれまでの戦争を激変させた」(出来事)……第2次世界大戦はそれまで局地戦的だった被害が世界中に拡大することになった。兵器を作る後方の年や工場を爆撃や攻撃目標にした結果犠牲者数がそれまでの戦争とは桁違いになっていった。民間人の犠牲者は第1次世界大戦と比べると6倍から9倍に膨れ上がっている。日本でも50万人から100万人の民間人が犠牲いなった。(朝鮮を含める大体90万近くから150万にちょっと足りないぐらい)誇張が確定しているソ連・勝手に数字を増やしている中国の数が多いが、その二カ国を除いた場合、最大の犠牲者を生み出した国はポーランド。500万人が犠牲になった(しかも誤差が少ない)。これ以前の戦争は後方にそれほどの被害を出すことが少なかったこと。ベトナム戦争などで民間人に犠牲を強いることが多かったことから第2次世界対戦や太平洋戦争が戦争の様相を激変させたと言われている。ちなみに第2次世界大戦の犠牲者数の数値は民族問題もはらむ形でいまだに推定確定数が出せない状況であると付け加えておく。

 「大発」(兵器)……厳密に言えば兵器ではないのだが、艦これでは兵器扱いになっているのでここでも兵器として紹介する。正式名称は「大発動艇」。その種類は豊富で小発・中発・大発・特大発(2016年9月報酬にて実装、鬼怒改2任務をこなすともらえるようになった)・超大型という分類の他に様々な派生になっている。いわゆる海上のトラックのようなもので兵員輸送や物資輸送何使われた。第1次隊線で兵員輸送の船の防御の静寂さから各国が開発。「神州丸」「あきつ丸」などに搭載されることになり、これが後の強襲揚陸艦のはしりになっていった。最初は武装はそれほどでもなかったのだが、戦況の悪化によって武装する大発まで現れた。戦後これらは廃棄される可能性が高かったのだが、あまりにも使い勝手がよく使えるのものは残された土地の民間が有効利用をしていた。さらに特大発のうちの一つが国鉄に買い取られ、カーフェリー「五月丸」として15年の間車を運んでいた。現在はラバウルに一つだけ残されている。
 ゲーム中では装備効果として遠征時の物資を一台あたり5%アップという効果があり、複数個装備するとその数が10%、15%のように上がっていく。そのため大型建造において「あきつ丸」が出ても外れではないという雰囲気になっている。実装されてから1年半以上、あきつ丸の専売特許だったのだが、2015年7月のアップデートで「阿武隈改2」に大発が来るようになった。史実では大発ではなく小発を積んでいたのだが、性質上そうなったということで。

 「太平洋戦争を知らない艦むすたち」(出来事)……艦これで実装されている中での中で太平洋戦争前に沈んだ艦船。外国籍の船が圧倒的に多い中で光る「深雪」の存在……
 <戦艦>……「ビスマルク」
 <重巡>……「ザラ」「ポーラ」
 <駆逐艦>……「深雪」「レーベレヒト・マース」「マックス・シュルツ」「リベッチオ」

 「大鳳」(艦名)……日本海軍の粋を集めて作られた装甲空母。壊滅状態だった空母機動部隊の中の最後の希望として、ダメコンまでしっかりとした形で就航をする・翔鶴瑞鶴とともに新しい一航戦として集約する予定でマリアナ沖に参加する。しかしよりにもよって、これがあのアルバコアの餌食になってしまう。適当に撃った魚雷6本のうち2本が接近、一本に関しては直線に彗星に乗っていた飛行機が見つけてそれに特攻する形で嗅いできたのだが、もう一本があたってしまう。損傷はそれほどでもなかったのだが、この段階でガソリンが漏れていて、それが気化をして徐々に充満をしていく。換気ができればよかったのだが、エレベーターの故障と艦載機の機関などによる満足に換気ができない状態のままだったのが致命的になってしまった。おまけに構造上の問題でういくら換気扇をつけてもなかに充満する構成だったのも問題だった。艦載機が着陸した(見ていた人が言うには胴体着陸だったとか)瞬間に一気に大爆発。その状況は後方にいた「羽黒」の艦橋から、破壊された隔壁から戦闘きゃ乗組員が投げ出される姿が目撃されたという。懸命の消化作業も虚しく沈んでしまう。活動期間はわずか3ヶ月と12日。
 大型建造が実装されてからの目玉の一隻。今でこそ翔鶴瑞鶴が改2の甲という装甲空母に変化するのだが、それまでの間は彼女一人が装甲空母という地位にあった。改になると搭載できる飛行機の数は86になり、加賀・鶴姉妹改2に次ぐ4位に浮上する。装甲空母限定で言えば鶴姉妹の甲よりも上なので、状況次第では彼女が主役になる可能性もある。改になると烈風も持ってきてくれるのだが燃費の悪さも頭のなかに入れなくてはいけない。赤城や加賀よりも悪いので、この辺りは若干悩みどころになるかもしれない。それよりも史実を反映しての運が全ての艦むすにおいて一番最低の2。改造しても4というのは可也のネックになってくる。
 見た目に関して言えば正規空母というよりも軽空母に近く、公式4コマでも駆逐艦よりも少し背が高い程度に書かれている。その体型のせいもあってたまに龍驤とか瑞鳳とかとセットで書かれることがある。スポーツ少女であり、体を鍛える事が多い。改造前はやや固く真面目な感じがあるのだが、改造後は提督Loveに入るレベルでデレる。時報の時に行ってくる彗星というのは、アルバコアから発射された日本のうちの魚雷一本に向けて特攻をして爆発を止めた小松幸男が乗っていた彗星のこと。しかし皮肉にももう一本の魚雷が命中。それが轟沈のきっかけ(同じ戦いで沈んだ翔鶴も同じ理由で)になってしまった。それ故に彼女を目の前にしてその手の下ネタは禁止。ちなみに飛行機の発射装置はクロスボウ。これはさほど訓練を積んでいなくても出撃できるようにだとか。
 何の脈絡もなくいきなりアニメ版艦これの最終回に登場。ミッドウェイをひっくり返す活躍を見せた。

 「大躍進政策」(出来事)……ここのテーマとは関係がないのだが、毛沢東の中国がどうだったのかという意味での紹介。わずか数年でイギリスとアメリカの経済力を追い越すために行われた政策。しかしその内容は生態系や多数あったシステムを無視・破壊し尽くした上での大破壊(加速させたのは役人の嘘の報告とそれを確かめるシステムがなかったこと)でしかなく、それを諌める人間を更迭したことから状況悪化に拍車をかけてしまう。この政策で最大3000万人が餓死してしまうというとんでもない状況になっていて、さらにチベット騒乱まで引き起こしてしまう。結果的に毛沢東は失敗を認めて国家主席を退くのだが、そのマイナスの影響は今アフリカで問題になっている国家に受け継がれている。

 「第4駆逐隊」(その他・ゲーム)……「舞風」「野分」「嵐」「萩風」の4人。全員最初のうちはいなかったものの、2015年秋イベントの時に運が良ければ全員揃うことになる。なんとか揃った。

 「第6駆逐隊」(その他・ゲーム)……「暁」「響」「雷」「電」のこと。「雷」「電」に人気があり、「響」は二段階変化することから人気のある組み合わせになっている。彼女たちを揃えるクエストもある。「響」の改2である「ヴェールヌイ」が時報ボイスで実装された後に、14年バレンタインアップデートで一気に「電」「雷」「暁」にボイスが追加。さらに「暁」には時報ボイスと改2が追加、「雷」「電」には追加グラフィックが実装された。なんという厚遇っぷり。

 「第六三四海軍航空隊」(その他)……3月のアップデートで追加された新兵器「瑞雲・六三四空」の元。終戦間際に編成された「伊勢」「日向」に乗せる瑞雲のために結成された飛行部隊。伊勢には「瑞雲」が、日向には「彗星」が搭載される予定だった。本来は航空戦艦の部隊だったのだが、すでに状況はそこまで行くまでにはいけないほど悪化していた。沖縄戦・終盤の本土戦に参加するものの、大きな活躍はできずそのまま終戦を迎えてしまう。活躍できなかったせいもあるのか、ここの瑞雲はわずかではあるがノーマルの瑞雲よりも能力は上に設定されている。

 「ダウンフォール作戦」(出来事)……沖縄戦の後に計画していた日本本土攻撃計画。九州南部の飛行場を奪取してそこから最終的に東京を襲撃しようとしていた計画。マッカーサーやミニッツが賛成を認め反対意見を抑えて実行できる状態にまで行きそうだったのだが、ポツダム会談の最中に原爆完成を聞いたトルーマンによって中止命令が出されて実行されることはなかった。もしやったらやったでGHQの統治はかなりやりにくくなるのは確定的だったが。

 「高崎」(艦名)……「瑞鳳」の前身である給油艦として計画されていた時の名前。ちなみに由来は都市ではなく隠岐の島にある岬から命名されている。近代化改修の時にそれなりに匂わしてくるのがこの経験があったから。ちなみに祥鳳は「剣崎」。

 「高波」(艦名)……夕雲型の6番艦。太平洋戦争がなければ第31駆逐隊として航空戦隊に所属する予定だった。ガダルカナル島を巡る戦いに出撃をして飛行場への攻撃に参加。その後第3次ソロモン海戦の近くで輸送護衛任務に当たるものの、エンタープライズからの攻撃を受ける。その後鼠輸送任務に向かうのだが、ここでハルゼーがそれを阻止するべく艦隊を出撃させる。鉢合わせをしてしまいルンガ沖海戦が開幕。米の船団の近くにいた高波は、魚雷こそ当たらなかったものの、砲撃を食らって炎上。(ただしこの船の艦長がダメコンを徹底的にさせていたために、航行不能から沈むまでには数時間を要した)さらに袋叩きに合うのだが、この状況で他の船の動向に気が付かなかった米側は残りの駆逐艦の一隻攻撃に対応ができず、ボコボコにされる。その状況の後にアイアンボトムサウンドにおいて沈んだ船の一隻になってしまった。現在実装されている艦の中では活動期間が一番短い船(92日)でもあるが、もし彼女がいなければルンガ沖海戦は米の独壇場と化していた可能性が高かった。次世代はあやなみ型護衛艦の5番艦として任務を全う。現在はたかなみ型護衛艦のネームシップに名が受け継がれている。
 2015年春イベントにおいて実装。イベント終了直後に梅雨限定グラが実装されたことからかなり優遇はされている。改になれば熟練見張り員を持ってきてくれるし、グラフィックも一部書き直されている。セリフも変わっていて所属意識が第31駆逐隊から第2水雷戦隊に変わっている。活動期間が一番短いので運の数値は低めの8。そしてその功績とは間逆な性格設定のため、やや弱気な正確に。とは言え夜戦になると自ら特攻をするというセリフも。口癖から秋津州とともに「かもかも」コンビとなっている。(公式4個までは「秋津州」がジェラシーを抱いていた)時報ボイスでは長波とのからみがあったり、大鯨以来のフーカデンビーフを作ってくれたりしている。

 「ダグラス・マッカーサー」(人名)……父も南北戦争に参加した軍人だった。兄の三男が彼の二世と名乗り駐日大使(竹島問題などで重要な役割を持つ発言をしている)になっている。ただし息子である4世は、父親の影響から逃れたくてジャズピアニストになったとか。家は名門の一家でルーズベルトとチャーチルの親戚という複雑な家系をの中にいる。第1次世界対戦では自ら前線の指揮をとったことによる功労で当時史上最年少で少将になる。1930年に一足飛びで参謀総長に。その後フィリピンにうつり財界の一員として、更には高等弁務官としてフィリピンに大きく関わっていく。
 大平洋戦争を期に軍に復帰。彼も日本人を甘く見ていた人間の一人で自前の飛行機が破壊された時に日本軍ではなくドイツ人の仕業という報告をしている。それゆえにフィリピンで大敗を喫することになり、名言「アイシャルリターン」を残してオーストラリアに脱出。これがマッカーサーの栄光の中で「敵前逃亡」という形での大きな汚点になる。それゆえにフィリピン反攻を強引に推し進めた時には、周辺から呆れ返られる(反攻の必要性がなかったのだが、ルーズベルトの人気どりと、フィリピンで得た利権回復のために彼自身はする必要があった)ほど。
 GHQにおいては人気を取る一方で強権政治を続々と発動。特に検閲の部門では同じ連合軍側の文章までも握りつぶすということをしでかしている。さらに彼の認識は当初ソビエトに近かったとされるが、毛沢東の暴走と、ソビエトの思惑もあり朝鮮戦争開始前辺りにはそれが吹き飛んでいた。そのために急速に方向転換したことがその後の日本の政策においての問題点として浮上することに。
 日本占領政策を敢行している時に朝鮮戦争が勃発。マッカーサーは後方から指揮をするのだが中国の介入によって大苦戦。それ故に原爆を中国各地に落とすことを提案するのだが、トルーマンはそれを頑として断ると同時にマッカーサーと更迭。(ただしこれでトルーマンの政治生命も終了した)すっかり日本人の人気者になっていた中での帰国で、その後大統領選に出馬をするものの自分でいった「老兵」状態だった彼にそれが向くことはなかった。(GHQというと彼が最初から最後までトップにいたと思っている人もいるかもしれないけれど、サンフランシスコ平和条約が締結されるまで存在していた組織なので、実際にはマッカーサーの後任としてもう一人トップがいた)なお日本での人気度は人気最低→人気最高潮で更迭→暴言で逆戻りという形。
 ちなみに正装の昭和天皇と一緒にラフな格好で写って世間に衝撃を与えたとされる写真なんだけど、あれはどうやらマッカーサーが正装をするのを忘れたのが原因であとから、トルーマンから大批判を受けた。ある意味この二人最初から最後まで因縁がありまくるというかなんというか。(ダメすぎるという意味で)

 「タコヤキ(艦載機)」……2014年夏イベントに初登場した上位型の艦載機。見た目からタコヤキと呼ばれることがある。3種類があるがいずれも太平洋戦争中にアメリカが導入した、戦闘用飛行機(ヘルキャット・ヘルダイバー・アヴェンジャー)がモデルと思われる。このタコヤキが赤く染まっているときはかなり危険。

 「出し惜しみ」(その他)……ミッドウェイ以後大規模な艦隊の喪失を恐れた海軍司令部は、「長門」・「陸奥」・「大和」・「武蔵」などを滅多なことがない限り表に出すことをしなくなった。それゆえに金剛型や重巡がメインとなる形で戦場をかけめぐることになる。

 「龍田」(艦名)……天龍型軽巡の2番艦。唐揚げをしようとしたら小麦粉がなくて仕方なしに当時の料理長が片栗粉を付けてあげたところ好評で、それが通称「竜田揚げ」の元祖の1つ(他にも諸説あるので)とも言われている。練習中に潜水艦と衝突して潜水艦を沈没させるというある意味「電」と同じことをやらかしている。(しかもこっちの方は船員死亡……)太平洋戦争ではいくつかの戦いには参加するものの、その後は輸送船の護衛任務が中心となる。サイパンへの輸送作戦の最中に敵潜水艦によって撃沈させられてしまった。
 ゲーム中ではかなりの一見不思議ちゃん系のヤンデレキャラとなっている。情緒不安定なのは衝突事件のこともあってからか。性能というよりもキャラ立ちのほうがよくて、姉「天龍」とともに人気を背負っている場面もよく見られる。その代わり二次創作では性格に幅が大きく、提督とつるんで天龍をいじったり、逆に天龍に愛情を持っているがゆえに提督などを攻撃する場面もよく見られる。

 「田中頼三」(人名)……「長波」がやたらめったら名前を出してくる人。慎重すぎる性格が災いしてか、日本での評価がかなり低いのだが、アメリカの評価は逆にむちゃくちゃ高い。水雷屋と鳴らした後に指令側にまわり第2水雷司令官としてスラバヤ沖海戦を戦うが、遠距離魚雷戦を挑んだことで批判を浴びることになる。ガダルカナル島の時にはかなり無茶な任務としてドラム缶を利用しての輸送作戦に従事したが、その時にアメリカの艦隊と遭遇。ルンが沖海戦が開幕してしまう。重巡・軽巡・駆逐艦合わせて11隻に対して、日本軍は駆逐艦8隻という布陣。あきらかに日本側が不利だったのだが、輸送作戦から切り替えた彼の突撃の指示で猛攻。日本側は「高波」と本来輸送するはずだったドラム缶を失うが、アメリカ軍は重巡1隻沈没、3隻も大ダメージを追うほどの重症。海戦には大勝と言っていいほどのせいかといってもいいのだが、肝心要の輸送作戦は失敗だった。
 これをめぐる評価で日本とアメリカの評価が全然違っている。慎重さを弱気と見る動きが強い日本に対して、アメリカでは戦術面での評価に関しての評価が高いことから「不屈の名将」と呼ばれるほどで評価が割れている。(本人はただ単に「突撃」といっただけとのべている)しかしこの輸送作戦の面の失敗ばかり強調されてしまい(その後、ドラム缶作戦自体が失敗してガダルカナル撤退につながっていく)、さらに元々ドラム缶輸送作戦自体を反対していたこともあり、この一件で左遷。(とは言えドラム缶輸送作戦事態が失敗に終わるのだが)ビルマ(今のミャンマー)で終戦を迎える事になる。皮肉なのはこのルンガ沖海戦で戦った相手の司令官は、この戦いの敗北の責任を取らされて、田中とおなじく前線から外されたこと。現場の指揮官2人が一つの戦闘をきっかけに、戦闘から引き離される結果にもなってしまった。

 「ダメージコントロール」(ゲーム・その他)……通称「ダメコン」。物理的なダメージを追った時にそれを最低限のものに和らげるための処置。自動車・格闘技・医療分野でも使われる言葉。「艦これ的」には応急修理要員か応急修理女神を装備枠の中に入れておくことで、轟沈によるロストを防ぐ行為。3−2攻略においては重要な項目になる可能性も。

 「ダメ提督更生艦」(その他)……「霞」のこと。その言動は一見すると提督たちに反韓を抱かせるかもしれないが、彼女自身は歴戦の勇者であり最後も「大和」ともに沈んでいる。そういう意味で言えばだらけきっている提督を、自分たちの命を預かってもらっている頭位意味での叱咤激励なのかもしれない。

 「ダメ提督製造機」(その他)……「雷」「夕雲」「浦風」のこと。「雷」はその姿に似合わないほどの強大な包容力から、彼女に落ちてしまう提督が続出。ついに破産時設定としてある有名アニメのセリフを引用したセリフが彼女の代名詞になってしまった。ちなみに彼女が轟沈させられた時の潜水艦の艦長のセリフを調べて見るときには覚悟が必要。さらに2次創作漫画では「比叡」まで落としてしまった。(ちなみに同じDMMが配信しているゲームで、同じようなキャラクターが居るんだけど、声優さんは同じ)
 「夕雲」はかなりの世話焼きで、母性がかなり高い。尽くしてくれるタイプ。見た目も立ち位置も小悪魔的ポジションでありながら幼妻付きなポジションを獲得。そのセリフ回しからもはや夫婦的な感じも。ただし提督と二人っきり以外の場所では隠したいようだ。
 「浦風」は言葉遣いには子供っぽさがあるものの姉さん女房的なニュアンスが目立ち、包容力もかなり高い。そのためか上二人にはたなびなかった提督が結構な数落とされた模様。

 「達磨」(その他)……ある酒造メーカーが出しているウィスキーのアダ名。「那智」(「妙高」と「早霜」の時報ボイスから)が持ってきてくれることで登場。しかし当初は発売されることはなく海軍用に回されていた。(原料の麦はそのために特別に計らってもらっていたとか)戦後は民間にも出まわるようになり、一時期は高級酒の代名詞になる。しかし酎ハイなどの台頭によりその地位を失いかけるとリニューアルを敢行。現在でも国産ウィスキーの雄として一線を張っている。大物を起用した渋いTVCMも見ものだった。公式4コマでは「那智」がその達磨を持ってきて、飲もうかというところで「早霜」が「日果」の名前を口にする。この「日果」というのはそのまんま。2014年の秋スタート連続テレビ小説で有名になったメーカーで作られたウィスキーの総称。

 「弾着(射弾)観測」(ゲーム・その他)……発射された弾が目標とどのような位置関係まで到達したのか。もしくはそれによってどのような効果が出たのかを観測すること。陸海空全てにおいて重要な項目の一つかつ基礎的なことなのだが、それをするためには相当の装備と訓練が必要で専門部隊が出来上がるほど。陸上から観察するのと空中から観測するのもあるのだが、陸上の方は物見やぐらを設置したり、いろいろな観測機器を用意するなど色々と大変なようだ。空中の場合は飛行機も利用されるが気球が利用されることもある。
 艦これの場合は春イベントに実装。昼間においてカットイン攻撃や連撃が可能になる。ただしそれが利用できる艦船は戦艦・軽巡・重巡のように水上偵察機・水上観測機がつめる艦船だけ。つまり駆逐艦との格差が余計に広がるだけになってしまった。まだ戦艦や重巡相手だったら、潜水艦というアドバンテージはあるけれど……
 
 「丹陽」(艦名)……賠償艦として中華民国(台湾)に渡った「雪風」の台湾での名前。中華民国でも台湾でも一線級の活躍をした。その後退役後に日本へ返還しようという動きになったのだが、老朽化していたために台風の直撃を食らった時に修復不可能なほどの座礁をしてしまう。結果的に返還は断念され台湾で解体。スクリューなどの一分の部品だけが日本に返品されることになった。

 「中破轟沈」(ゲーム)……ゲーム開始当初に言われていた一つの理論。中破になった艦むすはそのまま次の戦いに行ってしまうと轟沈する可能性があるから一隻でも出れば引き返せという理論。サーモン海域イベントまでは支配的な考えだったのだが、今では中破では簡単にしずまないという結論が出ていて、中破の部分が大破になっている。おそらく轟沈させてしまうというのは疲労蓄積の中で出撃を繰り返しているという説が有力。現実問題証拠の動画が存在しないというのあるのだが……

 「中国残留孤児(日本人)2世問題」(出来事)……太平洋戦争後、何らかの事情(ソ連の侵攻による帰国困難とか、経済的な事情とか)で中国に置き去りになった日本人の帰還事業として、置き去りになった彼らの肉親を探すということがおこなれた。厚生省などが中心となって肉親探しが80年だになって展開。数多くの身元が判明したのだが、帰国後に帰ってきた彼を待っていたのは日本になじめない生活だった。中にはちゃんとした生活を送っているものもいるのだが、一部がマフィアを結成したりして大問題に。さらに彼らの子孫である2世・3世を中心とした勢力が拡大。下手な暴力団よりも凶悪なことをやってのけるために、警察としてはかなり頭の痛い問題になっている。

 「千歳」(艦)……ウィキペディアで探すときには最終形態の空母扱いなので要注意。ワシントン条約以降(建設中に切れることが確定していたため)に空母に転用するために、水上機母艦兼補給艦として作られる。さらに高速化もなされていて、更に補給行為もできるというある意味理想の後方支援艦に仕上がるが、投入は遅れてしまう。更にミッドウエイの敗戦によって、急遽空母に作り替えられたのだが、その頃には敗色濃厚になった上に載せる飛行機のパイロットの量も質もなんともならない状態に。空母には改装されたものの、空母として活躍できるわけではなくなっていて、結局レイテ沖海戦で他の空母「瑞鶴」「瑞鳳」「千代田」とともに助かる見込みの無い囮になって沈没してしまう。名前だけでいえば彼女は2代目。三代目は護衛艦として就任をして99年まで活躍をしていた。
 ゲーム中では5段階改造をへて最強クラスの軽空母に化ける。水上機母艦・改の時は攻撃力もない状態だが、三段階目の甲標的母艦になった時には、甲標的のおかげで先制攻撃ができるようになるのだが、威力が弱すぎるのでどっちかといえばハイパーズのための武器供与という形になってしまう。ただし軽空母に変わってからは最強クラスと言わんばかりの能力を発揮して、大活躍を見せてくれるだろう。ただし5回も変わるため育成にはかなりの時間がかかる。通常ボイスでやたらめったら飲み物のおかわりを薦めてくるのは、水上機母艦時代の名残。なお軽空母にチェンジするときにダイエットに励んだらしく、そのせいか最終形態の軽空母改2になると、バストアップが驚異的に(千代田も)。
 さらに彼女は数々の提督を落としてきた「提督LOVE」の一人。時報ボイス6時の提督の膝枕で寝てしまいましたという言葉で落とされてしまう提督も多く、さらに相方「千代田」の時報ボイスから両思い確定。さらにグラフィック(「千代田」もだが)も何度も書き換えられているのも特徴的。あと4コマでは「隼鷹」と飲み仲間で、酔うと脱いでしまう模様。さらに「居酒屋鳳翔」を公式設定化してしまった人でもある。

 「ちとちよ」(ゲーム)……「千歳」「千代田」の水上機母艦の姉妹のこと。姉「千歳」は提督LOVE筆頭級で午前6時の時報ボイス「提督の膝の上での居眠り」で落とされた提督の数は数知れず。一方の「千代田」のほうは姉LOVEの典型で千歳の時報の裏で色々と提督と意地の張り合いをしている。ちなみに二人共5回改造できるのグラフィックが大きく変化するコンビでもある。

 「血のメーデー事件」(出来事)……1952年に起きたデモ隊と警官隊の騒乱事件。GHQによる占領状態が解除されて三日目で起きたメーデーで、デモ隊の一部が左翼系団体と青年団の一部に誘導される形で暴徒化。警察の一部がデモ隊によって叩かれまくったり、デモの騒乱を抑えるためにやむを得ず警官が銃を持ち出すなどの状態に。デモ隊に死亡者が一人出るなどの惨事になる。皇居周辺で起きたこの事件は共産党を直撃。でっち上げ事件もあり次の選挙では議席をすべて失うという副産物もついた。一節には事件そのものが暴力革命のための実験と言われることに。

 「チャイナ・ハンズ」(その他)……第2次世界対戦において中国通として外交交渉にあたったアメリカの人たちのこと。外交官だけではなく、軍人やジャーナリストなどが含まれることがある。彼らは中国に派遣されると毛沢東たちとの会談に時間をさいて、共産党に好意的な印象を持つことになる。しかし彼らが目論んでいたことと違ったのは中国とソビエトが接近したということ。さらに彼ら自身が中共内戦に積極的に関わらせないような立ち回りをしたことから、冷戦を作ったアメリカ側の戦犯として集中攻撃を受けることになる。とどめをさしたのは赤狩り。これにより中心的人物だった3名がクビを言い渡されてしまう。これによりアメリカ政府の中から全ては追放されることになった。ただこれによってさらにマイナスの影響を受けたのはアメリカ政府。中国の情報をつかむことができずにさらにインドシナ半島の情報もつかむことができなかったゆえに自ら泥沼にハマり込んでいくことになる。ちなみに今の日本で同じようなことをする人たちの総称として「チャイナ・スクール」と呼ぶことがある。

 「チャールズ・リンドバーグ」(人物)……デトロイト出身。父親は弁護士から国会議員になった人、母親は科学教師だった。母親の影響からか、最初は機械工学を学んでいたが20歳の時に、飛行士に転身。訓練を優秀な成績で終えると、民間の飛行機会社に勤める。1927年にロングアイランドからパリに33時間かけて飛び立ち世界初の単独による(複数人は1910年台に成功例がある)大西洋横断に成功。着陸を見ようと駆けつけた人数は100万人にも及ぶと言われている。飛行機の性能がそれほど高くなかったこの機体を燃料を置く詰めるようにカスタマイズされていて、現在その飛行機はスミソニアン博物館で見ることができる。ちなみにこの時の有名なセリフとして「翼よあれがパリの灯だ」というのがあるのだが、実際は「誰か英語を喋れる人がいませんか」もしくは「トイレはどこですか」のどちらかだったらしい。
 しかしその後の彼は大きな災難に襲われる。結婚して6人子供を設けるも、その子供が誘拐対象になって殺されてしまう。(犯人は死刑になって処されるのだが、冤罪説があったり、事件そのものにリンドバーグが関与しているのではという疑惑がある)。このことから制定されたのが複数の州を部隊にした誘拐事件はFBIが操作するというリンドバーク法。ただしそれだけだったら悲劇として捉えるものの、1950年台にドイツ人の女性と関係を持ち3人の子供を設けていたことが発覚している(2003年に証明)。
 太平洋戦争時においては共和党支持の関係から各地で演説を行い、ドイツとの中立同盟を結ぶ主張をするが受け入れられず。その発言からフランクリン・ルーズベルトに大きな任務を外されるが、後方支援として空を飛んでいる。この時「99艦爆」との遭遇もあった。またその技術から離陸技術の発展に貢献したとも。しかし戦争自体にはかなり懐疑的に見ており、記した日記の中には「ドイツがユダヤ人に対してやってきたことを、自分達は日本人に対してやっている」(日本人捕虜の虐殺や虐待に対して)と記している。
 戦後に書いた「翼よあれがパリの灯だ」が世界的な大ヒット。ピュリッツァー賞を受賞し、さらに映画化にもなっている。また1970年に大阪万博を見るために来日もしている。晩年はハワイに移住をして自然保護運動を展開した。先見の明があったのか当時は嘲笑の対象だった現代のロケット技術を開発する人に資金援助をしている。

 「ちゃんぽん勢」(ゲーム)……家具「鎮守府カウンターバー」を設置するとある時間になるとお酒がそこに置かれることがある。さらに時間が立つと特定の艦むすが秘書官だとさらに別な酒が置かれることがあるのだが、例外としてすべての酒が深夜帯まで置かれ続けることがある。「19」「武蔵」「千歳」「隼鷹」「朝霜」の5人。

 「鳥海」(艦名)……絵師さんが違うので一見するとわかりづらいが、高雄型の重巡の末っ子で2代目。形上では最後の重巡(最上型・利根型は軽巡扱いだった)として建造される。昭和8年の大演習観艦式に参加をしていて、他の姉妹とともにその役目を務めている。太平洋戦争開始直後は南インド方面で活躍。作戦終了後に第8艦隊(三川艦隊)に所属。そこで、第1次ソロモン海戦に参加をしてアメリカとオーストラリアの合同軍の重巡4隻を撃沈、一隻を大破させるという「アイアンボトムサウンド」を生み出すきっかけを作る。この戦いはおいてアメリカ軍が決定的に大敗した作戦であり、生き残った船の艦長を自殺に追いやってしまった。その後重要な戦いに参加するも無傷だったのだが、サマール沖海戦において空母からの集中攻撃を受けてしまい雷撃処分。さらにその雷撃をした船まで集中攻撃を食らってしまい生存者なしという状況になってしまった。93年に護衛艦として三代目「ちょうかい」として復活。東日本大震災において一人救助をしている。
 眼鏡っ娘、声優が一緒、しかも末っ子ということもあり何故か「霧島」と重なる部分が多い。自称頭脳派と言っているものの両方共その実は武闘派だったりするわけで、頭脳派とは一体何だったのかということを体現してしまっているような状況になっている。ただ中の人は相当気に入っていて、自分の声の中で一番のものを当てたとのこと。三川艦隊クエストがあるので、使うという人は多いと思うし、彼女自身も性能自体は悪くはない。ただ姉の3人がキャラクターとしては強烈(提督LOVE・「ぱんぱかぱ〜ん」・対空番長)なために強烈なために「霧島」と違って埋没気味。
 2014年4月のアップデートで改2実装。重巡の中でもトップレベルの攻撃力を誇るまでに成長する。

 「長征」(出来事)……国民党に敗れた共産党軍が、当時の中心地を捨てて行った大移動。行く先々で軍閥の攻撃に会い、国民党の追跡もあり、ボロボロになりながらも今の延安にまで辿り着いた。この一件によって毛沢東の指導者としての立場は確保されることになったのだが、数万いた共産党軍は数千にまで減っていて、実際のところは壊滅状態だっただのだが、コミンテルンによるとの国共合作の指示や、国民党が共産党に構っていられない状況になってしまったという状況故にかろうじて生きながらえただけであって、それによって略奪などをして力を蓄え直す機会になった。

 「朝鮮戦争」(出来事)……1950年から朝鮮を中心にして起きた世界規模の戦争。戦闘エリアこそ小さいのだが、初めて東側陣営と西側陣営がぶつかった戦争であり後の問題の始まりでもある。日本降伏後の朝鮮はアメリカなどが中心となって分割統治が決まっていた。ソウルを中心とした南側をアメリカ、平壌を中心とした北側をソ連が統治することになった。しかし20世紀最大の野望の塊であるスターリンたちは実質的な朝鮮支配を目論んでいた。このためアメリカ軍も事前に用意されていた委員会を通じて統治をすることになった。そのうち韓国が先に独立、さらにその後に北朝鮮が独立する。このことで陣営の対立が鮮明になった。さらにアメリカは日本統治までを取り敢えずのラインとして発表していた(地理的に言えば朝鮮と台湾はラインとして間延びする要員でもあった)ことから金日成はアメリカは朝鮮に関わっていられないと踏む。このことを利用して武力統一を図るべく奇襲攻撃を開始。武装の質で劣っていた韓国は瞬く間にソウルを捨てて南に。(この間に認知症に侵されていたスターリンは東ヨーロッパでの地盤を固めると考えていたようだ)さらに攻撃を受け続け最終的には朝鮮半島の南端部にまで追いつめられる。しかしここで謎の三日間の攻撃停止があり、その間に反撃の準備が整い、さらには一度しか現地に行かなかったマッカーサーも現地へ。(ただしとんぼ返りで日帰りだった)しかしそれでも追いつめられていく。(これはアメリカ軍が新兵中心の軍だったこと)この間に北朝鮮がとった行動は虐殺だったり、強制的な徴収だったりするのだが、同時に韓国軍やアメリカ軍にも似たような事件が多発する。
 反撃はインチョン上陸作戦から。ここで間延びになっていた補給線を断ち切ると一気に盛り返し、一気に国境に迫り、そして超える。さらに奥地に踏み込み北朝鮮を圧殺する状態になって今度は中国(というよりも毛沢東)が動き出す。20万の兵士を義勇軍として投入(当然義勇軍ではない。もっと言えばソビエトが傀儡政権を作るために満州に送り込んでいた人間の軍が中心)。さらに後方には80万近くの兵士まで待機させるほどの数による圧殺で形勢が再逆転。またソウルがとられるという状態になる。最新鋭の武器を揃えた国連軍が盛り返してソウルを取り返すもののその後は膠着状態に。この膠着状態を打破するべくマッカーサーは原爆投下をトルーマンに進言するものの、第3次世界大戦の勃発を恐れたトルーマンによって逆に更迭されてしまう。(ただしこれでトルーマンの政治生命も終了)結局状況を打破するには至らずにそのまま停戦が成立。軍事境界線というラインが定められた。実のところ休戦だけで、戦争自体は終わっていない。
 しかしこの戦争が残した問題というのは他のどの戦争よりも悲惨なものだった。民間人の犠牲者がかなり多く、さらにその中でアメリカ・韓国・北朝鮮による虐殺事件が大量に頻発。アメリカが情報統制をしたことによりその被害が他の漏れることが少なかった。そのためか今頃になってその生産をする動きはあるが、今度は当時の関係者が揃いも揃ってこの世からいないことから調査そのものがかなりおざなりになっているケースがある。落とされた爆弾の量は日本が太平洋戦争時に受けた爆弾の総数の約4倍、人海戦術と政治犯を利用した中国の戦術の大弊害、何度も往復する前線に日本統治時代に作られたインフラが完全破壊さされることもあり結果的にこれが復興を大きく遅らせる原因にもなった。
 さらに笑えない問題として残っているのは大虐殺とか慰安婦とかの、いわゆる戦争の闇の部分のオンパレードがこの戦争で起こっているということ。民間人の大量の犠牲(最大200万人、兵士を含めると500万人とも)大量の虐殺事件、大量のインフラ破壊、さらに離散家族の問題や、韓国軍慰安婦(今問題になっている慰安婦問題とは別物。ただしごっちゃにしている自称の人が結構な数いる模様)の問題もある。止めにこの先導によって李承晩、金日成の独裁が確立したこと。特に李承晩の場合は反日政策をとったせいで、それがのちのちの大きな禍根を生み出してしまう。(ただしこの2人戦争の真っ最中においては使えないトップだったが)
 日本の歴史の教科書だとこの戦争によって復興を果たしたとしか書かれていないけれど、深刻な影響も同時に受けている。日本は後方支援として物資の製造とかで一気にマイナスだった経済力を大きくプラスに持って行った。さらに朝鮮戦争のおかげで日本をいち早く独立させるために警察予備隊(後の自衛隊)を作成するなどの方向転換もあった。しかし闇の部分としては大量の難民の流入や、その難民に紛れて流入した工作員による数々の事件、さらにはソビエトや朝鮮総連(北朝鮮系の朝鮮人の団体)、日本共産党の人間によるテロ事件などが頻発をした結果いわゆる破防法が制定されるきっかけにもなった。2014年からのシリア騒動でいろいろ難民を受けている状態で、日本だけはそれでも流入を渋っているのはこういうことがあったためでもある。

 「超弩級」(その他)……ドレットノート級の戦艦を超えるものという意味。転じて同類のものよりもはるかで強大なものという意味。ドレットノートよりも巨大な砲台を積んでいたことから当時のマスコミにすっぱ抜かれて「スーパー ドレットノート」と言われたのが初め。ちなみに艦これでの戦艦すべてが「超弩級」扱い。

 「千代田」(艦)……プロフィール・ゲーム中の性能は姉「千歳」と変わらないので省略。名前だけでいえば3代目。次世代は潜水艦救難母艦。潜水艦を救うための船になっている。
 ゲーム中での彼女の性格は典型的な「姉LOVE」。それもほぼ確定問われる「大井」が引いてしまうかもしれないほど気にしすぎていて、時報ボイスでもなぜか「千歳」のことばっかり気にかけている。しかし「提督LOVE」の「千歳」はそんなことを気するわけでもなく、「千代田」はラブラブモードの「千歳」と提督の姿という現実を見てしまう。その前後から提督との意地の張り合いに終始してしまい、それが食事抜き寸前という状態を招いてしまう。ケッコンカッコカリでもセリフは予想通り「姉LOVE」。ただしその後の母港のセリフはわずかだけど提督に触れている模様……

 「鎮守府」(その他)……艦隊の後方にあってすべての任務を統括した機関。横須賀・呉・佐世保・舞鶴に設置されていた。現在は海上自衛隊の基地の根幹部分としてほぼ同じ機能を持っている。(大湊は格的には同じ扱いにはなっていたが、それでも防衛部隊などの配備はなく、戦後になってようやく根幹の一つになった)
 艦これにおいてはサーバーのこと。最初は国内の名前のサーバーだったのだがそれだけでは収まりきれず外国にある基地の名前をいれたサーバーが大量に出ることになる。(ちなみにわたしはブルネイ泊地です)

 「ツッアリーツイン→スターリングラード→ヴォルゴグラード」(場所)……ロシア南西部にある都市。歴史的に古く都市そのものはモンゴル帝国時代から存在していたが度々攻撃の対象になって破壊されるという状況に晒されている。1925年に旧名が使えなくなりスターリンにちなんでスターリングラードと都市名を変える。第2次世界対戦においては重工業都市化していたこともありドイツ軍との大激戦である「スターリングラード攻防戦」になるが、無理やり押し返しそこから犯行のきっかけを作ることになる。フルシチョフによるスターリン批判をきっかけに現在とヴォルゴグラードに名前を変えるのだが、現在でも年に数日だけスターリングラードに都市名を変えることが市議会の条例で決まっている。現在においても重要な工業都市なのだが、チェチェンに近いことからテロ事件の脅威に晒されたことも。

 「提督たちの反乱」(出来事)……アメリカの軍事組織はマーシャルの提案によって新規再編されていた。陸軍・海軍・空軍がこれにより分離することになったのだが、空軍の新規爆撃機(B36ピースメイカー)と海軍の新型空母建造がかち合う形で対立。フォレスタルが精神を病んで辞任した後後任のルイス・A・ジョンソンは独断で新型空母の建造中止を決め、さらに一部機能を空軍に移そうとする。この時空軍には空母不要論が渦巻いていて、それとトルーマンが打ち出した軍事費削減に対応するための処置だったのだが、これが海軍の提督の大反発を招くことになる。怪文書が回りに回ってしまい大問題化。下院軍事委員会が調査に乗り出し、多数の処分者を出したうえで、ジョンソンのやり方と陸軍と空軍のトップの人間の資質を批判。形上は喧嘩両成敗ということになった。ちなみに空軍が開発を強引に後追していたB36だが、値段が高くさらに扱いづらい側面があり、さらにジェット機が主流になりつつあった朝鮮戦争では役立たず、さらにB52が開発されたこともあり、ろくな活躍がないままお役御免になっている。

 「提督LOVE勢」(ゲーム・その他)……提督に好意を寄せている艦むすのこと。いまのところ認められているのは「金剛」「榛名」「雷」「如月」「瑞鳳」「大和」「千歳」「伊58」「三隈」「高雄」「大鳳」あたり。改2で提督とデートをしてしまう「比叡」は微妙なラインだそうだ。

 「でかい暁」(ゲーム)……「ビスマルク」のこと。その性格が「暁」を髣髴とさせることから。

 「敵性言語」(その他)……敵の国の言葉。太平洋戦争中においては英語がそれに当たり民間レベルでは散々な言い換えをしてきた……のだが、やったのは民間レベルの話だけで、軍レベルではほとんどやっていない。というのも英語でないと単純に説明がつかない言葉多かったため。ただ民間レベルであってもこれに関してはいい加減で、当時の歌の歌詞になんかにしょっちゅう登場することもある。それに海軍は将来のことを考えた時を想定して英語教育をやめなかったということもあることから、どちらかと言えば民間の暴走に近いものがある。ちなみに現代でもこれはおこわなれていて、北朝鮮ではアメリカ由来の言葉は禁止になっているし、イラク戦争時の問題においての「フレンチフライ→フリーダムフライ」(フライドポテトのこと)問題も生み出している。

 「敵母港空襲作戦」(ゲーム)……読んで地のごとく敵の母港を空襲するという作戦。しかし艦これにとっては一番の苦行と言ってもいいほどの遠征。遠征時間が80時間というぶっちゃけありえないほどの時間を擁するために、遠征に躊躇してしまうのだが、これを済ませておかないと南海領域の遠征が開放されないという罠。多少資源の集まりの悪さを機にしながらも出していくしか無い。80時間も出した報酬もかなり微妙なので、一応すべての出撃の「艦むす」にキラづけをして出すことをおすすめする。(この項目を書いている段階でその80時間遠征中だったりする)

 「でっち」(ゲーム)……「呂500」が「58」を呼ぶ時に使うアダ名。しかし当の本人はさほど気に入っていないらしいが、ある意味「でち公」よりはましなんじゃないかと……

 「デーモン・コア」(兵器・出来事)……アメリカのマンハッタン計画中に開発された実験用のプルトニウムの塊。核保有国となっていたアメリカがその地位を崩される可能性が出てきた時に、爆弾の威力を高めるために作られた実験体のようなもの。ほぼむき出しの形で置かれており、ある意味アメリカが一番狂気にかられていた時代を象徴するものに見えてしまう。ロスアラモスにそれがあり、いろんな実験に使用されたのだが、同時に科学者二人の命を奪ったものでも有名に。一人は誤ってブロックをデーモン・コアの上に落として(ナガサキから12日後)しまい、その瞬間に大量の放射能を浴びて25日後に死亡に。(この時彼以外の二人もを被爆状態にさせる)もう一人は若いカナダ出身の学者が他の学者から危険だと言われていた(他の科学者はすること自体拒否をしていた)実験を繰り返して敢行。その途中で機材を落としてしまい、臨界が発生。これを止めようとして一瞬で致死量を超える大量被爆を受けることになリわずか9日後に死亡する。廃棄という考えもなかったという当時デーモン・コアは兵器として使われることになる。クロスロード作戦において「酒匂」などを沈めた一発目の爆弾であるエイブルに積まれたとも、3発目の爆弾になるはずだったチャーリーに積まれたものの二発目の爆弾の威力がでかすぎて実験に使われることなく溶かされて別な実験に使われたとも。(この辺り日本語のウィキペディアと英語版のウィキペディアとの表記が違う。

 「照月」(艦名)……秋月型駆逐艦の2番艦。秋月とともに第61駆逐隊を結成。南太平洋戦線に投入されるも、この時は損傷を受けてしまい明石の修理を受けることに。その後空母同士の戦いは怒らないだろうという判断で、ソロモン方面へ配置換えをされる。「霧島」の護衛を担当しつつ、損傷した「比叡」の護衛にも当たるが、その「比叡」はクルーの勘違いもあり沈んでしまう。さらに「霧島」も沈むことになり救助に向かうが接舷ができなかった。(それでも乗組員は救助している)その後鼠作戦を敢行しようとして航行。その停止中に魚雷艇からの攻撃だと思われる魚雷2発をくらい航行不能に。件名の救助作業も結局は近くに魚雷艇がいるのではという懸念から最終的には断念。自沈処分がくだされる。就航してから戦没までの旗艦はわずか102日。これは「高波」についで短い期間になっている。
 戦後、アメリカは海上自衛隊強化のために自分のところの駆逐艦を供与しようとしていたのだが、日本はすでにこの段階から独自で建造を出来る能力を回復していたことから、資金面だけの援助だけをして、その他全てを日本でやることになった。この時に誕生したのが2代目の「あきづき」と「てるづき」。この2隻は35年の長い間その任務について無事にその役目を終えた。その16年後、中期防衛力整備計画において新しく護衛艦として復活。姉に遅れること1年。再びその名前を受け付いたその船は現在佐世保にて「きりしま」を守る役目についている。
 2015完全クリアー報酬として登場。しかしそれまでに出てくる相手が強力すぎたことから、彼女が報酬で……という声もあった。(個人的には比叡と霧島の関係から取りに行くべきと思ってゲットしたが)対空能力は若干秋月に劣るが、攻撃力は彼女のほうが若干上。さらに秋月と比べると細部がいろいろと変わっているのでその辺りは見て見る必要があるだろう。通常運用する点に関しては機にする必要はないが。
 正確は姉「秋月」と似ているが若干軽いところも。言葉遣いにも若干そういうところが見られる。ただそれ以外の部分は姉とほぼ同じなので、雲龍型・「秋月」とおなじく食糧事情に関してはちょっと厳しい場面をいうところも(若干矛盾を感じるが)。見かねたのか提督が夕食に間宮に連れて行く場面も。彼女を書いた絵師さんいわく「2番艦はスケベボディ」(「武蔵」と「陸奥」を書いた人。姉も書いている)なので、体型に関しては姉とはちょっと差がある感じが。

 「天皇人間宣言」(出来事)……46年の正月に発表された、「天皇は神ではなく人間だ」という宣言。天皇の神格化の否定をしたがっていたGHQとそもそも神でいる立場におかしさを感じていた昭和天皇の思惑が合致したというのも合ったのだが、それ以上に東京裁判なんかで天皇を裁判にかけて死刑にしてしまうと政策遂行どころか、GHQに対する大規模な暴動が起こることが確定していたことを憂慮するという側面も合った。学習院の教師ともう一人によって作られた文は何度かの修正を経る形で発表される。しかし当時の反応は全くといっていいほど薄かったとか。

