System
(31年目・チームの作り方)
 チームを作るときにはいくつかのことを頭に入れなくてはいけません。今回のように戦術を変えたりシステムを変えたりしていますが、基本線のシステムをしっかりしておくことが必要です。実際監督が人事権を握っているようなチームならまだしも、この手のマネージメントは基本的にクラブのほうがやることが多いです。監督に合わせてシステムを変えるチームなどは監督が変わるたびに選手の入れ替えが比較的激しくなりますし、流行のシステムや戦術を取り入れているところも多々(*1)あります。なので、基本線はあらかじめ決めておいたほうがいいと思います。

 ただひとつ気をつけて欲しいのは3バックを採用した時には、三人のDFはセンターバック扱いになるということです。サイドバック適性を持っていても、上がることはありません。上がるのはセンターバック適正です。実際うちのチームの御厨はセンターバック適性がAなので、普段使いでもセンターバックとしての活躍が期待出来ます。同じFPでも岩城と京一もセンターバックとしての起用が可能です。GPのサイドバックだと奥村・海堂・長嶋の3人は無難にセンターバックをこなすことができます。ボランチだと星野がボランチよりも向いている印象です。都倉もハイレベルでこなすことができるのでこの辺りは頭に入れておいてもいいと思います。このリプレイ記でもセンターバック不足が目立ち始めているので、今の段階では彼等の存在も考えています。

 なおセンターバックの能力でも国内屈指の能力を持っているGP玖珂次郎ですが、基本的にはボランチで使ったほうがいいと思います。玖珂の能力は国内FGPのボランチ全員の能力を超えるほどの実力を持っているので、ボランチが不足している状況ならばボランチでの起用を進めます。成長型は持続Bですので、15年は最低でも活躍してくれます。ただし欠点がひとつあって覚醒という名の、脳力上限下がりがあるので、本来の素質に届かない可能性がかなり高いということは頭のなかに入れておく必要があります。

 戦術では戦術にあったメンバーが必要になりますが、基本的にはあまり気にしなくてもいいと思います。むしろ気にして有力選手が集まらないほうが悲惨です。連携重視でない限りは基本的には若いGPレベル以上の選手は無条件でとってもいいと思います。基本的には平均点以上の能力設定がされているはずですし、ゼロ理論と言って基本的にはシステムとタクティクスを育てないというやり方もあります(試合育成任せ)ので、この辺りはさじ加減次第ということになります。自分の場合はキッチリと組んではいますが、連携二回という形をとっているのでそれでも異端的なのかもしれませんが。

 一応選手の引退時期は成長が止まった瞬間から数年後と予想して、それを元にしてスタメンとかを組んでいます。ただ20代後半からいつ引退してもいいような仕様にはなっているので、今の状況のピクシーは成長しきっているが、留学帰り直後のワルサーと初期育成中の野田(もしくは柳沢)とメンバーを組まなくてはならないという状況はどうしても出てきます。なおかつFWは怪我をしやすいポジションでもある(それ故にキャプテンには向かないとも)ので、FWのできるMFというのも確保しておくべきです。幸いにもこの時には雅哉と高杉がこの役目を果たしてくれました。

 なのでチームを作るときには
 1,基本のフォーメーション・戦術を決める
 2,FGPクラスになればある程度は戦術のぶれを少なくしてくれる
 3,復数ポジションを出来る選手の把握をしておく
 4,チームの格となるべき選手を決めておく(出来れば普通C、晩成型・持続Bの成長型の選手)
 5、キャプテンは基本的に統率力A以上の選手。出来ればSSのセンターバック(マルティニ含めて)6人しかいない(*2)が)かチラバート(*3)
 6,優先的な留学地(特にラゴス・ヤウンデ・ブレーメン)の確保)(*4)
 ぐらいは考えたほうがいいと思います。

 基本戦術についてですが、一応ジャンケンの関係を覚えたほうがいいと思います。
 サイドアタックはカウンターに強く
 中央突破はサイドアタックに強く
 カウンターは中央突破に強い
 ポストプレーはその3つからすれば中立的な立場
 ノーマルはこれらの戦術を全て合わせたもの

 という感じです。ノーマルの戦術は良く言えば相手の戦術において、柔軟に対応できる戦術ですが、戦術すべてをまんべんなく覚えさせる必要があるので、万能ではあるものの基本的には時間がかかる戦術です。自分は高速カウンター(*5)が好きですので、基本的にカウンター戦術中心にチームを組み立てています。今回のリプで行きでは途中でポストプレーに切り替えていましたが、ポストマンである阿見が早い段階で出てしまったことと、カウンターに強い選手が多くなかったことからポストプレーに切り替えています。今はポストマンがいなくなってしまったので、カウンターに切り替えていますが。

