いよいよゲームスタートですがその前に柴桑(今の九江市)の状況を見てみましょう。場所的に言えば中国の南の中央部から少し東側に当たる場所で、目の前を長江が流れています。三方向を川に囲まれ、唯一陸地から来れる南方もその進軍には時間がかかるように森がびっしりと張り巡らされています。港は4つ有りますが、都市と関係あるのは直接アクセス出来る東西の港で、あとは離れたところに二つ有ります。武将だけを派遣するのであれば10日で済む範囲ですが、そこから輸送となると100日近くかかってしまう場所のもあります。
施設の配置可能のな場所は12しかありません。しかも6-6にわかれていて、都市から南側にある6ブロックについては敵の攻撃をまともに受ける可能性があります。その前に急行できれば問題はないのですが、万が一のことを想定すると壊して再構築という可能性も捨て切れません。特にまだ初期のうちに黄忠が弩兵でやってくる(戦術さえ発動すればクリティカル確定)となると大損害は免れることはありませんから、何とかする必要があります。
ので、内政は手早く、出来れば戦争の準備を開始1年以内にある程度する必要があります。それには「能吏」「名声」「富豪」の獲得の力が必要になってきます。「名声」(寡兵をかけたときに集まる兵士数が多くなる)は程普が、「富豪」(現金収入が1,5倍になる)は魯粛がいるので問題はないのですが、「能吏」(武器の獲得数がかなり多くなる)は残念ながら孫堅勢力にはいません。(「温恢」「鍾?」「?越」「馬良」「費イ」「管夷吾」「李斯」の6人)このうちこっちの配下になる可能性があるのは管夷吾と李斯という二人のいにしえ武将しかいないので、このあたりは運任せという感じになります。
人材面で言えば初期中のメンバーでは51人という大所帯ですが、明らかにパンチ力が欠けます。強力な一撃もちは孫策・周瑜・それと周泰(水の上限定)ぐらいしかいないので、このあたりはいろんな手段を駆使して確保していきたいところです。在野には馬忠(呉)がいますので、あわよくば攻めこんできた武将を捕まえる→強引にこっちの陣営に引き入れるという手段も必要になってきます。出来れば呂布とかを関係なく足止めできる、「槍神」「闘神」「覇王」(*1)あたりが加入してくれればいいのですが……
柴桑の内政方針は以下のとおりです。
1、市はレベル3を4つ。魯粛もいるし魚市場もいるので問題無し。この段階(造幣建設もあわせて)で向かって東側は埋まる。
2、船が重要だが、しばらくは船なしでも大丈夫。ただしある程度進めたら船を大量生産。それまでは符節台を設置
3、程普がいるので兵舎はレベル1。そのかわり鍛冶はレベル3。厩舎はつくらない。
4、兵器は重要なので、工房は設置
5、残りの一つは農村レベル1で。
6、能力研究は余裕が出てきた時から開始。最初の段階だと行動力が取られてしまう
単純明快に言えば、以下に早く柴桑から脱出するタイミングを見計らうかになります。開発も早く終わりますし、それなりのスピードを出していけるのですが、タイミングを見計らうと他の都市への侵攻も遅くなりますし、何よりも遅くなってしまった場合のリスクが大きすぎます。少なくともゲーム開始1年半ぐらいまでにはどっかに出ていないと、劉備勢力からのちゃちゃを受け続けることになります。なので内政と侵攻準備を手早くする必要が出てきます。
6で行動力の話が出てきましたので、少し行動力について話したいと思います。各勢力に割り当てられる行動力は内政や外征などで減らされていきます。一定数以下になると行動できなくなってしまいます。孫堅勢力は一カ国の場合は56の行動力をターンごとにもらえますので、これをうまく使っていくことになります。ただ単純に56と言っても、内政で施設を建設できるのは、2回しか出来ません。(一回行動すると20消費)なので、そのあたりを考える必要というものが出てきます。
符節台を建設するというのはそのあたりに大きな意味があり、与えられる行動力に+5されます。これだと内政行動が3回できるので、自動的に内政のスピートが早くなります。早めに内政を済ましてしまえばある程度余裕が出てくるのでその段階になって能力研究を開始すれば問題はないと思います。(もっとも自分のほうが忘れやすいのが……)
