Personnel affairs U
(12年目・人事その2・スカウト・キャプテン)
 サカつく2002のスカウトのシステムはそれまでの、そしてそれからのシステムとは大きく違います。他のスカウトが引っ張ってくるような大物選手を初期スカウトが平気で引っ張ってくるわけで、そのあたりのシステムは04の新人探索に近いものがあります。ただ04と違うのは年齢の幅で、時たま2002の場合は40歳近い選手を引っ張ってくることがあります。そのため坂つく2002の言いスカウトの条件というのはほかのシリーズナンバーと比べると大きく違ってきます。

 サカつく2002においてのいいスカウトというのは

 引っ張ってくれる量が多く、さらに持ってくる選手の質が高いこと

 これに尽きます。パラメーター的なことでいえば国内(外国)選手量S−国内(外国)選手ALL質Sのスカウトが優れているというわけです。獲得できる選手の量を確保することで、質の高い選手を若いうちに獲得するというのが一番だと考えると、半ば無差別に持ってくる2002というのは人材面で楽になります。では、前に述べたスカウト三強(荒巻・板野・富士)はどうかというと、国内に関しては言えばこの三人は間違いなくトップを突っ走ります。板野は二人に比べるとだいぶ弱いのですが、普通の人なら敬遠するであろうポジション指定に強いのでこのラインに入れています。残りの二人はほおっておいてもいい選手を集めてきてくれるので、強さが生まれるわけです。もちろんこの3人以外にも質のいいスカウトはたくさんいるのでパラメーターを見ながらスカウトを決めるのもいいでしょう。このリプレイでは1年目の3月からずっと富士スカウトのまま変えていませんが。

 それじゃあ、外国籍の選手をとるという点に関していってしまうと、日本人スカウトでは荒巻の独壇場になります。パラメーター上では質においては秦に負けていますが、それでも持ち前の量Sという点を考えるとどう転んでも荒巻のほうが上です。それにパラメーターの質が多少低くとも、質の高い外国籍の選手を大量に連れてくるわけでこの点では明らかに上ですし、秦の登場を待っていられる状況ではありません。(秦は転生スカウト)なので、日本国籍のスカウトの中では荒巻が一番ということになります。そのせいではないのでしょうが3以降(*)はただのスカウトに格下げになってしまいましたが……

 ただ歴代の作品が残してきたようにそのスカウトにも進行する選手……この作品では半固有という扱いですが、そのスカウトと懇意な選手というのがいます。(役割として考えるなら他の有力選手よりも引っ張ってくる確率が高いということ)歴代の作品と大きく違うのは日本人選手でも海外のスカウトを経由しないといけない選手がいるために下手すると獲得したくてもできない可能性のある選手が何人かいることです。この作品の鬼茂もこのラインの選手に入ってきます。他にも稲村・龍将・ラゴス・奥村・野毛などのスカウトは日本人ではありません。半固有のために他の選手を引っ張ってくる可能性が高くて気がつきませんが、頭の中に入れておいたほうがいいでしょう。

 いいスカウトでも選手を引っ張ってくることもあればそういう状況でも引っ張ってこないというスカウトがいるのも事実です。実例でいえばたまたまパーパスを拾ったので、その半固有である磐本(稲本・2002の段階では海外移籍している)をとろうと思ったのですが、なかなか現れず、結局スカウトを変えるまで一回も出てこなかったというのがあります。今回のケッセの3人が出てこないというも同じパターンです。逆にこれでもかと出まくってくれるパターンもありますので、慎重に見極めたいところです。ちなみに富士の半固有である森崎と海堂の二人は確保していますし、森崎は2年目で無理やり獲得しています。