 おそらくスタジアムレベルが4になっていればある程度は楽に揃うことができると思います。1試合でGP一人の一年分の給料がまかなえますので、ある程度は揃えてしまったほうが楽になります。なので本格的な補強はレベル4になってからという人も多いと思います。もちろんその前に核になる人物がいれば、その人物を取るということも問題がありません。自分色でチームを染め上げていく楽しさが堪能出来れば、このゲームはより深く楽しむことができると思います。

 (次回は経営について)
 (ここから本編)
 与田とデムールFの加入により暫くの間選手の補強については考えなくてもよさそうな状況になった。現状中盤が怪しいけれど、2年後には高杉・松並が戻ってくるので問題がないかと。むしろ松並の位置に柳沢が入るかもしれないという状況にもなっている。

 人が集まりすぎたので、一応留学のスケジュールをも立ててみる。(2013年9月修正)
31 32 33 34 35 36 留学場所
柳沢 ラゴス
高杉 ラゴス
松並 ラゴス
辻本 × ヤウンデ
鬼茂 ラゴス
デムール ブレーメン
新谷 ポルトかリスボン

 予定はこうなっているけれど、獲得したそうそうの与田は売却するかもしれない。このメンバーの中で言えば新谷はあまり強くないのと、現状デムールが入った以上はポジションが……という形になっているが原因。補強方針そのものが現状星野・萩原の引退後の状況を見比べるという形になりそうなので、こんなかんじになる。デムールが本格的になる前に、このリプレイ記は終了になりそうですが……(*)

 スタメンはこんな感じ。今年は鬼茂の育成という側面も含めて、ワルサーに変わって鬼茂がスタメン(*6)。留学は来年になるから柳沢が帰ってきたら状況を見比べる形での育成になりそう。そうなるとワルサーの場所が消えるんだよなあ……

     鬼茂      ピクシー
         野田
    雅哉         立浪
     玖珂      与田
     森崎      御厨(辻本)
        マリウス
         屋村

 開幕戦は森崎のVゴールでかろうじて勝利。2戦目は鬼茂のリーグ戦初ゴール。FWはまんべんなく得点を重ねていくけれど、それ以上の得点を取らないという形が多い。このまま順調に行くかと思われたのだが、得点力が思った以上に上がって行かない上に鬼茂が全治3ヶ月の重傷の怪我を負ってしまう。ワルサーがいるのでなんとかなるのだが、これで薄い選手層が更に薄くなる展開に。それでも試合にはなんとか勝ち続ける。むしろ連携面を考えると去年と同じシステム故に変化を感じられないまますすめるのが逆に効果を生み出している形。終わってみればファーストステージは最終節まで持ち込まれたものの、そこでの逆転勝利で優勝を勝ち取った。セカンドステージは波乱含み。野田・鬼茂の旧作(*8)コンビが得点を量産。本来パサーのピクシーが役割としてはちゃんと活躍をしていたのだが。ガンバ戦で重傷追って長期離脱(2ヶ月離脱)。ワルサーがいなかったらどうなっていたかどうかという状態だったのだが、さらに分が悪いことにこんな時に雅哉が一発レッドカードを食らって退場。ひっちゃかめっちゃかの状態になってしまった。この時は屋村がいたのでなんとかなった。だが年齢的に楢崎に引退の足音が近い今、このオプションも使えなくなるわけで、本格的にGKを探したほうがいいのかもしれない。ステージ自体は2位で推移しつつ、13節で首位に踊り出るとそのまま逃げ切り。特に柏・横浜F・磐田の強いところ3チーム相手に8得点上げたのがかなり大きかった。(まだ得点力不足の傾向は続く)

 リーグカップは楽勝……とはいかず準決勝は1−0、2回戦も1−0という超ロースコアでの勝利。決勝戦は旧作コンビの活躍でなんとかなったものの、世界クラブトーナメントではいきなりミラノとぶつかるという洒落にならない事態に。しかもこのミラノ、バステン・シャフチェンコ・ロゼイの3トップというとんでもない布陣。もちろん大量リセットは覚悟しなくてはいけないところ。リセットを何回繰り返しても先生すらしないのと、時間が無くなってしまったので今回はしょうがなく一回戦で敗退。しかしこのチームを破って優勝したチームがあるんだから、もうねぇ……という感じに。ニューイヤーズカップは準決勝で敗退。三回戦までは全部アウエイでの戦いだったんだけど、ホームに言ってこの負けだとさすがに首をひねるという感じに。