 「天龍」(艦名)……天龍型軽巡のネームシップ。名前は2代目。日本初の軽巡なのだが実は「龍田」よりも年下だったりする。作られた時はまさに当時の世界水準の能力を持っていて駆逐艦と同じ速度に攻撃力も高かった。しかし船自体の大きさがそれほど大きくなかったことや、すぐに重巡クラスに取って代わられたこともあり改造する幅が小さく、太平洋戦争に入った時にはすでに骨董品という立場だったので、いろいろな形で不便を受けることになる。陽炎型駆逐艦が出てきた時には水雷戦隊の長からは外されることになり、防空艦という改造も海戦により結局はできない形に。それでも三川艦隊に参加してするも最後方に配置されてしまう。この時のケガが天龍の隻眼設定になっているようだ。この作戦の時にあの「アルバコア」の一撃を食らって沈没。次世代は海上自衛隊の訓練支援艦。ただし名前の由来は天竜川ではなく天竜峡という点には要注意。
 眼帯をつけていて、さらに凄むような言葉遣いをしている。プロデューサーが考えていたよりも格好がいい絵が出来上がってしまい、それでいいだろうということでそのままの形になったんだとか。公式ではそれがデフォルトになっているのだが、2次創作においては同タイプの強者に木曾がいることから、眼帯の怖くないほうとか眼帯の可愛い方とか言われている事が多く、結構ヘタレに書かれていることが多い。実際軽巡クラスでも酒が飲めるのは多いのだが、数少ない下戸扱い。ただその性質上消費燃料が少ないことから、初期から駆逐艦を率いての遠征隊長にされることが多く、そこから天龍保育園というあだ名がある。事実第6駆逐隊の4人を引っ張っていったこともあった。(その後「天龍」を失ったあと、「暁」を除く3人を引っ張ったのは「龍田」。この成果本当の上司である阿武隈の存在感が皆無に)
 2015年夏のアップデートで水着グラが公開。ビート板みたいのを持っているのは持っているのは絵師さんいわく「ボディーボード」。

 「ドイツのヒロシマ」(場所)……ハンブルグのこと。ただし原子爆弾による被害ではなく、69回の空襲による被害の大きさによるもの。1943年7月の空襲においてはこれにより発生した火災旋風により50000人が犠牲に。

 「東京裁判」(出来事)……戦後行わたすべての戦犯の対して行われた裁判。A級戦犯とその判決ばっかり注目されているが、1000人以上がこの裁判にかけられた。本来だったら昭和天皇も掛けられる可能性があったのだが、それをやってしまうと「マッカーサー自滅」になるので、結局罪には問われる立場にはならなかった。さらに人選も英語すらわからない判事もいたりと最初から問題ありきのショーと言う要素が強かった。かなりの不公平な裁判と言ってもいいような内容で、最終的には多数の人間が罪を受けることになる。ちなみにどういう罪を受けた人間でもサンフランシスコ条約で名誉は回復済み。
 しかしこの裁判はかなり批判が多い。戦勝国が戦犯国をさばくというある意味上から目線たっぷりのこの裁判は、最初から戦勝国の国民向けのショーマンシップたっぷりのアメリカのための裁判だった。南京大虐殺のでっち上げもここからだと言われているし、裁判で戦犯行為を口にした直後にその刃付きブーメランを投げ返されるなど、裁判そのものの有効性自体が問われることに。終幕もかなり曖昧な状態になったのもこのせいで、結果的にいえばいつそれ以上のブーメランが米に覆いかぶさってくるかわからない状態を生み出すだけになってしまったため。

 「東京大空襲」(出来事)……東京は標的として数多くの空襲の被害を受けたのだが、その中でも受けた被害が最大だった1945年3月10日の空襲をこう呼ぶことがある。東京の下町を標的にしたこの計画されまくった空襲は、空っ風の影響もあり大規模に拡大。さらに落とした爆弾の量が大規模(当時の日本の防空網は壊滅状態になっていて、それを見通して機銃をおろしてまで爆弾を積んでいた)過ぎて各地に火災旋風を大量に生み出して結果10万人以上の犠牲者を出してしまった。ただし大規模になった背景には攻撃目標だけではなくそれよりも北方に大量に爆弾を落としたためでもある。さらに悲劇が大きくなったのは空中分裂して細分化された爆弾が民衆の中に直撃、それが爆発してしまって拡大するという悪夢も発生している。(わざわざ民家を破壊するためにだけに開発したとされる爆弾)犠牲者の中には学校を卒業した直前・直後の児童・生徒も多く含まれていてそのための卒業式を本校で開催するために疎開先から戻ってきて被害を受けたという話も。(空襲される日の昼間に小学校で撮影した児童の集合写真が残っている)
 もちろんこの行為は戦争犯罪の中でもトップクラスに扱うべき時効なのだが、対米関係を配慮してか(もっともサンフランシスコ平和条約があるせいで賠償金は請求できないのだが)政府は及び腰の回答しかしていない。「カーチス・ルメイ」に対しての勲章授与の時にも批判を浴びることになるし、第2次安倍政権でも明確な回答を避けている。ちなみに他にも大規模な空襲が4回ほどあったのだが、この時に捕虜になっていたアメリカ軍の兵士まで殺してしまうという結果も生み出している。ちなみにあの「チャールズ・ブロンソン」も参加していたとか。

 「東郷平八郎」(人名)……歴史の教科書に名前が出てくる日露戦争時の有名将軍の1人。薩英戦争に初陣をしてからずっと海軍の一員として戦っていた。大久保利通に留学をさせてくれといったのだが、「しゃべりまくる」との理由から却下され、その頃から沈黙をよくするようになる。留学には西郷隆盛の口添えで行けるようになりイギリスのポーツマスで7年間勉強をする。日清戦争では「浪速」に乗って活躍するも、病になったがゆえに舞鶴の鎮守府のトップになる。その後海軍大臣によって第1艦隊兼連合艦隊の司令官に就任。日露戦争では「三笠」に搭乗して、バルチック艦隊と激突。T字戦法を駆使し倒したとされるが、実際はT字状態になることが出来ず、動向線での打ち合いに勝利したのを海軍が勝手にT字にしただけの事だった。ただこれで東郷の名声は急上昇。その後元帥に昇格したのだが、一部の勢力によって利用させられてしまういわゆる「老害」化も引き起こしてしまい、自分の行った言葉が引き金で終戦まで続く因縁を生むことになってしまう。その死後には神格化されてしまい、東郷神社が建設された。が、昭和天皇曰く「何の印象ももたなかった」という酷評も。ちなみにアメリカ海軍でもミニッツやスルプーアンスも東郷に対して敬意を払っている。

 「統帥権干犯」(その他・出来事)……大日本帝国憲法化の日本における軍隊を統治するための最高の権限のことで、当然ながらその立場にあるのは天皇一人。干犯するということはその権利に対して本来だったら口出しできない政府などが口出しをすることだったのだが、実際は陸軍だったら陸軍に、海軍だったら海軍にその権利はうつっていった。(つまりすでにこの段階で憲法と現実の矛盾があったということ)しかし軍縮の波があった中で浜口雄幸内閣が、ロンドン海軍軍縮条約にサインをしたことで海軍が激怒。大問題を引き起こしたのだが、天皇の意を受けた枢密院は条約を批准。一端はここで終わったのかと思ったのだが、今度はこの浜口雄幸が国粋主義者に襲われ後日死亡してしまうということが起こってしまう。(その時のお題目は「統帥権侵犯」だったのだが、この犯人その意味が全くわかっていなかった→一時期は死刑判決を受けるも釈放されて、戦後右翼系の団体のトップに収まる)この一件のせいで日本における戦前の政党政治が一気に弱まってしまった。

 「統制派」(その他)……当初は暴力的革命による改革を目指していたが、皇道派との対立の中で陸軍大臣を通じて政治上の要求を実現するという合法的なやり方を取る集団に変わっていった。もともとが幕僚が中心勢力だっただけに、リーダー的人物がいなかったが、永田鉄山が殺されてからは中心人物としてきた東条英機などの主張が統制派の主張として見られることが多い。皇道派が2・26事件で決定的な自滅をすると、それを返り咲かせないように強引な人事を通して絶対的な立場になる。しかしその立場というのは自分の気に入らない内閣を平気で潰せるというあくどいもので、結果的にそれが日本の政治史上で評判の悪すぎる内閣としてあげられる東條内閣をつくり上げることになる。

 「特殊グラフィック実装艦むす一覧」(ゲーム)……季節ごとのグラフィックが実装されている艦むすの一覧。実装された時期がバラバラなので時期ごとにまとめたもの。
 <2013・クリスマス>……那珂
 <2014・クリスマス>……那珂改2・漣・時雨改2・龍驤・龍驤改2・北方棲鬼・伊良湖・間宮(+那珂)
 <2014・年末>……曙
 <2015・正月>……夕立・大淀・大淀改・明石・明石改
 <2015・バレンタイン>……叢雲・時雨改2・浜風・睦月・如月
 <2015・梅雨>……高波・村雨・祥鳳・北方棲鬼
 <2015・夏>……潮・潮改2・朧・曙・漣・村雨・白露・時雨改2・夕立改2・リットリオ・イタリア・明石・天龍・龍田
 <2015・浴衣>……神通・名取・長良・球磨・多摩・朧・浦風・浜風・江風・瑞穂・電・雷
 <2015・秋刀魚>……村雨・曙・磯風・北方棲鬼
 <2015・焼き芋>……千歳・千代田・春雨・潮
 <2015・ハロウィン>……リベッチオ・ローマ
 <2015・クリスマス>……イタリア・リットリオ・大淀・谷風・江風(+2014クリスマス組。漣は少し変わった)
 <2015・年末>……曙(去年のに、少し変化が入った)
 <2016・正月>……扶桑・山城・天城・瑞鳳・香取・秋津州・大鯨(龍鳳)・潮・潮改2・子日・伊401(+2015年正月組、さらにマイナーチェンジで夕雲・巻雲・瑞穂)
 <2016・節分>……瑞穂・清霜(ただしちょっと追加程度のマイナーチェンジ)
 <2016・バレンタイン>……衣笠・春雨・曙・卯月・弥生・瑞穂・鹿島・北方棲鬼(+2015年バレンタイン組)
 <2016・牛丼屋コラボ>……時雨・龍驤・明石・大淀・北方棲鬼(マイナーチェンジで瑞穂)
 <2016・3周年記念>……夕雲・長波・春雨・瑞穂(差分)
 <2016・梅雨前半>……夕立改2・曙・清霜・早霜・瑞穂(+2015年分)
 <2016・梅雨後半>……最上・夕張・千歳・千代田
 <2016・夏前半>……五十鈴・風雲・沖波・扶桑・山城(+2015年分。一部にマイナーチェンジあり)
 <2016・夏後半>……大和・榛名改2・三隈・大鯨・龍鳳・瑞穂(差分)
 <2016・夏イベ>……マックスシュルツ・大淀
 <2016・浴衣&法被>……由良・秋月・朝霜・吹雪・白露(+2015年組)
 <2016・定食屋コラボ・前半>……赤城・秋津洲・秋雲・ローマ・曙・瑞穂
 <2016・定食屋コラボ・後半>……金剛・夕立・山城・天城
 <2016・秋刀魚>……多摩・夕雲・時雨改2・ザラ・大鯨・龍鳳・扶桑・あきつ丸(+去年組。同時期にハロウィン+オクトーバーフェスト、ローマと曙は衣装チェンジ)

 「特攻」(その他・出来事)……爆弾を積み込んだ飛行機や「アレ」で敵の艦船などに突撃をする攻撃。別名「カミカゼアタック」。今でいう自爆テロをするようなもので、これによってかなりの命が奪われることになる。戦況の悪化がはっきりする形になり、最初は「甲標的」に乗る部隊を「特別攻撃隊」と称したのだが、最終的には自爆攻撃にすり替わっていった。無駄に命が奪われるので戦争の恥部だとか、武士道の履き違えとか今でも言われるものの、そのリスクをおった分だけの効果は存在した。特に連合軍側はこういう人命を使った攻撃にの対処が全く出来ておらず(分析で、「それまで培った対空戦法が全て無駄になった」「その対空砲火を交わしてしまえば命中率はほぼ100パーセント」)、しかも「バンザイアタック」同様精神的な攻撃も絶大。人的被害も大きく、特に大和を轟沈させることにゴーサインを出した「ミッチャー」は最期まで標的にされ続け肉体的にも精神的にも崩壊(「バンガービル」では真横に突っ込まれ本人は無事だったものの人的にも、情報的にも損害が大きかった。その後移った「エンタープライズ」では目の前で特攻機の直撃を見ている)し激ヤセの姿を見せて交代。「スルプーアンス」も二度特攻の洗礼を受けて終戦前に「ハルゼー」と交代している。沖縄戦では揚陸艦と駆逐艦が多数沈没している(その数はアイアンボトムサウンド以上)。が、大型艦に関しては修理体制が整いすぎていた者あり一撃で高い攻撃を与えるものの(三式弾のような感じで甲板は炎に包まれる。つまりは普通の飛行機ではそこまでのダメージはいかないということ)ダメコンが効いたりして、そのすべてが轟沈にまで至らずあげた成果は「サラトガ」を使用不可能レベルにまで追い込んだぐらいでしかなかった。(その「サラトガ」はクロスロード実験で処分されている)フィリピン戦だけに特攻の効果があるという話がメインの論評になっているが、むしろ沖縄戦のほうが上げた戦果は大きかった。日本軍の被害も甚大だったが、連合国側にとっても被害は大きかったのは事実である。一般兵士だけではなく、数多くの将校もこの特攻でなくなっている。アメリカは戦果を評価しているものの、その時におきた心理的効果の検証をおざなりにした分、そのツケをベトナムで大量に支払うことになる。そして2001年の9・11の時にも一部メディアが自爆テロそのものを「カミカゼアタック」と言っているほどだったりするほどトラウマとして残っている模様。

 「トーマス・エドワード・ロレンス」(人名)……映画「アラビアのロレンス」のモデル。オックスフォード大学に在学中から中東を訪ねていて、卒業後も現地とイギリスを往復するような状況だった。第1次世界大戦異イギリスが参戦をすると召集され連絡将校としての任務につく。この任務の時に後のイラク国王ファイサル1世と知り合い、その部下であるゲリラ部隊に目をつけて共同作戦を申し入れる。この共同作戦がうまくいきオスマン・トルコ軍が動けなくなった状態での拠点奪還にもつながっていく。彼らの活躍がオスマン・トルコの崩壊につながっていき最終的にはそれが中東問題の引き金になった。この時イギリスからの従軍記者とカメラマンが彼に同行しており、彼に関しての映像はかなりの数残っている。
 とは言え第1次世界大戦の功労者に対してその後の人生は悲惨としか言いようがなかった。イギリスやアメリカでは英雄ともてはやされる反面、自分のしたことが結果的にアラブを裏切り、アラブの混乱を招く要因になったことを自分の著作で表していることからもその気苦労はとんでもなかったのであろう。自分の名前を隠しながら軍に再び所属しようとしたりした時期もあった。映画アラビアのロレンスの冒頭シーンでは彼の死から始まるのだが、それと同じようにオートバイに載っている時に自転車に乗った少年2人をよけきれずに事故を起こして事故死をしてしまう。皮肉にもこの一件がきっかけでヘルメットの重要性が認識されることに。その葬儀には軍に再入隊にする前の上司だったチャーチルの姿もあった。
 物量作戦においての戦い方を示したロレンスのやり方がベトナムの兵士たちの主要戦法として採用されたこともあったために、ベトナム戦争においてベトナム兵達によってその著書が読まれることが多かった。そのロレンスを映画化することで絶賛した絶賛したアメリカは大苦戦を強いられることになる。功績から英雄の一人と認識される反面、イギリスの手足となっていただけという指摘も。

 「富田メモ」(その他・出来事)……2007年になって突如出てきた当時の侍従長が昭和天皇の言葉を記録していたメモ。A級戦犯の合祀に対して否定的と言ってもいいような言葉がメモられていたのを日経新聞社がスクープという形で出した。丁度靖国問題が大きく取り上げられた時だったので、この話は瞬く間に日本中に広まり鑑定まで行われたのだが、メモに対しての内容の矛盾も各所で指摘されることになる。それ故に日経サイドは本物だと言っているのだが、偽物疑惑も未だに根強い。一節には当時の首相である安倍晋三を引きずり下ろすというマスゴミの古い考えが出てきてしまったとも。さらにこのメモが出た背景には日経社員によるインサイダー問題を隠すため(しかしこの社員は逮捕された)という説も未だに根強い。

 「ドミノ理論」(その他・出来事)……一つの国に共産主義国家が出来上がるとその周辺の国にも影響を与えて、それらの国も共産主義国会になってしまうというアイゼンハワーとダレスによって考えられた理論。今では一度体制が変わってしまうとその周辺の国がその影響を受けて立て続けに体制を変えていってしまうという意味に変わっている。一見するとトンデモ理論になるのだが、これが最悪の形で当てはまってしまう。現実問題インドシナ半島においてはアイゼンハワーなどが恐れていた共産主義のドミノが完成してしまった。東欧の民主化、アラブの春、アフリカの年、太平洋戦争後の独立ラッシュなどがこの理論に当てはまる。

 「友永丈市」(人名)……「飛龍」が多聞丸こと「山口多聞」とともに名前を出してくる人物。太平洋戦争時には飛龍の艦上攻撃機の隊長として出撃。ミッドウェイで飛行場攻撃の一軍を率いて出撃するもレーダーによって察知したアメリカは事前に飛行機を飛ばしてもぬけの殻に、その友永隊が戻ってきたあとに飛龍以外の3隻が沈没してしまう。それらに対する反撃で修理中のヨークタウンに攻撃これによりヨークタウンは航行不能にまで追い込むが、対空砲火で炎上そのまま海の中に消えていった。
 2014年6月のアップデートで「飛龍」が改2に正規空母として立つと、持ってくる新規装備の中に彼の名前を模した「97式艦攻」を持ってきてくれる。これだけでも能力は流星や流星改と双璧を張るのだが、クエストによってさらに上級の「天山12型(友永)」というif武装が手に入る。これは流星や流星改以上の素質を誇るレベルの飛行機でおそらくすべての艦載機の中でもトップにあるような状態。飛龍を改2にするのならぜひともゲットしておきたい。

 「トラウマスイッチ」(その他)……「公式4コマ」で、基本的に触れてはいけないものに触れてしまった状況のこと。基本的に沈んだ場所は雷撃処分をした艦など。中でも多いのは「潜水艦」。駆逐艦が見方の潜水艦を見た瞬間に逃げ出してしまうことも。例:「吹雪」の場合だと「サボ」、加賀の場合だと「巻雲」(「飛龍」はそれがスイッチではないようだ)、赤城の場合だと「油断(慢心)がトラウマスイッチのようだ。」

 「ドーリットル空襲」(出来事)……アメリカが始めた日本に対して行った空襲。パニック状態のアメリカを好転させるために行ったとされるもので、ハルゼーを指揮官に「ホーネット」と「エンタープライズ」で東京に空襲を敢行。日本側に民間人87人の犠牲という数字を出した。日本側が混乱している間に予定通り艦載機は中国の飛行場へ向かい、空母はそのまま逆方向に撤退。(このとき発動された「艦隊作戦第三法」作戦がうまくいったという想定で行われるのが2016年の秋イベント)ここまで来れば作戦は成功したと思われるのだが、ここから天罰といわんばかりの出来事が実行者に下る。一隻の船の命を懸けた足止めにより当初考えていた時間に戻ることができず、さらに味方が誤認したことから味方である飛行場からの攻撃を受けて飛行機はその場で全部廃棄。(一機だけソ連に不時着した)さらに乗組員も半分が戻れず、中には日本軍に捕らえられて処刑されたものもいる。(これをアメリカは宣伝に利用した。ただ行ってしまえば民間人を攻撃するおいう国際法上の違反をしていたわけである意味日本側の理にはかなっているが)つまりは攻撃には成功したものの、作戦内容からすれば完全に失敗という内容だったのだが、これによってブチ切れた山本五十六がミッドウェイ攻略を決意することになる。ちなみにドーリットルはこれを現場で指揮をした人の名前にちなんでいで、戦後石油会社の副社長を経験している。ただしこの後にブチ切れた日本側による中国の飛行場の破壊と、アメリカ本土攻撃がヒットすることになる。(但しアメリカ版大本営が情報の公開をしなかったのだが)
 艦これ的にいえばこれによって「大鯨」が空母「龍鳳」に換装する過程で被害を受けている。これによる爆弾がヒットして修理に半年を要することになってしまった。

 「トリプルダイソン」(ゲーム)……2015年冬イベントのラスト「甲」難易度に控える、ラストダンスの陣容。新戦力の戦艦水鬼と戦艦棲姫×2という、ダブルダイソンを超える陣容に書く提督は震え上がった。ただでさえ戦艦水鬼だけでも苦労するのに、同じ苦労をする戦艦棲姫×2という陣容は圧巻の一言。逆にこれをうまく掻い潜ってクリアーすると、それだけでも達成感がある。(自分は丙に逃げたけど……)

 「ドワイド・アイゼンハワー」(人名)……第2次世界大戦での英雄の一人で、のちのアメリカ大統領。ただし前二人と違って出た政党は民主党ではなく共和党からだった。元々は軍人だったのだが、1920年台から30年台にかけて少佐の地位に16年もとどまり続けるなどの不遇の時代を過ごしている。第2次世界対戦ではフィリピンに対する知識をかわれたのだが、参謀の「マーシャル」の信任を得て、さらにイギリスからの反攻作戦をたてたことにより、現地の司令官としてヨーロッパ戦線へ。そこでまずしたことは徹底的な綱紀粛正。アメリカ軍を徹底的に教育した結果人気者になる。さらに反攻作戦全体のリーダーとして各地の軍の調整役も買って出る。その結果連合軍遠征軍最高司令官となり元帥へ昇格。実はこの昇進スピードは異例中の異例であり、16年々も少佐にとどまったのに対して元帥までは5年と3ヶ月しかたっていない。しかもルーズベルトからの信頼もあり、さらにスターリンなども交渉を行っていたことから信頼が厚かった。ノルマンディー上陸作戦を成功させ、ドイツ軍を降伏させると軍政長官に任命されるもすぐに辞職。帰国後は一時的に政治とは関係のない立場を貫いていたものの、請われる形で共和党から大統領選に出馬。史上最低人気だったトルーマンの後を継ぐ形で大統領に就任する。
 何もしていないという評価をくだされてはいたのだが、何もしていないというよりも、民主党政権がやらかしまくったせいでするべきことがすくなかった、彼自身が軍人出身だったので基本的にそういう行動に対して慎重になっていたという印象が強い。時期的にいえば国全体がリベラリズムとアンチリベラリズムという相反する2つのの方向に走っていったためにその修正として、やってたことがメインになってくる。例えば「マッカーシズム」の終焉がそれだし、公民権運動への支持もしている。それ故か最近では評価は上がっているものの、それでも妬むタイプの歴史家は「司令官時代のほうが良い」と言っている。それまでの20年に及ぶ戦争推進派の二人による民主党政権のほうが大問題じゃないのかと思うのだが。ちなみに彼の功績を称える形でミニッツ型の空母の2番艦として名前が残っている。
 <な行>
 「那珂」(艦名)……川内型軽巡の三番艦。最初は川内型の2番目の船として作られたのだが関東大震災の直撃を受けて損傷。一端は解体され、その上で改めて三番艦として作られることになった。しかし就航してからも不運続き。姉「神内」と駆逐艦「蕨」が衝突した美浦関事件で、それを避けようとした「那珂」と駆逐艦「葦」と衝突。大破してしまう。大破壊された姉とともに修理・改装の結果弱かった武装が少しだけ強化された。各地の戦いには出るものの活躍の機会はすくなかった。おまけにクリスマス島では敵の魚雷攻撃を食らって(クリスマスの中破絵はまさにそんな感じ)、その修理をするはめに。ただしこの時も武装が少しだけ強化されている。最後は「阿賀野」の救援に向えなかった帰りに空母部隊に遭遇。集中攻撃を食らってしまい沈んでしまった。なおこの時の映像がアメリカ軍に撮影されていて、現在では簡単に見ることができる。
 ゲーム上では艦隊のアイドル( )として登場。那珂→中=センターということ。しかも48番目という図鑑のナンバーからアイドル的立場になったのだが、出てくれば解体のネタにされることもあり「2−4−11」(解体するとでる資材量)とか「那珂ちゃんのファンやめます」(これ一発で候補に出た。さすがはグーグル日本語入力)とかいろいろな派生の言葉が生まれているのだが、こういう経歴があるのに本人はそんなこととはめげず。公式4コマでもネタを振りまいたり、13年のクリスマスイベントの時にはたった一人特別な衣装が用意されたり(喋りも変わったのだが、それに関しては「木曾改2」と「長門」も実装されていた)、とうとう「恋の2−4−11」(2−4−11は英語読み)という曲までニコニコ経由で誕生。更にこれを公式が認めた上に、カラオケで配信。これを記念して姉の「神内」(こっちは壮絶なる戦績あり)に可能性のあった改2実装が先に実行された。(改造レベルも「48」)別ルートから「改2実装」という珍しい例になった。(実際武器が二度交換されているので、実は時間の問題という側面もあったんだけど)というか、史実ネタがらみとはいえ「改2」の中破絵にたんこぶが標準装備となると完全にギャグキャラと見てもおかしくないのが……(能力はかなり高いのだが)2014年の秋イベントで実装された「野分」に「那珂さん」と呼ばれるシーンが有るんだけど、かなり違和感が……(ちなみに同じDMMが配信しているゲームの中で、明らかに那珂を意識しているキャラが居るんだけど、そっちは超レアな挙句に持っている能力が凶悪だったりする。こっちの声優さんは某アイドルゲームの主人公格のクラスを発売当初からやっている人)さらにオマージュが多いとされる別ゲームでは最高ランクに位置されたキャラのタイプが全く同じという事態にも……

 「南雲忠一」(人名)……太平洋戦争において戦犯の一人にあげられる人物だが、彼をかばうとすれば戦犯に上げるとしたら無謀な作戦を作って責任を取らずにいた連中のほうが重大かと。軍縮反対派だったがゆえに、井上成美との対立が表面化する。出世コースには順調に乗っていて、「那珂」・「山城」・「高雄」などの艦長を歴任。大平洋戦争前に第一航空部隊長に就任。航空に疎い南雲がこの地位に行けたのは、本来だったら動きを知っている小沢治三郎よりも、扱いやすさを山本五十六らが重視したといえる。真珠湾攻撃の時には解消したものの、大一番のミッドウェイでは大がつくほどの敗戦。ただし彼自身はそれほど速力のない「赤城」に乗っていて、船長から舵を奪う形で魚雷6本を回避している(これを考えると配置ミスだよなあと思う)という。その後第3艦隊の指令として復帰。(ただし彼と参謀の草鹿だけが責任をとらないでこういう形になった)その後さらに中部太平洋方面司令官としてサイパンへ。大苦戦の末に艦隊の救援を待ったが、マリアナ沖海戦で3隻の空母を失う大敗でもはや救援が来ることができなくなったと悟ったのか、サイパンでの玉砕を指示して自らは割腹自殺をした。(形上は戦死)
 低評価の人物だが、艦隊の指揮というよりも生粋の水雷屋で一隻の艦長を任せたほうがというタイプの一人。ミッドウェイでの赤城での魚雷回避まさにそれを表している。そういう意味で言うならば彼の低評価を攻めるなら、当時の帝国海軍の考えのほうが余計に大問題なわけで、そういう意味で言えば当時の作戦立案のほうが大問題だと思う。

 「長井満」(人名)……兵学校を優秀な成績で卒業すると、順調に軍の階段を駆け上がっていく。大平洋戦争開始時には潜水母艦の艦長に。この人事には納得がいかなかったようだが、当時の人事局の職員が前に出て戦うことという方針をとったためのことで、後方支援に回る形に。太平洋戦争では潜水艦隊の司令となりアリューシャン方面進出、更には自ら潜水艦に乗り込んでのアメリカ本土直接攻撃に参加。戦果自体は薄かったものの、アメリカ軍に大きなパニックを与えた(なにせこの段階でアメリカ本土直接攻撃は130年ぶりの出来事)その後「隼鷹」の艦長になるがすぐに大破の攻撃を受けて、佐伯の海軍航空指令に。その時に「アレ」の戦力化と乗組員を方針に反して(本人が悪いわけではなく志願兵の熱意がとんでもないものだったため)選んでしまう。戦後は「アレ」に対する反省からか、「記念館」などの事業などに着手。テレ東の番組にも出て「アレ」の説明などもした事がある。
 若手将校からは慕われる性格で、彼自身も理解者として活動していた。あるときの着任前の飲み会に勝手に参加をして、翌日からの部下と飲み明かして(この状況から「隼鷹」の呑兵衛設定がきているとも)、翌日の着任の日に部下の前に現れるということもやっている。しかし部下思いがものすごぎて「アレ」の乗組員を選んでしまった時には、発案者に心配をされるほど。彼の葬儀の時に、出席者の一人から「あの人柄だけは誰も真似ができなかった」と告白されている。

 「ナガサキ」(出来事)……長崎での原爆投下を表す。この時の写真がたくさん残っていて、その中の一枚である弟を背負った直立不動の兄。しかしその弟は死んでいて、兄は弟が荼毘にふされる順番を待っていたという写真が印象的。

 「長門」(艦名)……通称「ビックセブン」の1隻。ルーズベルトが「日本はどれぐらいで占領できる」といったら、「長門がいる限りは無理です」という答えがかえってきたエピソードが残っている。日本海軍の象徴といえば当時はこの船(子どもたちの人気は「赤城」と双璧)であった。しかし象徴故か海戦をしたのは一回だけという、ある意味不運に見舞われた船でもある。ミッドウェイの敗戦後日本海軍がもったいないの精神を出してしまい、まともに戦線にたたせなかったこと。出しても不運が重なって離脱や最後方での配置が多かったことからまともな活躍ができなかった。連合艦隊の象徴として総司令部が置かれたのだが、その地位も最終的には慶応大学のキャンパスに奪われる結果になってしまう。最後は横須賀の空襲にもあい破壊された状態で戦後を迎えた。しかしこの船の意地はここからだった。アメリカ軍に接収されクロスロード作戦という名のアメリカ軍の憂さ晴らしに連れ出される。一発目の核弾頭で一緒に来た「酒匂」が沈んでしまう。そののちに念入りに沈むようにあちこちにいろんなことをされた状態のまま二発目の核を食らうのだが、沈まぬままだった。なんで沈まないのかを調査しようとしたアメリカをあざ笑うかのように、その前日の夜に誰も見とられない形で海の底に沈んでしまった。現在はその地域の貴重な観光資源として存在しているのだが、核の影響を考えて直接触るのは禁止。とはいえそこまでたどり着くには相当の腕がないといけないようだけど。
 艦これ全体の象徴的存在になるべき艦むすなのだが、いかんせんドロップはボス限定。さらに人気も他の艦むすに取られることが多いがゆえに、出てきた時には埋没気味という状況になることも。もちろん攻撃力は大和型を除けば最高だし、それらがいないのであれば十分主役が貼れる能力を持っている。おまけに大平洋戦争をああいう形とはいえ生き延びたことにより、改造すれば運が「30」もあり、妹「陸奥」よりも優遇されている。(最も「陸奥」は艦これの中でも屈指の不幸鑑だが)ただいかんせん通称「ながもん」と言われるほどの仕様による開幕駆逐艦攻撃癖や、肝心要の時に当たらないなどの行為も平気でやってのける。
 艦これの長門は生真面目な武人肌。それゆえに提督に対しても、公私混同はしないという形のセリフが多い(2015年に入ったあたりからだんだんそのメッキが崩れ始めている)。主人公格の1隻なので色々と優遇されていることもありクリスマスの時には限定ボイスがついていた。この頃から若干デレ気味にことがあった。しかし「ながもん」+公式4コマでこども好きみたいな性格もあり、従来のイメージからは大きく崩れ(戦後に人気をかっさらわれた「大和」に対する嫉妬も)だしている。さらに二次創作では駆逐艦好きのちょっとだらしない一面を見せる(ほぼ公式化されたかも)ことがある。出てくる箇所は多いのだがいずれもボスドロップなので、下手にドロップを狙うよりも建造で狙ったほうがいいと思う。ただしその確率はかなり低いので、大型建造で狙ってみるのもいいかも。

 「長波」(艦名)……駆逐艦「夕雲型」の4番艦でマル4計画に則って竣工される。ガダルカナルでは旗艦として「田中頼三」を乗せてルンが沖海戦で活躍。しかしそのルンガ沖での失態などもあり「田中頼三」は左遷されてしまう。キスカ島撤退作戦でも僚艦と衝突しながら達成。その後はフィリピンで任務にあたっていたが、アメリカの航空機の集団爆撃にあい沈没してしまう。その戦いでは弾薬が尽きるまで奮戦をしていたのだが、飛行機340機という大軍の前にはかなわなかった。
 艦これではレア度の高い駆逐艦として登場。これは最初には実装されていなかったことによるもの。髪の色がクロとピンクの2つに分かれているのは「田中頼三」の日本とアメリカでの評価の大きな分かれによるものか。声が低いせいもあってボーイッシュに見える。時報ボイスを見ると結構他の艦とのことを口にしていることが多い。(「子日」・「夕雲」・「金剛」・「川内」・「雪風」・「島風」)乗っていた田中頼三が自慢で結構な数のボイスに彼のことを言ってくる。4回も言ってくる「子日」に関しては仲良し設定なんだろうけど、史実では接点はない。むしろ「島風」のほうに接点がある。後レベルアップは通常の20ではなく30という点は要注意。苦労はするがそのかいがあってソナーを持ってきてくれる。後、彼女の時報セリフから提督はチャーハンが作るのがうまいらしい。
 なかなか出てきてくれないが5−4の一部を除いた全域で出てくれる模様。彼女も任務内容に入っている編成と3−2攻略があるので、すぐには手放さないように。

 「中の人」(その他)……艦むすの声を担当している声優さんのこと。声帯の妖精さんとも。

 「梨→わかば」(艦)……2014年12月の段階では未実装。元々は太平洋戦争末期に就航した駆逐艦であったのだが、停泊中にアメリカの空中から攻撃を受けて沈んでしまう。スクラップ目的で1954年に引き上げられたのだが、思ったよりも状態がよくそのまま修理して使われることに。武装を全部解除されて練習艦になるのだが、その後警備艦として再装備。1971年まで現役を続けた唯一の海上自衛隊で使われた駆逐艦だった。なお名前が平仮名になった時に誤解される可能性があったために「わかば」(ゲーム中に登場する駆逐艦「若葉」ではない)と改名している。

 「那智」(艦名)……妙高型の2番艦。工事開始は妙高よりも一月遅れたのだが、昭和天皇測位の観覧式のために急ピッチで作られた結果「妙高」の完成よりも半年以上早く竣工することになったため、人によっては妙高型を那智型と呼ぶ人がいる。妙高型4隻を揃った作戦では「第4艦橋事件」に関わることになり、機密保持のために「妙高」との衝突で破損した「初風」の艦首を沈めている。その後は主力の一員として各地を飛び回る。キスカ島撤退作戦の作戦監視役に当初起用されるはずだった(結局「多摩」に役目が移る)。最後はマニラ沖。「レシキントン」からの艦載機の大量の攻撃を受けて沈没。
 見た目は完全に武人肌。かなり真面目なのだが、かなりの酒飲み設定。深夜に達磨を持ってきて提督と酒を飲もうとするのを妙高のセリフから感じ取れる。それに故に実装が期待されるのだが、そのアナウンスもない状態。史実での戦歴故か姉と妹に大きく引き離される格好になっているため、使われることがない重々にあげられそうなのだがウィークリクエストの上位版であるマンスリークエストが登場。そこに出てきた第5戦隊出撃クエストで2−5ボスを相手に一回S勝利しろというクエストが入り一気に重要的な立場に。姉と妹は改2になることもあるでの注目が行くのだが、クエスト達成のためには注目を浴びる存在になった。その後改2にもなったのだが、姉妹との差別化を図るべく7日イラストでは唯一ブーツを履くようになった。ただしブーツを履くのが正式(事実昭和天皇が乗船したこともある)らしいので、ある意味軍人気質らしい彼女にとっては当たり前か。レシキントンと刺し違えに近い戦いを演じたこともあり対空値が若干高めになっている。

 「ナヴォイ劇場」(施設)……ウズベキスタンの首都タシケントにある劇場。名前の由来はウズベキスタンの英雄の名前から。シベリア抑留の日本人によって建設された劇場で、その労働力はシベリア抑留で捕虜になった日本人だった。働かされた日本人は劣悪な環境の中15%の犠牲者を出しながらも「もう一度日本に帰って桜を見よう」を合言葉に、彫刻にまでこだわった上での手抜き一切なしの上に、予定工期を一年短縮させて2年で完成させてしまった。彼らがやったことが本物だったというのがわかったのは現地で群発地震ののち本震が来た時。78000の家屋が首都タシケントにおいて崩壊したのだが、この劇場は全くの無傷。それゆえ一時期被災者の避難所として活用された。この一件もあり96年に大統領によって日本語のプレートが建造された。戦争が残した忌まわしき象徴でありながらも、同時に日本人の誇りが残された場所でもある。

 ニイタカヤマノボレ」(その他)……真珠湾攻撃決定の時の暗号。ここまでだったら暗号として成立するのだが、このあとに「一二〇八」という言葉続く。一二〇八というのは12月8日。つまりは太平洋戦争開戦日のことを指す。あからさまに笑えない暗号なのだが、解読までさせられていたのに成功してしまったことから陰謀論を生み出す原因になってしまっている。

 「肉じゃが」(その他)……そのまま肉じゃがである。誕生の一つに「イギリスでビーフシチューを食べた東郷平八郎が、艦上食として作らせようとしたのだが、いきなりの無茶ぶりをさせられた上に、ワインとデミグラスソースがなかった状態で、東郷から話を聞いて作った」とされている。(反対意見あり)時報ボイスで「加賀」の夕食と「綾波」の昼食、さらに「早霜」の昼食に登場。発祥地として舞鶴と呉が争いを繰り広げている。海軍が残した本にはちゃんとした形でのレシピがあり陸軍にも名前こそ違えとほぼ同じようなレシピが存在する。

 「西村艦隊」(出来事)……「山城」・「扶桑」・「最上」・「時雨」・「満潮」・「山雲」・「朝雲」で編成された部隊。この部隊の指揮官の名前をとってそう呼ばれる。栗田艦隊(栗田ターンの)と同時にレイテ湾に突入しようとするもその栗田艦隊が遅れてくるということから、西村艦隊だけでスリガオに突入をしようとする。しかしそこで待っていたのは情報を読みきったアメリカ軍の大軍による待ち伏せだった。集中攻撃をまともに食らってしまい指揮官は死亡、さらに「山城」・「扶桑」・「満潮」・「山雲」・「朝雲」を失う。「時雨」は事前に回避。「最上」はかろうじて脱出をしたものの、そこで救援に来た「那智」と衝突。さらに空襲を受けてしまい航行不能になり、雷撃処分。結局生き残ったのは「時雨」だた一隻だった。扶桑姉妹・最上・時雨・満潮を集めるクエストがあるので知っている人が多いかもしれないが、二次創作の絵で象徴的な絵が、涙をさそう。(行き、元気のいい5人(この絵の当時はまだ「朝雲」「山雲」は未実装)→戻ってきたら「山城」の髪飾りを持ったボロボロの「時雨」一人)夜襲をかけようとする作戦事態が無謀だったという評価がある一方で、小沢治三郎は戦後レイテ沖海戦について「まじめに戦っていたのは西村だけ」という評価を残している。ゲーム中では西村艦隊クエストがあるのだが、2回も編成をしなくてはいけないのが辛いところ。2014年の冬に全員揃うことになったが、「山雲」がどっか吹っ飛んでいるんだよなあ……

 「西山事件」(出来事)……戦後マスゴミ史残る最低レベルの事件。ニクソン政権が払わなくてはいけない沖縄基地の租借量を日本政府が払っているとのスクープを掴んだ記者が社会党の議員に漏らした。これに対して時の総理佐藤栄作たちは情報収集のやり方を批判して、文書の存在をそらすようにした。これにより記者が逮捕されて有罪判決を受ける。ある週刊誌ではいろいろな情報が集められて言論テロが出来るという記事まで出来上がってしまい出来上がってしまったほどになり、一気に不買運動にまで発展。記者が所属していた新聞社は一度は破産することになる……
 ところがこの文書の存在が2000年代になってアメリカから発表される形で発覚。さらに民主党政権になった時に情報公開されて文書が日の目を見ることに。この一件も合わせて佐藤栄作ノーベル平和賞不適格(最も岸信介の弟が佐藤栄作なんだから、よくよく調べればあげる以前の問題なんだけど)問題も急浮上するほど。公表されたにも関わらず2010年まで存在を否定してきた日本政府にも報道の自由が全く保証されていないという皮肉を浴びせかけられることに。

 「日系人部隊第442連戦戦闘団」(その他)……米にいる日系人だけで編成された部隊。その数3800人。とはいえその目的が人種差別を訴える日本に対しての反発というのだから、予想通りというかなんというか。この軍団激戦地のヨーロッパに投入され多数の死傷者を出しながら、大功に等しい戦果を上げるのだが白人優先主義のせいで、ローマ入場寸前で停止命令を受けたり、211人の舞台を救い出すために部隊の兵士を半分も失うというある意味米の歴史的恥部の精算をやっているような部隊になってしまった。部隊全体で受賞した勲章の数は18000にも及ぶほどだったのだが、帰国した彼らに待ち受けていたのは米の闇そのものである人種差別だった。公民権運動が本格的になる60年台に入るまでこの傾向が続くことになる。ただし現在では名誉を回復されている。一番有名な出身者はのちに上院議員・下院議員も務め上げ、上院仮議長(名誉職ではあるがアメリカ大統領継承順位3位にあたる地位)にもなった「ダニエル・イノウエ」がいる。

 「日本国憲法」(出来事・その他)……形上は大日本帝国憲法を改正する形で作られたほぼ新規と言ってもいい憲法。連合国、特にアメリカの意志が大きく入っているとされるために「押し付けられた憲法」だと思っている人たちが多くいる。(最も成立過程の中で天皇君主制維持というのを考えている段階でアウトという側面は当時は合ったのだが……)
 もっともGHQは自分たちが去った後にとっとと憲法を変えてしまうのだろうと思っていたようなのだが、自分たちが定めたハードルが無茶苦茶高すぎたという自覚なないようで、一度も改正されることがなくここまで来ている。そのためか憲法護憲派と改憲派が常に対立する状況で、しかもそれぞれがそれぞれの矛盾を抱えるというある意味笑うに笑えない状況が続いている。憲法学という分野も批判と批判の応酬とかしていて建設的な部分が無かったりする。ぶっちゃければ半ば個人の自画自賛みたいな条文が入っている段階で、それはどうなんだということになるんだけど。

 「日本語全ローマ字計画」(出来事)……GHQがやろうとした血迷った政策の一つ。日本語の漢字の多さと、日本語教育に対する無知などからやろうとしたトンデモ政策。若手将校のいい加減な一言から日本語をすべてローマ字表記にしようとしていたのだが、識字率の調査を行ったところ逆に97%を超える高い識字率を記録。その調査をタテにその若手将校の喰いかかりを阻止した結果、計画自体がなかったことになった。もっとも日本の学習能力は昔から世界屈指レベルで、江戸時代には世界屈指のところまで数学のレベル(積分関係は当時の西洋の常識を超えていた)は高かったという話があるぐらいだし、明治以後においても学校教育は充実していたので高い識字率をマークできる状態にはあったのだが。

 「日本対モンテネグロ」(出来事)……日露戦争においてモンテネグロはロシア側について満州に兵士を派遣したのだが、戦闘に参加をすることがなく、さらには講和会議にも呼ばれなかった。一応宣戦布告はやっていたものの、戦闘に参加をしなかったことから書類上では戦争をしている状態にありながら、そのまま長い月日が流れていった。一応旧ユーゴとは講和条約があるのだが、モンテネグロが独立するときにこの問題が勃発、質問されたのだが、日本はモンテネグロの参戦を承認していないという立場をとっていた。2001年にキリンカップで来日したサッカーのユーゴスラビア代表監督サビチェビッチ(モンテネグロ出身)がモンテネグロ政府からの来日した時に条約が結ばれることになって終わった。(はずなのだが、ウィキペディアには2006に終わったの?という扱いなんだよなあ……)

 「日本分割統治計画」(出来事)……当初アメリカはドイツとおなじく日本を分割して、アメリカ・ソビエト・中国・イギリスで分割統治をしようと考えていた。北海道東北をソビエト、関東・中部・三重をアメリカ、四国を中国、中国・九州・沖縄をイギリス、さらに近畿をアメリカと中国の共同統治にして、東京は4カ国の共同統治にしようとする計画で、アメリカらしい放漫さがにじみ出ていると言わんばかりの計画だったのだが、その前に冷戦の気配が出てきたのと米の大統領交代によるトルーマンのソビエトに対する警戒心、さらに中国共産党の存在もあったことから結局は実現はしなかった。

 「ニューディーラー」(その他)……フランクリン・ルーズベルトが行った、大恐慌からの脱出を掛けた政策を経験した(しかし失敗と言っても良いレベルだが)がゆえに、社会民主主義的な思想を持った人たちのこと。日本の戦後政策にも大きな影響を与えたのだが、危険人物も多かった。

 「ニューディール政策」(出来事)……世界恐慌に襲われていたアメリカがルーズベルトを中心にして行った政策。当時アメリカの出業率は20%を超えていて、その解消も含めて経済に積極的に介入していった。大規模公共事業の創設、労働者の権利拡大、農作物の生産調整などが主な政策として行われた。言葉を悪くして言えばそれまで自由放任主義過ぎたアメリカの経済に、現在の社会保障という考えを入れたというものになる。一部の教科書や昔の百科事典などには経済はこれによって持ち直したと言われているのだが、それは一時的で不況そのものから抜け出ておらず(根本はそれまでの産業構造の問題)、その後出業率が横ばいもしくは悪化したということを考えると、はっきりいえば改善の可能性が薄かったといえる政策群でもあった。現実ストライキが起こったりしている上に、人種差別のおかげで黒人の小作人に援助が行かなかったなどの問題が残る。結果的にアメリカ経済が持ち直したのはこれらの政策ではなく、「第2次世界大戦がもたらした戦時好況」だという人もいるほど。

 「人間魚雷」(兵器)……いわゆる特攻兵器。人間が中に乗り込んで操作する魚雷のことで、衝突する直前で魚雷だけを切り離して離脱する。ただし「アレ」のように最初からそんなことを考えないのも存在する。日本・ドイツ・イタリア・イギリスが開発。

 「ニンテンドーウォー」(出来事)……湾岸戦争のこと。戦闘開始時からミサイルが飛び交う生中継の姿がゲームの世界のようなイメージを作り出してしまったことから。ちなみに湾岸戦争時において兵士たちにゲームボーイが暇つぶしとして提供されていたことがあって、兵舎の一つが攻撃された時にあるゲームボーイが被弾。黒焦げになったものの中身は死んでいなかった。そのゲームボーイはアメリカに持ち帰られ、液晶の修理をした後展示されている。(もともと任天堂のポリシーは最新鋭の画像ではなくて、子供が雑に扱っても壊れないというものではあるが……)

 「」(その他)……エラー画面表示などに頻繁に出てくる猫のこと

 「ネジ」(ゲーム)……改修資材のこと。

 「ネバダ核実験場」(施設・場所・出来事)……ビキニ諸島の核実験があまりにもコストが高過ぎるからと設置された核実験場。ここでも大国アメリカのおごりが炸裂する。よりにもよって人体実験ということを何度もしていて、被曝をするアメリカ人が続出。当然それによる死者も多数出てしまっているのだが、結果的にそれが公表されて表に出るのはかなり後になっての事だった。

