Under22
(21年目・苦闘記)
 いよいよグレートクラブカップのためにアンダー22の監督を引き受けます。状況が状況なだけに懸念材料はたくさんありますが、とりあえずは基本線はブリッツと同じ3−4−3。戦術はポストプレーではなくカウンター。代表選手は16人しか選べないのでメンバー選考は慎重にしながらも、メイン戦力は自分のチームからということを念頭に入れておきます。とはいえ用意できる戦力には限りがありますのでその辺りは他のチームがどれだけの戦力を保有しているのかという点にかかってきますが……

 なのでメンバー選抜は選手名鑑とのにらめっこです。基本的には能力のバーで決めますが、中にはJリーガーでもGPクラスの能力を持っている選手がいますので、いれば彼らの活用も考える必要があります。最も成長曲線が普通の時よりも大きく上がりますので、基本的には自分のチームのメンバーを数人入れることにはなるのですが。
 第1回アンダー22代表

 GK
 内田 一哉 ジュビロ
 屋村 謙太郎 ブリッツ

 DF
 伊武 左右吉 パープルサンガ
 須郷 卓也 リッチョ
 池田 守
(*) セレッソ
 DMF
 名波 浩 ジュビロ
 伊東 輝悦 エスパレス
 宮本 徳次郎 Fマリノス

 OMF
 サムソン 吉田 モンデディオ
 ラゴス 武威 ブリッツ
 甲斐 雅哉 ブリッツ
 金子 伸俊 アントラーズ

 
FW
 森山 泰行 グランパス
 嶋村 和典 エスパレス
 林谷 章一 ヴィッセル
 水城 知宏 サンフレッチェ


 注意:所属チームはこのリプレイ記内だけの状況
 (*)DFの池田守は実際の選手ではなく架空選手のサイドバック。2002においては浦和のセンターバックに同姓同名の選手が存在している。

 最初の代表戦であるU22アジアトーナメントのメンバーですが、これに来年は玖珂がはいり、さらには本番ではオーバーエイジとして3人選手が入ってきます。DFが大きな穴ですが、攻撃力重視で組んでいるのと、懸念されていたボランチには名波と伊東テルがいることによって玖珂がセンターバックに回せるというおまけが付く形でのオプションができたので、あとはこれをベースに選手を入れ替えるということになるでしょう。自分のチーム以外ではFGPはいませんがそれに近いレベルの選手が集まったと思います。

 スタメンはこんな感じ。池田の能力が他2人よりも高いので、こういう形になりました。

    水城      林谷
         嶋村
   サムソン      ラゴス
     名波     伊東
     須郷     伊武
         池田
         屋村

 雅哉はこのメンバーだとまだ成長していないので、スタメンは見送り。GKは今の状況だと内田>屋村なんだけど将来性と、伸び方をかんがえると屋村のほうがはるかに上なので経験をつませるという意味で、スタメンのGKは屋村です。あとは順当に埋めていってラゴスを右サイドの起用。3トップは現状だとこんなかんじになります。サンフレッチェで実績のある水城がエースストライカー兼キャプテン(*1)というのは納得がいくんだけど、統率力がないという点ではなんでこの仕様になっているんだかと聞きたくなる。

 で、迎えたアジアトーナメント。最初の相手はマカオ。ここれキャプテン兼エースストライカーの水城が大爆発。勝負がついた後半の入り口から一気にハットトリック。6−0の圧勝で二回戦へ。(嶋村・林谷・サムソンが得点)2回戦のイランはバエイ(*2)がいるにもかかわらず6−0の圧勝。準決勝は韓国。苦戦必死かと思ったのだが、4−1。しかしここで水城が怪我をしてしまう。決勝はキルギスタン。大事を取って水城を守山に変えて望んだのだが、今からかんがえるとこれが失敗。苦戦が免れず攻めても攻めても得点が決められない。最終盤でようやく森山がゴールを決めてくれて、アンダー22として初タイトルを奪取した。

 第2回アンダー22代表 (世界スポーツ大会・予選)
 GK 内田・屋村
 DF 池田・須郷・伊武
 MF 名波・伊東・福西 (ジュビロ)・ラゴス・甲斐雅哉・サムソン・金子
 FW 森山・嶋村・上田 (セレッソ)・水城

 1回めからのチェンジは2人の入れ替えとスタメンの見直し。気がついたらスタメンに自分のチームのメンバーがラゴスしかいないという事態になっていた。システムは3−4−3ベース。戦術はカウンター。これで玖珂は帰ってきたらスタメンはセンターバックの位置で確定。

