武田勝頼の章
 武田にとって最大のターニングポイントは父死去のあとの長篠の合戦だと思います。歴史の教科書から読み取れるイメージは信長が鉄砲を使い3段撃ちを駆使して、武田の騎馬軍団を完膚無きまでにたたきのめしたという感じだと思います。実際の所は信長軍団がやったことをやろうとすると、確実に信長サイドが負ける(何回か回ったところで兵士が疲れ切って、使い物にならなくなる)という可能性まで指摘されていますし、このタイプの戦い自体が最初から装飾された物だとも言われています。
 しかも武田家は騎馬軍団のイメージが強いと思われますが、鉄砲を重視していた面がありまして「騎馬隊の数は足らなくてもいいからしっかりと鉄砲を用意しておけ」という信玄の命令書まで残っています。それだけに鉄砲の威力を熟知していると思われる武田家が、ああいう形での大敗が考えられないと最近では言われています。むしろ最近では武田軍に対する備えの方(特に馬防柵)が完璧すぎて、しかも武田軍に内部崩壊の兆候があったが故の敗退ではないという説まで流れてきています。
 話はさておきまして、革新シナリオ「長篠の合戦」においての武田軍は信長軍に次ぐ第2勢力を持っています。しかし周りは織田・徳川・北条・上杉に囲まれていて、織田と徳川、上杉と北条で同盟が結ばれています。しかも基本的な設定の関係上上杉謙信が死ぬことがない以上、武田=上杉官の同盟につながるイベント「御館の乱」はおきず、実質的には勢力はあるが風前の灯という感じになっています。
 しかしこのシナリオは長篠の合戦の直前がシナリオですので、父信玄の遺臣である、武田四天王が全員残っています。さらに真田昌幸がいますのでトップクラスに関しては信長軍以外の面々とは台頭に渡り合えます。しかし四天王以下の人材になると、一部を除いて使い物になりづらいという欠点も持っています。人材的に逆転の要素持つ真田信幸・幸村兄弟が成人するまでは6・7年は待たなくてはいけません。
 しかしこの状況をひっくり返すのは可能です。最初は攻められないようにするというのが大事ですが、それ以上に発展もしなければいけません。幸い武田家には経済力確保の手段があるわけで、幾分国内発展を犠牲にしても大丈夫なような設定にはなっています。これを利用しつつ早い段階で進行する方向を決めていくことが大事になって来ます。セオリーは信長を牽制しつつ上杉・北条を飲み込んでいくことになると思います。今回もこの路線を踏襲していくことになります。(方向転換します→理由。徳川を滅ぼしたあと攻めようとしたらすでに清洲に50000人も集まっていて攻められなくなってしまっていたため。テストプレイ3回とも)
この章で中心になる武田家の面々は以下の通りです。すべての人間を紹介するのには数が多すぎるので一部になってしまうことをご了承ください。
采配 武勇 知略 政治 適性・その他
武田勝頼 89 93 26 20 騎馬・兵器A いきなり19000の兵士を操れるのが最大の魅力だが……
真田昌幸 97 76 98 91 足軽・計略S 兵器・内政A 騎馬・弓B 問答無用の主力 まさにエース
高坂昌信 91 75 85 71 騎馬A 足軽・計略B 信玄と**な関係はあまりにも有名
馬場信房 86 77 76 77 騎馬S 内政A 地味目だが、このメンバーの中でのキーマンは彼
山県昌景 88 94 69 63 騎馬S 兵器B 赤備えが有名
内藤昌豊 82 70 82 79 内政A 騎馬・弓・計略B 器用貧乏だが譜代化の恩恵を最大限受けとれる人
保科正俊 66 88 28 18 足軽S これだけでレギュラー入り確定。昌幸以外と組ませるのが基本
大熊朝秀 12 69 81 内政A 元は上杉家臣。初期政治力武田家内第2位
 以上の面々を中心にまずは国内を固めるのと侵攻準備を同時に行っていきたいと思います。
  なお、今回試験的にフレームを採用しますので、いろいろとみづらいことがあるかもしれません。見づらいとかそう言う意見がありましたら、掲示板かメールの方までご連絡をお願いします。