 「ノクターン嬰ハ短調(遺作)」(その他・出来事)……ショパンの姉がショパンの協奏曲を弾くための練習として作った曲。もともと「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」という支持がついていただけの曲で、ノクターンではなかったのだが、今ではノクターン集の20番として認識されている。難しい曲が多いショパンの曲の中では比較的楽な難易度で弾けるはず。(それでも中級程度の腕はいるが)生前には出版されず、楽譜として表に出たのは1875年。ショパンの性格やら、解釈の違いから数多くの種類の楽譜が出ているという弾くもの泣かせの曲にもなっている。知る人ぞ知るという曲だったのだが、映画「戦場のピアニスト」で流れることになり一気に表舞台に。ピアニスト「ウワディスワフ・シュピルマン」の第2次世界大戦における惨状と、生き抜くための体験記を元にしたこの映画で、ドイツ人将校にピアノを聞かせて結果的に命が助かるというシーンでにおいて、現実で演奏されたもの。(映画で使用されたのはショパンのバラード1番)この将校は数多くのユダヤ人を救ったのだが、ソビエトに捕まってしまい、数多くの弁護や証言にもかかわらず、ソビエトはそれをすべてはねつけて強制労働の刑に。そのままシベリアの地でなくなってしまった。
 ちなみにようつべにもニコニコにもシュピルマン本人がこの曲を弾いている画像がある。クラシック好きだったら必見。

 「野中五郎」(人名)……父は陸軍少将、二人いつ兄のうち一人は2・26事件の首謀者の一人という家系の中で生まれる。仲の良い姉が海軍士官と結婚したことから家系の陸軍ではなく海軍を目指すことになる。東京府代4中学(今の都立戸山高)を経て海軍兵学校に。飛行機乗りとして蒼龍に一時期乗っていたが陸攻隊に配置換えをする。太平洋開戦時においてはフィリピンの攻撃をしていた。その後第七二一航空隊に異動をし、特攻兵器桜花を現地まで運ぶ役目を担うも、その作戦の有効性については疑問に思っていたため、作戦自体の中止を進言。しかしその進言は却下され、(直前に本来のご映画参加できなくなるほどの大損害を受けた出来事があったにも関わらず)作戦は実行される。しかしその目標地点のはるか手前で連合軍の迎撃に会い、戦死。部隊も全滅してしまう。
 艦これにおいては2016年春イベントのE6甲をクリアーしたもののみに一式陸攻の上位版として配属された。そこに載せられている妖精の姿(森の石松調)は野中自身のエピソードによるもの。茶の湯を趣味としながら生粋の江戸っ子だったゆえに、彼が率いる部隊は野中一家と呼ばれていた。もちろん普通の一式陸攻能力の上位版で、緊急メンテ開始前にE4をクリアーした人に対してお詫びとして配布された一式陸攻二二式甲よりも上。ただ航空基地がないと出撃することもないので、出番が無い時は練度を上げる事すら出来ないのが難点。

 「野村吉三郎」(人物)……海軍の軍人でありながら国際法の権威として政治の世界でも活躍をした人。阿部信行内閣の時に外務大臣に就任。既に海軍を引退していた時期だったのだが、第2次世界大戦勃発直後で国際法に強い人間を欲しがっていていた阿部本人の希望だった。その後ルーズベルト(実際仲は良かった)との交渉役と期待されての駐米大使になるが、ドイツ語に関しては喋るのだが英語に関しては甘く、さらにもう一人の交渉役がアメリカにとっては大の危険人物だった栗栖三郎だったがゆえに、辞めたくてもやめられない状態に。結局アメリカ大使をやめることになったのは太平洋戦争が勃発してからなのだが、その戦争から半年の間針のむしろ状態だったという。(ただし開始に介しては、そのアメリカ大使館員の大チョンボが原因の一旦)その後戦争終結を経て公職追放されるのだが、その政治姿勢からアメリカの政治的なメンバーが色々と援助。さらに松下幸之助に請われる形で日本ビクターの社長になり再建の道筋をつけた上で、公職追放解除とともに国会議員へ。海上自衛隊のもととなる海上警備隊創設に係ることになる。

 「老斤里(ノングニ)事件」(出来事)……アメリカ軍が朝鮮戦争時に起こした虐殺事件。戦闘地域を移動する住民すべてを敵と見做せという「ウィリアム・B・キーン」の命令に従い行われた大量虐殺事件。逃げる住民の中に北朝鮮軍の兵士が入っていると思い込んだアメリカ軍は橋の上に熱気そこから空からの一斉掃射で、逃げたものには地上からの攻撃で殺害。その犠牲者数は300にも登る。事件後関係者が揃いも揃って前線から追い出されることになり、事件は長い間闇の中に閉ざされることになった。
 しかしそれでも事件そ者はいつか日の目を見る。事件が公式に発覚したのは事件から44年たった1994年。当時の被害者が出した本からの発覚だった。これをAP通信が大々的に伝えたことで全世界に知られることになる。それによりアメリカによる戦争犯罪がまた一つ暴かれることになった。在韓米軍が調査をし、韓国国会においては犠牲者の名誉が回復したが何もかもが遅すぎた。命令を出した首謀者であるウィリアム・B・キーンは1981年に天寿をまっとうする形でとっくになくなっていたためである。ただ一番の問題はこれをきっかけにしてアメリカ軍と韓国軍による虐殺事件が大量に発生していること。こりゃベトナムの一件が起こってもおかしくはないわと思ってしまう。

 <は行>
 「パキスタン独立→バングラデシュ分離」(出来事)……インド独立の時にそのインド側と対立していたイスラム教徒側が、インド独立宣言と同じ日に分離独立宣言→イギリス連邦入りをする。このため今も引きずるほどインドとパキスタンの関係が劣悪で、カシミール地方の帰属をめぐって今も争いが絶えない。当初の領土の範囲はインドを挟んでの東西に飛び地として存在していたが、災害対応をめぐって東側が大激怒、東パキスタンと呼ばれた地域はバングラデシュとして独立をする。黙認状態でウサマ・ヴィン・ラディン(アルカイダの創始者)を匿っていたとされたせいか、国際的評価は今もかなり低い。

 「羽切松雄」(人名)……通称「ヒゲの羽切」。当時の上官はそのひげを見ただけで安心していたという。上髭が蓄えられたことからそういうあだ名が付いたエースパイロット。撃墜数は13。親の目を盗んで海軍に士官。いじめが嫌だからと「摩耶」から戦闘機乗りに志願する。「蒼龍」に乗り込み成都空襲で大きな功績を上げるが、胃痙攣を起こしてしまい内地勤務に。その後飛行機乗りとして復活をした時には重力付加実験に参加をして8、6Gに耐え切ってしまい周辺を驚かせる。その後は現場に復帰。鎖骨と肩甲骨を撃ちぬかれるが復帰。驚異的な活躍を見せるが、本土防衛の時に右膝をやられてしまい、入院中に終戦を向かせてしまう。この人自体は強靭だったが、終戦前に妻と娘をなくしていてたった一人で妻の亡骸をリヤカーに乗せて6キロ先にある火葬場まで持っていったという悲しいエピソードも。戦後再婚をして富士市の市議会議員、静岡県の県議員を8期務めたが生粋の戦闘機乗りだったがゆえにソッチのほうが誇りに思っていると語っている。「ウォーサンダー」というゲームで彼の使っていた96式艦上戦闘機(ハギリのA5M4)が課金限定でがあるが使えることができる。

 「羽黒」(艦名)……妙高型重巡の末娘。末娘と言っても実際は2番めに世にでることになる。(原因は関東大震災で姉二人が設計途中で放置されたため)武勲艦と言っていいほどの活躍で海戦から戦争末期まで縦横無尽に駆け抜けた。姉3人で問題になっている居住性に関しても唯一改善の方向で設計されていた。戦艦温存のために主力中の主力として各地で活躍。さらに幸運のエピソードも多かったことから、幸運の艦羽黒とも呼ばれていた。(ただしその背景には、雪風同様乗組員の練度の高さがあるのだが)レイテ沖海戦の時にも、味方の船が沈められる中で敵空母「ガンビア・ベイ」を仲間とともに沈没させている。その最後はベナン沖海戦。動ける船がこの段階で3隻しかおらず、しかも相手のイギリス軍は駆逐艦5隻。(戦闘の時のセリフ「5倍が相手でも支えてみせます」はここから)先制攻撃をするものの、その後攻撃を集中的に食らってしまう。無事な「神風」をいかすために犠牲になる形で沈んでしまう。ただし最後までその闘志は無くなっておらず、沈む瞬間まで攻撃をしていたのだとか。この後浮き砲台になることが決まっていたらしくそれに抵抗したのではという元乗組員の手記が残っている。2010年に撮影された映像からは第2の人生としての漁礁となっていてかなりの数の魚が住み着いていた。(映像あり)
 2003年になってその姿がようやく発見されたのだが、改2実装となった日に衝撃的なニュースも同時に流れる。サルベージ会社が無許可で「羽黒」と「球磨」をサルベージしてスクラップとして売ってしまったという記事が流れてしまった。これにより在りし日の彼女の姿が見れなくなったと同時に、周辺の状況(沈んだ軍艦は魚にとっては大きな漁礁になる)に大きな変化をもたらすことになる……
 それほどレアリティが無いために2−2あたりでよく出てきてくれる。艦これの場合やや弱気のほうが武勲艦という設定があるのか、彼女のその例外ではないという形だろう。ただし、アップデート前の彼女は重巡としては普通ちょっと上ぐらいの能力値でしか無い点には注意。そして2014年5月のアップデートで「改2」実装で大きく攻撃力が上昇。改造前の金剛型レベルの攻撃力で活躍が期待できるようになる。さらに運も「19」(おそらく終戦を沈まずに迎えている駆逐艦を除く艦は一応「利根」以外は「20」は確定っぽいのだが)まで上昇するなど優遇されている。ただし時報ボイスはまだ実装されていないただその弱気(他人に気を使いすぎるなども側面もあるが)が災いしてあらぬ方向のことを考えている連中には絶好の的になっているのが……

 「バケツ」(ゲーム)……「高速修復材」のこと。これを集めることが攻略への近道。ただし上限は3000個。減るときには一気に減るので、常時500個ぐらいは欲しいところだが……

 「バシクル」(ゲーム)……「2−2」バシー島沖クルージングの略。「オリョールクルージング」同様潜水艦で回ることからこう名付けられた。クエスト「南西諸島沖の制海権を握れ」をこなすときに出てくる場所の一つ。雑魚戦闘一回もないままにボス戦にいけることから、利用する人間も多い。しかしクエストを引き受けた瞬間に手前のマスからボスマスに行ける確率は極端に落ちるとも言われていて、状況次第ではストレスが貯まるかも。またドロップで落ちるメンバーもかなり協力なので、最初にここに来たときからお世話になっているという人も多いかも。中々ドロップしてこない「浜風」をゲットするために何百回も回るという苦行も最近ではついてきたが。

 「橋本以行」(人名)……太平洋戦争中に潜水艦の艦長になる。しかしそれは「アレ」を積んだ「伊58」の艦長だった。「インディアナポリス」発見時には当初「アレ」の乗組員に出動待機命令を下すものの、魚雷だけでどうにかなると判断。その魚雷を発射して「インディアナポリス」を沈めてしまう。しかし沈めたのが「インディアナポリス」(最初は戦艦だと思っていた)でしかも原爆の部品を運んだ後のものだったというのを知ったのは戦後の事だった。戦後原爆を落とされたのは自分のせいではなかったのかと自責の念に駆られながら神職に。それ故にか「インディアナポリス」の艦長の名誉回復には積極的な立場だった。

 「はだしのゲン」(その他)……原爆の様子を書いた漫画で作者自身の経験が元になっている。最初は「週刊ジャンプ」の中で連載をされていたのだが、オイルショックのあおりを受けて5巻分までしかかけなかった。その後雑誌を移籍して書き上げるのだが、日教組系の雑誌で終着を迎えたため、反日系なのかそうでないのかで評価がわかれている漫画になってしまった。度々問題にはなるが、ジャンプコミックスで前半部分だけを収録したまとめが出ている。

 「バタビア沖海戦」(出来事)……2014年春イベントの「E−2」の元ネタ。連合国側家から「スンダ沖海戦」と呼ばれている。スラバヤ沖海戦の後におこなわれた海戦。スラバヤ沖下線の後残存兵力だった連合軍の一団が大規模な輸送船団を発見。その輸送船団には護衛がついていなかったことから攻撃しようとしていたのだが、すでに「吹雪」によって補足されていたことに気がついていなかった。まだ日本軍の存在に気がついていなかったアメリカ軍は攻撃を開始。しかしそこに補足していた吹雪が攻撃を加える。さらに「最上」「三隈」などを加えた一団も加わり、結局フルボッコ。連合軍の3隻は負傷もしくは沈没、司令官も死亡という結果に終わった。しかしこの話まだ続きがあって「最上」発射した魚雷が味方の船団に直撃。掃海艇一隻が轟沈、病院船も負傷、司令官の乗った引き上げ線にも直撃をして司令官「今村均」が放り出されるという、「ドジっ子じゃすまねーぞ」レベルのことをやってのける。(衝突グセだけじゃなかったんだ……)司令官のとりなしで敵軍に押し付ける形になったものの、「最上」お前ってやつは……

 「初霜」(艦名)……初春型の4番艦。進水式の時にいきなり急停止をして支柱をおるという大失態をしでかし、周辺から不安視をされるのだが、太平洋戦争時においては「雪風」・「時雨」と同じぐらいの幸運艦っぷりをみせつける。それを支えたのは「雪風」と同じ歴戦の乗組員だった。キスカ島撤退作戦では「若葉」に突っ込んでしまうという事をしでかしたのだが、それ以外の戦いにおいてはある意味雪風以上の幸運っぷりを発揮。北号作戦を成功させ、「大和」が沈んだ坊の沖海戦では、「雪風」でさえ被弾したのに、緋弾0・死亡者0・負傷者2名という奇跡的な救出劇を繰り広げる。(ただしこの時にある小説家の重大な事実誤認によってダーク面を背負ってしまうことに)本土決戦に備えて「雪風」とコンビを組み、その時に襲撃を受けるのを回避するために航行をしていた時に機雷に接触。航行不能になってしまい強引に座礁をさせる。終戦15日前の出来事だった。戦後に解体をされる。
 功績が多く、さらに終戦間際ギリギリまで航行していたことを考えると改2実装待ち組の1人とも言える。しかし現状の彼女がかなりの幸運に反して能力は平均並み。確かに綾波とかに比べると目立たないのだが、それでも終戦ギリギリまで生き残ったことと、それを支えた乗組員の練度を考えると改2になってどれだけの能力を持ってくるのかが見もの。風評被害(問題の作者は訂正をしないまま死んだので結果的に言ってそのまま。事実は全く違うというのは確定済み)を受けている所為かのそのセリフも、かなり重く見えてしまう。ちなみにこの船の軍医長が彼女の錨を引き取って、今の現存する病院(東京都墨田区にある。大通りに近い場所にあるので比較的簡単に見つかると思うが、他にも史跡・資料館・博物館など周辺には多いので史跡めぐりをしてもいいかも)の入口に飾ってある。その病院のマークもその錨にちなんでか錨になっている。
  2015年1月のアップデートで遂に改2実装。しかしその能力は他の改2組と比べると若干低め。しかし最大の強みはその運の強さ。時雨よりも長く生きたことから運の数値は全体で2番めの53という数字に設定された。さらに運の改装地は雪風を上回る100にまで伸びる。これが何を意味するかというと完全に夜戦向きの駆逐艦に変貌したといえる。

 「初月」(艦名)……秋月型の4番艦。第61駆逐隊を結成した時にはすでに照月が沈んでいたとか不運の状態であった。「武蔵」「瑞鶴」「翔鶴」「青葉」「大鳳」「筑摩」とという大型艦の護衛が任務の中心だった。青葉が被弾して炎上した時にはその救助に向かっている。マリアナ沖海戦では攻撃を受けた大鳳のそばで4時間にわたって「アルバコア」に対して攻撃を加えている。(アルバコアの当時の艦長は攻撃は緻密だったと評しているが、結局逃げ切りを許している)その後の闘いにおいて瑞鶴に対して給油を行う前代未聞のこともやってのける。
 前半期・中間期の壮絶な最後をしたのが夕立と綾波と神通だとしたら、後半において壮絶な最後を遂げたのはこの船。レイテ沖海戦の後「五十鈴」と「若月」を逃がしたあとにたった一隻に反転。重巡を含めての艦隊に対して壁になって立ち向かうことに。五十鈴たちが無事レーダーの目から逃れた瞬間に四方八方から集中攻撃を食らうことになる。しかし持ち前の回避能力の高さでかわしつつも反撃。これで一矢を報いればよかったのだが、レーダー性能が甘く実際には殆ど開いてに打撃を食らわせることがなかった。それ故かアメリカ軍は駆逐艦ではなく軽巡とか重巡と見ていた。奮闘するもののしかし最期には照明弾を使われて、姿が顕にばったところで集中攻撃を食らい完全に機能停止。止めをアメリカの駆逐艦が刺しに行ったところで爆発して沈んでしまった。
 たった一隻で連合軍の一段に立ちふさがりその犠牲はあったものの、残した戦果はたしかに大きかった。結局この一隻に集中して攻撃を加えまくった艦隊は追撃用の弾薬まで使い切ることになり撤退を余儀なくされる。(ちなみにこの時の司令官はソロモン沖海戦においても、夕立相手に被害を被っている。この時「千代田」を砲撃で沈めて世界で3人しかいない砲撃で空母を沈めた司令官という異名はあるのだが、そのうち一人が栗田ターンの人なのでなんとも言えない評価としか言いようが無い)乗組員は瑞鶴の乗員も含めて全員戦士をしたが、運良く戦闘が始まったがゆえに収容されなかった内火艇が海上を漂っていて、21日間の漂流の末になんとか台湾に流れ着いている。この時の乗っていた38人たちのうち25人が生還したが、そこには想像を絶する暗闘があった。
 次世代はあきづき型護衛艦の4番めとして名前がつけられるはずだったのだが、実際に付けられたのは妹の「冬月」の名を受け付いた「ふゆづき」だったため当分の間は次世代は誕生しないと思われる。
 2016円冬イベントの目玉の艦船のひとりとして登場。ゲーム中においては秋月型の他の船と同じく対空特化型。ただその運は改にしても8とほかの駆逐艦からすればかなり低く、攻撃力はある程度あるものの対空がその分削れているという形になっている。そのため使うとすれば場所を多少選ぶかもしれないが、対空駆逐艦としての能力はかなり高いだろう。欲を言えばもうちょっと硬いもしくは回避力が高くても良かったようなきがするんだけど。
 レーベ以来の僕っ子で、言動もどっちかといえば男に近い部分がある。彼女もジド目だがそれに合わせるように長10センチ砲もジド目をしている。時報ボイスから「五十鈴」が差し入れを持ってきているのが見える。また史実の絡みからが、関わりのある「瑞鶴」を呼び捨てにしている点にも注目(「葛城」にどやされそうだけど、戦闘経歴的に見れば逆なんだよなあ。「葛城」が「初月さん」と言わなければいけないレベル)。そして久しぶりの提督にご飯を作ってもらう勢。カツレツ初体験。

 「バーナー」(ゲーム)……「高速建造材」のこと。

 「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」(人名)……第1次世界大戦時のイギリスのSF作家。当初は教師を目指していたが当時の業界の体質の問題などでその道を閉ざされることになり、ジャーナリストの道へ。長く続かなかった職の経験から数多くのSF小説を発表。その後社会主義に傾倒するも、後の世界に影響をあたえるところでは顔出していたりする。彼の書いた小説はその後の世界を暗示させるようなものが多かった。第1次世界大戦の勃発。今のウィキペディアのようなものの出現、さらには核の存在までその著作の中で書かれていたことが現実となって現れた。(ただし核兵器については彼の小説を見て、原動力になったとも)
 しかし最後の最後で彼は大きな予言ミスをしている。それは第1次世界大戦の終結後戦争がなくなるという予言。事実はその直後にトルコとギリシャ間での戦争が勃発。さらにアイルランド内戦もあり、戦争で膨らんでしまった風船が破裂状態になる寸前のまま20年以上もその状態を推移することになる。第1次世界大戦後には政治的にもいろいろな活躍をするが、そのせいか出来上たった国際連盟は彼の理想から程遠く、彼は批判をしている。
 現代社会にも大きな影響を与えたが、目立たないが最大の影響力は日本国憲法にも与えた。憲法9条は彼の思想が色濃く反省されていると言われている。

 「ハーバード・フーバー」(人名)……フランクリン・ルーズベルトの先代の大統領。少年の時期はオレゴンで過ごし、その時に才覚を鍛えていく。大学時代に入るとその才覚が開花。複数のチームの運営や、いろいろな事によって生計を立てることで注目を集め、大学の自治会の会計に選出されたと気には、知識がないにもかかわらず負債を帳消しにするということもしている。卒業後はオーストラリアの鉱山→中国への鉱山開発に当たるが、そこで義和団事件に巻き込まれ危うく命を落としそうになる状況の中、救出にあたったりしている。
 大統領になった時には貧困に打ち勝つ……という宣言をする直前に世界恐慌に襲われる。この対策に手がまともに打てないまま状況をさらに悪化させてしまい、結果的に次の大統領選挙ではルーズベルトに対しての歴史的大敗を喫してしまう。とはいえ健在が故にその後も積極的に動いていた。戦後トルーマンによって日本やドイツに派遣されるとルーズベルトを「狂気の男」と批判しつつ日本に対する食糧援助を要請。ドイツに派遣された時にアメリカの占領政策に対して批判をする文書を送っている。
 よくあるタイプで、政治力はないけれどそれ以外に関しては全てにおいて優秀な人間というのがこのタイプ。ある意味大統領を引いて、さらにルーズベルトがこの世を去ってからが彼の本領発揮という感じがしないでもない。ただその時代の政治家にとってはかなり評価が高く、ボロクソに評価されていたルーズベルトでさえ彼のもとで働きたいというほど。5人の大統領のもとで働いたという事実が彼の政治的な評価だと思う。

 「浜風」(艦名)……陽炎型駆逐艦13番艦。先代は磯風型駆逐艦の2番艦で、「時津風」と「天津風」が妹にいた。名づけされた日は「武蔵」も命名された日だった。開戦時には第17駆逐隊に所属をしていて(上司「阿武隈」)最初から大きな戦いに参戦。ミッドウェイでは「蒼龍」の乗組員の救助にあたっている。その後ガダルカナルの作戦従事中に負傷を負うも、太平洋戦争中後半の戦いにも参加。しかし「シーライオン」の攻撃で「金剛」の、シブヤン海では「武蔵」の、さらに「アーチャーフィッシュ」の攻撃で「信濃」の沈没をみせつけられることになる。そして大戦をくぐり抜けた彼女も坊の沖海戦で足を止められてその後魚雷が直撃。戦隊をまっ二つにされて沈んでしまった。ちなみに彼女を建築するときのストーリーを軸においた映画が存在する。ただし名前は「はまかぜ」ではなく「はやかぜ」。
 2014年3月に追加。登場の段階から駆逐艦らしからぬボディ(潮は服で隠れるが浜風は登場から明らかに強調している感じ)をしていたことからいきなり人気キャラの仲間入りに。同じ所属をする17駆には浦風・谷風・磯風と個性的かつ揃いづらいそのメンバーはある意味揃えるだけで難易度が相当高い。ただし彼女自身は比較的簡単に手に入りやすく2−2ボス戦で、空母2隻が入る組み合わせから出てくる。確率は非常に低いがディリー消化でやると出てくることが多いので、対空装備だけしっかりしておきたいところ。正確は生真面目。史実で守れなかった船が多かったことからそれも引きずっている。この人気のおかげが季節限定追加がかなり多く、バレンタイン特別衣装・浴衣姿・各種ボイスなど恵まれているキャラクターになった。その浴衣姿のときの食べ物を食べながら歩いているシーンから食いしん坊疑惑がついて回っている。

 「早霜」(艦名)……夕雲型の17番艦として建造される。この時期になると練度とか言っていられない状態で軽い任務がそのまま訓練になるような状態だった。それでも空母の護衛の任務を果たしている。マリアナでは沈みゆく「飛鷹」の乗組員の救助をしている。サマール沖海戦で負傷をし、その後なんとか航行するも敵に発見される。艦長が「平山俊雄」だったこともあり、奇策まで使って逃げ切るかと思われた瞬間に魚雷の一撃を食らって航行不能に陥ってしまう。(ただこの時乗組員は結果盛んな連中が多く、機銃兵が打たれて負傷もしくは戦死しているそばから機関兵が出てきて機銃を撃ちまくっていたという話が残る)しかしここからが彼女のハイライトだった。「鬼怒」の救出に来た「不知火」が敵の攻撃によって沈むところを目撃。さらに「早霜」を救出に来た「藤浪」がミッチャーの部隊によって轟沈してしまい、乗り合わせていた「鳥海」の救出兵もろとも全員戦死。その後「那智」の艦載機が発見して、この2隻の最期を知ることになる。乗組員はさらに2週間放って置かれる形にはなったが無事救出。航行できる状態ではなかったのでそのまま船体は放棄された。その後アメリカ軍が早霜を発見したという話はあるのだが、どうなっているのかはわかっていない。
 雰囲気からしてかなりの影を見せるのはやはり目の前で船が沈んだことによるものだろうと推測される。改に変化すると時報ボイスがつくのだが、昼に「肉じゃが」、夜には「ココナッツ入りのカレー」を作ってくれる。そしておやつにはキャラメルを持ってきてくれるのだが、「巻雲」が姉さんと呼ばれるのを違和感を感じるかも。色々と食べ物を作ってきてくれるので、将来的には「居酒屋鳳翔」の一員になっていそうな感じが……と思ったら二次創作でバー早霜を作りることに。最も飲むというよりも勧めまくった結果当事になるんだろうけれど。

 「速吸」(艦名)……当初は給油艦として建造される予定だったのだが、その途中でミッドウェイが起こり空母4隻が落とされる自体になり、計画変更。カタパストで流星を飛ばせるように設計しなおした給油艦として竣工する。しかしその流星はまともな生産数を出すことができずに速吸に搭載されることがなかった。1944年4月に就航。いきなりマリアナ沖海戦に投入される。マリアナ沖の大配線の撤退途中にミッチャーが率いる部隊が襲いかかる。周辺の補給部隊は次々と航行不能に陥り雷撃処分される中で、被弾をした速吸の乗組員はその状態でも士気が高く襲いかかる航空機相手に果敢に闘いながら撤退をする。その後は別の任務で輸送作戦に当たるものの、潜水艦の集中攻撃に合う。特に痛かったのは護衛空母「大鷹」が真っ先に潰されたこと。これにより船団は大混乱に陥り散り散りに逃げ出すのだが、速吸はそこで「ブルーフィッシュ」の魚雷4本を食らって沈んでしまう。その「ブルーフィッシュ」が沈みゆく「速吸」を撮影したのが唯一の写真として残るという皮肉に。
 2015年版アイアンボトムサウンドのクリアー特典として登場。艦の性質上から戦力になりづらいと考えるひとが多いかもしれないけれど、改になってから劇的にその考えは変る。当初計画されていた流星・流星改(改の初期装備は流星が載っている)などの艦攻が載せられるようになり、それに伴い空母扱いの攻撃力になることで、戦力値が大幅に激増。無印の戦艦ぐらいだったら条件次第では難なく沈めるようになるほど。このため戦力外とみなすのは間違い。状況次第ではMVPをさらっていく。ただし運はそれほど高くはないし、全体的なスペックは低めなので過信は禁物だし、中破になると攻撃ができない。さらに戦艦レベルの燃料の消費量には気をつけなくてはいけないところだが……
 前から実装が予告されていて、2015夏イベスタートメンテ前日の公式のイベントで「瑞鳳」の中の人が「速吸」を担当しましたという事を言ってしまったために、かなりに期待値が高くなってしまった。ショートカットに上ジャージという姿はどうみても運動部のマネージャーですという組み合わせで、今年の夏イベの象徴になった。ケッコンカッコカリ後のボイスで「日向」と「最上」の影響を受けている(瑞雲は装備できるけど)のは、見逃してあげるとして、出してくる料理とかを見ると相当のメシウマ勢に見えてくる。彼女のボイスに出てくる姉と「大鷹」は果たしていつ出てくるのか……その夏イベが終わった後の秋にボイスが追加……されるもこの子、就航して秋を前にして沈んでいるのが……

 「パラオ級潜水艦」(兵器)……ガトー級潜水艦を改良した後継型。ガトー級以上の増産体制で作られ出来上がった数はガトー級を上回る101。「金剛」を撃沈させた「シーライオン」がこのクラスに所属。一定の活躍を見せたのだが、投入されたのが後期であったために、ガトー級の活躍を見せることはなかったが「ダング」だけは他の潜水艦よりも多くの船を轟沈させている。(ただし、潜水艦自体は終戦までもたなかった)ただしガトー級同様戦後はやはり持て余される存在に。一部は記念扱いとして残ったが、そのほとんどを外国に押し付けることになる。

 「ハリー・トル−マン」(人名)……太平洋戦争終結時の大統領で、ブッシュ息子と並ぶぐらいの史上最低の支持率を持った記録を持つ。家の家業である農業を手伝ったあと、軍の道へ。その後政治家の道に入るのだが、おそらくその前の時期には人種偏見に対する芽は確実にあったとされる。そのためか支持を得ようとして「ク・クラックス・クラン」に近づいたこともあった。カウンティジャッジ(その地域の行政的責任者)として相当距離の道路の建設に貢献。これが認められた上に周辺の後押しもあって上院議員に。上院議員時代には海軍の無駄を洗い直たことで一気に有名になる。
 あきらかにソ連に近い態度を取っていたルーズベルトに変わりトルーマンが大統領になると、共産主義の信仰者の代理人と言わんばかりのルーズベルトとは対象的な対ソ連を意識した政策を取るようになる。(ただしその背景にはルーズベルトたちがトルーマンに会談の経緯を何も伝えなかったということに由来する)ポツダム会談ではソ連ではなく中華民国の代表を招く、原爆投下を実行させる、さらに強力な水素爆弾の開発にゴーサインを出すなど、1種の冷戦推進者として名前が上がるほど。それ故に「原爆終戦論」もある種彼の自己保身の賜ではないのかという話がある。再選後は国内に目を向けるのだが「ニューディール政策」の焼き直しと言っても良いレベルの政策に民主党の保守派にその政策が受け入れられず、朝鮮戦争勃発後に再び外交中心政策に舵を切る。結果的にこれが彼の政治生命を自らの手で断ち切ることになってしまった。フランクリン・ルーズベルトとは仲が良かったが、トルーマンとは仲がよくなかったがゆえに援助を打ち切られる形で後ろ盾を失った国民党とその後に出来た中国の存在・原爆投下を巡って更迭したマッカーサーの後ろにあった圧倒的な国民世論を敵に回したこと・ベトナムの存在などがあり、政治生命は断ち切られる形になった。
 自ら投下の決断をした原爆によって、戦争終結に導いたというされる評価がある反面、その原爆使用(最もしたらしたでまた迷惑が日本にかかるのは確定的だが)を巡ってマッカーサーを切った結果自らの政治生命も終わらせたという点において考えると、ある意味自分がまいた種で自分の命まで刈ってしまったという残念レベルの評価が出来る人物だと思う。現実の評価としてはいろいろあるけれど、なかには「大統領の器ではなかった」という手厳しい批判も。

 「春風」(艦名)……神風型駆逐艦の3番艦。当初は第5駆逐艦と呼ばれていたが後に春風という名前に変更した。名前としては先代が引退しての4ヶ月後の襲名でもしその先輩の名前を受けづかなかったから真風(まじ)という名前になっていた。太平洋戦争時においては第5駆逐隊に所属。主にフィリピン方面において行動をし、バタビア沖海戦に参加。この時巡洋艦を共同撃沈する。ただこの時ドジっ子「最上」がやらかした陸軍に対しての魚雷発射は実は彼女じゃないのかという疑惑もある。42年11月には日本軍が設置したと思われる機雷に接触をし、大破という大損害を受け修理を受けるものの、修理を受けて復帰。44年には船団護衛中に潜水艦シャークを撃沈させるものの、その10日後に今度はセイルフィッシュの一撃を食らって船尾喪失の大破になってしまう。応急修理を受けてなんとか日本に旗艦。その後動かされることもなく終戦を迎える。終戦後は京都竹野港の防波堤として利用されたいたのだが、アイオン台風によって防波堤としての機能まで失ってしまい、結局スクラップとして解体されてしまった。次世代はかなり早い。戦後初の護衛艦のネームシップとしていち早く建造された護衛艦の名前に「ゆきかぜ」とともに襲名。その役目を終えても資料として展示されていたものの、2002年に塩害がひどく解体されてしまった。
 2016年春イベントに初登場。ドロップ限定での登場。(自分のところはラスボスマスの削りで登場)神風型の特徴である袴姿で、和傘を持っている。性格というよりも雰囲気が大正時代のお嬢様そのもの。料理もでき昼食にはサンドイッチ(多分自作)、夜には「川内」直伝イワシ団子を振る舞ってくれる。ただ背負い込むような性格でもあるので23時のボイスにはかなりずしりと来る。

 「バルジ」(その他)……追加装甲。これをつけることによってその船の防御力を高める効果がある。反面重量が重くなるので遅くなるという欠点も。12月の上位ランカーに送られる形で1月のメンテナンス後に先行実行される。作るレシピは鉄鋼最大。後は最低でも出る。

 「榛名」(艦名)……金剛型の3番目の戦艦で、民間の建造所で作られた。戦時中に「熊野」とともに擬人化されていたこともある。(ただしそれは明らかに*******……)「榛名」が神戸川崎で製造されたのに対し、妹「霧島」が三菱で製造された。途中榛名の方の機関建造の時に故障が発生して担当が自刃してしまったことから竣工日をわざわざ同じにした。太平洋戦争では「金剛」とコンビを組み活躍。しかし3度もアメリカの公式上では轟沈されたことになっている。姉妹が次々と轟沈していく中、彼女自身も何度も傷つきながら唯一生き残って(それでも何故か複数回轟沈した扱いになっている)戦うのだが、最終的には運用できる燃料がなくなってしまい呉に残ることに。ここで呉の大攻撃で、同じく生き残った「日向」・「伊勢」とともに大破してしまうが、かろうじて戦闘可能部分の一部が生き残っておりそれだけに沈まないとして乗組員の意識はさらに上がった。空襲時においてB29を2期撃墜している。(この時捕虜もとらえたのだが、原爆という同士討ちのせいで死亡)しかし時すでに遅くヒロシマを見る形で終戦を迎えてしまう。大破着底をした姿が映像で残っている。最終的には資材としてスクラップになってしまった。艦長室の机が健在。しかし最後まで生き残ったということは乗組員も多数生き残っているだけに「雪風」と並ぶ武勲艦として見る人も多い。(活動期間はその「雪風」よりも1年多い30年と100日で艦船の活動期間全体で3番目)それ故に艦これ上では4姉妹の中では一番運が高い数値に設定されている。(改の段階で「20」)
 二代目として護衛艦「はるな」が建造された。この「はるな」は「ひえい」とともに、自衛隊の中心として活躍。さらに時代の節目としてのPKO派遣でも活躍を見せた後に、「ひえい」よりも先に退任。解体されてしまっているが同じ護衛艦「しらね」が火災を起こしてしまったために、「はるな」(一時期は「しらね」の代わりに延命しようとしたことも)の部品の一部が「しらね」に移植されている。
 ゲーム上の「榛名」はかなりしっかりとした性格で「金剛」と同じ「提督LOVE」の一人と見られている。そのためかビスマルクと同じように「でかい雷」と言われることも。おさわりの時のセリフで落とされた提督の数も底しれず、気がついた時には常時秘書艦としていることも。姉妹3人に遅れること数ヶ月、2014年の7月末に行われたアップデートでついに改2に。新装備2つ、運の上昇(41に)などが目立つのだが,その代わりに最高の改2レベルである80を要求されることに。時報セリフから忠犬台詞がかなり増えたが、午前5時の添い寝はさらに数多くの提督を落とすことに。(ただしそのセリフの中で浮き砲台時代を思わせるような台詞もある)改2絵において砲に施された縦縞(ダズル迷彩)はちゃんと映像に残っているもので迷彩としてつけられたもの。ある意味「吹雪」以上のヒロインと言っても過言ではない。人気もかなり高く、さらに優遇もされているのだが、何故かある雑誌において全てを公開されるとして何故か下着まで公開されてしまっていた。

 「春雨」(艦名)……白露型駆逐艦の5番艦。「春雨」という名前故に本人も美味しそうとか自虐に走っているが名前の由来は「春に降る静かな雨」という意味。彼女は2代めで、初代は日露戦争で「マカロフ爺さん」こと「ステバン・マカロフ」(名将)を敗死させた功労者であるが、触雷で艦の形が変わったり、最終的には荒天によって沈んでしまうなど数奇な運命をたどっている。第2駆逐隊に編入の後に水雷戦隊に入りミッドウェイでの攻略作戦に参加するものの、正規空母の喪失により撤退をすることに。ガダルカナルのルンガ泊地強襲の時には「由良」の介錯をすることになってしまった。ソロモン海戦の時には「夕立」と行動。敵船団発見の時に「春雨」は「夕立」と攻撃をしつつ海域を離れたのだが、夕立ちは大立ち回りをこの時繰り広げることになる。その後輸送任務に従事。潜水艦との戦闘で大怪我を追ってしまうが修理の後に復帰。本来であればその段階で練習艦になっていたので復帰することはない可能性もあったのだが、状況が許さなかった。トラック島空襲の中で、仲間たちが続々と沈んでいく中でかろうじて脱出。この後に一度は解散された部隊が再結成されたのだが、敵空襲を受ける形で部隊司令部ごと沈んでしまう。戦後むらさめ型の護衛艦として名前が復活。3代目は89年まで頑張り、今の4代目は同じむらさめ型の2番艦として護衛艦の主力を引っ張っている。ちなみに4代目はあるアニメのモデルにもなっている。その上、艦これでの彼女の絵をモチーフにした二次創作までもが、その艦内に飾られているんだとか。
 2014年の夏イベントのE1報酬として登場。「大鯨」にしかついていない特殊装備を持ってきてくれるが、普通の駆逐艦。(姉二人がド派手すぎたせいもあるのだが……)改造をすると普通の砲よりも強い砲を持ってきてくれるが、普通の駆逐艦の改と言った感じ。なぜが「ドラム缶」を改になってきてから持ってきてくれるが、枠を若干圧迫するだけ。改造をすると時報ボイスがついてくるのだが、夕飯に「麻婆春雨」を作ってくれるという自虐っぷりを披露。しかしかなりの本格派で調味料なんかにもこだわっている。かなりの料理上手と見るが。

 「はるな型護衛艦」(艦名)……「榛名」「比叡」の次代。日本初のヘリ空母として建造される。1970年台に就航。色々配置転換はあるものの、役目を全うしている。ちなみに次世代は「こんごう型護衛艦」よりも年上。はるなはその機能の一部を、誰かが持ち込んだ中国製の冷蔵庫のが原因の火災を起こした「しらね」(2015年に引退。標的艦になるのが決まっている)に機能の一部を移植された後に2010年に引退し解体。ひえいは2011年に引退後解体されている。

 「ハル・ノート」(出来事)……アメリカが日本に対して突きつけた最後通牒。内容は中国からの撤退・日独伊三国同盟からの脱退などあきらかに日本側に極端に不利になるようなものばっかりだった。日本側からの提案をルーズベルトがはねつけてしまいこのようなものを押し付けた形で日本側は激怒。これによってそれまで水面下で続けてきた交渉が全て頓挫してしまい、開戦が決定的になってしまった。ただしハルノートといっても作り上げたのは実はルーズベルトとコミンテルンのスパイたち。ハルは最初は穏便なものにしようとしていたのを、握りつぶしてしまった。

 「パールハーバー(映画)」(その他)……真珠湾攻撃を部隊にした映画。しかし内容はガタガタ、時代考証や状況把握は全く出来ていないなど評価は最低レベル。さらに試写会からの日系はじきも含めてかなりの問題作に。それなりの上映の売上はでたか、基本的に戦争映画としては「見る価値なし」のレベルの映画。なにからなにまで問題がありゴールデンラズベリー賞にノミネートされた。

 「ハリー・ホワイト」(人物)……アメリカ政府の官僚であるが、同時にコミンテルンのスパイ。太平洋戦争を引き起こした張本人の1人とも言えるわけで、ある意味彼は最大級の戦犯レベルのことをしでかしている。マネタリスト・ケインジアンの先駆けとされる人物でIMFの構想の中心を作った人であるのだが、太平洋戦争的にいえばハルが用意した柔軟の案を破棄させるために暗躍をしまくったことが発覚している一種の大戦犯。戦後はもちろん赤狩りの対象になるのだが、本人は否定。しかし他の人の尋問(KGBのアメリカ担当のやったことについて)で彼が大きく関わっていることが証言として出てきたので、彼に証言を求めることに。その証言をした三日後に急死。自殺だと言われている。彼はスパイを否定していたものの、後に彼がスパイだったことが文書解読ののちに確認されている。

 「半舷上陸」(その他)……乗組員の半分を当直として艦内に、半数を上陸させること。「瑞鳳」の21時の時報セリフから。見た目が幼く見える瑞鳳が実は成人じゃないのかと言われる根拠になっている。

 「バンザイアタック」(その他)……追い詰められた日本軍兵士が最後の手段として、アメリカ軍に対して無謀な突撃をしたこと。バンザイと言いながら突撃したためこういう名前が付けられた。日本軍が太平洋戦争の前に決めた無降伏主義がもたらした戦術的悲劇の一つだが、アメリカにも心理的なダメージを与えたらしく戦後PTSDになる人が続出したとか。結果的にいえばアメリカは心理的ケアを怠る状況の種を自らまいてしまった形に。これがベトナムで芽吹くことになる。ちなみにアメリカ軍にいた日系人部隊「第442連隊戦闘団」も「バンザイアタック」という名の攻撃をしていたが、こっちは突撃ではなく、気合入れ。その為「バンザイ」以外の言葉も多かったとか。

 「バンザイクリフ」(場所)……サイパン最北部にある岬。ここに追い詰められた日本軍や民間人がアメリカン降伏勧告に従わずに続々と崖から飛び降りた。その数は推定10000人。そのため真下の海が赤く染まってしまった。その多くが「天皇陛下バンザイ」と言いながら飛び降りたため戦後「バンザイクリフ」と呼ばれることになる。サイパンを管理している北マリアナ政府は現地語の「プンタンサバネタ」に変更しているが、「バンザイクリフ」のほうが世界中に浸透している。現在は平和公園として観光地の一つとなっている。同じような場所として近くに「スーザイドクリフ」という名前の場所もある。(スーザード=「自殺」)

 「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」(人名)……第2次世界大戦を象徴するドイツのパイロットで、存在自体チート(彼の相棒も3代目を除くと全員チートレベルだが……)と言ってもいいような人物。とにかく出撃が好きで、それを止めたいヒットラーを逆に止めてしまったという逸話を持つ。ストーカを操り、急降下攻撃を繰り返す形で数多くの戦車を破壊しまくり、その数は壊した戦車の総数は一個の軍団の所有数に相当するとされる519(しかしこれでも少ない。負傷を隠して出撃をして手柄を他のパイロットに譲ったという話があるぐらいだし)・装甲車とトラック合わせて800台以上、戦艦「マラート」、上陸用舟艇、戦闘機(対空専門でなかったので数は少ないが)……と多岐にわたる。それ故にスターリンからは最悪の敵とみなされて懸賞金が掛けられるほどだった。戦闘中に足を失ってからも上層部の連中の心配をよそに出撃を繰り返し、数々の伝説を作ったのだが、終戦を迎えた時にはアメリカの基地に降り立って降伏する。
 ここでも周辺を驚愕させたのはその飛行機の性能。これだけの戦歴を上げるのだからその飛行機の性能はいいのだろうと思われていたのだが、実は性能では他の飛行機に比べて劣っていた。さらにルーデルは攻撃しやすいようにカスタムをした結果余計に操作性が悪くなってしまったいた事も判明。ルーデルのチートっぷりがさらに引き立つ結果になってしまった。
 戦後はいろいろあったもののアルゼンチンに移住。実業家&スキーヤーとして活躍。またドイツでは彼の栄光に肖りたい人達によっていろいろと事件が起こってしまい、大臣が辞任する騒ぎになる「ルーデルスキャンダル」という事例まで出てしまった。

 「比叡」(艦名)……金剛型2番目の戦艦で、実は艦むす全体で上から2番めの年。活動期間は28年と101日。「比叡」という名前自体は2代目。姉・「金剛」がイギリスで制作されたのに対し、「比叡」はイギリスから部品を輸入して組み立てたという一風変った経歴を持つ。(妹二人は設計図以外は完全国産)進水式の時に大正天皇が訪問に来てこの時に「比叡」という名前が付けられる。ワシントン海軍軍縮条約のおかげで改装が遅れていたために練習艦に格下げ。そのため練習艦としての活動が多かったのだが、連合艦隊に所属していなかったということもあり何度も「御召艦」として名誉を承ることもあり、「長門」・「陸奥」とは違う形で国民的人気が高かった。その時の姿が映像に残っていて、ようつべでその姿を見ることができる。(昭和8年の大演習観艦式。この時も「御召艦」だった)その海軍軍縮条約が切れたあとに戦艦(ただし書類上では沈没するまで練習戦艦だった→これが「ドジっ子」キャラの一因かも)に戻されるために、大改装を受ける。この改装が後に「大和」のモデルケースになった。(このため、金剛型で唯一前後の砲塔が別々で射撃を行うことができる)太平洋戦争では「霧島」とコンビを組み、各地の戦いに参戦。しかしソロモン海戦の時にスコールにあってしまって、さらに野戦に突入。この時に甲板部が被弾炎上してしまう。その後の空襲でさらにボロボロになった比叡を待っていたのは「機関室全滅」という大誤報。この誤報をまともに受けてしまった司令部は「雪風」たちの魚雷によって撃沈を決断してしまった(雪風たちが雷撃処分をしたのは最近になって否定され始めている。理由はそのことを書いた人間が実は現場にいなかったこと、現場にいた人間の証言が違うこと)自沈処分を決定。自らの手で沈んでしまった。もっともこの後の話が日本海軍らしく、すべての責任を最後の「比叡」の艦長に押し付けて、全く責任を取らなかったというのだから、こりゃ戦争に負けるわけだと思ってしまうエピソードにもなってしまった。比叡に関してはいろいろな書物で名前が上がっているが、乗組員だった人が出した本もあるし、最後の艦長(この艦長が井上晴美と全くギャクの考え方をしていたという話は余りにもの有名。その井上も左遷には反対の立場をとっていた)の話をまとめた本もある。大平洋戦争の負の面を見るとすれば、これほどの参考書物もないと思う。(ただしその信ぴょう性については若干怪しいのだが)現存するものは第2次改装の時に外れたと思われる錨と、同じ時期に外されたマストが合ったのだが、、マストは両休暇のために取り外されており金具の一部しか残っていない。
 ちなみに3代目「比叡」こと「ひえい」は護衛艦として活躍。40年近くの護衛艦として立派に役目を務め上げたあとに退役。2013年12月から本格的な解体がなされたが、錨だけ海上自衛隊の学校に飾られている。実は3代揃って長女になったことがない。
 ゲーム上の「比叡」は気合(ただしよく空回りをする)を全面に出す元気っ子で、たまにおさわりをしようとすると居眠りしていることがある。(後の時報ボイスでわかるのだが、完全に寝不足→最近では電撃処分される前の「旗艦室はまだ大丈夫なのに」という解釈らしい)最近はその言い回しから「アホの子疑惑」(2015年ヴァレンタインボイス追加で「ドジっ子」は確定。徹甲弾の代わりにチョコを飛ばそうとしているのだが、むしろそっちを飛ばしたほうが効果があるのではと思ってしまう人たち多数)、頭身の低さ(「金剛」と「霧島」は7頭身・「比叡」だけは6頭身らしい)から「ちびっ子疑惑」がついてしまっている。最初「姉LOVE」(でも史実だと組んだ回数は「霧島」のほうが多い)かと思われている反面、実際のところは提督も信頼している素振りを見せているためにどっちで捉えるのかと思っていたのだが「改2」のボイス実装で、楽しくデートをしているところからどっちかといえば「提督LOVE」よりに針が触れている。そしてご自慢の比叡カレーは提督の態度から「比叡」がメシマズなのか、比叡カレーが激辛なのかという論議が起こっているたのだが、2014年6月更新の公式4コマでメシマズ(公式4コマだと「ソコツモノ」「アレンジャー」、CDドラマだと「カクセナス」)確定。(でも公式4コマでも「金剛」曰く「御召艦時代は料理の腕は老舗ホテル並み」で「気合を入れる」とだめらしい。メシマズの元ネタは次世代の護衛艦「ひえい」かも。自衛隊から屈指のメシマズと言われていたので。もう一つの理由は昭和天皇。何でも出されたものを食べてしまうので、出すときにはかなりの毒抜きという栄養削除をやっていたとも。更に柏餅の葉も食べたという話も残っている)、この公式4コマではスコーンにこんにゃくを添えるという荒業を見せ、更に「瑞鳳」が主人公の小説では青い色をした卵焼きを披露していた。(2014年8月のアップデートで2代目メシマズ「磯風」が……)御召艦5回という栄光から考えると前者のほうが近いような気がするんだけど。(御召艦になった経緯から考えると、ナンバーワンの料理上手だと思ったんだけど→コック経験のある隊員が残り込んでいた。公式4コマでの「金剛」いわく気合入れるとダメだとか……)それゆえに一部提督を戦慄させたのは2015年バレンタインボイス。徹甲弾と間違えてチョコを飛ばそうとしていたのだが、逆にそっちを飛ばしてくれたほうが……という二次創作が合ったりする。二次創作の一部では初期の姉LOVEが講じて変な属性が付いているというケースも……あと「ケッコンカッコカリ」のセリフで戸惑いながら断ってしまうため、悲嘆にくれる提督も多いとか。まあ、信頼関係が強まったということで。
 2016年の某コンビニとのコラボ企画で主人公に大抜擢される。のに、自身の姿をあしらった景品がプリペイドカード用の書下ろしイラストのシールだけだったこともあり、制服の「鹿島」と私服の阿賀野型(ともにクリアーファイル)に押される形で目立たない。