 大きい大会の予選なので一応結果は細かく
 韓国 ◯5−0
 得点者 水城×2・サムソン・金子・上田

 ネパール ◯3−0
 得点者 上田・水城×2

 香港 ◯3−1
 得点者 名波・サムソン・上田

 トルクメニスタン ◯4−0
 得点者 嶋村・上田×2・水城

 UAE ◯4−0
 得点者 サムソン・嶋村×2・サムソン

 ウズベキスタン ◯8−0
 嶋村×2・金子・水城・上田×4

 クゥエート ◯3−0
 水城×2・上田

 8戦全勝。失点わずかに1というこれまでにないほどの戦いっぷりで予選を首位突破。予選でMVPをあげるとすれば不慣れなポジションでセンターバックの中心をこなしてくれた池田かキャプテン水城か、ほとんどの試合に得点を上げた上田か。

 第3回アンダー22代表(ユースカップ)
 GK 内田・屋村
 DF 池田・須郷・伊武
 MF 名波・伊東・福西・ラゴス・玖珂・サムソン・金子
 FW 森山・嶋村・上田・水城

 1回戦 チェコ  ◯1−0
 得点者 ラゴス

 2回戦 メキシコ(I) ◯4−0
 得点者 上田・嶋村×2・水城

 準決勝 ブラジル(!!!) ◯3−1
 得点者 須郷・上田×2

 決勝 フランス(!!!!) ◯3−2
 得点者 上田×2・嶋村

 ( )内に!があるのは、驚異的なメンバーが入っていたから。メキシコにはカンチェス(*3)、ブラジルは前線にリベイロ・ブリト・エジムンド・ボランチにサンパーニョ(*4)がいるため。フランスはワントップなのでスタメンFWはこそピエール1人だが、デュダルシャン(*5)・イブラヒム(*6)がいるという状態で、こいつらを相手にして戦えと。しかも雅哉が思った以上に成長していないで玖珂と入れ替えての戦いに勝てと思ったのですが、メンバーを落として負けてリセットしたメキシコ戦以外は実はノーリセットで切り抜けた。上田が爆発してくれての勝利に、安堵はしたものの逆に大きな不安を感じる様になってしまった。しかし守備力に関して玖珂が戻ってきてくれた分大きなプラスに。他の3人がかなり不安があるので、やはりチームの中で成長力のある選手が来るとやりやすい。とりあえずのポジションはリベロの位置。これで若干不安の合ったセンターバックの攻撃力と防御力はなんとかなるはず。
 (クラブシーン)
 新人獲得で森崎が現れず。そして去年から2回連続で立浪 16歳が登場して、こっちも根負けで獲得。成長型は持続Bなんだけど、頭脳的な部分が超早熟という今がピークの状況のもの。ポジションもラゴスと重なることをかんがえると現状獲得するのはやばいような気がするんだけど、メタなことを言えばこの時に睡眠不足気味だったのでつい……立浪の戦力化は来年以降。年令的にも近い選手が多く固まっているので、これはしばらく選手の獲得は控えたほうがいいかもしれない。この状況の煽りというわけではないのだがストニコフは契約せずに放出。外国籍枠を一つ開けたものの、立浪の獲得でまた枠が一つ埋まって残り2。この一年で森崎がやって来る可能性が低いので、この補強は若干プラスと考えたほうがいいかもしれない。現状をかんがえるとボランチが玖珂・星野それと高杉とマリウスという状況で、専門がかなり頼りないというのを考慮に入れると、萩原型のボランチ候補というのはもともと貴重な存在でもあるので考慮に入れて大丈夫かと。ただ年令的なことを言えばこれから星野がピーク。玖珂は一回目の成長曲線のまっただ中、高杉は伸びていくということをかんがえると、最終的には高杉→ラゴスの後という形になりそうなんだけど。

 スタメンは大幅にチェンジ。新谷に衰えが見えてきた部分があるので、新谷の位置に高杉を入れたカップ戦に新谷という使い方に変更。3トップは変わらないものの、センターバックも今がピークなものの伸び悩んでいるモルセンから、御厨にチェンジ。これでチームのDFスタメン3人が全員国内FPという、初めての事態に。相手右サイドにはピクシーかラゴスだったんだけど、とりあえず先を考えてラゴスを入れてみる。(2002のラゴスの連携型が萩原系(*7)というのもあるんだけど)

 というわけで変更後のスタメン。

     野毛      山土巣
         ルンゲ
    海堂         ラゴス
     高杉      星野
     萩原      御厨
          岬
         楢崎

