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(13年目・育成理論その2)
 前におおまかな育成法を書きましたが、もうちょっと細かく書いてみたいと思います。例としてGK・DF・MF・FWでそれぞれ優秀な新人が入ってきたとしましょう。全員同じ形の成長方で16歳入団を仮定する場合基本的な育成計画というのは以下のとおりになります。

 16歳から18歳→基礎訓練
 19歳から20歳(正確には18歳後半から20歳ぐらいまで)→留学
 21歳から22歳ぐらいまで→レギュラーとして試合に出しながら、各種練習で穴埋め
 23歳以後→主力として活躍させる

 というある程度の筋道ができます。となると基礎訓練の段階から大事育てることになるのですが、どこから手をつけていいのかということになってくると思います。まあ普通に考えるとすればフィジカルを最初鍛えていってそれからスキルを身につけさせて、最後に役割を覚え冴えるという筋道でいいと思いますが育成法を間違えると、留学に持ってくる前に育ち切れなくなる可能性があります。例えばGKにはスタミナ強化なんかいりませんし、フリーキックがそれほど良くはないボランチやトップ下にフリーキックをたくさん練習させても余り意味がありません。ので、ある程度は自分なりのマニュアルを作ってやる必要があります。

 いまやっているチームのスタイル的に見るなら、大雑把に見て以下の動きが出来る選手が求められます。
 ゴールキーパー
 センターバック
 ボランチ
 サイドハーフ(もしくはドリブラー)
 トップ下
 ストライカー
 ポストマン

 4バック・5バックにはしていないので、サイドバックはいりませんがその他のポジションは必要です。3以降(*)はOMFが2つに別れるのである程度は育成の感じがつかめるのですが、今のチームはポジション的に見てもかなり特殊(サイドバック2人がサイドハーフをしている状況)という状況ですので、本来のポジションの選手がほしいところです。

 話を元に戻しまして育成方法ですが、自分は以下のとおりにしています。(全員共通で連係練習月1)
 GK→スピードアップ×2・飛び出し×2・セービング×2・ゴールキーパー
 センターバック→各種フィジカルアップ×各1・パスカット・タックル・マンマーク・リベロないしスイーパーないしヘディング
 ボランチ→各種フィジカルアップ×各1・パスカット・タックル・マンマークないしパス・ボランチないしゲームメイカー
 サイドハーフ→各種フィジカルアップ×各1・パス・ドリブル・ウイング・選手のタイプによって長所のばしで追加(ドリブラーかウイング)
 トップ下→各種フィジカルアップ×各1・パス・シュート・ドリブル・ゲームメイカー
 ストライカー→スピード・スタミナ・シュート×2・ヘディング・ドリブル・ストライカーかポストプレーヤー
 ポストマン→各種フィジカルアップ×各1・ヘディング×2・シュート・パスもしくはシュート・ポストプレーヤー

 このゲームは個人技術を磨くと付随するように他のフィジカル面も少しは伸びますのでそのあたりを少し考慮するとフィジカルアップを少し減らしてもいいかもしれません。シュート力練習はキック力を上げますのでパワーを補うという意味ではフィジカルを省略できますし、ヘディングと競り合いも競り合いを強くするのするので代用はききます。パスカットもヘディングを上げる効果もあります。ただスピードと総力は上げる要素が少ないので、どうしてもフィジカルの中では重視する方向に行かざるえおえません。それと頭の部分を補うための各種プレスタ用練習も入れておきます。これを長期間続けるとかなりのところまで伸びるはずです。伸びなかったモルセンが留学直前にバーの6割から7割というところまで伸びてきています。かなりのところまでにいって、そこで初めて留学に出すことになります。育てるまでに余裕があればレギュラーとして出してもいいでしょう。試合に出る分育成による成長が上がってきますので。留学が成功しやすくなります。帰国後は足りないと思う部分を強化しつつ、個性化練習をメインに。ある程度連係のバランスがとれているのなら全体練習メインに持って行ってもいいかもしれません。