 「比叡(初代)」(艦名)→初代「比叡」も「金剛」(初代)の姉妹艦で、コルベット船。2代目と違ってイギリスに完全発注という形で日本にやってきた。日清戦争で敵陣のまっただ中を単独で突っ切ってきたという武勲艦で、その時の軍艦旗は二代目「比叡」にも載せられることになった。またエルトゥールル号事件の生存者を運ぶという歴史的役割も「金剛」とともに果たしている。

 「比叡カレー」(ゲーム・その他)……時報ボイスで発覚した「比叡改2」がデートの後に作るカレー。どうやら「比叡」は設定上はメシマズの模様で、食べた提督は逃げ出してしまう。二次創作では犠牲者がほかの艦むすに広がっていたり、さらに鍋から紫の瘴気みたいなものが出ているんですけど……いや、普通にカレールー使って下さい……
 ちなみに姉の「金剛」はメシウマクラスの腕は持っているものの、スープカレーが受け入れられず(公式4コマ)に提督の前以外では作らない。ちなみに横須賀のカレー屋さんがかなりの激辛カレーを開発した模様。いちおう比叡が作るカレーでも「激辛説」もあるので、これはこれでありなんだけど、辛さの単位が「1ヒェー」(3段階)というのが……
 ちなみに景品くじの商品の中には金剛監修の比叡カレー(改)というのがレシピとして載っている。こっちは甘味づけにヨーグルトとブルベリージャムを使用しているもの。

 「ピエトロ・バドリオ」(人名)……ムッソリーニがクーデターで失脚した後のイタリアの首相。第1次世界大戦で参謀長や師団長を歴任。ムッソリーニのローマ侵攻に反対されブラジルに飛ばされた以外では、順調にステップを駆け上がっていった。第2次世界大戦では真っ向からムッソリーニと対立。(元々イタリア軍には戦争をするという雰囲気は上層部にはなかったようだけど)敗戦を重ねムッソリーニを追い落とすことに成功したときに首相に就任するのだが、気配を察知したドイツによってローマを国王ももろとも追い出される。このことが彼の政治的キャリアの終焉を同時に意味することとなり、連合国によるローマ奪還による帰還直後に首相の座を辞任し、表舞台から姿を消した。最近エチオピアでの軍事行動がきっかけで、戦争犯罪人の嫌疑がかけられている。

 「ビキニ環礁」(場所)……マーシャル諸島(国)の中にある諸島。1946年から1958年までアメリカが核実験を行った。「クロスロード作戦」もこの辺りで敢行されている。しかしそこにいくつまでにアメリカはそこにいる住民を強制排除したり、さらに遠く離れた場所の住民を被曝させたりとしているために、ある意味アメリカのやりっ放しの理論が大問題に。帰島も一時的に出来たのだが、IAEAの調査で食料品が大漁に被曝していることから住むに適さないと判断。住民は未だに帰れずにいるが、短期の滞在では影響がないとの判断もされていて観光スポットになっている。「原爆ドーム」同様太平洋戦争絡みにおける「負の世界遺産」の一つ。

 「飛行将軍廟」(施設・その他)……台南にある民間信仰の廟。そこに祀られているのは台湾沖航空戦に出撃をして撃墜死をした杉浦茂峰という人物。集落を守るために自らの命を犠牲にしたことが戦後に判明をして、彼を祀るために1971年に建設された。

 「秘書艦」(ゲーム)……第1艦隊の旗艦のこと。起動した時に画面で挨拶をしてくれるのだが、大抵は登場ボイスだったりする。(例外はあるが)

 「ビスマルク」(艦名)……鉄兜宰相ビスマルクが名前になった戦艦。ドイツの粋を集めて作られただけにそのスペックはものすごくイギリスのフッドを一撃で倒すというものすごいことをやってのける。しかしそれがこの船にとっては仇になってしまった。ブチ切れたイギリス海軍は全軍を用いてビスマルクを執拗に追う。ビスマルクもその攻撃に耐え続けるのだが、さすがに集中攻撃には耐え切れず沈んでしまった。しかしその反動はインド洋において日本軍の攻撃によって最新鋭戦艦2隻が沈められるという事態を産んでしまっている。沈んだ時期故に他のドイツ艦2隻+「深雪」とともに太平洋戦争を知らない世代になっている。実は竣工してから沈むまでの旗艦が艦これ実装されている戦艦の中で一番短い。(276日)
海外艦の1隻で出す条件が「Z1」「Z3」を旗艦にした状態で大型建造をして出すというもの。そのためかなかなかご多面出来ないという人が多い。早い段階で改2実装。さらに2014年9月のアップデート改3が実装され、戦艦なのに魚雷が打てるようになった。
 まさかの3回めの改造という事になったのだが絵師さんの説明では、元々書いていた落書きイラストがそのまま正式絵として採用された、ビスマルクには実装されていないけれど妹の「テイルビッツ」には魚雷が実装されていたこと、さらに裏設定で日本に来て彼女よりも強い艦に出会って凹んでいたところに、立ち直って日本で3回めの改造を行ったという設定で改3が実装されたとのこと。金剛型との違いはその耐久力。高速戦艦扱いなのに耐久力は「大和改」と同じというハイスペック。攻撃力も長門と同じ所まで上昇する事を考えると主力として考えるのもいいだろう。幸いにも高速重視の5−4があるし。
 アナダは「ビス子」。ドイツが誇る戦艦だけに誇り高く登場するのだが、その実は「でかい暁」と呼ばれるほどのツンデレ。名前故にプライドもかなり高いのだが、日本に来て現実を見てしょげていたようで、改3はその後日本で改造された(塗装面から)という設定になっている。あとセリフから「シャルンホルスト」が来るのはほぼ確定と見ていいのだが……ちなみに「金剛」と「長門」は知らない設定だが、扶桑姉妹に関しては高い艦橋から気にしている模様。

 「日立造船桜島工場」(施設)……日本で最初の空母だった「鳳翔」、そして日本で最期に建造された空母である「葛城」が解体された工場。跡地には現在「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が建設されている。

 「ビック7(セブン)」(その他)……ワシントン軍縮条約状態の中で作られた7隻の戦艦のこと。日本の陸奥の建造を認めてもらう代わりに、仕方なしに他の船の建造を認めたという話。日本の「長門」・「陸奥」、アメリカの「コロラド」・「メリーランド」・「ウエストヴァージニア」、イギリスの「ネルソン」・「ロドニー」の7隻。ただし性能面では長門と陸奥が圧倒的に抜けていたというか、他の船が遅かった。

 「ビハール号事件」(出来事・戦争犯罪)……日本が起こした戦争犯罪。「利根」をアメリカの船として偽装して、イギリスの商船を沈没。一部を捕虜収容所に送るものの、残りをすべて殺してしまったという事件。海軍司令からは「作戦中においては捕虜は殺せ」(これも国際法違反)という命令は出ていたが、利根の艦長はあきらかに軍令違反も犯していた。利根の艦長「黛治夫」とその上司である「左近允尚正」が戦犯として戦後裁判にかけられ、実行犯の黛治夫が懲役刑、左近允尚正には死刑判決がくだされた。

 「響→ヴェールヌイ→デカブリスト」(艦名)……暁型駆逐艦の一員で、特型駆逐艦の中で唯一(特型駆逐艦で生き残ったのは「潮」もいるが「潮」は終戦の段階では動けなかった)の戦争をくぐり抜けた。キスカ湾で敵の攻撃により大破になってしまうのだが、応急修理がきいたのもあって沈むのだけは免れて修理を受けることに。その後は各地を回っていくのだが、所属していた第6駆逐隊が「響」以外の3隻が沈んでしまったために解散。その後は赤痢の大流行で護衛中に佐世保に向かわなくてはいけない事態(このおかげで護衛対象が沈められるが「響」は無事)が起きたり、坊ノ岬沖海戦では機雷に接触して修理に向かったために、悲劇を免れることが出来た。その後は新潟に向かい、そこで終戦を迎える。戦後賠償艦としてソ連にわたって「ヴェールヌイ」という名前に改装。そこで2年間過ごした後に練習艦「デカブリスト」に。1950年台に除籍をし1970年台に標的艦として最後を迎えることになる。実は現存していた年代だけでいえば一番長生きをしている。
 ゲーム中では最後の最後まで生き延びて仲間たちの行く末を知っているせいか、かなりクールなキャラクターになっている。ソ連生活があったせいか、簡単なロシア語を言葉の中に入れてくる。(ただし公式4コマでは吹雪の中の人(声優さん)がロシア語ができるので、圧倒されてしまうのだが)改2改造すると「ヴェールヌイ」に改名。さらに時報ボイスまでつくことになる。「伊8」からライ麦パンをもらうぐらいの交流はあるようだ。ちなみに彼女はカレーの代わりにボルシチを作ってくれる。

 「ヒャッハーさん」(その他)……「隼鷹」のこと。登場するときに「ヒャッハー」ということから。こう入はいっているけれど、彼女、世が世なら「飛鷹」とともに日本屈指のお嬢様と言われてもおかしくはないんだけど。

 「日向」(艦名)……元々は扶桑型4番目の船として製造される予定だったのだが、伊勢型の2番目として就航される。管内神社があるという一方変わったものを取り入れている一方で、航空戦艦導入のきっかけになった爆発事故も二回起こしている。(「伊勢」はそういう事故は一回も起きなかった)ちなみにそのうちの一回の爆発事故(1942年5月5日に発生)は当時の映像ニュースにしっかりと残っている。(どうやらその様子を艦長以下誰も気がついていなかった模様。みたら砲撃じゃなくて爆発してる)「伊勢」と行動を一緒にしていたため、その戦歴も「伊勢」と一緒。「北号作戦」では旗艦を務めた。それ故に最後も「伊勢」と同じく呉で終戦を迎え、同じように解体されてしまった。
 ゲーム中の日向は冷静というかなんというか、公式4コマでは伊勢の暴走を止めるストッパー役として駆逐艦たちの始動にあたっている。ゲーム中の能力は伊勢とほぼ一緒で運の数値は幸運艦設定で改造すれば30にまで上がる。しかも改造レベルも10。北号作戦の展開を考えるなら変えておきたいところ。ちなみにゲーム中で日向が喋る台詞は、いくつかその後の彼女自身を暗示させるようなことがある。「ロクマル」「VLS」「第1護衛隊軍」(「ロクマル」に至っては補給の時にはっきりといっている)がそれで、いずれも戦後の2代目「ひゅうが」に関わるもの。ある意味将来の時代の先取りを感じているのかもしれない。(とある二次創作だと自分が飛んでるし)後改造するとMVPの台詞で航空巡洋艦に改造できる「最上」のことを相当気にしているみたいだけど……

 「平賀譲」(人物)……日本海軍の中心にいた設計者で、後に東京帝国大学の総長を務めることになる。しかしその性格は他人を蹴落としてまで上がるという性格を持っていた、さらに新しいことが取り入れられず古い状況に固執したことから評判はかなり悪い人物でもある。代表作は「夕張」と「妙高型」だが、夕張の紹介ボイス「旗艦室に一発」とあるようにダメージ・コントロールの研究もしていなかったことから簡単に沈んでしまう船ばっかり作られるという結果になってしまった。特にライバルとの競争に打ち勝った結果、ライバルの残したデーターをすべて潰したとされ、それが防御力のなさと対空能力の不備になったと指摘されているほど。幸いにも彼自身は終戦を迎える前にこの世を去っているが、直接的な大戦犯ではないにせよ、確実に戦犯に名前が上がってくる人(彼の上司でさえも敗因に彼の復帰をあげるほど)になってしまっている。そば好きでも知られていて「夕張」が時報ボイスでやたらめったらそばを薦めてくるのは、彼の最後に食べたいものだったということから。

 「飛龍」(艦名)……正規空母の1隻で南雲機動部隊の中では一番の年下。左舷に艦橋がおいてあるという珍しいスタイル(他にこのスタイルをとっているのは「赤城」だけ)を取る。元々は蒼龍型の2番艦としての建造だったのだが、軍縮条約廃棄が間に入ったせいか、どんどん発想を組み入れた結果蒼龍とは完全に違った形の船が出来上がる。将来を見通す形での空母の母体として蒼龍とともに建設。真珠湾攻撃、セイロン沖海戦で活躍。まさに花型の一翼を担ったのだが、ミッドウェイでそれが暗転する。蒼龍・加賀・赤城が沈没した時においてはまだ無傷だった。残った飛龍だけで反撃を開始。「ヨークタウン」を艦載機の決死行の末に相討ちに近い形にまで持って行くが、残り二隻の艦載機の集中攻撃を食らう形で被弾。南雲機動部隊の中でも最大の犠牲者を出す形で沈没してしまう。
 娘ではないが次世代の名前として消防船としての名前として「ひりゅう」がある。初代は老朽化の中で頑張り、今の「ひりゅう」は2代目。東日本大震災の時の象徴のひとつとされる市原の石油プラント火災の時にはいち早く駆けつけて海上からの消火活動に従事していた。
 ゲーム中の彼女はどこでもいそうな活発な子と言うイメージ。ただとにかくその最後の時に乗っている人間がエース級の人間だったがゆえにやたらめったらその人達の名前を出してくることが多い。運の数値が正規空母なかでは2番目で改造すれば40。さらに2014年6月のアップデートで実装された「改2」(レベルは77)においては瑞鶴を超える50にまで成長する。さらになかなかの武装も持ってきてくれるのだが艦載数の編成が極端になったのが泣き所。そして彼女との最大のからみといえばやはり「山口多聞」。その関係はまさに親子(二次創作の絵なんかを見ているとまさにそんな感じだし、「山口多聞」自身も家族思いだったのでから余計に困る)といった感じなので、「ケッコンカッコカリ」をする時に妙なプレッシャーを感じるとか感じないとか。ただ解釈によっては「多聞丸LOVE」としてファザコン扱いをする人もいる。ちなみに髪型はサイドテール。

 「ヒロシマ」(出来事)……広島の原爆投下のことを表す。「まるゆ」の元艦長のエピソードが……

 「広島原発建設計画」(出来事)……1953年にアメリカに持ち上がった計画。しかしトルーマンのあとを継いだ就任直後のアイゼンハワーが「そんなものがあると原爆投下への罪悪感となる」と反対して立ち消えに。アイゼンハワーは原爆投下に反対していた(勝負がついていた故に不要だという意味で)一人でもあったのだが、恐らく原発ができることで反米感情が増すと判断したのだろう。

 「広島城」(場所・出来事・その他)……毛利輝元が建築した城。当時安芸には毛利家の本拠としての堅城吉田郡山城があったのだが、秀吉の天下統一後に聚楽第を見た輝元は将来の経済政策などを考えると広島に移転したほうがやりやすいとのことで移転を決める。1599年に完成。その規模は大阪城に匹敵すると言われたのだが、関が原の戦いで破れたことで安芸を没収され毛利氏が長門に追いやられたことや、後に入った福島正則がすぐに改築を断行してしまったために詳細は不明。その福島正則も二度目の改修の時に幕府に許可を貰わないまま断行(申請はしていたが幕府の権力構造に巻き込まれて報告が届かなかった説もある)したことで川中島へ減封。結果的に浅野氏(後に松の廊下事件を起こす浅野内匠頭はここの分家)が入りそのまま明治維新まで浅野氏がこの地を治めることになるが、洪水や地震によって何度も修復や改造を余儀なくされている。
 明治維新以後は最初には県庁の施設、その後に陸軍の施設が作られる(県庁は移転)。日清戦争においては広島城が指揮の中心とされて大本営が置かれることになる。(東京以外で唯一の国会もここで開催)戦争後は急激に街が発展するがそれと同時に堀が埋められていくことになる。太平洋戦争の原爆投下においては、広島城に重要な書類などが集められたいた事もあり攻撃目標の一つになっていった。原爆投下の瞬間に江戸時代からの建物はほぼ消滅。天守も衝撃からバランスを崩して自壊。そこにいた10000人の部隊も壊滅という状態で戦後を迎えることになる。(アメリカ軍が撮影した街の様子やその後の街の様子などを写した写真が多数残っている。さらに江戸時代の姿を残した明治時代の時の写真も存在する)
 戦後になって原爆の論議のまっただ中に置いていかれる。再建派と現状維持派が対立。しかし城跡が史跡に指定されると、一気に再建の方向に。広島復興大博覧会の目玉として再建。この時に中堀も埋められて内堀だけになるという今の形に。この時に広島護国神社も移転をしてくることになった。現在は博物館をはじめ数々の複合施設としての役割を果たしている。
 DMMの別ゲームである「御城プロジェクト:RE」において2016年5月末のアップデートで実装。レア度は最高一歩手前の6。武器が弩なので、使い方として考えるのは後方支援か。さらに計略もそれほど使い勝手いいというものでもない感じが。ただし通常に関してはレア度の分だけ強め。あと親密度上げイベントで建設開始年代を30年も前倒ししちゃいかん。
 
 「ファットマン」(兵器)……長崎に落とされた原爆の名前。ただし名前自体は作られた120個の原爆の総称。名前の由来も映画のキャラクターからとっているとも、「チャーチル」からとっているとも。最初期のせいかかなり面倒くさい性能もち。

 「風船爆弾」(その他)……陸軍が開発した気球に吊るした爆弾を乗せてアメリカ本土に飛ばそうという一見するとロマンの塊のような武器。元々は海軍が考えていたのだが、陸軍がそれを引き継ぐ形で開発に成功。両国国技館や有楽町マリオンで制作されている。実際に10000個近く飛ばして攻撃を開始。途中で落とされたり、米につくまでにおちてしまうものもあって、実際に落ちた数は1000発程度あるのではとされている。直接的な人的被害はオレゴン州でピクニックに来ていた6人に直撃したものだけ(全体的な被害も想定すれば大したことはなかった)だが、それ以上にこれに生物兵器や毒ガスなどを詰め込んだものがあったら、どれだけの被害が出るのかという点では心理的効果を呼び起こしたという点ではかなりの効果があった(それゆえにアメリカ軍は報道管制をしくことになる)武器とも言える。もっとも大戦末期の状態で、陸軍がそこまで気が回っている様子は感じられないのだが。

 「フォレスタル」(艦名)……第2次世界大戦後に作られた空母の第1世代のネームシップ。大型空母計画が頓挫した後に、それを復活させる意味で作られた。初代国防長官の名前をとったのだが、この国防長官は海軍と空軍の対立によって鬱を発症して自殺してしまうといういわくつきの持ち主だったりする。朝鮮戦争には参加をせずにヨーロッパを中心に訓練を行う。戦争の出番が来たのはベトナム戦争。それも最悪の形で大注目されることになる。戦闘機の電気系統の故障により、ミサイルが誤射。これが他の機体(パイロットは後に大統領選に出馬をする「ジョン・マケイン」)に直撃。直撃された方のパイロットは脱出したものの、機体につけられていた旧式の爆弾に火がついて立て続けに誘爆、132人の犠牲者を生み出し、さらに自らも沈む可能性があった。湾岸戦争を経過して93年に退役している。

 「福留繁」(人名)……太平洋戦争をミッドウェイを境に前期後期に分けるとすれば、間違いなく後期の敗因の原因を作った一人にまずあげられる人間。戦略の能力を評価されていたのだが、考えが大砲巨艦主義による古さもあり、太平洋戦争開始の段階で重職にこの人がいた段階で、既に日本軍の人材不足露呈していると言われるほど。しかし一番の問題は情報漏洩の甘さを全く認識していなかった点。「海軍乙事件」でセブ島に逃げて上陸をしていた彼を含む9名が現地のゲリラに捉えられる。この時に持っていた最重要機密を奪われてしまい、これが数多くの敗戦を呼ぶ結果になってしまった。本人はこの時ゲリラは訳がわからないまま廃棄してしまうと思っていたようだが、実際は彼らは書類を司令部に届けていたということもわかっていることを考えると、悪い意味での海軍を象徴する人物である。(戦後の編纂史の編集においても、自分のしでかしたことの認識をわかっていないまま文句を編集者にいったというエピソードあり)

 「フーガテンビーフ」(その他)……「大鯨」こと「龍鳳」と「高波」が夕食に作るメニュー。「嵐」も「萩風」のレシピを元に作ろうとしていたが、成否不明。(苦戦中に陽炎がクラムチャウダーをおすそ分けをしたので)スコッチエッグの海軍風。牛ひき肉を味付けしたものを方に整えて中にゆでたまごもしくは生卵を入れてオーブンで焼き上げた料理。昭和以降の卵を入れないレシピが主流になっている。

 「不幸艦」(その他)……「幸運艦」の反対で常日頃、航行に支障をきたすほどの問題を抱えていたり、最初の出航で轟沈させられてしまったりする船のこと。代表的な所でいえば不幸姉妹こと「扶桑」「山城」姉妹や「熊野」。それよりも不幸なのは謎の爆発で沈んでしまった「陸奥」、さらに不幸なのは沈まない装甲をしていたはずなのに、急所を「アルバコア」の一撃で撃ちぬかれて沈んでしまった「大鳳」……それゆえに設定上彼女らの運の数値も低くなっている。

 「不幸姉妹」(その他)……扶桑・山城姉妹のこと。とにかく建造した段階から不幸の連続で、スピードが出ない、爆発事故は起こす、装甲も薄いときて、山城に至ってはドックに常に入っていると言われるほど。さらに不幸だったのが最初の本格的な出撃が、最後の出撃になってしまったこと。それゆえに運の数値は「5」。当初は不幸一番手と言われていたのだが、この上に「陸奥」がいてさらに「大鳳」が出てくるという……

 「不幸のお茶会」(その他)……公式4コマネタ。ゲーム上の運の数値が「10」未満。もしくは不幸につながるエピソード持ち(「翔鶴」が該当)の艦むすだけで行われる集まり。「扶桑姉妹」・「最上」以外の最上型・陸奥・翔鶴(運の数値は10だが、不幸エピソードたくさん)そして「大鳳」「まるゆ」「海外艦組」(全員運が10以下)がついに加わることに。

 「富士山赤富士化計画」(出来事)……CIAがまともに実行しようと計画していた馬鹿げた計画。精神攻撃担当の部署が存在していて、その部署が計画を建てたのは日本人の象徴の一つである富士山をペンキで赤く染めればダメージになるのではという思い込みで、ペンキを富士山にふりかけて赤くしてしまえというある意味子供よりも子どもじみた発想でたてられた計画。しかもアメリカ軍はそれ以上のバカっぷりでこの作戦をしようとするのだが、使うペンキの量が12万トン必要で、その燃料代を含めると600億円かかるトンデモ作戦だった。結果的に予算の関係から実行されなかったが、実行されたとしても「赤富士」という言葉あるぐらいなので効果は薄いような気が。

 「藤田信雄」(人物)……日本で唯一アメリカ本土を空爆した飛行機乗り。偵察任務を主な任務とし太平洋戦争開戦時には「伊25」に乗っていた。北太平洋オーストラリア攻撃に参加。ある時海軍の本部の呼ばれてそこでアメリカ本土攻撃を命令される。しかも彼単独で。相当の無茶振りだったのだが、運が良かったことに彼は警戒網をくぐり抜けオレゴン州ブルッキングス付近の森に爆弾を落とし帰還することに成功する。だが前日に雨が降ったこともあり爆弾は不発だった。さらにもう一度爆弾を落としたのだが、そっちの方も成功かどうかわからない。その後は海軍特務少尉に昇進。F6Fを一気撃墜している。それだけ腕が確かで困難な条件の訓練も難なくこなしていたという話もある。更に特攻を想定して部隊に回ったのだが特攻をしないまま終戦を迎えた。
 終戦後は故郷の土浦に戻っていたのだが、昭和37年のある日に政府関係者に呼び出されて向かった先にいたのは池田勇人と大平正芳。そこで言われたのはアメリカ政府がお前を探しているからアメリカへいけという言葉。不安になりながらアメリカに向かった彼を待っていたのは、ブルッキングスの市のフェスティバルだった。この時から彼と市との交流は始まって、留学生を受け入れたこともある。その後3度も現地を訪れセスナ機を操縦したことも。日本では長年知られることがなかった存在だったが、95年のテレビ番組で紹介されようやく日本人にも知られる存在に。その時尊命だった彼自身のインタビューも存在する。97年になくなったが、彼の家族による市との交流はまだ続いている。

 「伏見宮博恭王」(人物)……皇族の一人だが、生粋の軍人の一人で日露戦争から軍を率いていた。長男だったが庶子だったために臣籍降下されるところだったのだが、伯父とその子供の急死で一転。急遽その伯父の家である華頂宮をつぐことになる。その3年後に海軍兵学校へ。留学から帰国後は貴族院議員という立場でありながら軍人として過ごすことが多くなり、皇族としてという立場ではなくなってくる。(現実操舵技術は相当のものを持っていた)しかしその皇族という立場は否応にして彼の存在感を高めていくことになる。日露戦争では三笠に乗船。戦後父親の死により伏見宮の名前を次ぐことになる。彼が地位的に最高の地位につくのはこの後で、その理由は陸軍のトップに皇族がつくから、そのバランスを取ってということだった。しかし彼がこの時にやらかしたことが太平洋戦争開幕の一因にもつながってしまう。通称「大角人事」と言われるもので、立場が上のはずの海軍省と同じレベルの力を持つことになった。
 しかしこの人事が残した禍根はすぐに出てくる。ただでさえ大きかった人材的なハンデを余計に背負うことになる。(しかも大砲巨艦主義)しかし海軍省よりも力を持つことになった司令部のトップとして太平洋戦争中でもその権限を遺憾なく発揮。特に人事権では彼の了承がなければならないとされているほどの強大な権限を保持した。しかし長男の急死や、末っ子の戦死により健康状態が急速に悪化する。本来であれば皇室ということもあったのだが、この人事のおかげもあり見せしめのための逮捕の可能性もあった。が、終戦から1年とその翌日に死去。皇室関係者に戦犯はいないとされているが、ある意味この人だけは例外中の例外かも。

 「扶桑」(艦名)……金剛を超えるレベルでの超弩級戦艦をつくろうとして建造された純国産超弩級戦艦。名前だけだったら二代目。乗せられた武装は当時としては最強レベルのものを誇っていたのだが運行させてみると欠点だらけの戦艦だった。とにかく速度が遅い(それでも他の海外の船に比べれば早い26ノットを計測)、防御力はない、砲塔の不適切な配置など様々な問題を抱えていた。そのため改装を重ねたのだが、艦橋が大きなったりして余計にアンバランスな見た目になってしまった。柱島においてはあの陸奥の沈没を目の前で見ている。(当時の艦長と陸奥の艦長が海軍兵学校の同期)「扶桑」に陸奥の艦長がやってきて帰った直後に爆発事件が起きた。レイテ沖海戦では西村艦隊の一員として参戦。しかし待ち伏せ攻撃に会い魚雷攻撃の直撃を受けて船が2つに割れる程の大破であっけなく沈んでしまう。
 散々な言われ様をしていたのだが、海外ではその出で立ちから人気が高い船で、あるゲームの製作者は扶桑型を再現したいという理由でメンバーが集ったとか。(「公式4コマ」でも「ビスマルク」に触られていた)
 ゲーム中ではほんわかとした感じのお姉さんという感じのキャラクター。それ故か山城や扶桑を愛する提督からは場合は「姉さま」と呼ばれることがある。経歴から不幸の代表格という存在で、最初の立ち位置はそうだった。同系だったのだが、レベル20に上がると実装はされなかった航空戦艦+運「10」になるのでそこまで運用できれば充分だし、航空戦艦になればもう一隻航空戦艦を用意して駆逐艦2隻を集めて、彼女を旗艦にすれば遠征「北号作戦」は簡単に成功できる。(旗艦のレベル条件が20なので)航空戦艦になるの一撃は弱くなってしまうものの、3度攻撃(開幕+通常2回)ができるのでその分はカバーできると思う。
 公式4コマでは最初は「伊勢」たちに対してジェラシーを抱く嫉妬艦のイメージだったのだが、クリスマスで自分の艦橋を「正月的クリスマス仕様」に変えてから立ち位置がボケ役・オチ役に変化。あたらしい境地を作りだしてしまった。(ひな祭りの時には「ぼんぼり」、お花見時には「桜」で「山城」まで巻き込んだ。七夕の時には「短冊飾り」)ただしかなり嫉妬心が強く、「伊勢」や「日向」はもちろんとして、妹「山城」にまで嫉妬心を燃やしたことも。(「山城」は御召艦を経験しているが、「扶桑」は経験していない)2014年10月のアップデートで改2に。80というレベルと改造計画書が必要だが、航空戦艦として大きくパワーアップ。不幸状態も普通並みにまで回復している。しかし装備の改造がセットでついてきたためにソッチのほうに話題を取られてしまい、アップデート当時によく出てくるNHKの深夜番組もデーター紹介で出なかったという不幸を味わうことに。瑞雲を載せるのであれば第4スロットに載せること。そこだけ空母並みの艦載数を誇る。

 「物欲センサー」(その他)……このキャラクターがでて欲しい時に何故か絶対にでないというある種の状況を表している。そしてその物欲センサーを働かせていない時に限って超レアが発掘されるという状況。「大鯨」を発掘しようとして5−2を回っていて「雪風」が出たり、何も考えていなかった時に「瑞鶴」や「浦風」があっさりとでたり、「大和」建造に20回も失敗するとか。これ艦これだけではなく、他のゲームにも言えることなので怖い。

 「舩坂弘」(人名)……太平洋戦争の時に誕生したスーパーマン。あまりの戦歴の凄さに太平洋戦争をまとめた書物である「戦史叢書」において唯一名前がのっているほど。銃剣の扱いが上手く、数々の賞状もとっていた。元々はソ連に対する警備任務が中心だったのだが、戦況の悪化による南部戦線へ。アンガウルの戦いで200人を倒すというとんでもない成果を上げるが負傷してしまう。その傷は深く、見に来た軍医が自決用の手榴弾をおいて見捨てるほど。しかしこの時は日章旗を傷口に巻いて生還、さらに翌日には回復してしまうという脅威の体質を持っていた。この後も重症を負うもすぐに回復して戦線に出ると憂いことを繰り返している。しかし状況の悪化で、周辺が阿鼻叫喚の地獄絵図と化し、彼自身も自殺を決断するもののその手榴弾が破裂しなかった。それなら敵の司令官ごと自爆をしようと手榴弾を巻いて敵陣に突撃。4日掛けて敵陣のまっただ中に来て、司令官の目の前まで来るも今度は頭を撃たれてしまう。アメリカの軍医も褒め称えながらもダメだろうと思ったのだが、なんと3日で蘇生。捕虜になるがそこでも脱出をして襲撃計画をたてるということをする。さすがに今度は阻止をされてしまい、アメリカ各地(本土の方の収容所にも行った)を回った末に帰国する。
 帰国後はで書店を開き、さらに自分の戦争体験を綴るために作家になったため多くの著作がある。またその戦いっぷりから当時の関係者から絶賛されるなどまさに伝説の人物のひとりとして今も名前が上がるほど。2006年に彼はこの世を去ってしまったが彼の残した書店は渋谷駅前近くの一等地に堂々と構えている。

 「吹雪」(艦名)……吹雪型駆逐艦のネームシップ。ゲーム画面の右下に顔を出しているのが彼女。この名前自体は二代目だが、戦後世代は初期で選べる5人のなかでは唯一後継者がいないという扱いを受けている。吹雪が登場した時にはワシントン軍縮条約家においての駆逐艦の中での重武装型で、波に対しても強かったことから世界に大きな衝撃を与えた。「第4艦隊事件」の後に強度に問題ありとして改装される。太平洋戦争では各地の戦いに参戦。ミッドウェイでは主力部隊の中に入っていた。サボ島沖海戦の時に「青葉」の様子を見に行って敵艦の一番近くに出てしまい、集中攻撃を受けてしまい沈没。それ故に公式4コマにおいては「サボ」という言葉が彼女の前では禁句になっている。
 最初の秘書艦を選ぶときに一番最初に出てくること、公式4個までも一番最初に出てくることから、ゲーム中の異名は「主人公」。最近では「ブッキー」と呼ばれることも。個性的すぎる先輩たちの中に隠れがちではあるものの、公式4コマではツッコミ役に徹することでその地位を保っている。ただ彼女はマイナスの方の特徴が多く、改装すると運が低くなるとか、公式設定で憧れているのが「不幸姉妹」こと「扶桑姉妹」だったり(アニメ版では「赤城」に変わった)とか、問題児設定だったりと自ら不幸を招き入れていそうな感じも。それ故に改になったら運が下がっているし。公式4コマではロシア語をしゃべくり回して「ヴェールヌイ」を圧倒するシーンが有るんだけど、中の人(声優)がロシア語に堪能ゆえのネタ。ちなみに14年の大雪の時には公式ツィッターのアイコンが「大和」から彼女に変わってさらに「深雪」に変わっていた。(14年バレインタインメンテの時も、吹雪にアイコンが変わっていた)

 「芙蓉部隊」(その他)……大戦末期に活躍をした私兵集団。戦争末期に美濃部正が作った部隊で、夜間航空機を中心とした部隊。そのため訓練は昼夜逆転生活を余儀なくされるのだが、この部隊性能は高く、当時扱いに困っていた「彗星12甲」を活用。エンジンの整備の問題も部下を製造元にいかせてちゃんと講習を受けさせたことで解決。さらに部品の中から使えるものを探して彗星を作るなど、そのスペックは大戦末期の状況にもかかわらず精鋭部隊と言ってもいいほどだった。さらにメインとなる飛行場にも手を加え岩川の基地は終戦までアメリカに発見されることがなかった。むしろ当時の日本軍にしては最新鋭の装備を持ってきたりしてうまく活用したりしているので、あからさまに世界有数の航空部隊と言っても過言ではなかった。沖縄が絡む数々の戦いに参加。活躍はするものの戦況はひっくり返らず、終戦を迎えることになる。特攻(作戦そのものに反対したわけではなく、夜間攻撃の人員が減るのを嫌って)の要求をはねつけた結果最後の希望の部隊にまでなった。

 「ぷらずま」(その他)……初期秘書艦の一人である「電」の裏の顔の二次設定。野戦突入時のセリフから、一見すると弱そうに見えるけれど実はかなり腹黒いのではないかという意味で生まれた言葉。現実問題「深雪」と衝突して「深雪」を沈めているし。

 「ブラックサンダー」(その他)……気軽に食べられるスナック菓子ではなく、電の姉の雷の裏の顔の二次設定。解釈はいろいろあるが、その笑顔を包容力に隠された裏の顔はかなり怖い。

 「フランクリン・ルーズベルト」(人名)……鉄道会社の副社長の息子として生まれる。しかしスターリン同様母親(最もこの母親の一族はかなり問題がありそうだが……)に家庭が支配されていたという。ロースクールを卒業し法律事務所で仕事をする傍らでセオドア・ルーズベルトの姪と結婚。その後政治の世界に入りウィルソンから海軍次官を任命される。ニューヨーク州知事になり多くの改革に着手。ニューディールという言葉をひっさけて大統領に当選する。
 大統領になった彼がしたことはニューディール政策という世界恐慌対策。公社を多く建設して、出業者対策を行いさらに数多くの権利を認めた。一見するといい政策のようにみえるのだが、ある意味資本主義のど真ん中で社会主義要素を持った政策を持ち込んだわけで、効果そのものは一時期的(にもならなかったという話も)で皮肉にも太平洋戦争が回復の大きな薬になってしまう。その第2次大戦を含む戦いの参加は自身の持つ人種差別的なことも含めて参加したがっていた模様で、とくに日本戦においては講和案を足蹴りするほどの強硬さを持っていた。しかしそれ以前にかかっていたポリオで、車いすの生活をしていた上に健康問題まで発火。はっきり言ってヤルタ会談の時には、もはや指導者としてはどうなんだというぐらいの健康は悪化をしていてソビエトにペースを握られるという失態を犯してしまう。それでも4期目という異例の大統領生活をおくるのだが、今度は今までの因果応報が嵌った如く、就任直後に倒れてそのまま亡くなってしまった。(ヤルタ会談の写真が残っているのだが、すでにオーラがやばいぐらいの衰えっぷり)
 アメリカの窮地を救った(ただし戦争がなければ史上最低の大統領になるのはほぼ確実)大統領として評価は高いのだが、アメリカ以外からしてみればこれほど大問題をまき散らしかけた大統領もいないという見方ができる。現実に内政面では評価が高い(個人的には?がつくが)のだが、外交的評価に関しては二分されるほど。中には「共産主義(もしくはスターリン)の犬」という罵倒も。回避できたかもしれない太平洋戦争をあえて回避しなかったり、自己保身のためにアメリカのピンチを公表してしまったり、権力執着に走った結果体をぶっ壊したままでソ連の暴走を手助け(スターリンを聖人だと思いこむほど妄信的すぎて、ソ連を危険レベル以上の存在に育ててしまった)してしまったという事実も消えないし、日系人政策でやらかしたことははっきり言って看過されることではない。戦後の混乱を招く要員として真っ先に名前が上がってもおかしくない。とにかく長くいすぎるとダメな大統領の典型にもなってしまった感があり、特に人種差別の助長という点ではマイナス点をつけてもいいレベルだと思われる。たいていの大統領は最低ランクに落ちて、しばらくしてから評価が見直されるという動きがあるんだけど、彼の場合は高止まりの位置から落ち始めているという評価の動きがある。歴史学者という集団は一体彼のどこを見て高評価を与えているんだが。(最近では彼の周辺にいた人間からの批判の文書が見つかったりしている)

 「フランシスコ・フランコ」(人名)……第2次世界大戦の中で、2つの軸を動きまわったスペインの独裁者。もともとは軍人の家庭で、20の時にモロッコに派遣されてそこで戦果を上げる。スペインに左派政権ができると、それまで順調なキャリアを歩んでいたフランコは突然閑職に回されてしまう。この差は政権は社会主義を露実に実行してしまい、それによって政権は農民以外からの支持を急速に失っていくことになる。モロッコで起きた反乱を気にフランコは指揮をとることになり、これがスペイン内戦に発展していく。周辺が駄目すぎたせいか頭角をすぐに現してくる。
 人望のあったモラが飛行機事故で死亡してしまうといよいよ自分がスペインの総統になると、まとまりのなかった内部を強引にまとめてマドリードを落として統一を果たす。(これにはアンチ共産主義が各国で渦巻いていたため)第2次世界対戦においては枢軸国側につくかと思われたのだが、イタリアの参戦と時を同じくして中立を守ることを宣言。とは言え状況を見ては軍を送り込んだりもしているほどでその態度は終始日和見的だった。戦後は一度は国際社会から追放されるものの、冷戦の存在もあってすぐに復帰。他の独裁者にありがちな頭の硬さがなく対人強硬姿勢が薄かったこともあり、早い段階でアメリカとの仲直りもしている。晩年は自分の後継者として王家の復活を画策、いろいろ迷った挙句に、ファン・カルロスを自分の後継として指名。そこから表舞台に出ることが少なくなり1975年に死去。
 その後スペインはその後継者によって政体が大きく変わることになる。フランコの意志とは別に、早い段階から議会制民主主義制度に切り替えて、わずか3年で移動を完了。ここにフランコ独裁政権とその目論見が一気に終了することになる。とは言え彼の巻いた種というのは大きく、カタルーニャ問題に端を発するETAによるデモの問題、サッカーにおける過剰というレベルの2つのビックチームの問題を招いてしまっている原因にもなっている。さらに内戦時代においての虐殺行為が未だにスペインの問題になっている。

 「フリッツX」(兵器)……ドイツが開発した対艦専用の誘導ミサイル。正式名称は「ルールシュタール・クラマーX1無線誘導爆弾」。作成者が艦隊攻撃の99パーセント外れというデーターを目にして、「その99%をうつ予算で一発必中のものを作ってやる」として、作ってしまった誘導ミサイル。威力も誘導性も確かで「ローマ」を沈める一撃を与えたり、何隻かの艦隊にダメージを与えている。しかしその大きな欠点として打つときにはある程度飛行機のスピードを落とさなくてはいけないという欠点があり、制空権をうばわれかけていた時期だったこともあり、大打撃を与えるには行かなかった。多数作られたものの終戦前に製造が終了してしまっている。戦後その技術が海外に持ちだされ、戦後の兵器開発競争の一因になっていく。

 「プリンス・オブ・ウェールズ」(艦名)……イギリスの皇太子を表す称号がついた当時最先端を言っていた戦艦。由来は後に「王冠をかけた恋」と言われて大尉をした「エドワード8世」が由来。チャーチルのお気に入りだったが、建造中にドイツの攻撃を受けた結果、完成が遅れて訓練が充分ではなかったが、太平洋戦争が始まるとインド洋方面に派遣される。しかしそこに待っていたのは日本軍の主力と言っていいほどのメンバー。マレー沖で空母の艦載機の集中攻撃をもろに食らう形で「レパルス」とともに海の中に沈んでしまった。数少ない飛行機の爆撃により轟沈してしまった戦艦の1隻。(他には同じイギリスの「レパルス」・日本の「武蔵」・「大和」、イタリアの「ローマ」)

 「プリンツ・オイゲン→プリンツ・ユージン」(艦名)……元になっている名前はフランスからオーストリアにわたってきて軍功を上げた人)からとっている。同じ名前の艦名がオーストリア・ハンガリー帝国の艦船にある。アドミラル・ヒッパー艦重巡洋型の3番艦で、「ビスマルク」を意識したような設計になっている。ライン演習作戦では「ビスマルク」とともに行動をし、目の前で「フッド」の沈没を見ているが、その戦いで「プリンオブウェールズ」に一撃を加えている。その後そのビスマルクとは別れ、強引にドイツ本土に変える作戦を遂行。その後は対ソ連戦に役割を置くようになり、これがそのまま終戦まで生き残る結果になった。終戦後はアメリカに接収されて「プリンツ・ユージン」に変更。その後クロスロード作戦で「長門」ともに原子爆弾の脅威にさらされるが、何とか生き残る。しかし曳航中に座礁。(MVP取得の時のセリフの元ネタ)そのまま生涯を終えることになるが、彼女も「菊月」同様放置された格好になっているため、その姿をグーグルのマップで確認できる。ちなみに主砲の名前はすべてオーストリアの都市。
 2014年の秋イベントの報酬として実装。日本国内の重巡自体が出きっていたことから1年以上ぶりの新しい重巡の実装になった。2015年の夏現在でも重巡としては最後。それ故にイベントでもドロップがないという状態。海外艦としても8ヶ月ぶりの実装。艦装もビスマルクを意識しているのだが、「ビスマルク」と違って露出度は少ないのだが、その代わり中破絵が表に出てくると彼女の二つ名として「プリケツ」という言葉が出てくるほどの姿になってしまう。それを差し引いても幸運艦の1隻でもあるので、運は高めに設定されている。改造すれば強力な装備を持ってきてくれるがそのレベルは45と高め。かなりの耐久が必要になるかも。
 「ビスマルク」が「長門」を知らなかったのだが、クロスロードであっていることから彼女は「長門」と「酒匂」との交流がある。「ビスマルク」のこともかなり気にしているのだが、むしろ気にしすぎた結果ビスマクルの身の回りの世話をしてしまう状態になり、「榛名」に付けられた「でかい雷」というあだ名が移動するほどに。提督との関係はそのためかLIKE止まりになるのだが、決して信頼していないわけではないというかむしろ信頼はかなり高い感じが。ケッコンカッコカリもビスマルクに遠慮してお断り勢になるかと思われたのだが、しっかりと応えてくれる結構いい子。なんだけど、ビスマルクがいない時の放置ボイスはかなり酷。そして地味になんだけど紅茶好き事「金剛」とは、何かと一悶着が起きそうな気が……(朝食時にコーヒーを薦めてくる)

 「プロバガンダ」(その他)……特定の思想・世論・意識に誘導するための宣伝行為。国威発揚のためには事実を捻じ曲げることが多い。今でいう北朝鮮による放送が一番目につくが太平洋戦争中はどこの国でもやっていた。日本で言えば大本営発表がそれにあたり、アメリカの場合はパニックを恐れて自分たちの都合の悪い映像がことごとく削除されていた。ただし映像自体が残っていて、それを見るとベトナム以上の大惨事が日本・アメリカ双方で起こっていた事実が垣間見られる。(負傷した兵士、戦死した兵士、あまりの惨状に発狂してしまった兵士の姿がアメリカの方の映像で残っている)プロバガンダ行き過ぎると今でいうヘイト以上の大惨事が巻き起こる可能性が大。(日本各地の空襲をこれで正当化した)ただし現代においてはそれ以外の報道手段が確立されているので、この手の場合やった瞬間やったほうが大批判を受けるのは確実。(湾岸戦争における、油まみれの水鳥)ただし政治的手段として用いられることが多いことからなくなることはない。ソビエト・中国・北朝鮮がよく使って手ではあるが、上記の理由からアメリカはそれ以上に露骨に使いまくる。今ではテロ組織まで露骨使うことがしばしば。

 「閉鎖都市」(場所・その他)……核開発のための都市や実験場が近くにあったり、もしくはそのためだけに建設されたり、兵器の製造所の位置を特定されないために秘密裏にされる都市もしくは場所。その場所に行くことには外国人はもちろん、その国の人間でさえも制限されていた。圧倒的に多いのは旧ソ連だが、世界じゅうどこにでも存在している。現在では数が少なくなっているものの、それでもソビエトの後継であるロシアに数多く存在している。あのチェルノブイリも放棄されるまでは閉鎖都市の一つだった。アメリカにも存在がしていてロスアラモス・ハンフォードサイト・オークリッジの都市が建設されている。(この時の建設の状況は今だったら間違いなく大統領辞任レベルの話になってきそうな問題のオンパレードだったりする)日本では大久野島がこれに該当。

 「米帝プレー」(ゲーム)……課金プレー。艦これで課金する要素はドックの増設と持てる艦むすとアイテムの数を増やすぐらい。あとは資源をしっかりためておけばそこまで課金をする必要がない。