 人事的に言えば今の状態では余程のことがない限り増員はしない放心状態なのだが、こんな時に限って岩城17歳が出てきたり、年齢的に無理だがグラーフが出てきたりとしているのがどうも……それでも年齢的にはいくつかの問題があるポジションがあるのでその辺りの整理もこれからは重要になってきそうだ。資金目標までは300億。遅くとも4年ぐらいで達成できそうなので、それまでに戦力が充実できればいいのだが。ただ戦力として鬼茂が留学前にレギュラーになれたのはかなり大きかったりする。問題なのは鬼茂が留学したあたりになりそうだけど。

 (*1)例えば日本代表だとフランスワールドカップの時は3−5−2、日韓ワールドカップは3−5−2のフラット3。ジーコ時代はブラジルの伝統の4−4−2、南アフリカでは大会直前に戦術を変えての4−5−1のセロトップ。で、ザッケローニ時代は4−5−1と4−3−3の併用。
 (*2) フェゲーロ・バンチ・マルティニ・モーア・シエロ・バウアーの6人。マルティニは登録上はサイドバックだが、センターバックの能力も世界最高級なのでこっちに掲載。ちなみに現キャプテンのマリウスは一段回下がってS。
 (*3)チラバートはGKで唯一の統率力SS評価。日本人選手にはSSは一人「久能茂」いるが、統率力はあるがそれ以外の能力は戦力としては役に立たない。日本人選手とすれば鬼茂・三神・玖珂・萩原・初期メン大嶋が2番手グループ。ただし育成の関係上、萩原だけが実質的の二番目か。(ラゴス・ヤウンデには統率力上限を大幅に下げる効果があり、萩原は基本的にそのヤウンデとは相性が悪いのでブレーメンに留学に活かせるのが妥当で、そのブレーメンは平均型なのだが統率力を上げてくれる。さらに玖珂には能力覚醒というの名の天井押し下げがあり、三神も留学地次第では統率力が伸びづらい。大嶋も萩原が戦力として出てくる頃には戦力的にはお払い箱になっている。結果萩原が実質的な二番目になる。)
 (*4)とにかく急ぎたいだけだったらこの3つ。ラゴス、ヤウンデは攻撃・守備の能力を伸ばしてくれるしフィジカル能力を上げてくれる。ブレーメンは統率力を伸ばしてくれる。ドリブラーだったら最初からポルトアレグレがある。アスンシオン・ポルト・リスボンは次点。ベオグラードはあれば良い程度。だけど、この7つを揃えることを目標にしておいたほうがいい。横浜クラスでのスタートだと最初からボリビアの2チームが入っている。
 (*5)敵からボールを奪ったらすぐに敵陣に向けてロングボールなどで放り込み、一瞬のうちの相手ゴール前に持って行ってしまう戦法。最近ではレアルマドリードを始め、多くのクラブで使われている戦法。ただし最近のポゼッションサッカーの潮流の中でこれらの戦術はモダンではないという批判受けている。しかし威力そのものは絶大で、その結果が2012−2013年のチャンピオンズリーグ準決勝でバイエルンがバルセロナを完膚なきまでに叩きのめした試合にあらわれている。04では、一部の監督が持つ特殊練習の中に入っているけれど、使えたためしなし。
 (*6)実はこの段階でのグラフの大きさは2人を入れ替えても変わらなかったりする。この段階攻撃力評価が4を切ってはいるんだけど、鬼茂はまだ留学していないということは圧倒的に能力は鬼茂>ワルサーということ。ただ鬼茂の能力は全FWの中でもナンバーワンに入るようなので、こればっかしは仕方ないというところだけど。
 (*7)この段階で資金が1650億円を超えている。(更に行ってしまえば10月終了の段階で1700億近くにまで上がっている)ので、早かったら2000億超えるのは後3年、長くても4年。一応2000億を超えたシーズン終了まではやる予定。
 (*8)セガサターン版の2において野田が初登場していることから。鬼茂は初代から登場。他にセガサターン時代から登場しているのは新谷・杉下・屋野・牧野(初代から)。たしか森崎も入っていたような気が。ブックオフで攻略本を立ち読みした分で覚えているのはこれだけ。

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