とりあえず進めていきます。最初の一年は以下のとおりに進めました
1月
1日 符節台 魚市場の建設を開始
11日 市×3を建設開始 ターン後に流言をくらって治安が80→69に低下
21日 巡察で治安を80に回復 市×2を建設開始
2月
1日 市×1、兵舎×1、鍛冶×1を建設開始
11日 市の合併×2 市の建設×2 巡察で治安を90に上げる
21日 軍屯農、人材府の建設を開始
3月
1日 市の合併×2 市の建設×2←レベル3の市が誕生
11日 巡察により治安を100にする 訓練で気力を95に上げる 忠誠度の落ちた3人に金銭を渡す
21日 市の合併×2 市の建設×2
4月
1日 訓練で気力を100に。 知力+5(低)の研究スタート 吾粲を無理矢理獲得 馬忠発見も断られる 孫月発見
11日 孫月を家臣に加える 市の合併×2 造幣の設置 瓊英を一発獲得
21日 工房設置 瓊英に褒美 花栄発見(探索→獲得)も取れず 褒美さらに一回(孫月)
5月
1日 花栄 2回目のアタックで獲得 褒美一人 李隆基・楊氏・蒋幹発見もいずれも断られる
11日 港3つににそれぞれひとりずつを派遣
21日 残った港に人材を派遣 港から物資を輸送
6月
1日 人材府を壊して、鍛冶を設置 (鍛冶のレベルアップのため) 井蘭 弩を2800製造
11日 兵士3921を寡兵 気力91→100 治安 90→100 兵士総数 27921(以後寡兵→巡回→訓練の一連の流れをワンセットと呼びます)
21日 ミスで飛ばしてしまう orz
7月
1日 知力+5(低)の研究終了。イベントでカン沢が何植を拾ってくる。 ワンセット(31308)
11日 政治+5(低)の研究を開始 在野にいた馬忠(呉)の獲得に成功 イベントで陸抗が駱浪を拾ってくる。
21日 ワンセット(35768)
8月
1日 ワンセット(39725)
11日 ワンセット(43862)
21日 弩を製造(18840) 鍛冶を合併&鍛冶を一つ作る
9月
1日 ワンセット(47639)
11日 井蘭二つめの製造を開始 弩を増やす(15813)←この時出撃中
21日 孔融(呂布)・孔?(曹操)が滅亡 イベントで献帝から金500をもらう ワンセット(51588) 鍛冶の合併(レベル3) 開いたところには農村を建設 (これで内政部分は終了)
10月
1日 ワンセット(55515)
11日 政治+5(低)研究終了 ワンセット(59472)
21日 弩の製造 (25128)←数が合わないのは港から来た輸送部隊が柴桑に到着したため
11月
1日 食糧を購入 兵糧 74399→138003 金 8155→1
11日 劉岱(司馬懿)が滅亡 小銭探し(*2)で東胡飛弓を発見
21日 ワンセット(63249)
12月
1日 陶謙(?丘倹)滅亡 イベントで孫尚香が揚雄を拾ってくる。 弩を製造(31500) 黄蓋に知力+5の修行に生かせる(知力70にアップ)
11日 ワンセット (約67500) 槍製造(13257)
21日 ワンセット (71343)
252年 1月
1日 予定通り「孫魯班」「孫チン」「孫皓」を追放
と流れ的にはこうなりました。誤算は最初の段階で流言をくらってしまったこと。いきなり義兄弟もしくは夫婦持ちの武将が3人も加わったこと、それとどの勢力もこっちには攻めこんできてくれなかったことです。勢力が攻めこんでこなかったのはこっちの強化につながるので問題はないのですが、武将3人の方はビクビクしながら状況を見なければいけない状況に。義兄弟と夫婦はそれぞれ状況を無視して引き抜きに合いやすくなりますので、先にこっちから発見する必要があります。ちなみに3人の対になる人物は以下のとおりです。
瓊英(妻)←→張清(夫)
花栄←→宋江(義兄弟)
揚雄←→石秀(義兄弟)
ちなみに孫堅勢力では以下の人物たちが以下のような関係を持っています。
孫堅(夫)←→呉国太(妻)
孫策(夫)←→大喬(妻)
周瑜(夫)←→小喬(妻)