 「ペテルブルグ→レニングラード→サンクトペテルブルグ」(場所)……ロシア北東部にある都市でロシア革命が起こるまではロシア帝国の首都の場所でもあった。ペテルブルグというのはドイツ語風の読み方で、第1次世界対戦を気にペトログラード、さらにはレニングラードと改名を繰り返す。ロシア革命の直後からモスクワに遷都するまでの間もこの都市は首都であった。第2次世界大戦においてはこの都市をドイツ軍が900日もわたって包囲をするレニングラード攻防戦が起こり、芸術都市とされたこの都市が一時的に荒廃するきっかけにもなった。戦後においても政治的には重要な役割があったのだが、ソ連崩壊とともに都市名を元のサンクトペテルブルグに戻している。

 「ベトナム戦争でのダブスタ」(出来事・その他)……ベトナム戦争はアメリカがはっきりとした形で、負けてしまったといえる戦争だった。それゆえか徴兵されて投入された兵士対しての風当たりは強かった。しかもそれを行ったというのはほかならぬ一般市民が多かったことや、まだ研究初期の団体ゆえにPDSTの存在が理解されていなかったことから、兵士とそれ以外との精神的な乖離がますます大きくなってくる。戦争から帰ってきた人間を状況を知らない人間は容易に英雄として持ち上げる傾向が強い半面、こういうことをするということは同時にそういうことをした人間に帰ってくる。ベトナム帰還兵による犯罪が社会問題化するのも時間の問題だった。

 「ベノナ」(出来事)……アメリカとイギリスが第2次世界大戦中から1980年までに行ったソビエトの秘密文書解析のためのプロジェクト。解析内容はハリー・ホワイトがコミンテルンのスパイだったということと、ローセンバーク夫妻のスパイ疑惑が真実だったということが公開されていること。さらにマンハッタン計画などが漏れていたことが発覚。これをアメリカが隠せればよかったのだが、イギリスの方の長官候補がソ連に流すという失態をやってしまっている。(ただし向こうは警戒して利用しなかったらしいが)

 「便衣兵」(出来事・その他)……一般市民と同じ格好をして敵対的行動をする兵士のこと。戦争においてやってはいけない問題行為であり、やって捕まっても保護される対象ではない。それ故にベトナム戦争の通称路上処刑の映像に出てくる兵士は本来であれば殺されても文句を言える状況ではなかった。日中戦争で使われる言葉(それだけ中国側の便衣兵が多かったとも言われている。日本側にもいたような話もあるが)だが、この状況の行為をその後の戦争でも数多く使われることになる、。2015年で世界的大問題を振りまく要因になったシリア内戦においても反政府軍のほうがやらかしたということもあり、泥沼化の要因になった。日中戦争の場合はこれの存在のせいで、南京大虐殺の存在から評価まで意見が大きく別れることになる。結局はこういうのが出てくると一番被害を受ける可能性が高いのは当の兵士ではなくその地域に住む一般住民だということ。

 「防空棲姫」(ゲーム)……2015夏イベントE7のボス。駆逐艦属性なのかHP自体は255と高くはないのだが、そのイメージを吹き飛ばすほどのステータスが異常というレベル。防御力・対空が300オーバー(甲の場合)という超ハイスペックで生半可な攻撃は通らずしかも攻撃力はバカ高く、ビスマルククラスでも一撃で大破にされるほど。当初は強引にでもかち割るという行為が主流だったのだが、XYのボスを倒すとクリティカルの発動率が高くなるとか、防御力が低くなるなどのギミックがあることが発覚。これをうまく利用したうえでカットイン頼みの戦法でどうにか撃破できるところまでなんとかなるようになった。(ちなみに私はラストダンス以外だと撃破回数はたった一回です)その能力からついたアダ名は「わるつき」。E7報酬の「照月」がいたというのもあるが……

 「鳳翔」(艦名)……「風たちぬ」に登場。世界ではじめて就航した正式な空母(その前の空母は改造して使われていた)で、すべての空母の元になったと言っていい空母。イギリスのほうが空母建造開始のほうが早かったのだが、逆にそのイギリスの協力を得る形もあり先に完成。いろいろな不具合を解消しながらも各地の戦いに投入されていくことになる。ミッドウエイにも参加をするか遠くはなれていたために直接的な攻撃がなかった。ここから出撃した飛行機が苦戦する飛龍の姿を撮影している。その後新型機に対応ができずに練習艦に格下げ。しかしこの処置がこの船にとっては一番良い結果になってしまう皮肉な状況に。空襲で他の船が航行不能にまで追い詰められていく中、ほぼ無傷(それでも空襲による軽微の損傷はあったが)の状態で終戦を迎えることになる。(「隼鷹」もかなり傷ついている状態)戦後は甲板をとった上での復員のための輸送船として数回航海に出た後解体されている。(同じ場所で葛城も解体をされているので、二次創作で親子みたいなツーショットになっている絵がある)
 ゲーム中は空母の中でもレア扱いではないためかステージ1でも出てくることがある。しかしその艦載能力は19と少ない。改造すれば42にもなり運も30になるためそのためそこそこの活躍は見込めるが、ステージ1を突破してもすぐに赤城に変えられてしまうという悲惨な運命が待っている。が、遠征の一員としての活躍はみこめるはずなので、使い道は多い。その女将を思わせるような出で立ちから二次創作で「居酒屋鳳翔」という店が誕生した(ミッドウェイの時に実際に出来る料理人が乗っていた)のだが、これが公式に拾われて「千歳」の時報ボイスに実装されることになり、正式な設定になった。追加されたボイスから提督Love勢の仲間入りも果たす。将来は提督と一緒にお店を開きたいそうだ。公式4コマでも天然という言葉はつくがおかんっぷりは健在。

 「放置ボイス」(ゲーム)……艦これを起動しながらもある事情でほおって置くと流れてくるボイス。中にはせつなくなるものの。

 「ボーキサイト」(ゲーム・その他)……酸化アルミニウムを52%から57%含んだ鉱石。平たく言えばアルミニウムの原料。これを精錬することでアルミニウムになるのだが、艦これの世界では入手しづらい。それ故にボーキサイトを食いまくる一航戦の二人にはたまに殺意が湧いてくることも。ただし対策をしっかりやっておけば消費量は抑えられる。

 「ボーキサイトの女王」(ゲーム)……「赤城」のこと。とにかく飛行機を落としまくることからその修復と補充のためにただでさえたまりづらいボーキサイトを食べていくことから、大食いキャラとともに。わりあい初期からいるのでこう呼ばれることになるのだが。実際は「加賀」のほうが高コスト。さらに行ってしまえば上位戦艦組(「大和系」「長門系」「金剛系改2」)は燃料と弾薬をこれ程か言うほど食っていく隠れた大食いキャラ。

 「北号作戦」(出来事)……太平洋戦争末期に行われた輸送作戦。作戦に参加したのは「伊勢」・「日向」・「大淀」・「初霜」・「朝霜」・「霞」によって行われた輸送作戦。シンガポールから出航した一段は途中、潜水艦に攻撃を受けそうになったり、艦隊から攻撃されそうになるなど困難が伴ったが、ギリギリの所でスコールを利用して避けたりして、一隻も傷つくことなく呉に寄港した。キスカ島撤退作戦と同じ奇跡の作戦と言われるのだが、輸送できた量は中型輸送艦一隻分とかなり少なく、資源の枯渇が顕著に現れてしまった。すでに航空戦艦としての能力も失っていた伊勢・日向にとってはこれが最後の出撃となり、そのまま終戦を迎えることになる。

 「捕鯨」(ゲーム)……2014年6月のアップデートで追加された「大鯨」入手のために海域を回る行為のこと。高難易度のマップ(2−4・2−5・3−4・4−4・5−2)のボス戦S勝利というかなり厳しい条件のため、ただでさえ数多く回らなくてはいけないところを差らに回数を多く回さなくてはいけない状況に。それ故かそれまでなかなかドロップしなかったレア艦が拾えまくるということも。「大鯨」自身は銀レアなんだけど、彼女が出る間赤城が2回出ているんですが……一応難易度的に出やすいと思うのは5−2。ドロップする種類が少ないのでそれに狙いを定めるのであればルートが固定できればいいという条件で「2−5」か「5−2」あたりがオススメか。

 「火垂るの墓」(その他)……太平洋戦争末期を部隊にした兄と妹の生き様を綴った小説。作者の実体験がモデルになっていて、実際作家も妹を栄養失調でなくしている。さらにアニメ映画化をされ毎年のように鬱に陥る人を生み出していく。この兄と妹の父親が「摩耶」に乗船していたという設定。昔は反戦テーマを表に引っ張りだすために度々上映されていたのだが、近年はその話の成り行きから主人公がクズすぎる説が飛び出すなど評価が分かれ始めている。ちなみに国語の教科の内容が一瞬にして屑になるエピソード持ち。

 「ボックスカー」(その他・出来事)……長崎に原爆を落としたB29の愛称。名前は機長の名前にちなんだダジャレで有蓋貨車(どうしても濡らしてはいけないものを運ぶときに使われる貨車)とかけている。最もこの機長は長崎原爆投下当日は天候調査のために別な機体に乗っていて、この機体には乗っていない。この時は別な機体である「グレート・アーティスト」の乗務員が全員乗り込み原爆を投下していた。長崎での原爆投下後はアメリカ本土に帰還。エノラ・ゲイ同様に展示物としてオハイオの国立アメリカ空軍博物館で眠っている。

 「北方棲姫」(ゲーム)……敵の1人で2014年夏イベのAL作戦のボスとして登場。見た目が幼いためにその手の人たちに人気が集中。AL作戦のラスボスのために、高確率で被弾する艦むすが続出。それ故に難易度が他のE2とは大違いと言われる原因にもなったのだが、実際は彼女よりも道中での大破のほうが多かったりする。イベントが終了して落ち着いたと思ったのだG、その直後のイベントで途中敵とはいえ出現することになった。ちなみに撃破前になるとそれまでの登場絵と変わった上に、大きくパワーアップをする。このため撃破には三式弾が必要になる。元ネタはアリューシャンにある飛行場だと思われる。
 公式4コマでもAL作戦に登場。「ながもん」化した「那智」に一撃を与えたりしてそれなりに渡り歩いたのだが、龍驤の機転によりあっさりと陥落。しかしその起点の元ネタは「アクタン・ゼロ」(彼女が被弾するときにしゃべる「烈風(ゼロ)おいてけ」もたぶんここから)なんですが、いいのか?

 「保導連盟事件」(出来事)……朝鮮戦争の時に起こった大量虐殺事件。その規模は100万人。共産主義からの転向者や教育する人たちなどが犠牲になったのだが、その実態数の把握がまとまっていないことが最大の問題。韓国政府などは10万人程度と言っているのだが、李承晩が失脚した後に調べた時に出てきたのは100万人以上。さらに120万人という説があるぐらい。韓国ではタブー中のタブーとされているが、これがあるから歴史認識問題に対してまともに取り合う必要がないと言っているようなものだということに気がついていない。

 「ホーネット(空母)」(艦名)……「戦闘機」を想定する人も多いけれど、いちおう空母。ドーリットル空襲で主役を貼ったのがこの船。しかし空襲が成功したがゆえに日本軍に付きまとわれる形になる。それでもミッドウェイでは動けなくなった「三隈」を轟沈させるこうを上げるのだが、ガタルカナル攻略の段階で、無傷の空母はこのホーネット一隻になってしまっていた。「筑摩」を轟沈させたのだが、入れ違いに日本の空襲部隊が襲ってくる。「エンタープライズ」が運よくスコールの中に入ったのが運の尽きだった。さらに曳航中に攻撃を食らって集中攻撃を食らって航行不能に。アメリカ軍はこの段階でホーネットの廃棄を決めるものの、魚雷を打ち込んでもびくともせず。さらにそこに日本軍が来たことでホーネットをおいて逃げることになった。そのホーネットを日本軍は拿捕しようとしたのだが、駆逐艦だけではどうしようもならず。結局日本軍の手によって沈められてしまった。この段階で残る太平洋側で展開する空母はエンタープライズだけになってしまったのだが、ここからアメリカの月間空母という超がつくほどの高速建造状態が始まることになる。ちなみにホーネットの沈没はルーズベルトの保身から世界中に知られることにもなる。
 「巻雲」が無理ゲーと入っているのは、この空母を引っ張ってこいという命令を受けていたため。たしかに引っ張れば大きいけれど、駆逐艦では無理な話としか言いようが無いんだけど。

 「ポーラ」(艦名)……ザラ級重巡の3番艦で、イタリア組としては5隻目の実装。ザラが実装当初からさんざんセリフとしていってきたために実装はほぼ確実視されていて、その姉よりも遅れること3ヶ月で実装された。名前の由来は姉同様今のクロアチアの都市名から。第2次世界対戦において地中海で幾つかの作戦に参加。カラブリア沖海戦にも参加している。マタバン沖海戦においては、イギリス軍の攻撃により魚雷が命中。ポーラの救援をしに向かっていったザラたちを待っていたのはレーダー装備のイギリス艦隊でなすすべもなく目の前で沈められていってしまう。さらにポーラも乗組員をすべてイギリスによって救出された後に、駆逐艦2席の攻撃で沈められた。(このためか金剛に興味を示す場面も→ただしこの時の相手の旗艦はウォースバイト)
 2016年の春イベンにおいて実装。運営からは攻略しなくても構わないという海域だったのだが、この海域のあるマスを攻略しないと他のマップに大きな影響をおよぼすことがないことから結局そのついで攻略するケースが多かったと思われる。ほんわか的な性格と見せかけてそれ以上のダラ。しかも何かにつけて酒を飲もうとしていることがわかり、しかも酔うと服を脱ぐことからサラの評価が一気に上がるとともに、ポーラ自身も春イベントの象徴的存在になりアイオワを食う形に。性格は大きくなって酒に溺れる初雪と言った感じ。秘書官にすると一応最低限はやってくれる(途中で放棄するが)ものの、それいじょうに酒を持ち出す事が多くそのたびにザラのいを痛める結果に。さらに夕食では間宮でよってしまいその場で脱ごうとしてザラに止められることも。隼鷹以上の酒の飲みっぷりに「アル重」というありがたくないふたつ名もつけられてしまった。性能面で言えばザラとほぼ同じなので、同じような使い方でいいと思う。
 ちゃらんぽらんに見えるけれど、全てが史実にもとづいているのだからたちが悪い。登場の時のセリフである「なんにでも挑戦したいお年ごろ」というのは、実は三番砲塔に書かれているスローガンをそのまま言ったものでその写真もしっかりと残っているし。「隼鷹」も逃げ出すような酒飲み設定も史実準拠で、船を沈める前の乗員救出時においてイギリスの救助員が見たのは酒を飲んで酔っ払っていたポーラの乗組員の姿だったという話から来ている。服を脱ぐというエピソードもここから来ている。

 「ボリビアの少女」(画像)……少女が一点を見つめたまま泣いている写真。写真からは何を見ているのかがわからないが、目の前にはボリビアとチリの内戦が展開されていた。1980年に撮影されたこの説得力のある写真は、1980年のロバート・キャパ賞を受賞している。

 「ボーンフィッシュ」(艦名)……1943年に就役したアメリカの潜水艦。多くの哨戒任務に参加をして情報の伝達やら、艦船への攻撃を繰り返していた。「電」をしずめたのもこの潜水艦。しかし日本海側にまで進出して商船を沈没させたのが運の尽き。たまたま近くにい連絡を受けた訓練中の艦船が急行。商船のものは浮かんではこなかったものの、気配を察知されてしまった。多数の爆雷攻撃を受け、さらに駆けつけた2隻の攻撃もまともに受ける形で轟沈。終戦まで二ヶ月を切った出来事だった。

 <ま行>
 「麻婆春雨」(その他)……「春雨」がほぼ自虐の形で作ってくれる夕食。自己紹介の時にも、「おいしそう……」と言いかけていたのだが、まさか本当にやるとは。

 「マイクチェック」(その他)……「霧島」が登場するときにいうセリフから。時報ボイスでの「霧島」の深夜帯はマイクチェックの時間帯に費やしている。この言葉と「霧島」がドンパチに近い状態で戦艦(「サンフランシスコ」と「サウスダコタ」。しかもサウスダコタは最新鋭の戦艦)を相手に奮戦していることから、この言葉だけが一人歩きをしてしまって、「霧島」が武闘派というメージとかかさなって、ある意味殴りこみのための掛け声になってしまった。ちなみに「サウスダコタ」の被害はそれほども出なかったらしいのだが、その近くにいた「ワシントン」が逃げ出したと言われてしまい、こっちのほうがリアル「マイクチェック」(=この2隻の乗組員で大乱闘)に発展してしまったとか。
 ちなみに同じ声優で扱い的には4女というと、重巡の方にも同じ武闘派の艦むす「鳥海」がいる。こっちは「アイアンボトムサウンド」を産んでしまった張本人。

 「魔改造」(その他)……元々の意味はフィギュアや食玩のおまけなどをエロく改造するための意味なのだが、ここでは元のものをあちこちいじった結果、とんでもない性能を引き出してしまったという意味で言うことが多い。

 「マーク・ミッチャー」(人名)……アメリカの将軍で「大和」の航空機による沈没を推し進めたのがこの人。空母機動部隊の扱いに長けていた上に、かなりの人格者で慕う人間の数は多かった。各地の戦いに参戦していたとはいえ、その実は代打だったり、作戦指揮中にマラリアに感染するなどアメリカ軍がかぶるべき厄をすべて一人でかぶったような印象が多い。大和撃沈作戦を指揮した時には、スプルーアンスに相談をしない形での独断の状態で指揮。(本人の考えでは航空戦力の優位性をしらしめるためらしかったのだが)作戦大失敗の可能性もあったのだが、成功はさせた。命令違反だと駆け込まれたのだがスプルーアンスはこれをはねつてけている。
 だが、その代償というべき地獄を彼がその沖縄で受けることになる。むしろそのせいでアメリカ軍にとっての「死神」と化す。日本に名指しをされるほどの鬼畜呼ばわりをされていたこともあって、目の前で展開される特攻機に頭を悩ませていたのだが、大和撃墜の後も特攻機はとまらない。(「大和」沈没は海軍の息の根を止める事だったのだが、逆にこれが一部の戦争継続派に火をつけたとも)むしろミッチャーにとっては精神崩壊をしてもおかしくないレベルで標的にされまくっていた。特攻によって旗艦にしていたビックEこと「エンタープライズ」が再起不能(空母として)の大破に陥ってしまう。その前にも旗艦にしていた「バンガーヒル」にも同じように特攻の攻撃を受けていて空母としての能力を喪失させてしまう。「バンガービル」においてはわずか数メートル横での特攻機の直撃を受け(その時の写真が残っている)て、搭乗員も部下もが目の前で戦死している。「エンタープライス」においてもその瞬間を唯一見ていたとも言われていて、これによってショックを受けたミッチャーは心身ともにぼろぼろになり、体重がわずか45キロになるまで痩せてしまった。(これに関してはろくな休養を取らなかったのとミッチャー一人に押し付けたミニッツに問題あり)結果的に実行されなかった作戦の前に外される形になり、終戦を迎えることになる。
 歴戦の勇士の一人だが、目立たないのは彼がそういうことを望まないのと同時に、彼自身の若気の至りである刺青があったせいとされる。それゆえに客寄せパンダになったハルゼーとは違い、目立たたない状態のなったのだが、さらにその状況に加速したのが戦争が終わってわずか1年半で心臓発作を起こして死んでしまったという事実。還暦を迎えた直後だった。

 「マジノ線」(施設・場所・出来事)……第2次世界大戦開幕前から次なる大戦を想定したフランスが作り上げた要塞。ベルギー国境からドイツ、さらにはイタリア国境までをカバーするほどの長大なもので、しかも長期の籠城戦に耐えられるように作られていて、簡単には崩せないほどの堅固なものだった。名前は当時の陸軍大臣の名前をとった。しかし当初の予定から2つの案が揉めに揉めて、さらにはベルギー方面ではベルギーを刺激しないようにということから建設が遅れていた。それ以外の部分は完成させたものの、ここでフランス側は幾つものミスを犯す。そもそも機動力を全く重視していなかったこと、兵士の練度不足、陸軍そのものが弱かったことと、塹壕戦そのものが時代遅れになりかけていたこと。さらにドイツも対抗するようにジークフリート線という長大な要塞を作っていたことも動かせない要因だった。マジノ線の前に広大な森があってそこを抜けてこないだろうと油断をしていたのだが、そこを抜けて要塞の裏側に出る。さらに電撃戦でオランダ・ベルギーが半月の間に抜かれてフランス国境に雪崩れ込んでしまう。チャーチルに指摘されるほどの弱兵だったと言われるフランス軍では太刀打ちができず、最終的にはパリまで占領される自体にまで発展する。
 逆に連合軍がフランスになだれ込んだ時にはドイツ軍の防衛拠点になった。皮肉にもこの時には防御力を発揮したのだが、連合軍の勢いを止めることはできなかった。現在は一部が見学可能だが、反面畑の中に埋もれている部分も存在する。

 「マーシャル・プラン」(出来事)……正式名称は欧州復興計画。戦争で疲弊したヨーロッパを比較的余裕のあるアメリカが推進した経済援助計画。当時国務長官だった「ジョージ・マーシャル」が中心だったがゆえにマーシャル・プランと呼ばれることが多い。きっかけになったのはイギリスがギリシャを支えきれなくなったので代わりに債権を肩代わりしてくれといったこと。ここから計画が立ち始め最終的にはかなりの大規模計画になった。これによってヨーロッパは復興の道を歩むことになるのだが、反共政策の一面も持っていた。ただそれ以外の評価に関しては、かなり揺れ気味で、ほんとうに効果があったのかと言われている。

 「マシュー・リッジウェイ」(人名)……マッカーサーがトルーマンによって更迭された後の後任のGHQの総司令官。主にヨーロッパ方面で活躍をして、マッカーサーのもとに付く前の機上で終戦を迎えた。朝鮮戦争では窮地に陥った国連軍を救うことになる。それ故に戦術面での評価はかなり高い。この戦争を契機に日本を西側陣営に加える事に成功するのだが、そのスタッフを自分が関わっていたヨーロッパ時代の部下で固めようとしたことで反発を受ける。サンフランシスコ講和条約の後のGHQ終了後も、アイゼンハワーとの関係は良好だったのだが、彼が帰国後についた陸軍参謀長官時代の評価はベトナム戦争を2年を遅らせたという微妙な評価。その陸軍を納得の行かない形で退軍させられたあとの生活は決して良好ではなかったようだ。

 「マッカーシズム」(その他)……戦後米国で行われたレッドパージを象徴する言葉。反共産主義を象徴する言葉で、その中心人物だったマッカーシーから取られた言葉。特に政府とハリウッドにおいてはその集中攻撃を受ける形で何人の芸能関係者がが追放された。それ故にその協力者に関しての評価というのは、いまだに大きな形で二分されているほど。マッカーシズムは「マッカーシーが陸軍にまで手を出してしまい、その結果マッカッシーが失脚する」まで続くことになる。

 「魔法のカード」(ゲーム、その他)……クレジットカードやDMMポイントカードのような課金が出来るためのもの。資材がなくなってどうしようとか言っている人たちに対して送る言葉ではあるのだが、基本的に資材は一定数までは自然回復するということを考えると、重課金をして身の破滅を招くには明らかにどうにかしているのではと思ってしまう側面も。資材が足りなければ一度立ち止まって自然回復をさせるほうが、精神性性的にもいい。

 「間宮(艦これ内)」(ゲーム)……ゲーム内での間宮と言われるのはたいていは「間宮」がやっている食堂のことを指す。メニューはかなり豊富。海外艦は「マミーヤ」と呼ぶことが多い。艦むすたちの憩いの場であると同時に生命線を一手に担っている。味もなかなかで「ろーちゃん」いわく「ビスマルクはガンガン食べていた」。ちなみに営業時間は朝(「江風」の時報ボイスより)から晩(「ザラ」の時報ボイスから)まで。大抵の艦むすと一緒に利用するのは昼の時間が多い。

 「間宮羊羹(間宮アイス)」(その他)……間宮で作らえていた羊羹とアイス。疲れが溜まっていたクルーたちにとってその存在は清涼剤以上の存在であった。レシピが残っているの作ること自体は可能。羊羹に至っては有名和菓子店のよりも味がいいとのこと。ただし、めちゃくちゃ甘くカロリーも高いので今の甘さ抑え目傾向が強い人には合わないかも。

 「黛治夫」(人名)……根っからの砲撃屋で自らの分析から「日本軍の砲撃の命中率はアメリカ軍の3倍という」大迷言を残している。この数字は条件が揃いに揃った時にはじめて出る数字であって、それ以外の部分は全く考慮されていないものであった。この言葉が語るように典型的な砲撃主義を唱えるというある種の時代遅れの最先端を行くような人物だったといえる。利根の艦長の時には、「ビハール号事件」を引き起こし戦後戦犯として懲役刑にふくすことになる。その後捕鯨会社に入り捕鯨砲の開発に携わった。ある意味帝国海軍のマイナス面を具現化した人物。

 「マリア・フォン・トラップ」(人名)……オーストリアに生を受ける。しかし9歳までに両親をなくしてしまい、さらに親戚とも折り合いが悪くなったことで全寮制の学校に入った。音楽好きが講じて、キリスト教に惹かれて、修道院に入るもののそこで体を壊してしまい修道院の院長のすすめで家庭教師を探していたトラップ一家の元を訪れる。家族とも打ち解け合ったこともあり、さらにゲオルクからの求婚を受け入れて25歳の歳の差結婚をする。もともとトラップ一家は前妻との間に7人の子供を設けていたのだが、さらに3人の子供に恵まれて12人家族になる。このまま幸せになるかと思われた。
 しかし運命はそう簡単にそういう方向には持って行かない。トラップ家が破産をし、ゲオルクが意気消沈になってしまう。ここでマリアがとった手段というのがこのトラップ家を救うことになる。空き部屋を神学生に貸し、さらに子どもたちと一緒に歌を歌って収入を得ていこうとしたのである。これが大当たりをする。やってきた神父はローマで教会音楽を学んでいた人だったこともあり、れっきとした指導者として彼女たちのコーチングをする。これがザルツブルグ音楽祭で優勝をゲットするという言動になり、一気に有名に。ヨーロッパじゅうを回ることになる。
 ナチスドイツの台頭と合併によりアメリカへ移住。アメリカについてからは教会音楽からフォークソング中心にスタンスを変えるが、評判を呼び全米を回ることになる。しかし途中で夫ゲオルクが死んだこともあり、1956年でその活動を終えることになる。その後は数人の子どもたちと自給自足の生活をしながら書いた幾つかの本がベストセラーになり、何本かの映画化もされる(もしこの時に版権を手放さかなったら、一財産を作り上げていたかもしれない)のだが夫の書き方に不満があり映画に関してはかなり冷徹な目で見ている。(ただし自分を演じたジュリー・アンドリュースの演技だけは褒めていた。彼女の番組にも共演をしている)夫の死から40年たった1987年にこの世を去っている。

 「まるゆ」(艦名)……2013年12月のクリスマスイベントで実装された陸軍が輸送目的で開発した量産型潜水艦。正式名称は「三式潜航輸送艇」。400機建造予定だったが38機しか製造されなかった。開発のきっかけになったのは陸軍と海軍の仲の悪さ。陸軍が輸送のために海軍の潜水艦を利用したいといったところ、海軍は潜水艦を渡すから自前で運用してくれと解答。これを検討した結果自分での開発を決断する。ノウハウ自体がなかったのだが数々の協力を経て完成。(この開発者の中には後にあるテレビ番組の企画ソーラーカーを作る技師が含まれていた)「海軍へのお披露目で沈没をしてしまい、海軍が真っ青になっているさ中に、陸軍が隣で万歳三唱をしている」というある意味とんでもないエピソードを持ってデビュー。しかしその基礎能力は海軍のものよりもよく、しかも燃料の油を選ばない。(海軍のは軽油限定)さらに大量発注できたことから38機も生産される。ただエピソードはこれだけではなく、「木曾」のほうから「お前もぐれるのか?」と言われたり、郵便の船に体当りされたり、戦闘の真ん中を潜らずに通過してアメリカ側にも呆れられて全くの無傷で通過する、居住スペースが狭く乗るたびに乗組員がため息を付いたというエピソードが残っている。戦後を生き残ったのも35隻もあったのだが、すべてアメリカの手によって沈められている。
 艦これの中では大規模建造の失敗として出てくるのだが、彼女にはそれ以上に大きな役割を持った存在になる。近代化改装をすると運の数値が上がるという特典が付いているのである。それ故にハズレのようでハズレではないという不思議なことが起こっている。またこの一件もあり「艦これ」の中では「木曾」(実際いたのは「大井」らしいのだが)と仲良くなってカレーを教わっている。(時報ボイスより)史実でも「大和」とのエピソード(ググってみることを強く押す)などがあり、一概にただの失敗作を見るのは安易過ぎると思われる。

 「慢心」(その他)……「赤城」がMVPを取ると言ってくるセリフ。これはミッドウェー海戦まで世界最強と言われていた空母機動部隊を持ちながら、その機動部隊をすべてなくしてしまったミッドウェー海戦での敗因の一つと言われている。それぐらい精度が高かったのだが、海軍の作戦ミスと情報が筒抜けになっていたことに気がついていないことも合わさってしまった。
 この言葉が、その後のGHQでもマッカーサーに、原爆を落としたトルーマンにそのまま重くのしかかってきて、さらには2000年台になっても思い浮かべてしまうのはアメリカ自身がイラク戦争の時の行動で一気に表面化してきてしまう。

 「マンハッタン計画」(出来事)……ドイツや日本などの原爆製造研究に焦ったアメリカ・イギリス・カナダが国のすべての頭脳と予算をつぎ込んで行ったプロジェクトで、ナチスドイツからの迫害を逃れてきた科学者などがこれに加わる形になった。計画は成功を収め原爆という形で日本に投下という形になったのだが、同時にそれは冷戦のきっかけになるほどのものの上に、使われた資金の90%がプラント建設と核物質生産のために使わたというのだから、計画そのものがかなりの金食い虫の状態でもあった。それゆえかもう一つの隠喩的な意味として「費用がかかった割には大した効果が望めなかった」という皮肉の意味もある。現実問題世界恐慌から終戦までのアメリカの内政は綱渡り状態で、最悪の場合ひっくり返る可能性すらあったんだけど。

 「三川軍一」(人名)……広島出身。フランス大使館付きの武官の経験もある。太平洋戦争では第1次ソロモン大戦で、大勝に導くもその後の作戦に大失態を犯してしまう。「秋風虐殺事件」の件で当時の指令だった三川が戦犯として捕まってしまうが、証拠不十分で釈放された。

 「三笠」(艦名)……前弩級戦艦時代の日本海軍の中心間であり日露戦争の武勲艦。2016年現存する現在世界最古の戦艦。戦艦6隻・巡洋艦6隻による「66艦隊計画」の最後の戦艦の1隻としてヴィッカーズ社で制作される。連合艦隊の旗艦として、日本海海戦でバルチック艦隊を破る。一見すると艦これ的には長門と同じ扱いになるのではという感じになるのだが、実のところ陸奥クラスの不運艦でもあった。日露戦争終結直前に爆発事故を起こし沈没。引き上げられて修理をして、第1次世界大戦の時には警戒任務にあたっていたのだが、尼港事件の時には氷に阻まれて救助できず。さらに海防艦への転身後、挫傷してしまって修理を受ける。軍縮条約による廃艦が決定した後に、関東大震災による余波でさらに負傷。ほぼ解体が決定的になったのだが、国民的人気が高く残されることになった。
 しかしこの船とことん運が無い。大平洋戦争の最中は無事に切り抜けたものの、今度はソ連による解体要請が来てしまう。これに関しては反共のアメリカ人将校のおかげで解体は免れることも、今度はそのアメリカ人によって娯楽施設が整備される形で「キャバレートーゴー」という遊技場とかしてしまう。(後に水族館まで作られることに)これを見て起こったのが東郷を尊敬していたミニッツ。海兵隊を警備にたたせることで、とりあえずの威厳を守ろうとしたのだが、それでも物資不足からくる略奪からは避けられなかった。この現状を見たイギリス人の記者が記事に起こしたところ大反響。さらにミニッツの書いた本の影響もあり、アメリカ軍が公式に書いた部分での物資の変換が行われた。さらに幸運だったのは同じ型のチリの軍艦が廃棄されるときに、部品の提供を受けたこと。ワシントン軍縮条約のせいで全貌を見ることはできないが、資料館として横須賀から今を見守っている。

 「ミグ25亡命事件」(出来事)……1976年に起きたソ連から当時の最新鋭戦闘機が引き起こした亡命劇。ウラジオストックから訓練目的で飛び出した飛行機がいきなり函館に登場。当時主力だったF4戦闘機の能力の弱さと最新鋭戦闘機だったイーグルとトムキャットの運用状態がまだ確立されていなかったため航空自衛隊は全くのノーマークの状態での登場だった。そのまま函館空港に到着。パイロットはアメリカへの亡命をその場で申請した。動きはかなり早く亡命はすぐに認められて、決行から5日後にはパイロットはアメリカへ旅だった。残された機体はソビエトが即時返却を求めたが、慣例でも合った機体調査が行われた後、亡命から2ヶ月後に返却された。日本の自衛隊の防衛システムの甘さが露呈されたがゆえに、色々と増強がなされるきっかけの事件でも合ったのだが、同時にソビエトの方でも極東地域の軍の待遇の悪さが発覚(おそらくこれが亡命の理由の一つだろうとされる)。パイロットはアメリカ到着後、大韓航空機撃墜事件でCIAから呼び出されたり、映画にもなった小説に助言したりしている。

 「三隈」(艦名)……最上型重巡の2番艦。艦内神社として日田市にある大原八幡宮を分祀されている。換装工事中に「友鶴事件」が発生して、換装が中止になるものの補強工事を経て就航する。バタビア沖海戦では最上と協力をして「ヒューストン」「パース」を轟沈させている。ミッドウェイにも参戦をしたのだが、ここで最上のドジっ子の犠牲に。衝突をしてしまい、さらにそこにアメリカ軍の航空機が襲い掛かる。(この時潜水艦を誤爆するというアメリカ軍らしいことをやってのけるが)この集中攻撃に対抗しきれずに、さらに後方に爆弾を食らった結果航行不能の上に、そこに積んでいた酸素魚雷に引火、航行不能になってしまう。「朝潮」と「荒潮」が救援に向かうも救助途中で攻撃を受けるのを避けるために離脱。放棄をされて放置をされた姿をアメリカ軍の艦載機が写真に収めたのが最後の姿だった。日没後に再び「朝潮」と「荒潮」が救援に向かったが既にそこには「三隈」の姿はなかった。ちなみに彼女の名前は彼女自身が初代で、二代目は海上自衛隊の護衛艦として活躍。1997年まで活動をして退役をしている。
 最上型と来れば重巡から航空巡洋艦に変化する。この娘も例外ではなくレベル30という状況ではあるものの、航空巡洋艦に変化。アップデートで重巡系の能力がピックアップされるので状況に応じてではあるが使い道が広がった。しかしこの娘金レアの上に通常建造では出てくれず、基本的に出るのは大型建造。さらにステージが後半に進んでからボスで初めてドロップするなど入手するのが難しいという一面を持っている。(一周年春イベでようやく出た)
 ゲーム中のキャラクターは自分を「くまりんこ」と読んでいる、口癖に「くま」があるせいか、昔の某グラドル風の不思議ちゃんの一面を持っている。(公式4コマだとかなりあざとく見えてしまうのだが)「最上」とは二度衝突をしているものの仲良しで「最上」のことを「もがみん」と読んでいる。時報ボイスが最初から入っていて、そこから感じるのは「提督LOVE」。丁寧な言葉づかいで彩られた時報ボイスの中でも、23時の時報ボイスはかなり意味深なものになっている。あとこれは個人的なことなんだけど、やたらめったら昼戦カットインをしてきているのだけど「くまりんこ」のセリフだけなのはどうかと。

 「瑞穂」(艦名)……水上機母艦。艦隊決戦を想定していた時に甲標的を運ぶための船として千歳・千代田とともに建造された。当時の世界じゅうの海軍から注目を浴びていたせいか写真が数多く残っている。太平洋戦争開幕時にはフィリピン攻略部隊の一員だった。しかし以前から旗艦の不調に悩まされていてようやくそれが治った一ヶ月後に柱島に向かう途中の御前崎でアメリカの潜水艦ドラムの攻撃を受けて航行不能に。駆けつけた「高雄」が救出、「摩耶」が警戒をする中立て直しが効かないまま沈んでしまった。軍艦ということで言えば太平洋戦争で一番最初に沈んだ艦(駆逐艦とか輸送艦はここには含まれない)になってしまった。この船には後に「海軍よもやま物語」の作者である人も乗っていて、あまりのユルユルさを伝えている。そのゆるさが瑞穂が沈む要因になったとも。
 2015年の夏イベントにおいて実装。なぜが高速艦扱いだったのが、後に史実通りの低速艦に修正された。水上機母艦の中では一番強くいきなり甲標的も詰めるという点も大きい。ただし水上機母艦なので攻撃力には期待ができない(それでも水上機母艦としては最強)ので、瑞雲を乗せるか甲標的を乗せるかで改造しないうちは結構迷うところはある。ただし最初の水雷の値は0なので、そのあたりは注意。ちなみに最初に沈んだ軽巡以上の扱いの艦なので運は低め。しかし真の能力は索敵能力の高さ。2016年の段階においてもトップクラスの索敵性能を誇っている。ただし2015年夏・秋のイベントにおいてはその入手難易度がかなり高かった。2016の冬イベンでようやく比較的楽にゲットできるように。(まさか3戦目のボスまえますでドロップするとは思わなかった)
 超ロングヘアとおしとやかなただずまいをしている。衣装も稲穂をモチーフにしている部分もある上に相当細かいので二次創作組泣かせ。千歳とは仲がよく、那珂からサインを押し付けられるなど押しに弱い一面も、唯自分を押し隠す部分があるのでちょっと心配になる場面も。さらに例の川内の事になると、何故か天然ボケに走る模様。昔でよく言う一歩引いて提督を立てるタイプの艦むすで、時報セリフからもそれを伺わせるものがよく出てくる。特殊グラが多く、衣装チェンジとマイナーチェンジという2つのパターンが存在する。

 「ミッドウェイ海戦」(出来事)……歴史て転換点と言ってもいい戦い。ドーリットル空襲でブチ切れたとされる山本五十六が考えたとされる海戦。念蜜にねられた作戦のようでいて、実はかなり穴の大きな作戦で、山本五十六たちがいけると思ったそばで、成功率の過剰判定に危惧を覚える武官も結構かなりいた。図らずともその予感があたってしまう、アメリカは狙いを南雲機動部隊だけに絞ると集中攻撃。「飛龍」以外の「蒼龍」「加賀」「赤城」3隻があっさりと航行不能となり、残る「飛龍」も「ヨークタウン」と刺し違える形で沈没。日本が誇る機動部隊があっさりと潰れてしまった。さらに現場が大混乱に陥り「最上」と「三隈」が衝突。航行不能となった「三隈」がその場で沈没してしまった。主力壊滅という大敗を喫した日本軍は大迷走を繰り広げることになる。
 しかしここで最後の日本軍の意地が爆発する。すべてが終わったとされた後に「飛龍」と相討ちの形となった「ヨークタウン」に一隻の潜水艦「伊168」が近づいてくる。様子を見るために周回をしたのだが、「ヨークタウン」自体船から乗組員がおらず気づかれる様子はなかった。(周回までしている)そこで魚雷4発発射ヨークタウンには1発しか当たらなかったものの、船には致命傷になる。さらにその「ヨークタウン」を修理をするために横付けをしていた駆逐艦「ハムマン」を轟沈、さらに「ヨークタウン」も沈めるという大功を挙げる。ただ単に為す術なくやられたというわけではないということだけは付け加えておく。
 アメリカ側は奇跡だと言っているこの戦いだけど、蓋を開けてみれば日本側の大ミスの方が目立つ。前哨戦と言ってもいい珊瑚海海戦では情報確認を怠ったことによりポートモレズビーの占拠をしなかったこと。ミッドウェイにこだわった挙句に主力中の主力を潰してしまい、その責任を誰もおわなかったこと。さらには状況が変わっているというのにその変化に対応できないどころか認めていない連中が多かったこと。とどめに、大戦力を擁しながらそれを全く生かせなかった南雲機動部隊先行策。このミスが重なりに重なったがゆえに、奇跡というよりかは弱点を付かれての大敗になってしまったと考えたほうが良さそう。現実の問題この後も間違った認識のまま泥沼を各地で招いていってしまう。
 ちなみに戦力差から言えば日本は圧倒的な力を持っていた。投入戦力は正規空母×4、戦艦×11、重巡×10、軽巡×6、駆逐艦×53。大してアメリカの勢力は正規空母×3、重巡×7、軽巡×1、駆逐艦×15。後のシュミレーションにおいても日本が負けること事態がありえないと言われるのほどの采配ミスが結果的に最悪の結果を招いてしまった。

 ミニドカ収容所」(場所)……ルーズベルトを評価する人間が多い中で、彼を戦争犯罪人として断罪するための証拠の一つ。日系人隔離政策を行ったルーズベルトたちが日系人を収容するために作った施設。しかしこの人種差別自体がアメリカ憲法においては違憲状態であり、人種差別主義の塊であったアメリカの当時の政府の放漫の象徴の一つでもある。アメリカ版歴史的負の遺産の一つで、現在も保存されている。

 「ミニッツ」(人名)……アメリカ太平洋艦隊司令官であり、連合国軍の太平洋方面の3軍の司令官でもある。その功績はミニッツ級戦艦のネームシップという形で現れるほど。海軍のエリートコースを歩み太平洋戦争の時には、日本の通の人間の意見を取り入れミッドウェイ方面を選択。これが大当たりし負けムードを一気にひっくり返す。その後は政府の支持を得ながらも、世論の支持を得ているマッカーサーと対立。援軍を受けられないという時期がかなりあった。沖縄戦においては長ったらしい前置きをして沖縄占領を正当化(これが沖縄にとっての問題に発展する)。戦争終了後は海軍作戦部長に。維持費がかかりまくる海軍に批判が集中する中で淡々と職務をこなす。その後は色々な要職に付く可能性があったのだが、運が悪くそれらの職につきことが出来なかった。ある時期までは戦勝国の最大の功労者だというのに全くと言っていいほど無名だった。
 トルーマンやルーズベルトと違って、日本にはそれなりの理解を占めていて、空襲で焼けた東郷神社の再建のために寄付をしたり、評価の低い小沢治三郎の評価としていたりしている。また「三笠」の一室をダンスホールにしていたアメリカ軍の兵士に対して激怒をしていたりしている。しかし彼の本当の評価という点を考えると高いという人と低いという人の中間という感じが。ミッドウェイを読みきって南雲機動部隊を攻撃することをメインに据えたこととしての功績はたしかに大きいのだが、アメリカが伝統的に嫌う潜水艦での「無制限潜水艦作戦」を指揮した中心人物であり、その部分に関してだけはアメリカも評価を避けているという感じがする。もっとも沖縄にいる「アレ」な連中は害悪の筆頭株にしか捉えていなそうだけど。

 「妙高」(艦名)……妙高型重巡のネームシップ。「平賀譲」設計故に、攻撃力満載(実際イギリス海軍はその砲の多さに設計図を見せてくれといったとか)の上に防御力はおざなりじゃないのかという評価はあるものの、居住性を犠牲にした攻撃力(ただし最初は魚雷艦を外すという正気の沙汰ではないことを設計の中に入れていた)・速力は他の重巡をはるかに上回るものであったし、装甲力も上だった。太平洋戦争では最初に被害を受ける大型戦艦という不名誉を授かってしまったのだが、各地の戦いで活躍。レイテ沖海戦の後、航行中に敵潜水艦「バーコール」に攻撃を食らってしまうものの、電探などを駆使して大破(これで沈没しなかったことが幸いしたのか、戦後トルコ海軍に譲渡され、2000年まで存在していた)に追い込む。妹「羽黒」に曳航されてシンガポールにたどり着く。
 動けない状態ではあったが、なんとか生き残って(それなのにゲーム中の運の設定は「10」のまま)終戦を迎えた。イギリスへの賠償艦としておなじく動けなかった「高雄」と共に引き渡される。ただ持て余すだけの状態だったらしく、翌年にマラッカ海峡で沈められてしまった。戦後というか1990年台に二代目として護衛艦になる(姉妹は「こんごう」「きりしま」「ちょうかい」)映画「亡国のイージス」「バトルシップ」に出演している。
 一見するとショートカットをしているようにみえるのだが、キャラデザをした人曰く「シニヨン」(改2実装後の中破絵で確認)にしているとのこと。「飢えた狼」と「武士気質」と「弱気だけど功労者」の妹3人に比べるとかなり目立たないように見えるのだが、先に時報ボイスを実装された「足柄」曰く説教が怖いとのこと。その意味は彼女に時報ボイスが実装されて初めて明らかになる。約束を守れない提督に対して2時間も説教するということをやってのけてしまう。しかし秘書としての仕事は超がつくほど優秀で2014年5月現在恐らく時報ボイスが実装されたメンバーの中では、世話焼きの側面を含めて最強の秘書力を持った人と言われている。ただこの時報ボイスが来るまではむしろ中破絵がネタにされまくってコラ材料に使われるという悲劇も。なおブランデーでフランベをすることから料理上手の側面もある。(彼女の次世代イージス艦「みょうこう」のカレーのレシピ(ただし240人前)が公開されている)2014年7月のアップデートで改2実装。しかしそのレベルは妹「羽黒」よりも高い70が必要。戦後まで生きたということで運が32に。貴重な装備も持ってきてくれる。(その装備のカードを見ると妖精さんが「羽黒」と「妙高」にそっくりでさらに絵も変わって大きくイメージが変わったが、中破絵が「コラ画像」から「危険な匂いのする未亡人」(後ろ向きなのは史実で後部を潜水艦にやられて航行できなくなったことから)に変わったという話が……

 「武蔵」(艦名)……大和型の2番艦で、最後の帝国海軍建造の戦艦。一部を旧ピッチで仕上げ馬力では「大和」に僅かだがとどかない。機密事項の塊だったために、その製造過程から製造の地である長崎が、厳戒態勢になるほど。燃えないため全国からシュロをかき集められたり、またグラバー邸が三井造船所によって買収される(戦後長崎市に寄贈)など、厳戒態勢の中で建造される。しかもその進水式で「隼鷹」になる前の橿原丸が建造中だったこともあり、そこに被害が行く可能性のあるトラブルも起こしている。存在自体が脅威で完全優位に立っていたアメリカ軍でも恐れられていたが、戦闘に出ること自体は稀だった。その主砲の威力はものすごく近くにおいておいたハムスターが衝撃でスプラッタになる=そこにいる砲撃手もとんでもないことになることから主砲発射の時にはブザーが鳴らされることに。更に防御力もものすごく艦首で受けた攻撃が艦尾では全く感じられなかったというエピソードが残っている。しかし戦況が変わったことと「武蔵」自身が改修を受けてしまったことから目立つ標的になってしまった。大量の飛行機の猛攻を受けそれでも浮かんではいたが、結局シブヤン海で沈没。日本側の報告でもものすごい数の爆弾を受けたことがわかっているのだが、それ以上にアメリカの方の報告のほうが多く盛っているような報告がある。最後の艦長のセリフから元祖「被害担当艦」。この時には改修を受けていてその姿が死に装束だった様から、乗組員は嫌な予感がしたそうだが、それがあたってしまった。ただ沈没している姿が発見されていないことから、沈没中に懐中で上手くバランスが取れてしまい海中をさまよっているとも。2015年のひな祭りの日に、某有名企業の共同創始者達によってシブヤン海に沈んでいるところが発見されたとの報告が上がった。
 最初は2013年秋イベント完走のご褒美。更に大型建造で建造されることになるのだが、そこから自分のところの泊地に来るのに7ヶ月かかってしまった。「大和」とに比べると早い段階で改造ができるのだが、強力になる分運の数値が落ちてしまうというジレンマに悩まされることも。さらに燃料弾薬は長門型の倍は食うので運用には注意。更に若干「大和」に引けを取るようになってしまう。姉と違いかなりワイルドな格好で、色黒なのは史実でそういう改造をしたからという話。正確もかなりワイルドといえばワイルドだが、改造すれば喋る時報ボイスではかなりのメタ発言が目立つ。流石に休憩状態の時に「ブラウザを閉じたらどうだ」と言うのは余計なお世話なんですが……長崎出身なので皿うどんとか佐世保バーガーとかを話題にする。ちなみに有名ゲームクリエイターのお気に入り。