 留学については別の機会に語ります。なんで特定の留学地に固まるのかということを語らなければいけないと自分は思っていますので。
 リッチョの凶暴化鹿島にロナルドの入団などを考えると色々と対策を考えなくてはいけません。ので、スタメンを少しいじります。まずはそれまでセンターバックの底として頑張っていた森崎に変えて留学帰りの岬を入れて、さらに守備陣系をスイーパーからリベロに変えます。ボランチは星野を留学に出してしまったので屋野の正式復帰と成長期に入った新谷に頑張ってもらいます。さらに、去年意外と良かった高杉左・海堂右というポジションを固定化(乱数調整の時は動かす)して、2トップは阿見と野毛で頑張ってもらいます。スタメンは以下のとおりです。
 GK 三神
 DF モルセン・岬・森崎
 MF 屋野・新谷・高杉・本村・海堂
 FW 阿見・野毛

 補強ポイントは優先順に行くとこんなかんじです。
 T、阿見に変わるポストマン
 U、ウイングをこなせるストライカー(右サイド)
 V、Uと同じく同じく左サイド
 W、三神の後継
 X、本村クラス以上のトップ下


 Wは重要じゃないと考えるかもしれませんが、実はここ2,3年有力ゴールキーパーを他のチームに取られていて、残るのは屋村と龍将の2人ぐらいの状態になっています。もう少しすれば佐和は出てくれるでしょうが、喜山はリッチョ所属。そういう意味で言うと早めに準備をしておく必要があると思いラインナップに載せています。阿見は現段階でもしっかり働いてくれるのですが、一年しか留学していないこととあまり準備ができていない段階からの選手なので、育ちきっていない印象があります。なので出来ればポストマンがほしいのでいちばんの優先順位です。
 野毛はまだ十分に活躍ができますが、彼も契約のミスから1年しか留学していないという状況。なので早い段階で手を打ちたいと思います。海堂に不安が残っているので出来ればストライカーとウイングを兼用できる人材がほしいところです。(と考えていたら超大物がかかってきたよ……)左サイドは本来なら本職の海堂に高杉と須並がいるので今のところの優先順位は下になります。本村にもかなりの不安を覚えるようになってきたのですが、高杉がいますのでやはりちょうど強力な存在じゃない限りはあまり優先順位の中でも現段階では早々低くはないと思います。スリーバックは一気に世代交代の波が襲ってくる可能性が残っているのが辛いところですが、現状では大きく変える必要はなし。むしろ問題なのは森崎をいったんどこで切ればいいのかというタイミングです。富士さんの年齢が51になりましたのでおそらく契約年数はあと9年です。いったん森崎を引退をさせればいいのかもしれませんが現状まだ引っ張れるだけにどうなるのかという状況です。その他のポジションはまだ大丈夫という感じです。

 とはいえ開幕からリッチョの影がつきまとっている状態。開幕戦を快勝しても4位。3戦目にようやく2位に上がるものの、その2位の期間が長過ぎる。4戦目は乱数をいじる作業に出て、結果的に延長勝ちの時に出てきたルンゲ K 19歳を獲得。ストライカー向きなのだが、右サイドも簡単にこなせるのでこれでU及びVの部分は快勝ということになる。メインストライカー。サブウイングもしくはトップ下とういことを考えると、ポストマン向きでないのがちょっと残念だが。4月も同じ事をして狙ったのだが、一気にランクが下がったのか、欲しいという人材が現れず。

 ちなみに3月で出てきた人材は以下のとおりルンゲKとマクマナス以外は獲得は年令的にちょっと厳しい感じが。

 カレーラ(*1)・ローマン・ジャルミーニャ・牧野・内海・ルンゲK(*2)・マクマナス(*3)・ソング・モーア(*4)

 対比するように4月の段階での人材は以下のとおり。落差が激しすぎる。

 岩下・久能・ラゴス(2回)・松並
 5月は大事な時期なのでスルー。ずっと2位を走っていたのだが、鹿島戦でまさかの5―0の圧勝を起こしてしまい、そこで首位に経つと次の横浜戦でリッチョが負けてこっちが勝ったことで以外に早く優勝。しかしリッチョに意地を見せられて最終節は引き分けで全勝優勝はお預けとなった。そしてこのあとに(*5)とエジムーニョ(*6)が登場。年利的にも獲得がギリギリ可能なんだけど、スルー。攻撃的サイドバックをイメージさせたいのなら玄は取りなんだろうけど、スルーの方向で。年俸不満でぶーたれいている須波に変わっての獲得を考えたんだけど、20という年齢がネックになったのが……