 将来は海堂の位置に雅哉か立浪、高杉の位置に玖珂、野毛の位置にルンゲが移動してあいた場所にピクシー。楢崎のところに屋村、岬のところにマリウス。となると残りの不安材料は萩原の位置だけということになるけれど、出なかったら玖珂を持っていくしかないかという感じか。補強ポイントはストライカーかセンターバック。でも、まだ急ぐ段階じゃないし、年齢の関係をかんがえると3年ぐらいは新鮮力の加入は控えたほうがいいのかもしれない。それでこそ三神が定年(*8)で引退した後でも十分だと思うし。立浪の加入はチームに萩原型(現段階でいるのは三神・萩原・モルセン・高杉・海堂・ラゴス・山土巣が少なくなるということもあっての加入という意味合いもあっということを付け加えておく。これで3年ぐらいは新鮮力の加入は考えなくてもいい状況に。

 数年間は乱数調整をしなくてもいい(但し森崎が妙齢であらわれることが前提)ので、さくさく進む。ただ途中でうまくいっていない部分があってシステムをダブルボランチから1ボランチに変えての中盤をダイヤモンド型に変化。ボランチ星野、サイドをラゴスと海堂、トップ下に高杉を配置するというシステムに変更。攻撃と防御を半々ずつに分かれてやるシステムに変化。得点は上がらなかったが守備は何故か安定。ステージ中後半からのシステムで喫した失点はわずかに2という状態で優勝をあっさりと掴んだ。しかしリーグカップはこの段階で広島に完敗。水原1人に引っ掻き回された。

 後半はリーグ戦専念ということもあって危なげなく勝利を積み重ねていく。大爆発という試合もあることは合ったのだが、目立つのは珍しいほどの守備の堅さ。後半戦に喫した失点はわずかに5。しかし前半と違うのは福岡戦で負けていること。しかし他のチームがそれ以上に崩れていて、12節であっさりと優勝が決まってしまった。見ると山形はブラジルトリオの一角であるリバルトがチームを抜けていて、リッチョもメンバー構成が落ちている。そう言う意味で言うとやはりカップ戦での広島(リーグカップ優勝)あたりが驚異的に思えてくるんだけど。とにかく水原・水城+1の3トップが強い。ニューイヤーカップもその広島に白線。延長までもつれ込んでのVゴール勝ち。そのままの状態で青色と行きのまま優勝した。

 そして年末になってようやく最後の最後で森崎敬(2代目)17歳が登場。富士スカウト最後の仕事として獲得。そして年末に引退。21年間お疲れ様。そして後継はすぐに変える予定で動きます。とりあえずは(22年目に冒頭に契約)安芸と契約。純哉の半固カウトだけど、現状その純哉をとるメリットがないから現状では単なるつなぎになるけれど。あと富士スカウト。最期の半年でとんでもないレベルの選手を発掘してくるんだけど。森崎4回連続・邑久村・野村・杉下・ホサンダーテ2回連続・龍将・ヘイエ・メラ・バステン・ピアジオR・そして最期に森崎。森崎は獲得したけれど、キングカズ 16をスルーしているので、なんとも言えない感じがする。

 最後に久しぶりに殿堂入り選手が出た。星野が入って6人目。のこり5人でDF1人・MF2人・FW2人。しかしこの年は町の形態が観光都市でほぼ固まったこともあり、20億の投資が無駄になってしまったこともあって、結果的に増えたのは30億ちょっと。しばらくは金銭的な余裕が少ない状態になるかもしれない。今の段階で780億あるので問題はないと思うのだが……