 「無制限潜水艦作戦」(戦争犯罪・出来事)……戦争状態において無警告で艦船に攻撃をすること。通商破壊やシーレーンの破壊などに用いられる。第1次世界対戦ではドイツがこれをやってアメリカの船を沈めてしまいアメリカの参戦を招いてしまった。太平洋戦争ではミニッツなどが中心となってやった結果戦力の排除には成功するものの、関係のない民間の客船を多数沈めてしまうことによる大量の悲劇を生むことになり、これがアメリカが犯した戦争犯罪の筆頭株の一つに上がることになってしまった。逆に日本は潜水艦の実力を軽視したのだが、その軽視した分を何に持っていったかといえばアメリカ本土直接攻撃という形になる。アメリカが一番忌み嫌う形の攻撃をやらかしたという点においてはミニッツの評価が定まらない理由の一つになっている。

 「無政府主義」(その他)……アナーキズムとも。国威や権力の存在を好ましくない(有害だと思っている)と考え、国家のない社会を推進する。日本語で言えばこう書くのだが、方向性がバラバラすぎて無秩序主義とは言わない。共産主義の考えでマルクスと対立したバグーニンが、その基礎を作り上げた。イタリア・ロシア・スペインなどで大きく発展する。今のアンチグローバリズムやオーストラリアで行われている反捕鯨運動なんかはこの流れの一つ。今ではすっかり分離しているが当初はテロリズムもこの中に同包していた。

 「牟田口廉也」(人名)……海軍側の無能の代名詞が情報の意味を全く理解しないで大戦末期の数々の作戦を読み切られる結果を作った「福留繁」だとすれば、それを上回るレベルでの無能っぷりをさらけ出した陸軍の将軍として真っ先に名前が上がる人間。日中戦争からとにかく状況判断力がないとされる行動を取っていたらしく、それなりの動きをして場面以外はまともな評価にはなっていない。(もっともそんなことを断じたのは戦後のマスゴミだが→部下からの信頼はそれなりにあった)大平洋戦争の最中にインパール作戦という無謀極まりない作戦を決行。これが大損を出したことで予備役に回されて日本で終戦を迎えた。戦後はインパール作戦のこともあり反省をしたのだが、イギリスの将軍から作戦成功の可能性を(ほとんどお世辞にしか思えないほどの言葉だが)指摘されて自己正当化。これが逆に本人の戦略的評価を大きく下げていく形になる。インパール作戦までの評価は「独断専行の気はあるが普通の将軍」。ただし戦後「戦犯として捕まったのだが、無能を理由として不起訴処分」ということを連合軍がやってのけたほど人物でもある。

 「陸奥」(艦名)……ゲーム上での愛称は「むっちゃん」。長門型戦艦の2番館でビックセブンの一隻。隠れて生産しようとしてそれがバレて仕方なしにビックセブンが誕生してしまったわけで、もし彼女を作らなかったらビックセブンは長門ともう一隻のビック2になってしまうところだった。作られた時にあった魚雷は改装の時に外されている。太平洋戦争ではミッドウェイなどに出てくるものの、後方にいすぎたために大した活躍ができず、さらに海軍のもったいないの精神により出撃できない機会が多くなってしまう。同じく出撃できない長門に旗艦のブイを譲る作業中に謎の第3砲台爆発事故を引き起こす。その爆発の威力は凄まじく、陸奥の戦隊がまっ2つに割れてしまい轟沈。スパイ説・イジメに耐えかねた船員の自爆説・「潮」が落とした機雷誘爆説など多数あって、調査委員会まで出来たものの結局原因は不明。(最近は放火説が有力になっている→陸奥が爆発する13年前から火薬庫が爆発する事件というのは7件あったのだが、そのいずれもが放火によつもの)戦後7割ぐらいまでは戦体は引き上げられた(その時撮影したと思われる写真が存在する)ものの、残りはまだ現地で沈んだまんまの状態になっている。しかし陸奥の爆発自体は公然の秘密(ただし周辺にはもちろんばれていた)で、陸奥の爆発から逃れた350人は続々と最前線に起りこまれることに。終戦時において等にむつに乗っていた船員の数と割合は大和よりも少なかった。
 後継ではないがおなじ「むつ」の名を継ぐものとして、日本初の原子力船「むつ」がある。この船はトラブルのせいで長期間港に寄れないという状況が合ったのだが、現在はその原子炉を取り外し、「みらい」と名を変え海洋観測船になっている。
 ゲーム中では最強の戦艦(大和・武蔵を除く)の一角を担う形で、主力中の主力としての活躍が期待できる。しかし最大の特徴は幸運感になった長門と違って、超がつくほどの不幸艦だということ。運の数字は貫禄の「3」。これは大鳳が出てくるまではぶっちぎりの最低の数字で、改造しても「5」までしか上がらない。ので、被弾すると常にヒヤヒヤするということが起こりがちで、攻略に連れて行くには躊躇を余儀なくされる場面も出てくるかもしれない。運の悪さに目をつぶれば威力は「金剛」・「比叡」の「改2」並みを改造前から出してくれるので、主力として引っ張っていけるはず。
 性格のイメージはややツンデレ傾向のある面倒見のいい人(でも、危ないお姉さん属性も持っている)という感じがするんだけど、なにせ「長門」・「大和」・「武蔵」の間に入ってしまうとかなり影が薄くなってしまう。また航海中のアイテムゲットの台詞「あらあら」が口癖になっていることからも別なゲームのキャラクターを連想させてしまうことも。1月後半のメンテナンスで声が追加されたのだが、若干誘惑的なボイスが増えた。(若干うるさくなったとも)二次創作ではかたつむりを模した「り陸奥たか」というキャラクターが出来上がってしまっている。ただドロップ率は長門に比べると非常に高い(ボスドロップが当たり前の長門に対して、陸奥はそうでもない場所でも出るようになっている。一番取りやすいのは3−3−1)ので、見かけるという人は多いと思う。「公式4コマ」では苦労人ポジ。爆発つながりで「大鳳」の大型建造をしたり、わがままを言ってしまう「長門」の抑え役になったり。最近ではそのセリフ回しから「長門」の妻扱いにも。

 「睦月」(艦名)……睦月型駆逐艦のネームシップ。如月以降の同型艦にはは先代(「望月」と「夕月」も先代は存在していない)が存在するのだが、彼女に先代がないのは明治天皇の名前と被ってしまうという説があったことかららしい。岡山から帰投する昭和天皇の御召艦として「霧島」が起用された時に供奉艦として、「如月」たちと霧島と一緒に航海をしている。太平洋戦争開始時にウェーグ島攻略の一員として攻撃に参加。しかし抵抗が激しく更に「如月」を失ってしまう。その後は各地を転々としながら、さらには所属も変わりまくるなどの数奇な運命をたどる。ヘンダーソン基地攻撃の時アメリカ陸軍のB−17の爆弾の直撃を食らってしまいあえなく沈没してしまう。
 ショートカットに快活な言動からすると、イメージは元気印の妹的存在。しかし睦月型自体が旧型なせいもあって活躍の場所は限らているのだが、睦月・如月・弥生・卯月・望月に関してだけは独自の任務があるために、使用することになる。アニメにおいては主人公「吹雪」のサポートという訳に大抜擢。長女故にかしっかりものというイメージも追加された。(「夕立」が軽いノリの性格になったというのもあるんだけど)

 「陸奥第3砲塔爆発事件」(出来事)……旗艦のブイを長門に譲るために立ち寄った陸奥が、その作業中に第3砲塔付近で大爆発を起こして轟沈してしまう事件。その威力は凄まじく鉄の塊が艦橋のあたりにまで飛び上がったという話も。日本を代表する戦艦なので、その原因究明チームまで立ち上がったのだが、原因は不明。スパイ説や新兵説を取るとすれば、20世紀の日本において最悪の被害者数を出した殺人事件と称する人も。長門と並ぶほどの人気の船の原因不明の沈没に軍は秘密にしておけといったが、かなりの数出回っていた模様。戦後パーツごとに引き上げられ日本各地で展示されている。

 「陸奥鉄」(その他)……戦艦「陸奥」は沈んでしまった後にも有効な使い道が残っていた。それは陸奥の鉄鋼には放射能物質が含まれていなかったこと。現在の鉄鋼は精錬の過程でコバルト60という放射性物質がどうしても含まれてしまうのだが、陸奥に使われていた頃の鉄は製法の違いによるそれが含まれていなかった上に、海中に沈んでいたので放射能実験の影響がない。それゆえに引き上げられた鉄は、放射能測定放置の一部に使われいたりする貴重品になっている。最も砲塔とかの一部のパーツなんかはそのままの形で各地で残されてはいるが。

 「無防備都市宣言」(出来事・その他)……一応スラング集にも書いてあるけれど紹介。戦争において年に戦力がない都市の状態を宣言することで、一応ジュネーブ条約でそのような都市を攻撃するのは禁止されているのだが、ある意味あってないようなもの。現実問題第2次世界大戦中のイタリア各地で無防備都市宣言をしているものの無視されて攻撃されているし、パリ、ドレスデンでも攻撃されている。現在でもかなり政治的な問題をはらんでいるが、同時に無防備都市を占領してそこから攻撃すればいいという理論が成り立つため、それを推進する連中は問題児扱いされている。ちなみに日本で賛成している政党は社民党のみ。あの共産党でさえも最初は賛成に回っていたものの、現在反対に回っている。

 「村田重治」(人物)……雷撃に絶対的な強さがあったことから雷撃の神様と呼ばれている。小学校・中学校は成績優秀ながらも口数がすくなったが、武道には滅法強かった。中学を卒業すると海軍兵学校に。今時の動機に江草隆繁がいる。その後飛行機乗りとして加賀に乗船。その後中国に赴任をして、その時に米軍を誤爆するというパナイ事件を起こす。太平洋戦争の時には赤城に乗り訓練に明け暮れる。この時の訓練が凄まじかったらしく当時の上司が彼だけには真珠湾攻撃をすることを教えてもいいのではとその上の上司に相談させるほど。真珠湾攻撃においてはウエストバージニアwp攻撃している。ミッドウェイ、第2次ソロモンにも参加。その後南太平洋の戦いにおいて空母ホーネットを攻撃中に被弾。そのホーネットに特攻をするように自爆攻撃をする。
 艦これにおいては2015夏イベントの報酬として先行配備。さらに翔鶴関係の以来をこなすことで「天山12型(村田隊)」という高性能の艦上攻撃機に機種変換をする。さらに牧場をしなければ一つしか入手できないネームド戦闘機で2つも入手可能(ただし2015夏イベクリアーが前提かも)といういたせりつくせり状態に。能力も基本的な部分も高いので入手出来たらちゃんと育ててやりたい。

 「命名の法則」(その他)……すべての軍事の感染は一定の法則のもとに名前が付けられている。帝国海軍の場合、駆逐艦は「自然現象」・軽巡「川の名前」・重巡と金剛型は「山岳の名前」、金剛型以外の戦艦は「旧国名」、空母は「伝説上の生き物やその行動」→天城以降は「山岳の名前」からつけられている。
 ただし以下の数隻はこの法則に当てはまらない
 「赤城」「加賀」……「赤城」は巡洋艦、「加賀」は戦艦として作られる予定だったのが、軍縮条約のせいで廃棄。しかし関東大震災で建造途中の「天城」が破壊されてしまったことから、正規空母として復活.。ちなみに空母は「雲龍」以後は山の名前に戻る。
 「古鷹」「加古」……ロンドン海軍軍縮条約の影響で軽巡として建造されるが、その後重巡にチェンジできるようにセッティングされていた。ただし加古は最初は川内型の4番艦の予定だった。
 「最上」「三隈」「鈴谷」「熊野」……おなじくロンドン海軍軍縮条約の影響で軽巡として最初に設計される。それ故に川の名前。後に重巡になり、さらに「最上」は航空巡洋艦に
 帝国海軍の艦隻には他の国にあるような人名がついたものが存在していないのだが、明治天皇がそんなことをしてその船を沈めたら失礼なことになると言って、結果的にこういう形になった。逆にアメリカなんかはこれでもかというほど大統領の名前をつけた船が動いていたり、沈んだ船の名前をすぐに次世代につなげるといか言うことをしているけれど。

 「女神カウンター」(ゲーム)……大破進軍をさせて、ダメコンを発動。その直後の夜戦でカットインをして敵を倒すというやり方。これが出来るのは応急修理女神(要員ではダメ)を積んだ上でいろいろな条件がかなさる。決まればいいのだが、一回は沈めることになるので見ている方は心臓に悪く感じる。米帝プレー主義だったらできるけれど、基本的にはあまりしたくはない。カットインが重要になる2015夏イベE7での大きな鍵になった。

 「メンテナンスタイム」(ゲーム)……通常のメンテナンスタイムは毎週水曜日か隔週の金曜日のの11時から17時までが基本的なメンテナンスの時間。ただし状況によって早く終わることもあるし、遅くなることもなる。さらにDMMのメンテが加わるとその日で終わらない可能性というのが大きかったりする。一度だけ「榛名」の改2実装に合わせて月曜日に行われたことがあった。

 「毛沢東」(人名)……中国が生んだ偉大なる指導者( )であり、中国の国難を数多く産んだ独裁者。戦略家、詩人としては評価されているもの、その反面政治能力に関しては大きな疑問符が持たれている。地主の息子として厳格に育てられるが、師範学校時代に政治に関わるようになり、共産主義に傾倒する。共産党設立時から参加をして着実に出世の階段を駆け上がってくる。日中戦争の時には蒋介石と日本軍で争う一方で日本軍とは裏で手を結んでいた。日本軍が中国を去った後に蒋介石と激突して勝利。中国の実権を握る。その後はお約束と言ってもいいほどの独裁化。大躍進政策の大失敗、それをカバーするために起こした文化大革命は中国の発展を確実に遅らせた上に退化と呼ばれるものになった。晩年にアメリカとの国交を回復させるものの、直後に難病にかかってしまい動けなくなる。自ら起こした文化大革命の後始末を付けてこの世を去った。
 中国共産党の創始者として中国の共産党にとってはアンタッチャブルな存在のようになっている。しかし中国以外での評価は「中国を長い間混乱の局地に陥れて数千万人(億とも)を殺した元凶」という評価のほうが強い。そのためか文革世代の彼に対する評価はかなり冷たいものになっている。ただ彼の残した影響力というのは未だに絶大で、官僚腐敗が進みきって腐っている現代中国(ただし腐敗そのものは歴史的にいえば、有史以来のもの)に対して毛沢東時代に戻せというデモが起こることもしばしば。(ただし腐敗そのものは毛沢東の時代からあったもので、今の時代になって表面化してきたものだし、中国の役所腐敗はそれこそ有史以来の問題だと思う)中国を作った偉大なる偉人というのが国内の評価であり、毛沢東の野郎とした政策はいずれも失敗した上に世界史上最悪のジェノサイダーというのがそれ以外の今の評価だと思う。また中国の皇帝や独裁者にありがちな好色な性格も持っていて、それ故に愛人が無数にいたとも。いまの中国政府は否定しているものの、数多くの証言がありほぼ事実だと思われる。

 「最上」(艦名)……最上型重巡の1番艦。条約の関係上重巡としてではなく、後に武装を積み替えるための重巡の能力を持った軽巡として作成される。その設計なはずなのだがエンジンの馬力が「大和」を超える154000馬力という、とんでもない数値を持っている。(最上型4隻はみんなそうなんだけど)海軍軍縮条約を抜けた後は予定通り重巡(排水量の関係で軽巡のままではあるが)に組換て太平洋戦争に望む。ミッドウェイでは夜間奇襲をしようとするも断念。その帰り道で船団とぶつかるのを避けるために二度斜め45度の回避をしようとして、姉妹艦「三隈」と衝突。艦首が潰れるほどの大怪我を負ってしまった。その「三隈」の沈没の後に帰国をして航空巡洋艦としての改造を受ける。(この時の改装で居住性が大幅にアップ)、その後各地の戦いに参加をするか航空巡洋艦としてのマックのスペックでの出撃は出来なかった。最後はあの「西村艦隊」の一員として「扶桑」・「山城」・「満潮」・「時雨」たちと出撃、集中攻撃を喰らい艦長たちが戦死、さらに「那智」とぶつかってしまい止めに攻撃を更に食らって航行不能になり「曙」の手で処分されてしまう。
 艦これの中では「ボクっ子」「ドジっ子」。「三隈」からは「もがみん」と呼ばれ、そのまま呼び名として定着。異常なまでのぶつかりグセは二次創作においてもネタとして使われることも。改装される経緯が同じだった「日向」に目をかけられている。本来だったら他の最上型と同じく運の数値は低いはずなのだが彼女だけ他の艦むすの平均と同じ10。航空巡洋艦(カードナンバー101なので、101番以降での最初のカードというのもありえるかも)としての変化も他の最上型よりも早いレベル10でなることができる。ただし運の数値だけは彼女だけは上がらないので要注意。最上型の中で唯一登場が早かったせいで最上型の中で唯一時報セリフがない。(2015年8月のアップデート実装)2014年1月中旬のアップデートで他の3隻に比べて若干低かった攻撃力が改善された。(2016年4月末のアップデートで搭載数と対空がさらに強化)なおMVPのセリフから「日向」同様、未来図が見えている模様。
 <や行>
 「八木アンテナ」(その他)……正確には「八木・宇田アンテナ」といい二人の日本人が中心になって開発したアンテナ。能力は高性能で各種の電波を受診するときに使われることが多いのだが、作られた日本よりも海外の方で注目を浴びる。日本ではほぼ無名だったものの、世界中の軍事シーンで多く使われることになり、原爆投下・ミッドウェイで活躍するというなんとも言えないことをしでかしている。戦後八木(後に国会議員になるんだけど所属政党は「社会党」というのはなんたる皮肉)は「八木アンテナ」という会社を設立。2000年に日立に吸収合併され、さらにテレビの地デジ化まで活躍をしつける企業になる。日本の科学の発展史を見る上ではこの功績というの外すことはできないのだが、なんとも言えないよなあこれ。

 「矢矧」(艦名)……阿賀野型軽巡の3番艦。任務についてからわずか一年半の間に数多くの主要な後半な戦いに出陣。翔鶴の護衛(「翔鶴」の轟沈時のセリフで気にしている)にも出陣をしているが、実は戦果に関してはかなり乏しかったりする。唯一の戦果である駆逐艦ジョンストンの撃沈も共同という形だったし、空母を沈めたという実績もご方だったことが発覚している。その最後は坊の沖。大和の護衛に出陣したものの、魚雷を食らう形で早々と離脱。そこに飛行機が襲いかかってくるのだが、最新型軽巡故に頑丈に作られておりなかなか沈まない。さらに乗組員の判断により被弾した直後に火薬などを捨てていたこと功を奏していた。さらに応急修理用の角材を現場の判断で後方に持っていったことで、生存者も多数出ることになる。矢矧が受けた攻撃は軽巡としては圧倒的に量が多いもの(それが小破の時の台詞に出る)だったが、沈んだのはすべての生存者が退艦して10分後の事だった。ある週刊誌のインタビューで生存者の1人が艦むすの「矢矧」を見て好意的な感想を寄せている。ちなみに彼女の名前を受け付くものは2代目。初代は名前こそ変わったものの1947年まで生きていた。3代目は巡視船のネームシップ。
 軽巡にしては珍しい登場した時からのホロ。実は彼女が出てきたの2013年の秋イベントの途中で、数多くの提督が血眼になって彼女を探すことになった。そののちに大型建造艦でいわゆる外れのようでハズレでない枠で出るようになったのだが、なかなか出会うのは難しかった。(自分の場合は2014年の夏イベだし)レベル45にまで持って行って改になると、背景のレアリティが最高級の桜ホロに変更する。史実からとにかく防御力が高く、「川内」改2と同じという能力。ただし改造して持ってきてくれる電探は史実だと2つだが、ゲーム上では一つだけという点には注意。

 「夜戦カットイン」(ゲーム)……特定の種類の装備を組み合わせた状態で夜戦に突入すると、艦むすとその艦むすが装備しているものがカットインされて出てくる。こういう表示が出ると強力な一撃のヒットが確定。ただし敵の防御力とか回避力によっては、期待できるほどのダメージには行かないことも。さらに敵も同じことをやって来るので、大破にこっちが追い込まれる可能性が大。艦むすが中破になればカットインの確率も上昇(小破でも少し上がる)するのだが、その状態になった時なこっちの基本ダメージが削られている(3割減)のであまり意味が無い可能性も。艦むすの運が高ければ発動率も跳ね上がる。武器を改造していない時は北上のカットインがかなり重要になってくる。(最近では運が回収できたり、駆逐艦のほうが運が高いためにそっちを優先させることが多いが)

 「夜戦攻撃力」(ゲーム)……夜戦の攻撃力は「攻撃力+雷撃」。更にこれに艦種による補正がかかる。このおかげで夜戦においての雷撃巡洋艦は、他の艦よりも攻撃力が高いゆえに大エースに成長。特に「北上」は連撃仕様もカットイン仕様でも強力な存在になり「北神様」と言われる存在に。

 「夜戦バカ」(ゲーム・異名)……「川内」のこと。夜戦好きという設定で、夜の時間になると騒ぎ出して周辺に迷惑をかけまくる。14年1月現在時報ボイスは実装されていないのだが、他の艦むすの時報ボイスや夜戦突入ボイスから相当迷惑がられていたり、一目置かれたりしている。その数9人。「瑞鶴」にいたっては「かわうち」と言われそうになっている。ただし実際のところは日本海軍全体が夜戦重視をしていたようなんだけど。

 「柳本龍作」(人名)……「蒼龍」最後の艦長。代用教員を務めた後に海軍兵学校に入学をした苦労人。日独伊三国同盟に反対した数少ない人物であり、先進的な考えとしてレーダーの有効性などを考えていたのだがそれが実行されなかったことが悔やまれる状態になってしまった。ミッドウェイにおいて急降下爆撃の直撃を受けて最初に沈む蒼龍の中で総員退避の中一人「蒼龍」にのこる。部下は必死になって連れだそうとするが、鉄拳を使ってまで拒否(ただしこの時はすでに体に重度のやけどを追っていたとも)、その部下が去ったあと炎の中に消えていった。自分が沈めた船の写真を1人眺めていたというエピソードも残る。

 「山口多聞」(人名)……「飛龍」が自己紹介のときに「多聞丸」というのはこの人のこと。海軍の中でも超がつくほどの大食いでそれにまつわるエピソードがある。あの「開成」で開校以来の天才と言われるほどの秀才で、腕っ節も強くあの「草鹿龍之介」相手に勝ったという話も。他の有名な提督や軍人などと同じ時期に海軍へ。大平洋戦争時においては通称「二航戦」の司令官として各地の戦いに参加。その激しい練習から色々と悪評を巻かれたものの、その練度が素晴らしい部隊を作り上げる。しかしミッドウェイの戦闘で「赤城」「加賀」「蒼龍」を失う中、唯一残った「飛龍」で奮戦。敵空母「ヨークタウン」を道連れ(大破状態に追い込み、止めは「伊168」の魚雷)に飛龍とともに海の中へ散ってしまった。たまに二次創作で艦むすになっている「飛龍」との2ショットが出てくるのだが、どうみても「父と娘」ですという構図が……(事実山口多聞は家族思いだったそうだ)。ある漫画でも活躍中。

 「大和のコピペ」(その他)……度々話題になるのだが、スラングよりもこっちのほうがいいと思うのでこっちに掲載。海上自衛官の結婚式で、新郎祖父のスピーチで祖父「自分たちの不甲斐なさで今の世代に苦労をかけている」とコメント。それを聞いていた(それまでは若干酔っ払っていた)同僚たちは話を聞いているうちに、だんだんと真剣に話を聞くように、話が終わると気に同僚の一人が「何の船に乗っておられたのか」と聞いたところ、新郎は「大和」と答える。一瞬にして同僚は立ち上がってその新郎祖父に対して敬礼。その祖父も答礼で返したというコピペ。真贋は不明(敬礼に関しては本物。後に同じような光景を別な場所で見たと語っている)だが、あの大和に乗っていたことと、その大和からの生還率が1割(3000人以上が乗って生還者は270人前後。沖縄に行くまでに降ろされた少尉候補生を入れればもう少しいる)を切っている事を考えると、この話も真実味を帯びてくるような気がするんだけど。

 「山本五十六」(人名)……「五十鈴」の自己紹介の時に登場。大平洋戦争時の連合艦隊の総司令官。彼自身は大平洋戦争そのものに反対をしていたが、開戦を軍が決めた時には真珠湾攻撃を成功させる。一見すると名将に思えるのだが。実のところ活躍できたのはミッドウェイまで。そのミッドウェイでも別方向の作戦に南雲機動部隊を回していれば惨劇は防げていた。さらに長門などの温存に走ったせいもあり海軍の相対的な力を落とす原因にもなった。その後の各地の前線などに赴いていたのだが、日本海軍全体の情報戦の甘さがここでも露呈してしまう。完全に読みきっていたアメリカの暗殺部隊に、空からの観察中に襲われて戦死。山本の能力を恐れての暗殺作戦だったといわれている。それ故にいまだに名将だという人もいれば、時節を見ない三流の将軍だという評価をする人もいる。

 「ヤルタ会談」(出来事)……大戦後の世界秩序を決めるためのアメリカ・イギリス・ソビエトのトップによる会談。歴史的な会談ではあるのだが、すぐにスターリンがこの約束を反故にしてポーランドを社会主義陣営に組み込んだせいで冷戦の始まりとも言われている。クリミア半島で行われたこの会談は、戦後のドイツ・ポーランド・日本などの統治などを決めたのだが、あきらかにソビエト有利の状況で進んだとされる会談。結果的に太平洋戦争末期の数日だけの参戦で大きな戦果を収めたのだが、逆にこれがアメリカにとっては歴史的にもソビエトの暴走を手伝ったとして汚点に残ってしまう、特に共和党政権は事あるたびにこのヤルタ会談において作られた約束を民主党政権の汚点として批判している。
 しかもこの段階でルーズベルトの人間的な生命の危機だったがゆえに、スターリンを始めとするソビエトのスパイにアメリカが丸め込まれていたと見る向きがある。信頼していた周辺が揃いも揃ってソ連が送り込んだスパイだった言うこともあり、ルーズベルトはペースを握ることができなかったとされる。それ故に焦りだしたトルーマンが原爆を使った要因の一つではないのかと思われるフシが。

 「ヤング長門」(出来事・その他)……1913年から暫くの間の長門・陸奥は、排煙の問題から煙突が曲げられて設置されていた。この時代の長門のことを指す。(陸奥のほうが早く改装されている)模型会社がこの頃の長門を模型にするときに、一緒に艦これコラボという意味で若い「長門」が書き下ろされた。髪がセミロングより少し長い程度の長さになっているのが特徴。1936年の改装時まで続いた。「ヤング長門」、「霧島」、「伊勢」、「日向」が一同に介した写真がある。

 「夕立」(艦名)……白露型駆逐艦の4番艦で、開戦前に第2水雷戦隊に所属。主に南方に回っていて、各地の戦いに参加。ミッドウェイにも参加している。この船の最大のハイライトは第3次ソロモン海戦。「霧島」「比叡」たちと先頭をしていたのだが、何故か単艦突撃の形をとってしまう。敵のど真ん中で砲撃をした結果、敵船を何隻が沈めたらしい(これについては後述)のだが、その段階で航行能力がなくなってしまっていた。敵味方にそれぞれの大損害を与えた第三次ソロモン海戦ではあったが、夕立はその中でも被害が大きく航行不能とされて乗組員が移動。雷撃処分しようとしたがそれが出来ずに、逆にアメリカの巡洋艦によって沈められてしまった。戦後護衛艦として復活をし、さらに現在は4代目となるむらさめ型護衛艦の一員として沖縄の海を守っている。この4代目絡みで起きた事件が「中国海軍レーダー照射事件」。
 夕立が活躍したとされる中で確実視されているのは実は重巡「ポートランド」の大破だけ。というのも戦場が大混戦に次ぐ大混戦で、向こうの司令官でさえ戦死をしてしまうレベル。(この後の海戦で「比叡」「霧島」が沈んでしまう)被害状況は双方確認できず、夕立の水雷長でさえ敵のアタックの被弾を「長良」の物による被弾だと言ってしまうほど。いちおう3隻が轟沈及び大破という戦果になっているのだが、資料がいっぱいありすぎて確定すら出来ない状況。そのためか「……っぽい?」というセリフがつくことになる。またこの口癖から「ぽいぽい」というあだ名が付いている。
 駆逐艦としては早い段階で改2になりしかもレベルは他の改2組よりも低い55でなる。しかもその改2になったら攻撃力が軽巡上位並みに強くなり、条件次第ではあるがノーマルの軽空母だったら一撃で落とすことも。夜戦になると重巡と同じレベルにまで成長する。まさに駆逐艦最強の攻撃力を持っていて、それゆえに駆逐艦のようなものをした何かと表現されることもある。(ただし防御力はあまりない)さらに見た目も書き直される形で変化。怖い見た目から狂犬と言われることもあるが、改2でも基本的な性格が変わらず。むしろ同型艦の「時雨」とセットで書かれることが多く、二人して忠犬と表現されることもある。さらにその時雨とともに季節グラフィックの数も多いのも特徴的。「っぽい」という口癖はちゃんとした成果のある「綾波」と違ってこの辺りがかなり曖昧になっているがゆえの口癖だとされている。一見時間がかかるように思えるけれど「4−3」で潜水艦稼ぎをすれば比較的早いとも。ちなみに夕立が小破した時に言うハンモックは実際にハンモックを使用して航行しようとしたことから。ただしそれは戦場のど真ん中でやってしまうという失態=国際法違反につながっている。
 コンビニコラボ(鹿島よりも前)ではいち早い形でメインを担い、アニメでは主人公吹雪と一緒に行動する役割をゲット。さらに2015年正月向けのオンメンテアップデートで、和服仕様(しかも描きおろし)の立ち絵が追加された。さらに夏には夏グラ(水着姿)が実装された。(この時持っているかき氷と焼きそばは足柄のカツカレーを公式化した二次創作と同じ所から取ったとも)二次創作だとボケ役を割合こなす印象が多いが、たまに「狂犬」になることも。改2になる前はお嬢様っぽい見た目なんだけど。

 「夕風」(艦名)……峯風型駆逐艦の10番艦で、睦月型の2世代前に当たる。艦これでは睦月型以前の駆逐艦の艦むすは実装されていないので、この艦も実装されていないが、その後の駆逐艦と比べて生存艦(15隻中4隻いる)が多いのが特徴。太平洋戦争当時はすでに老朽艦として一線を退いていたが、その回線となる真珠湾攻撃を前にして現役復帰をし、鳳翔と瑞鳳を守る役目をこなす。ここから常に鳳翔とともの行動することが多くミッドウェイでも鳳翔の護衛役を務め上げる。その後も鳳翔から発艦した飛行機の蜻蛉釣り用の駆逐艦として、鳳翔とともに行動を務め上げた。鳳翔が45年の春に呉において置かれた時に、海鷹の曳航任務というある種の無理任務を空襲を何度も受けながらほぼ無傷に近い状態でこなした。終戦は別府で迎える。その後復員任務に従事。この任務が終了した時に鳳翔との最後の別れを経験する。賠償船としてイギリスに渡ることになり、10隻とともに最後の航海に出るが、他の艦がトラブルが起きる中唯一トラブルももなく一隻だけ1日早く到着。この時シンガポールのインド人から歓迎を受けたという。その後同じ地で解体をされた。

 「夕張」(艦名)……球磨型の軽巡よりも、更に排水量を抑えこんで、その上でその球磨型と同じぐらいの武装を詰め込めるかというコンセプトで実現してしまったロマンあるれる機体。しかし小さすぎたがゆえに航空機がつめず、さらには航行能力が劣ってしまうなどの欠点を持っていたため、同型の姉妹艦は作られなかった。(が、後の古鷹型の重巡を作るための大きな資料としての役目は充分に果たした)しかも武装は充分でありながら対空力に欠けるため主砲を一分撤去するなどの改造も受けている。日中戦争の時から警護任務についていた。その後太平洋戦争でも何度も修理を受けながら輸送任務などをこなす。しかしパラオに向けて出稿した時に潜水艦「ブルーギル」の魚雷一発を受けて被弾。何とか戻ろうとするも損傷がひどく、沈んでしまう。(沈むときに「五月雨」の名前を言うのは彼女に引っ張ってもらっていたため)
 ゲーム中では最低値の建造でも出る金レアということもあり、さらに改造すると軽巡では珍しい武器スロット4つという重武装能力を持つ。それ故に軽巡の中ではかなり高い攻撃力を持つのだが、打たれ弱さがぶっちぎり。軽巡の中でも最低の「19」しか耐久力がない。改にして対潜能力を引き上げると五十鈴を上回るポテンシャルはあるのだが、改造をしても耐久力と回避の低さは相変わらず。その辺りを気にしながらの運用になってしまう。大淀同様4スロ軽巡は対潜水艦相手に強烈な強さを誇るので、そのあたりの運用も可能だし、5−4ではドラム缶要員になるのでそういう運用も可能。ただ5−4に関しては航空巡洋艦のほうがマシなのだが……
 ゲーム中では名前が名前だけに付けられたアダ名は「メロンちゃん」。イメージカラーからも明らかにそれを意識したものになっている。世話焼きの側面もあり人によっては提督LOVEの一員という人もいるほど。放置ボイスでやたらめったら彼女が気にする「平賀さん」は彼女を設計した「平賀譲」のこと。さらに「蕎麦」はその彼が最後に食べかったとされるもの。それゆえかデーターマンでありながら食事関係の時報ボイスも多い。ただもうひとつの側面として「深夜アニメ」大好き。それ故か毎日の睡眠時間が彼女だけ異様に短かったりする。
 耐久力もそれほど高くないので基本的には遠征隊として使われることが多かったのだが、ドラム缶が実装されてから、軽巡で唯一4スロット(改にするのが条件)ある彼女にドラム缶を積ませて、コース分岐条件を満たすという形が出来上がる。それゆえに夜戦カットインに「ドラム缶」が入ってくるようになるという不思議な光景が見られることも。(コラだった)

 「雪風丹陽」(艦名)……陽炎型駆逐艦の8番艦。大平洋戦争の中でたくさんあった新鋭駆逐艦(朝潮・陽炎・夕雲型)の中で唯一終戦まで生き残った駆逐艦。(それ以外だと「潮」「響」だけが生還。もっとも「潮」は航行できる状態ではなかったらしい)「奇跡の駆逐艦」と言われているが、その背景には戦艦並みの練度を誇ったクルーと強烈な個性を持った歴代艦長の存在、それらの艦長たちが作り上げた家族的な雰囲気による強力な結束力があった。16回以上の戦いに参加をしてほぼ無傷(ただし公式では9人、乗組員の証言だと13人の犠牲者が出ている)で帰ってきた反面、他の艦船はごとごとく沈んでしまうことから「死神」という異名も持っていた。戦争終盤においては一人で複数の任務を受け持ったがゆえに、行方不明に近い扱いになったことも。(あまりに忙しさに雪風に乗船する新兵5人を半年近くも振り回したことも)
 戦後復員輸送船としてあの「水木しげる」を運んだこともある。その後賠償艦として台湾に渡るものの、強運っぷりは健在。台湾の海軍の旗艦(日本時代でも3日間だけ第8艦隊の旗艦を務めたことがあるが、台湾での境遇は日本の「長門」なみ)として、中国との戦いでも活躍。蒋介石を乗せて台湾に渡った経験も持つ。老朽化により速力は出なかったものの、何隻かの船を撃沈させている。(しかもその強運は健在)1965年に除籍になり台湾での役目を終えた後日本に返そうということになったのだが、その段階で台風が直撃をして航行不能になり解体。錨と舵縄だけが日本に戻ることになり、錨だけが台湾に残ることになった。
 戦争の間雪風の砲員だった人のインタビューがNHKアーカイブに残っている。台湾でも人気があるようで、艦これが始まる以前に擬人化されたイラストが存在する。彼女は初代の名前だが、二代目として1950年台にはるかぜ型護衛艦の2番艦として生を受ける。姉はるかぜよりも早く浸水できた二代目は映画において先代の役を務め上げ、本業の方も30年間務め上げて今は能登の沖で眠っている。海上保安庁の巡視船の名前にも採用されている。また有名宇宙戦艦アニメでも宇宙駆逐艦として登場、ゲーム版においては存在が展開を左右するキーマンにもなっている。
 ゲーム中の彼女は「その衣装で大丈夫か?」という感じの衣装(ほかの陽炎型と違って白いワンピースを着ている)を着ている。そのため「ビーバー」というあだ名もある。ただし中破絵を見る限りだと、かなり頑丈な布で作られている感じが。双眼鏡を持っているのは彼女の目の前で多数の船が沈んでいることから、他の船の存在を確かめるために、双眼鏡を持っているのではと言われている。公式4コマでは幸運艦の姿はどこへやら同部屋の「初風」を寝かせないトラブルメーカー(のちにベットに潜ったらすぐ寝る「島風」と同じ部屋になり、この問題は解決)になっている。と同時に数多くの船の沈没を見てきたことからトラウマスイッチも多数持っている模様。二次創作だと「比叡」とのからみあるのだが、これは「比叡」の雷撃処分を決めた時の魚雷を撃った時の船の中に「雪風」がいたため。あとは「不幸のお茶会組」に運を吸われようとして逆に吸っているという二次創作もあったりする。
 ゲーム中の性能は一言で言えば「島風」レベル。改にするだけで性能は改2組並みにいいというチートクラスの駆逐艦。おまけに運の数値は初期段階で「50」。さらに改造すれば「60」になるという強者っぷり。ただし初期の段階ではかなり弱いのでフォローやら何やらが大事になってくると思われる。なお駆逐艦レシピでは絶対に出ないので、「レア・重巡レシピ」で出す必要がある。ただこのところは磯風のようにイベント限定艦むすも増えてきたのでまだ有情か。

 「雪風提督」(ゲーム)……雪風ばりの強運を持った提督のこと。普通だったらありえない編成でするするとボスエリアでS勝利をもぎ取ったり、建造すればレア物を引き当てたり、早い段階で金剛型戦艦が全部揃ったり、削りの最中にレアドロップが出てきたりする提督のこと。動画を見るとほんとうの意味で強運を発揮する提督が数多くいる。自分だと3−4攻略終了した段階で「初風」が出てきたことぐらいしか無いが……(と思ったら2016冬イベントで丙のE3ボス削り3回めで「沖波」ドロップ)

 「妖怪猫吊るし」(ゲーム)……初代エラー娘のこと。艦これが始まった時にはアクセスが集中しすぎたため、彼女がしょっちゅう出てくるということが頻繁に起こり、それゆえにラスボスよりも怖いラスボスという異名までももらってしまうことも。今は2代目にかわっているため、彼女と会うこと自体がまずない。

 「溶鉱炉」(ゲーム)……「大型建造」のこと。大量の資材をとかすことから。どれぐらいかというと一週間集めた分の半分以上は飛んで行く。

 「ヨークタウン」(艦名)……太平洋戦争においてアメリカの正規空母のネームシップ。通称「オールドヨーキイ」。大平洋戦争開戦直後に太平洋側に展開をしていて残っていた正規空母は3隻しかいなかった。「ヨークタウン」はこの内の一隻(ただし損傷を応急修理でカバーしたという側面があるが)で、珊瑚海海戦に参加。この時はそれなりの攻撃をするものの戦果に関してはそれほどというレベル。しかしその後のミッドウエイでは、日本軍がしなかった他の艦隊の船との合同を実行。勝利の一因となる。(この辺りが慢心だらけだった日本海軍とは大違いだった)しかし、「飛龍」との激闘のお陰で大きく傷ついたヨークタウンはハワイに向かって修理する前に「伊168」に発見される。魚雷を4発発射されて修理にあたっていた駆逐艦「ハムマン」もろとも撃沈。
 ある意味ミッドウェイでのアメリカの巨大な「慢心」による損失と言ってもいいのだが、このヨークタウンを沈めた「伊168」の船長が戦後まで生き残っていて執拗な聴取をした結果、もし米にそれが伝わっていたら真っ青になっていたかもしれない状況であった。気づかれないほどに近づかれて、さらに周辺を回られてあっさりと修理をしていた駆逐艦を轟沈させて、さらにヨークタウンを沈められるという状況。ただでトラウマ状態を多数作り出していたことを考えると、この正規空母喪失はかなりの痛手というどころの騒ぎではないと思われる。

 「横鎮」(ゲーム)……横須賀鎮守府。このゲーム上でいえば横須賀鎮守府サーバーのこと。ゲーム中においては最古参のサーバーで、熾烈なほどのハイレベルの闘いが繰り広げられている。ただし一部はメンテナンスとかサーバー増設の際に他のサーバーにも異動した人もいるので一概にはそこだけを最古参とするのには引けるものがあるのだが。

 「横浜ランドマークタワー」(施設・場所)……横浜のみなとみらい地区を中心に位置する巨大なビル。1970年代まで稼働していた三菱の石造りの造船所のドック跡地に立てられており、そのドックの跡地自体が重要文化財に指定されている。そのためドックそのものが残っていて見学することが出来る。「那珂」「香取」「白雪」がここで建造され、「龍驤」もボディー部分がここで作られている。

 「横山一郎」(人名)……父親はに日清・日露の戦争に出征。しかし戦死をしてしまったために少年時代は困窮をしていた。そのため横須賀生まれだが、高知で少年時代を過ごす。海軍兵学教を中の上レベルの成績で入学。しかしその努力が実る形で卒業する頃には恩賜寸前の成績を修めていた。エール大学留学中後に赴任したアメリカで、様々なことでカルチャーショックを受け、日本とアメリカでは戦争ができないと悟る。このためか帰国後もロンドン海軍条約の数字を守るという事を主張したのだが、結果的に押し切られることになる。さらに大陸に進出するよりも南方に進出した方がマシだったという考えも持つことになった。アメリカにも何度も行っていて太平洋戦争の回避をしようとしていた。これ故に太平洋戦争は日本のあらゆることが駄目すぎたがゆえに起こったという考えを持ち、戦争自体をアメリカの陰謀論だという考えを拒否している。
 開戦後は「球磨」に乗船。数ヶ月の任務だったが彼には相当の覚悟があったらしくクラス会にも参加しなかった。その後その地位を巡って迷走をするものの、モスクワに行く寸前になって終戦を迎えることになる。「ミズーリ」上で行われた降伏文書調印式にも出席をする。その後は公職追放の憂き目にも合うが、アメリカの石油会社に職を得て、さらに伝道師になった。経歴故にアメリカ人にも親友が多く、名指しで終戦に努力してくれという放送をされたことがある。

 「吉川潔」(人名)……身体的特徴から兵学校を一度は落ちてしまうも持ち前の努力で体を鍛えることで克服。兵学校時代も目立たない成績だった。卒業後は駆逐艦乗りとして4つの駆逐艦の船長を経験。太平洋戦争開始時には「大潮」の駆逐艦長として望むことになる。戦功が多く、沈めた船の数もかなり多い。更にはソロモン海海戦においては「夕立」で国際法違反状態(ハンモックを上げて戦っていた→白旗をあげていたとみなされてしまう)のことをしでかしながらも、高い戦績を上げるなど駆逐艦長としては優秀すぎる成績を上げた。負傷もあり内地勤務をさせようとする海軍に対して、再び前線へ出ることを望む。結果「大波」の艦長としての現場復帰になるが、テクノロジー的に優位に立っていた「アーレイ・バーグ」の艦隊の前に先制攻撃を食らって船とともに運命を共にしてしまった。死後、その活躍から異例の2階級特進となる。普段から艦長の育成に関しては「艦は3年でできるが、艦長は10年はかかる。だから無闇矢鱈と艦と運命を共にするな」的な事を口癖にしていると言われているのだが、その艦と運命を共にしてしまうというのはなんとも皮肉な話である。

 「ヨシップ・ブロズ・チトー」(人名)……2つの民族のハーフとして生を受ける。錠前工として活動しながら社会主義運動に接近。オーストリア=ハンガリー帝国内を転々とする。兵士として従軍していた時に何度もつかまりながらもロシア共産党に入り、さらにそこからオーストリア=ハンガリーの共産党に入党。何度もつかまりながらもその地位を作り上げていき第2次世界大戦時には連合軍の支援のもと対ドイツの一因として活躍。(ただしスターリンと接近しようとしていたため連合軍側とは折り合いが悪く、戦争後はすぐに連合国は引き上げていった)その後スタリーン主義を貫くように社会主義の改革を断行するのだが、あまりにもそれが進みすぎていたために周りの国に影響力を持つようになる。
 あのスターリンをして従わせることができなかった人物で、戦後ソビエトとは違う形での独自路線での社会主義を作ろうとしたチトーに対してスターリンは何度も暗殺しようと部隊を送り込んだがごとごとく失敗。逆にチトーはスターリンに対していつでも殺せるぞという脅し文句をふっかけ、スターリンはチトーから手を引かせた。そのかわりコミンフォルムを追放されるのだが、マーシャル・プランを利用したり、非同盟運動と行動したりと、社会主義の中では異質でありながら常にバランスを模索していた。ある程度ではあるが野党の結成だったり報道の自由が認められていた。これも背後にユーゴスラビアという国が多民族の塊だったという問題もあったため。そのチトーのカリスマ性によってかろうじて国が保たれていたのだが、その死後隠れていた潜在的問題が90年台に入り一気に表面化。ユーゴ紛争、コソボ紛争を経て、ユーゴスラビアは一気に民族というカテゴリによって切り分けられていく。