 この無理矢理というのはスカウトの特性を生かしてしまうと確実にこうなるの典型で、実は何人かの選手は新人獲得の段階に現れます。荒巻与田もこのケースに該当します。新人の段階で取れなくても、半固有スカウトですから確実にやってきてはくれるのですが、新人獲得に失敗してしまうと他のチームの所属になる可能性が非常に高いです。つまりは移籍金が発生して最悪の場合森崎クラスだと10億円を払う必要があります。それを避けたいのであればこれらのスカウトがいて新人獲得で出てくる可能性がある場合は新人獲得で確実にとっておく必要があるわけです。ただ新人獲得の時には初期年俸が驚くほど安くなるという大きなメリットはありますが(森崎の場合は4分の1の5000万円)
 しかしいくらいい選手を集めてもそれをまとめるキャプテンがいなければチームとしては成り立ちません。強豪チームには立派なキャプテンがいてそれによってチームの方向性が決まっていくものです。サカつく2002の世界でもそれは戦術グラフ的に大きく表れます。今までの作品はちょっとわかりませんが、今回の作品はそれが大きく反映されているようで、統率力の高いメンバーがキャプテンになったほうがそうでないよりもはるかにいいチームになる傾向が強いように思います。初期メンバーのキャプテン候補の統率の高さの異常っぷり(*)はおそらくこのためなんだなあと思いますが、

 最初の段階でも言いましたが初期チームの場合はちゃんとしたキャプテンを選ばなくてはいけませんでしたが、その傾向は後になっても続きます。それゆえにキャプテン候補をラゴスとかヤウンデに送るのは実はご法度の一つになっています。アフリカのこの二つの留学地は統率力を劇的に落としますので、幸いにもこのチームの場合はブレーメンが早い段階で入手できましたので、キャプテン候補のモルセンや岬をブレーメンに送ることができました。その結果がモルセンがいきなりキャプテン自身あり発言→そのまんまキャプテンに就任になるわけです。統率力が高ければラインディフェンスも強くなりますが、キャプテンの統率力が高ければグラフの大きさが極端に違ってくると思ったほうがいいと思います。それと試合結果は全く違うものですが……
 高杉・モルセンが返ってきたことでスタメンが大きく変わります。
 GK 三神
 DF モルセン・森崎・萩原
 MF 星野・新谷(どっちかで屋野)・海堂・本村・高杉(途中から高杉と本村の一が入れ替わります)
 FW 阿見・タリストン
 (左サイトハーフかセンターバックの控えで須並)
 補強ポイントはサムソンがいなくなったことで薄くなった右サイドハーフ、もしくはトップ下。それと新規のFWです。野毛の育成ミスでおそらく完全には育たないと思うので出来れば息の長いFWが欲しいところです。今年の末には星野をリスボンかポルトかブレーメンへ留学させますので、屋野にはまだまだ頑張ってもらいます。全体的に層が薄すぎるので、1人でも怪我をしてしまうと阿鼻叫喚になってしまうということだけは捨て切れませんが……

 アジアトーナメントを制したあとにレギュラーシーズンスタートの瞬間に大きなニュース(*)が流れてきたのだが、気にせず進めるとことにする2戦目がそのガンバだったので洒落にならんと思ったのだが、なんとかVゴールで勝利。今シーズンは得点の動きが極端でしかも例年に比べると2−1と言う試合が多い。守備陣が踏ん張れないと言うよりも連係がかなりまずいことになっているのが問題だと思う(*)のだが、タリストンが野毛の代わりになって得点を上げ阿見も高杉も得点を上げる。途中で本村を右サイドに、高杉をトップ下へ。途中まで測っても1位にならないということが続いていたのだが、ようやく1位へ。このまま逃げ切ったのだが、すでにこの段階から悪夢が襲いかかってき始めていた。

 セカンドステージではそれが必中。負けてはいないのに順位が3位から上がらない。それもそのはずで鹿島とリッチョが喘息力で駆け抜けているため。リッチョの場合は狂った補正(と喜山と原田)のせいでチームが大幅に強化されているため、鹿島にいたっては怪物ロナルド(*)が入団していた(柳沢 17歳がラインナップに上がっていたのはそのせい。スルーしたのが大失敗……)ために、この2チームとの直接対決はかなり旗色の悪いことに。結果的にリッチョ戦は無理やり引き分けたものの、鹿島戦ではロナルトのハットトリックの前に沈む。結局3位でフィニッシュをして久しぶりのリーグチャンピョンシップへ。リーグカップは優勝したものの、こっちのリセット回数のほうが多かったるする。