 なのでセカンドステージを初めて9月でちょっといじりながら様子を見て見ることにしたんだけど、正直言って微妙。中 20(*7)は年令的にギリギリアウト。ディナス R18 はルンゲ Kとかぶるのが難点。優勝争いに関してはこの段階で2廃しているので余程のことがない限り無理。(*8)結果的ににスルーをしてしまっているものの、このあとの普通にプレーしていた10月でなんと山土巣 大鳥 17歳(*9)を発見。久しぶりの国内架空GPで念願の萩原型ストライカーで、もちろん獲得。これでシステムを3−4−3に変えることに確定。ゼロシステム(*10)を採用しているわけではないので、システムを覚えさせるのには時間がかかるけど、攻撃力はこれで上がるはず。

 ただセカンドステージは開幕戦負けという状況からケチがつきまくり。順位が2位から上がらず、その後中盤のヴェルディ戦で敗北をして優勝戦線から脱落。さらに磐田ダービーにマトゥが爆発して負けてしまい、完全ジエンド。このあとに3トップにチェンジして阿見・高杉・野毛の3トップに。そこからは難敵鹿島・横浜F・そしてリッチョと下したのだが順位が上がることがなく3位で終了。優勝したのはリッチョではなく磐田。磐田ダービーの優勝決定戦は初戦のホームの3−0がきいて勝利。しかし年間順位1位(2年連続2位)にはなれなくなったので、やはりリッチョ対策を考えたほうがいいのかもしれない。リーグカップは準決勝でリッチョの前に連敗で終了。ニューイヤーカップは13年目にして初制覇。3トップになった関係で攻撃力が少しアップしたのが大きいけれど、初戦の札幌戦でVゴール決着だったのは内緒。アジアウィナーズカップは1回戦一点差、2回戦PK戦なのに、決勝戦5−0って何って言ったくなるほどの優勝だった。資金はようやく20分の1である100億円を突破。まだまだ先は長い。それに来年以降は別な意味で人材探しを加速させないと……
 13年目終了時点
 資金 121億8557億円(前年度から66億9549の増収)
 GP 7人 (阿見・海堂・星野・新谷・モルセン・森崎山土巣
 FP 5人 (野毛ルンゲK萩原・岬・三神
 2・11月カップ戦優勝回数 5回
 達成条件
 年間最小失点

 まだ資金の方は最終的な施設が確定していないので、もうちょっと減りそうです。一応クラブハウスの方は固まっているのですが、まだスタジアムのほうが固まっていないのでどうするのか考え中というところ。売上を減らすして観客数を増やすか、現状のままキープをするのかの二者択一状態です。