 「ヨシフ・スターリン」(人名)……第2次世界大戦中のロシアの独裁者で、世界的ジェノサイダーの一人。岡田眞澄とそっくりの容貌をしているものの、証言としてはそんなにいい男ではないという証言(つまりは影武者説)もある。天然痘により顔形が違っているとのことらしい。今で言うグルジア(ジョージア)の出身。本名は「イオセブ・ベサリオニス・ジェ・ジュカシウィリ」。いわゆる毒親の最高傑作と言っても構わないような人物で、父親に虐待を受けて育ち、その父親が母親によって追い出されたら、今度はその母親からそれ以上の虐待を受けたという、現代だったら間違いなく両親は逮捕されていたような案件のもとで育つ。その母親は牧師として育てたかったらしいのだが、その途中でその神を否定するマルクス主義と出会い棄教。社会主義に傾倒していくことになる。この時に警察によってマークされたことで、後の大虐殺につながっていったのではという指摘がなされている。
 危険人物視されシベリアに流されたものの、レーニンに近づくために書類を偽造してまでシベリアを脱出。レーニンと出会い、その仲間としての活動をする。トリポリに戻ったレーニンは大規模な銀行強盗を起こし逃亡。その後ロシアに戻ってきたところを逮捕され、何度も流刑の処分に合う。ロシア革命の前にスターリンという名前に改名。ロシア革命以後はレーニンたちは自分達の影響力を西に向けたがっていた中で数少ない反対者になった。その実ポーランドでソビエトは押し返される。スターリンも軍を率いていたが、一節には彼のこの時の行動が敗退を招いたという指摘がある。この後にレーニンとスターリンの対立が激化し、粛清される直前まで行ったのだが、レーニンが死んだことにより権力の座が彼に転がり込んでくる。
 1930年台に権力を掌握するとライバルたちを続々と大粛清をして権力を固める。第2次世界大戦ではドイツと不可侵条約を結んで中立を装うもののフィンランそに攻めこんだりしている。そのドイツが条約を破棄してドイツが攻め込んだ後、スターリングラード(今のニージニー・ノヴゴロド)で跳ね返して、反攻を開始。戦後に対する会談の真っ最中に東欧諸国に攻め込んでその勢力下に置くと、目の上のたんこぶと言っても良い存在だった第2次世界大戦勃発の主犯であるコミンテルンを徹底的に潰す。ドイツ降伏後は日本に対して戦争を仕掛けるが、長崎で原爆を落とされた日と同じだったために大きな戦果を挙げないまま終戦を迎える。ある意味第2次世界大戦における最大の勝者と言ってもいいようなものだった。
 第2次世界大戦後、チトーと対立してその権力を手離したユーゴスラビア以外の東ヨーロッパ、更には北朝鮮と中国を中心としたアジア圏に勢力を伸ばそうとする。完全にイデオロギーの戦いとなってしまい冷戦を発生させてしまった。1950年台前半までその権力を維持し続けたのだが、認知症に犯されることになる。しかも持って生まれた猜疑心はますます肥大化していってこれが結局彼の命そのものを奪うことになる。脳溢血で倒れたが警備責任者が処罰の可能性を恐れ確認が遅れた(更にはその後の4人組の行動から医療機関に見せるタイミングが遅れた)ために、結局死亡してしまう。
 毒親の最高傑作と言っても過言ではないために、その結果が大虐殺や大粛清、更には自分の家族にたいする冷遇につながっていった。長男はドイツの捕虜になった時に絶望的な言葉をいって、それにショックを受ける(ただし1司令官とすればそれも仕方なしなんだけど)形で自殺されたとされる。さらに二番目の妻も自殺したとされる。(ただしこれがスターリンの行動のすべてを決めたとも)次男は配慮からそこそこの昇進をしたが、結果的に失脚して酒に溺れる。長女は最初の彼氏を追放されてしまったことがきっかけになり、アメリカへと亡命をしている。結果的にスターリンの直系の家族は崩壊するべくして崩壊してしまった。愛人の存在も確認できるので子孫は存在しているのだが、ロシア国内には未だにスターリンに対する崇拝があるらしく表立って子孫ですとはいえないらしい。更に生まれ故郷のグルジアではナショナリズムの象徴となっているとか。
 死後フルシチョフなどの批判やソ連崩壊により大きくその評価が下落したのだが、ロシアでは民主化後の揺れ戻しなどで、再評価の動きがある。しかし皮肉にもそのロシアとグルジアの間で、抜き差しならないレベルでの問題が発生しているという皮肉があるのだが。
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 「ライン演習作戦」(出来事)……イギリスの通商破壊を目論んだ作戦。当初はもうちょっと規模が大きな作戦のはずだったのだが、「シャルンホルスト」が改修必要な状態にあったこととイギリスの待ち伏せを主張する元帥のおかげで、「ビスマルク」と「プリンツ・オイゲン」の2隻だけでの作戦決行になった。途中でデンマーク海峡でイギリスの船団と遭遇。戦闘となり「ビスマルク」がイギリス戦艦「フッド」を撃沈という成果を上げる。プリンツ・オイゲンとビスマルクはこの日に別れ「プリンツ・オイゲン」はプレストに無事帰還。しかし「ビスマルク」はその後のイギリス海軍の執拗な追跡と攻撃の末に沈んでしまった。

 「羅針盤」(ゲーム)……そのままの意味だがゲーム中では行き先をランダムで決めるある意味ラスボス的な存在。中には編成で行く方向が決まっているということも。

 「ラストダンス」(ゲーム)……イベントボスを後一撃で倒せるというところで、一気に敵がパワーアップをしたがゆえになかなか倒せなくなり、そのボスエリアを何度も攻略しに行くこと。これと「ダイソン」が絡むと本当に厄介。

 「ラスボス」(ゲーム)……「羅針盤」のことだが、ゲーム開始当初はあまりにもアクセスが集中しすぎて何も出来なかったことから「エラー娘」をラスボスと呼ぶ人も。

 「李承晩」(人名)……韓国初代大統領で、今で言う「竹島問題」生み出した張本人。第2次世界大戦後にアメリカの後押しとして韓国を建国。しかし就任直後から独裁政治を始め、そのために大事件をこれでもかというほど引き起こす。しかも朝鮮戦争においては存在感すらなく、中には捕まったとされる報道も出てしまうほど。さらにこの時期に保導連盟事件を起こしていてジェノサイダーにもなっている。朝鮮戦争終結時にはその独裁制をどんどん高めていき、意味不明な票数での憲法改正まで強行。さらに日本での爆破事件(未遂)にも手を出す。これだけのことをすれば確実に何処かで反動が来る。4度目の大統領選挙の時に対立候補を叩き落としたことから、デモが発生し全国へ拡大。それまで支えていたアメリカもついに彼を見放す。結局大統領を辞職してアメリカへ亡命して、そのままハワイで一生を終えた。

 「リットリオ→イタリア」(艦名)……イタリアの戦艦ヴィットリオ・ヴェネト型の2番艦。イタリアだとリットリオ級のネームシップ。戦争が始まった当たりで竣工したのだが、大きな戦いに参加しない状態でいきなり被弾してしまい修理に5ヶ月も要してしまう。2回に及ぶシルケ湾攻撃に参加。そこそこの戦果を上げるものの、帰りに被弾をしてしまう。降伏後は名前からファシストを想起させることから、ムッソリーニ失脚後わずか5日でイタリアに改名。更にイタリアは降伏をしたのだが、船が連合国側に渡されることを恐れたドイツが戦艦に向けて直接攻撃。妹「ローマ」がフリッツXの一撃で沈んでしまったのだが、姉の方は一撃を食らいながらもダメコンがうまくいきそのままマルタに到着。しかしダメージが大きく、「ヴィットリオ・ヴェネト」とともにエジプトのグレートビター湖に置かれたまま運用もされずにそのまま終戦を迎える。イタリアとすればこの船をそのまんまイタリア海軍の象徴としておきたかったのだが、当然ながら連合軍(この場合はアメリカ)はそんなことを許さず、武装解除どころか、再武装をさせないようにあらゆる部分を完膚なきまでに叩き壊してイタリアに引き渡すということをする。彼女の前の戦艦がいずれも40年以上イタリア海軍にとどまったのに対し、1948年にスクラップにされた。
 2015年春イベントE4報酬として登場。独自の防御壁、更には独自の主砲を持ってくる高速戦艦としての登場だが、燃費は金剛型やビスマルクと比べると相当悪くなっている。レベリング以外では出すのには躊躇してしまうほど。ただ高速戦艦においても破格の扱いにはなっていて、装甲がかなり高い上に攻撃力も高速戦艦の中では3番手という扱いなので、決戦向きとして考えるのが良さそう。金剛型改2やビスマルクドライを相手にしてもMVPをあっさりと取って行ってしまうこともしばしば。ただ一番のネックは改造。史実での名前の変更なのに、改造計画書が必要だという点。
 かなりほんわかとした感じがする性格。ただ妹「ローマ」を意識している台詞が多く、「イタリア」になった後の時報でも結構口にする数は多い。イタリア流の昼食の成果かなり大量に作ってしまうこともするが、料理はかなり出来る模様。ただ問題になりそうなのは「千歳」と同じタイプのひたすら飲ませるタイプという感じがするところ。押しかけられて「霧島」と「金剛」に日本酒を飲まされる「ローマ」と真逆になっている。

 「リトルボーイ」(兵器)……広島に落とされた原爆の名前。作り方は未だに国家機密。とはいえ元の製法がかなりの欠陥状態(途中で爆発の危険性が合った)だったゆえに、今では同じ製法で作られることはない。

 「龍驤」(艦名)……あまりにも龍驤という言葉が出ないがゆえに「RJ」とゲーム中では略されることが多い。軍縮条約に引きずられて、不憫な思いを多数している空母。2つの条約と海軍の思惑に散々振り回され二段式の滑走路とかバルジ、さらには大量の錨をつけるなどの仕様で就航することになる。しかしそんな状況でも装甲の弱さが解消できておらず、台風によって被害を受けるなど散々な運行を余儀なくされた。しかし登場しているパイロットはエース中のエースは集まっており、実は戦闘能力は高かった。各地の戦いに赴きスラバヤ沖の開戦では艦載機が駆逐艦の動きを止め終結に導く。アリューシャンにも参戦している。しかしガタルカナルで空母「サラドカ」や他の船からの攻撃をまともに受ける形に。船からの攻撃はかわし切るものの、飛行機からの攻撃が直撃。数発しか攻撃をもらっていなかったのだが、この攻撃で航行機能を失い沈んでしまう。
 ゲーム中はともかくとして二次創作ではとにかく体型のことがネタにされまくる(絵を書いた人によるそれなりにはあるそうだが)というかなりの不憫枠に。このため数少ない同体型コンビである「瑞鳳」とコンビを組むことがあるのだが、たまにそのことで「RJいじめ」なんて言葉が出てしまうことも。横須賀生まれなのになぜか関西弁を使ったりしている。しかしその分人気がありなぜか甲板を模した「まな板」まで発売されている事実。またその着ている衣装から某ハンバーガーチェーンの衣装を着せられたコラがあったりする。あとついに公式4コマでも触れられてしまった模様。
 そしてよくネタにされることが多かった所為か、2014年5月のアップデートで純粋なる空母系としては初めて改2実装。ただし必要レベルは「比叡改2」と同じ「75」。グラフィックもまた新規に書きなおされて(登場時の絵に近くなった)いるのだが、まだ時報ボイスなどは未実装。62式爆戦を持ってきてくれるのだが、かなり偏った編成になっているのがかなり気になるところ。とはいえ基本能力は大きく上がっていて攻撃力は軽空母最強になり、その威力は「蒼龍」・「飛龍」を上回るほど。ただ期待された体型の変化はまたなかった模様……

 「リンドン・B・ジョンソン」(人物)……暗殺されたケネディの後継として大統領に就任。しかしその直後の写真から既に都市伝説レベルの怪しいことを言われだしていた。ケネディに大差を付けられて大統領予備選では大敗するのの、ケネディによって副大統領に。その後ケネディの暗殺後に大統領に就任。ケネディの影響を排除しつつ、同情票から2期目もこなすことに。しかしこの2期目が非常にまずかった。内生的にいえば確かに公民権法(人種差別の撤廃)という大成果はあるものの、泥沼と言われたベトナム戦争への露骨な介入とソ連中国との戦争を避けた姿勢が大きな泥沼を招くことになる。結果的に多数の犠牲者を出しながら成果の出ない状況に国民からの指示を失う形で引退を決意する。その代償は民主党政権をも壊してしまう形になってしまった。ちなみにこの人も運が悪ければケネディ同様表舞台に出ることがなかった。乗っていた飛行機が狙われたのだが、その相手は「坂井三郎」たちの部隊。こういう悪運の強さも表舞台に出るには必要だという話。

 「ルーチンワーク」(ゲーム)……毎朝5時に更新されるディリークエストをこなす日課のようなもの。ここでは「工房使用一回」→「艦むす一人作成」→「工房使用3回」→「艦むす3人作成」→「出撃一回」→「出撃一回」→「遠征三回終了」までを指します。要はスタートしてから一時間程度でできるもの。

 「ルート固定」(ゲーム)……特定の艦船・アイテムなどを積み込むことによってボスまでのルートを確定させたり、逆に稼ぎのルートを確立させたりすること。前半はそうでもないのだが、これを覚えておかないと結構深刻な事態に発展することも多々ある。

 「ルンガ沖海戦」(出来事)……輸送作戦に従事していた日本側の駆逐艦8隻が重巡を中心とした艦隊とぶつかった海戦。輸送作戦の途中だったこともあり、本来だったらやり過ごす予定だったのだが、結果的に遭遇戦になってしまった。日本はこの戦いで駆逐艦「高波」を失うものの、突撃の命令がうまく言ったこともああり、それ以外は比較的軽傷及び無傷。アメリカ軍のほうが被害が甚大で、重巡「ノーザンプトン」が沈没、さらに「ニューオリンズ」「ペンサコラ」「ミネアポリス」が航行すれすれの重症を負うという大戦果を上げる。ただし輸送作戦は戦闘に入った段階で失敗しており、しかも元々の輸送方式に反対していたことから、輸送作戦の指揮を撮っていた「田中頼三」は左遷。戦果がうまく伝わらなったこともあり日本側では評価が低く、逆にアメリカ側では評価が無茶苦茶高いという逆転現象が起きている。ただ日本海軍にとってはこの戦いが最後の大勝となってしまうのは皮肉としか言いようがない。

 「礼号作戦」(出来事)……2016年冬イベントの元ネタで、「霞」改2のモチーフ。正式名称は「ミンドロ島沖海戦」。ミンドロ島に潜入した連合国側に対して妨害するために出撃した日本軍とその攻撃を警戒した連合国側の警戒用に残してきた水雷艇との戦闘。日本側の司令官は木村昌福。旗艦が「霞」だったのは、「大淀」と「足柄」がほかの艦隊から借り物だったため。「朝霜」の攻撃で火蓋が切り落とされた戦い。制空権をとっていたことで全体的に優位にことを進めていた連合国側は空襲で「足柄」・「大淀」・「清霜」を攻撃。この攻撃で「清霜」が沈んでしまう。ある程度の損害を与えたところで日本軍が撤退して戦闘が終了。輸送船一隻を沈めたものの、こっちは「清霜」が沈んでいるだけに一応戦略的勝利と言っても損害はこっちのほうが大きかった。艦これ的に言えば終戦に向かって行く時の数少ないB勝利判定ができるものなのだが、向こうからすれば飛行機が一部損傷したのと輸送作戦が一時的に停滞しただけに過ぎなかった。

 「レイモンド・スプルーアンス」(人名)……成績自体は優秀だったのだが、大学進学を考えた段階で家の方に災難がたてつづけに降りかかるような状況になりしかたなしに荒れていたアナポリスに入学。卒業後に東郷平八郎に会い、彼も日本に魅せられる一人になって行く。2つの世界大戦に遭遇するが、それなりの地位にはあるものの無名の将軍だった。しかしハルゼーがミッドウェイを前にして入院してしまうと、ミニッツからハルゼーの代わりとして指揮しろとの命令が下る。不安視されていたのだが、これに大勝。その後はミニッツの参謀長として表舞台に出る。マリアナ・沖縄で活躍するものの、危うく沖縄では特攻機の一撃を乗っていた「ニューメキシコ」に直撃をして戦死の可能性もあった。これによって沖縄の攻撃司令官がハルゼーに交代。終戦はグアムで聞くことになる。
 戦後はマッカーサーと面会をして、日本統治を任せるのであれば大丈夫と太鼓判を押したり、その後ミニッツの後釜として太平洋艦隊の指揮官に任命されるもわずか二ヶ月でその地位を譲って、47年には引退を決断。その後アイゼンハワーのプッシュもありフィリピン大使を7年間務め上げたが、晩年は息子の交通事故死から認知症の症状が出てしまった。駆逐艦のネームシップにその名前が使われたあと、二代目として「アーレイ・バーク級」の駆逐艦の中の一隻(60隻以上ある)として活躍をしている。

 「劣化ウラン弾」(兵器)……劣化ウラン(ウラン235の含有率が一定数以下のもの)を材料にして作られた弾丸。鉄よりも重いために対戦車用の砲弾として使われることが多く衝突した後のエネルギーはまさに灼熱というレベルの暑さになる。しかしウラン事態が強烈な毒性を持つ危険物質なために、扱っている人間に健康被害がよく出てくる。湾岸戦争・コソボ紛争などで使われ白血病や奇形児の報告が相次ぐものの、それに対する使用者からの反論もある。ただし双方ともれっきとした証拠がないというのが正直なところ。(健康被害だって反戦争団体のプロパガンダだという人もいるし)もちろんその威力から山に向けて大量に発射すれば、その地形が大きく変化する可能性もある。状態はともかくとして、政治的に利用されやすい武装の一つ。

 「レッドパージ」(出来事)……通称「赤狩り」。日本共産党の党員(及び共産主義者とその共感者)とその関係者が次々と公職や表舞台からから追放された出来事。GHQが恐れたのは日本国内での共産主義の蔓延で、これを防ぐためにそれまでの軍関係者を表舞台から追放するという方針を転換し、共産主義者を公職から追放したのだが、はっきり言ってこれもきっかけも成果としては首をひねる話。むしろ大問題が起きたのがこれに同調して行われたアメリカの方(中心人物の名をとって「マッカーシズム」という。マッカーサーとは関係がない)。特にハリウッド関連では数多くの人間が追放されたり亡命を余儀なくされたりして、さらにはそれらを密告したものも立場をなくしてしまうものが続出するなど、ある意味アメリカの象徴である映画界に大きな影響を与えた。(告発者の一人「エリザ・カザン」のアカデミー賞受賞の時の反応が象徴的だと思う。反対派(立たない・拍手しない)も、賛成派も入り乱れるという会場はかなり異様な状態に)

 「レベリング」(ゲーム)……経験値稼ぎのこと。

 「レーベレヒト・マース」(艦名)……やたらめったら長い任務をこなして、さらにもう一つの任務をこなして初めて登場する海外艦。元の名前は第1次世界対戦の時に乗艦であるケルンとも沈んだドイツ軍の少佐の名前。駆逐艦のネームシップ。元々ドイツの場合は艦隊決戦を想定しておらず、どちらかと言えば通商破壊をメインに考えていたので、そのためレーベたちに任せられた任務は水雷をまくことに重点が置かれていたりする。一度ケガをして直してから戦列に復帰、イギリスの漁船団を臨検しようとしたら夜間対空戦闘中に爆発、沈没してしまう。原因となったのは味方の誤射。夜による視界不良だった上に、命令が徹底されていなかったことが原因。同じ状況にいた「マックス・シュルツ」も沈んでしまい、「ビスマルク」・「深雪」とともに太平洋戦争を知らない艦船になってしまった。(というか2015年2月現在で、ドイツ艦は太平洋戦争を知っているかそれを乗り越えた船しかいない)
 最初から3スロットが付いている駆逐艦なので、対潜水艦に関しては驚異的な能力を誇るものの、他の駆逐艦に比べると基本性能では若干弱く感じる。さらに運の数値もかなり悪い。ただ彼女がいないと「マックス・シュルツ」も「ビスマルク」もこないので、絶対に轟沈をさせないこと。なので使いみちは対潜水艦と遠征がメインになってくると思う。
 通称「レーベくん」。見た目が少年っぽい事や、セリフも「ボクっ娘」ゆえに何故かそっちの方に言ってしまうこともしばしば。実装されてからわずか2週間で改2実装になったのだが、能力は微妙なものの、駆逐艦初のSホロ扱いの駆逐艦になるなどある意味優遇されている。改になると時報ボイスも付く。ドイツ間入手のキーマンなので、慢心ダメ絶対。を地で行くような艦むすになっている。(自分も「マックス」と「ビスマルク」を彼女旗艦で手に入れたので)

 「連撃仕様」(ゲーム)……特定の装備をすることで攻撃時において二回攻撃をするケースがある。軽巡以上だと、主砲×2+水上偵察機の組み合わせで昼戦に連撃をすることがある。また夜線においては駆逐艦でも連撃仕様にすることで二回連続攻撃ができるようになる。

 「練度」(ゲーム・その他)……訓練を積重なねること、上がる熟練度のこと。公式ではレベルのことを指す。

 「ロサンゼルスの戦い」(出来事)……開戦直後に起こったアメリカのチキンっぷりが表に出る出来事。超がつくほどの厳戒態勢化のロサンゼルスに日本軍の飛行機が来襲。それに対してアメリカ軍は地上から応戦したという話……なんだけど、実はロサンゼルには飛行機は来ておらず、日本軍にもそのような記録が残されていない。なのに全米で中継をされ、パニクった人の中で心臓麻痺による死亡者が出るなど、西海岸ばかりではなく全米を大混乱の状態に陥ってしまった。いくつかの都市伝説も生み出したのだが、一言で言えば当時のアメリカのチキンっぷりが証明されたのかという話にもなる。

 「路上処刑(ベトナム戦争)」(出来事・画像・戦争犯罪)……戦争の現実を思い知る映像かつ一枚。テト攻勢の時に攻め寄せた南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の兵士が捕まった時に時の警視総監「グエン・ゴク・ロアン」によって頭を撃ち抜かれて処刑されたという出来事。処刑された兵士は現地司令官お一人だったという話もあるが、まだ特定されていないので詳細は不明。一見すると戦争犯罪に思えるのだが、この兵士が来ている服装は一般の人間が来ているのと全く同じことから、通称「便衣兵」であることが明白で、別にこういう形で路上処刑しても罪に問われることはなかったのだが、映像そのものが勝手に一人歩きをしてしまった結果、これがアメリカの反戦運動に燃料を投下することになる。しかもこの時にグエンの家族はこれらベトコンによって殺されていた。戦後アメリカに亡命したグエンは一度は再起を図るも正体をばらされてしまっている。
 写真はピュリッツァー賞を受賞したのだがこの写真を撮影した写真家「エディ・アダムズ」は後にこの写真をとった事自体を後悔していて「将軍(グエン)がベトコンを殺した。私はカメラで将軍を殺した(中略)写真は半分は嘘をつく、写っているのは真実の半分だ。あの写真はあの時将軍の立場に自分がいたとすればどういう行動をとった(処刑される前でこの兵士はすでに1人以上の兵士を殺していた)のだろうと言う問いかけを言わなかった」と後の雑誌のインタビューに答えている。戦争犯罪の象徴的な写真なのに、誤解が生んだ反戦の象徴となった写真の一枚。

 「ローゼンバーグ事件」(出来事)……いろんな意味で問題が多すぎる事件。クラウス・フォクスの一件がきっかけとなり巻き起こったアメリカ国内でのソビエトのスパイ狩りの中である負債の存在が急浮上してくる。それはローゼンバーグ夫妻。原爆の資料をもらってそれをソ連に横流しをしたことで逮捕される。あまりの衝撃と夫婦が一緒に逮捕されたということにアメリカの中の共産主義者やリベラリストなどが冤罪を主張するのだが、のちに公表されるベノナ文書の解読と、弟の偽証に近い証言などで夫婦に死刑判決が下る。
 その後アメリカ大統領に直接電話を掛けられるようにまでした状態の中でも、二人は証言を拒否し続ける。(恐らく当時はこびっていた左翼系の連中に対する目くらましの可能性もあったのだろうけど)結果的に二人とも冤罪と一部の人間に思われながら電気椅子の処刑でこの世を去ってしまった。フルシチョフの回顧録にもこのことが書かれていて、スターリン曰く「夫婦の情報は役に立ったと処刑後に述べている」と書かれている(ただし公表されたのは相当後になってからだし、この話も実のところ懐疑的。というのも彼らがもたらした情報はクラウス・フォクスの情報よりもはるかに劣っていたため)
 しかしこの事件はかなり奥深いところでとんでもないことばっかり起こっていた。妻の弟は2001年に家族を守るために偽証をして罪を重くしたと告白をしている。(その前にも言っていたが裁判所がその証言を握りつぶした)さらに夫妻を死刑に追い込んで自画自賛をした検事はそののちにフーバーによってマッカーシーのところに送られその右腕として実力を発揮するか、その後にマッカーシーの自爆に巻き込まれる形で失脚。弁護士なるもしょうもないことをしでかしてその資格をはく奪された上に直後に死亡するという「絵にかいたような」転落人生を歩む。(ただし死因は自殺ではなくて肝臓ガンがエイズだとか。この男にがその手の疑惑が付きまとっていた)彼らを赤狩りの影響とか言っていた連中はベノナ文書の公開で、95年に夫妻がスパイが真実だったとすると口を閉じてしまう。フルシチョフがその著作で彼らが処刑されたときにスターリンは「彼らの情報は思いっきり役に立った」という言葉を残している。それに1950年代までのアメリカは、一時期の日本以上のスパイ天国だったということと、この事件そのものが一部冤罪の可能性が残されたままだということ。夫のほうは間違いがないそうなのだが、妻のほうはいまだにクズの弟(2014年に死亡)のせいもあり、「かかわっていた」「かかわっていなかったが夫のやっていることは知っていた」論議の対象になっている。
 なお獄中においてこの二人が息子(のちに経済学者と、弁護士になる)たちに送った手紙などを集めた書物が世界中でベストセラーを巻き起こす反面、社会主義に染まった人間にとってのプロバガンダの材料となったという側面をつけくわえておく。

 「ロナルド・レーガン(人物)」(人名)……アメリカ大統領。戦争中には宣伝活動をするなど、ハリウッドの俳優だったのだが、戦後のレッドパージで告発側に回ったことでハリウッドの立場が微妙になりテレビの道へ。その後はカリフォルニア州知事を務めた後にアメリカ大統領に。偉大なるアメリカの大統領として8年務めた。暗殺されかかったことで銃規制を引いた「ブレイディ法」が有名。スキャンダルまみれの生活だったものの、西側諸国の首相と関係をつくり上げることで、冷戦後のソ連崩壊ベルリンの壁崩壊などの東欧の民主化に大きく貢献した。引退後は悠々自適といかず、アルツハイマーであることを公表。長い闘病生活の末にこの世に去っている。(大統領末期には既にアルツハイマーの徴候が出ていたと息子が語ったという恐ろしい話も)彼の名前を残した空母が存在していて、東日本大震災の時にトモダチ作戦敢行のために、来日している。そして2015年に正式に日本に着任。2015年現在ミニッツ型の最終空母として、アジアに睨みを効かせている。

 「ロバート・オッペンハイマー」(人名)……別名「原爆の父」。ドイツ移民の子としてアメリカに生まれる。マンハッタン計画では原爆開発の中心人物だったが、原爆は戦争への抑止力へとつながると考えていた。しかし戦争で原子爆弾が使われたことで衝撃を受け絶望をする。戦後は「水爆の父」であるテラーと対立。しかしそれが科学者としての運命を決めてしまう。アメリカは冷戦の開始による軍拡の必要性に迫らえていた上に、オッペンハイマーの家族がアメリカ共産党員だったこと、さらに彼自身も活動に関わっていたこともあり、テラーたちの策略に引っかかる形で「マッカーシー」の標的に。FBIの監視の中で抑圧された生活をおくることになる。

 「ロバート・ゴダード」(人名)……アメリカにおけるロケット開発の草分け的存在で、アメリカにおける「ロケットの父」と言われている。。しかし生前においては彼自身の非社交的性格もあり、しかも研究分野が他の研究者よりも二歩も三歩も先を進んでいたために評価されることがなかった。援助を受けつつ1926年に液体燃料ロケットの打ち上げに成功。1929年に行われた実験では、野次馬が集まりすぎて大騒動になるが、実験そのものはある程度の高さにまで打ち上がったので成功したのだが、当時の新聞が失敗と誤報を流してしまう。しかもこの時のいざこざもあり実験場を移すハメになるのだが、その時にリンドバーグの援助を受けることになる。第2次世界対戦でも彼は海軍に強力をするのだが、その殆どが海軍には理解されなかった。特にニューヨーク・タイムズなどは、彼の言っているやり方では宇宙に飛行機が飛ばないと酷評している。(この社説を発表した50年後に、それが間違いだと判明して訂正している)それゆえに彼は生涯行った実験はほとんど一人で行っていた。終戦5日前に死去したのだが、その後にロケットの重大性がクローズアップされると彼の功績が大きく輝くことになる。1959年に設立された宇宙飛行センターの名前は彼の名前から取られている。

 「ローマ」(艦名)……イタリアの戦艦ヴィットリオ・ヴェネト艦の末の妹。一応4番艦ということになっているのだが本来の3番艦である「インペロ」はイタリア降伏の段階でさえもまだ完成しておらず、さらにドイツ軍に接収されて爆薬の実権に使われた挙句にドイツ軍の引き上げの時に大破させられている。姉「リットリオ」はジェノバで作られたが、彼女はトリエステで作られている。姉の「ヴィットリオ・ヴェネト」の負傷の際には製造途中なのにわざわざ部品の供出のためにトリエステからベネチアまでの往復をしている。そのためか大きな戦いには参加できないままイタリアは降伏。この海軍を連合国側に入れようとしたイタリアだったが、ヒットラーは激怒。新型ミサイル「フリッツX」を搭載した艦載機を派遣。姉リットリオとともにマルタに行く途中で、フリッツXの直撃を受けて弾薬庫が爆発。ダメコンもうまく行かずにそのまま沈んでしまった。
 2015年春イベント最深部のドロップとして登場。しかも丙・乙ではボスマス限定。自分は甲にして出るエリアをひたすらレベリングがてら、往復して80回目でようやく出現。姉リットリオと同じ高速戦艦。燃費も当然悪いのだが、成長させると高速戦艦の中で一番の火力持ちになる。(メガネ、末の妹、髪をロングにしていないのうち2つが最低でも当てはまると、その艦の攻撃力は強力になる(「霧島」「鳥海」「羽黒」そして「ローマ」)というのはなんというか)しかし戦艦初のドロップ限定だっただけに、彼女が唯一出るE6で資材を溶かしまくる提督が続出。(自分も途中マス80回目でやっと出た)久しぶりの大捕り物状態になってしまった。その能力は完全に金剛型の上位互換だが、「リットリオ」同様燃費はかなり悪くし、かも経歴から運は低め。
 メガネ・短めの髪ということでやはり改になると「霧島」が絡んでくる。しかも「金剛」までやってきて夕方からは高速戦艦の会として飲み会が開催されて、日本酒を飲まされる。ぶっきらぼうすぎる感じの言動が多かったので、高速戦艦に揉まれる形で馴染んでいくようだ。人見知りもありしかも、かなり恨み深い性格。それ故にフリッツX一発で沈んだことも記憶に残っている。おさわりも左側を触られるのを嫌っている。(「プリンツ・オイゲン」なんかは思い出したくもないほど、記憶にガードがかかっている)「ビスマルク」のことを知っているけれど、「ビスマルク」は爆撃される前に沈んでいるのでどういうふうに見るべきなのかという疑問も出てくるほど。ただカルチャーショックを受けやすいようでカツカレーをリゾットと日本酒を白ワインと勘違いする場面も。

 「ローマ(客船)→アクイラ」……イタリア版商船改造空母。「アキラ」と呼ばれることも。(ウィキペディアでは「アキラ」表記」)もともとイタリアでは空軍大臣の発言が異様に強く海軍には旧式機しか回ってこなかった。しかしイギリスの進出により空母の必要性が出てきたのだが、一から空母を作っても間に合わないと判断されて、既存の船からの改造を決断する。目をつけられたのが客船ローマと客船アウグストゥス。一度イギリスの脅威が去ったことで改造も一時期流れかけたのだが、イタリア空軍の活躍のそばで再び改造が現実化されることに。しかし改造箇所が多すぎた(それをカバーするようにドイツから「グラーフツェッペリン」などに使われる予定だった部品や装備をもらっている)こともあり時間を食った上に改造中にイタリアが降伏。今度はドイツによって開発がすすめられたものの。今度はイタリアの南王国海軍(降伏後に連合国側についた海軍の残党)がジェノヴァのジェノバの閉鎖を止めるために人間魚雷(回天の様な武器ではなく、手動で爆弾を設置するためのもの)で大破にされてしまう。しかし大破にさせられただけではまったく意味がないわけで、結果的にジェノヴァ閉鎖を決断したドイツによって自沈処分されてしまう。
 2016年夏イベントのドロップ枠として登場。正規空母としてよりもむしろ軽空母としてみたほうがいいようなスペックしかもっていない。その分使用し材料も少なめだし、空母は基本的にレベルアップ早いので気にするレベルでもないのだが、イタリア関係の航空機を3機都合持ってきてくれる。ただそれでも正規空母と軽空母の中間といった評価に変わりはない。が低燃費という点を考えると、常時組で運用はできると思う。あと運の数値はおなじ未成艦のグラーフツェッペリンと同じ7という点にも注意。
 未成艦故に自己紹介の時には活躍するはずですと言ってくるのがかなり気になるほどだが、それを吹き飛ばすほどのキャラクター性を持っている。ホンワカ系なのだが若干いい加減な部分があり、ある意味ローマの胃に穴をあけてしまうのはという疑念を持たせるほど。グラーフ・ツェッペリンからカタパルトを譲ってもらったことからグラーフ・ツェッペリンと、その一部を参考にされた赤城とは仲がいい。ただし空母ゆえに大食漢でもある。(ただし納豆はダメ)提督とは仲がいい感じを見せるのだが、料理作らない勢の一人。(朝は提督の和食、昼はザラのパスタ、夜は間宮で彼女も脱ぐポーラを目撃)時報に関しては日本式で言ってくれるのだが、早い時間帯は破たんしかかっているのという点には要注意。
 
 <わ行>
 「ワレアオバ」(出来事)……第1次ソロモン海戦(「吹雪」が沈む)戦いにおいて出てきてしまった前代未聞の大誤認。スコールがやんだ後にアメリカの軍を発見したの「青葉」クルーが、敵に対して「ワレアオバ」と連絡をしてきたっことから格好のターゲットになって砲撃を食らう。アメリカ軍も大混乱状態に陥ってしまったのだが、この「青葉」の行動のせいで総指揮官が負傷(翌日死亡も最後まで同士討ちだと思っていた模様)。さらに「青葉」を逃がそうとした「古鷹」が集中攻撃をくらい沈没。「吹雪」も沈んでしまい、さらに救援に向かった「叢雲」、その「叢雲」を救援しにいった「夏雲」が沈んでしまった。この「青葉」、実際かなりのトラブルメーカーでこの他にも「熊野」を曳航できないから逃げると言って「熊野」を沈めたりしている。「青葉」は終戦まで生き残ったのだが、二次創作で彼女の被害者の会(吹雪・古鷹・加古・熊野)が結成されるというおまけが付くはめに。
 ちなみにアメリカ側の損害がそれなりにあって、船が数隻沈んでいる。さらにどういうわけかこの指揮官も同じソロモンの地(第3次ソロモン海戦で、「比叡」と「霧島」の間に突っ込む)で戦死をしている。

 湾岸戦争症候群」(出来事・その他)……湾岸戦争後に発生した参加した兵士たちによる症状。脱毛・倦怠感・疲労感・記憶障害・関節痛などの諸症状があり参加した兵士のうち5000人から80000人がこの症状にかかったと言われている。また子供の先天性疾患も含まれることもあるのだが、原因が不明の上に、イラク戦争においても同様の症状が生まれたので精神的疾患の線も疑う反面、データーが曖昧すぎて存在すらしないのではないのかという人もいるほど。前者の時だけだったらイラク軍が隠していたサリンが原因だということで押し付けることが出来たのだが、イラク戦争の場合はアメリカ軍が使用した劣化ウラン弾が原因じゃないのかという声も。ただ傾向自体は湾岸戦争単独ではなくベトナム戦争、更には太平洋戦争にもあったのだが……

 「ワンマンアーミー」(その他)……一人で一軍と同じぐらいの戦闘能力を持つ人間。映画で言えばランボーのようなもの。「舩坂弘」の様に文字通りの人もいるけれど、大抵の場合はマンガの世界の出来事……のはずなんだけど、日本海軍の将軍レベルだととんでもない武術の能力持ちが多い。旧制中学の剣道大会で優勝した陸奥の最後の艦長「三好輝彦」、なんでもござれの大和艦長「有賀幸作」、極めつけは一刀正伝無刀流4代目宗家「草鹿龍之介」……他の人達もかなりの腕前持ち。もうお前らだけで戦争やっていろよと言いたくなってしまう。
 <英語>
 「AK−47」(兵器)……1947年にソビエトで作られたライフル。日本語に直すと「1947年式カラシニコフ自動小銃」。カラシニコフが設計(ただし図面を引いたのは妻)した武器で、耐久性・信頼性が高い上に何らかの形で銃弾がゆがんでもそのまま使用可能という融通性も備えていた。しかも設計自体が比較的簡単だったことから、各地でライセンス生産がなされることになる……のだがこれがいけなかった。ライセンス契約が切れたにも関わらず中国などの国では契約を無視して大量生産。(カラシニコフはこのことに関しては激怒をしている)ベトナム戦争でそこらじゅうにまかれるようにどんどん供給されていって、結果的には世界中に広まって(ただし正規品ではない)大量の問題を生むことになる。しかし国によっては独立の象徴として見られることがあり、モザンビーク、ジンバフェ、東チモールではその国旗に使われるほど。

 「B29」(兵器)……ボーイング社が開発した長距離爆撃機。その出で立ちと爆撃の影響からか超空の要塞と日本では言われていた。太平洋戦争前から開発は始まっていて完成したのは1943年。開発期間だけで9年もかかっていた機体だった。爆撃機ゆえの対空能力の低さも改善されて吐いたが、いかんせん4000機近くも作られたがゆえに、撃墜された数も多かった。(太平洋戦争時においての被撃墜率は約2割)そのため捕虜も大量に出てくるのだが、東京大空襲をきっかけに捕虜の扱いが感情的に変わったことから、大量の戦争犯罪をも生み出すことになる。太平洋戦争においては各地の爆撃と原爆で成果を上げるものの、すでに時代はプロペラ型の戦闘機からジェットエンジン型の戦闘機になっており朝鮮戦争においては中国参戦後に派遣されたミグ15にさんざん蹴散らされることになり、すぐに昼間の作戦から外されることになる。結局1960年台に入る頃にはB52の台頭もありお役目御免になってしまった。アメリカにとっては戦争の英雄扱い。日本においてはこれほどの厄介者はいない。現存は3機。「エノラ・ゲイ」「ボックスカー」そしてシアトルにある航空初物館に一機いる。

 「CIA」(その他)……日本語で言えばアメリカ中央情報局。大概諜報活動を行うアメリカの期間ではあるのだが、名前こそ知られているがその活動内容はかなりのブラックボックス化されている上に予算の使い道も明かされていない。さらに歴史的出来事の幾つかに顔を出しているので、一言で言えば世界の闇にこの組織が関わっている部分がある。もちろん最優先されるのはアメリカの利益だが、そのためには日本の政党史にも顔を出していて、大物フィクサー(揃いも揃って戦後日本の問題を具現化している連中なのが気になるが)を通じて自民党や民社党の形成に関わっているとされている。
 アメリカの利益になるのなら何でもやる汚い組織という印象があるのだが、さらにそのためには犯罪行為にも手を貸すことをいとわないためか、ある意味テロ組織よりもたちが悪い。しかし最近一人の元職員がもたらした大量盗聴疑惑告発のお陰でそのしっぺ返しがやってくる可能性が。

 「DASH島鎮守府」(その他)……あるテレビ番組での行動から生まれた二次創作。きっかけはその企画の中で、「龍驤」ネタが出てきてしまったことなのだが、後を追うように「山城」(由来はメンバーの名前だが)まで出てきしまう結果に。さらに企画の場所が不幸潜水艦の「伊33」が近くに沈んでいたり「46センチ三連装砲」の観測用として島が購入されていた記録が残っていたり、番組自体がその前に「ソーラーカー」を作っていてその制作指導技師は「まゆる」のスクリューを設計していたりと、何かと縁が深いという側面もある。

 「E−0」(ゲーム)……イベント絡みのメンテナンス明け直後の状況。人が殺到するためにサーバーに入れないという人が続出。そのためアクセスするところからイベントが始まるという意味でこういう言葉ができた。最近ではメンテナンスを繰り返した結果めったにこうなることはなくなったが……

 「FBI」(その他・出来事)……セオドア・ルーズベルト時代に財務相の秘密捜査部門から分離させる形で設立された。当初は規模はかなり小さかったのだが、1933年にDOIに改名。さらに1935年にFBIとして成立した。アメリカ国内での治安を主に担当し、地元警察などで対応できない場合はここが事件捜査を担当する……のだが、アメリカの闇の部分であるところにも大きく関わっていくことになる。つまりは戦後の赤狩りに、スパイ取り締まりにも活躍をすることになる。しかもFBI設立前から長官を務めていたジョン・エドガー・フーバー(戦中戦後に関しての大問題人物)が、情報を掴みまくっていたことから、各所に圧力をかけるなどのことをしでかして大問題化。アメリカにおいての闇の部分を代表する組織にもなってしまった。それ故かFBI長官は彼の死後どんどん権力が削られていって、どんなに長くとも10年間までしかその立場にいることができない。

 「GHQ」(その他)……太平洋戦争後、ポツダム宣言を執行するために設けられた機関でいちおう連合国側のメンバーで構成されているとはいえ。実質的にはほとんどがアメリカの支配下と入ってもいいぐらいの存在になっている。それゆえほとんど占領政策の実行という形になってしまい、いろいろと日本国内はそれに躍らされることになる。軍国主義の排除による伝統的なものの破壊などが一番の被害だと思われる。
 というよりもGHQの政策は今の観点からするとどれもがどれも失敗と言ってもいいほどのものになってしまっている。(農地改革→膿家の大量発生と大規模化の遅れによる食糧難、財閥の解体→企業グループ化、軍国主義の排除→プロ市民の大量発生……など)これが成功に見えたのは徹底的にマスゴミを抑えきったことと、対共産圏というある種の防波堤を日本に求めたこと。さらに朝鮮戦争が起こったこと。さらに反共産と言いながらその芽を摘まなかったことも今頃になって大きな日本の足かせになってきている。(そのためGHQの評価がだだ下がりの一方)まだ戦後だからいいものの、同じことをイラク戦争の後でイラクにしようとした結果、目も当てられないぐらいの大失敗をしてしまった。そういう事を考えると、アメリカ型の政策というのはアメリカにしか合わないということなんだろうと思う。

 「IF改装」(ゲーム)……企画はされていたものの結果的には改造ができなかった艦が改造もしくは改2改造の時に改造するときに、その企画があった艦種に改造(改装)ができてしまうことから。今のところ実装されているのは「木曾」(軽巡→雷撃巡洋艦)・利根姉妹(重巡→航空巡洋艦)・「最上」以外の最上型(重巡→航空巡洋艦。最上だけは実際に改造が行われた)扶桑姉妹・雲竜姉妹(これは実際に空母としてちゃんと運用されたらという話)「ビスマルク」(2回必要に)・「鳥海」・「翔鶴」・「瑞鶴」(ただし改2の一回だけ)など。

 「MO作戦」(出来事・ゲーム)……珊瑚海海戦を呼ぶことになる奇襲攻撃の作戦のこと。アメリカとオーストラリアの分断を目的としてポートモレスビーへの奇襲を計画、セイロン沖海戦で活躍をした南雲機動部隊から翔鶴・瑞鶴を抜いてきてその作戦にあたったのだが、アメリカ軍などに暗号を解読されていたこと、さらには訓練不足という事情もあり、勝てるかどうかわかっていなかった。海戦では一定の成果を上げるものの、奇襲そのものは失敗。ポートモレスビーを取れなかったことから飛行艦隊は大きな移動を余儀なくされることになる。さらにこの戦いで「祥鳳」轟沈、「翔鶴」も怪我をするというになってしまい、これがミッドウェイでの大敗につながった要因だと思う人もいる。
 ゲーム中では遠征の一つ。7時間を要するというものなので、寝る前にキラ付けメンバーを仕込んでおけば、ボーキと鉄鋼をかなり稼ぐことができる。その反面条件が厳しく旗艦レベル40、空母2隻、重巡1隻、駆逐艦1席をようし、さらに消費する燃料弾薬の量もずば抜けて多い。ので、同時に鼠輸送任務を行う必要が出てくる。

 「PBY(カタリナ)」(兵器)……1935年に開発されたアメリカの飛行艇。コンソリデーテッド・エアクラフト(→後のコンベア社→現在はロッキード・マーチンの一部)が開発し、第2次世界対戦においては後方支援に大活躍。スピード自体は時速200キロと遅かったものの長時間飛行が出来たという側面も、活躍範囲を大きくしていた。アクタン・ゼロの発見などの戦況の変化に大きく貢献したところも。さらに戦後の陸上自衛隊においても一時期配備されていたことがある。兵器としてよりもその後の活躍の長さのほうが目立つ。「伊58」に沈められたインディアナポリスの乗組員を発見した時には、乗組員を救出するためにエンジンまでも捨てたという逸話が残っている。(反面キスカ島撤退作戦において、日本側の大成功を引き出したのもこの乗組員の誤認だったりする)戦後各地に払い下げられて民間の飛行機としても活躍をしている。艦これで実装されているのはコンソリデーテッド社のPBY−A。ボーイングが作ったのはPBY−Bと呼ばれている。
 2016年春イベントE6の共通報酬として実装。使えるが秋津洲だけという状況なので、いまいち使いドコロが難しい。しかも能力も二式大艇同様微妙だったりするのも……

 「PDST(トラウマ)」(その他)……日本語名「心的外傷後ストレス障害」。あまりにも衝撃的な光景を見たばっかりに、心に大きな傷を負ってしまい、日常生活において大きな影響を及ぼしてしまう一種の病気。発生原因は戦争だけではなく虐待・性的暴行・いじめ・テロ事件・大災害など多岐に渡る。ベトナム戦争後に大きくクローズアップされて来たのだが、最初の研究は以外にも女性のヒステリーの研究からの派生だった。ベトナム戦争帰還兵に多く発生したことから世に知られることになったのだが、どう転んでも太平洋戦争時においても大量に発生したとして捉えるのが普通だと思う。(映像が残っている)第1次世界大戦時においても報告があるため、認識はされていたけれど調査を怠ったがゆえにその後の生活の破綻などがそこらじゅうで起こってしまっていた。こういうことが「バンザイアタック」や「特攻」で目の前で人が死んでいくというのはどう転んでも、そういう精神を知らないアメリカ・ヨーロッパサイドからすればトラウマにならないというのはありえないし。ただし離婚理由にこれを利用した女優もいたのも事実なだけに専門家による正確な見極めが必要になってくる。ただ今のアメリカ軍を見ていると軽視傾向は続いていると思われるが。

 「PT小鬼群」(ゲーム)……2015年秋イベンで初登場した新敵ユニット。HPが駆逐艦よりもないので単なる壁かと思うのだが、回避率が以上に高い上に魚雷攻撃力もかなりあるので状況次第では大破に持っていかれることもしばしば。しかもそのボイスがムカつくほどうるさい。(個人的には一番むかつく敵)しかも出てきた当初はプログラムミスなのかかなり強く設定されていて、一時期こいつらを相手にするよりも甲の後期駆逐艦を相手にしたほうがマシとまで言われるほど。修正はされたものの、それでも基本的には駆逐艦、それ以外でも副砲を装備したユニット、それか空母の艦載機でないと撃破が容易ではない。(それ故夜戦の場合はカットインよりも連撃仕様のほうがいい)元ネタはアメリカが大量生産した「PT魚雷艇」。

 「RJ」(ゲーム)……龍驤のこと。漢字が出づらいための略字。

 「She」(その他)……船。ここでは艦むすたちのこと。船に乗るのは大半が男だったことから船を彼女という言葉にしたとかいろいろな説があるが、最近では英語ではこういう表現を余り使うことがなく「it」扱いにしている。

 「T字戦」(その他・ゲーム)……アルファベットのTのように、列状に並んでいる艦隊の横から攻撃を加える戦い。ゲーム中では加えたほうが有利になり、加えられたほうが不利になる。影響をうけるのは与えるダメージ。有利と不利の間で倍近いダメージの差が出てくる。