 この間にクラブハウスをレベルマックスに。これであとは細かいところさえ何とかすればあとは資金を貯めるだけなんだけど、実はスタジアムの編成にかなり迷いがあったりする。今の状況だとホームの1試合の収入が5億いかないので、もう少し挙げないとたまり辛い感じがする。ワールドウィナーズカップは強力なメンバーを抱えたサントス(*)相手に何度がリセットを繰り返すものの、高杉と野毛のコンビにしたら振り切るというなんというご都合展開。リーグチャンピョンシップは延長線の末に両チーム優勝という訳の分からない展開に。ニューイヤーカップは準決勝の山形戦で敗退でリッチョ優勝。だんだんリッチョの時代になってくるんだよなあ……

 補正というのは10年目から顕著に出てきます。相手チーム能力が上がっていくのですが10年目ぐらいだったらこっちの選手能力も上がってくるのでさほど気になることではありません。しかしリッチョにいるチームだけは別でいきなり選手の素質限界にまで引き上げてしまいます。Jリーグのチームは3割程度のアップと言われていますが、ライバルチームの場合は3割では済まないほどです、無名選手がいきなりFGPクラスの活躍をしだすわけですので、補正力だけて言えば狂っているといえるわけです。そろそろ本格的の補強の準備をしないといけないような気がします。

 (*)他の二人はそれぞれ固有選手付きスカウトとして健在。富士はスカウト4番目の高級取りになり、京一・佐和・早坂・屋村・杉下・辻元などのスカウトに。板野は鬼茂・京一・与田・小野伸二・森崎・石黒などの固有スカウトになっている。
 (*)初期メンバーの統率力を他の選手に当てはめるとわかる。向井=森崎=本村、茂山=荏神=松本=岬・大嶋=モルセン=三神=鬼茂。ちなみにこれよりも上の統率力を持つ架空選手として久能茂(統率力だけだったら世界最高)というのがいるのだが、戦力としては役に立たないレベル。
 (*)2012年のガンバJ2降格。携帯のワンセグで見て思わず嘘と言いたかったけど、前田の呪いダブル(前田のシーズン最初のゴールを挙げられたチームはその年で降格してしまう&降格がかかった試合で前田にゴールを決められてしまうと監督が解任される)で炸裂とかを考えると笑えない。さらに有名ブログにも似たようなことが書いてあったという話で騒然となってるし。
 (*)高杉・モルセンはともかく萩原系の海堂の連係が全く繋がっていなかった。
 (*)ロナウドがモデル。日本的に言えば「大五郎」ヘアでなじみがあるかも。フェノーメノ(超常現象)と呼ばれた程の怪物FWで、並外れた身体能力から生み出されるゴールの数に次代をつくるストライーカーという印象を抱かせた。しかし怪我によってその驚異的なスピードが抑えられると低迷をしたのだが、持ち前の決定力は錆びつかなかった。それ故に日韓ワールドカップでは得点王の地位に輝いたのだが、驚異的なスピードが戻ることがなかった。と、いうよりもその動きに膝が早い段階から耐え切れ得るものではなかった。
 バルサとレアル、インテルとミランというライバルクラブ同士を渡り歩いた。バルサの当時の監督であったロブソンにして「戦術ロナウド」と言わしめるほどの強力な推進力を持った存在だったが、インテル時代に膝が悲鳴を上げてしまい、20ヶ月のリハビリを余儀なくされる。スピードはこの段階でなくなってしまったものの、決定力は残った。それゆえにレアルに移籍した時には得点王に輝いたこともあったのだが、逆にラウルがフォローに動きまわることになりそのことで批判が集まるようになる。運動量が極端に減ったこともあり、ミランへ移籍しときもそのことを言われていたのだが、低迷するチームをチャンピョンズリーグに押し上げるなどそれなりの結果を残した。ブラジルへ帰国した後も選手として頑張っていたが、甲状腺に問題が見つかり引退に追い込まれる。
 日本的に言えばワールドカップの直接対決が思い出深いと思われる。あの闘いで2得点を献上してしまい、ワールドカップ最多得点記録に並ぶことになったことか。
 (*)このときのサントスのメンバーにエレ、チャールズ、カレーラ、ドゥッカ、リッカートが所属。

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