 (*1)仕様によるもので、勝手に任命されてしまう。
 (*2)アリ・ダエイがモデル。90年代のアジアを代表するストライカー。Jリーグ開幕後の磐田が獲得を検討したことが合ったのだが、今からかんがえるとそれに応じなかったことがプラスに働いたのかも。勉学優先の父の監視の中こっそりとサッカーを始める。最初はディフェンダーだったのだが、センターフォワードに転向後に頭角を現し、イラン代表の中心選手としてアメリカワールドカップの予選などで奮起。日本代表にとっては大きな壁として知られ、ジョホールバルでもいったん追いついた日本に対して突き放す得点をあげたり、親善試合でも直接FKを決めたりしている。クラブシーンでもアジア出身者としては初のバイエルン所属選手(歴代では3人。のこり2人はハシュミアンと宇佐美)という、ある意味アジアの中でもトップクラスのキャリアを持っている選手でもある。
 ただ彼自身は、広島のアジア大会でやってしまった怪我の治療の縁から、大の親日家でもある。引退後は母国の代表監督などもしながらイラン国内の各チームの監督をしているのだが、一時期事故で命を失う寸前だった状況になったこともある。
 (*3)ウーゴ・サンチェスがモデル。メキシコを代表するストライカーと言うよりはレアルマドリードでもレジェンドと呼ばれるぐらいの実績を残したストライカーといったほうがいいかもしれない。リーグの得点王5回、とったタイトルは10。まさに電設といっていいほどの活躍を見せていた。最初はメキシコのプスマスに所属をして優勝に貢献。その後スペインに渡りアトレイチコへ。ここでタイトルを2つとり、アーセナルのオファーを蹴ってレアルマドリードへ。そこでの活躍をした後に母国に戻るが、その後はヨーロッパと地元のクラブを往復するような状態だった。代表監督にもなったことがあるのだが、結果が出ていない。
 (*4)セザール・サンパイオがモデル。サントスでキャリアをスタート。パルメイラス時代にはブラジルのレジェンドクラスとチームメイトになったこともあり、黄金時代の一因としてタイトルを獲得。その後横浜フリューゲルスにジーニョ・エバイールと移籍。加茂イズム全開のゾーンプレスには苦戦をしたものの、その加茂がチームをさりブラジル人監督になってから、山口素弘と一緒にチームの中盤の底を支える大きな存在になる。ワールドカップでも磐田に所属していたドゥンガとチームを組み準優勝に大きく貢献、大会最初のゴールも記録している。
 しかしその後待っていたのは横浜フリューゲルスの消滅だった。一番試合に出場したチームを離れ母国へ帰還。その後は3チーム歩くも定着には至らず再び日本へ。今度は柏に移籍をして、さらに広島に移籍。ここで中心選手として活躍をした後、サンパウロに復帰。2004年シーズン終了で引退をしている。引退後はサッカークラブ経営学を履修して修士を獲得。幾つかのチームのアドバイザーをする傍ら、経営者としても活躍をしている。
 (*5)デシャンがモデル。フランス最強といえる98年から2000年にかけての代表キャプテンで、2013年現在では代表監督を務めている。豊富な運動量と戦術眼でチームの中盤を支え「マラソンマン」という異名で呼ばれている。代表ではプラティニの光景としてレギュラーに定着。そのリーダーシップでチームを引っ張りワールドカップを優勝に導く。続くユーロでもキャプテンとして優勝に大きく貢献するが、その後代表引退。クラブシーンでも数多くのタイトルに恵まれ、マルセイユとユベントス時代には世界一も経験した。引退後はカルチョ・スキャンダルで揺れるユベントスの監督に就任して、不安視される中で一年でチームを表舞台に引き戻すものの、その一年で辞任。マルセイユ監督時代には3度のカップ戦制覇とリーグ制覇を成し遂げるが、チャンピオンズリーグではベスト8止まり。リーグ戦も低迷もあり3年でマルセイユの監督を辞任すると、すぐにフランス代表監督に就任。低迷状態から脱しつしつつある状態のチームの建て直しに奔走しているのだが、ホームの日本戦で敗戦を喫するなど、立て直しそのものには大きく時間がかかる模様。
 (*6)イブラヒム・バがモデル。時代時代のフランスを代表するドリブラーだったのだが、当時はドリブラーが冷遇されていたせいもあり、期待されていながらも出場機会を機会をどんどん失っていった。プロ生活2年目で実質的なブレイクを果たすとジダンの後釜としてボルドーへ。ここで結果を残しミランへ移籍。カペッロは彼を獲得したがっていたこともあって重宝していたのだが、監督が変わるととたんに出番を失う。またフランスワールドカップ直前で代表から外れたということもあり、ここから不遇の人生を歩むことになる。ザッケローニの信頼をとれずにミランでは不遇を囲う。ペルージャでは問題を引き起こして怪我にもなかされる。その後もレンタルと復帰を繰り返してミランを後にしてボルトンへ行くものの、そこでも満足に出場できず。結果的にヨーロッパ各地を回り最期は古巣ミランのフロント入りを前提にミランに所属して引退。今はミランのスカウトとしてアフリカ方面に目を光らせている。
 (*7)ピクシーは東条系。
 (*8)選手の引退年齢はたいてい40前後。早ければ28ぐらいから引退をしてしまう選手がいるので平均的に考えるなら35ぐらいが引退時かも。屋野は34、森崎は35で引退しているし。スカウトと監督は60まで現役。この段階での三神は37歳。

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