 「U511→呂500」(艦名)……ドイツのUボートの1隻でイギリスの通商破壊のために作られたのだが、日本に無償提供された。フランスのロリアンを出港して、無事に日本に到着、そのまま呉の所属となった。それを利用して伊200号型潜水艦大量生産される予定だったのだが、ドイツの粋を集めたUボートは技術的にも工業的にも全く作れるレベルではなかったこと、さらに伊201号型潜水艦計画(この計画の技術的要素には役に立ったけど)が持ち上がったために断念。到着からひと月後には呂500として対潜の練習訓練相手として使用されるにとどまった。そのため無事に終戦まで生き残ったが、アメリカ軍に接収されて舞鶴沖に沈められる。
 レベル55になって呂500になるとすっかり日本に馴染んだというか、提督指定の機能美溢れれる水着(「58」)を着てきてしまう。これは絵師さん曰く日本で換装を再現しようとしたんだけど、できない上衣装を破ってしまって結局こうなったという史実の話から。168と同じタイプの潜水艦(セーラー服の上を着ているのだが、それは「マックス」と「レーベ」くんのお下がり)のままでの運用になるので、大怪我をしても消費資材はかなり安く更に入鋏時間も比較的短いという方向に持っていける。さらに幸運の数値が高いので夜戦要員としても使用が可能。その進化が発揮される可能性があったのが「2015冬イベント」のE5。ただ出てきた直後だったので、むしろその役目は「58」に譲ることになるのだが。スク水姿に動揺する人も多いのだが、その代わりスク水姿になったら貴重な装備を持ってきてくれるという、状況なので頭を抱える人が多くなるかも。ただし耐久力がかなり低く、呂500になっても13しか無いという点には要注意。
 渾名は「ゆーちゃん」「ろーちゃん」。「呂500」になると時報ボイスが付くのだが、すっかり日本に馴染んだという感じのボイス内容。それでもまだドイツの感覚は完全に抜けきっていないらしく、時々日本語の発音が変に聞こえる。そして「58」は彼女のおかげで「でっち」と呼ばれることに。まるゆも「マル・ユー」と呼ばれる。さらに「バシークルージング」「オリョールクルージング」という言葉を暗に示唆するメタ発言まで。潜水艦組と結構仲が良く、ドイツ組との交流も結構あるので、聞いている分には楽しいのだが、「新潜る**」と言われるほどの姿に、ドイツ時代の絵のほうがいいという人にとってはあまりの変わりそうに唖然とするかも。

 「V2ロケット」(兵器)……今でいう大陸間弾頭ミサイルの走りで、名前の由来は報復兵器2号と名づけられたことから。大型ロケットの技術をそのまま兵器に転用したもので、主にイギリスとベルギーがその標的になった。命中率はそれほど高いわけでもなく、実際の戦闘的効果(これによる支社よりも配備するためにこき使われた人間のほうが多かった)よりもいつ直撃をするかという心理的効果の方が大きかった。この迎撃不可能な兵器の存在により連合国側の作戦遂行が早くなったという皮肉も。ただ戦後になるとこれらの開発などに関わった技術者の争奪戦が米ソ間で繰り広げられて、数多くのロケット兵器などが開発される要因にもなる。

 <数字>
 「1−1」(ゲーム)……最初の面のこと。あきらかに簡単な面ではあるのだが、真の価値はキラ付けをさせる艦むすを出撃させることで成立させづらい「あ号作戦」の成立に持って行かせること。

 「1−4」(ゲーム)……初めて3戦を行う可能性のあるステージだが、メンバーを強力にするかある程度鍛えていけば問題なく抜けれるステージ。ただし結構重要で、ここで空母一隻以上入れた部隊で、敵空母を撃破すると「赤城」が入手出来たり、またマンスリーで軽巡2隻以下の水雷戦隊部隊での突破という重要なマンスリー任務がある。この任務をこなすときには。軽巡を旗艦にすること。最近だと阿武隈がいるのでかなりやりやすくなった。それ故に、航空機撃破系の任務をここで済ますことも。

 「1−5」(ゲーム)……2014年のホワイトデーアップデートで追加されたステージ。司令官のレベルによって難易度が変わってくる。このステージをクリアーしなくてもいいのだが、その性格上かなり重要ステージになっている。潜水艦を倒すというステージにおいては比較的難易度が低く押さえられているので「4−3」を回るよりは楽に展開できる。ただし「船団は4隻」「航空戦艦」「軽空母」「軽巡×2」という組みあせがボス直行ルートなのでほぼ固定。さらに司令官のレベルが高いと最初の潜水艦単体が一番の鬼門と化すというある意味バケツ減らし用のステージ。どれぐらいひどいかというと「伊勢」が一発で中破に持っていかれるぐらい。「8」「19」をドロップ狙いで狙うとすればここしか無いのでかなりの回数の往復を余儀なくされるかも。通称「つ」のステージ。

 「1−6」(ゲーム)……2015年4月に追加されたステージで1−5クリアーが出現条件になる。資材確保のためのステージで場所は恐らく佐世保から薩摩川内市にある甑島列島あたりまがモチーフとなっている。ステージの構成上基本的にそれることはない。しかし、2014年夏以来の航空機ステージが復活しており編成によっては確実に負けがひとつついてしまう。さらに編成次第進むエリアが違うので消費資材やバケツの量が半端なくなるケースも。カギを握るのは「あきつ丸改」と「航空巡洋艦」。「あきつ丸」にはスロット3つに烈風を積ませて「烈風拳あきつ丸」を、「航空巡洋艦」には瑞雲をきっちりのせることで、戦闘の少ない下ルートにおいての航空戦が有利に進む。後は対空処理・対潜水艦・対艦隊戦の駆逐艦を用意する。ボス戦がないステージだが、貰える報酬は明らかに言いものから鉄鋼100という外れまで。マンスリーで7回やるとプレゼント箱と戦果75がもらえる。ただバケツの消費量を考えるとリスクとの兼ね合いにはなるが。

 「2−2」(ゲーム)……初・中盤のレベリング最適の場所。場合によってはクエストのためにお世話になることもしばしば。雑魚の戦闘が一回もない状態で、いきなりボス戦にいけたり、敵が弱い可能性があったり(ただしそれたマスにたまに出てくる戦艦とボス戦においての空母ヲ級×2の編成には注意)、更には中々ゲットすることが出来ないボーキサイトがゲットできたり、ドロップはかなり良かったり、高速建築バーナーもゲットできるといういいことつくしの場所。ただし艦隊の経験値は思った以上に稼げないので注意。(提督の経験値を稼ぐにはここの方がいい)「榛名」を除く金剛型の戦艦、及び「加賀」がほしい時には根気よく回るといい。(「加賀」はボスドロップだが)なお、南西沖討伐クエストを受けている時にボス手前のボーキサイト供給マスから、ボスに行く確率は30%だとか。

 「2−3」(ゲーム)……基本的なルーチンワークをするのには最適な場所の一つとされる。敵のレベルもそれほど強くないし、それなりのメンバーで回せることもあり、提督の育成にはかなり向いている場所。戦闘もボス戦までで二回ですむというのも大きい。艦むすを育てるのには若干経験しが足りないのが問題。ここのドロップの内容はかなり良く、他のエリアでは滅多に出ない「飛龍」がボスS勝利で出てくる場所。「巻雲」と「伊168」も狙えるし、他のドロップメンバーの質もかなり高い。潜水艦だけで回る「オリョールクルージング」が盛んに行われている模様。難点は南ルートに行くと、北ルートへの復帰がないことか。この場合は南に行った瞬間に帰還をおすすめするが、クエスト突破のために会えていくという手もあり。なおボスにさえいかなければ輸送艦2隻と出会うのは確定。ドロップの目玉は「飛龍」だが、確率は超がつくほどひどく悪いので、期待しないほうが無難。

 「2−4」(ゲーム)……初心者から中級者になるための壁。そのため「2−3までがチュートリアル」だという人も。羅針盤を回す回数が4回。戦闘も4回。さらにそれまでの相手が劇的に強くなるという嫌な仕様も揃っている。ボスへの行き道はいくつかあるのだが、最初の戦い以外は常に戦艦か空母がいる状態。なので戦力のレベリングもそうだが、戦力の拡充も必要でそれが整ってから初めて進行可能になるステージ。また羅針盤に泣かされることも多く、資源のストックの関係から相当の時間がかかるという話も。但し攻略をする前に「2−4−1」で「島風」を確実に拾っておきたい。ちなみにボスドロップで最初に「長門」「陸奥」「雪風」が狙える場所。初めての突破を狙うのであれば戦艦・正規空母を多く用意して、火力勝負でぶつかっていったほうが楽か。前は一回通ればそれで終わりだったのだが瑞鶴改2に合わせたイベント出撃が出てきたために、再び阿鼻叫喚の図が発生するかもしれない。

 「2−5」(ゲーム)……2014年5月のアップデートで実装された海域。いくつかの条件はあるものの内容的に言ってしまえば、「ガチの殴り合い」。難易度がかなり高いので最低でも揃えるメンバーはかなり高めではあるものの、春イベントのメンバーを考慮にいれればそれほど難しくはないと思われる。ただし消費する資材の量は半端ないのだが。最大の特徴は駆逐艦「浦風」がドロップできるという点。基本的にはメンバーを固定したほうがルートが安定する。ただここマンスリーで2つクエストをこなさなくてはいけないというのが辛いところ。特に模擬礼号作戦任務と新規に追加された礼号作戦メンバーによる任務はかなりの難易度を要する。

 「3−2」(ゲーム)……元ネタは「キスカ島撤退作戦」高難易度ステージだった場所。実装当初から2年ぐらいは駆逐艦6隻の編成でしかボスに辿りつけなかったのだが、阿武隈改2実装とともに楚の条件が緩和。水雷戦隊(軽巡1隻まで)としての編成だったらボスに行けるようになった。このステージの肝はボスマス前のステージ。戦艦がおり、さらに電探を装備しているので命中率がかなり高い。ただこれを超えてしまうとボスマス事態は状況次第でS勝利が獲得できる。ただこのステージは駆逐艦艦隊を中心としたクエストが結構多く、それをこなすとすればかなり大変かも。さらに水雷戦隊以外の編成は絶対にボスマスに行けない、なのに北のマスの敵はそれほど強くないことからレベリングポイントとして重宝されている。ただし一度敵の編成などが見直された上に、かつてはそこでドロップ可能だった「蒼龍」がいなくなった(他の地域では出る)りとしているので、いろいろと注意が必要。なおここを突破しろというクエストがいくつか加わっていて、そのメンバーを集めるほうが苦労する模様。

 「3−3」(ゲーム)……運が良ければここで「陸奥」と「舞風」が拾えるエリア。このステージは空母と軽空母で一定数以上行けば真ん中と下のコースに行くのが確定する。なので強化された空母機動部隊で行くとあっさりと決着がつくことも。ただし戦艦が存在するので被弾に関しては要注意。後南ルートを行ってしまうとそれる危険性が高く、3戦ルートだとどうしても渦潮を踏んでしまい弾薬を落とすというには気をつけること。菱餅獲得イベント、2015年秋のサンマ漁イベント、でひたすらぶん回すことになった。ただ空母の数が多いので空母関係の任務をするのであればここが一番かも。ボスに行かないのなら理想は3戦目をボスマスエリアにして、そこからそれる。これである程度の被害は防げると思う。ただケガ率は高いのでバケツは多く用意した方がいい。

 「3−4」(ゲーム)……超高難易度エリアで中盤戦の山場の一つ。ただどのエリアでも正規空母「飛龍」が出るエリア。レベリングとしてもわりあいいいのだが。唯一の難点は最初の羅針盤で南を差してしまうと攻略難易度が劇的に上がってしまう点。戦艦×2・空母×1の組み合わせは初戦でも大破にされる可能性が大。ただし北と東に関しては他のレベリングポイントと左程変わらないので、稼ぎとしては優秀。

 「3−5」……3ステージの各所を全て攻略すると出てくるエクストラステージ。難易度はかなり高くクリアーをするだけだったら相当回数の試行回数が必要になる。ただ攻略手段は二通りあって水雷戦隊中心で行くか重めの編成でいくかで通るルートが異なる。後者の場合は途中で北方棲鬼との戦闘が待っている。ここを乗り越えさえすればボスマス自体はそれほど強くないのでなんとかなる。いかにしてその前のマスで被害を少なく出来るのかというのが攻略ポイント。司令部のレベルによって相手も変わるという点には要注意。ドロップもかなりいいが基本的に狙うとすれば北方棲鬼がいるマスか。明石が落ちることがある。

 「4−2」(ゲーム)……セイロン沖海戦をモデルにしたステージ。駆逐艦2隻を含めると渦潮を踏むことになる北ルートを避けられるので、駆逐艦が育成できているかどうかが鍵になる。常に3戦確定なこともあり、中盤のステージとすれば消費量は安め。ただし駆逐艦が必須なために中破大破をさせられることが多いのも特徴的。ウィークリー任務の12回の海域勝利はここを利用するのがいいかも。ちなみにマンスリーで空母機動部隊でここを勝利しろというクエストがある。比較的やりやすい。

 「4−3」(ゲーム)……駆逐艦・軽巡・雷巡を鍛えるのにいいとされるレベリングポイント。駆逐艦2隻以上を同時に育てることは出来ないものの、問題のポイントを避ける(最初の羅針盤で南を差してしまい、戦艦と当たることになるケースがあるので)事ができれば二回は確実に経験値を稼げる潜水艦ポイントが有る。爆雷用意は必須だが、一気に700ポイント以上稼げることもあるので、まとめて稼ぎたい人には必須ポイント。ただしドロップに関しては最初から目を瞑らなくてはいけないし、メンバーの構成も固定されてしまうのが難点か。おすすめの編成は駆逐艦・軽巡・重巡・戦艦(航空戦艦)・軽空母・雷撃の各一隻ずつ。数さえこなしていけばある程度のクエストも消化できるのもポイント。

 「4−4」(ゲーム)……中級者から上級者になるための難易度の高いマップ。敵が全て強敵で、基本的なことが全く理解していないと先に進まないという恐ろしいマップ。編成によっていく方向が変わってくるのも要注意ポイント。編成の理想は駆逐艦×2、重巡(駆逐艦は「雪風」・「島風」・「改2組」のうち2隻がおすすめ)をチームに入れること。これでボス手前までは行くのが確定で後はランダムで南に行くか行かないかというだけになる。さらに重要なのはここのボスは4回倒さなくてはいけないところ。3回めまではボスはそれほど強くないので、最悪夜戦にまで持ち込めれば問題がないのだが、4回目はボス(完全に撃破しなくてはいけない)も編成もパワーアップしてくるので、運がいいケースではない限り夜戦は必須。さらに潜水艦対策をしないといけないというステージでもあるので、思ったよりも回数がかかってしまうステージ。資源をうまく節約できるかが鍵になってくる。あとはバケツをどれだけ用意できるか。経験則から言うと最低でも100。できれば250は欲しい。後は「陣」の使い方、「彩雲」が大きなカギを握る。ステージ4自体はレア物以外のドロップという点ではあまり高くはないのだが、このステージのボスエリアだけは別。レア駆逐艦から長門まで、拾えるので終わった後もこのステージで稼ぐという提督は多い。

 「5−1」(ゲーム)……南方海域に行く時に行く最初のステージ。羅針盤に振り回されるもののクリアーするだけなら難しくない。問題なのはその後の任務。ここに超高難度の任務2つが揃うことになり、そういう点で難易度が急上昇。三川艦隊のうちの6隻を使ってのクリアーが最難関だとされていたのだが、2015年の5月のアップデートで「比叡」「霧島」「長良」「響以外の第6駆逐隊」のメンバーにおける「第3次ソロモン沖海戦」再現組による突破と、三川艦隊7隻中6隻でメンバーを組んで突破いう超高難度のクエストが追加された。ボス前のマスまでならなんとかなるのだが、ボスのところに行ける確率が非常に低い。(2割程度)そのため何度も振り回される形に。

 「5−2」(ゲーム)……モデルは珊瑚海海戦。そのため史実と同じ正規空母2隻、軽空母1隻が必要になるステージなだけに他の艦船の選び方が重要になる。途中で潜水艦が出てくるので潜水艦担当が必要になるのが難点だし、唯一の戦艦マスに流れてしまう(上のようにやっていればルートは固定)と対は撤退の可能性も高いのだが、ステージ難易度はさほど高くはない。ただしボスは装甲空母姫+装甲空母鬼がお出迎え。さらに最終形態にはボスが装甲空港鬼になるので、ある程度準備と覚悟はしておかないと苦戦は必至。あとは「彩雲」を積まないとかなり不利になるのは確定なので忘れずに。ちなみにボスドロップはかなり良くここで「瑞鶴」「三隈」「大鯨」「夕雲」「秋雲」などを初めて拾うということも。

 「5−3」(ゲーム)……2014年3月頭現在で通常ステージの中では再難関とされるステージ。(6−1登場により評価が別れることに)敵が強力というよりも夜戦スタートのため、まともに対策をしてもいきなり大ダメージでまともに進軍できない可能性も。しかもここで多数の敗北を喫することが多く勝率が落ちてしまうということもありうる。さらに問題なのはボス。ボス自体は補給船なので問題はないのだが、二番目の南方棲戦姫の存在、潜水カ級フラグシップの存在もありかなり面倒。さらにメンバー構成も考えなくてはいけないのがもっと辛い。ドロップも「三隈」と「瑞鶴」以外は他の地域でも、出てくる機会は多いのである意味苦行に近いステージかも。「瑞鶴」も出づらいとはいえ前のステージで粘れば出てくるし。

 「5−4」(ゲーム)……東京急行と名を売っているステージで、5−3に比べると非常に楽。というか5−3クリアーして、5−4攻略を開始して5時間で終了ってって……ドロップもボス戦撃破だとかなりいいメンバーが揃っているのでドロップ目当てであればオススメ。ただし基本的には空母×2、航空巡洋艦×2(もしくはドラム缶ガン積みの夕張)、重雷撃巡洋艦×2で、先制パンチを食らわせつつのほうが攻略はやりやすいかも。ちなみにこのメンバーならルート固定の上に戦闘が3回で済むというメリットもある。

 「6−1」(ゲーム)……2014年9月のアップデート追加された新ステージ。その内容を一言で言えば「運ゲー」。潜水艦3隻がクリアーには最低限必要になるのだが、夏イベントで悩ませられた駆逐艦後期型が通常ステージで出てくるなど、簡単にクリアーできるものではない。さらに普通に進軍すると地上に出たメンバーが集中攻撃を食らうことも。亜流パターンで抜けることが出来たが、難易度というよりも運の要素が絡む嫌なステージ。さらにここを突破しろというマンスリー任務が……

 「6−2」(ゲーム)……2014年9月のアップデートで追加された新ステージ。編成からすれば難易度はそれほど高くはないのだが、駆逐艦2隻を入れろという条件が入るために星相当の難易度に変化している。3戦ルートが存在するのだが2戦目に戦艦3隻を相手にしなくてはいけないこともあり、戦艦でも一撃大破がありえる仕様。このステージのドロップの目玉として「まるゆ」「酒匂」「明石」「矢矧」がいるのでドロップ狙いだと苦労するかも。自分はクリアーだけだったら一回も大破状態にしないままクリアーしたんだけど、その後2週間一回もボスエリアに辿りつけず。

 「6−3」(ゲーム)……内容は水雷戦隊と水上機母艦で偵察しろというものなのだが、典型的な公式難易度詐欺のステージで恐らく2015秋イベE5甲相当もしくはそれ以上のの難易度と思われる。ある意味3−2を強力にしたステージ。戦力になり難い水上機の母艦による進軍は途中で資材をゲットできるチャンスはあるものの、編成をどうするかによっては難易度の高い一戦をしなくてはいけなくなる。ボス編成は戦艦がいるという普通のボス編成という鬼畜仕様。さらに随伴艦に「駆逐棲鬼」がいるという仕様で、苦戦は必死。ラストダンスは戦艦の数が一隻増えた上で倒すべき相手が、「戦艦タ級」から「駆逐棲鬼」になっている。普段水上機母艦を鍛えていないとかなりきついステージだが、最後は3重キラ付けまでして無理やり通したステージ。攻略するのであれば「島風」・「夕立改2」・「雪風」・「阿武隈改2」は必至か。一応「秋津洲」をメインにしているようなんだけど、戦力的には全く役に立たないという状況でのステージに。

 「4水戦バックダンサーズ」(その他)……第4水雷戦隊に所属する駆逐艦のこと。なんでバックダンサーズと呼ばれているかは4水戦の隊長が「那珂」のせい。公式4コマでも4水戦のポーズとかやらさせるのが定番になりつつあるのだが、「野分」だけが常識人ポジにいるので一人だけ恥ずかしそうにやる。

 「2014年春イベント」(ゲーム)……開始一周年を記念としたイベント。セクションは5つ。1つずつこなす形になるのだが、報酬はかなり豪華。すべて終わらせたという限定になるが「明石」「天津風」「酒匂」、「新型の缶」「ドック入り装置」「流星改」「応急修理要員」「応急修理女神」「家具職人」「勲章×7」がクリアー報酬としてついてくる。ただし高難易度。

 「2014年夏イベント」(ゲーム)……2014年8月に開催されたイベントのこと。ベースはアリューシャン方面進出とミッドウェイ海戦。他のイベント違う点は片方の作戦に出るともう片方の作戦にはその船は出せない。(支援艦隊は可能だが、その時はどっちの方にも出ていないことが必須条件)前半2つの難易度が超がつくほどの高難易度、ミッドウェイは12隻による艦隊を組んでの行動。そしていつも異常に羅針盤が強敵。あまりの難易度の高さに資源を溶かしまくる提督が続出。お陰で目玉の「大淀」や「雲龍」が出せないということにも。さらに2つの作戦が終わったあとにはスキをついてくる敵艦隊を迎撃する超高難易度の作戦が待っている。連合艦隊を組むと資源の消費量が半端ではなくなるという状態の上に、遠征枠を一つ潰すすのでとんでもない状態になりやすい。現実一回の出撃で1000もボーキサイトが飛ぶことも。勝利の鍵は索敵値。ある特殊計算をして一定値以上じゃないと、前に進めない仕様になっている。(これを書いている段階でまだE4攻略中)(E6で攻略断念。ダブルダイソンが話題になったけれど、その前にたどり着かない)
 ちなみに今回のE2の怖さは歴代最悪。バケツがここだけで200個近く持ってかれた……ボスよりもボスの手前の3戦がトラウマになる。

 「1990年9月12日」(出来事)……書類上で第2次世界大戦が終わった日。原因は戦後のドイツの分割のきっかけになった宣言の中のドイツには中央政府が存在しないとの連合軍の言葉。このことにより実質的にまとまることがないまま分裂をしたおかげで、ドイツとしての統一がなされるまでは実質的にソ連対旧西ドイツ、連合国対旧東ドイツという書類上での戦争状態が続いてた。ドイツが統一してようやく政府が形上ナチスドイツの後継政府となったため、書類上でようやく第2次世界大戦が集結した。

 「2014年秋イベント」(ゲーム)……2014年11月に開催されたイベント。ベースは「渾作戦」(褌作戦とか言っている人が多かったけど)。ステージ数は4。3ステージまでの各ステージに出した艦むすは他の2つのステージには出せないが、最終海域においては全ての艦むすが出せる。また連合艦隊において水上打撃部隊が初登場。そのためのお披露目という側面もあってか難易度はやや控えめ。
 いまだに通常での実装の気配すらない「プリンツ・オイゲン」「秋月」「野分」が実装。難易度も最終海域では全ての艦が出せるなど、割り合い楽に進めることができた。プリンツ・オイゲンは現段階で改の段階で重巡トップクラスの実力持ちだし、秋月はその後の活躍を考えるとかなり大きい報酬とも言える。全体的に難易度も高くはなく、最終海域報酬だった「野分」獲得報告は多かったのだが、難易度設定ができない状態での最期のイベントでこの後のイベントからはいろいろ地獄が始まる……

 「2015年ヴァレンタインボイス」(ゲーム)……2015年2月に季節限定で追加されたボイス。かなり数が多いのだが、その内容にニヤニヤする提督が続出。さらには「睦月」・「如月」・「時雨」・「叢雲」・「浜風」に特殊グラフィックが実装。「如月ショック」の傷が癒えていない時期もあり、数多くの提督を和ませる結果になった。ただ「如月」さん、高速修復材のバケツでチョコレートを作るのはどうかと思いますが……

 「2015年冬イベント」(ゲーム)……2015年2月に開催されたイベントのこと。ベースになったのは「トラック島空襲」。計5ステージの規模のステージで、難易度を選択することによって達成した後のご褒美が大きく変化した。ただ今回はお試しの導入だったのか、最期にもらえる甲的勲章を以外で考えると、あきらかにE2以外のステージではもらえるものに大差がないというのが現状なので、新入りがほしいだけとか言うのであればわざわざ難しいところにいかなくても良いイベントでもあった。ちなみに私は2ステージまでは高い難易度。そこから徐々に難易度を下げていきました。ちなみに難易度甲の最終ステージのラストダンス(トリプルダイソン)はこれまでにないほど凶悪だが、その前の空母棲姫が飛ばしてくる新型の飛行機(たこ焼き)の方が凶悪だという話も。史実的にいえば主人公は「那珂」「阿賀野」「舞風」「野分」(「野分」以外のメンバーはこれで沈んでいるこの空襲で沈んでいる)といってもいいレベルの話なので、やたらめったら出てきた印象が。

 「2015年春イベント」(ゲーム)……「第11号作戦」をモチーフとした2015年5月に開催されたイベント。比較的大規模というだけあってステージ数は6。難易度選択は相変わらずで、更に自分で進路を選択できる制度などが導入された。新規の艦むすはイタリアの戦艦姉妹「リットリオ」「ローマ」が中心。新水上機母艦の「秋津州」、さらには雲龍型の一人である「葛城」、ルンガ沖海戦で大勝利と引き換えに沈んだ犠牲になった「高波」が配信された。難易度は阿鼻叫喚だった前回に比べると若干抑えめ。特にE6ラストは盾役が空母水鬼一人だった。(丙だと彼女すらいない)ただ個人的にはE2で嫌というほど(5連続途中大破による撤退)詰まって、ここで「丙」(E1は「甲」)に。そこからは全部「乙」で(「ローマ」獲得だけは甲で)クリアーというかなり痛々しい結果に。E5の「鈴熊」・「最三隈」・「龍驤+鳥海+由良」(のうち二人)・「赤城+蒼龍+飛龍」・「川内+吹雪」によるルート固定が大きな話題になった。ちなみにE6の難易度は当時過去最高の14。しかし実際はそこまでは難しくないとも。

 「2015年夏イベント」(ゲーム)……2013年の秋イベントをさらに拡張したイベントで、その難易度から過去最悪のイベントと呼ばれることに。ステージ数は最大の7。難易度選択はあるものの、一番楽な「丙」を選んでも難易度は通常ステージの高難易度と同じ有様。そのため各所からブーイングが出るほどに。新規の艦むすは水上機母艦の「瑞穂」、E4報酬の「速吸」を除く5隻が駆逐艦。イタリアからの駆逐艦「リベッチオ」、「秋月」の妹「照月」が入るなどそれなりの話題を提供するものの、あまりの難易度に閉口する提督が続出。特にE4は13秋の大問題イベント「アイアンボトムサウンド」の焼き直し、さらには秋津州がいないとルート固定さえおぼつかないステージまで存在する。最期の難易度は星15に相当する過去高難易度。ただでさえ堅い上に「丙」でもダイソンがつくなど、呆れるほどの強さになっている。高難易度故に丙でもかなりの資材を食う。(最終的に燃料130000は食っている結果に……)特殊アイテムが入るので仕方無しのE6乙ボスのダイソン附属はわかるんだけど、E7丙でのダイソン附属と、ボスの異様な硬さとギミックはどうにかなりませんかねぇ……どう転んでも廃人ユーザー向けのステージ……

 「2015年夏イベントのビックセブン」(出来事)……2015年夏イベントの最期の防空棲姫(E7甲)はその攻略方法としてのギミックが実装されていたというのを開始から一日たってから発表された。しかしその前に何人か、発表される前にクリアーをした人がいて、その人数がたまたま7人だったことから、雑誌のインタビューでプロデューサーが彼らのことを「ビックセブン」に例えて言ったことから。この中の一人が艦これ系のまとめをしていた人であることがわかり、さらにその人からギミック解除の条件のもとが発見されるという事もあったため、一気に伝説の人扱いになる。

 「2015年秋イベント」(ゲーム)……作戦名は「突入!海上輸送作戦」。予告の段階からコロンバンガラ島沖海戦がモデルになることが言われていて、さらに水雷戦隊が中心になるというアナウンスまで出るほど。前に実装予告をしていた駆逐艦「嵐」「萩風」、さらに練習巡洋艦「鹿島」(彼女の投入のために練習巡洋艦の仕様が変わった)、実装予告がされていた海外艦として未成艦だった「グラーフ・ツェッペリン」の4隻が新規に仲間に加わった。今回の中心は輸送作戦だけあって水雷戦隊が中心。新規基軸として輸送作戦としての新ゲージが登場。このゲージを消す、もしくはこのゲージを消してから攻略するという方法が取られた。ボスは「神通」と「萩風」が登場。さらに「PT小鬼群」という、厄介すぎる敵も登場した。このPT小鬼群のせいでの存在のせいでラストステージのラストダンスは丙のほうが難しい(修正がはいって丙だったらE4・E5でも支援がいらないレベルにまで難易度は落ちた)という話も。しかし最大の敵はそこからドロップしていないとすればそこからの掘りがかなり苦労するはめに……

 「2016年冬イベント」(ゲーム)……「礼号作戦」をモチーフとした2016年2月に開催されたイベント。比較的小規模と言われながらも甲のラストダンスは強烈すぎる難易度を残している。新規艦は「初月」「沖風」「ザラ」。ステージ数は最小の3ステージ(2013年末のアルペジオイベ以来。ただし内容的に言えば実質4ステージある)ながら、ドロップに関してはこれでもかというレベルで詰め込んでいる。丙でクリアーするなら難易度低目といいたいところだけど、その丙でさえもラストは実質的なダブルダイソン(そのダイソンに武蔵が撃ちぬかれた)状態、さらには丙でも初戦でいきなり現れる(乙以上だとダブルダイソンも)などのことを加味すると、実際のところは難易度は過去に比べると上がっているという感じも。(一応星14に相当するといえば相当するけど……)そのかわり2015年秋イベで猛威を振るったPT小鬼群の回避力はかなり弱体化された。このイベントかなり有用でそれまで掘れていなかった瑞穂は出撃3回めで、さらに3ステージの削りの最中に「沖風」が登場するなど結構恵まれていた。代償としてアメリカ艦の主砲を取ることができなかったのだが……(装備改修をしていなかったので、E1甲のラストダンスで倒せず乙に移動した)二次創作だと何故か霞以外の4人(「大淀」「足柄」「清霜」「朝霜」)のメンバーがダメな方向に行きすぎて「霞」に大量の胃薬が必要なるような状況も。(その「霞」も公式デフォルメの絵で髭(礼号作戦の時の司令官である木村昌福をイメージ)をつけられたりしている)

 「2016春イベント」(ゲーム)……運営から大規模作戦と言われたIF作戦イベント。とはいえE5はルンガとラバウルの航空戦が、E6は真珠湾攻撃がモデルになっている。(E6の場合は航行ルートが明らかに同じ)援護用の飛行場を建設するという作戦がメイン。ただその前に飛行場周辺の敵を一掃→資材を運ぶという作戦をこなすことになる。それが終わったE4から実装なのだが、E5からがある意味本番。敵も飛行場を空襲する→その修理に資材を使うことから資材が急激に減るという状態に。さらにE6、E7は一時期過去最高難易度のボスと言われるほどの状態で、しかもそのボスの硬さからE7よりもE6のほうが難しいと言われていた。しかしE6においては通称瑞雲特攻(+艦爆中心の航空支援による大打撃も)が発見された上に、運営がギミック(今までに比べればかなりやりやすいが2ステージにまたがっている上に、ギミック解除確認がセリフからでしか判断できない)を公表。これの合わせ技でえ6ボスが開幕の攻撃で倒れることも珍しくなくなったこともあり一気に難易度は落ちていった。新規ドロップ艦は「神風」「春風」「親潮」「ポーラ」「アイオワ」の5隻。初のアメリカ艦である「アイオワ」、神風型ネームシップ「神風」、ザラの妹で予想されていたどおりの酒乱キャラになった「ポーラ」、深窓のお嬢様風の「春風」、真面目でありながら提督ラブの「親潮」という個性的な面々が加わった。
 ただメンテナンス明け直後からいろいろな不具合が頻発していて、短時間の臨時メンテナンス一回、通常時間と同じメンテナンスを一回やっている。(後者のメンテナンスのおかけで「親潮」ドロップの可能性が増した)さらにイベントとは別にトラブルも発生していて、ある意味ぐたぐたさが表に出てきたような状態になってしまっている。

 「2016春イベントE6ボスマス」(ゲーム)……実装された当初はその編成から過去最悪の難易度を誇るボスマスだと思われていた。本ボスである中枢棲姫を除くと、ほとんどがダイソン、飛行場棲姫、集積地棲姫、さらに砲台2つというラインナップで丙においてもそのメンバーが変わらなかった。現実あることが発見されるまでは過去最悪の難易度を誇るステージだったのだが、通称瑞雲特攻と言われる艦爆を中心にした編成と、同じく艦爆を中心にして航空支援を使うとかつてないほどのダメージをボスに叩きこむことが出来るのが発覚。これにより運ゲーとうい状況でありながらもクリアーできる提督が続出するという事態になる程一気に易化してしまった。(最大ダメージ3700以上というのを確認している)この方法が表に出てきてから公式がギミック解除の方法を発表したいこともあり一気にネタステージとかしてしまった。ただしこのボスマスでS勝利を取るのは丙でも至難の業。

 「2016夏イベント」(ゲーム)……前のイベントが大規模だったゆえに今回は中規模イベント。といってもステージ数は4。しかも新機軸というのもなかったので、比較的早い段階でクリアーする人が続出した。モチーフとなっているのはマレー海戦ではあるものの、そこからのIFとしての第2次マレー海戦。メインは航空機だが、E4で彼らを輝かすとすれば少し工夫が必要になった。ボスが既出のボスで全員新グラではあるものの、既出のメンバーに比べると少しだけ強くなっているとも。新規の艦むすは「水無月」「伊26」「アクイラ」「ウォースパイト」の4人。「伊26」と「アクイラ」は掘りでの獲得になったので、そこで資源を大量に溶かすという人も。難易度はさほど高くはないものの、ギミックが結構仕込まれている嫌なイベントでもある。(むしろそのあとの磯風堀りのほうが苦労したが)

 「22:10」(ゲーム)……「加賀」の時報ボイスの時間。22時だけなぜか22:10になっている。

 「2・26事件」(出来事)……日本の命運を戦争にかた向けさせることになる大事件の一つ。一言で言えば陸軍内部の主導権争いの中で起きたクーデター未遂事件。首謀者たちの考えは、政治腐敗が蔓延していた政府を自らの手で変えていけば農村の貧困も解決すると思い込んでいた。決起をした直後に中心となった将校たちは政府要人や警視庁などを襲撃。「高橋是清」「斎藤寛」「渡辺錠太郎」がこの中で殺され、「鈴木貫太郎」「牧野伸顕」が負傷。「西園寺公望」は襲撃されかかるもうまくにげきれた。反乱軍は各所を襲撃して、一時的に東京の中枢部を抑えこんで、後は昭和天皇がこっちに賛同してくれるだけの状態になっていた。
 もっとも昭和天皇はそういうことを真っ先に嫌う人物だった(と言うか皮肉にもこの事件で自分自身の言葉が軍部を刺激してしまうということを悟る結果になった)がゆえに反応は早かった。しかも状況は最悪で首相は暗殺され、侍従長もいない、さらには内大臣もいない状態で、実質的に天皇が指揮を取らざる負えなかった。(海軍の動きが逆に早く状況次第では昭和天皇は海軍の計らいで一時的に「比叡」に乗り込む可能性もあった。そのための準備も事前に海軍は勧めはいたが、結局はそこまでは行かなかった)そのためかクーデターが起こった直後から、反乱軍を賊軍と決めつけていたほどで、この段階で反乱軍はいわゆる「詰んだ」という段階だった。また中立の立場だった石原莞爾が反乱軍のまっただ中に乗り込む形で、鎮圧に一番貢献することになる。(ただし石原莞爾には別な野望があったのだが)最終的には昭和天皇の勅命まで出る始末もあって鎮圧。乱の首謀者たちや関係者は皇道派であってもそうでなくとも処刑ないし予備役に。しかしこれで陸軍の力が薄まったかと思えばさらに強固なことになり、陸軍大臣を任命するために口を出す行為によってますます高まっていった。昭和天皇の例外中の例外と言われるほどの、直接関わった事件になるのだが、逆にそれが昭和天皇本人にとってトラウマになってしまうというおまけまで付いた。(昭和天皇の死の一年前、2・26事件を取り扱ったNHKの番組を見た昭和天皇は激怒したということが、当時の侍中の話で残っている。)

 「2・28事件」(出来事)……日本人が敗戦後去った台湾に中国本土から人が来たのだが、この役人たちと中華民国の統制システムが腐りに腐っていたこと(日本統治事態はそこまではなかった)から、反発。全く関係のない台湾人が殺されたことから大暴動に発展。当時の行政長官(この人は後に中国共産党へ転換しようとして処刑される)が国民党軍に援軍を要請。鎮圧をしたのだが、三万人近くがこのドサクサで殺された。このため台湾にもともと住んでいた人間は中国本土に対して不信感が積もりに積もっている状態である。で、犬(日本)が去った後に豚(国民党)がやって来たというある種の皮肉めいた言葉が生まれることになる。ある意味これだけで中国の嘘がばれるような言葉だと思うんだけど。

 「2−5索敵値計算法」(ゲーム)……2−5のボスマスに行くの必要な物を数値化したもの。

 偵察機の索敵値合計の数値のの2倍+電探の数値の索敵値の合計+√(装備込みの出場メンバーの探索地の合計−偵察機の索敵値の合計−電探の索敵値の合計)

 これが75以上ないと2−5のボスに辿りつけないとされている。しかし真の猛威は、2014年夏イベント。ラストE6で要求される数値は「110」。これを達成するのはかなりの武装の取り外しとかを考えなくてはいけないことに。一度大きな修正が入っていることを考えると、自分の艦隊がどれぐらいの数字を持っているかに関して計算装置を作ってくれているサイトを利用したほうが無難。

 「4スロ軽巡」(ゲーム)……改になると装備が4つ付けられる軽巡のこと。「夕張」と「大淀」の2人のみ。爆雷とソナーを積んで対潜水艦のスペシャリストにすることも可能。4スロをすべてドラム缶にして5−4攻略に向かわせることも可能。

 「4大地震」(出来事)……1945年前後に起こった4つの地震の総称。鳥取地震・三河地震・昭和南海地震・昭和東南海地震の4つのことを指す。昭和南海地震だけが戦後に起こったものだが、いずれの地震も強烈なもので、マグニチュードは8クラス。今でいう震度7クラスの地震もあった。(当時の最大震度は6までだった)鳥取地震以外の3つの地震は近畿南部と東海を直撃するというもので、いずれの地震も津波が発生して1000人以上の犠牲者を出してしまっている。こういう出来事もある意味日本を追い込む要素になったとも言える。

 「5・15事件」(出来事)……海軍の若手将校が起こした「首相暗殺テロ事件」。(クーデター未遂ではない)若槻内閣が倒れた後に一度は海軍軍縮条約に対する不満が収まりかけたのだが、計画の中心人物だった男「藤井斉」の戦死をきっかけにして、「古賀清志」が周辺を動かし続け戦力を確保していく。たてた計画は首相官邸・内大臣・立憲政友会本部を襲撃して政府を混乱させた上で、東京に大停電を引き起こす。さらにそのドサクサに紛れて戒厳令を出して、内閣を作るというある意味できたらどんなファンタジー小説ですかという内容だった。
 しかしその中での首相「犬養毅」の暗殺(最期までかなり強気だったものの、襲撃直後から徐々に弱っていった形)に成功。ただしこれだけだった。それ以外の計画実行には写したもののほぼ無傷、および全く意味のない結果に終わってしまった。事件後、後任の内閣を決めたのだがそれまで行っていた政党政治は実質的に終了してしまう。さらにこの時の軍人に対する処分が甘すぎた(最高で懲役15年。極刑にすることで聖人化することを恐れた判断によるもので、明らかにそれは間違いだったいことを2・26事件の発生で証明してしまう形に)ことから2・26事件の引き金を作ったと言われる事例にもなってしまった。またたまたま来ていた「チャップリン」までも暗殺の対象(この日はチャップリンと犬養毅が昼食会をする日だった)になったのだが、本人の思いつきで相撲観戦をしていたために無事。さらに弔文を送ったことで周辺をびっくりさせている。

 「9月2日」(出来事)……日本が戦艦「ミズーリ」上で降伏文書にサインをした日。たいていの国の終戦記念日はこの日に設定されていることが多い。

 「23−F」(出来事)……フランコ没後以後、民主化をすすめるスペイン王室や政府に対して軍の一部勢力が王政復古と軍制復活を目指して起こしたクーデター。民主化を推し進めていく中で共産党の復活や、ETAの増長、さらには軍部そのものの相対的な地位の低下もあり一部軍人がクーデターを実行に移す。一回は事前に察知されて未然に防がれたが1981年についにクーデターが発生してしまう。ちょうど首相交代のための会議だったこともあり、議員の殆どがそこにいたのも良い攻撃機回だった。350人の議員と大臣は人質になる。一見成功しかかったように見えたのだが、ここで国王がクーデターにのることを拒否。さらに自ら説得にあたり反乱軍を宮殿に集める。さらにテレビ中継ではっきりとクーデターを拒否。クーデターは失敗に終わった。これでスペインにおける民主制が確立することになる。黒幕がいるとされているが、国王(2014年6月に譲位している)がその辺りを黙っているせいでその辺りの真相が不明なのがきかがりだが……

 「46センチ3連装砲」(兵器・ゲーム)……当時世界最大最強と言われた超巨大砲。通称「大和砲」。大和型だけに搭載された主砲で、開発された目的はアウトレンジ戦法のため。最大射程は42キロらしいのだが、実際に運用するまでもなく精度の関係上20キロが限界だったらしい。さらに発射するたびに、周辺が衝撃波吹き飛んだり壊れてしまったりするという弊害も発生していた。実際「武蔵」が発射実験した時には、備え付けていたハムスターが軒並み大変なことになってしまったとか。これだけの高威力を持ちながらも「大和」・「武蔵」があっさりと航空機による攻撃で沈没してしまい活躍の場面がないまま終戦。結構な数が生産されたのだが、現存数は0。国内に残ったものはいずれも解体されスクラップに、アメリカに持ち帰られたのもスクラップにされてしまった。ただしその旋盤は健在で今も細かい仕事が可能なほどの性能を持っているとか。ちなみにこれを超える51センチの大砲も(試作品レベルではあるが。2015年の冬イベで実装される)存在はしていたのだが、こっちもアメリカに持ち帰られて行方不明に。ちなみにゲーム上ではなぜか本来だったら装備ができないはずの金剛型・伊勢型・扶桑型・長門型・そして「ビスマルク」が装備出てきてしまう。

 「48時間遠征×4」(ゲーム)……「潜水艦派遣任務」を4回こなすこと。ただでさえ一回あたりの任務時間が長いのに、それを4回もするというのは苦行以外何でもない。しかし遠征によって「ストゥーカ」が二機入手(2014年3月現在では作れない)できて、さらにこの後に2時間の任務をこなすことで海外艦「Z1・レーベレヒト・マース」が入手できる。ただし条件は厳しく、潜水艦最低4隻、さらには旗艦レベルはかなり高いものを要求されている。こっちに関しては鍛えている駆逐艦を出していければいいけれど。潜水艦を集めるのが大変。
 「公式4コマ」でも登場。この時の主人公格は「8」。おみやげの量が多くて物産市状態だったり、いきなりスタートを間違えたり、連続でいったがゆえに憔悴したり、「58」と「19」が若干精神年齢的に退化していたり……散々なポジションに。ちなみに自分の場合はこのときは「8」がいませんでした。

 「3000」(ゲーム)……バケツ・バーナー・開発資材・改修資材(ネジ)の所有上限値。たまらないなあと思ったら建築資材が3000に到達してしまった。

 「300000」(ゲーム)……燃料・弾薬・鉄鋼・ボーキサイトの上限値。かつては無制限だったゆえにこれを平気で上回る提督が続出していた(確認した段階での最高値は600000)のだが、制限が加わることになった。なかなかたどり着かないと思ったのだが、集める方法次第では早い段階で集まってしまう。

 (ココからはレシピ関連。すべてゲーム中)
 「10/30/10/10」……爆雷を引っ張りだすためのレシピ。上位の武器までもしっかりと出てくるのだが、同時に駆逐艦の砲台まで出てくる。失敗率が高いのだが、失敗しても建築資材が減るのを抑えてくれるので、ルーチンワークの中でやるのもいいかも。なお駆逐艦・潜水艦を秘書艦にすること。

 「20/60/10/110」……一般的な艦載機レシピ。これを空母が秘書艦の時にやると殆どの開発可能の機種が出てくれる。彩雲が出まくって他の艦載機が出ないならボーキサイトの数を10減らしたレシピで回すのが一般的。ルーチンワークで回るときはこれが一番だと思われる。ただうちの「赤城」さん「彗星」ばっかり生み出すんだよなあ……

 「10/251/250/10」……主砲を始めとした武器を出すためのレシピ。使う弾薬の数が中途半端なのは250だと他のものを作ってしまう可能性があるため。弾薬は300でも可とのこと。というよりも持っている武装が少ない時には「100/300/250/10」(戦艦を秘書艦に)のほうがいいと思う。出る種類が多い。

 「250/30/200/30」……通称重巡レシピ。ただしレア駆逐艦である「雪風」、外国艦の「Z3」(「Z1」を旗艦に)潜水艦「168」「58」「8」を出すためのレシピでもあるので、かなり重宝するレシピ。もうちょっと弾薬の数を増やせば確率が上がるとも。

 「300/30/400/300」……空母レシピの最低ライン。これでも軽空母を含めて60パーセント以上の割合で出ることが確認されている。現実問題このレシピで「鳳翔」を出そうとして「加賀」が出ていたりするし。

 「400/200/500/400」……一般的に空母が出やすいとされるレシピ。ただし空母に関しては色々なレシピがあるのし、どのレシピでも駆逐艦ノーマルという頭を抱えたくなるような失敗れも多数報告されているので、覚悟を決めてやること。まれにレア軽巡の「阿武隈」「鬼怒」が出てくる。

 「400/600/600/30 または 400/100/600/30」……一般的に戦艦が出やすいとされるレシピ。確かに出やすいのだが、同じぐらいの確率で重巡が出やすい。その重巡でも「鈴谷」「熊野」という出づらい二人が出てくれるので、資材が余っている時には試してみる価値あり。(というか、自分が最初子のレシピでやった時に出てきたのが「熊野」だったりする)

 「3600/2000/5300/5200/1」……下のレシピよりも有力だとされる「大鳳」レシピ。資材が1ということと消費資材が比較的少ないことから最近ではこっちのほうが主力に。自分もようやくこのレシピ4回めで「大鳳」が来てくれました。

 「4000/3000/6010/6000/20」……大型建造において「大鳳」を出せる可能性があって、さらに重巡・戦艦を引かないというレシピ。最後の20は建造剤が20必要だという意味。たしかにこれだと重巡や戦艦は出てこないのだが、既出のばっかり出てくるのはだなでだろうか。ただし効果はてきめんで「赤城」・「瑞鳳」の建造での初ゲット、「翔鶴」2回・「蒼龍」3回でている。「まるゆ」も「あきつ丸」もでる。

 「4000/6000/6000/2000/20」……大和及びビスマルク建造レシピ。これだと軽空母と空母は外れてくる。ただし大和が出てくる確率は非常に低いかと。2014年9月段階で30連敗。ただこのレシピで武蔵・ビスマルクは来た。大和が欲しければ資材は1で十分なんだとか。

 <その他>
 「_(:3」∠)_」(その他)……「天城」のこと。中破絵のポーズから他のAAを乗っ取る形で、代名詞になってしまった。

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