 (*1)カレカがモデル。マラドーナ時代のナポリでナポリの黄金時代を作り上げる。マラドーナがイタリアワールドカップの反動でナポリを抜けたあとでもナポリにとどまって活躍をしていた。その後JFL時代の柏に入団をしてJ1引き上げの原動力となる。現役引退後も日本に関わりレキオスFCを沖縄(今は東京にもあるフットサルチーム。日本代表を多く排出している)で立ち上げる。彼の世代の後にロマーリオ・ロナウドが出てきたしまったこと、86年のワールドカップでフランスの執念の前に敗れ去ったこと、彼自身はタイトルにあまり縁がなかったことから影の薄さが目立つが、ナポリ時代のマラドーナとの2トップは当時世界最高の2トップと呼ばれた。
 (*2)カール=ハインツ=ルンメニゲがモデル。弟・ミヒャエルはJリーグ開幕当時の浦和に所属していた。元々は快速ウインガーだったのだが、バイエルンの監督から特訓と称していろんなことを叩きこまれた結果ヨーロッパを代表するストライカーに成長。どんなシュートでもこなし、泥臭いゴールもあげられることから「ミスターヨーロッパ」という二つ名で呼ばれた。その決定力は凄まじくワールドカップでは怪我をおして出場し3大会で10点をあげる。絶体絶命のところから逆転の呼び水となるゴールをあげるという、驚異的な決定力を発揮している。バイエルンの他のインテルとセルヴェット(スイス)のチームに所属。現役引退後はベッケンバウアーの跡を継ぐ形でバイエルンの会長に就任している。
 (*3)マクマナマンがモデル。リバプールの一員として数多くのタイトルに貢献。そのドリブルはイングランドの伝説であるマシューズからも賞賛されるほど。代表でも活躍をするのだが、運が悪かったのは同じポジションにベッカムがいた事。これによりフランスワールドカップの出場は20分にとどまった。99年にはレアル・マドリードに移籍、出番は少なかったもののスーパーサブとして活躍。しかし底にもベッカムが移籍したことから奇妙な噂もたてられることに。もっとも起用法に関してはプレースタイルの違いから色々と論議が起こった感じだが。その後マンチェスター・シティに移籍をして引退。後にサッカー映画「Goal!2」に出演。
 (*4)ボビー・ムーアがモデル。類!稀なほど強烈なキャプテンシーで、チームを代表を引っ張り続けたことから「ザ・キャプテン」と呼ばれる。ウェストハムに長い間在籍をして本格的にレギュラーとになった時に代表に呼ばれるようになる。66年に行われたイングランドのワールドカップではキャプテンとして活躍をして優勝に導き最優秀選手に輝く。しかし70年のワールドカップでは窃盗容疑をかけられ逮捕されて不調に陥る。(事件自体はでっち上げの可能性が高い)現役の最晩年にはアメリカに移籍をして引退。その後映画「勝利への脱出」に、連合軍の一員としてペレ、アルディレスとともに出演。しかしまだこれからだという時に大腸がんで亡くなってしまった。
 (*6)GP、長嶋玄次のこと。典型的なサイドバックで能力とフィジカルは普通若干上程度(ぶっちゃければ須波のちょっと上ぐらい)。ウイング適性が高いのだが、かなりアンバランスな能力を持っている。ドリブラーにしては攻撃意欲が少ないし、ウイング的なことにしようとすれば能力は守備的だし。唯一能力が買えるのは連携型が萩原系なこと。同じ萩原型である海堂と比べると見劣りを感じてしまう。
 (*6)後に東京Vと浦和に在籍をするエジムンドがモデル。04だと実名で出てきますので経歴は省略させて頂きます。
 (*7)FP。同姓同名のシンガーソングライターが出てきてしまい、存在自体危うくなっているのだがとりあえず5以外(鬼茂以外のFGP級がみんないなくなる)の最新作である7まではちゃんと出ている模様。天才肌の選手だが、スタミナと競り合いに不安を抱える典型的な動かない司令塔的なイメージがあるのだが、どちらかと言えば強化した小笠原とか森島とかのイメージ。シュート力が高いのでアタッカーとしても活躍ができる。最大の魅力は世界トップクラスのフリーキック。それに伴いパス精度も世界トップクラスなので基本的には司令塔の位置に置くのだが、状況次第ではトップの位置においてもいいかも。
 (*8)というよりもリッチョが鬼。ほとんど全勝ペースで襲いかかってくるため、取りこぼしが許されない
 (*9)2002から登場のブラジル出身のストライカー。ポストマン向きの能力を持っているのだが、出身地が出身地なだけに、攻撃的能力値が比較的高く、ウイングとかサイドハーフとかトップ下もこなせる。何よりも最大の魅力は、GP級以上では初の萩原型ということ。連係命という人からすればぜひとも欲しい選手ではある。このチーム的に言えばまた左サイドなのか……ということなんだけど。
 (*10)強さを決める基準の中でシステムはそれほど重要視されていないようで、最後のフレーバーとしてシステムを育てるという意味でそれまでの間は全くシステム面を育てないという理論。グラフでしっかりとしたのを作りたいとすれば、この理論は敵に近い理論となる。ただ完璧なグラフマックスを求めるのであればかなりの苦労も必要になる。システムチェンジもよくやる自分にとっては、このリプレイ記上でも綺麗なグラフは求めないけど。

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