孫策←→周瑜(義兄弟)
陸遜(夫)←→孫氏(妻)
孫桓(夫)←→徐氏(妻)
夫婦関係と義兄弟関係というのはちょっとシステム上複雑な面がありますが、以下のメリットデメリットがあります。
1、同じ部隊にいるときにはその部隊の数値が攻撃・防衛に関しては高い方の数値を取る。
2、別部隊にいるときには援護率が飛躍的に上昇
3、片割れがこっちの勢力にいるときに、相手の勢力に相方がいるとたとえ忠誠度が100になってもこっちの陣営に来てくれる。
4、捕虜になったときには絶対に相手の陣営に加わることはない。
5、在野にその武将がいても、相方の武将が他の陣営にいる場合はこっちに陣営に通常の集団で来ることはない。ただしイベントでの加入はあり。
6、敵対武将でも相方がいれば、こっちの陣営に入ってくれる。ただし初期忠誠度はかなり低い
7、3の逆で気がついていないとあっさり取られる可能性も
となります。簡単に説明しますと
1、劉備勢力に黄月英(孔明の奥さん)という、「工神」(兵器攻撃は何でもクリティカル)持ちの使い勝手のいい武将がいます。政治力も高いので官職を上げたいのですが、自身の武力はかなり低いので戦闘にだしたときの一撃の低さというのはどうしても気になってしまいます。そこで、鮑三娘と義姉妹の契りを交わすことによって攻撃を底上げすることが可能になります。威力が上がればそれだけ都市の攻略がしやすくなるでしょう。
2は以下のとおりです
義兄弟・夫婦>親愛武将>「補佐」もち>血縁武将
これを先ほどの黄月英の夫である諸葛亮で当てはめていきますと、こうなります。
黄月英(妻)>馬良・趙雲・馬謖・劉備>「補佐」>息子たち
妻はともかくとして息子が親愛武将よりもしたというのは納得がいかない人もいるかも知れませんが……
3は有力武将が確実に入るので、お得な制度ですが出てくるまで、確認をなんどもしなくてはいけないことが結構な負担になります。(7を防ぐ意味では重要だが……)
4,5はそのまんまの意味ですが、5のケースだと処断される可能性があるので、解放交渉に向かっていったほうがいいと思います。(副産物のようだが、義兄弟がこっちにいる限りは裏切りはない)
6に関しては以下の例で説明します。
曹操勢力を担当すると仮定します。曹操と馬騰一家というのは嫌悪武将設定になっているので、馬騰(馬騰・馬超・馬休・馬鉄・馬雲緑・馬岱)一家がこっちの陣営になってくれることは決して有りません。しかし、馬騰は義兄弟として「韓遂」が、馬超には妻「楊氏」(SP武将)が存在します。この二人は曹操とは敵対関係ではありませんので、イベントにせよ、勢力を滅ぼした時の状態にせよ、双方フリーの立場であればあっさりと彼らを手に入れることができます。あとはこの片割れを、馬騰もしくは馬超を迎えに行かせればあっさりと早々陣営にたなびいてくれます。もっとも忠誠度は70前後とかなり低いので、100にしたければそれなりの金銭をたてつづけに渡すことになります。
1年間大きなことがなかったので、劉備以外ならどこを攻めても問題がないという状況になってしまいました。しかし本来であれば、一つ大きな試練があります。それはどこかの勢力がこっちの港に向かって攻めてくること。迎撃自体は面倒ですが、怠ってしまうとかなり危険な状態です。次回は本編とは脇道がそれてしまいますが、初期のうちの防衛戦について語っていきたいと思います。
(*1)該当者は董平・尉遅恭・林冲・張飛・白起の5人。相手の武力が高かろうとも、計略を簡単に跳ね返らせる連中でも戦術が発動すれば確実に足止めができる。逆にこれらの戦術を身につけさせることが出来ればたとえ武力1でも足止めは簡単になる。
(*2)人材探しをしていると、金銭を拾うことがある。1っかいあたりの金額がないせいにはほとんど影響のない金額のことから小銭拾いとよばれているが、時たまアイテムが見つかることがあるので馬鹿には出来ない行為だし、小銭とてチリが積もれば山になるので馬鹿には出来ない。
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